JPH11334694A - 船外機のシフト装置 - Google Patents
船外機のシフト装置Info
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- JPH11334694A JPH11334694A JP10141097A JP14109798A JPH11334694A JP H11334694 A JPH11334694 A JP H11334694A JP 10141097 A JP10141097 A JP 10141097A JP 14109798 A JP14109798 A JP 14109798A JP H11334694 A JPH11334694 A JP H11334694A
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- rotation gear
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- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 2
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
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- 238000010168 coupling process Methods 0.000 description 1
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
- B63H20/00—Outboard propulsion units, e.g. outboard motors or Z-drives; Arrangements thereof on vessels
- B63H20/14—Transmission between propulsion power unit and propulsion element
- B63H20/20—Transmission between propulsion power unit and propulsion element with provision for reverse drive
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
- F02B61/045—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
- B63H23/00—Transmitting power from propulsion power plant to propulsive elements
- B63H23/30—Transmitting power from propulsion power plant to propulsive elements characterised by use of clutches
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Structure Of Transmissions (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】シフト機構の部品点数を削減するとともに耐久
性を向上させることができ、また、シフト操作荷重を軽
減させる。 【解決手段】ドライブシャフトの先端に固定された駆動
ギヤ１５と、プロペラシャフト１９の外周に配設され前
記駆動ギヤに噛合された正転用ギヤ１６及び逆転用ギヤ
１７と、プロペラシャフトの外周に回転且つ摺動可能に
配設され、正転用ギヤ又は逆転用ギヤに噛合可能にされ
たドッグクラッチ２０と、プロペラシャフトの内部に摺
動自在に配設されると共に、一端がドッグクラッチに連
結され、他端に係合部２９ｆが形成されたスライドロッ
ド２９と、ケーシング内に鉛直方向に配設されたシフト
ロッド２１と、該シフトロッドの下端に軸心より偏心し
て形成されたクランクピン部２１ｂとを備え、該クラン
クピン部２１ｂを前記係合部２９ｆに係合させた構成。
性を向上させることができ、また、シフト操作荷重を軽
減させる。 【解決手段】ドライブシャフトの先端に固定された駆動
ギヤ１５と、プロペラシャフト１９の外周に配設され前
記駆動ギヤに噛合された正転用ギヤ１６及び逆転用ギヤ
１７と、プロペラシャフトの外周に回転且つ摺動可能に
配設され、正転用ギヤ又は逆転用ギヤに噛合可能にされ
たドッグクラッチ２０と、プロペラシャフトの内部に摺
動自在に配設されると共に、一端がドッグクラッチに連
結され、他端に係合部２９ｆが形成されたスライドロッ
