JPH11334375A - 自動車の横開き式バックドアの枢支部補強構造 - Google Patents
自動車の横開き式バックドアの枢支部補強構造Info
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- JPH11334375A JPH11334375A JP14028498A JP14028498A JPH11334375A JP H11334375 A JPH11334375 A JP H11334375A JP 14028498 A JP14028498 A JP 14028498A JP 14028498 A JP14028498 A JP 14028498A JP H11334375 A JPH11334375 A JP H11334375A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 バックドア開口の側部開口縁に対する横開き
式のバックドアの枢支がより強固になされるようにし、
これを可能にさせるための作業が容易にできるようにす
る。 【解決手段】 バックドア開口10の側部開口縁12
が、前後に対面するクォータインナパネル17およびク
ォータアウタパネル18とを互いに連結させると共にヒ
ンジ13を支持する連結パネル19を備える。上記クォ
ータインナパネル17が、その上部を構成するクォータ
インナパネル本体24を補強するクォータ延出パネル2
5を備える。上記バックドア開口10の下部開口縁29
が、ロアバック本体32を補強するロアバック延出パネ
ル33を備える。上記ヒンジ13とほぼ同じ高さに位置
する上記連結パネル19の部分35と、上記クォータ延
出パネル25と、上記ロアバック延出パネル33とを互
いに重ね合わせて、この三枚重ね部37をスポット溶接
S2,S4により互いに結合させる。
式のバックドアの枢支がより強固になされるようにし、
これを可能にさせるための作業が容易にできるようにす
る。 【解決手段】 バックドア開口10の側部開口縁12
が、前後に対面するクォータインナパネル17およびク
ォータアウタパネル18とを互いに連結させると共にヒ
ンジ13を支持する連結パネル19を備える。上記クォ
ータインナパネル17が、その上部を構成するクォータ
インナパネル本体24を補強するクォータ延出パネル2
5を備える。上記バックドア開口10の下部開口縁29
が、ロアバック本体32を補強するロアバック延出パネ
ル33を備える。上記ヒンジ13とほぼ同じ高さに位置
する上記連結パネル19の部分35と、上記クォータ延
出パネル25と、上記ロアバック延出パネル33とを互
いに重ね合わせて、この三枚重ね部37をスポット溶接
S2,S4により互いに結合させる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の横開き式
バックドアの枢支部補強構造に関し、より詳しくは、バ
ックドア開口の側部開口縁にバックドアをヒンジにより
枢支させたバックドア装置における上記側部開口縁の補
強構造に関するものである。
バックドアの枢支部補強構造に関し、より詳しくは、バ
ックドア開口の側部開口縁にバックドアをヒンジにより
枢支させたバックドア装置における上記側部開口縁の補
強構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】上記バックドア装置には、従来、特開平
8‐310448号公報で示されるものがある。
8‐310448号公報で示されるものがある。
【0003】上記公報のものによれば、車体の後面壁に
バックドア開口が形成されると共に、このバックドア開
口を開閉自在とするバックドアが設けられ、上記バック
ドア開口の側部開口縁に上記バックドアがヒンジにより
枢支されている。
バックドア開口が形成されると共に、このバックドア開
口を開閉自在とするバックドアが設けられ、上記バック
ドア開口の側部開口縁に上記バックドアがヒンジにより
枢支されている。
【0004】上記バックドア開口の側部開口縁は、前後
に対面するクォータインナパネルおよびクォータアウタ
パネルと、これら両パネルの上記バックドア開口側の各
端縁を互いに連結させると共に上記ヒンジを支持する連
結パネルとを備えている。
に対面するクォータインナパネルおよびクォータアウタ
パネルと、これら両パネルの上記バックドア開口側の各
端縁を互いに連結させると共に上記ヒンジを支持する連
結パネルとを備えている。
【0005】また、上記クォータインナパネルは、その
上部を構成するクォータインナパネル本体と、このクォ
ータインナパネル本体を補強すると共に、このクォータ
インナパネル本体から下方に向って延出するクォータ延
