JPH11129988A - 船外機のシフト機構 - Google Patents

船外機のシフト機構

Info

Publication number
JPH11129988A
JPH11129988A JP9311255A JP31125597A JPH11129988A JP H11129988 A JPH11129988 A JP H11129988A JP 9311255 A JP9311255 A JP 9311255A JP 31125597 A JP31125597 A JP 31125597A JP H11129988 A JPH11129988 A JP H11129988A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shift
propeller shaft
cam
gear
reverse
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9311255A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Onoe
昭博 尾上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Marine Co Ltd
Original Assignee
Sanshin Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanshin Kogyo KK filed Critical Sanshin Kogyo KK
Priority to JP9311255A priority Critical patent/JPH11129988A/ja
Priority to US09/181,723 priority patent/US6123591A/en
Publication of JPH11129988A publication Critical patent/JPH11129988A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H23/00Transmitting power from propulsion power plant to propulsive elements
    • B63H23/30Transmitting power from propulsion power plant to propulsive elements characterised by use of clutches
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B63SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
    • B63HMARINE PROPULSION OR STEERING
    • B63H20/00Outboard propulsion units, e.g. outboard motors or Z-drives; Arrangements thereof on vessels
    • B63H20/14Transmission between propulsion power unit and propulsion element
    • B63H20/20Transmission between propulsion power unit and propulsion element with provision for reverse drive
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D23/00Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
    • F16D23/02Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
    • F16D23/04Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 船外機のシフト機構において、後進へのシフ
ト切り換え操作時に、シフト荷重が急激に増大するのを
抑えることにより、エンジンの回転方向とは逆向きの急
激なトルク変化を与えないようにして、運転中のエンジ
ンにエンストを誘発させないようにする。 【解決手段】 船外機のシフト機構13において、シフ
トカム16に、ドッグクラッチ20を動かすための第1
