JPH037608Y2 - - Google Patents

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JPH037608Y2
JPH037608Y2 JP18096586U JP18096586U JPH037608Y2 JP H037608 Y2 JPH037608 Y2 JP H037608Y2 JP 18096586 U JP18096586 U JP 18096586U JP 18096586 U JP18096586 U JP 18096586U JP H037608 Y2 JPH037608 Y2 JP H037608Y2
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JP
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pin shaft
crank arms
crankshaft
opening
shaft
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JP18096586U
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  • Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、内燃機関における鋳造製クランク軸
の改良に関するものである。
〔従来の技術とその問題点〕
鋳造製のクランク軸は、クランク軸におけるジ
ヤーナル軸を中空軸に形成することに加えて、一
対のクランクアーム間におけるピン軸も、その内
部に空洞部を有する中空軸に形成することによつ
て軽量化が図られる。
このように一対のクランクアーム間におけるピ
ン軸を、その内部に空洞部を有する中空軸に形成
する場合、従来は、例えば特公昭56−53122号公
報等に記載されているように、ピン軸における空
洞部は、同じ内径のまゝ両クランクアームの外側
面に開口した形態に構成している。
しかし、このようにピン軸における空洞部を、
両クランクアームの外側面に対する開口部まで同
じ内径の形態にすることは、両クランクアームに
対して大きい孔が明くことになつて、両クランク
アームにおける幅方向の強度の低下が著増するこ
となるから、ピン軸における空洞部の内径には一
定の限界が存在するのであつた。
そこでこれを回避するには、ピン軸における空
洞部の両クランクアーム外側面に開口部を小径に
することによつて、両クランクアーム外側面への
開口部の断面積を縮小すれば良いと考えられる
が、かくすると、当該空洞部を、クランク軸の鋳
造時に中子型によつて同時に鋳抜きすることがき
わめて困難になるのである。
本考案は、両クランクアームにおける幅方向の
強度の低下が少ない状態のもとで、ピン軸におけ
る空洞部の内径を大きくできるようにすることを
目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
このため本考案は、一対のクランクアーム間に
おけるピン軸を、その内部に空洞部を有する中空
軸に形成して成るクランク軸において、前記ピン
軸における空洞部の両クランクアーム外側面に対
する開口部を、当該開口部内面の左右両側にピン
軸の中心からクランク軸の長手中心線への法線方
向に延びるリブを一体的に造形して前記法線方向
が長軸の長円形孔に形成したものである。
〔考案の作用・効果〕
このようにピン軸に、両クランクアームの外側
面に開口する空洞部を設けて中空軸に形成するに
おいて、前記空洞部の両クランクアーム外側面に
対する開口部を、当該開口部内面の左右両側にピ
ン軸の中心からクランク軸の長手中心への法線方
向に延びるリブを一体的に造形して前記法線方向
が長軸の長円形孔に形成したことにより、両クラ
ンクアームの幅方向の強度の低下を、前記両リブ
にて防止した状態のもとで、前記空洞部の両クラ
ンクアーム外側面に対する開口部の断面積を、大
きくすることができることになる。
従つて本考案によると、ピン軸に空洞部を設け
る場合に際して両クランクアームの強度の低下、
及び当該空洞部を鋳抜きするときの困難性の増大
を招来することなく、ピン軸における空洞部の内
径を大きくできるから、ピン軸に空洞部を設ける
ことによりクランク軸の軽量化を確実に達成でき
る効果を有する。
〔実施例〕
以下本考案の実施例を図面について説明する
に、図において符号1は、各ジヤーナル軸2及び
各ピン軸3をその内部に空洞部4,5を設けて中
空軸に形成した鋳造製のクランク軸を示し、前記
各ピン軸3の両端を、前記ジヤーナル軸2に対し
て一体的に結合する各クランクアーム6の他端部
には、バランスウエイト7が各々一体的に設けら
れている。
前記ピン軸3における空洞部5が両クランクア
ーム6,6の外側面6aに対して開口する開口部
5aには、その内面の左右両側に、ピン軸3の中
心からクランク軸1の長手中心線Aに向かう法線
Bの方向に延びるリブ8,8を一体的に造形する
ことにより、当該開口部5aを、前記法線Bが長
軸の長円形孔に形成する。
なお、前記ジヤーナル軸2における空洞部4が
各クランクアーム6の内側面6bに対して開口す
る開口部4aの左右両内側面にも、前記法線Bの
方向に延びるリブ9,9が一体的に造形されてお
り、また、前記各クランクアーム6の内側面6b
には、前記空洞部4からバランスウエイト7の方
向に延びる溝型の凹所10が設けられている。
しかして、前記のようにピン軸3における空洞
部5の両クランクアーム外側面6aに対する開口
部5aを、当該開口部5aの内面の左右両側に法
線Bの方向に延びるリブ8,8を一体的に造形し
て前記法線Bの方向が長軸の長円形孔に形成した
ことにより、両クランクアーム6の幅方向、つま
り、前記法線Bと直角方向の強度の低下を前記両
リブ8,8にて防止した状態のもとで、前記空洞
部5の両クランクアーム外側面6aに対する開口
部5aの断面積を大きくすることができるのであ
る。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図はクラン
ク軸の一部切欠正面図、第2図は第1図の−
視断面図、第3図は第1図の−視断面図、第
4図は第1図の−視断面図である。 1……クランク軸、2……ジヤーナル軸、3…
…ピン軸、5……ピン軸における空洞部、5a…
…空洞部の開口部、6……クランクアーム、6a
……クランクアームの外側面、A……クランク軸
の長手中心線、B……法線、8……リブ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 一対のクランクアーム間におけるピン軸を、そ
    の内部に空洞部を有する中空軸に形成して成るク
    ランク軸において、前記ピン軸における空洞部の
    両クランクアーム外側面に対する開口部を、当該
    開口部内面の左右両側にピン軸の中心からクラン
    ク軸の長手中心線への法線方向に延びるリブを一
    体的に造形して前記法線方向が長軸の長円形孔に
    形成したことを特徴とする内燃機関用クランク
    軸。
JP18096586U 1986-11-25 1986-11-25 Expired JPH037608Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18096586U JPH037608Y2 (ja) 1986-11-25 1986-11-25

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JP18096586U JPH037608Y2 (ja) 1986-11-25 1986-11-25

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Publication Number Publication Date
JPS6386417U JPS6386417U (ja) 1988-06-06
JPH037608Y2 true JPH037608Y2 (ja) 1991-02-26

Family

ID=31125405

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JP18096586U Expired JPH037608Y2 (ja) 1986-11-25 1986-11-25

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JPS6386417U (ja) 1988-06-06

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