JP3873710B2 - 生ゴミ処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、生ゴミ処理槽内に投入した生ゴミを生ゴミ処理槽内に充填した生ゴミ処理材により分解処理させる生ゴミ処理装置に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】
従来から、バイオチップと称する木質細片を生ゴミ処理材として生ゴミ処理槽1内に充填し、生ゴミ処理槽1内に生ゴミを投入し、生ゴミ処理材に生息する微生物の働きで生ゴミを分解処理させる生ゴミ処理装置にあっては、装置の使用頻度により生ゴミ処理槽1内の生ゴミ処理材のかさが増えてしまい、生ゴミ処理能力が劣化してしまうものであるが、この生ゴミ処理能力の劣化を防止するために、生ゴミ処理槽1内の生ゴミ処理材の量を一定量にすると共に、余剰の生ゴミ処理材を手作業によらず自動的に回収できる機構を備えたものとして特開2000-202403号(図8)が知られている。この生ゴミ処理装置は、生ゴミ処理槽1の上部に余剰の生ゴミ処理材を生ゴミ処理槽1外に排出させるオーバーフロー口4を備えると共に、上記生ゴミ処理槽1の下部に上記オーバーフロー口4を介して生ゴミ処理槽1外に排出された余剰の生ゴミ処理材を収納する受け具14を備えたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上述した生ゴミ処理装置では、オーバーフロー口4の開口寸法の大きさが問題になる。つまり、オーバーフロー口4の開口寸法を小さくした場合には、生ゴミ処理槽1内に投入された生ゴミが微生物により分解処理される前にオーバーフロー口4から排出されてしまうことを防止できるものであるが、例えばスイカの皮等の主に繊維質で形成される生ゴミのように、生ゴミ処理材に生息した微生物によって完全に分解処理させることは難しく且つオーバーフロー口4の開口寸法よりも大きい形状を有する生ゴミにあっては、オーバーフロー口4から生ゴミ処理槽1外に排出させることができずに生ゴミ処理槽1内に残留してしまうものであり、生ゴミの分解処理の処理効率を悪化させてしまうものである。一方、オーバーフロー口4の開口寸法を大きくした場合には、生ゴミ処理材に生息した微生物によって完全に分解処理させることは難しいと共に比較的大きな形状を有する生ゴミをオーバーフロー口4から生ゴミ処理槽1外に排出させることはできるものの、生ゴミ処理槽1内に投入した直後の生ゴミも微生物による分解処理を待たずして同時に生ゴミ処理槽1外に排出してしまう、といった問題が生じてしまうものである。
【0004】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、微生物によって分解処理させるには難しく且つ比較的大きな形状を有する生ゴミを生ゴミ処理槽内に残留させないようにした生ゴミ処理装置を提供することを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために本発明の請求項1に係る生ゴミ処理装置は、生ゴミ処理槽1に回転自在に設けた回転軸2に攪拌羽根3を取り付け、上記攪拌羽根3が生ゴミ処理槽1内に充填した生ゴミ処理材と生ゴミ処理槽1内に投入した生ゴミとを攪拌させ、上記生ゴミ処理材に生息した微生物により生ゴミを分解処理させるようにし、生ゴミ処理槽1内で分解処理されにくい生ゴミや余剰の生ゴミ処理材を生ゴミ処理槽1外に排出するオーバーフロー口4を備ると共に、このオーバーフロー口4を生ゴミ処理槽1の側壁面1cの上部に貫通させた短辺と長辺とを有した矩形状孔で構成し、生ゴミ処理槽1内で一体に回転する複数の可動刃5を間隔を隔てて重ねるように回転軸2に取り付け、回転した可動刃5との間に生ゴミを挟んで破砕する複数の固定刃6を間隔を隔てて重ねるように生ゴミ処理槽1の内面に固定し、隣接する可動刃5間若しくは隣接する固定刃6間の隙間寸法をオーバーフロー口4の開口幅の最小寸法となる上記短辺の長さL1よりも小さく形成したことを特徴とする。これにより、間隔を隔てて重ねて配置される可動刃5若しくは固定刃6の隙間寸法が、短辺と長辺とを有した矩形状孔で構成したオーバーフロー口4の開口幅の最小寸法となる上記短辺の長さL1よりも小さく形成されたので、微生物の働きで分解処理させるには難しく且つ比較的大きな形状を有する生ゴミを上記可動刃5及び固定刃6でオーバーフロー口4の開口幅の最小寸法となる上記短辺の長さL1よりも小さい寸法に破砕できることから、上記微生物により分解処理させるには難しく且つ比較的大きな形状を有する生ゴミをオーバーフロー口4から生ゴミ処理槽1外に排出させ、生ゴミ処理槽1内に残留させないようにできる。