カム面16aと共に、プロペラシャフト14を押圧する
ための第2カム面16bを形成し、プロペラシャフト1
4と後進ギア23の間に、摩擦力によりトルク伝達が可
能な副クラッチ部14c,26,23cを形成して、後
進へのシフト切り換え時のシフトカム16の回動によ
り、シフトカム16の第1カム面16aによるドッグク
ラッチ20の動きに先立って、シフトカム16の第2カ
ム面16bによるプロペラシャフト14の押圧で、副ク
ラッチ部14c,26,23cによる後進ギア23から
プロペラシャフト14へのトルク伝達がなされるように
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船外機においてエ
ンジンからプロペラへの動力の伝達をニュートラルと前
進と後進の何れかに切り換えるためのシフト機構に関
し、特に、そのような船外機のシフト機構において後進
へのシフト切り換え操作時に急激にシフト荷重が増大す
るのを抑えるための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】小型船舶に搭載されている船外機では、
エンジンのクランク軸に連結されたドライブシャフト
と、推進機(プロペラ)の回転軸であるプロペラシャフ
トとの間に、動力の伝達をニュートラルと前進と後進の
何れかに切り換えるためのシフト機構が設置されてお
り、このシフト機構では、ドライブシャフトの下端に固
定した駆動ギアに対し、プロペラシャフト上に回動自在
に配置した前進ギアと後進ギアをそれぞれ噛合させると
共に、運転者のリモコンレバー操作で回動されるシフト
ロッドにより、シフトロッドの下端に固定したシフトカ
ムを回動させ、プロペラシャフトの中空軸心部内に摺動
自在に設置されたプランジャとクロスピンを介して、ド
ッグクラッチをニュートラルと前進と後進の何れかの位
置にシフトさせることで、前進ギア又は後進ギアの回転
をドッグクラッチを介して選択的にプロペラシャフトに
伝達させている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
な従来の船外機のシフト機構では、前進で走行している
船舶を減速してから後進させるような場合、後進のシフ
トに切り換えてドッグクラッチと後進ギアを係合させた
時に、シフト荷重が急激に増大することとなり、エンジ
ンの回転方向とは逆向きの急激なトルク変化が与えられ
ることで、運転中のエンジンにエンストを誘発させるこ
とがある。
【0004】本発明は、上記のような問題の解消を課題
とするものであり、具体的には、船外機のシフト機構に
おいて、後進へのシフト切り換え操作時に、シフト荷重
が急激に増大するのを抑えることにより、エンジンの回
転方向とは逆向きの急激なトルク変化を与えないように
して、運転中のエンジンにエンストを誘発させないよう
にすることを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記のような
課題を解決するために、上記の請求項1に記載したよう
に、ドライブシャフトの下端に固定した駆動ギアに対
し、プロペラシャフト上に回動自在に配置した前進ギア
と後進ギアをそれぞれ噛合させると共に、シフトロッド
によるシフトカムの回動操作により、ドッグクラッチを
ニュートラルと前進と後進の何れかの位置にシフトさせ
ることで、前進ギア又は後進ギアの回転をドッグクラッ
チを介して選択的にプロペラシャフトに伝達するように
した船外機のシフト機構において、シフトカムには、ド
ッグクラッチを動かすための第1カム面と共に、プロペ
ラシャフトを押圧するための第2カム面が形成されてお
り、プロペラシャフトと後進ギアの間には、摩擦力によ
りトルク伝達が可能な副クラッチ部が形成されていて、
後進へのシフト切り換え時のシフトカムの回動により、
シフトカムの第1カム面によるドッグクラッチの動きに
先立って、シフトカムの第2カム面によるプロペラシャ
フトの押圧で、副クラッチ部による後進ギアからプロペ
ラシャフトへのトルク伝達がなされるように構成されて
いることを特徴とするものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の船外機のシフト機
構の実施形態について図面に基づいて説明する。
【0007】図1は、シフト機構を備えた船外機の概略
を示すもので、船外機1は、スイベルブラケット2によ
って水平方向で回動可能に支持され、スイベルブラケッ
ト2の上部が水平方向のチルト軸3によりクランプブラ
ケット4に対して上下方向で回動可能に支持され、クラ
