JPH11333424A - 生ゴミ処理装置 - Google Patents

生ゴミ処理装置

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JPH11333424A
JPH11333424A JP10141314A JP14131498A JPH11333424A JP H11333424 A JPH11333424 A JP H11333424A JP 10141314 A JP10141314 A JP 10141314A JP 14131498 A JP14131498 A JP 14131498A JP H11333424 A JPH11333424 A JP H11333424A
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stirring blade
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Junichi Ikeuchi
淳一 池内
Masanori Koyamoto
政則 小屋本
Kazumasa Mutsushima
一雅 六嶋
Hideo Fujimoto
英男 藤本
Hiroyasu Kawanishi
弘泰 川西
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 仕切り板の変形を低減させることができる生
ゴミ処理装置を提供するところにある。 【解決手段】 生ゴミ処理槽(1)内に設けた撹拌羽根
(2b)を回転駆動して同生ゴミ処理槽(1)内に充填
した生ゴミ処理材(3)を撹拌することにより同生ゴミ
処理槽(1)内に投入した生ゴミが分解処理されるもの
であり、上記生ゴミ処理槽(1)に隣接するように仕切
り板(4)を介して処理材排出槽(5)を設け、この処
理材排出槽(5)の方へ上記生ゴミ処理材(3)をオー
バーフローさせる開口部(6)が上記仕切り板(4)に
設けられ、同処理材排出槽(5)内に上記生ゴミ処理材
(3)を攪拌する撹拌刃(14)が設けられた生ゴミ処
理装置において、上記撹拌羽根(2b)と上記撹拌刃
(14)とを上記仕切り板(4)を隔てて相対向して配
置するとともに、同位相で回転するようになした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生ゴミ処理装置に
関し、具体的には、微生物の力を利用して生ゴミの分解
処理を行う生ゴミ処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から微生物を利用して有機物及び水
分を含有する生ゴミを環境に影響を与えない程度に分解
処理(発酵)することが行われており、この処理を行う
生ゴミ処理装置が知られている。
【0003】この生ゴミ処理装置は、生ゴミ処理槽内に
バイオチップと称する木質細片を生ゴミ処理材として充
填してあり、生ゴミ処理槽に設けた投入口から生ゴミを
生ゴミ処理槽内に投入し、生ゴミ処理材に生息する微生
物の働きで生ゴミを発酵させて分解処理するようになっ
ていたものであった。
【0004】具体的には、図3に示すごとく、上記生ゴ
ミ処理槽(1)に隣接するように薄い板状の仕切り板
(4)を介して処理材排出槽(5)を設けるとともに、
上記仕切り板(4)に生ゴミ処理槽(1)内の生ゴミ処
理材(3)を処理材排出槽(5)にオーバーフローさせ
る開口部を設けたようなものであった。また、生ゴミ処
理槽(1)内に撹拌手段(2)である撹拌羽根(2b)
が撹拌軸(2a)に取り付けられており、同撹拌羽根
(2b)を回転駆動して同生ゴミ処理槽(1)内に充填
した生ゴミ処理材(3)を撹拌することにより同生ゴミ
処理槽(1)内に投入した生ゴミが分解処理されるもの
であり、上記処理材排出槽(5)内においても、撹拌刃
(14)が撹拌軸(2a)に取り付けられていることで
設けられており、処理材排出槽(5)にオーバーフロー
した同生ゴミ処理材(3)を確実に攪拌していたもので
あった。
【0005】そして、このような生ゴミ処理装置におい