【0006】
また、請求項2に係る生ゴミ処理装置は、請求項1において可動刃5の回転軌跡である回転面に対して直交する方向から見て、固定刃6に対する可動刃5の刃部5aを外側程先行して回転するように固定刃6に対して凹曲面状に形成したことを特徴とする。これにより、先行して回転する可動刃5の刃部5aの外側部分が生ゴミ処理材中に混在する生ゴミを引掛けて捕らえると共に、上記捕らえた生ゴミを凹曲面状の刃部5aに沿わせて回転軸2方向に引き寄せて収集でき、すなわち多量の生ゴミを固定刃6との間に収集して効率よく破砕させることができる。
【0007】
また、請求項3に係る生ゴミ処理装置は、請求項2において、可動刃5の形状を、回転軸2近傍及び外側端部近傍の部分が同方向に突出すると共に回転軸2近傍と外側端部近傍との間の部分が凹むような弓板状に形成し、正逆回転自在に設けた回転軸2を正回転で回転させたときには可動刃5の凹曲面状の縁部分が固定刃6に対面するようにし、上記正回転の作動頻度を逆回転の作動頻度に比べて多くしたことを特徴とする。これにより、正方向に回転する可動刃5は凹曲面状の縁部分が固定刃6に対面するように回転するから、多量の生ゴミを収集して固定刃6との間で効率よく破砕できるものであり、そして、生ゴミ処理装置の作動中に正回転の作動頻度を多くすることは、可動刃5と固定刃6による生ゴミの効率よい破砕を多い頻度で行わせることができるものであり、生ゴミ処理装置の作動効率を向上させることができる。
【0008】
また、請求項4に係る生ゴミ処理装置は、請求項1において、複数個のオーバーフロー口4を生ゴミ処理槽1の異なる高さ位置に設けたことを特徴とする。これにより、攪拌羽根3により攪拌される生ゴミ処理材は攪拌羽根3の回転方向によって生ゴミ処理槽1内で盛り上がり等の偏りが生じるものであるが、複数個のオーバーフロー口4を生ゴミ処理槽1の異なる高さ位置に設けたので、上記偏った状態の生ゴミ処理材に合わせてオーバーフロー口4を臨ませることができ、オーバーフロー口4から効率よく余剰の生ゴミ処理材等を生ゴミ処理槽1外に排出させることができる。
【0009】
また、請求項5に係る生ゴミ処理装置は、請求項1において、生ゴミ処理槽1を開閉する蓋8と、上記蓋8による生ゴミ処理槽1の閉塞を検知する蓋感知手段とを設け、上記蓋感知手段が蓋8の生ゴミ処理槽1の閉塞を検知したときから一定時間生ゴミの破砕頻度を多くさせる制御手段を設けたことを特徴とする。これにより、生ゴミ処理槽1に生ゴミを投入した直後に集中して生ゴミの破砕を行わせることができ、すなわち未だ形状が大きいであろう生ゴミを集中的に破砕させることができ、生ゴミ処理装置の作動効率を向上させることができる。
【0010】
また、請求項6に係る生ゴミ処理装置は、請求項1において、回転軸2を駆動させる駆動モータ7にかかる過負荷を検出する過負荷検出手段を設け、上記過負荷検出手段が検出する駆動モータ7の過負荷状態の一定時間内での頻度に応じて生ゴミの破砕頻度を設定する制御手段を設けたことを特徴とする。これにより、駆動モータ7の過負荷はすなわち可動刃5及び固定刃6の間で生ゴミが破砕されたときに発生するものであり、そして上記駆動モータ7の過負荷の頻度が多い場合は生ゴミ処理槽1内に形状の大きな生ゴミが多数残っていることを示すものであるから、制御手段で過負荷検出手段が検出する駆動モータ7の過負荷状態の一定時間内での頻度に応じて生ゴミの破砕頻度を設定することは、生ゴミ処理槽1内の形状の大きな生ゴミの残留状態に基いて生ゴミ処理装置を作動させて効率よく生ゴミの破砕を行わせることができるものであり、つまり生ゴミ処理装置の作動効率が向上するものである。
【0011】
また、請求項7に係る生ゴミ処理装置は、請求項1において、攪拌羽根3及び可動刃5の回転軌跡である回転面に対して直交する方向から見て、重ならないように攪拌羽根3と可動刃5とを回転軸2の軸周にずらして配置したことを特徴とする。これにより、生ゴミ処理槽1内の生ゴミ処理材や生ゴミから受ける回転軸2への回転負荷を分散して回転軸2に負荷させることができ、回転軸2を回転させるのに必要な駆動モータ7のトルクの最大値を低減化させることができるものである。
【0012】
また、請求項8に係る生ゴミ処理装置は、請求項1において、攪拌羽根3及び可動刃5の回転軌跡である回転面に対して直交する方向から見て、可動刃5に隣接して設けた攪拌羽根3を可動刃5に先んじて回転するように回転軸2の軸周にずらして配置したことを特徴とする。これにより、攪拌羽根3が通って密度が疎の状態になった生ゴミ処理材中に可動刃5を通して回転させることができ、可動刃5にかかる回転負荷を低減させることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を添付図面に示す実施形態に基づいて説明する。