ンプブラケット4が船体の後尾板(図示せず)に着脱可
能に固定されることで、船体に対して水平方向(操舵方
向)と上下方向(チルト方向)のそれぞれに回動可能な
状態で取り付けられるものである。
【0008】船外機1のハウジングは、トップカウリン
グ5とアッパケース6とロアケース7とで構成されてお
り、ロアケース7の下部後側にプロペラ8が回転自在に
装着されていて、アッパカウル5aとボトムカウル5b
とからなるトップカウリング5内に、クランク軸11の
軸線が上下方向となるようにエンジン10が設置されて
いる。
【0009】クランク軸11の下端には、動力伝達用の
ドライブシャフト12が連結されており、上下方向にア
ッパケース6内を通ってロアケース7にまで延びたドラ
イブシャフト12の下端は、ベベルギアによるシフト機
構13を介し、プロペラシャフト14と連係されてい
て、エンジン10の駆動によるクランク軸11の回転
は、ドライブシャフト12とシフト機構13とプロペラ
シャフト14を介して、ロアケース7に装着されたプロ
ペラ8に伝達される。
【0010】ロアケース7内に配置されたシフト機構1
3は、運転者のリモコンレバー操作によって回動される
シフトロッド15により、ドライブシャフト12からプ
ロペラシャフト14に伝達する回転力を、ニュートラル
と前進と後進の何れかのシフト変更するためのものであ
る。
【0011】図2は、本発明の船外機のシフト機構の一
実施形態を示すもので、シフト機構13は、基本的に
は、従来のシフト機構と同様に、シフトロッド15の下
端に固定したシフトカム16の回動により、各プランジ
ャ17,18とクロスピン19を介して、ドッグクラッ
チ20のシフト位置を変えることで、ドライブシャフト
12の下端の固定された駆動ギア21と噛合する前進ギ
ア22と後進ギア23に対して、それらの回転の何れか
をドッグクラッチ20を介してプロペラシャフト14に
選択的に伝達させるように構成されている。
【0012】すなわち、本実施形態のシフト機構13で
は、ドライブシャフト12の下端に固定された駆動ギア
21に対し、前進ギア22と後進ギア23が、それぞれ
プロペラシャフト14上で互いに間隔を置いて、且つ、
プロペラシャフト14に対してそれぞれ回転自在な状態
に設置されていて、駆動ギア21とそれぞれ噛合する前
進ギア22と後進ギア23は、互いの回転方向が逆方向
となるように、何れもドライブシャフト12の回転に連
動して常に回転するものとなっている。
【0013】前進ギア22と後進ギア23の回転軸部分
を貫通するプロペラシャフト14は、各ギア22,23
に対応する前部が中空軸心構造となっており、この中空
軸心部14aには、前部がプロペラシャフト14の前端
よりも前方に突出する第1プランジャ17と、クロスピ
ン19を貫通させた第2プランジャ18が、コイルスプ
リング24によって前方に付勢された状態で、それぞれ
摺動可能に挿着されている。
【0014】第2プランジャ18を貫通するクロスピン
19は、前進ギア22と後進ギア23の間の部分で、プ
ロペラシャフト14を横切るように配置されており、プ
ロペラシャフト14に穿設されたクロスピン19用の貫
通孔14bは、クロスピン19がプロペラシャフト14
の軸線方向に所定距離だけ移動可能なような長孔となっ
ている。
【0015】このクロスピン19に対応して、前進ギア
22と後進ギア23の間には、前面と後面にそれぞれ係
合用の凸部を形成したドッグクラッチ20が、プロペラ
シャフト14の外周面から突出したクロスピン19の両
端部と係合する状態で、クロスピン貫通孔14bの長さ
の範囲内でクロスピン19と共にプロペラシャフト14
の軸線方向に移動可能なように、プロペラシャフト14
の外周面に対してスプライン係合により回転不能で摺動
可能に設置されている。
【0016】一方、運転者のリモコンレバー操作によっ
て回動されるシフトロッド15の下端には、シフトロッ
ド15の回動に連れて回動するようにシフトカム16が
固定されており、このシフトカム16は、そのカム面で
第1プランジャ17を押圧できるように、プロペラシャ
フト14の前方に配置されている。
【0017】さらに、本実施形態のシフト機構13で
は、シフトカム16において、図3に示すように、第1
プランジャ17の前端部に当接してドッグクラッチ20
を動かすための第1カム面16aが形成されていると共
に、それとは別の第2カム面16bが、二枚のプレーン
ワッシャの間にウエーブワッシャを挟み込んだワッシャ
ユニット25を介して、間接的にプロペラシャフト14
の前端面を押圧するように形成されている。
