JPH11335546A - 芳香族−脂肪族共重合ポリカーボネート樹脂組成物 - Google Patents

芳香族−脂肪族共重合ポリカーボネート樹脂組成物

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JPH11335546A
JPH11335546A JP14583998A JP14583998A JPH11335546A JP H11335546 A JPH11335546 A JP H11335546A JP 14583998 A JP14583998 A JP 14583998A JP 14583998 A JP14583998 A JP 14583998A JP H11335546 A JPH11335546 A JP H11335546A
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polycarbonate resin
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compound
aromatic
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JP14583998A
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Osamu Kondo
近藤  治
Sadanori Isahaya
禎則 伊佐早
Takashi Konishi
隆 小西
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Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】光学特性、耐衝撃性、UVカット能および色調
に優れ、滞留熱安定性に優れる樹脂組成物を提供する。 【解決手段】特定の芳香族ジヒドロキシ化合物、特定の
脂肪族ジヒドロキシ化合物および炭酸ジエステルから合
成されるポリカーボネート樹脂100重量部に、特定の
紫外線吸収剤0.001〜0.5重量部および酸化防止
剤0.001〜0.5重量部を配合してなるポリカーボ
ネート樹脂組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、透明性、耐衝撃
性、耐熱性、低い光弾性定数、高い逆分散値を有する上
記式(1)および式(2)で表される構造を有する共重
合ポリカーボネート樹脂から誘導される紫外線吸収能、
溶融安定性に優れ、且つ色調の良好なポリカーボネート
樹脂組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリカーボネートは、耐衝撃性等の機械
的特性に優れ、しかも耐熱性、透明性にも優れているこ
とから、光学材料として各種レンズ、プリズム、光ディ
スク基板などに利用されている。
【0003】中でも、本願発明者らによって発明された
上記式(1)および(2)で表される構造を有する芳香
族─脂肪族共重合ポリカーボネート樹脂は、優れた耐衝
撃性、耐熱性、色相を有し、その上光弾性定数が低く、
高い逆分散値を有することから、広く光学材料として用
いることが可能である。
【0004】しかし、上記芳香族─脂肪族共重合ポリカ
ーボネート樹脂は、通常のポリカーボネート樹脂に比べ
て紫外線領域の光線透過率が高いという特徴を有し、眼
鏡レンズなどの用途に使用される場合には紫外線領域の
光線透過率を低減させることが好ましい場合がある。こ
の目的のために一般に使用される紫外線吸収剤を添加す
ると、樹脂色調の悪化、あるいは滞留安定性の低下とい
った好ましくない現象が生じ、外観が重要視される光学
レンズ等の分野での利用が困難であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記芳香族
─脂肪族共重合ポリカーボネート樹脂から誘導される、
紫外線を効率的にカットし且つ優れた色調と溶融安定性
に優れ成形時の着色が外観上問題にならないほど小さい
芳香族─脂肪族共重合ポリカーボネート樹脂組成物を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記した
ような欠点を克服する方法について鋭意検討を重ねた結
果、上記芳香族─脂肪族共重合ポリカーボネート樹脂1
00重量部に対して(A)ベンゾトリアゾール系紫外線
吸収剤またはトリアジン系紫外線吸収剤を0.001〜
0.5重量部、(B)酸化防止剤を0.001〜0.5
重量部配合してなるポリカーボネート樹脂組成物が、色
調に優れ、成形時の滞留中の着色が外観上問題にならな
いほど小さいことを見いだし本発明に到達した。
【0007】すなわち、本発明は (1)構成単位として下記式(1)および式(2)で表
される構造を有する芳香族−脂肪族共重合ポリカーボネ
ート樹脂100重量部に対して(A)ベンゾトリアゾー
ル系紫外線吸収剤またはトリアジン系紫外線吸収剤0.