出パネルとを備え、一方、上記バックドア開口の下部開
口縁は、その車幅方向の中途部を構成するロアバック本
体と、このロアバック本体を補強すると共にこのロアバ
ック本体から外側方に向って延出するロアバック延出パ
ネルとを備えている。
上部を構成するクォータインナパネル本体と、このクォ
ータインナパネル本体を補強すると共に、このクォータ
インナパネル本体から下方に向って延出するクォータ延
出パネルとを備え、一方、上記バックドア開口の下部開
口縁は、その車幅方向の中途部を構成するロアバック本
体と、このロアバック本体を補強すると共にこのロアバ
ック本体から外側方に向って延出するロアバック延出パ
ネルとを備えている。
【0006】そして、上記ヒンジを中心として、上記バ
ックドアを前後に回動させれば、上記バックドア開口が
開閉可能とされている。
ックドアを前後に回動させれば、上記バックドア開口が
開閉可能とされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成で
は、バックドアは横開き式となっているため、上記バッ
クドア開口の側部開口縁に対するバックドアの枢支部に
は、このバックドアの自重やその他の外力により大きい
負荷が与えられる。このため、上記枢支部の強度をより
向上させて、上記バックドアの枢支がより強固になされ
るようにすることが望まれている。
は、バックドアは横開き式となっているため、上記バッ
クドア開口の側部開口縁に対するバックドアの枢支部に
は、このバックドアの自重やその他の外力により大きい
負荷が与えられる。このため、上記枢支部の強度をより
向上させて、上記バックドアの枢支がより強固になされ
るようにすることが望まれている。
【0008】そこで、上記従来の技術において、上記ヒ
ンジとほぼ同じ高さに位置する上記連結パネルの部分
に、ロアバック延出パネルを重ね合わせて、スポット溶
接により互いに結合させて、上記枢支部を補強させるこ
とが考えられる。
ンジとほぼ同じ高さに位置する上記連結パネルの部分
に、ロアバック延出パネルを重ね合わせて、スポット溶
接により互いに結合させて、上記枢支部を補強させるこ
とが考えられる。
【0009】しかし、上記公報の特に図3で示されるよ
うに、上記連結パネルの部分には、既に、クォータイン
ナパネル本体と、クォータ延出パネルとが重ね合わされ
て三枚重ねとされているため、これに上記したようにロ
アバック延出パネルを重ね合わせると、四枚重ねとなっ
て、通常容量のスポット溶接ガンによってはスポット溶
接をすることができず、つまり、上記した枢支部の補強
のための作業は煩雑であって、容易にはできないという
問題がある。
うに、上記連結パネルの部分には、既に、クォータイン
ナパネル本体と、クォータ延出パネルとが重ね合わされ
て三枚重ねとされているため、これに上記したようにロ
アバック延出パネルを重ね合わせると、四枚重ねとなっ
て、通常容量のスポット溶接ガンによってはスポット溶
接をすることができず、つまり、上記した枢支部の補強
のための作業は煩雑であって、容易にはできないという
問題がある。
【0010】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、バックドア開口の側部開口縁にバックド
アを横開き式に枢支させた場合に、このバックドアの枢
支がより強固になされるようにすると共に、これを可能
にさせるための作業が容易にできるようにすることを課
題とする。
されたもので、バックドア開口の側部開口縁にバックド
アを横開き式に枢支させた場合に、このバックドアの枢
支がより強固になされるようにすると共に、これを可能
にさせるための作業が容易にできるようにすることを課
題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の自動車の横開き式バックドアの枢支部補強構
造は、車体2の後面壁7にバックドア開口10を形成す
ると共に、このバックドア開口10を開閉自在とするバ
ックドア11を設け、上記バックドア開口10の側部開
口縁12に上記バックドア11をヒンジ13により枢支
させ、
の本発明の自動車の横開き式バックドアの枢支部補強構
造は、車体2の後面壁7にバックドア開口10を形成す
ると共に、このバックドア開口10を開閉自在とするバ
ックドア11を設け、上記バックドア開口10の側部開
口縁12に上記バックドア11をヒンジ13により枢支
させ、
【0012】上記バックドア開口10の側部開口縁12
が、前後に対面するクォータインナパネル17およびク
ォータアウタパネル18と、これら両パネル17,18
の上記バックドア開口10側の各端縁を互いに連結させ