ド２９と、ケーシング内に鉛直方向に配設されたシフト
ロッド２１と、該シフトロッドの下端に軸心より偏心し
て形成されたクランクピン部２１ｂとを備え、該クラン
クピン部２１ｂを前記係合部２９ｆに係合させた構成。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、船外機のシフト装
置の技術分野に属する。
置の技術分野に属する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】図７
は、特開昭５７−８４２９６号公報による従来の船外機
のシフト装置を示す断面図である。推進ユニットのロア
ケース１３には、エンジンに連結されたドライブシャフ
ト１４が延設され、その下端に駆動ギヤ１５が固定され
ている。そして、ロアケース１３内にはシフト装置Ｓが
配設されている。シフト装置Ｓは、駆動ギヤ１５の左右
に噛合された正転用ギヤ１６及び逆転用ギヤ１７と、プ
ロペラが固定されたプロペラシャフト１９と、正転用ギ
ヤ１６又は逆転用ギヤ１７の回転をプロペラシャフト１
９に切換伝達するドッグクラッチ２０と、ドッグクラッ
チ２０を左右方向に摺動させるシフトロッド２１を備え
ている。
は、特開昭５７−８４２９６号公報による従来の船外機
のシフト装置を示す断面図である。推進ユニットのロア
ケース１３には、エンジンに連結されたドライブシャフ
ト１４が延設され、その下端に駆動ギヤ１５が固定され
ている。そして、ロアケース１３内にはシフト装置Ｓが
配設されている。シフト装置Ｓは、駆動ギヤ１５の左右
に噛合された正転用ギヤ１６及び逆転用ギヤ１７と、プ
ロペラが固定されたプロペラシャフト１９と、正転用ギ
ヤ１６又は逆転用ギヤ１７の回転をプロペラシャフト１
９に切換伝達するドッグクラッチ２０と、ドッグクラッ
チ２０を左右方向に摺動させるシフトロッド２１を備え
ている。
【０００３】ドッグクラッチ２０は、クロスピン２３に
よりプロペラシャフト１９の長穴に沿ってスライド可能
に連結され、プロペラシャフト１９の内部には、クロス
ピン２３に連結されるとともに、スプリング２４を有す
るクラッチシフター２５が配設されている。クラッチシ
フター２５の外周には位置決め用ボール２６が配設さ
れ、図の中立状態では該ボール２６はプロペラシャフト
１９の内壁に形成された凹部に嵌合されている。クラッ
チシフター２５は、接続部材２７によりスライドロッド
２９に連結され回転可能にされている。スライドロッド
２９には窪み状のカム面３０が形成されており、このカ
ム面３０にシフトロッド２１先端に固定されたカム３１
が係合されている。
よりプロペラシャフト１９の長穴に沿ってスライド可能
に連結され、プロペラシャフト１９の内部には、クロス
ピン２３に連結されるとともに、スプリング２４を有す
るクラッチシフター２５が配設されている。クラッチシ
フター２５の外周には位置決め用ボール２６が配設さ
れ、図の中立状態では該ボール２６はプロペラシャフト
１９の内壁に形成された凹部に嵌合されている。クラッ
チシフター２５は、接続部材２７によりスライドロッド
２９に連結され回転可能にされている。スライドロッド
２９には窪み状のカム面３０が形成されており、このカ
ム面３０にシフトロッド２１先端に固定されたカム３１
が係合されている。
【０００４】図示の中立状態からシフトロッド２１を正
転方向に回動すると、スライドロッド２９、クラッチシ
フター２５及びドッグクラッチ２０は、図で左方向に移
動しドッグクラッチ２０の爪２０ａは、正転用ギヤ１６
の爪１６ａに噛合し、ドライブシャフト１４の回転は、
駆動ギヤ１５、正転用ギヤ１６を経てプロペラシャフト
１９に伝達され、また、シフトロッド２１を逆転方向に
回動すると、スライドロッド２９、クラッチシフター２
５及びドッグクラッチ２０は、図で右方向に移動しドッ
グクラッチ２０の爪２０ｂは、逆転用ギヤ１７の爪１７
ａに噛合し、ドライブシャフト１４の回転は、駆動ギヤ
１５、逆転用ギヤ１７を経てプロペラシャフト１９に伝
達される。
転方向に回動すると、スライドロッド２９、クラッチシ
フター２５及びドッグクラッチ２０は、図で左方向に移
動しドッグクラッチ２０の爪２０ａは、正転用ギヤ１６
の爪１６ａに噛合し、ドライブシャフト１４の回転は、
駆動ギヤ１５、正転用ギヤ１６を経てプロペラシャフト
１９に伝達され、また、シフトロッド２１を逆転方向に
回動すると、スライドロッド２９、クラッチシフター２
５及びドッグクラッチ２０は、図で右方向に移動しドッ
グクラッチ２０の爪２０ｂは、逆転用ギヤ１７の爪１７
ａに噛合し、ドライブシャフト１４の回転は、駆動ギヤ
１５、逆転用ギヤ１７を経てプロペラシャフト１９に伝
達される。
【０００５】しかしながら、上記従来のシフト装置にお
