JP2002201974A - 船舶用内燃機関のアイドル回転数制御装置 - Google Patents

船舶用内燃機関のアイドル回転数制御装置

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JP2002201974A
JP2002201974A JP2000400349A JP2000400349A JP2002201974A JP 2002201974 A JP2002201974 A JP 2002201974A JP 2000400349 A JP2000400349 A JP 2000400349A JP 2000400349 A JP2000400349 A JP 2000400349A JP 2002201974 A JP2002201974 A JP 2002201974A
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combustion engine
engine
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Sadafumi Shidara
貞文 設楽
Nobuhiro Takahashi
信広 高橋
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Honda Motor Co Ltd
Keihin Corp
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    • F02D41/0097Electrical control of supply of combustible mixture or its constituents using means for generating speed signals

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ニュートラル時とトローリング時で異なるア
イドル回転数を持つ船舶用内燃機関のアイドル回転数制
御装置において、クラッチがニュートラル位置から前進
あるいは後進位置(あるいはその逆)に切り替えられた
ときのオーバーシュートやアンダーシュートの発生を確
実に防止し、よってクラッチ切り替えによるショックを
低減して操作フィーリングを向上させる。 【解決手段】 エンジン回転数が急変しそうなとき、具
体的には、シフト位置がニュートラルからインギヤ(あ
るいはその逆)に変更されて通電指令値IFBの前回値
と今回値の差が大きくなるとき(S162,S166)
は、通電指令値IFBを所定値DIHBHEX1あるい
は所定値DIHBHEX2ずつ段階的に減算補正あるい
は加算補正して(S170,S172)目標回転数に移
行させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は船舶用内燃機関の
アイドル回転数制御装置に関し、より具体的には小型船
の船外機用の内燃機関のアイドル回転数制御装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】小型船にあっては一般に、機関、プロペ
ラシャフト、プロペラなどが一体化された推進機関(い
わゆる船外機)を船体外部に装着し、クラッチを介して
機関出力をプロペラに接続すると共に、クラッチがニュ
ートラル位置から前進あるいは後進位置に切り替えられ
ると、切り替えられたクラッチ位置に応じて船体を前進
方向あるいは後進方向に推進させるように構成してい
る。
【0003】その種の内燃機関においてアイドル回転数
を制御するときは、吸気管にスロットルバルブ下流位置
で接続される通路を介し、通路に配置された二次空気制
御バルブの開度に応じた二次空気を供給する二次空気供
給装置を設け、目標とするアイドル回転数となるように
二次空気制御バルブの開度を調整することになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】目標アイドル回転数を
実現するための二次空気量は内燃機関の経年変化に応じ
て変化するが、それ以外にもクラッチ位置によって相違
する。即ち、クラッチがニュートラル位置にあるとき
と、クラッチが前進あるいは後進位置にシフトされて船
外機が微速前進あるいは後進する時、即ち、トローリン
グ時とではアイドル回転数は異なる。
【0005】具体的には、クラッチがニュートラル位置
にあるときのアイドル回転数を例えば750rpmとす
ると、クラッチが前進あるいは後進位置にシフトされて
微速走行するトローリング時にあっては、船体が負荷と
なると共に、極低速が要求されることから、トローリン
グ回転数(以下トローリング時のアイドル回転数を「ト
ローリング回転数」という)は、例えば650rpmと
低下する。従って、それによって必要とする二次空気量
が相違する。
【0006】このため、トローリング回転数からアイド
ル回転数へ、あるいはアイドル回転数からトローリング
回転数へと移行させたときに、図17に示すようなエン
ジン回転数(NE)の一時的な過剰な立ち上がりや落ち
込み、いわゆるオーバーシュートやアンダーシュートが
発生することがあり、クラッチ切り替えによるショック
を生じて操作フィーリングを低下させるといった問題が
あった。
【0007】さらに、船外機にあっては、ユーザがプロ
ペラを交換することもあるが、プロペラが交換される
と、それに伴って負荷が相違することから、エンジン回
転数も相違し、従って、目標アイドル回転数を実現する
のに必要な二次空気量も相違する。
【0008】このため、目標アイドル回転数を実現する
ための制御値を固定値として初期設定した場合、その安
定性に問題があった。
【0009】このような不具合を解決するために、クラ
ッチ位置やエンジン回転数などに応じ、目標アイドル回
転数を実現するのに必要な二次空気量を学習制御するこ
とが考えられる。しかしながら、学習制御は定常状態に
おいては有効であるものの、クラッチ位置が切り替えら
れた時、即ちアイドル回転数がトローリング回転数へと
移行する(あるいはその逆)過渡状態ではその設定が困
難であり、前記したオーバーシュートやアンダーシュー
トを確実に防止できるとは言いきれなかった。
【0010】従って、この発明の目的は上記した課題を
解決し、クラッチ位置に応じて目標アイドル回転数を決
定して検出されたエンジン回転数との偏差が減少するよ
うに二次空気量を供給する船舶用内燃機関のアイドル回
転数制御装置において、クラッチがニュートラル位置か
ら前進あるいは後進位置(あるいはその逆)に切り替え
られたときのオーバーシュートやアンダーシュートの発
生を確実に防止し、よってクラッチ切り替えによるショ
ックを低減して操作フィーリングを向上させることがで
きるようにした船舶用内燃機関のアイドル回転数制御装
置を提供することにある。
【0011】さらには、プロペラの交換に伴う負荷変動
が生じても、上記した目的を安定して解決できるように
した船舶用内燃機関のアイドル回転数制御装置を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を解決するた
めに、この発明は請求項1項において、船舶に搭載さ
れ、クラッチを介してプロペラに接続されると共に、前
記クラッチがニュートラル位置から前進位置あるいは後
進位置に切り替えられたとき、切り替えられたクラッチ
位置に応じて前記船舶を前進あるいは後進させる内燃機
関を備えると共に、前記内燃機関の吸気管にスロットル
バルブ下流位置で接続される通路と前記通路に配置され
た二次空気制御バルブを少なくとも備え、前記二次空気
制御バルブの開度に応じた量の二次空気を供給する二次
空気供給装置、前記クラッチが切り替えられたか否か検
出するクラッチ位置検出手段、前記内燃機関の機関回転
数を含む運転パラメータを検出する運転状態検出手段、
前記クラッチ位置検出手段の出力に応じて前記内燃機関
の目標アイドル回転数を決定すると共に、前記決定した
目標アイドル回転数と前記検出された機関回転数の偏差
が減少するように前記二次空気の目標供給量を決定する