ると共に上記ヒンジ13を支持する連結パネル19とを
備え、かつ、上記クォータインナパネル17が、その上
部を構成するクォータインナパネル本体24と、このク
ォータインナパネル本体24を補強すると共にこのクォ
ータインナパネル本体24から下方に向って延出するク
ォータ延出パネル25とを備え、
が、前後に対面するクォータインナパネル17およびク
ォータアウタパネル18と、これら両パネル17,18
の上記バックドア開口10側の各端縁を互いに連結させ
ると共に上記ヒンジ13を支持する連結パネル19とを
備え、かつ、上記クォータインナパネル17が、その上
部を構成するクォータインナパネル本体24と、このク
ォータインナパネル本体24を補強すると共にこのクォ
ータインナパネル本体24から下方に向って延出するク
ォータ延出パネル25とを備え、
【0013】一方、上記バックドア開口10の下部開口
縁29が、その車幅方向の中途部を構成するロアバック
本体32と、このロアバック本体32を補強すると共に
このロアバック本体32から外側方に向って延出するロ
アバック延出パネル33とを備えた自動車の横開き式バ
ックドアの枢支部補強構造において、
縁29が、その車幅方向の中途部を構成するロアバック
本体32と、このロアバック本体32を補強すると共に
このロアバック本体32から外側方に向って延出するロ
アバック延出パネル33とを備えた自動車の横開き式バ
ックドアの枢支部補強構造において、
【0014】上記ヒンジ13とほぼ同じ高さに位置する
上記連結パネル19の部分35と、上記クォータ延出パ
ネル25と、上記ロアバック延出パネル33とを互いに
重ね合わせて、この三枚重ね部37をスポット溶接S
2,S4により互いに結合させたものである。
上記連結パネル19の部分35と、上記クォータ延出パ
ネル25と、上記ロアバック延出パネル33とを互いに
重ね合わせて、この三枚重ね部37をスポット溶接S
2,S4により互いに結合させたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
により説明する。
【0016】図において、符号1は自動車で、図3〜5
において、矢印Frはこの自動車1の前方を示してい
る。
において、矢印Frはこの自動車1の前方を示してい
る。
【0017】上記自動車1の車体2は板金製で、この車
体2は前、後車輪3によって路面4上に支持されてい
る。上記車体2の内部が車室6とされ、上記車体2の後
面壁7には上記車室6を上記車体2の後方に向って開閉
自在に閉じるバックドア装置9が設けられている。
体2は前、後車輪3によって路面4上に支持されてい
る。上記車体2の内部が車室6とされ、上記車体2の後
面壁7には上記車室6を上記車体2の後方に向って開閉
自在に閉じるバックドア装置9が設けられている。
【0018】上記バックドア装置9は、上記後面壁7に
形成されるバックドア開口10と、このバックドア開口
10を開閉自在に閉じるバックドア11と、このバック
ドア11を上記バックドア開口10の車幅方向の一側部
(右側部)の側部開口縁12に枢支させる上下一対のヒ
ンジ13,13とを備えている。上記バックドア11の
側部(左側部)には、把手14が設けられている。この
把手14を把持した操作により、上記バックドア11
は、上記ヒンジ13,13を中心とし車体2の後方に向
って往、復回動自在とされ、この往回動で、上記バック
ドア開口10が開かれるようになっており、つまり、上
記バックドア11は横開き式とされている。
形成されるバックドア開口10と、このバックドア開口
10を開閉自在に閉じるバックドア11と、このバック
ドア11を上記バックドア開口10の車幅方向の一側部
(右側部)の側部開口縁12に枢支させる上下一対のヒ
ンジ13,13とを備えている。上記バックドア11の
側部(左側部)には、把手14が設けられている。この
把手14を把持した操作により、上記バックドア11
は、上記ヒンジ13,13を中心とし車体2の後方に向
って往、復回動自在とされ、この往回動で、上記バック
ドア開口10が開かれるようになっており、つまり、上
記バックドア11は横開き式とされている。
【0019】上記側部開口縁12は、前後に少し離れ
て、対面するクォータインナパネル17およびクォータ
アウタパネル18と、これら両パネル17,18の上記
バックドア開口10側の各端縁を互いに連結させる連結
パネル19とを備えている。より具体的には、上記連結
パネル19は上下に長く延びその幅方向(水平方向)の
一端縁と上記クォータインナパネル17の端縁とは上記
幅方向の複数ヵ所でスポット溶接S1〜S4されて互い
に結合され、一方、上記連結パネル19の幅方向の他端
縁と上記クォータアウタパネル18の端縁とはスポット