001〜0.5重量部、(B)酸化防止剤を0.001
〜0.5重量部を加えてなる紫外線領域の光線を効率的
にカットし、且つ溶融安定性に優れたポリカーボネート
樹脂組成物に関するものである。
【化4】 (上記式(1)において、Xは
【化5】 であり、ここに、R3およびR4は水素原子または炭素数1
〜10のアルキル基あるいはフェニル基であり、R3とR4
結合し環を形成していてもよい。R1とR2は水素原子また
は炭素数1〜10のアルキル基またはハロゲンであり、R1
とR2は同じでも異なっていてもよい。また、mおよびn
は置換基数を表し0〜4の整数である。)
【化6】 (上記式(2)において、R5、R6、R7およびR8は水素原
子または炭素数1〜10の1価のアルキル基である。)
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明に関わるポリカーボ
ネート樹脂ならびに添加剤について具体的に説明する。
【0009】本発明に使用される芳香族−脂肪族共重合
ポリカーボネート樹脂は、下記式(3)で表される芳香
族ジヒドロキシ化合物と下記式(4)で表される脂肪族
ジヒドロキシ化合物とをカーボネート結合で結んだ共重
合体である。
【化7】 (上記式(3)において、Xは
【化8】 であり、ここに、R3およびR4は水素原子または炭素数1
〜10のアルキル基あるいはフェニル基であり、R3とR4
結合し環を形成していてもよい。R1とR2は水素原子また
は炭素数1〜10のアルキル基またはハロゲンであり、R1
とR2は同じでも異なっていてもよい。また、mおよびn
は置換基数を表し0〜4の整数である。)
【化9】 (上記式(2)において、R5、R6、R7およびR8は水素原
子または炭素数1〜10の1価のアルキル基である。)
【0010】上記芳香族−脂肪族共重合ポリカーボネー
ト樹脂は、式(3)で表される芳香族ジヒドロキシ化合
物と式(4)で表される脂肪族ジヒドロキシ化合物と炭
酸ジエステルとを、芳香族ジヒドロキシ化合物と脂肪族
ジヒドロキシ化合物との合計1モルに対して10-9〜1
-3モルの塩基性化合物からなる触媒の存在下、溶融重
縮合させることにより得られる。
【0011】芳香族ジヒドロキシ化合物としては、ビス
(4−ヒドロキシフェニル)メタン、1,1−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)エタン、2,2−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)オクタン、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)フェニルメタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−
3−メチルフェニル)プロパン、1,1−ビス(4−ヒ
ドロキシ−3−t−ブチルフェニル)プロパン、2,2
−ビス(4−ヒドロキシ−3−ブロモフェニル)プロパ
ン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロペ
ンタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シク
ロヘキサン、4,4’−ジヒドロキシジフェニルエーテ
ル、4,4’−ジヒドロキシ−3,3’−ジメチルフェ
ニルエーテル、4,4’−ジヒドロキシフェニルスルフ
ィド、4,4’−ジヒドロキシ−3,3’−ジメチルジ
フェニルスルフィド、4,4’−ジヒドロキシジフェニ
ルスルホキシド、4,4’−ジヒドロキシ−3,3−ジ
メチルジフェニルスルホキシド、4,4’−ジヒドロキ
シジフェニルスルホン、4,4’−ジヒドロキシ−3,
3’−ジメチルジフェニルスルホン等が用いられる。
【0012】これらのうちで、特に2,2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)プロパン、すなわちビスフェノー
ルA、あるいは、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)シクロヘキサンが好ましい。
【0013】脂肪族ジヒドロキシ化合物としては、3,
9−ビス(2−ヒドロキシエチル)−2,4,8,10
−テトラオキサスピロ(5.5)ウンデカン、3,9−
ビス(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)−
2,4,8,10−テトラオキサスピロ(5.5)ウン
デカン、3,9−ビス(2−ヒドロキシ−1,1−ジエ
チルエチル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ
(5.5)ウンデカン、3,9−ビス(2−ヒドロキシ
−1,1−ジプロピルエチル)2,4,8,10−テト
ラオキサスピロ(5.5)ウンデカン等が用いられる。
好ましくは、3,9−ビス(2−ヒドロキシ−1,1−
ジメチルエチル)−2,4,8,10−テトラオキサス
ピロ(5.5)ウンデカンが用いられる。
【0014】本発明に関わるポリカーボネート樹脂は、
上記式(3)で表される芳香族ジヒドロキシ化合物から
誘導される構成単位と、上記式(4)で表される脂肪族
ジヒドロキシ化合物から誘導される構成単位からなり、
ランダム、ブロック、あるいは交互共重合体等を含むも
のであるため、優れた耐熱性、および色相、更に高い逆
分散値を有し、光弾性定数が低いという特徴を示す。
【0015】本発明においては、このような芳香族ジヒ
ドロキシ化合物と脂肪族ジヒドロキシ化合物からそれぞ
れ誘導される構成単位のモル比(式(1)/式(2))
が、90/10〜10/90であることが好ましく、さ
らに好ましくは80/20〜20/80である。すなわ
ち、該ポリカーボネート中の芳香族ジヒドロキシ化合物
と脂肪族ジヒドロキシ化合物からそれぞれ誘導される構
成単位のモル比(式(1)/式(2))が、10/90
より低いと耐熱性が劣るものとなり、90/10より高
いと光弾性定数が高くなり、さらに逆分散値が低くなる
ため光学材料としては好ましくない。
【0016】炭酸ジエステルとしては、ジフェニルカー
ボネート、ジトリールカーボネート、ビス(クロロフェ
ニル)カーボネート、m−クレジルカーボネート、ジナ
フチルカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチル
カーボネート、ジブチルカーボネート、ジシクロヘキシ
ルカーボネート等が用いられる。これらの中でも特にジ
フェニルカーボネートが好ましい。ジフェニルカーボネ
ートは、芳香族ジヒドロキシ化合物と脂肪族ジヒドロキ
シ化合物の合計1モルに対して0.97〜1.2モルの
量で用いられることが好ましく、特に好ましくは0.9
9〜1.10モルの量である。
【0017】本発明に用いられるポリカーボネート樹脂
の重量平均分子量は30,000〜200,000であ
ることが好ましく、さらに好ましくは50,000〜1
20,000である。
【0018】本発明に関わるポリカーボネートの製造方
法としては、触媒として、塩基性化合物が用いられる。
このような塩基性化合物としては、特にアルカリ金属お
よび/またはアルカリ土類化合物、含窒素化合物等があ
げられる。
【0019】このような化合物としては、アルカリ金属
およびアルカリ土類化合物等の有機酸、無機塩類、酸化
物、水酸化物、水素化物あるいはアルコキシド、4級ア
ンモニウムヒドロキシドおよびそれらの塩、アミン類等
が好ましく用いられ、これらの化合物は単独もしくは組
み合わせて用いることができる。
【0020】このようなアルカリ金属化合物としては、
具体的には、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸
化セシウム、水酸化リチウム、炭酸水素ナトリウム、炭
酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸セシウム、炭酸リチ
ウム、酢酸ナトリウム、酢酸カリウム、酢酸セシウム、
酢酸リチウム、ステアリン酸ナトリウム、ステアリン酸
カリウム、ステアリン酸セシウム、ステアリン酸リチウ
ム、水素化ホウ素ナトリウム、フェニル化ホウ素ナトリ
ウム、安息香酸ナトリウム、安息香酸カリウム、安息香
酸セシウム、安息香酸リチウム、リン酸水素2ナトリウ
ム、リン酸水素2カリウム、リン酸水素2リチウム、フ
ェニルリン酸2ナトリウム、ビスフェノールAの2ナト
リウム塩、2カリウム塩、2セシウム塩、2リチウム
塩、フェノールのナトリウム塩、カリウム塩、セシウム
塩、リチウム塩等が用いられる。
【0021】また、アルカリ土類金属化合物としては、
具体的には、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、
水酸化ストロンチウム、水酸化バリウム、炭酸水素マグ
ネシウム、炭酸水素カルシウム、炭酸水素ストロンチウ
ム、炭酸水素バリウム、酢酸マグネシウム、酢酸カルシ
ウム、酢酸ストロンチウム、酢酸バリウム、ステアリン
酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、安息香酸カ
ルシウム、フェニルリン酸マグネシウム等が用いられ
る。
【0022】また、含窒素化合物としては、具体的に
は、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラエ
チルアンモニウムヒドロキシド、テトラプロピルアンモ
ニウムヒドロキシド、テトラブチルアンモニウムヒドロ
キシド、トリメチルベンジルアンモニウムヒドロキシド
等のアルキル、アリール、アリルアリール基などを有す
るアンモニウムヒドロキシド類、トリエチルアミン、ジ
メチルベンジルアミン、トリフェニルアミン等の3級ア
ミン類、ジエチルアミン、ジブチルアミン等の2級アミ
ン類、プロピルアミン、ブチルアミン等の1級アミン
類、2−メチルイミダゾール、2−フェニルイミダゾー
ル等のイミダゾール類、あるいは、アンモニア、テトラ
メチルアンモニウムボロハイドライド、テトラブチルア
ンモニウムテトラフェニルボレート、テトラフェニルア
ンモニウムテトラフェニルボレート等の塩基性塩等が用
いられる。
【0023】これらの触媒は、芳香族ジヒドロキシ化合
物と脂肪族ジヒドロキシ化合物との合計1モルに対し
て、10-9〜10-3モルの量で、好ましくは10-7〜1
-5モルの量で用いられる。
【0024】本発明に関わるエステル交換反応は、公知
の溶融重縮合法により行うことができる。すなわち、前
記の原料、および触媒を用いて、加熱下に常圧または減
圧下にエステル交換反応により副生物を除去しながら溶
融重縮合を行うものである。反応は、一般には二段以上
の多段工程で実施される。
【0025】具体的には、第一段目の反応を120〜2
60℃、好ましくは180〜240℃の温度で0〜5時
間、好ましくは0.5〜3時間反応させる。次いで反応
系の減圧度を上げながら反応温度を高めて芳香族ジヒド
ロキシ化合物と脂肪族ジヒドロキシ化合物と炭酸ジエス
テルとの反応を行い、最終的には1mmHg以下の減圧
下、200〜300℃の温度で重縮合反応を行う。この
ような反応は、連続式で行っても良くまたバッチ式で行
っても良い。上記の反応を行うに際して用いられる反応
装置は、槽型であっても押出機型であってもよい。
【0026】本発明に関わる芳香族−脂肪族共重合ポリ
カーボネートは、重縮合反応終了後、熱安定性および加
水分解安定性を保持するために、触媒を除去もしくは失
活させる。一般的には、公知の酸性物質の添加によるア
ルカリ金属あるいはアルカリ土類金属等のエステル交換
触媒の失活を行う方法が好適に実施される。これらの物
質としては、具体的には、p−トルエンスルホン酸のご
とき芳香族スルホン酸、p−トルエンスルホン酸ブチ
ル、p−トルエンスルホン酸ヘキシル等の芳香族スルホ
ン酸エステル類、ステアリン酸クロライド、塩化ベンゾ
イル、p−トルエンスルホン酸クロライドのごとき有機
ハロゲン化物、ジメチル硫酸のごときアルキル硫酸、塩
化ベンジルのごとき有機ハロゲン化物等、ホウ酸、リン
酸等の無機酸等が好適に用いられる。
【0027】触媒失活後、ポリマー中の低沸点化合物を
0.1〜1mmHgの圧力、200〜300℃の温度で
脱気除去する工程を設けても良く、このためには、パド
ル翼、格子翼、メガネ翼等、表面更新性の優れた撹拌翼
を備えた横型装置、あるいは薄膜蒸発器が好適に用いら
れる。
【0028】本発明の紫外線カット能に優れた樹脂組成
物を構成する紫外線吸収剤としては、通常用いられるベ
ンゾトリアゾール系、トリアジン系、蓚酸アニリド系、
ベンゾフェノン系等が用いられるが、特に好ましくは、
ベンゾトリアゾール系の紫外線吸収剤が好適に用いられ
る。具体的には、2−(2’−ヒドロキシ−5’−メチ
ルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロ
キシ−3’,5’−ジ−t−ブチルフェニル)−5−ク
ロロベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−
3’−t−ブチル−5’−メチルフェニル)−5−クロ
ロベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒドロキシ−
3’,5’−ジ−t−アミルフェニル)ベンゾトリアゾ
ール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ジ−t−
ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒ
ドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)ベンゾトリア
ゾール、2−(2’−ヒドロキシ−3’,5’−ビス
(ααジメチルベンジル)フェニル)−2H−ベンゾト
リアゾール、2−(2−ヒドロキシ−4−オクチルオキ
シフェニル)ベンゾトリアゾール、メチル−3−(3’
−t−ブチル−5’(2H−ベンゾトリアゾール−2’
−イル)−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート−