ては、生ゴミ処理の使用頻度により生ゴミ処理槽(1)
内の生ゴミ処理材(3)の嵩が増えても余分な生ゴミ処
理材(3)は仕切り板(4)の開口部から処理材排出槽
(5)に排出され、処理材排出槽(5)から袋などの受
け槽に受けられるものであって、生ゴミ処理槽(1)内
の生ゴミ処理材(3)が所定以上嵩が増えず、生ゴミ処
理材(3)の撹拌などがスムーズにできて効率のよい生
ゴミ処理ができるものであり、しかも、余剰の生ゴミ処
理材(3)は処理材排出槽(5)を介して受け槽に受け
ることができて、容易に余剰の生ゴミ処理材(3)を回
収できるとともに、受け槽を取り外すことで余剰の生ゴ
ミ処理材(3)を受け槽にて廃棄できるものであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな生ゴミ処理装置においては、図3に示すごとく、撹
拌刃(14)と撹拌羽根(2b)とが上下に、かつ、交
互に撹拌軸(2a)に取り付けられているものであり、
この撹拌刃(14)と撹拌羽根(2b)とが回転駆動さ
れると、生ゴミ処理材(3)が生ゴミ処理槽(1)側と
処理材排出槽(5)側との両側から同時に仕切り板
(4)の上下別々に互いに逆方向の力がかかり、同仕切
り板(4)を押しつけることとなり、結果として、薄い
板状の仕切り板(4)の変形を招くものであった。
【0007】本発明は、叙述の点に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、仕切り板の変形を
低減させることができる生ゴミ処理装置を提供するとこ
ろにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
生ゴミ処理装置は、生ゴミ処理槽(1)内に設けた撹拌
羽根(2b)を回転駆動して同生ゴミ処理槽(1)内に
充填した生ゴミ処理材(3)を撹拌することにより同生
ゴミ処理槽(1)内に投入した生ゴミが分解処理される
ものであり、上記生ゴミ処理槽(1)に隣接するように
仕切り板(4)を介して処理材排出槽(5)を設け、こ
の処理材排出槽(5)の方へ上記生ゴミ処理材(3)を
オーバーフローさせる開口部(6)が上記仕切り板
(4)に設けられ、同処理材排出槽(5)内に上記生ゴ
ミ処理材(3)を攪拌する撹拌刃(14)が設けられた
生ゴミ処理装置において、上記撹拌羽根(2b)と上記
撹拌刃(14)とを上記仕切り板(4)を隔てて相対向
して配置するとともに、同位相で回転するようになした
ことを特徴とする。
【0009】本発明の請求項2に係る生ゴミ処理装置
は、上記撹拌羽根(2b)が複数枚であり、同撹拌羽根
(2b)のうち最も上記仕切り板(4)に近いものと上
記撹拌刃(14)とを同仕切り板(4)を隔てて相対向
して配置するとともに、同位相で回転するようになした
ことを特徴とする。
【0010】本発明の請求項3に係る生ゴミ処理装置
は、上記撹拌羽根(2b)と上記撹拌刃(14)とが、
上記仕切り板(4)からそれぞれ略等距離隔てて配置さ
れたものであることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施形態に係る図
面に基いて詳細に説明する。
【0012】図1の(a)は、本発明の一実施形態に係
る生ゴミ処理装置を正面から見た断面図であり、図1の
(b)は、同図1の(a)の要部断面図である。図2
は、図1の(a)を側面から見た断面図である。
【0013】本発明の生ゴミ処理装置は、図1および図
2に示すごとく、生ゴミ処理槽(1)内に設けた撹拌羽
根(2b)を回転駆動して同生ゴミ処理槽(1)内に充
填した生ゴミ処理材(3)を撹拌することにより同生ゴ
ミ処理槽(1)内に投入した生ゴミが分解処理されるも
のであり、上記生ゴミ処理槽(1)に隣接するように仕
切り板(4)を介して処理材排出槽(5)を設け、この
処理材排出槽(5)の方へ上記生ゴミ処理材(3)をオ
ーバーフローさせる開口部(6)が上記仕切り板(4)
に設けられ、同処理材排出槽(5)内に上記生ゴミ処理
材(3)を攪拌する撹拌刃(14)が設けられた生ゴミ