いては、クラッチシフター２５とスライドロッド２９を
接続部材２７により連結する構造となるため、部品点数
が多くなるとともに、両者の連結部の径が小径になり、
その分だけ強度面で不利となり耐久性が低下するという
問題を有している。また、シフトロッド２１の回転をカ
ム３１によりスライドロッド２９の往復運動に変換して
いるため、変換効率が悪くシフト操作荷重が重いという
問題を有している。
いては、クラッチシフター２５とスライドロッド２９を
接続部材２７により連結する構造となるため、部品点数
が多くなるとともに、両者の連結部の径が小径になり、
その分だけ強度面で不利となり耐久性が低下するという
問題を有している。また、シフトロッド２１の回転をカ
ム３１によりスライドロッド２９の往復運動に変換して
いるため、変換効率が悪くシフト操作荷重が重いという
問題を有している。
【０００６】図８は、特開昭５８−１５６４９４号公報
による従来のシフト装置の他の例を示す要部断面図であ
る。本例においては、カムの代わりにシフトロッド２１
の先端に、シフトロッド２１の軸心より偏心したクラン
ク状のクランクピン部３２が形成され、ピン部３２がス
ライドロッド２９の嵌合部３３に嵌合されている。本例
においては、カムを使わないため、シフト操作荷重は軽
くなるが、クランクピン部３２の回転半径が大きく、こ
れをロアケース内に挿入するためのスペースが必要とな
り、その結果、この部分のアッパケースが膨出し水中抵
抗が増大するという問題を有している。
による従来のシフト装置の他の例を示す要部断面図であ
る。本例においては、カムの代わりにシフトロッド２１
の先端に、シフトロッド２１の軸心より偏心したクラン
ク状のクランクピン部３２が形成され、ピン部３２がス
ライドロッド２９の嵌合部３３に嵌合されている。本例
においては、カムを使わないため、シフト操作荷重は軽
くなるが、クランクピン部３２の回転半径が大きく、こ
れをロアケース内に挿入するためのスペースが必要とな
り、その結果、この部分のアッパケースが膨出し水中抵
抗が増大するという問題を有している。
【０００７】本発明は、上記従来の問題を解決するもの
であって、シフト機構の部品点数を削減するとともに耐
久性を向上させることができ、また、シフト操作荷重を
軽減させ、さらにシフト装置を収納するケーシングの水
中抵抗を低減することができる船外機のシフト装置を提
供することを目的とする。
であって、シフト機構の部品点数を削減するとともに耐
久性を向上させることができ、また、シフト操作荷重を
軽減させ、さらにシフト装置を収納するケーシングの水
中抵抗を低減することができる船外機のシフト装置を提
供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項１記載の本発明は、船外機のケーシング１３内
に鉛直方向に配設されたドライブシャフト１４と、前記
ケーシング内に水平方向に配設されたプロペラシャフト
１９と、前記ドライブシャフトの先端に固定された駆動
ギヤ１５と、前記プロペラシャフトの外周に配設され前
記駆動ギヤに噛合された正転用ギヤ１６及び逆転用ギヤ
１７と、前記プロペラシャフトの外周に回転且つ摺動可
能に配設され、前記正転用ギヤ又は逆転用ギヤに噛合可
能にされたドッグクラッチ２０と、前記プロペラシャフ
トの内部に摺動自在に配設されると共に、一端がドッグ
クラッチに連結され、他端に係合部２９ｆが形成された
スライドロッド２９と、ケーシング内に鉛直方向に配設
されたシフトロッド２１と、該シフトロッドの下端に軸
心より偏心して形成されたクランクピン部２１ｂとを備
え、該クランクピン部２１ｂを前記係合部２９ｆに係合
させたことを特徴とし、請求項２記載の発明は、請求項
１において、前記シフトロッド２１は、ケーシング１３
の軸受部４２に当接され、該軸受部の長手方向の幅を、
シフトロッドとクランクピン部の幅Ｌより大きく設定し
たことを特徴とする。なお、上記構成に付加した番号
は、本発明の理解を容易にするために図面と対比させる
もので、これにより本発明が何ら限定されるものではな
い。
に請求項１記載の本発明は、船外機のケーシング１３内
に鉛直方向に配設されたドライブシャフト１４と、前記
ケーシング内に水平方向に配設されたプロペラシャフト
１９と、前記ドライブシャフトの先端に固定された駆動
ギヤ１５と、前記プロペラシャフトの外周に配設され前
記駆動ギヤに噛合された正転用ギヤ１６及び逆転用ギヤ
１７と、前記プロペラシャフトの外周に回転且つ摺動可
能に配設され、前記正転用ギヤ又は逆転用ギヤに噛合可
能にされたドッグクラッチ２０と、前記プロペラシャフ
トの内部に摺動自在に配設されると共に、一端がドッグ
クラッチに連結され、他端に係合部２９ｆが形成された