目標値決定手段、および前記決定された二次空気の目標
供給量を実現する開度となるように前記二次空気制御バ
ルブを駆動するバルブ駆動手段、を備えた船舶用内燃機
関のアイドル回転数制御装置において、前記クラッチ位
置検出手段によって前記クラッチ位置の切り替えが検出
されたとき、前記二次空気の目標供給量の変化量の絶対
値を所定値と比較する比較手段、前記二次空気の目標供
給量の変化が、増加方向にあるか減少方向にあるかを判
断する変化方向判断手段、を備えると共に、前記目標値
決定手段は、前記比較手段によって前記二次空気の目標
供給量の変化量の絶対値が前記所定値よりも大きいと判
断されたとき、前記変化方向判断手段の判断結果に基づ
いて前記二次空気目標供給量を所定の補正量ずつ段階的
に増加補正あるいは減少補正する如く構成した。
【0013】クラッチ位置検出手段によってクラッチ位
置の切り替えが検出されたとき、二次空気の目標供給量
の変化量の絶対値を所定値と比較する比較手段、二次空
気の目標供給量の変化が、増加方向にあるか減少方向に
あるかを判断する変化方向判断手段、を備えると共に、
目標値決定手段は、比較手段によって二次空気の目標供
給量の変化量の絶対値が所定値よりも大きいと判断され
たとき、変化方向判断手段の判断結果に基づいて二次空
気の目標供給量を所定の補正量ずつ段階的に増加補正あ
るいは減少補正する如く構成したので、クラッチがニュ
ートラル位置から前進あるいは後進位置(あるいはその
逆)に切り替えられたときのアイドル回転数からトロー
リング回転数(あるいはその逆)への移行を滑らかに行
うことができると共に、オーバーシュートやアンダーシ
ュートの発生を確実に防止することができ、よってクラ
ッチ切り替えによるショックを低減して操作フィーリン
グを向上させることができる。
【0014】請求項2項にあっては、前記所定値は、前
記内燃機関に加わる負荷の大きさに応じて変更される如
く構成した。
【0015】所定値は、内燃機関に加わる負荷の大きさ
に応じて変更される如く構成したので、プロペラの交換
に伴う負荷変動が生じても、上記した効果を安定して得
ることができる。
【0016】具体的には、プロペラがより大きなサイズ
のものと交換されると負荷が大きくなり、トローリング
回転数を維持するのにより多くの二次空気量を必要とす
る。即ち、アイドル回転数を維持するのに必要な二次空
気量とトローリング回転数を維持するのに必要な二次空
気量の差が大きくなる。このため、上記した所定値を一
定の値とすると、アイドル回転数からトローリング回転
数(あるいはその逆)へ移行する時間が負荷によって相
違することになるが、この所定値を負荷に応じて変更す
ることで、より詳しくは、高負荷時には所定値を大きく
するように設定することで、アイドル回転数からトロー
リング回転数(あるいはその逆)への移行時間を略一定
に保つことができ、操作フィーリングを向上させること
ができる。
【0017】請求項3項にあっては、前記所定の補正量
は、前記内燃機関の冷却水温度に応じて設定される如く
構成した。
【0018】所定の補正量は、内燃機関の冷却水温度に
応じて設定される、具体的には、制御応答性のよい高冷
却水温度時は、制御応答性が比較的低い低冷却水温度時
に比して補正量が小さく設定される如く構成したので、
高冷却水温度時は目標回転数に達するまでの段階がより
細かくされることから、アイドル回転数からトローリン
グ回転数(あるいはその逆)への移行をより滑らかに行
うことができ、よってより一層操作フィーリングを向上
させることができる。
【0019】請求項4項にあっては、前記所定の補正量
は、前記増加補正と減少補正とで異なった値に設定され
る如く構成した。
【0020】所定の補正量は、増加補正と減少補正とで
異なった値に設定される、具体的には、増加補正時(前
進(あるいは後進)位置からニュートラル位置へのクラ
ッチ位置切り替え。即ち、トローリング回転数からアイ
ドル回転数への回転数上昇時)の補正量は、減少補正時
(ニュートラル位置から前進(あるいは後進)位置への
クラッチ位置切り替え。即ち、アイドル回転数からトロ
ーリング回転数への回転数低下時)の補正量のそれに比
して小さく設定される如く構成したので、前進(あるい
は後進)位置へクラッチ位置が切り替えられたときは迅
速にトローリング回転数に移行して所望のトローリング
速度を得ることができる。
【0021】また、ニュートラル位置へクラッチ位置が
切り替えられたときには、クラッチの解放開始後であっ
て比較的時間的な要求が低いことから、アイドル回転数
に達するまでの段階をより細かくしてその移行をより滑
らかに行うことができ、よってより一層変速フィーリン
グを向上させることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、添付図面に即してこの発明
の一つの実施の形態に係る船舶用内燃機関のアイドル回
転数制御装置を説明する。
【0023】図1はその船舶用内燃機関のアイドル回転
数制御装置を全体的に示す概略図であり、図2は図1の
部分説明側面図である。
【0024】図1および図2において符合10は前記し
た機関、プロペラシャフト、プロペラなどが一体化され
た推進機関(以下「船外機」という)を示す。船外機1
0は、図1に示す船舶(小型船)12の船尾にクランプ
ユニット14(図2に示す)を介して装着される。
【0025】図2に示す如く、船外機10は内燃機関
(以下「エンジン」という)16を備える。エンジン1
6は火花点火式のV型6気筒ガソリンエンジンからな
る。エンジン16は水面上に位置し、エンジンカバー2
0で覆われて船外機10の内部に配置される。エンジン
カバー20で被覆されたエンジン16の付近には、マイ
クロコンピュータからなる電子制御ユニット(以下「E
CU」という)22が配置される。
【0026】図1に示す如く、船舶12の操縦席付近に
はステアリングホイール24が配置される。操縦者によ
って入力されたステアリングホイール24の回転は、図
示しないステアリング機構を介して船尾に取り付けられ
たラダー(図示せず)に伝えられ、進行方向を決定す
る。
【0027】また、操縦席の右側にはスロットルレバー
26が配置されると共に、その付近にはスロットルレバ
ー位置センサ30が配置され、操縦者によって操作され
るスロットルレバー26の位置に応じた信号を出力す
る。
【0028】さらに、スロットルレバー26に隣接して
シフトレバー32が配置されると共に、その付近にはニ
ュートラルスイッチ34が配置され、操縦者によって操
作(シフト)されたシフトレバー32がニュートラル位
置にあるときオン信号を、前進(あるいは後進)位置に
あるときオフ信号を出力する。
【0029】上記したスロットルレバー位置センサ30
およびニュートラルスイッチ34の出力は、信号線30
a,34aを介してECU22に送られる。
【0030】エンジン16の出力は、クランクシャフト
およびドライブシャフト(共に図示せず)を介して船外
機10の水面下位置に配置されたクラッチ36に接続さ
れる。クラッチ36は、プロペラシャフト(図示せず)
を介してプロペラ40に接続される。
【0031】クラッチ36は公知のギヤ機構からなり、
図示は省略するが、エンジン16が回転するときにドラ
イブシャフトと一体に回転するドライブギヤと、ドライ
ブギヤと噛合してプロペラシャフト上で相反する方向に
空転する前進ギヤと後進ギヤ、およびその間をプロペラ
シャフトと一体に回転するドッグ(スライドクラッチ)
と備える。
【0032】ECU22は、信号線34aを通じて送ら
れたニュートラルスイッチ34の出力に応じ、図示しな
い駆動回路を通じてアクチュエータ(電動モータ)42
を意図されたシフト位置を実現するように駆動する。ア
クチュエータ42の駆動は、シフトロッド44を介して
ドッグに伝えられる。
【0033】シフトレバー32がニュートラル位置に操
作されると、エンジン16とプロペラシャフトとの回転
は絶たれると共に、前進あるいは後進位置に操作(シフ
ト)されると、ドッグは前進ギヤあるいは後進ギヤに噛
合させられ、エンジン16の回転はプロペラシャフトを
