JPH11335821A - 磁性薄膜形成用Ni−Fe合金スパッタリングターゲット、磁性薄膜および磁性薄膜形成用Ni−Fe合金スパッタリングターゲットの製造方法 - Google Patents

磁性薄膜形成用Ni−Fe合金スパッタリングターゲット、磁性薄膜および磁性薄膜形成用Ni−Fe合金スパッタリングターゲットの製造方法

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JPH11335821A
JPH11335821A JP10137876A JP13787698A JPH11335821A JP H11335821 A JPH11335821 A JP H11335821A JP 10137876 A JP10137876 A JP 10137876A JP 13787698 A JP13787698 A JP 13787698A JP H11335821 A JPH11335821 A JP H11335821A
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Yuichiro Shindo
裕一朗 新藤
Tsuneo Suzuki
恒男 鈴木
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Japan Energy Corp
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    • H01F41/14Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for applying magnetic films to substrates
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    • Y02P10/10Reduction of greenhouse gas [GHG] emissions
    • Y02P10/134Reduction of greenhouse gas [GHG] emissions by avoiding CO2, e.g. using hydrogen

Abstract

(57)【要約】 【課題】 強磁性Ni−Fe合金薄膜形成の用途に適
し、かつスパッタリングの際のパーティクル発生が少な
く、耐食性、磁気特性も良好なNi−Fe合金材料及び
その製造方法を提供すること。 【解決手段】 酸素含有量が50ppm以下、S含有量
が10ppm以下、炭素含有量が50ppm以下、合金
成分以外の金属不純物含有量が合計50ppm以下であ
ることを特徴とする磁性薄膜形成用Ni−Fe合金スパ
ッタリングターゲット。原料を塩酸で溶解し、イオン交
換、活性炭処理、電解精製を行って得た高純度材料を溶
解し合金化することによって製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁性薄膜形成用N
i−Fe合金スパッタリングターゲットに関する。特に
は、強磁性薄膜用Ni−Fe合金スパッタリングターゲ
ットに関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータ用のハードディスクなどの
磁気記録装置は、近年急速に小型大容量化が進み、数年
後にはその記録密度は20Gb/in に達すると予
想される。このため、再生ヘッドとしては従来の誘導型
ヘッドが限界に近づき、磁気抵抗効果型(MR)ヘッド
が用いられ始めている。磁気抵抗効果型ヘッドは、パソ
コン市場等の拡大に伴い世界的規模で今後急成長が見込
まれている。そして、数年のうちには、さらに高密度が
期待されている巨大磁気抵抗効果型(GMR)ヘッドが
実用化されることが現実的となってきた。GMRヘッド
に使用されるスピンバルブ膜の強磁性膜としてNi−F
e合金が検討されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】スピンバルブ膜用の強
