JPH11336188A - 柱梁接合部への筋かいの接合構造および柱梁接合金物 - Google Patents
柱梁接合部への筋かいの接合構造および柱梁接合金物Info
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- JPH11336188A JPH11336188A JP10145594A JP14559498A JPH11336188A JP H11336188 A JPH11336188 A JP H11336188A JP 10145594 A JP10145594 A JP 10145594A JP 14559498 A JP14559498 A JP 14559498A JP H11336188 A JPH11336188 A JP H11336188A
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Abstract
を柱または梁の芯に近い位置に取り付けることができる
柱梁接合部への筋かいの接合構造および柱梁接合金物を
提供する。 【解決手段】 基礎梁2と柱1の接合部について、H形
鋼からなる基礎梁2のフランジ上面にスプリットティー
からなる一対の接合金物3のフランジ3bをボルト等で
接合する。2つの接合金物3のウェブ3a間にH形鋼か
らなる柱1を挟み込み、接合金物3のウェブ3aと柱1
のフランジを高力ボルト等で接合する。接合金物3のウ
ェブ3aの幅は、柱1の幅より十分大きくとってあり、
柱1の幅より外側に広がる部分に筋かい6の端部を接合
する。
Description
建築物の柱梁接合部(柱脚部を含む)への筋かいの接合
構造、および筋かいを接合可能とした柱梁接合金物に関
するものである。
む)は、柱または梁(基礎梁等を含む)にガセットプレ
ートなどを溶接して、そのガセットプレートに取り付け
るのが一般的であった(図4(a) 、図5(a) 参照)。
礎梁2と柱1の接合部において、ガセットプレート5を
溶接して筋かい6を取り付ける場合であり、ガセットプ
レート5を取り付ける際の溶接熱による材の歪みの発生
が避けられず、歪とりに手間がかかり、歪がとりきれず
に残ることもある。また、ガセットプレート製作の手間
もかかる。また、図5(a) は、従来の柱1と梁7の接合
部において、梁7にガセットプレート9を溶接して水平
筋かい8を取り付ける場合であり、同様にガセットプレ
ート9の製作手間や、梁7の溶接による歪などの問題が
ある。
にガセットプレートを用いずに、直接、筋かい6を取り
付けることも考えられるが、直接、筋かい6を取り付け
ようとすると、スプリットティーなどからなる接合金物
13を避けた位置となるため、筋かい6からの引張力ま
たは圧縮力により、筋かい6からの軸力により柱1およ
び接合金物13に大きな曲げモーメントが生じる。
トプレートを用いずに、直接、水平筋かい8を取り付け
る場合、水平筋かい8の芯と柱1の芯のずれが大きくな
り、水平筋かい8からの軸力により梁7や接合金物1
3、柱1に水平面内の大きな曲げモーメントが生じる。
課題の解決を図ったものであり、スプリットティーなど
の接合金物を用いた柱梁接合部に筋かいを取り付ける場
合において、ガセットプレートを必要とせず、かつ筋か
いを柱または梁の芯に近い位置に取り付けることができ
る接合構造および接合金物をを提供することを目的とし
ている。
明は、ウェブとフランジとからなるT形断面の接合金物
の前記フランジを、鉄骨軸組部材としての柱と梁の一方
の表面に接合し、前記ウェブに前記柱と梁の他方を接合
してなる柱梁接合部への筋かいの接合構造において、前
記接合金物のウェブの幅を該ウェブに接合される柱また
は梁の幅より大きくし、前記柱または梁の幅より外側に
広がる部分に筋かい端部を接合したことを特徴とする。
梁接合部に用いられているいわゆるスプリットティーな
どを加工したものなどが利用できるが、接合金物の製作
方法等は特に限定されない。
であるが、角形鋼管、溝形鋼を組み合わせたものなどで
もよく、その他特に限定されない。同様に、梁について
も必ずしもH形鋼に限定されない。
通常の梁の他、基礎梁なども含むものとする。筋かいも
鉛直な構面内に用いられる筋かいに限らず、水平筋かい
なども含む。
力ボルト接合によって行うが、高力ボルト以外の接合金