【0014】
図1乃至図5に本発明の実施の形態の例を示す。生ゴミ処理装置は、ハウジング10内に上方に開口した生ゴミ処理槽1を内装し、ハウジング10内に内装した駆動モータ7の駆動により回転する回転軸2を生ゴミ処理槽1内に回転自在に設け、この回転軸2に攪拌羽根3及び可動刃5を取り付けると共に、上記可動刃5との間で生ゴミを挟んで破砕する固定刃6を生ゴミ処理槽1の内面に固定し、生ゴミ処理槽1の下方位置のハウジング10内に受け具14を配置して構成されるものであり、微生物が生息したバイオチップと称されるおが屑状の木質細片のような担体よりなる生ゴミ処理材を生ゴミ処理槽1内に入れ、上記生ゴミ処理材を充填させた生ゴミ処理槽1内に生ゴミを投入し、上記生ゴミ処理材に生息した微生物の働きで生ゴミを発酵させて分解処理させるといった処理を行う装置である。なお、この生ゴミ処理材としては例えば従来から公知の木質細片(例えば、特開平2−10398号,特開平2−30706号、実開平3−22385号)が使用できる。以下、詳述する。
【0015】
生ゴミ処理槽1は、下方に凹んだ円弧面状の底面1aを有し、底面1aからなだらかに連続して略垂直に立設する側面1bと底面1aの端面から略垂直に立設した側壁面1cとで上記底面1aを囲うようにして下方に凸のかまぼこ型に形成されると共に上方に開口した合成樹脂やステンレス等の耐食性材料で形成された函体である。対向する両側壁面1c,1cにはそれぞれ軸受11が設けられ、上記軸受11に回転軸2が枢支されて生ゴミ処理槽1内に回転自在に回転軸2が設けられている。つまり、回転軸2は両側壁面1c,1c間に亙るように配置されており、底面1aの円弧面は上記回転軸2の軸周面に対して略平行になるように形成されている。この生ゴミ処理槽1は、投入口9の役割を有する開口をハウジング10の上面に臨ませるように配置されており、ハウジング10の上面に開閉自在に設けた蓋8で上記開口は開閉されるようになっている。なお、この蓋8の投入口9の開閉は、蓋8が投入口9を閉塞した際に載置されるハウジング10の上面に設けた蓋感知手段である蓋感知センサー12により感知されるようになっている。また、ハウジング10内には上記蓋感知センサー12に接続されて生ゴミ処理装置の運転制御を行う制御手段である制御部13が内装されている。
【0016】
また、上記生ゴミ処理槽1の一方の側壁面1cの上部には、生ゴミ処理槽1内で微生物により分解処理されにくい生ゴミや余剰の生ゴミ処理材を生ゴミ処理槽1外に排出させるオーバーフロー口4を設けている。具体的にはこのオーバーフロー口4は上記側壁面1cを貫通させた開口であり、上記生ゴミ処理槽1の下部に配した受け具14に連通するようにハウジング10内に設けた導入路15と、生ゴミ処理槽1内とを連通させている。本例では、1対のオーバーフロー口4が同高さ位置に設けられており、図4に示すように、オーバーフロー口4は縦に短辺を有すると共に横に長辺を有した矩形状孔で構成されている。横の長辺はL2の長さを有し、縦の短辺はL1の長さを有しており、すなわち、オーバーフロー口4の開口幅の最小寸法は縦の短辺の長さL1である。
【0017】
また、上記生ゴミ処理槽1の側面1bには複数個の固定刃6が取り付けられている。この固定刃6は、帯状平板を長手方向の途中で略直角に捩って形成されたものであり、つまり基端部分を構成する取付部分6bでは平板面が略上方に面するように向いていると共に、先端部分を構成する可動刃5に対する部分6cでは平板面が略水平方向に面するように向いているのである。なお、固定刃6の可動刃5に対する部分6cでは上下方向に向いた平板の両平板縁にそれぞれ刃部6aが設けられている。この固定刃6を生ゴミ処理槽1内に配置するにあたっては、取付部分6bの平板面を生ゴミ処理槽1の側面1bに沿わせて取り付けると共に、刃部6aを有する可動刃5に対する部分6cを回転軸2に近接させるようにして配置される。なお、固定刃6は生ゴミ処理槽1内に複数個(本例では3つ)配置されるものであるが、これは、生ゴミ処理槽1の両側壁面1c,1c間の中央部分において、複数個の固定刃6を両側壁面1c,1c間を結ぶ方向に間隔を隔てて重ねるようにして配置されるものである。ここで、隣接する固定刃6間の隙間寸法(各固定刃6の可動刃5に対する部分6cにおける板面間の寸法)L3は、オーバーフロー口4の開口幅の最小寸法L1よりも小さい寸法に形成されるものである。