磁性膜としてはNi−Fe合金が検討されている。これ
らは通常、焼結あるいは溶解によって製造される。しか
し、従来のNi−Fe合金はスパッタリングの際のガス
の放出やパーティクルの発生が多く、耐食性にも問題が
あった。また、磁気特性も満足すべきものではなかっ
た。本発明は、スパッタリングの際のガス放出やパーテ
ィクルの発生が少なく、耐食性に優れ、しかも磁気特性
も良好な強磁性膜を形成するための手段を提供すること
を目的とした。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに本発明者らは鋭意研究を行った結果、Ni−Fe合
金中の不純物元素、特に酸素、硫黄、炭素及び窒素、水
素がガス放出やパーティクルの発生に悪影響を与えてお
り、また、これらの不純物が耐食性低下の原因であるこ
とを見いだした。さらに磁気特性は主に薄膜の結晶組織
に依存し、結晶が粗大な柱状晶であるほど磁気特性が向
上することを見いだした。
【0005】本発明は、この知見に基づき、 1.酸素含有量が50ppm以下、S含有量が10pp
m以下、炭素含有量が50ppm以下、合金成分以外の
金属不純物含有量が合計50ppm以下であることを特
徴とする磁性薄膜形成用Ni−Fe合金スパッタリング
ターゲット
【0006】2.酸素含有量が10ppm以下、S含有
量が1ppm以下、炭素含有量が10ppm以下、合金
成分以外の金属不純物含有量が合計10ppm以下であ
ることを特徴とする磁性薄膜形成用Ni−Fe合金スパ
ッタリングターゲット
【0007】3.さらに、窒素含有量が10ppm以
下、水素含有量が1ppm以下であることを特徴とする
上記1または2に記載の磁性薄膜形成用Ni−Fe合金
スパッタリングターゲット
【0008】4.さらに、窒素含有量が1ppm以下、
水素含有量が0.5ppm以下であることを特徴とする
上記1または2に記載の磁性薄膜形成用Ni−Fe合金
スパッタリングターゲット
【0009】5.上記1〜4に記載の磁性薄膜形成用N
i−Fe合金スパッタリングターゲットをスパッタリン
グすることにより形成されたことを特徴とする磁性薄膜
【0010】6.酸素含有量が50ppm以下、S含有
量が10ppm以下、炭素含有量が50ppm以下、合
金成分以外の金属不純物含有量が合計50ppm以下で
あり、結晶組織が柱状晶であることを特徴とするNi−
Fe合金磁性薄膜
【0011】7.原料のNi及びFeを塩酸で溶解し塩
化物水溶液とし、該塩化物水溶液をイオン交換樹脂と接
触させ不純物金属イオンを吸着させ、得られた液を蒸発
乾固または濃縮し、その後pH=0〜3の塩化物水溶液
とし、さらに活性炭により液中の有機物を除去し、該水
溶液を電解液として電解精製することによって得た高純
度Niと高純度Feとを溶解し合金化した後、鋳造する
ことを特徴とする磁性薄膜形成用Ni−Fe合金スパッ
タリングターゲットの製造方法
【0012】8.電解精製によって得たNiまたはFe
を真空脱ガス処理することを特徴とする磁性薄膜形成用
Ni−Fe合金スパッタリングターゲットの製造方法を
提供するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の磁性薄膜形成用Ni−F
e合金スパッタリングターゲットは、Niを70wt%
以上含有するNi−Fe合金からなるものである。代表
的にはNi−Feの2成分合金が上げられるが、さらに
Co,Cr,Rh,Nb,Taなどを含有する合金の場
合も含まれる。
【0014】本発明のNi−Fe合金スパッタリングタ
ーゲットは、不純物すなわちNi,Fe及び合金成分以
外の元素が低減されたものである。特に酸素、硫黄、炭
素、、窒素、水素は耐食性を悪化させ、パーティクル発
生の原因となり、また、磁気的特性を悪化させる原因と
なるため極力低減されたものである。特に酸素、硫黄は
耐食性を悪化させる、さらに酸素は結晶を微細化するた
め、窒素は結晶方位を狂わせるためいずれも磁気特性を