介してプロペラ40に伝達され、プロペラ40を前進方
向あるいはそれと反対の後進方向に回転させて船舶12
を前進あるいは後進させる。
【0034】次いで図3および図4を参照してエンジン
16について説明する。
【0035】図3に示すように、エンジン16は吸気管
46を備え、エアクリーナ(図示せず)を介して吸入さ
れた空気は、スロットルバルブ50を介して流量を調整
されつつ、正面視V字状を呈する左右バンクごとに設け
られたインテークマニホルド52を流れ、インテークバ
ルブ54に達する。インテークバルブ54の付近にはイ
ンジェクタ56(図3で図示省略)が配置され、ガソリ
ン燃料を噴射する。
【0036】インジェクタ56は、左右バンクごとに設
けられた2本の燃料供給管58を介してガソリン燃料を
貯蔵する燃料タンク(図示せず)に接続される。2本の
燃料供給管58の中途にはそれぞれ燃料ポンプ60a,
60bが介挿され、リレー回路62を介して電動モータ
(図示せず)で駆動されてガソリン燃料をインジェクタ
56に圧送する。尚、符合64は、蒸発燃料分離装置を
示す。
【0037】流入空気は噴射されたガソリン燃料と混合
して混合気を形成し、各気筒燃焼室(図示せず)に流入
し、点火プラグ66(図3で図示省略)で点火されて燃
焼し、ピストン(図示せず)を下方に駆動する。よって
生じたエンジン出力は、前記したクランクシャフトを介
して取り出される。
【0038】他方、燃焼後の排気ガスはエキゾーストバ
ルブ68を通って左右バンクごとにエキゾーストマニホ
ルド70を流れ、エンジン外に放出される。
【0039】図示の如く、吸気管46はスロットルバル
ブ50の配置位置の上流で分岐すると共に、スロットル
バルブ50の下流位置で吸気管46に再び接続される、
二次空気供給用の分岐路(通路)72を形成する。分岐
路72は二次空気制御バルブ(以下「EACV」とい
う)74を備える。
【0040】EACV74は前記したECU22に接続
される。ECU22は後述するように通電指令値を演算
してEACV74に供給し、EACV74を駆動して分
岐路72の開度を調整する。このように、分岐路(通
路)72とEACV74からなり、二次空気制御バルブ
の開度に応じた二次空気を供給する二次空気供給装置8
0が設けられる。
【0041】さらに、スロットルバルブ50は、アクチ
ュエータ(パルスモータ)82に接続される。アクチュ
エータ82はECU22に接続される。ECU22は前
記したスロットルレバー位置センサ30の出力に応じて
通電指令値を演算し、図示しない駆動回路を介してアク
チュエータ82に供給し、スロットル開度THを調節す
る。
【0042】より具体的には、アクチュエータ82は、
スロットルバルブ50を収容するスロットルボディ50
aに、その回転シャフト(図示せず)がスロットルバル
ブシャフトと同軸となるように、直接取り付けられる。
即ち、アクチュエータ82をスロットルボディ50a
に、リンク機構などを介することなく、直接取り付ける
ように構成し、機構を簡略化すると共に、取り付けスペ
ースを省略するようにした。
【0043】このように、この実施の形態においては、
プッシュプルケーブルを除去し、アクチュエータ82を
スロットルボディ50aに直接取り付けてスロットルバ
ルブ50を駆動するようにした。
【0044】エンジン16においてインテークバルブ5
4およびエキゾーストバルブ68の付近には可変バルブ
タイミング機構84が設けられる。可変バルブタイミン
グ機構84は、エンジン回転数および負荷が比較的高い
ときバルブタイミングおよびリフト量を比較的大きい値
(HiV/T)に切り替えると共に、エンジン回転数お
よび負荷が比較的低いとき、バルブタイミングおよびリ
フト量を比較的小さい値(LoV/T)に切り替える。
【0045】さらに、エンジン16の排気系と吸気系と
はEGR通路86で接続されると共に、その中途にはE
GR制御バルブ90が介挿され、所定の運転状態におい
て排気ガスの一部を吸気系に還流させる。
【0046】アクチュエータ82にはスロットル開度セ
ンサ92が接続され、スロットルバルブシャフトの回転
に応じてスロットル開度THに比例した信号を出力す
る。また、スロットルバルブ50の下流には絶対圧セン
サ94が配置され、吸気管内絶対圧PBA(エンジン負
荷)に応じた信号を出力する。また、エンジン16の付
近には大気圧センサ96が配置され、大気圧PAに応じ
た信号を出力する。
【0047】さらに、スロットルバルブ50の下流には
吸気温センサ100が配置され、吸入空気温度TAに比
例した信号を出力する。また、左右バンクのエキゾース
トマニホルド70には3個のオーバーヒートセンサ10
2が配置され、エンジン温度に比例した信号を出力する
と共に、その付近のシリンダブロック104の適宜位置
には水温センサ106が配置され、エンジン冷却水温T
Wに比例した信号を出力する。
【0048】また、エキゾーストマニホルド70にはO
2 センサ110が配置され、排気ガス中の酸素濃度に応
じた信号を出力する。また、シリンダブロック104の
適宜位置にはノックセンサ112が配置され、ノックに
応じた信号を出力する。
【0049】図4を参照してセンサおよびECU22の
入出力の説明を続ける。尚、図3ではセンサおよびその
信号線などの図示を一部省略した。
【0050】搭載バッテリ114に接続された2個の燃
料ポンプ60a,60bのモータ通電回路の途中には検
出抵抗116a,116bが介挿され、その両端電圧は
信号線118a,118bを介してECU22に入力さ
れる。ECU22は電圧降下を検知して通電電流を検出
し、燃料ポンプ60a,60bの異常を判断する。
【0051】また、クランクシャフトの付近にはTDC
センサ120,122およびクランク角センサ124が
配置され、シリンダ判別信号、各ピストン上死点付近の
角度信号および30度ごとのクランク角度信号を出力
し、ECU22に送出する。ECU22は、クランク角
センサ出力からエンジン回転数NEを算出する。
【0052】さらに、EGR制御バルブ90の付近には
リフトセンサ130が配置され、EGR制御バルブ90
のリフト量(バルブ開度)に応じた信号を出力してEC
U22に送出する。
【0053】さらに、ACジェネレータ(図示せず)の
F端子(ACGF)134の出力はECU22に入力さ
れると共に、可変バルブタイミング機構84の油圧回路
(図示せず)には3個の油圧スイッチ136が配置さ
れ、検出油圧に応じた信号を出力してECU22に送出
する。また、エンジン16の油圧回路(図示せず)には
油圧スイッチ140が配置され、検出油圧に応じた信号
を出力してECU22に送出する。
【0054】ECU22は前記したようにマイクロコン
ピュータからなり、バックアップ用のEEPROM22
aを備える。ECU22は上記した入力に従って後述す
る動作を行うと共に、PGM(ECU)異常時、オーバ
ーヒート時、油圧異常時、およびACGジェネレータ異
常時、PGMランプ146、オーバーヒートランプ14
8、油圧ランプ150、およびACGランプ152を点
灯すると共に、ブザー154を鳴動させて警告する。
【0055】尚、図4において、この発明の要旨に直接
関係しない残余の部位の説明は省略する。
【0056】次いで図示の船舶用内燃機関のアイドル回
転数制御装置の動作を説明する。
【0057】図5はその動作を示すメインフロー・チャ
ートである。尚、図示のプログラムは、例えば40ms
ecごとにループされる。
【0058】以下説明すると、S10において検出した
スロットル開度THが所定開度THREF(零あるいは
その近傍値)以上か否か、換言すればエンジン16がア
イドル域にないか否か判断し、肯定されるときはS12
に進み、フラグF.FBのビットを0にリセットする。
フラグF.FBのビットを0にリセットすることは、ア
イドル回転数のフィードバック制御を行わないことを意
味する。
【0059】次いで、S14に進み、検出したエンジン
回転数NEがエンジン保護回転数NEG(例えば500
0rpm)を超えるか否か判断し、肯定されるときはS
16に進み、通電指令値IFB(より正確にはアイドル