処理装置において、上記撹拌羽根(2b)と上記撹拌刃
(14)とを上記仕切り板(4)を隔てて相対向して配
置するとともに、同位相で回転するようになしているも
のである。
【0014】本発明の実施の形態に係る生ゴミ処理装置
は、図1の(a)および図2に示すごとく、上方が開口
したケース(16)に上方が開口した生ゴミ処理槽
(1)が内装してあり、この生ゴミ処理槽(1)内には
撹拌手段(2)が回転自在に内装してあるものである。
このケース(16)は、底部の底板(16a)やその他
にも背部の背板、両側に取り付けた側カバー、前面の上
部に取り付けた前上カバー、前面の下部に取り付けた前
下カバーなどで形成されているものである。
【0015】また、上記生ゴミ処理槽(1)の底部に
は、例えば、点検口を設けてあり、この点検口を着脱自
在な点検口カバーにて覆ってあるものである。そして、
この点検口カバーを外すことで定期的に全量の生ゴミ処
理材(3)を交換できるようになっているものである。
【0016】図1の(a)および図2に示すごとく、上
記ケース(16)の底板(16a)の下面にはベース
(17)を装着してあり、ベース(17)の下端を設置
できるようになっているものである。このケース(1
6)の上面開口には開閉自在な蓋(18)を装着してい
るものである。
【0017】上記撹拌手段(2)は、図1の(a)に示
すごとく、中空パイプ状をした撹拌軸(2a)に同撹拌
軸(2a)の軸方向に対して略直交する方向に突出する
撹拌羽根(2b)を設けて構成してあり、該撹拌軸(2
a)が生ゴミ処理槽(1)や処理材排出槽(5)の側壁
(20)に設けた軸受部(21)に回転自在に軸支して
いるものである。少なくとも撹拌軸(2a)の一端部
は、生ゴミ処理槽(1)や処理材排出槽(5)の側壁
(20)より外側に突出しており、撹拌軸(2a)の外
側への突出部分にスプロケット(22)を設けているも
のである。
【0018】そして、図1の(a)に示すごとく、上記
撹拌羽根(2b)は、本実施形態の場合、3枚であり、
撹拌軸(2a)の長手方向の略中央と両端部に位置して
おり、また、撹拌羽根(2b)の突出方向は周方向に略
120°位相がずれているものである。ケース(16)
の底板(16a)にはモータ(23)が取り付けてあ
り、モータ(23)の出力軸に設けたスプロケットと上
記撹拌手段(2)に設けたスプロケット(22)とにチ
ェーンが掛け回してあって、モータ(23)を正転する
ことで撹拌手段(2)を正転し、モータ(23)を逆転
することで撹拌手段(2)を逆転し、このような撹拌手
段(2)の回転により、生ゴミ処理槽(1)内の生ゴミ
処理材(3)を撹拌し、生ゴミ処理槽(1)内の各部に
満遍なく空気を供給すると共に、生ゴミ処理槽(1)内
に充填した生ゴミ処理材(3)中に投入された生ゴミを
均等に分散混合するようになっているものである。撹拌
手段(2)の回転の制御は制御部により制御されるが、
この制御部は、例えば、ケース(16)の上部に設けて
いるものである。
【0019】上記生ゴミ処理槽(1)の下部の外面部に
は、例えば、面ヒータを取着してあり、生ゴミ処理槽
(1)に装填した生ゴミ処理材(3)の温度が低い場合
に面ヒータにより加熱されるようになっているものであ
る。この面ヒータも上記制御部で制御されるようになっ
ているものである。
【0020】また、同生ゴミ処理槽(1)内には微生物
が生息したバイオチップと称されるおが屑状の木質細片
のような担体よりなる生ゴミ処理材(3)が入れている
ものである。
【0021】上記生ゴミ処理材(3)としては、例え
ば、従来から公知の木質細片(例としてあげると特公平
2−30760号公報など)が使用できるものである。
また、上記生ゴミ処理槽(1)内には含水率センサーが
配設されており、生ゴミ処理槽(1)内の生ゴミ処理材
(3)の含水率を測定できるようになっているものであ
る。この含水率センサーで測定した含水率により、制御
部にてファン(24)や面ヒータや撹拌手段(2)の運
転制御ができるようになっているものである。
【0022】また、上記ファン(24)を回転駆動する