悪化させる原因となる。また、炭素もパーティクル発生
の原因となる。酸素含有量50ppm以下、好ましくは
10ppm以下、S含有量10ppm以下、好ましくは
1ppm以下、炭素含有量50ppm以下、好ましくは
10ppm以下に低減すべきである。
【0015】さらに、窒素含有量10ppm以下、好ま
しくは1ppm以下、水素含有量1ppm以下、好まし
くは0.5ppm以下にまで低減すべきである。上記の
含有量を超えるとパーティクル発生量の増大、耐食性の
著しい低下、磁気特性不良が顕著になるため好ましくな
い。
【0016】本発明者らはNi−Fe合金中の不純物が
原料の電解Ni及びFeに起因するものであることか
ら、原料となるNi及びFeのそれぞれについて高純度
化を行った。Ni,Fe原料の高純度化方法として、イ
オン交換と電解精製とを組み合わせ、さらに活性炭処理
を施し、さらに必要に応じて脱ガス処理を行うことによ
って極めて高純度なNi及びFeを得ることが可能であ
る。例えば下記のような方法を用いることによって行う
ことができる。すなわち、原料のNi及びFeを塩酸で
溶解し塩化物水溶液とし、該塩化物水溶液をイオン交換
樹脂と接触させ不純物金属イオンを除去し、得られた液
を蒸発乾固または濃縮し、その後pH=0〜3の塩化物
水溶液とし、さらに活性炭により液中の有機物を除去
し、該水溶液を電解液として電解精製することによって
高純度Niまたは高純度Feを得ることができる。
【0017】原料として用いるNi及びFeは、特に限
定されるものではないが、通常市販されている純度3N
(99.9%)程度のものを使用すれば良い。容器に上
記のNi原料またはFe原料を装入し、塩酸によって溶
解する。使用する塩酸は特に限定されるものではなく工
業用の低純度のものでも構わない。この理由は、塩酸中
に含まれる不純物も本発明を実施することによって除去
することができるからである。
【0018】NiまたはFeを溶解する装置は、塩酸の
有効利用のため冷却筒や塩化水素ガスの回収装置を設け
ることが望ましい。材質は、石英、グラファイト、テフ
ロン、ポリ容器などが好ましい。
【0019】溶解する温度は、10〜100℃である。1
0℃未満では、溶解速度が小さく、一方100℃を超え
ると蒸発が激しく水溶液のロスが大きくなるため好まし
くない。
【0020】Niの高純度化の場合には、Niの溶解液
を抜き出し、液を濃縮しさらに塩酸を添加して塩酸濃度
を5〜12Nとなるよう調整する。5N未満または12
Nを超えるとイオン交換の際にCoがイオン交換樹脂に
吸着除去されないため好ましくない。
【0021】5〜12Nに調整した上記塩化Ni溶液を
陰イオン交換樹脂に接触させ溶液中の不純物の吸着を行
う。本発明において使用するイオン交換樹脂は、陰イオ
ン交換樹脂であれば特に限定されないが、DOWEX1
×8、DOWEX2×8(室町化学(株)、ダイヤイオ
ンSA10A等が例示される。
【0022】Co,Fe,Uは、高濃度の塩酸中では塩
化物錯体を形成し、陰イオンとして存在するため陰イオ
ン交換樹脂に吸着する。一方、Ni及び不純物であるN
a,K等のアルカリ金属及びThは塩化物錯体を形成し
ないため、吸着せずにカラムより流出する。この際、N
iとCoとの分離性を良くするために、水溶液の流速を
SV=0.01〜1とするのが良い。ここで、SVとは
空間速度のことであり、1時間当たりの通液量を充填樹
脂の体積で除した値である。SVが0.01以下では生
産性が悪く、1以上ではFe,Coの吸着が不十分であ
り高純度のNiを得られないため好ましくない。
【0023】以上の操作により、不純物であるCo及び
UとNiとを分離することができる。なお、陰イオン交
換樹脂に吸着しているCo,Uは1N未満の塩酸を用い
ることにより容易に溶離することができる。従って、陰
イオン交換樹脂の吸着容量等を考慮に入れ、適当な時期
にCo,Uの溶離を行うことにより陰イオン交換樹脂を
再生することができる。Feの高純度化の場合にもNi