【0018】
上記生ゴミ処理槽1の両側壁面1c,1c間に回転自在に配置された回転軸2には、上述したように複数個の可動刃5及び複数個の攪拌羽根3が取り付けられるが、複数個の可動刃5は回転軸2のうち生ゴミ処理槽1の両側壁面1c,1c間の中央に位置する部分に取り付けられ、また、複数個の攪拌羽根3は回転軸2のうち可動刃5の両端近傍部分及び生ゴミ処理槽1の両側壁面1c,1cの近傍部分にそれぞれ取り付けられるものである。
【0019】
ここで、可動刃5は、その形状を回転軸2近傍及び外側端部近傍の部分が同方向に突出すると共に回転軸2近傍と外側端部近傍との間の部分が凹むような弓板状に形成しているものであり、その円弧曲面状の両縁部分にはそれぞれ刃部5aが設けられている。この可動刃5を回転軸2に取り付けるにあたっては、回転した可動刃5がその回転軌跡である回転面が回転軸2の軸心に対して直交する方向に形成されると共に、上記回転面が固定刃6間の隙間に位置されるように、回転軸2の直径方向に突出させるように取り付けられる。なお、可動刃5は回転軸2に複数個(本例では2つ)取り付けされるものであるが、これは、生ゴミ処理槽1の両側壁面1c,1c間の中央部分において、複数個の可動刃5を生ゴミ処理槽1の両側壁面1c,1c間を結ぶ方向に間隔を隔てて重ねるようにして配置されるものである。ここで、隣接する可動刃5間の隙間寸法L4は、オーバーフロー口4の開口幅の最小寸法L1よりも小さい寸法に形成されるものである。
【0020】
また、攪拌羽根3は、その形状は特に限定されるものではないが、本例では、矩形板の中央部分を長手方向に亙って屈曲させるようにして形成できる断面く字状の板材を用いて構成している。そして、この攪拌羽根3を回転軸2に取り付けるにあたっては、可動刃5同様に回転軸2の直径方向に突出させると共に、断面く字状の角部3aを生ゴミ処理槽1の両側壁面1c,1c間の中央方向に突出させるように取り付けられる。なお、攪拌羽根3は回転軸2に複数個(本例では4つ)取り付けされるものであるが、これは、攪拌羽根3の回転軌跡である回転面に対して直交方向から見て各攪拌羽根3が重ならないように、複数の攪拌羽根3が回転軸2の軸周に均等にずらすようにして取り付けられている。本例では、4つの攪拌羽根3が回転軸2の軸周にそれぞれ90°ずらした位置から回転軸2の直径方向にそれぞれ突出するように配置されている。詳述すると、可動刃5の両端近傍に配置した2つの攪拌羽根3にあっては、一方の攪拌羽根3が回転軸2の軸周において可動刃5と略同方向に突出し、他方の攪拌羽根3が上記一方の攪拌羽根3に対して180°ずれた方向に突出しており、また、生ゴミ処理槽1の側壁近傍に配置した2つの攪拌羽根3にあっては、上記可動刃5の両端近傍に配置した2つの攪拌羽根3に対して90°ずれた方向で且つ一方の攪拌羽根3が他方の攪拌羽根3に対して180°ずれた方向に突出しているものである。
【0021】
また、上記可動刃5及び攪拌羽根3を取り付けた回転軸2にあっては、駆動モータ7が正・逆方向にそれぞれ回転することで、正方向(矢印A)・逆方向(矢印B)にそれぞれ回転するようになっている。ここで、回転軸2が正方向に回転した際には(矢印A)、可動刃5は外側程先行するように回転し、つまり、可動刃5の回転面に対して直交する方向から見て、可動刃5の縁部分である刃部5aが固定刃6に対して凹曲面で対面するように回転するようにしてある。
【0022】
このような構成を有した生ゴミ処理装置にあっては、上述したように、生ゴミ処理槽1にその投入口9から生ゴミ処理材を入れると共に、処理したい生ゴミを投入し、生ゴミ処理材に生息した微生物の働きで生ゴミを分解処理させるものであるが、所定時間駆動モータ7により回転軸2を回転させることで、攪拌羽根3によって生ゴミ処理槽1内にある生ゴミ処理材及び生ゴミの攪拌が行われ、また、固定刃6と可動刃5との間で生ゴミの破砕が行われるものである。攪拌羽根3による生ゴミ処理材及び生ゴミの攪拌は、生ゴミ処理材内に空気を混入させ、生ゴミ処理材に生息した微生物の働きを活発化させて生ゴミの分解処理を促進させることができ、また、固定刃6と可動刃5との間で行われる生ゴミの破砕は、生ゴミの形状を小さくさせ、生ゴミと生ゴミ処理材との接触面積を大きくさせて生ゴミの分解処理を促進させることができるのである。
【0023】