溶接S5されて互いに結合されている。即ち、上記連結
パネル19により、上記クォータインナパネル17とク
ォータアウタパネル18の各端縁が互いに結合させられ
ている。
て、対面するクォータインナパネル17およびクォータ
アウタパネル18と、これら両パネル17,18の上記
バックドア開口10側の各端縁を互いに連結させる連結
パネル19とを備えている。より具体的には、上記連結
パネル19は上下に長く延びその幅方向(水平方向)の
一端縁と上記クォータインナパネル17の端縁とは上記
幅方向の複数ヵ所でスポット溶接S1〜S4されて互い
に結合され、一方、上記連結パネル19の幅方向の他端
縁と上記クォータアウタパネル18の端縁とはスポット
溶接S5されて互いに結合されている。即ち、上記連結
パネル19により、上記クォータインナパネル17とク
ォータアウタパネル18の各端縁が互いに結合させられ
ている。
【0020】上記連結パネル19には、前記各ヒンジ1
3がそれぞれ上下一対のボルトである締結具20によっ
て締結されている。この場合、上記連結パネル19には
補強パネル21が重ね合わされて上記連結パネル19が
補強され、つまり、上記連結パネル19に対するヒンジ
13の締結部が補強されている。また、車幅方向で、上
記クォータインナパネル17とクォータアウタパネル1
8の上記バックドア開口10とは反対側の各端部である
各外側端部は前方に向って延出し、これら延出部によっ
て上記車体2の側部を構成する側壁22が形成されてい
る。
3がそれぞれ上下一対のボルトである締結具20によっ
て締結されている。この場合、上記連結パネル19には
補強パネル21が重ね合わされて上記連結パネル19が
補強され、つまり、上記連結パネル19に対するヒンジ
13の締結部が補強されている。また、車幅方向で、上
記クォータインナパネル17とクォータアウタパネル1
8の上記バックドア開口10とは反対側の各端部である
各外側端部は前方に向って延出し、これら延出部によっ
て上記車体2の側部を構成する側壁22が形成されてい
る。
【0021】上記クォータインナパネル17は、その上
部を構成するクォータインナパネル本体24と、このク
ォータインナパネル本体24の下部に連設されるクォー
タ延出パネル25と、このクォータ延出パネル25の下
部に連設される他のクォータ延出パネル26とを備えて
いる。
部を構成するクォータインナパネル本体24と、このク
ォータインナパネル本体24の下部に連設されるクォー
タ延出パネル25と、このクォータ延出パネル25の下
部に連設される他のクォータ延出パネル26とを備えて
いる。
【0022】上記クォータ延出パネル25は、上下方向
に延びてその上端部が上記クォータインナパネル本体2
4の下部に上記スポット溶接S1,S3と、他のスポッ
ト溶接S6とによって結合されることにより、このクォ
ータインナパネル本体24を補強しており、上記クォー
タ延出パネル25の下端部は上記クォータインナパネル
本体24から下方に向って延出している。また、上記他
のクォータ延出パネル26は、上下方向に延びてその上
端部が上記クォータ延出パネル25の下部にスポット溶
接S7,S8によって結合されることにより、上記クォ
ータインナパネル本体24を間接的に補強しており、上
記他のクォータ延出パネル26の下端部は上記クォータ
延出パネル25と上記クォータインナパネル本体24の
各下方に向って延出している。
に延びてその上端部が上記クォータインナパネル本体2
4の下部に上記スポット溶接S1,S3と、他のスポッ
ト溶接S6とによって結合されることにより、このクォ
ータインナパネル本体24を補強しており、上記クォー
タ延出パネル25の下端部は上記クォータインナパネル
本体24から下方に向って延出している。また、上記他
のクォータ延出パネル26は、上下方向に延びてその上
端部が上記クォータ延出パネル25の下部にスポット溶
接S7,S8によって結合されることにより、上記クォ
ータインナパネル本体24を間接的に補強しており、上
記他のクォータ延出パネル26の下端部は上記クォータ
延出パネル25と上記クォータインナパネル本体24の
各下方に向って延出している。
【0023】上記バックドア開口10の下部開口縁29
は車幅方向に延びるロアバックといわれるものであり、
この下部開口縁29は前後方向で対面するロアバックイ
ンナパネル30とロアバックアウタパネル31とを備
え、これら両パネル30,31は不図示のスポット溶接
により互いに結合されている。
は車幅方向に延びるロアバックといわれるものであり、
この下部開口縁29は前後方向で対面するロアバックイ
ンナパネル30とロアバックアウタパネル31とを備