の場合と同様に行うことができる。
【0024】イオン交換樹脂から流出した塩化Niまた
はFe溶液は、塩酸濃度が高いため、そのままでは電解
精製に用いることはできない。そこで流出した塩化Ni
またはFe溶液を蒸発乾固または濃縮した後、純水を加
えることにより、pH=0〜3の水溶液とし、該水溶液
を電解液として用いる。
【0025】蒸発乾固または濃縮する方法は、ロータリ
ーエバポレーター装置等を使用して行えば良い。蒸発乾
固または濃縮する温度は、80℃以上、好ましくは10
0℃以上で行う。80℃未満では、蒸発乾固または濃縮
するのに時間がかかるため好ましくない。なお、アスピ
レーターで弱減圧下にしながら行うと時間を短縮するこ
とが可能である。蒸発乾固または濃縮の際の装置材質
は、石英、グラファイト、テフロン等が好ましい。ま
た、蒸発乾固または濃縮の際発生する塩酸ガスは、冷却
・凝縮させNiまたはFe溶解の際に用いる塩酸として
再利用することができる。
【0026】また、イオン交換樹脂中の有機物(スチレ
ン、ジビニルベンゼン、アミン類等)が少しずつ流れだ
し、それが液中に混入してくる可能性がある。そのよう
な有機物を除去するために活性炭処理を行う。活性炭に
は、不純物が含有されている可能性があるため、予め塩
酸等の酸で不純物を洗浄除去する酸処理を行ってから使
用することが好ましい。なお、活性炭処理は、通常はイ
オン交換した塩化NiまたはFe水溶液を蒸発乾固また
は濃縮し、水を加えpHを0〜3に調整した後に行われ
るが、必ずしもこの順番でなくともイオン交換以降、電
解精製までの間であればどこで行っても構わない。
【0027】このようにして得た高純度Niまたは高純
度Fe水溶液からなる電解液のpHは0〜3、好ましく
は0.5〜2とする。pHが0未満では水素の発生量が
多くなり電流効率が低下するため好ましくない。pHが
3を超えるとNiまたはFeが水酸化NiまたはFeと
なり沈殿するので好ましくない。
【0028】電解精製における電解液中のNiまたはF
e濃度は、10〜110g/L、好ましくは20〜80
g/Lとする。10g/L未満では。水素の発生量が多
くなり電流効率が低下し、また、電析NiまたはFe中
の不純物濃度も上がるため好ましくない。110g/L
を超えると、塩化NiまたはFeが析出して電析状態に
悪影響を及ぼすため好ましくない。
【0029】電流密度の範囲は、0.01〜10A/d
とする。0.01A/dm未満では生産性が低下
し効率的ではない。10A/dmを超えると不純物濃
度が上がりさらに電流効率も低下するため好ましくな
い。
【0030】電解温度は、10〜90℃、好ましくは3
5〜55℃で行う。10℃未満では電流効率が低下し、
90℃を超えると電解液の蒸発が多くなり好ましくな
い。
【0031】また、アノードとしては粗Niまたは粗F
eが用いられる。カソードとしては、NiまたはFe、
チタン板等を用いる。電解槽の材質は塩ビ、ポリプロピ
レン、ポリエチレン等が好ましい。電解精製では、カソ
ードとアノードを隔膜あるいは陰イオン交換膜で仕切
り、アノードから溶出した不純物がカソード側に進入し
ないように、カソード側にイオン交換と活性炭処理によ
り精製した高純度塩化Niまたは高純度塩化Fe水溶液
(カソライトとなる)を少なくとも間欠的に入れるとと
もにアノード側から不純物濃度の高いアノライトを少な
くとも間欠的に抜き出すことが好ましい。この時添加す
るカソライト量は、少なくとも抜き出すアノライト量と
同等以上であることが好ましい。
【0032】本発明において、使用できる隔膜あるいは
陰イオン交換膜は特に限定されないが、隔膜としては、
濾布P−2020、PP−100(安積濾紙(株)
製)、テビロン1010、陰イオン交換膜としては、ア
イオナックMA−3475(室町化学(株)製)等が例
示される。
【0033】そして、抜き出したアノライトは、塩酸濃
度を5〜12Nとした後、陰イオン交換樹脂に接触させ
ることにより循環再利用することができ、これによって