ポリエチレングリコールとの縮合物などが挙げられる。
【0029】本発明における紫外線吸収剤の添加量は、
前記ポリカーボネート樹脂(A)100重量部に対して
0.001〜0.5重量部である。この範囲より少ない
とUVカットが十分でなく、この範囲より多いと樹脂の着
色など好ましくない現象を生じる。
【0030】本発明に用いる酸化防止剤としては、ヒン
ダードフェノール化合物、リン化合物、チオエーテル化
合物の中から選ばれる少なくとも1種を含む系が好適に
用いられる。
【0031】本発明では、ヒンダードフェノール系化合
物として具体的には、1,1,3−トリス(2−メチル
−4−ヒドロキシ−5−t−ブチルフェニル)ブタン、
4,4’−ブチリデンビス(3−メチル−6−t−ブチ
ルフェノール)、n−オクタデシル−3−(3’,5’
−ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート、ペンタエリスリチル−テトラキス(3−
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)
プロピオネート)、2,2’−メチレンビス(4−メチ
ル−6−t−ブチルフェノール)、2,2’−メチレン
ビス(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)、2−
t−ブチル−6−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−
5−メチルベンジル)−4−メチルフェニルアクリレー
ト、2−(1−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ペ
ンチルフェニル)エチル)4−、6−ジ−t−ペンチル
フェニルアクリレート、4,4−チオビス(3−メチル
−6−t−ブチルフェノール)、1,3,5−トリメチ
ル−2,4,6−トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシベンジル)ベンゼン、2,2−チオ−ジエ
チレンビス(3−(3,5−ジt−ブチル−4−ヒドロ
キシフェニル)プロピオネート、3,9−ビス(2−
(3−(3−t−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチル
フェニル)−プロピオニルオキシ)−1,1−ジメチ
ル)−2,4,8,10−テトラオキサスピロ(5.
5)ウンデカン、等が用いられる。
【0032】本発明では、リン系化合物として具体的に
は、フェニルジイソデシルホスファイト、ジフェニルイ
ソデシルホスファイト、ジフェニルイソオクチルホスフ
ァイト、トリフェニルホスファイト、トリスノニルフェ
ニルホスファイト、トリシクロヘキシルホスファイト、
トリクレジルホスファイト、トリス−(2,4−ジ−t
−ブチルフェニル)ホスファイト、トリス(ノニルフェ
ニル)ホスファイト、ビス(2,4−ジ−t−ブチルフ
ェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビス
(2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェニル)ペン
タエリスリトールジホスファイト、2,2−メチレンビ
ス(4,6−ジ−t−ブチルフェニル)オクチルホスフ
ァイト、4,4’−ブチリデンビス(3−メチル−6−
t−ブチルフェニルジ−トリデシルホスファイト)、
4,4’−イソプロピリデンジフェノールアルキル(C
12〜15)ホスファイト等が用いられる。
【0033】本発明では、チオエーテル化合物として、
具体的には、ジラウリルチオジプロピオネート、ジステ
アリルチオジプロピオネート、ジミリスチル−3,3’
−チオジプロピオネート、ペンタエリスリトールテトラ
キス(β−ラウリルチオプロピオネート)などが用いら
れる。
【0034】本発明における酸化防止剤の添加量は、上
記芳香族−脂肪族共重合ポリカーボネート樹脂100重
量部に対して0.001〜0.5重量部である。0.0
01重量部未満では、成形時の滞留中の着色を抑制する
効果が見られず、0.5重量部より多い場合には樹脂の
着色や分子量低下などの問題を引き起こす。
【0035】本発明では、上記酸化防止剤を単独でも用
いることができるが、より好ましくは、ヒンダードフェ
ノール化合物とリン化合物を併用して用いることが色
調、熱安定性において良好な結果をもたらす。ヒンダー
ドフェノール化合物とリン化合物を併用する場合のヒン
ダードフェノール化合物とリン化合物の配合重量比(ヒ
ンダードフェノール化合物/リン化合物)は1/10〜
10/1であり、特に好ましくは1/5〜5/1であ