え、これら両パネル30,31は不図示のスポット溶接
により互いに結合されている。
【0024】上記下部開口縁29は、その車幅方向の中
途部を構成するロアバック本体32と、このロアバック
本体32の車幅方向の各側端部にそれぞれ連接されるロ
アバック延出パネル33とを備えている。これら各ロア
バック延出パネル33は、その車幅方向の一端部(内端
部)が上記ロアバック本体32の側端部にスポット溶接
S9により結合させられることにより、このロアバック
本体32を補強しており、上記ロアバック延出パネル3
3の他端部(外端部)は上記ロアバック本体32から外
側方に向って延出している。
途部を構成するロアバック本体32と、このロアバック
本体32の車幅方向の各側端部にそれぞれ連接されるロ
アバック延出パネル33とを備えている。これら各ロア
バック延出パネル33は、その車幅方向の一端部(内端
部)が上記ロアバック本体32の側端部にスポット溶接
S9により結合させられることにより、このロアバック
本体32を補強しており、上記ロアバック延出パネル3
3の他端部(外端部)は上記ロアバック本体32から外
側方に向って延出している。
【0025】上記ロアバックインナパネル30を構成し
ている上記ロアバック延出パネル33の上記一端部(外
端部)は、上記クォータインナパネル17の各クォータ
延出パネル25,26と、連結パネル19とに上記スポ
ット溶接S2,S4,S8によって結合させられてい
る。また、上記ロアバックアウタパネル31を構成して
いる上記ロアバック延出パネル33の上記一端部(外端
部)は、上記連結パネル19の下部と一体成形されてい
る。
ている上記ロアバック延出パネル33の上記一端部(外
端部)は、上記クォータインナパネル17の各クォータ
延出パネル25,26と、連結パネル19とに上記スポ
ット溶接S2,S4,S8によって結合させられてい
る。また、上記ロアバックアウタパネル31を構成して
いる上記ロアバック延出パネル33の上記一端部(外端
部)は、上記連結パネル19の下部と一体成形されてい
る。
【0026】上記の場合、連結パネル19は、クォータ
インナパネル17とクォータアウタパネル18の各端縁
を強固に結合させる必要上、上記クォータインナパネル
17のクォータインナパネル本体24とクォータアウタ
パネル18よりも板厚が厚くされている。また、上記ク
ォータ延出パネル25,26は、クォータインナパネル
17のクォータインナパネル本体24を補強する補強材
であって、このクォータインナパネル本体24よりも板
厚が厚くされている。
インナパネル17とクォータアウタパネル18の各端縁
を強固に結合させる必要上、上記クォータインナパネル
17のクォータインナパネル本体24とクォータアウタ
パネル18よりも板厚が厚くされている。また、上記ク
ォータ延出パネル25,26は、クォータインナパネル
17のクォータインナパネル本体24を補強する補強材
であって、このクォータインナパネル本体24よりも板
厚が厚くされている。
【0027】更に、上記各ロアバックインナパネル30
とロアバックアウタパネル31の各ロアバック延出パネ
ル33は、上記各ロアバックインナパネル30とロアバ
ックアウタパネル31のロアバック本体32を補強する
補強材であって、これらロアバック本体32よりも板厚
が厚くされている。
とロアバックアウタパネル31の各ロアバック延出パネ
ル33は、上記各ロアバックインナパネル30とロアバ
ックアウタパネル31のロアバック本体32を補強する
補強材であって、これらロアバック本体32よりも板厚
が厚くされている。
【0028】上記構成において、クォータインナパネル
17のクォータインナパネル本体24の下端と上記ロア
バックインナパネル30のロアバック延出パネル33の
上端縁とは上下に少し離反させられて隙間34が生じて
おり、上、下ヒンジ13,13のうち、下側のヒンジ1
3とほぼ同じ高さに位置する上記連結パネル19の部分
35と、上記クォータインナパネル17のクォータイン
ナパネル本体24と、上記クォータ延出パネル25とが
互いに重ね合わされて三枚重ね部36とされ、この三枚
重ね部36が上記スポット溶接S1により一体的に結合
させられている。
17のクォータインナパネル本体24の下端と上記ロア
バックインナパネル30のロアバック延出パネル33の
上端縁とは上下に少し離反させられて隙間34が生じて
おり、上、下ヒンジ13,13のうち、下側のヒンジ1
3とほぼ同じ高さに位置する上記連結パネル19の部分
35と、上記クォータインナパネル17のクォータイン
ナパネル本体24と、上記クォータ延出パネル25とが
互いに重ね合わされて三枚重ね部36とされ、この三枚
重ね部36が上記スポット溶接S1により一体的に結合