と、図1の(a)に示すごとく、ケース(16)の底部
から吸気された外気が吸気経路(25)、生ゴミ処理槽
(1)の上部の吸気口を介して生ゴミ処理槽(1)内に
吸気され、生ゴミ処理槽(1)内から排気口(26)、
排気経路(27)を介して外部に排気されるようになっ
ているものである。
【0023】上記のような生ゴミ処理装置において、生
ゴミ処理槽(1)内に生ゴミが投入されると、撹拌手段
(2)が回転して生ゴミを生ゴミ処理材(3)と撹拌混
合させる。すると、生ゴミ処理材(3)に生息する微生
物の働きにより生ゴミが分解処理されるものである。そ
して、ファン(24)を運転して生ゴミ処理槽(1)内
に於ける生ゴミ処理により発生する湿気やガス等の排気
は排気経路(27)を経て外部に排気され、同時にファ
ン(24)を運転して排気することで、吸気経路(2
5)を経て吸気口から生ゴミ処理槽(1)内に外気が供
給され、これにより新鮮な酸素が生ゴミ処理材(3)に
供給されるようになって微生物の働きを活性化するもの
である。これにより生ゴミの分解処理が、漸次行われる
ようになっているものである。
【0024】また、本発明の場合、一次槽としての生ゴ
ミ処理槽(1)の側方に生ゴミ処理槽(1)と隣接する
ように二次槽としての処理材排出槽(5)を一体に設け
てあり、生ゴミ処理槽(1)と処理材排出槽(5)との
間の仕切り板(4)の上部には生ゴミ処理槽(1)から
処理材排出槽(5)に生ゴミ処理材(3)をオーバーフ
ローさせる複数の開口部(6)を設けてある。
【0025】上記処理材排出槽(5)は、撹拌手段
(2)を挟んで上方及び下方の位置で開口しており、下
方の開口は排出開口(7)となっているものである。処
理材排出槽(5)は、本実施形態の場合、直方体箱状に
なっており、撹拌手段(2)より若干下方の位置で排出
開口(7)として開口しているものである。
【0026】図1の(a)および図2に示すごとく、上
記処理材排出槽(5)の下方部には三次槽としての受け
槽(8)が着脱自在に装着されるようになっているもの
である。この受け槽(8)は、例えば、本実施形態の場
合、柔軟な袋状物(8a)にて形成されており、袋状物
(8a)の上端の開口縁には、矩形状の開口部分(1
0)を設けているものである。
【0027】特に、本実施形態の生ゴミ処理装置では、
図2に示すごとく、上記受け槽(8)の開口部分(1
0)が、同受け槽(8)の上面の略中央に位置している
ものである。
【0028】このような生ゴミ処理装置であると、受け
槽(8)内に生ゴミ処理材(3)が中央部分からその周
囲に向かって堆積するように溜まり、より一層密に同受
け槽(8)内に生ゴミ処理材(3)を充填することがで
きるものである。
【0029】なお、上記受け槽(8)の開口部分(1
0)としては、その周縁(15)が、例えば、硬質板で
形成されているものであり、このような硬質板にて同開
口部分(10)が常に確保されているものである。
【0030】このとき、例えば、周縁(15)が硬質板
で形成されている開口部分(10)と袋状物(8a)と
を脱着自在に結合している場合であると、硬質板だけを
再利用するようにして袋状物(8a)ごと生ゴミ処理材
(3)を投棄し得るようにできるものである。
【0031】さらに、上記受け槽(8)の内面が、樹脂
コーティングを施されたものであると、樹脂によるコー
ティングで、受け槽(8)内から外へ臭気が漏れたり、
同受け槽(8)内から外へ水分がしみ出したりすること
が、確実に防止されるものであり、使用者にとって衛生
的で快適なものとすることができるものである。
【0032】特に、上記樹脂コーティングが、ポリエチ
レンコーティングであると、ポリエチレンによるコーテ
ィングで、受け槽(8)内から外へ臭気が漏れたり、同
受け槽(8)内から外へ水分がしみ出したりすること
が、より一層確実に防止されるものであり、使用者にと
ってより一層衛生的で快適なものとすることができるも
のである。
【0033】本実施形態では、さらに、図1の(a)お
よび図2に示すごとく、上記受け槽(8)と上記処理材
排出槽(5)とを連通する弾性体のダクト(9)を設け