る。ヒンダードフェノール化合物とリン化合物の合計の
添加量は上記芳香族−脂肪族共重合ポリカーボネート樹
脂100重量部に対して0.001〜0.5重量部であ
る。本発明では、上記ヒンダードフェノール化合物とリ
ン系化合物の併用系に、さらに第三の物質の添加を妨げ
ない。より具体的には、5,7−ジ−t−ブチル−3−
(3,4−ジ−メチルフェニル)−3H−ベンゾフラン
−2−オンなどのラクトン系化合物を添加することもで
きる。
【0036】紫外線吸収剤および酸化防止剤の添加時期
は、溶融重縮合で得られる芳香族−脂肪族共重合ポリカ
ーボネート樹脂が反応直後の溶融状態にあるうちに添加
しても良いし、ポリカーボネート樹脂をペレット化した
後に改めて添加しても良い。また、触媒失活剤と同時に
添加しても良いし、別個に添加しても良い。反応直後の
溶融状態の樹脂に添加する場合には、反応釜から抜き出
した樹脂に添加して横型の混練機に送り込み、均一に混
練した後そのままペレット化する方法、あるいは反応釜
から抜き出した樹脂を横型の混練機に送り込み、混練機
途中から再度フィードにより添加し均一に混練した後そ
のままペレット化する方法が好適に用いられる。
【0037】紫外線吸収剤および酸化防止剤の添加方法
は、あらかじめ作成したマスターバッチを添加する方法
でも良いし、有機溶媒もしくは水に溶解させて添加する
方法でも良いし、マスターバッチや溶媒を用いずにその
まま添加する方法でも良い。
【0038】
【発明の効果】本発明によるポリカーボネート樹脂組成
物は、紫外領域の光線を効果的にカットする能力を有
し、かつ紫外線吸収剤の添加による色調の悪化がほとん
どない上、成形時の滞留中の熱履歴による着色が外観上
問題にならないほど小さいため、外観が重要視される光
学レンズ、特に眼鏡レンズの分野に好適に利用すること
が可能である。
【0039】
【実施例】以下、実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明は、以下の実施例に何らの制限を受けるも
のではない。なお、得られたポリカーボネート樹脂組成
物の評価は、以下の方法により行った。
【0040】(1)分子量:GPC(Shodex G
PC system 11)を用い、ポリスチレン換算
分子量(重量平均分子量:Mw)として測定した。展開
溶媒にはクロロホルムを用いた。 (2)色相:得られたペレットを射出成形して50mm
φ、3mm厚のディスク試験片を作成し、色差計(東京
電色 TC−1800MK2)によりYI(黄色度)値
を測定した。 (3)溶融安定性試験:樹脂組成物ペレットを射出成形
機シリンダー内(260℃)に30分間滞留させ、射出
成形試験片(50mmφ、3mm厚)のMwおよびYI
値を測定した。
【0041】実施例(ポリマー合成) 2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(ビ
スフェノールA)3858g(16.9モル)、3,9
−ビス(2−ヒドロキシ−1,1−ジメチルエチル)−
2,4,8,10−テトラオキサスピロ(5.5)ウン
デカン(スピログリコール)4750g(15.6モ
ル)、ジフェニルカーボネート7374g(34.4モ
ル)、および炭酸水素ナトリウム8.2×10-3
(9.751×10-5モル)を、撹拌機および留出装置
付きの50リットル反応釜に入れ、窒素雰囲気下200
℃に加熱し、30分間撹拌した。その後、減圧度を15
0mmHgに調整すると同時に、260℃まで昇温し副
生するフェノールを留去しながらエステル交換反応を行
った。ほぼフェノールの留出が終了した時点で真空度を
さらに上げ、1mmHg以下の条件でさらに2時間撹拌
を行い、反応終了後、反応器内に窒素を吹き込み常圧に
戻し、生成ポリカーボネートを取り出した。この共重合
体のビスフェノールAから誘導される構成単位とスピロ
グリコールから誘導される構成単位のモル比は、52:
48であり、Mw=88000、屈折率nD=1.52
4、アッベ数νD=40、Tg=123℃、YI値=
3.20の物性を持つ樹脂が得られた。
【0042】実施例1 上で合成したポリカーボネート樹脂100重量部に対し
て、触媒失活剤として、p−トルエンスルホン酸n−ブ
チル0.0007重量部、ヒンダードフェノール系酸化
防止剤として、n−オクタデシル−3−(3’,5’−
ジ−t−ブチル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオ
ネート(旭電化社商品名AO−50)を0.02重量
部、リン系酸化防止剤として、トリス−(2,4−ジ−
t−ブチルフェニル)ホスファイト(旭電化社商品名A
2112)を0.02重量部、紫外線吸収剤として、2