【0018】また、プロペラシャフト14と後進ギア2
3の間には、図2に示すように、プロペラシャフト14
の外周面に形成されたフランジ部14cと、後進ギア2
3の前面に形成された段部23cと、該フランジ部14
cと段部23cの間に介装されたワッシャ26とによ
り、それらの間の平面同士の摩擦力によりプロペラシャ
フト14と後進ギア23の間でトルク伝達が可能な副ク
ラッチ部が形成されている。
【0019】上記のような構成を有する本実施形態のシ
フト機構13の作動状態について以下に説明すると、ニ
ュートラル状態にシフトされているときには、運転者の
リモコンレバー操作によって回動されるシフトロッド1
5の下端に固定されたシフトカム16は、その第1カム
面16aが、図4(A)に示すような状態で第1プラン
ジャ17の前端部に当接していて、この状態では、図2
に示すように、ドッグクラッチ20の前面と後面に形成
された各係合凸部は、前進ギア22の係合凹部22aと
後進ギア23の係合凹部23aの何れとも噛み合ってい
ない。
【0020】そのようなニュートラル状態のシフトで
は、ドライブシャフト12の下端に固定された駆動ギア
21の回転に連れて互いに逆方向に回転する前進ギア2
2と後進ギア23は、プロペラシャフト14に対して空
回りするだけで、ドライブシャフト12の回転がプロペ
ラシャフト14に伝達されることはない。
【0021】また、前進状態にシフトされているときに
は、シフトカム16は、その第1カム面16aが、図4
(B)に示すような状態で第1プランジャ17の前端部
に当接していて、この状態では、ニュートラル状態のシ
フトと比べて、コイルスプリング24の付勢力により第
1プランジャ17と第2プランジャ18が前方に移動
し、クロスピン19を介してドッグクラッチ20が前方
に移動しているため、ドッグクラッチ20の前面に形成
された係合凸部が前進ギア22の係合凹部22aと噛み
合うこととなる。
【0022】そのような前進状態のシフトでは、ドライ
ブシャフト12の下端に固定された駆動ギア21の回転
に連れて互いに逆方向に回転する前進ギア22と後進ギ
ア23の内、後進ギア23はプロペラシャフト14に対
して空回りするものの、前進ギア22の回転はドッグク
ラッチ20を介してプロペラシャフト14に伝達され
る。
【0023】一方、シフト機構13で後進状態にシフト
が変更されるときには、運転者のリモコンレバー操作に
よって回動されるシフトロッド15により、先ず、図4
(C)に示すように、シフトカム16の第2カム面16
bがプロペラシャフト14の前端面に配置されたワッシ
ャユニット25に当接して、第2カム面16bによって
ワッシャユニット25を介してプロペラシャフト14を
後方に押圧してから、その後で、第1カム面16aが第
1プランジャ17の前端部に当接して、第1プランジャ
17を後方に押圧することとなる。
【0024】その結果、先ず、プロペラシャフト14が
後方に押圧されることで、プロペラシャフト14のフラ
ンジ部14cが、ワッシャ26を介して、後進ギア23
の段部23cに圧接され、それにより、当該部分が平面
同士の摩擦力による副クラッチ部として働くことで、ド
ライブシャフト12の回転に連れて回転する前進ギア2
2と後進ギア23の内、前進ギア33はプロペラシャフ
ト14に対して空回りするものの、後進ギア23の回転
は、段部23cとワッシャ26とフランジ部14cによ
る副クラッチ部を介して、平面同士の摩擦力による滑ら
かなトルク伝達で徐々にプロペラシャフト14に伝達さ
れる。
【0025】そして、その後、シフトカム16の第1カ
ム面16aにより第1プランジャ17が後方に押圧され
ることで、コイルスプリング24の付勢力に抗して第1
プランジャ17と第2プランジャ18が後方に押され、
クロスピン19を介してドッグクラッチ20が後方に移
動して、ドッグクラッチ20の後面に形成された係合凸
部が後進ギア23の係合凹部23aと噛み合うことで、
後進ギア23の回転はドッグクラッチ20を介してプロ
ペラシャフト14に伝達される。
【0026】以上に説明したような本実施形態のシフト
機構13によれば、前進で走行している船舶を減速して
から後進に切り換える場合に、後進シフトへの切り換え
操作を行なったときに、先ず、プロペラシャフト14の
フランジ部14cとワッシャ26と後進ギア23の段部
23cとからなる副クラッチ部により、平面同士の摩擦
力による滑らかなトルク伝達によって、急激なシフト荷
重が与えられることなく、後進ギア23の回転がプロペ
ラシャフト14に徐々に伝達される。