ここで、攪拌羽根3にあっては、生ゴミ処理槽1内を回転して生ゴミ処理材や生ゴミを攪拌するにあたり上記生ゴミ処理材や生ゴミから回転負荷を受け、すなわち回転軸2に回転負荷がかかるものであるが、上述したように回転軸2に取り付けた複数個の攪拌羽根3は回転面に対して直交する方向から見て重ならないように回転軸2の軸周にずらして配置してあることから、生ゴミ処理材や生ゴミから回転軸2にかかる回転負荷を分散して負荷させるようにしているものである。同様に、可動刃5及び攪拌羽根3の回転軸2への配置状態も、可動刃5の形状が弓板状で攪拌羽根3の形状が直線板状であることで、可動刃5及び攪拌羽根3の回転面に対して直交する方向から見て、可動刃5の外端部分と攪拌羽根3の外端部分とが重ならないようになっていることから、これによっても、生ゴミ処理材や生ゴミから回転軸2にかかる回転負荷を分散して負荷させるようにしているものである。つまり、回転負荷を分散して回転軸2にかけることで、回転軸2を回転させるのに必要な駆動モータ7の最大トルクの低減化を図ることができるのである。また、上記攪拌羽根3は、断面く字状の角部3aを生ゴミ処理槽1の両側壁面1c,1c間の中央方向に突出させるように回転軸2に配置されていることから、可動刃5及び固定刃6が位置する生ゴミ処理槽1の両側壁面1c,1c間の中央部分に生ゴミ処理材や生ゴミを集めるように攪拌させることができ、つまり、生ゴミの固定刃6及び可動刃5への収集に資することから、固定刃6及び可動刃5による生ゴミの破砕効率の向上が図られているのである。
【0024】
また、回転軸2は正逆両方向に回転でき、これは攪拌羽根3による生ゴミ処理材の攪拌をより効果的に行って生ゴミの分解処理を促進させるといった利点があるものであるが、特に、回転軸2を正方向に回転させた場合には、可動刃5の刃5aを構成する縁部分が固定刃6に対して凹曲面状に対面するように可動刃5が回転することから、正方向に回転する可動刃5にあっては、先行して回転する可動刃5の刃部5aの外側部分が生ゴミ処理材中に混在する生ゴミを引掛けて捕らえると共に、上記捕らえた生ゴミを凹曲面状の刃部5aに沿わせて回転軸2方向に引き寄せて収集でき、すなわち多量の生ゴミを固定刃6との間に収集して効率よく破砕させることができるのである。
【0025】
そして、本例の生ゴミ処理装置にあっては、制御部13により運転制御が行われるものであるが、上記制御部13では、駆動モータ7における正回転の作動頻度を逆回転の作動頻度に比べて多くするような運転制御を行わせている。これにより、上述したように回転軸2を正方向に回転させると、回転する可動刃5が多量の生ゴミを収集して固定刃6との間で効率よく破砕できるものであり、つまり生ゴミ処理装置の作動中に正回転の作動頻度を多くすることは、可動刃5と固定刃6による生ゴミの効率よい破砕を多い頻度で行わせることができて、生ゴミ処理装置の作動効率を向上させているのである。また、上記制御部13では、生ゴミ処理槽1内に生ゴミを投入した後に投入口9を蓋8で閉めたことを蓋感知センサー12が感知したときから一定時間生ゴミの破砕頻度を多くさせるような運転制御を行わせている。上記生ゴミの破砕頻度を多くさせるような運転制御とは、例えば、駆動モータ7の出力を上げて回転軸の回転数を上げたり、上述したように回転軸を正回転させる割合を増やしたりして行われる。これにより、生ゴミ処理槽1に生ゴミを投入した直後に集中して生ゴミの破砕を行わせることができ、すなわち未だ形状が大きいであろう生ゴミを集中的に破砕させることができることから、生ゴミ処理装置の作動効率の向上が図られているのである。
【0026】
このように、本例の生ゴミ処理装置にあっては、生ゴミ処理槽1内で、攪拌羽根3により生ゴミ処理材や生ゴミが攪拌されると共に、可動刃5及び固定刃6により生ゴミが破砕され、効率を高めて生ゴミの生ゴミ処理材に生息する微生物の働きによる分解処理が行われている。なお、使用頻度により生ゴミ処理材は生ゴミ処理槽1内にかさを大きくして溜まるものであるが、余剰の生ゴミ処理材はオーバーフロー口4から生ゴミ処理槽1外に排出され、導入路15を介して受け具14に収納されるようになっている。
【0027】
ここで、生ゴミ処理槽1内に投入された生ゴミのなかに、例えばスイカの皮等の主に繊維質で形成される生ゴミのように生ゴミ処理材に生息する微生物の働きによって完全に分解処理させることは難しく且つオーバーフロー口4の開口寸法よりも大きい形状を有する生ゴミがあっても、本例の生ゴミ処理装置にあっては、他の生ゴミと同様に可動刃5及び固定刃6で破砕されるものである。このとき、隣接する可動刃5間及び隣接する固定刃6間の隙間寸法L3,L4がオーバーフロー口4の開口幅の最小寸法L1よりも小さく形成されていることから、上記生ゴミ処理材に生息する微生物の働きによって完全に分解処理させることは難しく且つオーバーフロー口4の開口寸法よりも大きい形状を有する生ゴミも、固定刃6及び可動刃5によってオーバーフロー口4の開口幅の最小寸法L1よりも小さく破砕されるものである。