−(2’−ヒドロキシ−5’−t−オクチルフェニル)
ベンゾトリアゾール(チバ社商品名チヌビン329)を
0.05重量部を2軸押し出し機(バレル温度260
℃)で混練してポリカーボネート樹脂組成物を得た。こ
の樹脂組成物の射出成形試験片のYI値は3.21と紫
外線吸収剤添加前と比較して色調の悪化は見られなかっ
た。380nmにおける紫外線透過率は0.7%であっ
た。射出成形機バレル中に30分間滞留させた後の分子
量保持率は92%であり、YI値の増加は+0.1と非
常に良好な熱安定性を示した。
【0043】実施例2 酸化防止剤として、リン系化合物であるトリス(2,
4)−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイトを57重
量%、ヒンダードフェノール系化合物であるペンタエリ
スリチル−テトラキス(3−(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート)を28重
量%、ラクトン系化合物である5,7−ジ−t−ブチル
−3−(3,4−ジ−メチルフェニル)−3H−ベンゾ
フラン−2−オンを15重量%含むイルガノックスHP
−2215FF(チバ社商品名)を樹脂100重量部に
対して0.02重量部添加した以外は、実施例1と全く
同様の操作で樹脂組成物を得た。この樹脂組成物の射出
成形試験片のYI値は3.30であり、紫外線吸収剤添
加前と比較して色調の悪化は見られなかった。380n
mにおける紫外線透過率は0.3%であった。射出成形
機バレル中に30分間滞留させた後の分子量保持率は8
9%であり、YI値の増加は+0.1と非常に良好な熱
安定性を示した。
【0044】実施例3 紫外線吸収剤として、2−(2’−ヒドロキシ−5’−
t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール(チヌビン
329、チバ社商品名)を樹脂100重量部に対して
0.05重量部用いた他は、実施例1と全く同様の操作
を行い樹脂組成物を得た。この樹脂組成物の射出成形試
験片のYI値は3.30であり、紫外線吸収剤添加前と
比較して色調の悪化は見られなかった。380nmにお
ける紫外線透過率は0.09%であった。射出成形機バ
レル中に30分間滞留させた後の分子量保持率は90%
であり、YI値の増加は+0.2と非常に良好な熱安定
性を示した。
【0045】実施例4 紫外線吸収剤として、2−(2’−ヒドロキシ−3’,
5’−ジ−t−アミルフェニル)ベンゾトリアゾール
(チヌビン328、チバ社商品名)を樹脂100重量部
に対して0.05重量部用いた他は、実施例1と全く同
様の操作を行い樹脂組成物を得た。 この樹脂組成物の
射出成形試験片のYI値は3.35であり、紫外線吸収
剤添加前と比較して色調の悪化は見られなかった。38
0nmにおける紫外線透過率は(0.09%)であっ
た。射出成形機バレル中に30分間滞留させた後の分子
量保持率は90%であり、YI値の増加は+0.2と非
常に良好な熱安定性を示した。
【0046】実施例5 紫外線吸収剤として、2−(2−ヒドロキシ−4−オク
チルオキシフェニル)ベンゾトリアゾール(スミソーブ
310、住友化学商品名)を樹脂100重量部に対して
0.05重量部用いた他は、実施例1と全く同様の操作
を行い樹脂組成物を得た。 この樹脂組成物の射出成形
試験片のYI値は3.30であり、紫外線吸収剤添加前
と比較して色調の悪化は見られなかった。380nmに
おける紫外線透過率は0.09%であった。射出成形機
バレル中に30分間滞留させた後の分子量保持率は90
%であり、YI値の増加は+0.2と非常に良好な熱安
定性を示した。
【0047】実施例6 酸化防止剤として、ヒンダードフェノール系酸化防止
剤、n−オクタデシル−3−(3’,5’−ジ−t−ブ
チル−4’−ヒドロキシフェニル)プロピオネート(旭
電化社商品名AO−50)を単独で樹脂100重量部に
対して0.04重量部使用した以外は、実施例1と全く
同様の操作を行い樹脂組成物を得た。 この樹脂組成物
の射出成形試験片のYI値は3.6であり、紫外線吸収
剤添加前と比較して色調がわずかに悪化した。380n
mにおける紫外線透過率は2.0%であった。射出成形
機バレル中に30分間滞留させた後の分子量保持率は8
5%であり、YI値の増加は+0.6であった。
【0048】実施例7 酸化防止剤として、リン系酸化防止剤、トリス−(2,
4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト(旭電化社
商品名A2112)を単独で樹脂100重量部に対して
0.04重量部使用した以外は、実施例1と全く同様の
操作を行い樹脂組成物を得た。この樹脂組成物の射出成