回転数フィードバック制御時の通電指令値)の値を零と
する。このように、二次空気の目標供給量は、EACV
74への通電(電流)指令値として示される。この通電
指令値に比例する量の二次空気が気筒燃焼室に供給さ
れ、それに比例して燃料噴射量が増減されてエンジン回
転数が増減する。より具体的には、二次空気が流入する
ことで、スロットルを開けた場合と同様に吸気管内圧が
変化し、よってそれに比例して燃料噴射量が増減されて
エンジン回転数が増減する。
【0060】他方、S10で否定されてエンジン16が
アイドル域にあると判断されるときはS18に進み、フ
ラグF.NAのビットが0にリセットされているか否か
判断する。このフラグF.NAのビットのセット/リセ
ットは図示しない別のルーチンで行われ、検出したエン
ジン回転数NEがフィードバック実行回転数NA(例え
ば1000rpm)以下であるとき、0にリセットされ
る。
【0061】図6はフィードバック実行回転数NAの特
性を示す説明グラフである。フィードバック実行回転数
NAは前記した所定回転数NEG未満に設定されると共
に、目標アイドル回転数(以下「NOBJ」という。後
述)に比例して増加するように設定される。
【0062】S18で否定されて検出したエンジン回転
数NEが比較的高いと判断されるとき、換言すれば、減
速時にあると判断されるときはS20に進み、同様にフ
ラグF.FBのビットを0にリセットし、S22に進
み、通電指令値IFBの値を零とする。
【0063】他方、S18で肯定されてエンジン回転数
NEが比較的低いと判断されるときはS24に進み、フ
ラグF.FBのビットを1にセットする。このフラグの
ビットを1にセットすることは、フィードバック制御を
実行することを意味する。
【0064】次いでS26に進み、通電指令値IFBを
算出する。これは、S14で否定されるとき、即ち、エ
ンジン保護回転数NEG以下での加速時あるいは定常運
転時にあるときも同様である。
【0065】図7は、図5のS26の通電指令値IFB
の算出処理を示すサブルーチン・フロー・チャートであ
る。
【0066】以下説明すると、S100において補正係
数KP,KI,KDを算出する。次いでS102に進
み、過度変化補正値IUPの値を零とする。
【0067】次いでS104に進み、前回、即ち、図5
フロー・チャートの前回プログラムループ時にエンジン
16が始動モードであったか否か判断する。これは検出
したエンジン回転数NEが完爆回転数(例えば500r
pm)に達したか否か判定することで判断する。S10
4で肯定されるときはS106に進み、通電指令値の基
本値IAIを所定のエンジン始動時の値ICRSTに設
定する。
【0068】他方、S104で否定されるときはS10
8に進み、前記したフラグF.FBのビットが1にセッ
トされているか否か判断し、肯定されるときはS110
に進み、前回もフラグF.FBのビットが1であったか
否か判断する。今回のプログラムループで初めて1にセ
ットされたとすると、S110の判断は否定されてS1
12に進み、前記したフラグF.NAのビットが0か否
か判断する。
【0069】S112で肯定されるときは検出したエン
ジン回転数NEがフィードバック実行回転数NAを下回
っていることから、S114に進み、検出した吸気温T
AからIUP0テーブル(特性図示省略)を検出して前
記した過度変化補正値IUPを算出する。尚、S112
で否定されるときはS114をスキップする。
【0070】他方、S110で肯定されて前回もフィー
ドバック制御実行と判断されるときはS116に進み、
通電指令値の前回値IFB(k-1) をラッチすると共に、
S118に進んでニュートラルスイッチ(NTSW)3
4の出力が反転、即ち、ニュートラル位置から前進(あ
るいは後進)位置、あるいは前進(あるいは後進)位置
からニュートラル位置に操作(シフト)されたか否か判
断し、肯定されるときはS120に進み、INGEAR
(インギヤ)、即ち、ニュートラル位置から前進(ある
いは後進)位置に操作(シフト)されたか否か判断す
る。
【0071】S120で肯定されるときはS122に進
み、前記した過度変化補正値IUPとして検出した吸気
温TAからIUP1テーブルを検索すると共に、否定さ
れるときはS124に進み、前記した過度変化補正値I
UPとして検出した吸気温TAからIUP2テーブル
(特性図示省略)を検索する。尚、過度変化補正値のテ
ーブル値IUPnは、IUP0>IUP1>IUP2に
設定される。これは、IUP0、IUP1、IUP2
は、それぞれエンジン回転数低下時、負荷時、無負荷時
に検索されるテーブルであり、よってIUP0テーブル
は低下したエンジン回転数NEを復帰させるために大き
く設定する必要があると共に、IUP1テーブルはIU
P2テーブルに比して大きく設定されるためである。
【0072】次いでS126に進み、フラグF.AST
のビットが1にセットされているか否か判断する。この
フラグは図示しないルーチンにおいて、エンジン16が
始動後状態になったとき、そのビットが1にセットされ
る。尚、エンジン16が始動後状態になったときとは、
検出したエンジン回転数NEが完爆回転数(500rp
m)に達した状態を言う。
【0073】S126で否定されるときはS128に進
み、INGEAR(インギヤ)、即ち、シフトレバー3
2が前進(あるいは後進)位置に操作(シフト)されて
いるか否か判断し、否定されるときはS130に進み、
補正値IASTとアイドル時学習制御値(目標アイドル
時必要二次空気量)AXREF(後述)を合算して基本
値の前回値IAI(k-1) とする。
【0074】他方、S128で肯定されるときはS13
2に進み、補正値(始動直後に必要な空気量)IAST
とトローリング時学習制御値(目標トローリング時必要
二次空気量)TXREF(後述)を合算して基本値の前
回値IAI(k-1) とする。
【0075】尚、この明細書および図面で「トローリン
グ」とは、シフトレバー32が前進(あるいは後進)位
置に操作(シフト)されると共に、スロットル開度が全
閉状態で船舶12が前方あるいは後方に進む状態、換言
すれば、エンジン16がアイドル状態で船舶12が微速
前進あるいは後進している状態をいう。
【0076】また、この明細書および図面で添字kは離
散系のサンプル時間、より具体的には図5フロー・チャ
ートのプログラムループ時刻を示す。より具体的には、
添字(k) を付された値は今回プログラムループ時刻の値
を、(k-1) は前回プログラムループ時刻の値を示す。
尚、図示の簡略化のため、(k) の付記は、誤解を招かな
い限り省略する。
【0077】他方、S126で肯定されるときはS13
4に進み、INGEAR(インギヤ)、即ち、シフトレ
バー32が前進(あるいは後進)位置に操作(シフト)
されているか否か判断し、否定されるときはS136に
進み、水温補正値ITW、アイドル時学習制御値(目標
アイドル時必要二次空気量)AXREF(後述)および
過渡変化補正値IUPを合算して基本値の前回値IAI
(k-1) とする。
【0078】他方、S134で肯定されるときはS13
8に進み、水温補正値ITW、トローリング時学習制御
値(目標トローリング時必要二次空気量)TXREF
(後述)および過渡変化補正値IUPを合算して基本値
の前回値IAI(k-1) とする。
【0079】尚、アイドル時学習制御値(目標アイドル
時必要二次空気量)AXREFとトローリング時学習制
御値(目標トローリング時必要二次空気量)TXREF
を総称してIXREFという。学習制御値の算出につい
ては後述する。
【0080】また、S108で否定される場合、即ち、
図5フロー・チャートのS14からS26に進んだ場合
などはS140に進み、前回フラグF.FBのビットが
1にセットされていたか否か判断し、肯定されるとき、
即ち、フラグF.FBのビットが0にセットされている
のが今回のみで、連続していないときはS126に進
む。
【0081】他方、S140で否定されるときはS14
2に進み、フラグF.ASTのビットが前回0で今回1
に変わったか否か判断し、肯定されるときはS134に
進む。