スライドロッド２９と、ケーシング内に鉛直方向に配設
されたシフトロッド２１と、該シフトロッドの下端に軸
心より偏心して形成されたクランクピン部２１ｂとを備
え、該クランクピン部２１ｂを前記係合部２９ｆに係合
させたことを特徴とし、請求項２記載の発明は、請求項
１において、前記シフトロッド２１は、ケーシング１３
の軸受部４２に当接され、該軸受部の長手方向の幅を、
シフトロッドとクランクピン部の幅Ｌより大きく設定し
たことを特徴とする。なお、上記構成に付加した番号
は、本発明の理解を容易にするために図面と対比させる
もので、これにより本発明が何ら限定されるものではな
い。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。図１は、本発明が適用される船
外機の１例を示す側面図である。船外機１は、船体２の
後部に着脱自在に取り付けられるクランプブラケット３
と、クランプブラケット３に水平軸４を介して上下方向
に回動自在に枢支されるスイベルブラケット５と、この
スイベルブラケット５の軸受５ａに垂直軸を介して水平
方向に回動自在に枢支されるステアリングブラケット６
と、ステアリングブラケット６にマウント７を介して支
持される推進ユニット９とを備えている。
を参照しつつ説明する。図１は、本発明が適用される船
外機の１例を示す側面図である。船外機１は、船体２の
後部に着脱自在に取り付けられるクランプブラケット３
と、クランプブラケット３に水平軸４を介して上下方向
に回動自在に枢支されるスイベルブラケット５と、この
スイベルブラケット５の軸受５ａに垂直軸を介して水平
方向に回動自在に枢支されるステアリングブラケット６
と、ステアリングブラケット６にマウント７を介して支
持される推進ユニット９とを備えている。
【００１０】前記推進ユニット９は、ステアリングブラ
ケット７に支持されるアッパケース１０を有し、アッパ
ケース１０の上部にエンジン（図示せず）が取り付けら
れ、また、エンジンの下部を覆うロアカウリング１１が
取り付けられ、ロアカウリング１１にエンジンの上部を
覆うアッパカウリング１２が着脱可能に取り付けられて
いる。さらに、アッパケース１０の下部にはロアケース
１３が連結され、アッパケース１０とロアケース１３は
推進ユニット９のケーシングを構成している。
ケット７に支持されるアッパケース１０を有し、アッパ
ケース１０の上部にエンジン（図示せず）が取り付けら
れ、また、エンジンの下部を覆うロアカウリング１１が
取り付けられ、ロアカウリング１１にエンジンの上部を
覆うアッパカウリング１２が着脱可能に取り付けられて
いる。さらに、アッパケース１０の下部にはロアケース
１３が連結され、アッパケース１０とロアケース１３は
推進ユニット９のケーシングを構成している。
【００１１】推進ユニット９のロアケース１３内部下方
には、エンジンに連結されたドライブシャフト１４が延
設され、その下端に駆動ギヤ１５が固定され、また、ロ
アケース１３内には水平方向にプロペラシャフト１９が
配設され、プロペラシャフト１９にプロペラ１８が固定
されている。そして、ロアケース１３内にはシフト装置
Ｓが配設されている。シフト装置Ｓは、駆動ギヤ１５の
左右に噛合された正転用ギヤ１６及び逆転用ギヤ１７
と、正転用ギヤ１６又は逆転用ギヤ１７の回転をプロペ
ラシャフト１９に切換伝達するドッグクラッチ２０と、
ドッグクラッチ２０を左右方向に摺動させるシフトロッ
ド２１と、シフトロッド２１を回動させるためのシフト
レバー２２を備えている。
には、エンジンに連結されたドライブシャフト１４が延
設され、その下端に駆動ギヤ１５が固定され、また、ロ
アケース１３内には水平方向にプロペラシャフト１９が
配設され、プロペラシャフト１９にプロペラ１８が固定
されている。そして、ロアケース１３内にはシフト装置
Ｓが配設されている。シフト装置Ｓは、駆動ギヤ１５の
左右に噛合された正転用ギヤ１６及び逆転用ギヤ１７
と、正転用ギヤ１６又は逆転用ギヤ１７の回転をプロペ
ラシャフト１９に切換伝達するドッグクラッチ２０と、
ドッグクラッチ２０を左右方向に摺動させるシフトロッ
ド２１と、シフトロッド２１を回動させるためのシフト
レバー２２を備えている。
【００１２】図２〜図６は、本発明の船外機のシフト装
置の１実施形態を示し、図２はシフト装置の断面図、図
３は図２の要部拡大断面図、図４は図２のＡ−Ａ線で切
断し矢印方向に見た断面図、図５は図２のＢ−Ｂ線で切
断し矢印方向に見た断面図、図６はシフト装置の斜視図
である。
置の１実施形態を示し、図２はシフト装置の断面図、図
３は図２の要部拡大断面図、図４は図２のＡ−Ａ線で切
断し矢印方向に見た断面図、図５は図２のＢ−Ｂ線で切
断し矢印方向に見た断面図、図６はシフト装置の斜視図
である。