させられている。
【0029】また、上記した連結パネル19の部分35
と、上記クォータ延出パネル25と、上記ロアバックイ
ンナパネル30のロアバック延出パネル33とが互いに
重ね合わされて三枚重ね部37とされ、この三枚重ね部
37が上記スポット溶接S2,S4により一体的に結合
させられている。
と、上記クォータ延出パネル25と、上記ロアバックイ
ンナパネル30のロアバック延出パネル33とが互いに
重ね合わされて三枚重ね部37とされ、この三枚重ね部
37が上記スポット溶接S2,S4により一体的に結合
させられている。
【0030】上記構成によれば、クォータインナパネル
17のクォータインナパネル本体24と、このクォータ
インナパネル本体24を補強して上記側部開口縁12に
おける補強材として働く厚板のクォータ延出パネル25
と、上記クォータインナパネル17とクォータアウタパ
ネル18とを結合させると共にこの結合をより強固にさ
せる補強材としても働く厚板の連結パネル19とが互い
にスポット溶接S1されて強固に補強し合うこととなる
上記三枚重ね部36とされており、この三枚重ね部36
によって、上記側部開口縁12に対するバックドア11
の枢支部が補強され、つまり、上記連結パネル19への
ヒンジ13の締結部が補強される。
17のクォータインナパネル本体24と、このクォータ
インナパネル本体24を補強して上記側部開口縁12に
おける補強材として働く厚板のクォータ延出パネル25
と、上記クォータインナパネル17とクォータアウタパ
ネル18とを結合させると共にこの結合をより強固にさ
せる補強材としても働く厚板の連結パネル19とが互い
にスポット溶接S1されて強固に補強し合うこととなる
上記三枚重ね部36とされており、この三枚重ね部36
によって、上記側部開口縁12に対するバックドア11
の枢支部が補強され、つまり、上記連結パネル19への
ヒンジ13の締結部が補強される。
【0031】また、上記クォータインナパネル本体24
を補強して上記側部開口縁12における補強材として働
くクォータ延出パネル25と、上記クォータインナパネ
ル17とクォータアウタパネル18とを結合させると共
にこの結合をより強固にさせる補強材としても働く上記
連結パネル19と、上記下部開口縁29のロアバック本
体32を補強して上記下部開口縁29における補強材と
して働くロアバック延出パネル33とはいずれも板厚が
厚いものであって、これら25,19,33が互いにス
ポット溶接S2,S4されて強固に補強し合うこととな
る上記三枚重ね部37とされており、この三枚重ね部3
7によって、上記側部開口縁12に対するバックドア1
1の枢支部が十分に補強され、つまり、上記連結パネル
19へのヒンジ13の締結部が十分に補強されている。
を補強して上記側部開口縁12における補強材として働
くクォータ延出パネル25と、上記クォータインナパネ
ル17とクォータアウタパネル18とを結合させると共
にこの結合をより強固にさせる補強材としても働く上記
連結パネル19と、上記下部開口縁29のロアバック本
体32を補強して上記下部開口縁29における補強材と
して働くロアバック延出パネル33とはいずれも板厚が
厚いものであって、これら25,19,33が互いにス
ポット溶接S2,S4されて強固に補強し合うこととな
る上記三枚重ね部37とされており、この三枚重ね部3
7によって、上記側部開口縁12に対するバックドア1
1の枢支部が十分に補強され、つまり、上記連結パネル
19へのヒンジ13の締結部が十分に補強されている。
【0032】よって、上記バックドア開口10の側部開
口縁12にバックドア11を横開き式に枢支させた場合
に、このバックドア11の枢支がより強固になされるこ
ととなる。
口縁12にバックドア11を横開き式に枢支させた場合
に、このバックドア11の枢支がより強固になされるこ
ととなる。
【0033】また、上記の場合、スポット溶接S1,S
2,S4はいずれも三枚重ね部36,37であって、通
常容量のスポット溶接ガンによってはスポット溶接をし
難い四枚重ねは避けられている。
2,S4はいずれも三枚重ね部36,37であって、通
常容量のスポット溶接ガンによってはスポット溶接をし
難い四枚重ねは避けられている。
【0034】よって、上記下側部開口縁12に対するバ
ックドア11の枢支部の補強は通常のスポット溶接ガン
を用いることができることから、上記したバックドア1
1の枢支をより強固にさせるための作業は容易にできる
こととなる。
ックドア11の枢支部の補強は通常のスポット溶接ガン
を用いることができることから、上記したバックドア1
1の枢支をより強固にさせるための作業は容易にできる
こととなる。
【0035】