形試験片のYI値は3.80であり、紫外線吸収剤添加
前と比較してわずかに色調が悪化した。380nmにお
ける紫外線透過率は1.0%であった。射出成形機バレ
ル中に30分間滞留させた後の分子量保持率は82%で
あり、YI値の増加は+0.6であった。
【0049】実施例8 紫外線吸収剤として、2−(4,6−ジフェニル−1,
3,5−トリアジン−2−イル)−5−((ヘキシル)
オキシ)−フェノール(チヌビン1577FF、チバ商
品名)を樹脂100重量部に対して0.05重量部添加
した他は、実施例1と全く同様の操作を行い樹脂組成物
を得た。この樹脂組成物の射出成形試験片のYI値は
3.63であり、紫外線吸収剤添加前と比較してわずか
に色調の悪化が見られた。380nmにおける紫外線透
過率は0.44%であった。射出成形機バレル中に30
分間滞留させた後の分子量保持率は88%であり、YI
値の増加は+0.2であった。
【0050】比較例1 紫外線吸収剤を添加しない他は、実施例1と全く同様の
操作を行い樹脂組成物を得た。この樹脂組成物の射出成
形試験片のYI値は3.20であり、安定剤添加前の色
調と比較して悪化は見られなかったものの、380nm
における紫外線透過率は70.5%と非常に高いもので
あった。射出成形機バレル中に30分間滞留させた後の
分子量保持率は97%であり、YI値の増加は+0.1
と非常に良好な熱安定性を示した。
【0051】比較例2 紫外線吸収剤として、2−(2’−ヒドロキシ−5’−
t−オクチルフェニル)ベンゾトリアゾール(チバ社商
品名チヌビン329)を樹脂100重量部に対して0.
05重量部添加し、酸化防止剤を添加しない以外は実施
例1と全く同様の操作を行い樹脂組成物を得た。この樹
脂組成物の射出成形試験片のYI値は5.20であり、
安定剤添加前の色調と比較して顕著に悪化し、さらに射
出成形機バレル中に30分間滞留させた後の分子量保持
率は75%であり、YI値の増加は+2.5と大きな着
色を生じた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08K 5/49 C08K 5/49 // C08G 64/16 C08G 64/16

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 構成単位として、下記式(1)および式
    (2)を有する芳香族−脂肪族共重合ポリカーボネート
    樹脂100重量部に、(A)ベンゾトリアゾール系紫外
    線吸収剤またはトリアジン系紫外線吸収剤0.001〜
    0.5重量部、(B)酸化防止剤0.001〜0.5重
    量部を配合してなる芳香族−脂肪族共重合ポリカーボネ
    ート樹脂組成物。 【化1】 (上記式(1)において、Xは 【化2】 であり、ここに、R3およびR4は水素原子または炭素数1
    〜10のアルキル基あるいはフェニル基であり、R3とR4
    結合し環を形成していてもよい。R1とR2は水素原子また
    は炭素数1〜10のアルキル基またはハロゲンであり、R1
    とR2は同じでも異なっていてもよい。また、mおよびn
    は置換基数を表し0〜4の整数である。) 【化3】 (上記式(2)において、R5、R6、R7およびR8は水素原
    子または炭素数1〜10の1価のアルキル基である。)
  2. 【請求項2】 構成単位として、請求項1記載の式
    (1)および式(2)を有する共重合ポリカーボネート
    樹脂と、構成単位として請求項1記載の式(1)を有す
    る芳香族ポリカーボネート樹脂とからなるポリカーボネ
    ート樹脂組成物100重量部に、(A)ベンゾトリアゾ
    ール系紫外線吸収剤またはトリアジン系紫外線吸収剤
    0.001〜0.5重量部、(B)酸化防止剤0.00
    1〜0.5重量部を配合してなるポリカーボネート樹脂
    組成物。
  3. 【請求項3】 酸化防止剤が、ヒンダードフェノール化
    合物、リン化合物およびチオエーテル化合物からなる群
    から選ばれた少なくとも1種である請求項1または2記
    載のポリカーボネート樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 酸化防止剤が、ヒンダードフェノール化
    合物およびリン化合物であり、且つ該ヒンダードフェノ
    ール化合物とリン化合物との割合が、ヒンダードフェノ
    ール化合物/リン化合物(重量比)で表して、0.1〜
    10の範囲である請求項1または2記載のポリカーボネ
    ート樹脂組成物。
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