【0082】次いでS144に進み、検出したエンジン
回転数NEと目標アイドル回転数NOBJ(後述)の偏
差−DNOBJを算出し、前記した補正係数を乗じて比
例補正値IP、積分補正値IIおよび微分補正値IDを
算出する。これは、S106の処理を経た場合およびS
142で否定された場合も同様である。
【0083】次いでS146に進み、算出した積分補正
値IIを基本値の前回値IAI(k-1) に加算し、基本値
の今回値IAI(k) とする。
【0084】次いで図8に示すS148に進み、リミッ
ト値ILMT、より具体的には下限値ILMLと上限値
ILMHを検索する。
【0085】次いでS150に進み、算出した基本値の
今回値IAI(k) が検索した下限値ILML以上か否か
判断し、肯定されるときはS152に進み、算出した基
本値の今回値IAI(k) が検索した上限値ILMH以下
か否か判断する。
【0086】S152で肯定されるときはS154に進
み、算出した基本値の今回値IAI(k) に比例補正値I
Pと微分補正値IDを加算し、よって得た和を通電指令
値IFBとする。
【0087】図8フロー・チャートの説明を続ける前
に、図9タイム・チャートを参照してこの制御を説明す
る。
【0088】同図(a)に示す如く、前記したように、
エンジン回転数NEはシフトレバー32がニュートラル
位置から前進(あるいは後進)位置にシフトされると、
例えば750rpmから650rpmへと低下する。従
って、従来技術にあっては、エンジン回転数が急変して
オーバーシュート(あるいはアンダーシュート)が発生
してショックが生じ、操作フィーリングが低下する。
【0089】そこで、この実施の形態においては、学習
制御値を用いると共に、同図(b)に示すようにシフト
位置に応じて学習制御値を相違させるようにしたので、
同図(a)に示すように、エンジン回転数NEを円滑に
変化させることができると共に、トローリング時におい
て安定した低速回転を実現することができる。尚、後述
する如く、同図(d)に示すように、目標アイドル回転
数NOBJもシフト位置に応じて相違させるようにし
た。
【0090】さらに、同図(c)に示す如く、エンジン
回転数が急変しそうなとき、具体的には、通電指令値I
FBの前回値と今回値の差が大きくなるときは、通電指
令値IFBを減算補正あるいは加算補正をして徐々に
(段階的に)目標回転数に移行させるようにしたので、
オーバーシュート(あるいはアンダーシュート)を防止
することができ、よってクラッチ切り替えによるショッ
クを低減して操作フィーリングを向上させることができ
る。
【0091】図8の説明に戻ると、次いでS156に進
んでフラグF.FBのビットが1にセットされているか
否か判断し、肯定されるときはS158に進んで前回も
フラグF.FBのビットが1であったか否か判断する。
【0092】S158で肯定されるときは、次いでS1
60に進み、フラグF.NTSW(後述)のビットが1
にセットされているか否か判断し、否定されるときはS
162に進み、S118と同様にニュートラルスイッチ
34の出力が反転したか否か判断する。ここで肯定され
るときは、次いでS164に進み、フラグF.NTSW
のビットを1にセットする。このように、フラグF.N
TSWはニュートラルスイッチ34の出力が反転したか
否かを示すラッチフラグであり、ニュートラルスイッチ
34の出力の反転方向(ニュートラルからインギヤ、あ
るいはその逆)に関わらず、ニュートラルスイッチ34
の出力が反転したときにそのビットが1にセットされ
る。尚、S160で肯定されるときは、S162および
S164をスキップする。
【0093】次いでS166に進み、算出した通電指令
値の今回値IFBから前回値IFB(k-1) を減算した値
の絶対値が所定値#DIFBを超えるか否か、換言すれ
ば差が大きいか否か判断する。ここで、所定値#DIF
Bは、エンジン16に加わる負荷によって変更される。
具体的には、負荷の増大に応じて所定値#DIFBが大
きな値となるように設定され、後述の如く算出される学
習制御値IXREF、あるいは検出した吸気管内絶対圧
PBAなどに応じて変更される。これにより、負荷の変
動による必要二次空気量の相違が考慮され、アイドル回
転数からトローリング回転数(あるいはその逆)への移
行時間を略一定に保つことができ、よって操作フィーリ
ングを向上させることができる。
【0094】S166で肯定されて差が大きいと判断さ
れるときはS168に進み、今回値と前回値の差が零以
上か、換言すれば増加方向にあるか否か判断する。
【0095】S168で否定されるときはS170に進
み、通電指令値の前回値IFB(k-1) から所定値DIF
BHEX1を減算した値をIFBとすると共に、S16
8で肯定されるときはS172に進み、通電指令値の前
回値IFB(k-1) に所定値DIFBHEX2を加算した
値をIFBとする。
【0096】ここで、減算時の所定値DIFBHEX1
および加算時の所定値DIFBHEX2は、図10に示
す如くエンジン冷却水温TWに応じて設定される。具体
的には、制御応答性のよい高温時は、制御応答性が比較
的低い低温時に比して小さく設定される。このため、高
温時は目標回転数に達するまでの段階がより細かくされ
ることから、アイドル回転数からトローリング回転数
(あるいはその逆)への移行をより滑らかに行うことが
でき、よってより一層操作フィーリングを向上させるこ
とができる。
【0097】また、同図に示すように、減算時の所定値
DIFBHEX1は、加算時の所定値DIFBHEX2
に比して大きく設定されることから、前進(あるいは後
進)位置へクラッチ位置が切り替えられたときは迅速に
トローリング回転数に移行して所望のトローリング速度
を得ることができると共に、ニュートラル位置へクラッ
チ位置が切り替えられたときには、アイドル回転数に達
するまでの段階をより細かくしてその移行をより滑らか
に行うことができ、よってより一層変速フィーリングを
向上させることができる。尚、ニュートラル位置へクラ
ッチ位置が切り替えられたときは、クラッチの解放開始
後であって比較的時間的な要求が低いことから、アイド
ル回転数に達するまでの段階をより細かくしても支障は
ない。
【0098】他方、S166で否定されて差が小さいと
判断されるときはS174に進み、フラグF.NTSW
のビットを0にリセットする。
【0099】次いでS176に進み、算出した通電指令
値IFBが前記した下限値ILML以上か否か判断す
る。これはS156,S160およびS162で否定さ
れたときも同様である。S176で肯定されるときはS
178に進み、算出した通電指令値IFBが前記した上
限値ILMH以下か否か判断する。
【0100】S178で肯定されるときは次いでS18
0に進み、次回の演算のために、算出した値IFBを通
電指令値の前回値IFB(k-1) とする。
【0101】尚、S150で否定されるときはS182
に進み、検索した下限値ILMLを基本値の今回値IA
I(k) とする。また、S176で否定されるときはS1
84に進み、基本値の前回値IAI(k-1) を今回値IA
I(k) とし、S186に進み、下限値ILMLを通電指
令値IFBとする。
【0102】また、S152で否定されるときはS18
8に進み、検索した上限値ILMHを基本値の今回値I
AI(k) とする。また、S178で否定されるときはS
190に進み、基本値の前回値IAI(k-1) を今回値I
AI(k) とし、S192に進み、上限値ILMHを通電
指令値IFBとする。
【0103】次いでS194に進み、前記した学習制御
値IXREFを算出する。尚、先に述べたように、IX
REFはアイドル時の学習制御値AXREFとトローリ
ング時の学制御習値TXREFの総称である。
【0104】図11はその処理を示すサブルーチン・フ
ロー・チャートである。
【0105】以下説明すると、S200において前記し
たフラグF.FBのビットが1にセットされているか否
か、換言すればフィードバックモードにあるか否か判断
し、否定されるときは以降の処理をスキップする。
【0106】次いでS202に進み、前記したフラグ