【発明の効果】本発明は、車体の後面壁にバックドア開
口を形成すると共に、このバックドア開口を開閉自在と
するバックドアを設け、上記バックドア開口の側部開口
縁に上記バックドアをヒンジにより枢支させ、
口を形成すると共に、このバックドア開口を開閉自在と
するバックドアを設け、上記バックドア開口の側部開口
縁に上記バックドアをヒンジにより枢支させ、
【0036】上記バックドア開口の側部開口縁が、前後
に対面するクォータインナパネルおよびクォータアウタ
パネルと、これら両パネルの上記バックドア開口側の各
端縁を互いに連結させると共に上記ヒンジを支持する連
結パネルとを備え、かつ、上記クォータインナパネル
が、その上部を構成するクォータインナパネル本体と、
このクォータインナパネル本体を補強すると共にこのク
ォータインナパネル本体から下方に向って延出するクォ
ータ延出パネルとを備え、
に対面するクォータインナパネルおよびクォータアウタ
パネルと、これら両パネルの上記バックドア開口側の各
端縁を互いに連結させると共に上記ヒンジを支持する連
結パネルとを備え、かつ、上記クォータインナパネル
が、その上部を構成するクォータインナパネル本体と、
このクォータインナパネル本体を補強すると共にこのク
ォータインナパネル本体から下方に向って延出するクォ
ータ延出パネルとを備え、
【0037】一方、上記バックドア開口の下部開口縁
が、その車幅方向の中途部を構成するロアバック本体
と、このロアバック本体を補強すると共にこのロアバッ
ク本体から外側方に向って延出するロアバック延出パネ
ルとを備えた自動車の横開き式バックドアの枢支部補強
構造において、
が、その車幅方向の中途部を構成するロアバック本体
と、このロアバック本体を補強すると共にこのロアバッ
ク本体から外側方に向って延出するロアバック延出パネ
ルとを備えた自動車の横開き式バックドアの枢支部補強
構造において、
【0038】上記ヒンジとほぼ同じ高さに位置する上記
連結パネルの部分と、上記クォータ延出パネルと、上記
ロアバック延出パネルとを互いに重ね合わせて、この三
枚重ね部をスポット溶接により互いに結合させてある。
連結パネルの部分と、上記クォータ延出パネルと、上記
ロアバック延出パネルとを互いに重ね合わせて、この三
枚重ね部をスポット溶接により互いに結合させてある。
【0039】このため、また、上記クォータインナパネ
ル本体を補強して上記側部開口縁における補強材として
働くクォータ延出パネルと、上記クォータインナパネル
とクォータアウタパネルとを結合させると共にこの結合
をより強固にさせる補強材としても働く上記連結パネル
と、上記下部開口縁のロアバック本体を補強して上記下
部開口縁における補強材として働くロアバック延出パネ
ルとが互いにスポット溶接されて強固に補強し合うこと
となる上記三枚重ね部とされており、この三枚重ね部に
よって、上記側部開口縁に対するバックドアの枢支部が
補強される。
ル本体を補強して上記側部開口縁における補強材として
働くクォータ延出パネルと、上記クォータインナパネル
とクォータアウタパネルとを結合させると共にこの結合
をより強固にさせる補強材としても働く上記連結パネル
と、上記下部開口縁のロアバック本体を補強して上記下
部開口縁における補強材として働くロアバック延出パネ
ルとが互いにスポット溶接されて強固に補強し合うこと
となる上記三枚重ね部とされており、この三枚重ね部に
よって、上記側部開口縁に対するバックドアの枢支部が
補強される。
【0040】よって、上記バックドア開口の側部開口縁
にバックドアを横開き式に枢支させた場合に、このバッ
クドアの枢支がより強固になされることとなる。
にバックドアを横開き式に枢支させた場合に、このバッ
クドアの枢支がより強固になされることとなる。
【0041】また、上記の場合、スポット溶接はいずれ
も三枚重ね部であって、通常容量のスポット溶接ガンに
よってはスポット溶接をし難い四枚重ねは避けられてい
る。
も三枚重ね部であって、通常容量のスポット溶接ガンに
よってはスポット溶接をし難い四枚重ねは避けられてい
る。
【0042】よって、上記下側部開口縁に対するバック
ドアの枢支部の補強は通常のスポット溶接ガンを用いる
ことができることから、上記したバックドアの枢支をよ
り強固にさせるための作業は容易にできることとなる。
ドアの枢支部の補強は通常のスポット溶接ガンを用いる
ことができることから、上記したバックドアの枢支をよ
り強固にさせるための作業は容易にできることとなる。
【図1】図2の部分拡大断面図である。
【図2】自動車の背面図である。
【図3】図1の3‐3線矢視断面図である。
【図4】図1の4‐4線矢視断面図である。
【図5】図1の5‐5線矢視断面図である。