【0027】そして、その後で、既にプロペラシャフト
14と共に後進方向に回転しているドッグクラッチ20
に対して、同じ方向に回転している後進ギア23が噛み
合わされるため、このドッグクラッチ20と後進ギア2
3の噛み合い時にも、急激なシフト荷重が与えられるこ
とはない。
【0028】なお、従来のシフト機構によれば、本実施
形態における副クラッチ部によるトルク伝達がなく、ド
ッグクラッチと後進ギアの噛み合わせによるトルク伝達
だけであって、前進で走行している船舶を減速してから
後進に切り換えるような場合には、プロペラシャフトと
共に前進方向に回転しているドッグクラッチに対して、
それとは逆の方向に回転している後進ギアが噛み合わさ
れるため、その際にシフト荷重が急激に増大することと
なり、エンジンの回転方向とは逆向きの急激なトルク変
化が与えられることで、運転中のエンジンにエンストを
誘発させることがある。
【0029】これに対して、本実施形態のシフト機構1
3では、前進で走行している船舶を減速してから後進に
切り換えるような場合でも、その際にシフト荷重が急激
に増大するようなことがなく、エンジンの回転方向とは
逆向きの急激なトルク変化が与えられるようなことがな
いため、運転中のエンジンにエンストを誘発させるよう
なことはない。
【0030】
【発明の効果】以上説明したような本発明の船外機のシ
フト機構によれば、後進へのシフト切り換え操作時に、
シフト荷重が急激に増大するのを抑えることができ、前
進している船舶を減速してから後進させるような場合で
も、エンジンの回転方向とは逆向きの急激なトルク変化
を与えるようなことがないため、運転中のエンジンにエ
ンストを誘発させるようなことはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】シフト機構を備えた船外機の概略を示す側面
図。
【図2】本発明の船外機のシフト機構の一実施形態を示
す縦断面図。
【図3】図2に示したシフト機構におけるシフトカムと
プロペラシャフト前部を示す縦断面図
【図4】図3のA−A線に沿った(A)ニュートラルシ
フト時、(B)前進シフト時、および(C)後進シフト
への変更時のそれぞれにおけるシフトカムとプロペラシ
ャフト前部の横断面図。
【符号の説明】
1 船外機 12 ドライブシャフト 13 シフト機構 14 プロペラシャフト 14c フランジ部(副クラッチ部) 15 シフトロッド 16 シフトカム 16a 第1カム面 16b 第2カム面 20 ドッグクラッチ 21 駆動ギア 22 前進ギア 23 後進ギア 23c 段部(副クラッチ部) 26 ワッシャ(副クラッチ部)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドライブシャフトの下端に固定した駆動
    ギアに対し、プロペラシャフト上に回動自在に配置した
    前進ギアと後進ギアをそれぞれ噛合させると共に、シフ
    トロッドによるシフトカムの回動操作により、ドッグク
    ラッチをニュートラルと前進と後進の何れかの位置にシ
    フトさせることで、前進ギア又は後進ギアの回転をドッ
    グクラッチを介して選択的にプロペラシャフトに伝達す
    るようにした船外機のシフト機構において、シフトカム
    には、ドッグクラッチを動かすための第1カム面と共
    に、プロペラシャフトを押圧するための第2カム面が形
    成されており、プロペラシャフトと後進ギアの間には、
    摩擦力によりトルク伝達が可能な副クラッチ部が形成さ
    れていて、後進へのシフト切り換え時のシフトカムの回
    動により、シフトカムの第1カム面によるドッグクラッ
    チの動きに先立って、シフトカムの第2カム面によるプ
    ロペラシャフトの押圧で、副クラッチ部による後進ギア
    からプロペラシャフトへのトルク伝達がなされるように
    構成されていることを特徴とする船外機のシフト機構。
JP9311255A 1997-10-28 1997-10-28 船外機のシフト機構 Pending JPH11129988A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9311255A JPH11129988A (ja) 1997-10-28 1997-10-28 船外機のシフト機構
US09/181,723 US6123591A (en) 1997-10-28 1998-10-28 Shifting mechanism for marine transmission