F.ASTのビットが1にセットされているか否か、換
言すれば始動後モードにあるか否か判断し、否定される
ときは以降の処理をスキップすると共に、肯定されると
きはS204に進み、前記したACジェネレータのF端
子134の電圧VACGが所定値VACGREF以下か
否か判断し、否定されるときは以降の処理をスキップす
る。
【0107】S204で肯定されるときはS206に進
み、検出した吸気管内絶対圧PBAが所定値PBAIX
以下か否か判断し、否定されるときは以降の処理をスキ
ップすると共に、肯定されるときはS208に進み、検
出した吸気管内絶対圧PBAが所定値DPBAX以上か
否か判断し、否定されるときは以降の処理をスキップす
る。
【0108】S208で肯定されるときはS210に進
み、所定燃焼サイクル(例えば1燃焼サイクル)間の検
出したエンジン回転数NEの変動値DNECYLを絶対
値で求めて所定値DNEG以下か否か判断し、否定され
るときは以降の処理をスキップすると共に、肯定される
ときはS212に進み、目標アイドル回転数NOBJの
変動値DNOBJを絶対値で求めて所定値DNX未満か
否か判断し、否定されるときは以降の処理をスキップす
る。
【0109】S212で肯定されるときはS214に進
み、検出したエンジン冷却水温TWが所定値TWX1以
上か否か判断し、否定されるときは以降の処理をスキッ
プすると共に、肯定されるときはS216に進み、O2
センサ110の出力に基づく空燃比フィードバック領域
か否か図示しない空燃比制御ルーチンの適宜なフラグを
参照するなどして判断し、肯定されるときはS218に
進み、空燃比フィードバック制御が実行中か否か同様の
手法で判断する。尚、S216で否定されるときはS2
18をスキップする。
【0110】S218で否定されるときは以降の処理を
スキップすると共に、肯定されるときはS220に進
み、学習制御値IXREFを算出する。
【0111】図12はその処理を示すサブルーチン・フ
ロー・チャートである。
【0112】以下説明すると、S300において前記し
たフラグF.ASTのビットが1にセットされているか
否か、換言すれば始動後モードにあるか否か判断し、否
定されるときは以降の処理をスキップすると共に、肯定
されるときはS302に進み、検出したエンジン冷却水
温TWが所定値TWXC以上か否か判断する。
【0113】S302で肯定されるときは高水温と判断
してS304に進み、検出した吸気管内絶対圧PBAが
所定値PBAXC以下か否か判断し、肯定されるときは
低負荷と判断してS306に進み、検出したエンジン冷
却水温TWと吸気管内絶対圧PBAから図13にその特
性を示すテーブルを検索し、よって得た値CXREF0
Aをなまし係数CXREFとする。
【0114】他方、S304で否定されるときは高負荷
と判断してS308に進み、同様に検出したエンジン冷
却水温TWと吸気管内絶対圧PBAから図13にその特
性を示すテーブルを検索し、よって得た値CXREF0
Bをなまし係数CXREFとする。
【0115】他方、S302で否定されるときは低水温
と判断してS310に進み、同様に検出したエンジン冷
却水温TWと吸気管内絶対圧PBAから図13にその特
性を示すテーブルを検索し、よって得た値CXREF1
をなまし係数CXREFとする。
【0116】次いでS312に進み、算出したなまし係
数および先に述べた基本値などを用いて図示の式に従っ
てエンジン始動時のアイドル学習制御値AXREFを算
出する。即ち、目標アイドル回転数NOBJと検出した
エンジン回転数NEとの偏差を解消するように算出され
る基本値IAI(より具体的にはそれと水温補正値IT
Wの差)をなますように学習制御値を算出、換言すれば
目標二次空気量(必要空気量)が目標アイドル回転数N
OBJを実現するように、学習制御値を算出する。
【0117】次いで、S314に進み、シフトレバー3
2がニュートラル位置か前進(あるいは後進)位置に操
作(シフト)されているか否か判断し、ニュートラル位
置に操作(シフト)されていると判断されるときは、S
316からS324の処理を経て図12に示す特性と類
似する特性のテーブルを検索してなまし係数CXREF
を算出し、S326に進んで同様にエンジン始動後のア
イドル学習制御値AXREFを算出する。
【0118】また、前進(あるいは後進)位置に操作
(シフト)されているか否か判断し、ニュートラル位置
に操作(シフト)されていると判断されるときは、S3
28からS336の処理を経て図13に示す特性と類似
する特性のテーブルを検索してなまし係数CXREFを
算出し、S338に進んで同様にエンジン始動後のトロ
ーリング学習制御値TXREFを算出する。以上の如く
して算出された学習制御値AXREF,TXREFは、
ECU22のEEPROM22aに格納され、エンジン
16の停止後も保持される。
【0119】図11フロー・チャートの説明に戻ると、
次いでS222に進み、算出した学習制御値のリミット
チェックを行う。
【0120】図14はその処理を示すサブルーチン・フ
ロー・チャートである。
【0121】以下説明すると、S400においてシフト
レバー32がニュートラル位置か前進(あるいは後進)
位置に入っているか否か判断し、ニュートラル位置にあ
ると判断されるときはS402に進み、算出した学習制
御値AXREFが下限値#IXREFGL未満か否か判
断し、肯定されるときはS404に進み、下限値#IX
REFGLを学習制御値とする。
【0122】他方、S402で否定されるときはS40
6に進み、算出した学習制御値AXREFが上限値#I
XREFGHを超えるか否か判断し、肯定されるときは
S408に進み、上限値#IXREFGLを学習制御値
とすると共に、否定されるときはS408をスキップす
る。
【0123】また、S400でINGEAR(インギ
ヤ)、即ち、前進(あるいは後進)位置に操作(シフ
ト)されていると判断されるときはS410に進み、算
出した学習制御値TXREFが下限値#TXREFGL
未満か否か判断し、肯定されるときはS412に進み、
下限値#TXREFGLを学習制御値とする。
【0124】他方、S410で否定されるときはS41
4に進み、算出した学習制御値TXREFが上限値#T
XREFGHを超えるか否か判断し、肯定されるときは
S416に進み、上限値#TXREFGLを学習制御値
とする。また、S414で否定されるときはS416を
スキップする。
【0125】次いで、前記した目標アイドル回転数NO
BJの算出について説明する。
【0126】図15はその処理を示すフロー・チャート
である。
【0127】以下説明すると、S500においてフラグ
F.ASTのビットが1にセットされているか否か判断
し、否定されるときはエンジン始動時と判断してS50
2に進み、ニュートラルスイッチ34の出力がオン信号
を出力しているか、即ち、ニュートラル位置に操作(シ
フト)されているか否か判断する。
【0128】S502で肯定されてニュートラル位置に
操作(シフト)されていると判断されるときはS504
に進み、検出したエンジン冷却水温TWとエンジン回転
数NEを用いて図16にNOBJ0と示すテーブル(特
性)を検索して目標アイドル回転数NOBJを算出す
る。
【0129】他方、S502で否定されて前進(あるい
は後進)位置に操作されていると判断されるときはS5
06に進み、検出したエンジン冷却水温TWとエンジン
回転数NEとから図16にNOBJ1と示すテーブル
(特性)を検索して目標アイドル回転数NOBJを検索
する。
【0130】他方、S500で肯定されるときはエンジ
ン始動後と判断してS508に進み、ニュートラルスイ
ッチ34の出力がオン信号を出力しているか否か判断
し、肯定されるときはS510に進み、検出したエンジ
ン冷却水温TWとエンジン回転数NEを用いて図16の
NOBJ0と示すテーブル(特性)と同様のテーブルN
OBJ3(図示せず)を検索して目標アイドル回転数N
OBJを算出する。
【0131】他方、S508で否定されて前進(あるい
は後進)位置に操作されていると判断されるときはS5
12に進み、検出したエンジン冷却水温TWとエンジン