【００１３】図２において、ロアケース１３の下部に形
成されたハウジング１３ａ内にはシフト装置Ｓが配設さ
れている。駆動ギヤ１５に噛合された正転用ギヤ１６及
び逆転用ギヤ１７は、ベアリング５１、５２によりロア
ケース１３に支持されている。正転用ギヤ１６及び逆転
用ギヤ１７の内側にはプロペラシャフト１９が貫通さ
れ、正転用ギヤ１６と逆転用ギヤ１７の間でプロペラシ
ャフト１９の外周にドッグクラッチ２０がスプライン結
合により回転且つ摺動可能に配設されている。このドッ
グクラッチ２０は、クロスピン２３によりプロペラシャ
フト１９の長孔（図示せず）に沿ってスライド可能に連
結され、プロペラシャフト１９の内部には、一端がクロ
スピン２３に連結され、他端がプロペラシャフト１９か
ら突出するスライドロッド２９が摺動可能に挿入されて
いる。
成されたハウジング１３ａ内にはシフト装置Ｓが配設さ
れている。駆動ギヤ１５に噛合された正転用ギヤ１６及
び逆転用ギヤ１７は、ベアリング５１、５２によりロア
ケース１３に支持されている。正転用ギヤ１６及び逆転
用ギヤ１７の内側にはプロペラシャフト１９が貫通さ
れ、正転用ギヤ１６と逆転用ギヤ１７の間でプロペラシ
ャフト１９の外周にドッグクラッチ２０がスプライン結
合により回転且つ摺動可能に配設されている。このドッ
グクラッチ２０は、クロスピン２３によりプロペラシャ
フト１９の長孔（図示せず）に沿ってスライド可能に連
結され、プロペラシャフト１９の内部には、一端がクロ
スピン２３に連結され、他端がプロペラシャフト１９か
ら突出するスライドロッド２９が摺動可能に挿入されて
いる。
【００１４】スライドロッド２９は、図３及び図６に示
すように、一方の側に筒状部２９ａが形成されており、
この筒状部２９ａにクロスピン２３が貫通する穴２９ｂ
と、２つの位置決め用ボール２６が出入りする穴２９ｃ
が形成されている。位置決め用ボール２６は、対向する
円錐状の押圧部材３５、３６により挟着され、押圧部材
３５、３６内にピン３７を貫通させ、一方の押圧部材３
５をスプリングナット３８で固定し、他方の押圧部材３
６をスプリング３９介してワッシャ４０にてピン３７に
固定している。また、プロペラシャフト１９には位置決
め用ボール２６が嵌合される凹部１９ａと、ドッグクラ
ッチ２０を連結するためのスプライン１９ｂが形成され
ている。
すように、一方の側に筒状部２９ａが形成されており、
この筒状部２９ａにクロスピン２３が貫通する穴２９ｂ
と、２つの位置決め用ボール２６が出入りする穴２９ｃ
が形成されている。位置決め用ボール２６は、対向する
円錐状の押圧部材３５、３６により挟着され、押圧部材
３５、３６内にピン３７を貫通させ、一方の押圧部材３
５をスプリングナット３８で固定し、他方の押圧部材３
６をスプリング３９介してワッシャ４０にてピン３７に
固定している。また、プロペラシャフト１９には位置決
め用ボール２６が嵌合される凹部１９ａと、ドッグクラ
ッチ２０を連結するためのスプライン１９ｂが形成され
ている。
【００１５】図２、図４及び図６に示すように、スライ
ドロッド２９の他端には、２枚の円板２９ｄが小径の軸
２９ｅにより接続され、これにより後述するクランクピ
ン部２１ｂの係合部２１ｆが形成されている。一方、ロ
アケース１３の上部にはシフトロッド２１の上部軸受４
１が固定され、ロアケース１３の下部には下部軸受４２
が形成され、この下部軸受４２にシフトロッド２１の拡
径部２１ａが嵌合されている。シフトロッド２１の下端
には、シフトロッド２１の軸心より偏心したクランク状
のクランクピン部２１ｂが形成され、クランクピン部２
１ｂがスライドロッド２９の２つの円板２９ｄ内に挿入
されている。この構成により、シフトロッド２１のクラ
ンクピン部２１ｂの回動により、回転するスライドロッ
ド２９を左右方向に摺動させることが可能となる。シフ
トロッド２１の上端にはスプライン２１ｃが形成され、
このスプライン２１ｃに上部シフトロッド２１ｄが連結
されている。
ドロッド２９の他端には、２枚の円板２９ｄが小径の軸
２９ｅにより接続され、これにより後述するクランクピ
ン部２１ｂの係合部２１ｆが形成されている。一方、ロ
アケース１３の上部にはシフトロッド２１の上部軸受４
１が固定され、ロアケース１３の下部には下部軸受４２
が形成され、この下部軸受４２にシフトロッド２１の拡
径部２１ａが嵌合されている。シフトロッド２１の下端
には、シフトロッド２１の軸心より偏心したクランク状
のクランクピン部２１ｂが形成され、クランクピン部２
１ｂがスライドロッド２９の２つの円板２９ｄ内に挿入
されている。この構成により、シフトロッド２１のクラ
ンクピン部２１ｂの回動により、回転するスライドロッ
ド２９を左右方向に摺動させることが可能となる。シフ
トロッド２１の上端にはスプライン２１ｃが形成され、