電解精製を連続して行うことができる。なお、本発明に
おいて、少なくとも間欠的とは、連続又は間欠的という
ことを意味する。
【0034】そして、上記の電解精製によって電解液中
に残っていた微量のTh及びNa,K等のアルカリ金属
をNiまたはFeと分離することができる。回収した電
析Niまたは電析Feは、H等の還元雰囲気下で熱処
理することにより、酸素等のガス成分を除去することが
できる。熱処理温度は、800〜1550℃が好まし
い。より好ましくは、1000〜1500℃である。8
00℃未満では脱ガスするのに時間がかかり過ぎる。一
方、1550℃を越えると半溶融状態になり、ルツボと
接するためルツボからの汚染を生じるため好ましくな
い。より好ましくは、電子ビーム溶解を行う。
【0035】電子ビーム溶解は、電極(ここでは電析N
iまたはFe)をまず作製し、それを再溶解して高純度
のインゴットを得る方法である。電極の高温・高真空下
での溶解中に揮発成分が蒸発する。例えば、溶解量5k
gの場合、次のような条件で電子ビーム溶解を実施す
る。電流:0.7A、電圧:20kV、真空度:10
−5mmHg、時間:2hr。
【0036】上記のような方法で得られた高純度Niと
高純度Feとを溶解し合金化した後鋳造する。得られた
Ni−Fe合金インゴットを加工し、スパッタリングタ
ーゲット材とする。基本的には、ターゲットの純度はイ
ンゴットと同等である。そしてここで得られたスパッタ
リングターゲットをスパッタリングすることによって磁
性薄膜を形成することが可能である。スパッタリングに
よって得られるNi−Fe合金磁性薄膜は、ターゲット
と同じ純度すなわち、酸素含有量が50ppm以下、S
含有量が10ppm以下、炭素含有量が50ppm以
下、合金成分以外の金属不純物含有量が合計50ppm
以下であり、さらにその結晶組織が柱状晶であることを
特徴とするものである。薄膜結晶組織が柱状晶であるた
め磁気特性は特に良好なものである。
【0037】
【実施例】以下、実施例に基づいて説明するが、本発明
はこれによって制限されるものではない。
【0038】(実施例1)表1に示すような純度の粗ニ
ッケル塊を溶解槽に入れ、11.6N塩酸水溶液の容器
に装入した。そして温度を95℃として塩酸濃度9N、
ニッケル濃度50g/Lの塩化ニッケル水溶液を得た。
この水溶液を陰イオン交換樹脂(室町化学:DOWEX
2×8)を充填したポリプロピレン製のカラム(150
mmφ×1200mmL)にSV=0.1で通液し、C
o,Uを吸着させ除去した。得られた精製塩化ニッケル
水溶液をロータリーエバポレーション装置を用いて温度
110℃で蒸発乾固させた。これを純水に溶解して10
Lとした。この時のニッケル濃度は約50g/Lであっ
た。そして、pHを1に調整した後、活性炭により有機
物を除去した。この高純度ニッケル溶液を電解槽のカソ
ード室に連続的に添加した。なお、活性炭は予め6Nの
塩酸で洗浄しFe等の不純物を十分に除去したものを用
いた。次に、電流密度2A/dm、温度50℃とし
て、ニッケル板をカソードとして電解精製を行った。こ
のときアノード側とカソード側は隔膜(安積濾紙(株)
製、PP2020)で区切った。カソード側には、高純
度塩化ニッケル水溶液を供給速度1L/hrで供給し、
アノード側から同じ速度で抜き出した。40hr後得ら
れた電析物の収率は83%であった。電析状態は、表面
の凹凸のない平滑なもので電析ニッケルの剥離は生じな
かった。
【0039】一方、FeについてもNiと同様にして高
純度化を行った。すなわち、表1に示すような純度の粗
Fe塊をアノード室に入れ、6Nの塩酸水溶液の容器に
装入した。そして温度を20℃として溶解し、Fe濃度
50g/Lの塩化Fe水溶液を得た。この水溶液を陰イ
オン交換樹脂(室町化学:DOWEX2×8)を充填し
たポリプロピレン製のカラム(150mmφ×1200
mmL)にSV=0.2で通液し、Feを吸着させC
o,Niを除去した。次に純水を流し、Feを溶離し
た。得られた精製塩化Fe水溶液をロータリーエバポレ