回転数NEを用いて図16のNOBJ1と示すテーブル
(特性)と同様のテーブルNOBJ4(図示せず)を検
索して目標アイドル(トローリング)回転数NOBJを
算出する。
【0132】この実施の形態においては上記の如く、エ
ンジン回転数が急変しそうなとき、具体的には、通電指
令値IFBの前回値と今回値の差が大きくなるときは、
所定値DIFBHEX1あるいは所定値DIFBHEX
2ずつ減算補正あるいは加算補正をして徐々に(段階的
に)目標回転数に移行させるようにしたので、オーバー
シュート(あるいはアンダーシュート)を防止すること
ができ、よってクラッチ切り替えによるショックを低減
して操作フィーリングを向上させることができる。
【0133】また、ユーザによってプロペラ40が交換
されて負荷が変動したときも、負荷の増大に応じて所定
値#DIFBが大きな値となるように設定したので、負
荷の変動による必要二次空気量の相違が考慮され、アイ
ドル回転数からトローリング回転数(あるいはその逆)
への移行時間を略一定に保つことができ、よって操作フ
ィーリングを向上させることができる。
【0134】また、減算時の所定値DIFBHEX1お
よび加算時の所定値DIFBHEX2をエンジン冷却水
温TWに応じて設定するようにしたため、具体的には、
制御応答性のよい高温時は、制御応答性が比較的低い低
温時に比して小さく設定するようにしたため、高温時は
目標回転数に達するまでの段階がより細かくされること
から、アイドル回転数からトローリング回転数(あるい
はその逆)への移行をより滑らかに行うことができ、よ
ってより一層操作フィーリングを向上させることができ
る。
【0135】また、減算時の所定値DIFBHEX1
は、加算時の所定値DIFBHEX2に比して大きく設
定されることから、前進(あるいは後進)位置へクラッ
チ位置が切り替えられたときは迅速にトローリング回転
数に移行して所望のトローリング速度を得ることができ
ると共に、ニュートラル位置へクラッチ位置が切り替え
られたときには、アイドル回転数に達するまでの段階を
より細かくしてその移行をより滑らかに行うことがで
き、よってより一層操作フィーリングを向上させること
ができる。
【0136】また、エンジン16の始動状態、および図
9(d)に示す如く、シフト位置に応じて目標アイドル
(あるいはトローリング)回転数NOBJを相違させる
ようにした。これによって、目標アイドル(あるいはト
ローリング)回転数をエンジン運転状態およびシフト位
置に応じて的確に決定することができる。
【0137】また、決定した目標アイドル(トローリン
グ)回転数となるように二次空気量(必要空気量)を制
御することで、アイドル回転数制御を的確に実行するこ
とができて安定したアイドル回転を実現することができ
ると共に、トローリング時などでも一層の低回転を実現
して燃費性能を低減することができる。
【0138】以上の如く、この実施の形態にあっては、
船舶12に搭載され、クラッチ36を介してプロペラ4
0に接続されると共に、前記クラッチがニュートラル位
置から前進位置あるいは後進位置に切り替えられたと
き、切り替えられたクラッチ位置に応じて前記船舶を前
進あるいは後進させる内燃機関(エンジン16)を備え
ると共に、前記内燃機関の吸気管46にスロットルバル
ブ50下流位置で接続される通路(分岐路72)と前記
通路に配置された二次空気制御バルブ(EACV74)
を少なくとも備え、前記二次空気制御バルブの開度に応
じた量の二次空気を供給する二次空気供給装置80、前
記クラッチ位置が切り替えられたか否か検出するクラッ
チ位置検出手段(ニュートラルスイッチ34,ECU2
2,S118,S162)、前記内燃機関の機関回転数
を含む運転パラメータを検出する運転状態検出手段(ク
ランク角センサ124、絶対圧センサ94、吸気温セン
サ100、水温センサ106、ECU22)、前記クラ
ッチ位置検出手段の出力に応じて前記内燃機関の目標ア
イドル回転数を決定すると共に、前記決定した目標アイ
ドル回転数と前記検出された機関回転数の偏差が減少す
るように前記二次空気の目標供給量を決定する目標値決
定手段(ECU22)、および前記決定された二次空気
の目標供給量を実現する開度となるように前記二次空気
制御バルブを駆動するバルブ駆動手段(ECU22)、
を備えた船舶用内燃機関のアイドル回転数制御装置にお
いて、前記クラッチ位置検出手段によって前記クラッチ
の切り替えが検出されたとき、前記二次空気の目標供給
量の変化量の絶対値を所定値#DIFBと比較する比較
手段(ECU22,S162,S166)、前記二次空
気の目標供給量の変化が、増加方向にあるか減少方向に
あるかを判断する変化方向判断手段(ECU22,S1
68)、を備えると共に、前記目標値決定手段は、前記
比較手段によって前記二次空気の目標供給量の変化量の
絶対値が前記所定値よりも大きいと判断されたとき、前
記変化方向判断手段の判断結果に基づいて前記二次空気
の目標供給量を所定の補正量(所定値DIFBHEX
1,2)ずつ段階的に増加(加算)補正あるいは減少
(減算)補正する(ECU22,S170,S172)
如く構成した。
【0139】また、前記所定値は、前記内燃機関に加わ
る負荷の大きさに応じて変更される如く構成した。
【0140】また、前記所定の補正量は、前記内燃機関
の冷却水温(エンジン冷却水温TW)に応じて設定され
る如く構成した。
【0141】また、前記所定の補正量は、前記増加補正
と減少補正とで異なった値(所定値DIFBHEX1お
よび所定値DIFBHEX2)に設定される如く構成し
た。
【0142】尚、この発明の実施の形態を船外機を例に
とって説明したが、それに限られるものではなく、この
発明は船内機関にも妥当する。
【0143】さらに、二次空気供給装置に加え、スロッ
トルバルブをアクチュエータで駆動するDBW方式を採
用するようにしたが、DBW方式などの構成は、この発
明に必須なものではない。
【0144】
【発明の効果】請求項1項にあっては、クラッチ位置検
出手段によってクラッチ位置の切り替えが検出されたと
き、二次空気の目標供給量の変化量の絶対値を所定値と
比較する比較手段、二次空気の目標供給量の変化が、増
加方向にあるか減少方向にあるかを判断する変化方向判
断手段、を備えると共に、目標値決定手段は、比較手段
によって二次空気の目標供給量の変化量の絶対値が所定
値よりも大きいと判断されたとき、変化方向判断手段の
判断結果に基づいて二次空気の目標供給量を所定の補正
量ずつ段階的に増加補正あるいは減少補正する如く構成
したので、クラッチがニュートラル位置から前進あるい
は後進位置(あるいはその逆)に切り替えられたときの
アイドル回転数からトローリング回転数(あるいはその
逆)への移行を滑らかに行うことができると共に、オー
バーシュートやアンダーシュートの発生を確実に防止す
ることができ、よってクラッチ切り替えによるショック
を低減して操作フィーリングを向上させることができ
る。
【0145】請求項2項にあっては、所定値は、内燃機
関に加わる負荷の大きさに応じて変更される如く構成し
たので、プロペラの交換に伴う負荷変動が生じても、上
記した効果を安定して得ることができる。
【0146】具体的には、プロペラがより大きなサイズ
のものと交換されると負荷が大きくなり、トローリング
回転数を維持するのにより多くの二次空気量を必要とす
る。即ち、アイドル回転数を維持するのに必要な二次空
気量とトローリング回転数を維持するのに必要な二次空
気量の差が大きくなる。このため、上記した所定値を一
定の値とすると、アイドル回転数からトローリング回転
数(あるいはその逆)へ移行する時間が負荷によって相
違することになるが、この所定値を負荷に応じて可変と
することで、より詳しくは、高負荷時には所定値を大き
くするように設定することで、アイドル回転数からトロ
ーリング回転数(あるいはその逆)への移行時間を略一
定に保つことができ、操作フィーリングを向上させるこ
とができる。
【0147】請求項3項にあっては、所定の補正量は、
内燃機関の冷却水温度に応じて設定される、具体的に
は、制御応答性のよい高冷却水温度時は、制御応答性が