しかして、本例の生ゴミ処理装置にあっては、上記生ゴミ処理材に生息する微生物の働きによって完全に分解処理させることは難しく且つオーバーフロー口4の開口寸法よりも大きい形状を有する生ゴミは、余剰の生ゴミ処理材と共にオーバーフロー口4から生ゴミ処理槽1外に排出されると共に、導入路15を介して受け具14に収納されるものである。すなわち、従来技術で挙げた生ゴミ処理装置のように、上記生ゴミ処理材に生息する微生物の働きによって完全に分解処理させることは難しく且つオーバーフロー口4の開口寸法よりも大きい形状を有する生ゴミが、恒久的に生ゴミ処理槽1内に残留するようなことはないのである。このように、本例の生ゴミ処理装置にあっては、上記微生物によって完全に分解処理することは難しいと共にオーバーフロー口4の開口寸法よりも大きい形状を有した生ゴミが生ゴミ処理槽1内に残留することによって引き起こされる生ゴミ処理能力の低下を防止しているのである。なお、重ねて配置する可動刃5若しくは固定刃6の隙間寸法をオーバーフロー口4の開口幅の最小寸法より小さく形成することでも、微生物によって完全に分解処理することは難しいと共にオーバーフロー口4の開口寸法よりも大きい形状を有した生ゴミはオーバーフロー口4の開口幅の最小寸法より小さくされるものであり、上記生ゴミが生ゴミ処理槽1内に残留することによって引き起こされる生ゴミ処理能力の低下を防止できるものである。
【0028】
また、図示はしていないが、可動刃5に隣接して配置した攪拌羽根3が可動刃5に先んじて回転するように、可動刃5から回転軸2の軸周にずらして攪拌羽根3を配置することも好ましいものである。つまり、これは、可動刃5及び攪拌羽根3の回転面に直交する方向から見て、弓板状の可動刃5の先端と回転軸とを結ぶ線の近傍位置に可動刃5に隣接して配置した攪拌羽根3が位置されるように配置することである。このようにすると、攪拌羽根3が通って密度が疎の状態になった生ゴミ処理材中に可動刃5を通して回転させることができ、可動刃5にかかる回転負荷を低減させることができるものである。また、駆動モータ7にかかる過負荷を検出する過負荷検出手段を設けて制御部13に接続し、上記制御部13で過負荷検出手段が検出する駆動モータ7の過負荷状態の一定時間内での頻度に応じて生ゴミの破砕頻度を設定するような運転制御を行わせることも好ましいものである。つまり、駆動モータ7の過負荷状態は可動刃5及び固定刃6の間で生ゴミが破砕されたときに発生するものであり、そして上記駆動モータ7の過負荷の頻度が多い場合は生ゴミ処理槽1内に形状の大きな生ゴミが多数残っていることを示すものであるから、上記駆動モータ7の過負荷状態の一定時間内での頻度に応じて生ゴミの破砕頻度を設定するような運転制御は、生ゴミ処理槽1内の形状の大きな生ゴミの残留状態に基いた生ゴミ処理装置の作動を意味するものであり、これにより、効率的に生ゴミ処理装置を作動させることができるのである。なお、上記生ゴミの破砕頻度を設定するような運転制御は、例えば、駆動モータ7の出力を変化させて回転軸の回転数に変化をつけたり、回転軸の正回転の割合を変化させたり、回転軸の回転作動時間に変化をつけたりして行われる。
【0029】
また、図6及び図7に本発明の実施の形態の他例を示す。この例は、先の実施の形態の例のオーバーフロー口4の配置位置を変化させた例である。すなわち、複数個のオーバーフロー口4の配置位置につき高さ位置を違えたものであり、本例では、1対のオーバーフロー口4のうち一方のオーバーフロー口4を高い位置に配置すると共に、他方のオーバーフロー口4を低い位置に配置したものである。攪拌羽根3により攪拌される生ゴミ処理材は攪拌羽根3の回転方向によって生ゴミ処理槽1内で盛り上がり等の偏りが生じるものである(図5中C線は、生ゴミ処理槽1内に充填された生ゴミ処理材が攪拌羽根3による攪拌によって偏った状態になった際の上面を示すものである)が、異なる高さ位置に配置した複数個のオーバーフロー口4は上記偏った状態の生ゴミ処理材に合わせて配置でき、これにより、オーバーフロー口4から効率よく余剰の生ゴミ処理材等を生ゴミ処理槽1外に排出させることができるのである。
【0030】
【発明の効果】