ーション装置を用いて温度110℃で蒸発乾固させた。
これを純水に溶解して10Lとした。この時のFe濃度
は50g/Lであった。そして、pHを2に調整した
後、活性炭により有機物を除去した。この高純度Fe溶
液を電解槽のカソード室に連続的に添加した。なお、活
性炭は予め6Nの塩酸で洗浄し不純物を十分に除去した
ものを用いた。次に、電流密度2A/dm、温度50
℃として、Fe板をカソードとして電解精製を行った。
このときアノード側とカソード側は隔膜(安積濾紙
(株)製、PP2020)で区切った。カソード側に
は、高純度塩化Fe水溶液を供給速度1L/hrで供給
し、アノード側から同じ速度で抜き出した。40hr後
得られた電析物の収率は90%であった。電析状態は、
表面の凹凸のない平滑なもので電析Feの剥離は生じな
かった。
【0040】さらに、得られた電析Ni及び電析Feに
ついて電子ビーム溶解を行い、スパッタリングターゲッ
トに加工した。電析Ni、電析Fe及び電子ビーム溶解
後の不純物含有量を表1に示す。
【0041】
【表1】
【0042】得られた精製Niと精製Feとを82:1
8でCaOルツボで溶解し合金化した。その結果、酸
素:8ppm、S:1ppm未満、炭素:5ppm、窒
素:1ppm未満、水素:0.1ppm、Ni,Fe以
外の金属不純物元素:合計13.1ppmであった。各
原料及びNi−Fe合金の組成を表1に併せて示す。こ
の合金インゴットを加工して、直径50mm、厚さ5m
mの円盤状のスパッタリングターゲットとした。このス
パッタリングターゲットをIn−Sn合金はんだを用い
て銅製のバッキングプレートと接合した、マグネトロン
スパッタリング装置を用いて3インチSiウエハー上に
スパッタリングによりNi−Fe合金薄膜を形成した。
スパッタリングの際に発生したウエハー上の直径0.3
μm以上のパーティクル数を測定した。さらに、薄膜断
面の組織観察を行った。
【0043】(実施例2)酸処理を施していない活性炭
を用いたこと以外は実施例1と同様の方法で操作を行っ
た。この操作により得られたNi及びFeの純度を表2
中に示す。Ni中のFeの含有量が高いことがわかる。
Fe含有量の少ない活性炭を使用すればこの問題は生じ
ない。Fe含有量が高い場合であってもNi−Fe合金
とする場合においては問題とはならない。得られた精製
Niと精製Feとを82:18でAl2O3ルツボで溶
解し合金化した。その結果、酸素:20ppm、S:1
ppm、炭素:5ppm、窒素:4ppm、水素:0.
2ppm、Ni,Fe以外の金属不純物元素:合計16
ppmであった。各原料及びNi−Fe合金の組成を表
2に示す。
【0044】
【表2】
【0045】実施例1と同様にスパッタリングターゲッ
トを作製し、スパッタリング試験を行い、ウエハー上の
パーティクル数の測定及び薄膜断面の組織観察を行っ
た。
【0046】(比較例1)市販の純度3Nの原料Ni
(酸素:80ppm、S:10ppm、C:65pp
m、H:10ppm、N:15ppm、Ni,Fe以外
の不純物金属元素:合計97.7ppm)と、市販の純
度3NのFe(酸素:100ppm、S:40ppm、
C:40ppm、H:5ppm、N:25ppm、N
i,Fe以外の不純物金属元素:合計75ppm)とを
82:18で高周波溶解し合金化した。その結果、酸
素:100ppm、S:30ppm、C:60ppm、
H:2ppm、N:25ppm、Ni,Fe以外の金属
不純物元素:合計74.3ppmのNi−Fe合金が得
られた。各原料及びNi−Fe合金の組成を表3に示
す。
【0047】
【表3】
【0048】実施例と同様にスパッタリングターゲット
を作製し、スパッタリング試験を行い、ウエハー上のパ
ーティクル数の測定及び薄膜断面の組織観察を行った。
【0049】(結果)実施例1〜2、及び比較例1のス
パッタ試験におけるパーティクル数測定結果、および薄
膜の組織観察結果を表4に示す。
【0050】
【表4】
【0051】その結果、酸素含有量が50ppm以下、