比較的低い低冷却水温度時に比して補正量が小さく設定
される如く構成したので、高冷却水温度時は目標回転数
に達するまでの段階がより細かくされることから、アイ
ドル回転数からトローリング回転数(あるいはその逆)
への移行をより滑らかに行うことができ、よってより一
層操作フィーリングを向上させることができる。
【0148】請求項4項にあっては、所定の補正量は、
増加補正と減少補正とで異なった値に設定される、具体
的には、増加補正時(前進(あるいは後進)位置からニ
ュートラル位置へのクラッチ位置切り替え。即ち、トロ
ーリング回転数からアイドル回転数への回転数上昇時)
の補正量は、減少補正時(ニュートラル位置から前進
(あるいは後進)位置へのクラッチ位置切り替え。即
ち、アイドル回転数からトローリング回転数への回転数
低下時)の補正量のそれに比して小さく設定される如く
構成したので、前進(あるいは後進)位置へクラッチ位
置が切り替えられたときは迅速にトローリング回転数に
移行して所望のトローリング速度を得ることができる。
【0149】また、ニュートラル位置へクラッチ位置が
切り替えられたときには、クラッチの解放開始後であっ
て比較的時間的な要求が低いことから、アイドル回転数
に達するまでの段階をより細かくしてその移行をより滑
らかに行うことができ、よってより一層操作フィーリン
グを向上させることができる。
【0150】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一つの実施の形態に係る船舶用内燃
機関のアイドル回転数制御装置を全体的に示す説明図で
ある。
【図2】図1の部分説明側面図である。
【図3】図1に示すエンジンを詳細に示す概略図であ
る。
【図4】図1に示す電子制御ユニット(ECU)の入出
力を詳細に示すブロック図である。
【図5】図1に示す船舶用内燃機関のアイドル回転数制
御装置の動作の中の二次空気制御バルブの通電指令値
(目標二次空気量)の算出処理を示すメインフロー・チ
ャートである。
【図6】図5フロー・チャートで触れるフィードバック
実行回転数NAの特性を示す説明グラフである。
【図7】図5フロー・チャートの通電指令値IFBの算
出処理を示すサブルーチン・フロー・チャートの前半部
である。
【図8】図6フロー・チャートの通電指令値IFBの算
出処理を示すサブルーチン・フロー・チャートの後半部
である。
【図9】図7フロー・チャートの処理などを説明するタ
イム・チャートである。
【図10】図8フロー・チャートの所定値DIFBHE
X1,2の特性を示す説明グラフである。
【図11】図7フロー・チャートの学習制御値IXRE
Fの算出処理を示すサブルーチン・フロー・チャートで
ある。
【図12】図11フロー・チャートの学習制御値IXR
EFの算出処理を示すサブルーチン・フロー・チャート
である。
【図13】図11フロー・チャートの学習制御値の算出
に使用するなまし係数の特性を示す説明グラフである。
【図14】図11フロー・チャートの学習制御値IXR
EFのリミットチェック処理を示すサブルーチン・フロ
ー・チャートである。
【図15】図1に示す船舶用内燃機関のアイドル回転数
制御装置の動作の中の目標アイドル回転数の算出処理を
示すフロー・チャートである。
【図16】図15フロー・チャートで算出される目標ア
イドル回転数の特性を示す説明グラフである。
【図17】従来技術の問題点を説明するタイム・チャー
トである。
【符号の説明】
10 推進機関(船外機) 12 船舶(小型船) 16 内燃機関(エンジン) 22 電子制御ユニット(ECU) 26 スロットルレバー 30 スロットルレバー位置センサ 32 シフトレバー 34 ニュートラルスイッチ 36 クラッチ 40 プロペラ 50 スロットルバルブ 72 分岐路(通路) 74 二次空気制御バルブ(EACV) 80 二次空気供給装置 94 絶対圧センサ 124 クランク角センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 45/00 360 F02D 45/00 364D 364 B63H 21/26 N (72)発明者 高橋 信広 栃木県塩谷郡高根沢町宝積寺字サギノヤ東 2021番地8 株式会社ケーヒン栃木開発セ ンター内 Fターム(参考) 3G084 AA00 AA08 BA06 CA03 DA08 DA11 EA11 EB08 EB14 EB15 EB17 FA01 FA02 FA06 FA10 FA11 FA20 FA38 3G093 AA19 AB00 BA15 CA04 DA03 DA05 DA06 DA07 DB08 DB10 DB12 EA07 EC02 FA07 FA09 FA10 FA11 FB01 FB02 3G301 HA01 HA08 HA13 HA19 HA26 JA04 JA07 KA07 LA04 LC03 NA01 NA03 NA04 NA05 NA08 NC02 ND02 ND21 NE01 NE06 NE17 PA07Z PA09Z PA10Z PA11Z PB06Z PE03A PE03Z PE04Z PE08Z PF06Z PF10Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 船舶に搭載され、クラッチを介してプロ
    ペラに接続されると共に、前記クラッチがニュートラル
    位置から前進位置あるいは後進位置に切り替えられたと
    き、切り替えられたクラッチ位置に応じて前記船舶を前
    進あるいは後進させる内燃機関を備えると共に、 a.前記内燃機関の吸気管にスロットルバルブ下流位置
    で接続される通路と前記通路に配置された二次空気制御
    バルブを少なくとも備え、前記二次空気制御バルブの開
    度に応じた量の二次空気を供給する二次空気供給装置、 b.前記クラッチ位置が切り替えられたか否か検出する
    クラッチ位置検出手段、 c.前記内燃機関の機関回転数を含む運転パラメータを
    検出する運転状態検出手段、 d.前記クラッチ位置検出手段の出力に応じて前記内燃
    機関の目標アイドル回転数を決定すると共に、前記決定
    した目標アイドル回転数と前記検出された機関回転数の
    偏差が減少するように前記二次空気の目標供給量を決定
    する目標値決定手段、 および e.前記決定された二次空気の目標供給量を実現する開
    度となるように前記二次空気制御バルブを駆動するバル
    ブ駆動手段、を備えた船舶用内燃機関のアイドル回転数
    制御装置において、 f.前記クラッチ位置検出手段によって前記クラッチ位
    置の切り替えが検出されたとき、前記二次空気目標供給
    量の変化量の絶対値を所定値と比較する比較手段、 g.前記二次空気目標供給量の変化が、増加方向にある
    か減少方向にあるかを判断する変化方向判断手段、 を備えると共に、前記目標値決定手段は、前記比較手段
    によって前記二次空気の目標供給量の変化量の絶対値が
    前記所定値よりも大きいと判断されたとき、前記変化方
    向判断手段の判断結果に基づいて前記二次空気の目標供
    給量を所定の補正量ずつ段階的に増加補正あるいは減少
    補正することを特徴とする船舶用内燃機関のアイドル回
    転数制御装置。
  2. 【請求項2】 前記所定値は、前記内燃機関に加わる負
    荷の大きさに応じて変更されることを特徴とする請求項
    1項記載の船舶用内燃機関のアイドル回転数制御装置。
  3. 【請求項3】 前記所定の補正量は、前記内燃機関の冷
    却水温に応じて設定されることを特徴とする請求項1項
    または2項記載の船舶用内燃機関のアイドル回転数制御
    装置。
  4. 【請求項4】 前記所定の補正量は、前記増加補正と減
    少補正とで異なった値に設定されることを特徴とする請
    求項1項から3項のいずれかに記載の船舶用内燃機関の
    アイドル回転数制御装置。
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