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9311255A JPH11129988A (ja) 1997-10-28 1997-10-28 船外機のシフト機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11129988A true JPH11129988A (ja) 1999-05-18

Family

ID=18014956

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9311255A Pending JPH11129988A (ja) 1997-10-28 1997-10-28 船外機のシフト機構

Country Status (2)

Country Link
US (1) US6123591A (ja)
JP (1) JPH11129988A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6386350B1 (en) * 1999-09-30 2002-05-14 Suzuki Motor Corporation Clutch mechanism of outboard engine
US8087958B2 (en) 2008-02-18 2012-01-03 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Boat propulsion system

Families Citing this family (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1209073B1 (en) * 1999-09-02 2009-05-20 Yanmar Co., Ltd. Method of hydraulically controlling a marine speed reducing and reversing machine in crash astern operation
JP3930676B2 (ja) * 2000-03-17 2007-06-13 本田技研工業株式会社 船舶用内燃機関のアイドル回転数制御装置
JP2002201974A (ja) * 2000-12-28 2002-07-19 Honda Motor Co Ltd 船舶用内燃機関のアイドル回転数制御装置
JP2003098044A (ja) 2001-09-25 2003-04-03 Sanshin Ind Co Ltd 船舶の検査装置、船舶の検査システム
US6884131B2 (en) * 2002-01-16 2005-04-26 Yamaha Marine Kabushiki Kaisha Shift mechanism for marine propulsion unit
US6817461B1 (en) * 2003-03-24 2004-11-16 Brunswick Corporation Clutch mechanism with overtravel capability
JP2005048820A (ja) * 2003-07-31 2005-02-24 Yamaha Marine Co Ltd 船外機用クラッチ装置
EP1508727A2 (de) * 2003-08-16 2005-02-23 LuK Lamellen und Kupplungsbau Beteiligungs KG Betätigungsvorrichtung insbesonder zum Schalten eines Getriebes
JP4530339B2 (ja) 2004-04-12 2010-08-25 ヤマハ発動機株式会社 船舶推進機のシフト装置
JP4925701B2 (ja) 2006-03-28 2012-05-09 ヤマハ発動機株式会社 船舶
JP4999387B2 (ja) 2006-07-24 2012-08-15 ヤマハ発動機株式会社 船舶
DE102006049276A1 (de) * 2006-10-19 2008-04-30 Zf Friedrichshafen Ag Vorrichtung zum drehfesten Verbinden einer Welle mit einem drehbar auf der Welle gelagerten Bauteil
JP5283723B2 (ja) * 2011-03-09 2013-09-04 ヤマハ発動機株式会社 船舶推進機
US9174715B1 (en) 2013-03-14 2015-11-03 Brunswick Corporation Apparatuses for changing gear in marine propulsion systems
JP2015160513A (ja) * 2014-02-27 2015-09-07 ヤマハ発動機株式会社 船外機
JP2015160514A (ja) * 2014-02-27 2015-09-07 ヤマハ発動機株式会社 船外機
JP2017100679A (ja) * 2015-12-04 2017-06-08 スズキ株式会社 船外機の歯車の支持構造