S含有量が10ppm以下、炭素含有量が50ppm以
下、合金成分以外の金属不純物含有量が合計50ppm
以下である本発明の磁性薄膜形成用Ni−Fe合金スパ
ッタリングターゲットは、比較例に比べてパーティクル
の発生は少なかった。また、薄膜の結晶組織も柱状晶で
あった。特に、酸素含有量が10ppm以下、S含有量
が1ppm以下、炭素含有量が10ppm以下、合金成
分以外の金属不純物含有量が合計10ppm以下である
本発明の磁性薄膜形成用Ni−Fe合金スパッタリング
ターゲットは格段にパーティクルの発生が少なかった。
薄膜の結晶組織も粗大な柱状晶のものを得ることが可能
であった。これに対して、比較例のターゲットを用いて
得られた薄膜はパーティクル発生量が多く、結晶組織は
微細な等軸晶であり、その磁気特性は不満足なものであ
った。
【0052】
【発明の効果】本発明の酸素含有量が50ppm以下、
S含有量が10ppm以下、炭素含有量が50ppm以
下、合金成分以外の金属不純物含有量が合計50ppm
以下である本発明の磁性薄膜形成用Ni−Fe合金スパ
ッタリングターゲットを用いることによって、パーティ
クル発生が少なく、磁気特性も良好な磁性膜を形成する
ことが可能であり、磁性薄膜形成用材料として有用であ
る。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 酸素含有量が50ppm以下、S含有量
    が10ppm以下、炭素含有量が50ppm以下、合金
    成分以外の金属不純物含有量が合計50ppm以下であ
    ることを特徴とする磁性薄膜形成用Ni−Fe合金スパ
    ッタリングターゲット。
  2. 【請求項2】 酸素含有量が10ppm以下、S含有量
    が1ppm以下、炭素含有量が10ppm以下、合金成
    分以外の金属不純物含有量が合計10ppm以下である
    ことを特徴とする磁性薄膜形成用Ni−Fe合金スパッ
    タリングターゲット。
  3. 【請求項3】 さらに、窒素含有量が10ppm以下、
    水素含有量が1ppm以下であることを特徴とする請求
    項1または2に記載の磁性薄膜形成用Ni−Fe合金ス
    パッタリングターゲット。
  4. 【請求項4】 さらに、窒素含有量が1ppm以下、水
    素含有量が0.5ppm以下であることを特徴とする請
    求項1または2に記載の磁性薄膜形成用Ni−Fe合金
    スパッタリングターゲット。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4に記載の磁性薄膜形成用N
    i−Fe合金スパッタリングターゲットをスパッタリン
    グすることにより形成されたことを特徴とする磁性薄
    膜。
  6. 【請求項6】 酸素含有量が50ppm以下、S含有量
    が10ppm以下、炭素含有量が50ppm以下、合金
    成分以外の金属不純物含有量が合計50ppm以下であ
    り、結晶組織が柱状晶であることを特徴とするNi−F
    e合金磁性薄膜。
  7. 【請求項7】 原料のNi及びFeを塩酸で溶解し塩化
    物水溶液とし、該塩化物水溶液をイオン交換樹脂と接触
    させ不純物金属イオンを除去し、得られた液を蒸発乾固
    または濃縮し、その後pH=0〜3の塩化物水溶液と
    し、さらに活性炭により液中の有機物を除去し、該水溶
    液を電解液として電解精製することによって得た高純度
    Niと高純度Feとを溶解し合金化した後、鋳造するこ
    とを特徴とする磁性薄膜形成用Ni−Fe合金スパッタ
    リングターゲットの製造方法。
  8. 【請求項8】 電解精製によって得たNiまたはFeを
    脱ガス処理することを特徴とする磁性薄膜形成用Ni−
    Fe合金スパッタリングターゲットの製造方法。
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