上記のように本発明の請求項1記載の生ゴミ処理装置にあっては、叙述したように、生ゴミ処理槽内で一体に回転する複数の可動刃を間隔を隔てて重ねるように回転軸に取り付け、回転した可動刃との間に生ゴミを挟んで破砕する複数の固定刃を間隔を隔てて重ねるように生ゴミ処理槽の内面に固定し、隣接する可動刃間若しくは隣接する固定刃間の隙間寸法を、短辺と長辺とを有した矩形状孔で構成したオーバーフロー口の開口幅の最小寸法となる上記短辺の長さよりも小さく形成したので、生ゴミ処理材に生息する微生物の働きで分解処理させるには難しく且つ比較的大きな形状を有する生ゴミを上記可動刃及び固定刃でオーバーフロー口の開口幅の最小寸法よりも小さい寸法に破砕できて、余剰の生ゴミ処理材と共にオーバーフロー口から生ゴミ処理槽外に排出させ、生ゴミ処理槽内に残留させないようにできるものであり、しかして、生ゴミ処理材に生息する微生物の働きで分解処理させるには難しく且つ比較的大きな形状を有する生ゴミが生ゴミ処理槽内に残留することで引き起こされる生ゴミの処理能力の低下を防ぐことができるのである。また、同時に、通常の微生物の働きで分解処理はできる生ゴミも上記可動刃及び固定刃で小さく破砕させることから、生ゴミの生ゴミ処理材との接触面積を大きくさせることができ、生ゴミの分解処理の効率を向上させることができるのである。
【0031】
また、請求項2記載の生ゴミ処理装置にあっては、請求項1の効果に加えて、可動刃の回転軌跡である回転面に対して直交する方向から見て、固定刃に対する可動刃の刃部を外側程先行して回転するように固定刃に対して凹の円弧形状に形成したので、先行して回転する可動刃の刃部の外側部分が生ゴミ処理材中に混在する生ゴミを上記刃部の内側方向に引き寄せるように引掛けて収拾でき、すなわち多量の生ゴミを固定刃との間に引き寄せて効率よく破砕させることができるものである。
【0032】
また、請求項3記載の生ゴミ処理装置にあっては、請求項2の効果に加え、可動刃の形状を、回転軸近傍及び外側端部近傍の部分が同方向に突出すると共に回転軸近傍と外側端部近傍との間の部分が凹むような弓板状に形成し、正逆回転自在に設けた回転軸を正回転で回転させたときには可動刃の凹曲面状の縁部分が固定刃に対面するようにし、上記正回転の作動頻度を逆回転の作動頻度に比べて多くしたので、正方向に回転する可動刃は生ゴミを引き寄せて固定刃との間で効率よく破砕できるものであり、生ゴミ処理装置の作動中に正回転の作動頻度を多くすることは、可動刃と固定刃による生ゴミの効率よい破砕を多い頻度で行わせるものであるから、生ゴミ処理装置の作動効率を向上させることができるのである。なお、回転軸を逆回転させることは、攪拌羽根による生ゴミ処理材の効率のよい攪拌を行わせることができ、生ゴミ処理材に生息する微生物による生ゴミの分解処理の効率を向上させることができるといった利点もある。
【0033】
また、請求項4記載の生ゴミ処理装置にあっては、請求項1の効果に加えて、複数個のオーバーフロー口を生ゴミ処理槽の異なる高さ位置に設けたので、生ゴミ処理材を攪拌する攪拌羽根の回転方向によって生ゴミ処理材は生ゴミ処理槽内で盛り上がり等の偏りが生じるものであるが、上記生ゴミ処理材の生ゴミ処理槽内での偏りに合わせてオーバーフロー口を臨ませることができ、オーバーフロー口から余剰の生ゴミ処理材等を効率よく生ゴミ処理槽外に排出させることができるものである。
【0034】
また、請求項5記載の生ゴミ処理装置にあっては、請求項1の効果に加えて、生ゴミ処理槽を開閉する蓋と、上記蓋による生ゴミ処理槽の閉塞を検知する蓋感知手段とを設け、上記蓋感知手段が蓋の生ゴミ処理槽の閉塞を検知したときから一定時間生ゴミの破砕頻度を多くさせる制御手段を設けたので、生ゴミ処理槽に生ゴミを投入した直後に集中して生ゴミの破砕を行わせることができ、すなわち未だ形状が大きいであろう生ゴミを集中的に破砕させることができ、生ゴミ処理装置の作動効率を向上させることができるのである。
【0035】
また、請求項6記載の生ゴミ処理装置にあっては、請求項1の効果に加えて、可動刃を駆動させる駆動モータにかかる過負荷を検出する過負荷検出手段を設け、上記過負荷検出手段が検出する駆動モータの過負荷状態の一定時間内での頻度に応じて生ゴミの破砕頻度を設定する制御手段を設けたので、駆動モータの過負荷はすなわち可動刃及び固定刃の間で生ゴミが破砕されたときに発生するものであり、そして上記駆動モータの過負荷の頻度が多い場合は生ゴミ処理槽内に形状の大きな生ゴミが多数残っていることを示すものであるから、制御手段で過負荷検出手段が検出する駆動モータの過負荷状態の一定時間内での頻度に応じて生ゴミの破砕頻度を設定すると、生ゴミ処理槽内の形状の大きな生ゴミの残留状態に基いて生ゴミ処理装置を作動させて効率よく生ゴミの破砕を行わせることができることから、生ゴミ処理装置の作動効率を向上させることができるのである。
【0036】