具を用いた接合であってもよい。
述した請求項1に係る柱梁接合部への筋かいの接合構造
に用いられる柱梁接合金物であって、ウェブとフランジ
とからなるT形断面を有し、前記フランジを鉄骨軸組部
材としての柱と梁の一方の表面に接合し、前記ウェブに
前記柱と梁の他方を接合するようにした柱梁接合金物に
おいて、前記ウェブの幅を該ウェブに接合される柱また
は梁の幅より大きくし、前記柱または梁の幅より外側に
広がる部分を筋かい接合部としたことを特徴とするもの
である。
らなる柱梁接合金物の幅を接合する柱や梁の幅より広く
とり、その部分に筋かいを取り付けられるようにしたも
のである。
の接合部に適用した場合の一実施形態を示したもので、
(a) は正面図、(b) は側面図である。
て、H形鋼からなる基礎梁2のフランジ上面にスプリッ
トティーからなる一対の接合金物3のフランジ3bを高
力ボルト等で接合し、2つの接合金物3のウェブ3a間
にH形鋼からなる柱1を挟み込み、接合金物3のウェブ
3aと柱1のフランジを高力ボルト等で接合している。
ェブ3aの幅は、柱1の幅(この例ではフランジ幅に相
当)より十分大きくとってあり、柱1の幅より外側に広
がる部分に筋かい6の端部を接合する。この接合は、高
力ボルト等で行うことができるが、柱梁接合部に影響を
与えなければ溶接等でもよい。
ウェブ3aからフランジ3bまで同じ幅としているが、
ウェブ3aだけの幅を広くしてもよい。
礎梁2にガセットプレート5を溶接して筋かい6を取り
付けており、ガセットプレート5を製作する手間と、基
礎梁2に溶接により生じる歪をとる工程などが生じる。
にガセットプレートを用いずに、直接、筋かい6を取り
付ける場合、筋かい6の芯と基礎梁2の芯のずれが大き
くなり、筋かい6からの軸力により柱1およびスプリッ
トティーからなる接合金物13に大きな曲げモーメント
が生じる。
用した場合の一実施形態における平面図である。
H形鋼からなる柱1のフランジ面にスプリットティーか
らなる接合金物3のフランジ3bを高力ボルト4で接合
し、接合金物3のウェブ3aと梁7のフランジを高力ボ
ルト4で接合している。
ェブ3aの幅は、梁7の幅(この例ではフランジ幅に相
当)より十分大きくとってあり、梁7の幅より外側に広
がる部分に水平筋かい8の端部を接合する。この接合は
高力ボルト等で行うことができるが、溶接等でもよい。
7にガセットプレート9を溶接して水平筋かい8を取り
付けており、ガセットプレート9を製作する手間と、梁
7に溶接により生じる歪をとる工程などが生じる。
プレートを用いずに、直接、水平筋かい8を取り付ける
場合、水平筋かい8の芯と柱1の芯のずれが大きくな
り、水平筋かい8からの軸力により梁7およびスプリッ
トティーからなる接合金物13、柱1に水平面内の大き
な曲げモーメントが生じる。
の柱1と梁7の接合部に適用した場合の一実施形態を示
したもので、(a) は正面図、(b) は側面図である。
H形鋼からなる梁7の上下フランジ面に、それぞれスプ
リットティーからなる一対の接合金物3のフランジ3b
を高力ボルト等で接合し、一対の接合金物3のウェブ3
a間にH形鋼からなる柱1を挟み込むようにして高力ボ
ルト等で接合している。
ェブ3aの幅は、柱1の幅(この例ではフランジ幅に相
当)より十分大きくとってあり、柱1の幅より外側に広
がる部分に筋かい6の端部を接合する。この接合は高力
ボルト等で行うことができるが、溶接等でもよい。
礎梁2、梁7等はH形鋼であったが、H形鋼に限定する
必要はなく、角形鋼管等でもよい。
プレートを必要としないため、鋼材量並びに製作工数の
削減が図れる。 ガセットプレートあるいは筋かいをH形鋼などからな
る軸組部材に直接溶接する必要がないため、溶接歪の発
生を避けることができる。 本願発明の接合構造によれば、筋かいを柱の芯または
梁の芯に近づけた状態で取り付けることができる。
正面図、(b) は側面図である。
で、(a) は正面図、(b) は側面図である。
(a) は従来のガセットプレートを用いた接合構造の正面
図、(b) はガセットプレートを用いない場合の正面図で
ある。
(a) は従来のガセットプレートを用いる接合構造の正面
図、(b) はガセットプレートを用いない場合の正面図で
ある。
b…フランジ、4…高力ボルト、5…ガセットプレー