このスプライン２１ｃに上部シフトロッド２１ｄが連結
されている。
【００１６】シフトロッド２１のクランクピン部２１ｂ
をスライドロッド２９の２つの円板２９ｄ内に挿入する
際には、先ず、シフトロッド２１のクランクピン部２１
ｂを図５のＦ方向に向けて降下させ、このとき、図６に
示すように、下部軸受４２の長手方向Ｆの長さは、シフ
トロッド２１とクランクピン部２１ｂの幅Ｌより若干の
幅αだけ大きく設計しているので、クランクピン部２１
ｂを通過させることができ、クランクピン部２１ｂが下
部軸受４２を通過した後、シフトロッド２１を図５の矢
印方向に９０度回転させ、さらに降下させることによ
り、クランクピン部２１ｂをスライドロッド２９の２つ
の円板２９ｄ内の係合部２９ｆに挿入、係合することが
できる。従って、図５に示すように、ロアケース１３の
側面１３ｂを流線型に維持することができ、水中抵抗を
低減することができる。
をスライドロッド２９の２つの円板２９ｄ内に挿入する
際には、先ず、シフトロッド２１のクランクピン部２１
ｂを図５のＦ方向に向けて降下させ、このとき、図６に
示すように、下部軸受４２の長手方向Ｆの長さは、シフ
トロッド２１とクランクピン部２１ｂの幅Ｌより若干の
幅αだけ大きく設計しているので、クランクピン部２１
ｂを通過させることができ、クランクピン部２１ｂが下
部軸受４２を通過した後、シフトロッド２１を図５の矢
印方向に９０度回転させ、さらに降下させることによ
り、クランクピン部２１ｂをスライドロッド２９の２つ
の円板２９ｄ内の係合部２９ｆに挿入、係合することが
できる。従って、図５に示すように、ロアケース１３の
側面１３ｂを流線型に維持することができ、水中抵抗を
低減することができる。
【００１７】そして、図２に示す中立状態Ｎからシフト
ロッド２１を正転方向Ｆに回動すると、スライドロッド
２９は、図３に示すように、位置決め用ボール２６が凹
部１９ａを乗り越えて左方向に移動し、ドッグクラッチ
２０の爪２０ａは、正転用ギヤ１６の爪１６ａに噛合
し、ドライブシャフト１４の回転は、駆動ギヤ１５、正
転用ギヤ１６を経てプロペラシャフト１９に伝達され、
また、シフトロッド２１を逆転方向Ｒに回動すると、ス
ライドロッド２９及びドッグクラッチ２０は、図で右方
向に移動しドッグクラッチ２０の爪２０ｂは、逆転用ギ
ヤ１７の爪１７ａに噛合し、ドライブシャフト１４の回
転は、駆動ギヤ１５、逆転用ギヤ１７を経てプロペラシ
ャフト１９に伝達される。
ロッド２１を正転方向Ｆに回動すると、スライドロッド
２９は、図３に示すように、位置決め用ボール２６が凹
部１９ａを乗り越えて左方向に移動し、ドッグクラッチ
２０の爪２０ａは、正転用ギヤ１６の爪１６ａに噛合
し、ドライブシャフト１４の回転は、駆動ギヤ１５、正
転用ギヤ１６を経てプロペラシャフト１９に伝達され、
また、シフトロッド２１を逆転方向Ｒに回動すると、ス
ライドロッド２９及びドッグクラッチ２０は、図で右方
向に移動しドッグクラッチ２０の爪２０ｂは、逆転用ギ
ヤ１７の爪１７ａに噛合し、ドライブシャフト１４の回
転は、駆動ギヤ１５、逆転用ギヤ１７を経てプロペラシ
ャフト１９に伝達される。
【００１８】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
１記載の発明によれば、シフトロッドの回転を、回転す
るスライドロッドの摺動運動に変換することができるの
で、シフト機構の部品点数を削減するとともに耐久性を
向上させることができ、また、シフト操作荷重を軽減さ
せることができる。
１記載の発明によれば、シフトロッドの回転を、回転す
るスライドロッドの摺動運動に変換することができるの
で、シフト機構の部品点数を削減するとともに耐久性を
向上させることができ、また、シフト操作荷重を軽減さ
せることができる。
【００１９】請求項２記載の発明によれば、シフトロッ
ドとクロスピン部の幅より小さいケーシングの幅でも、
クロスピン部を組み込むことが可能となり、シフト装置
を収納するケーシングの水中抵抗を低減することができ
る。
ドとクロスピン部の幅より小さいケーシングの幅でも、
クロスピン部を組み込むことが可能となり、シフト装置
を収納するケーシングの水中抵抗を低減することができ
る。
【図１】本発明が適用される船外機の１例を示す側面図
である。
である。
【図２】本発明の船外機のシフト装置の１実施形態を示
す断面図である。
す断面図である。
【図３】図２の要部拡大断面図である。
【図４】図２のＡ−Ａ線で切断し矢印方向に見た断面図
である。
である。
【図５】図２のＢ−Ｂ線で切断し矢印方向に見た断面図
である。
である。
【図６】図２の分解斜視図である。
【図７】従来の船外機のシフト装置を示す断面図であ
る。
る。