Family Cites Families (19)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2284589A (en) * 1939-02-06 1942-05-26 Gen Motors Corp Marine drive and reverse gear
US3148557A (en) * 1962-03-22 1964-09-15 Outboard Marine Corp Twin counter-rotating drive shaft engine
US3161270A (en) * 1963-02-27 1964-12-15 Twin Disc Clutch Co Frictional and positive progressive engagement clutch
US3580371A (en) * 1969-10-16 1971-05-25 King Of Prussia Research & Dev Self-synchronizing clutch
DE2855318A1 (de) * 1978-12-21 1980-07-03 Hurth Masch Zahnrad Carl Schaltbare reibungskupplung, insbesondere fuer zahnradgetriebe
JPS599315A (ja) * 1982-07-09 1984-01-18 Sanshin Ind Co Ltd クラツチ用デイテント機構
JPH0715302B2 (ja) * 1985-01-31 1995-02-22 三信工業株式会社 船舶推進機
JPH0715303B2 (ja) * 1985-01-31 1995-02-22 三信工業株式会社 船舶推進機
JPS63103792A (ja) * 1986-10-20 1988-05-09 Kawasaki Heavy Ind Ltd 舟艇の推進装置
JPH0657556B2 (ja) * 1987-07-22 1994-08-03 川崎重工業株式会社 舟艇の推進装置
JP2902403B2 (ja) * 1987-10-16 1999-06-07 三信工業株式会社 船舶用駆動ユニットのシフト装置
US4820210A (en) * 1987-11-18 1989-04-11 Outboard Marine Corporation Lower gearcase shift mechanism for marine propulsion device
JP2884409B2 (ja) * 1988-06-08 1999-04-19 本田技研工業株式会社 二重反転駆動装置
US4966267A (en) * 1989-09-21 1990-10-30 Borg-Warner Automotive Diversified Transmission Products Corporation Ball screw actuated clutch combination
JPH06156382A (ja) * 1992-11-28 1994-06-03 Sanshin Ind Co Ltd 船舶推進機の前後進切換装置
JP3470140B2 (ja) * 1993-11-29 2003-11-25 ヤマハマリン株式会社 船舶推進装置
US5597334A (en) * 1993-11-29 1997-01-28 Sanshin Kogyo Kabushiki Kaisha Outboard drive transmission system
US5556312A (en) * 1993-11-29 1996-09-17 Sanshin Kogyo Kabushiki Kaisha Bearing arrangement for marine transmission
JP3537551B2 (ja) * 1995-07-20 2004-06-14 ヤマハマリン株式会社 船用プロペラ軸の正逆転切り換え操作装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6386350B1 (en) * 1999-09-30 2002-05-14 Suzuki Motor Corporation Clutch mechanism of outboard engine
US8087958B2 (en) 2008-02-18 2012-01-03 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Boat propulsion system

Also Published As

Publication number Publication date
US6123591A (en) 2000-09-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11129988A (ja) 船外機のシフト機構
US4973274A (en) Shift assisting device
JP4530339B2 (ja) 船舶推進機のシフト装置
US6264516B1 (en) Outboard motor with disconnectable shift selection and throttle control in a tiller handle
US4527441A (en) Shifting apparatus for a propelling unit for a vessel
JPH02239B2 (ja)
JPH0339875B2 (ja)
US4861295A (en) Marine propulsion device with reversible shift apparatus
JP5192288B2 (ja) 船舶推進ユニット
CA1308995C (en) Shift linkage for marine propulsion device
US5076113A (en) Shifting device for marine propulsion unit
US20170284511A1 (en) Reduction reverse gear and ship including the same
US4938092A (en) Power transmission change-over device for small sized vehicles
JP3110721B2 (ja) 船舶推進機のスラスト受構造
JP3116233B2 (ja) 船舶推進機のスラスト受構造
US4905536A (en) Power transmission change-over device for small sized vehicles
JPH07113445A (ja) トラクタ等の走行伝動装置
JPS62101947A (ja) 船舶用推進ユニツトのシフト装置
JP2573945Y2 (ja) リングコーン式無段変速トランスミッションを備えた車輌の始動安全装置
JP3131586B2 (ja) 船舶推進機のプロペラ駆動装置
JP2660324B2 (ja) 耕うん機
KR200146477Y1 (ko) 자전거의 전진 구동장치
KR100254213B1 (ko) 차량용 수동변속기의 후진 변속장치
JPH1156080A (ja) クローラ式作業車の走行制御装置
JP2823259B2 (ja) 舟艇操縦装置