ているものである。通常、このダクト(9)は、弾性体
でなくても良いものであり、本発明においては特に制限
されるものではないが、この弾性体のダクト(9)によ
って、受け槽(8)を取り替えなどのために外しても、
その後、ダクト(9)の先端を受け槽(8)の開口部分
(10)に向かって容易に動かすことができて、しか
も、受け槽(8)の開口部分(10)にダクト(9)の
先端が簡単に嵌まるとともに、弾性体であるために、開
口部分(10)との間に隙間を作らないので、受け槽
(8)の装着が非常に簡単なものとなる。その結果とし
て、装着の際に、処理材排出槽(5)の下部の排出開口
(7)と受け槽(8)とがうまく連通して、処理材排出
槽(5)から排出された生ゴミ処理材(3)が受け槽
(8)で受けきれないといったことがなくなるものであ
る。
【0034】そして、図2に示すごとく、上記ダクト
(9)の上端部には、突出片(12)が設けられてい
て、この突出片(12)が、例えば、上記処理材排出槽
(5)の排出開口(7)に無理嵌めされて固定されるも
のである。
【0035】なお、上記ダクト(9)としては、弾性体
の場合であっても、特に材質は限定されるものではない
が、一例を挙げると、ゴム(11)にて形成されている
ものである。
【0036】上記のように処理材排出槽(5)や受け槽
(8)を設けると、生ゴミ処理槽(1)内の生ゴミ処理
材(3)の嵩が増えても、生ゴミ処理材(3)の量が所
定量を越えると、開口部(6)からオーバーフローして
処理材排出槽(5)に排出され、処理材排出槽(5)を
介して受け槽(8)に受けられるものである。このよう
に生ゴミ処理槽(1)内の生ゴミ処理材(3)の嵩が増
えても、オーバーフローして排出されるために生ゴミ処
理槽(1)内で生ゴミ処理材(3)の撹拌などがスムー
ズに行われ、生ゴミ処理が効率よく行われるものであ
る。
【0037】また、オーバーフローした生ゴミ処理材
(3)は、処理材排出槽(5)を介して受け槽(8)に
受けられるが、このとき通気管などを介して、通気され
て受け槽(8)内の生ゴミ処理材(3)が効果的に乾燥
させられるものである。受け槽(8)に多くの生ゴミ処
理材(3)が溜まると、例えば、前下カバーを取り外
し、次いで、受け槽(8)が取り外され、受け槽(8)
内に入った生ゴミ処理材(3)が投棄されるものであ
る。
【0038】さらに、本発明の生ゴミ処理装置は、図1
の(a)および(b)に示すごとく、上記処理材排出槽
(5)内に同処理材排出槽(5)へオーバーフローした
上記生ゴミ処理材(3)を攪拌する撹拌刃(14)が設
けられているものである。この撹拌刃(14)と上記撹
拌羽根(2b)とを上記仕切り板(4)を隔てて相対向
して配置するとともに、同位相で回転するようになして
いるものである。これは、撹拌刃(14)と撹拌羽根
(2b)との突出方向が、互いに同位相となっているも
のであれば良いものである。
【0039】具体的には、本実施形態の場合、図1の
(a)および(b)に示すごとく、生ゴミ処理槽(1)
に隣接するように生ゴミ処理槽(1)の高さと略同じ高
さの処理材排出槽(5)を一体に設けているものであ
る。また、撹拌手段(2)の撹拌軸(2a)は、処理材
排出槽(5)内にも挿通してあり、同処理材排出槽
(5)内で撹拌刃(14)を上記撹拌羽根(2b)と互
いに同位相となるように撹拌軸(2a)に突設されてい
るものである。
【0040】このとき、処理材排出槽(5)に排出され
た生ゴミ処理材(3)は、撹拌刃(14)で撹拌されて
から受け槽(8)に受けられるものである。そして、こ
の撹拌刃(14)により、分解または破砕されずにオー
バーフローした生ゴミ処理材(3)を処理材排出槽
(5)においても破砕できるとともにさらに細かくな
り、ごろごろした生ゴミ処理材(3)が受け槽(8)に
より一層確実に入らないようにすることができるもので
ある。しかも、撹拌羽根(2b)と撹拌刃(14)とを
上記仕切り板(4)を隔てて相対向して配置するととも
に、同位相で回転するようになしたことで、生ゴミ処理
材(3)が生ゴミ処理槽(1)側と処理材排出槽(5)