【図８】従来のシフト装置の他の例を示す要部断面図で
ある。
ある。
１３…ケーシング １４…ドライブシャフト １５…駆動ギヤ １６…正転用ギヤ １７…逆転用ギヤ １９…プロペラシャフト ２０…ドッグクラッチ ２１…シフトロッド、２１ｂ…クランクピン部 ２９…スライドロッド、２９ｆ…係合部
Claims (2)
- 【請求項１】船外機のケーシング内に鉛直方向に配設さ
れたドライブシャフトと、前記ケーシング内に水平方向
に配設されたプロペラシャフトと、前記ドライブシャフ
トの先端に固定された駆動ギヤと、前記プロペラシャフ
トの外周に配設され前記駆動ギヤに噛合された正転用ギ
ヤ及び逆転用ギヤと、前記プロペラシャフトの外周に回
転且つ摺動可能に配設され、前記正転用ギヤ又は逆転用
ギヤに噛合可能にされたドッグクラッチと、前記プロペ
ラシャフトの内部に摺動自在に配設されると共に、一端
がドッグクラッチに連結され、他端に係合部が形成され
たスライドロッドと、ケーシング内に鉛直方向に配設さ
れたシフトロッドと、該シフトロッドの下端に軸心より
偏心して形成されたクランクピン部とを備え、該クラン
クピン部を前記係合部に係合させたことを特徴とする船
外機のシフト装置。 - 【請求項２】前記シフトロッドは、ケーシングの軸受部
に当接され、該軸受部の長手方向の幅を、シフトロッド
とクランクピン部の幅より大きく設定したことを特徴と
する請求項１記載の船外機のシフト装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10141097A JPH11334694A (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | 船外機のシフト装置 |
| US09/315,438 US6217400B1 (en) | 1998-05-22 | 1999-05-20 | Control for marine transmission |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10141097A JPH11334694A (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | 船外機のシフト装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11334694A true JPH11334694A (ja) | 1999-12-07 |
Family
ID=15284131
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10141097A Pending JPH11334694A (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | 船外機のシフト装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6217400B1 (ja) |
| JP (1) | JPH11334694A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6544083B1 (en) * | 2002-03-04 | 2003-04-08 | Brunswick Corporation | Shift mechanism for a marine propulsion system |
| US7140932B2 (en) | 2003-01-17 | 2006-11-28 | Honda Motor Co., Ltd. | Outboard motor shift mechanism |
| US7836787B2 (en) | 2004-04-12 | 2010-11-23 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Shift system for boat propulsion unit |
| US9174715B1 (en) | 2013-03-14 | 2015-11-03 | Brunswick Corporation | Apparatuses for changing gear in marine propulsion systems |
| CN110481744A (zh) * | 2019-04-17 | 2019-11-22 | 天津科技大学 | 一种螺旋式推进器尾仓导流构件 |
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| JP2003098044A (ja) * | 2001-09-25 | 2003-04-03 | Sanshin Ind Co Ltd | 船舶の検査装置、船舶の検査システム |