また、請求項7記載の生ゴミ処理装置にあっては、請求項1の効果に加えて、攪拌羽根及び可動刃の回転軌跡である回転面に対して直交する方向から見て、重ならないように攪拌羽根と可動刃とを回転軸の軸周にずらして配置したので、生ゴミ処理槽内の生ゴミ処理材や生ゴミから受ける回転軸への回転負荷を分散して回転軸に負荷させることができ、回転軸を回転させるのに必要な駆動モータのトルクの最大値を低減化させることができるものである。
【0037】
また、請求項8記載の生ゴミ処理装置にあっては、請求項1の効果に加えて、攪拌羽根及び可動刃の回転軌跡である回転面に対して直交する方向から見て、可動刃に隣接して設けた攪拌羽根を可動刃に先んじて回転するように回転軸の軸周にずらして配置したので、攪拌羽根が通って密度が疎の状態になった生ゴミ処理材中に可動刃を通すように回転させることができ、可動刃にかかる回転負荷を低減させることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の例を示す斜視図である。
【図2】同上の上面図である。
【図3】同上の側面図である。
【図4】同上のオーバーフロー口を示す正面図である。
【図5】図1の固定刃及び可動刃の配置部分を拡大した部分拡大図である。
【図6】本発明の実施の形態の他例を示す正面図である。
【図7】同上の斜視図である
【図8】従来技術の例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 生ゴミ処理槽
2 回転軸
3 攪拌羽根
4 オーバーフロー口
5 可動刃
6 固定刃
7 駆動モータ
8 蓋

Claims (8)

  1. 生ゴミ処理槽に回転自在に設けた回転軸に攪拌羽根を取り付け、上記攪拌羽根が生ゴミ処理槽内に充填した生ゴミ処理材と生ゴミ処理槽内に投入した生ゴミとを攪拌させ、上記生ゴミ処理材に生息した微生物により生ゴミを分解処理させるようにし、生ゴミ処理槽内で分解処理されにくい生ゴミや余剰の生ゴミ処理材を生ゴミ処理槽外に排出するオーバーフロー口を備ると共に、このオーバーフロー口を生ゴミ処理槽の側壁面の上部に貫通させた短辺と長辺とを有した矩形状孔で構成し、生ゴミ処理槽内で一体に回転する複数の可動刃を間隔を隔てて重ねるように回転軸に取り付け、回転した可動刃との間に生ゴミを挟んで破砕する複数の固定刃を間隔を隔てて重ねるように生ゴミ処理槽の内面に固定し、隣接する可動刃間若しくは隣接する固定刃間の隙間寸法をオーバーフロー口の開口幅の最小寸法となる上記短辺の長さよりも小さく形成したことを特徴とする生ゴミ処理装置。
  2. 可動刃の回転軌跡である回転面に対して直交する方向から見て、固定刃に対する可動刃の刃部を外側程先行して回転するように固定刃に対して凹曲面状に形成したことを特徴とする請求項1に記載の生ゴミ処理装置。
  3. 可動刃の形状を、回転軸近傍及び外側端部近傍の部分が同方向に突出すると共に回転軸近傍と外側端部近傍との間の部分が凹むような弓板状に形成し、正逆回転自在に設けた回転軸を正回転で回転させたときには可動刃の凹曲面状の縁部分が固定刃に対面するようにし、上記正回転の作動頻度を逆回転の作動頻度に比べて多くしたことを特徴とする請求項2に記載の生ゴミ処理装置。
  4. 複数個のオーバーフロー口を生ゴミ処理槽の異なる高さ位置に設けたことを特徴とする請求項1に記載の生ゴミ処理装置。
  5. 生ゴミ処理槽を開閉する蓋と、上記蓋による生ゴミ処理槽の閉塞を検知する蓋感知手段とを設け、上記蓋感知手段が蓋の生ゴミ処理槽の閉塞を検知したときから一定時間生ゴミの破砕頻度を多くさせる制御手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の生ゴミ処理装置。
  6. 回転軸を駆動させる駆動モータにかかる過負荷を検出する過負荷検出手段を設け、上記過負荷検出手段が検出する駆動モータの過負荷状態の一定時間内での頻度に応じて生ゴミの破砕頻度を設定する制御手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の生ゴミ処理装置。
  7. 攪拌羽根及び可動刃の回転軌跡である回転面に対して直交する方向から見て、重ならないように攪拌羽根と可動刃とを回転軸の軸周にずらして配置したことを特徴とする請求項1に記載の生ゴミ処理装置。
  8. 攪拌羽根及び可動刃の回転軌跡である回転面に対して直交する方向から見て、可動刃に隣接して設けた攪拌羽根を可動刃に先んじて回転するように回転軸の軸周にずらして配置したことを特徴とする請求項1に記載の生ゴミ処理装置。
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