側との両側から同時に仕切り板(4)の同一部分に互い
に逆方向の力がかかるために、この力が相殺されて、同
仕切り板(4)を押しつけたとしても、結果として、仕
切り板(4)が薄い板状のものであっても変形が起こり
難いものとなる。すなわち、仕切り板(4)の変形を低
減させることができるものである。
【0041】また、図1の(a)および(b)に示すご
とく、上記撹拌羽根(2b)が複数枚であり、同撹拌羽
根(2b)のうち最も上記仕切り板(4)に近いものと
上記撹拌刃(14)とを同仕切り板(4)を隔てて相対
向して配置するとともに、同位相で回転するようになし
たものであると、仕切り板(4)の変形を低減させるこ
とができながら、撹拌羽根(2b)のうち最も仕切り板
(4)に近いもの以外の他の撹拌羽根(2b)は、撹拌
刃(14)と位相をずらすことができ、生ゴミ処理槽
(1)内での生ゴミ処理材(3)の攪拌が上下の位置を
問わず、常に行われるようになり、確実に良く攪拌する
ことができるものとなる。
【0042】なお、上述において、上記撹拌羽根(2
b)としては、複数枚であれば、本発明の実施形態のご
とく、3枚であってもかまわないし、2枚でも良いし、
あるいは、4枚以上の場合であってもかまわないもので
ある。
【0043】さらに、図1の(a)および(b)に示す
ごとく、上記撹拌羽根(2b)と上記撹拌刃(14)と
が、上記仕切り板(4)からそれぞれ略等距離隔てて配
置されたものであると、生ゴミ処理材(3)が生ゴミ処
理槽(1)側と処理材排出槽(5)側との両側から同時
に仕切り板(4)の同一部分に互いに逆方向で、かつ、
略同一の大きさの力がかかるために、この力が相殺され
てほとんどゼロとなり、同仕切り板(4)を押しつけた
としても、結果として、仕切り板(4)が薄い板状のも
のであっても変形がより一層確実に起こり難いものとな
る。すなわち、仕切り板(4)の変形をより一層確実に
低減させることができるものである。
【0044】本発明の生ゴミ処理装置によると、図1お
よび図2に示すごとく、生ゴミ処理槽(1)内に設けた
撹拌羽根(2b)を回転駆動して同生ゴミ処理槽(1)
内に充填した生ゴミ処理材(3)を撹拌することにより
同生ゴミ処理槽(1)内に投入した生ゴミが分解処理さ
れるものであり、上記生ゴミ処理槽(1)に隣接するよ
うに仕切り板(4)を介して処理材排出槽(5)を設
け、この処理材排出槽(5)の方へ上記生ゴミ処理材
(3)をオーバーフローさせる開口部(6)が上記仕切
り板(4)に設けられ、同処理材排出槽(5)内に上記
生ゴミ処理材(3)を攪拌する撹拌刃(14)が設けら
れた生ゴミ処理装置において、上記撹拌羽根(2b)と
上記撹拌刃(14)とを上記仕切り板(4)を隔てて相
対向して配置するとともに、同位相で回転するようにな
したので、撹拌刃(14)により、分解または破砕され
ずにオーバーフローした生ゴミ処理材(3)を処理材排
出槽(5)においても破砕できるとともにさらに細かく
することができるものであり、しかも、撹拌羽根(2
b)と撹拌刃(14)とを仕切り板(4)を隔てて相対
向して配置するとともに、同位相で回転するようになし
たことで、生ゴミ処理材(3)が生ゴミ処理槽(1)側
と処理材排出槽(5)側との両側から同時に仕切り板
(4)の同一部分に互いに逆方向の力がかかるために、
この力が相殺されて、同仕切り板(4)を押しつけたと
しても、結果として、仕切り板(4)が薄い板状のもの
であっても変形が起こり難いものとなる。すなわち、仕
切り板(4)の変形を低減させることができるものであ
る。
【0045】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る生ゴミ処理装置
によると、撹拌刃(14)により、分解または破砕され
ずにオーバーフローした生ゴミ処理材(3)を処理材排
出槽(5)においても破砕できるとともにさらに細かく
することができるものであり、しかも、撹拌羽根(2
b)と撹拌刃(14)とを仕切り板(4)を隔てて相対
向して配置するとともに、同位相で回転するようになし