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| US6905382B2 (en) | 2002-10-21 | 2005-06-14 | Yamaha Marine Kabushiki Kaisha | Shift device for marine transmission |
| JP5100019B2 (ja) * | 2006-03-17 | 2012-12-19 | ヤマハ発動機株式会社 | リモコン装置、リモコン側ｅｃｕ及び船舶 |
| JP4925701B2 (ja) | 2006-03-28 | 2012-05-09 | ヤマハ発動機株式会社 | 船舶 |
| JP4999387B2 (ja) * | 2006-07-24 | 2012-08-15 | ヤマハ発動機株式会社 | 船舶 |
| US9017118B1 (en) | 2012-01-31 | 2015-04-28 | Brp Us Inc. | Gear case assembly for a marine outboard engine and method of assembly thereof |
| US8864537B1 (en) | 2012-12-14 | 2014-10-21 | Brp Us Inc. | Marine propulsion system gear case assembly |
| DE102014107472A1 (de) | 2014-05-27 | 2015-12-03 | Osram Opto Semiconductors Gmbh | Halbleiterbauelement und Beleuchtungsvorrichtung |
| JP2018047806A (ja) * | 2016-09-21 | 2018-03-29 | 株式会社 神崎高級工機製作所 | 減速逆転機及びこれを備えた船舶 |
| GB2582277B (en) * | 2019-03-07 | 2021-04-28 | Cox Powertrain Ltd | Marine outboard motor with shift mechanism |
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| US4302196A (en) * | 1979-01-24 | 1981-11-24 | Outboard Marine Corporation | Marine propulsion unit including propeller shaft thrust transmitting means |
| US4530667A (en) * | 1983-12-29 | 1985-07-23 | Brunswick Corporation | Marine drive shift linkage |
| JPH0715302B2 (ja) * | 1985-01-31 | 1995-02-22 | 三信工業株式会社 | 船舶推進機 |
| JPH01119499A (ja) * | 1987-11-04 | 1989-05-11 | Nissan Koki Kk | 船用推進部のシフト装置 |
| US4861295A (en) * | 1988-03-14 | 1989-08-29 | Outboard Marine Corporation | Marine propulsion device with reversible shift apparatus |
| CA2036931A1 (en) * | 1990-04-09 | 1991-10-10 | Jeffrey P. Higby | Shiftable reversing transmission for marine propulsion device |
| JP3470140B2 (ja) * | 1993-11-29 | 2003-11-25 | ヤマハマリン株式会社 | 船舶推進装置 |
-
1998
- 1998-05-22 JP JP10141097A patent/JPH11334694A/ja active Pending
-
1999
- 1999-05-20 US US09/315,438 patent/US6217400B1/en not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6217400B1 (en) | 2001-04-17 |
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