ト、6…筋かい、7…梁、8…水平筋かい、9…ガセッ
トプレート、13…従来の接合金物
Claims (2)
- 【請求項1】 ウェブとフランジとからなるT形断面の
接合金物の前記フランジを、鉄骨軸組部材としての柱と
梁の一方の表面に接合し、前記ウェブに前記柱と梁の他
方を接合してなる柱梁接合部への筋かいの接合構造にお
いて、前記接合金物のウェブの幅を該ウェブに接合され
る柱または梁の幅より大きくし、前記柱または梁の幅よ
り外側に広がる部分に筋かい端部を接合したことを特徴
とする柱梁接合部への筋かいの接合構造。 - 【請求項2】 ウェブとフランジとからなるT形断面を
有し、前記フランジを鉄骨軸組部材としての柱と梁の一
方の表面に接合し、前記ウェブに前記柱と梁の他方を接
合するようにした柱梁接合金物において、前記ウェブの
幅を該ウェブに接合される柱または梁の幅より大きく
し、前記柱または梁の幅より外側に広がる部分を筋かい
接合部としたことを特徴とする柱梁接合金物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14559498A JP3584735B2 (ja) | 1998-05-27 | 1998-05-27 | 柱梁接合部への筋かいの接合構造および柱梁接合金物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14559498A JP3584735B2 (ja) | 1998-05-27 | 1998-05-27 | 柱梁接合部への筋かいの接合構造および柱梁接合金物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11336188A true JPH11336188A (ja) | 1999-12-07 |
JP3584735B2 JP3584735B2 (ja) | 2004-11-04 |
Family
ID=15388695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14559498A Expired - Lifetime JP3584735B2 (ja) | 1998-05-27 | 1998-05-27 | 柱梁接合部への筋かいの接合構造および柱梁接合金物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3584735B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS50131314A (ja) * | 1974-04-05 | 1975-10-17 | ||
JPS58207427A (ja) * | 1982-05-25 | 1983-12-02 | ナショナル住宅産業株式会社 | 建築物 |
JPS6345441Y2 (ja) * | 1980-12-27 | 1988-11-25 | ||
JPH09291591A (ja) * | 1996-02-26 | 1997-11-11 | Nkk Corp | 柱梁ブレース接続金物およびこれを用いた柱梁ブレース 接合構造 |
-
1998
- 1998-05-27 JP JP14559498A patent/JP3584735B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS50131314A (ja) * | 1974-04-05 | 1975-10-17 | ||
JPS6345441Y2 (ja) * | 1980-12-27 | 1988-11-25 | ||
JPS58207427A (ja) * | 1982-05-25 | 1983-12-02 | ナショナル住宅産業株式会社 | 建築物 |
JPH09291591A (ja) * | 1996-02-26 | 1997-11-11 | Nkk Corp | 柱梁ブレース接続金物およびこれを用いた柱梁ブレース 接合構造 |
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JP3584735B2 (ja) | 2004-11-04 |
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