たことで、生ゴミ処理材(3)が生ゴミ処理槽(1)側
と処理材排出槽(5)側との両側から同時に仕切り板
(4)の同一部分に互いに逆方向の力がかかるために、
この力が相殺されて、同仕切り板(4)を押しつけたと
しても、結果として、仕切り板(4)が薄い板状のもの
であっても変形が起こり難いものとなる。すなわち、仕
切り板(4)の変形を低減させることができるものであ
る。
【0046】本発明の請求項2に係る生ゴミ処理装置に
よると、請求項1記載の場合に加えて、仕切り板(4)
の変形を低減させることができながら、撹拌羽根(2
b)のうち最も仕切り板(4)に近いもの以外の他の撹
拌羽根(2b)は、撹拌刃(14)と位相をずらすこと
ができ、生ゴミ処理槽(1)内での生ゴミ処理材(3)
の攪拌が上下の位置を問わず、常に行われるようにな
り、確実に良く攪拌することができるものとなる。
【0047】本発明の請求項3に係る生ゴミ処理装置に
よると、請求項1または請求項2記載の場合に加えて、
生ゴミ処理材(3)が生ゴミ処理槽(1)側と処理材排
出槽(5)側との両側から同時に仕切り板(4)の同一
部分に互いに逆方向で、かつ、略同一の大きさの力がか
かるために、この力が相殺されてほとんどゼロとなり、
同仕切り板(4)を押しつけたとしても、結果として、
仕切り板(4)が薄い板状のものであっても変形がより
一層確実に起こり難いものとなる。すなわち、仕切り板
(4)の変形をより一層確実に低減させることができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の一実施形態に係る生ゴミ処
理装置を正面から見た断面図であり、(b)は、(a)
の要部断面図である。
【図2】図1の(a)を側面から見た断面図である。
【図3】従来例に係る生ゴミ処理装置において、要部を
示した概略図である。
【符号の説明】
1 生ごみ処理槽 2b 撹拌羽根 3 生ごみ処理材 4 仕切り板 5 処理材排出槽 6 開口部 14 撹拌刃
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤本 英男 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 川西 弘泰 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生ゴミ処理槽内に設けた撹拌羽根を回転
    駆動して同生ゴミ処理槽内に充填した生ゴミ処理材を撹
    拌することにより同生ゴミ処理槽内に投入した生ゴミが
    分解処理されるものであり、上記生ゴミ処理槽に隣接す
    るように仕切り板を介して処理材排出槽を設け、この処
    理材排出槽の方へ上記生ゴミ処理材をオーバーフローさ
    せる開口部が上記仕切り板に設けられ、同処理材排出槽
    内に上記生ゴミ処理材を攪拌する撹拌刃が設けられた生
    ゴミ処理装置において、上記撹拌羽根と上記撹拌刃とを
    上記仕切り板を隔てて相対向して配置するとともに、同
    位相で回転するようになしたことを特徴とする生ゴミ処
    理装置。
  2. 【請求項2】 上記撹拌羽根が複数枚であり、同撹拌羽
    根のうち最も上記仕切り板に近いものと上記撹拌刃とを
    同仕切り板を隔てて相対向して配置するとともに、同位
    相で回転するようになしたことを特徴とする請求項1記
    載の生ゴミ処理装置。
  3. 【請求項3】 上記撹拌羽根と上記撹拌刃とが、上記仕
    切り板からそれぞれ略等距離隔てて配置されたものであ
    ることを特徴とする請求項1または請求項2記載の生ゴ
    ミ処理装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH04330979A (ja) * 1991-02-05 1992-11-18 Yanmar Diesel Engine Co Ltd 有機性廃棄物の発酵処理装置
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