1 自動車 2 車体 6 車室 7 後面壁 9 バックドア装置 10 バックドア開口 11 バックドア 12 側部開口縁 13 ヒンジ 17 クォータインナパネル 18 クォータアウタパネル 19 連結パネル 20 締結具 24 クォータインナパネル本体 25 クォータ延出パネル 26 クォータ延出パネル 29 下部開口縁 30 ロアバックインナパネル 31 ロアバックアウタパネル 32 ロアバック本体 33 ロアバック延出パネル 35 部分 36,37 三枚重ね部 S1〜S9 スポット溶接
Claims (1)
- 【請求項1】 車体の後面壁にバックドア開口を形成す
ると共に、このバックドア開口を開閉自在とするバック
ドアを設け、上記バックドア開口の側部開口縁に上記バ
ックドアをヒンジにより枢支させ、 上記バックドア開口の側部開口縁が、前後に対面するク
ォータインナパネルおよびクォータアウタパネルと、こ
れら両パネルの上記バックドア開口側の各端縁を互いに
連結させると共に上記ヒンジを支持する連結パネルとを
備え、かつ、上記クォータインナパネルが、その上部を
構成するクォータインナパネル本体と、このクォータイ
ンナパネル本体を補強すると共にこのクォータインナパ
ネル本体から下方に向って延出するクォータ延出パネル
とを備え、 一方、上記バックドア開口の下部開口縁が、その車幅方
向の中途部を構成するロアバック本体と、このロアバッ
ク本体を補強すると共にこのロアバック本体から外側方
に向って延出するロアバック延出パネルとを備えた自動
車の横開き式バックドアの枢支部補強構造において、 上記ヒンジとほぼ同じ高さに位置する上記連結パネルの
部分と、上記クォータ延出パネルと、上記ロアバック延
出パネルとを互いに重ね合わせて、この三枚重ね部をス
ポット溶接により互いに結合させた自動車の横開き式バ
ックドアの枢支部補強構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14028498A JPH11334375A (ja) | 1998-05-21 | 1998-05-21 | 自動車の横開き式バックドアの枢支部補強構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14028498A JPH11334375A (ja) | 1998-05-21 | 1998-05-21 | 自動車の横開き式バックドアの枢支部補強構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11334375A true JPH11334375A (ja) | 1999-12-07 |
Family
ID=15265210
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14028498A Pending JPH11334375A (ja) | 1998-05-21 | 1998-05-21 | 自動車の横開き式バックドアの枢支部補強構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11334375A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006298224A (ja) * | 2005-04-22 | 2006-11-02 | Suzuki Motor Corp | 車体の後部パネル構造 |
JP2010070130A (ja) * | 2008-09-19 | 2010-04-02 | Honda Motor Co Ltd | 車両の後部ドア構造 |
-
1998
- 1998-05-21 JP JP14028498A patent/JPH11334375A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006298224A (ja) * | 2005-04-22 | 2006-11-02 | Suzuki Motor Corp | 車体の後部パネル構造 |
JP4702603B2 (ja) * | 2005-04-22 | 2011-06-15 | スズキ株式会社 | 車体の後部パネル構造 |
JP2010070130A (ja) * | 2008-09-19 | 2010-04-02 | Honda Motor Co Ltd | 車両の後部ドア構造 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040622 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |