JPH1024247A - 生ごみ処理装置 - Google Patents

生ごみ処理装置

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JPH1024247A
JPH1024247A JP18321596A JP18321596A JPH1024247A JP H1024247 A JPH1024247 A JP H1024247A JP 18321596 A JP18321596 A JP 18321596A JP 18321596 A JP18321596 A JP 18321596A JP H1024247 A JPH1024247 A JP H1024247A
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JP
Japan
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crushing
garbage
container
blade
rotary blade
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Application number
JP18321596A
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English (en)
Inventor
Akira Niwayama
彬 庭山
Kazuyoshi Irisawa
一義 入沢
Kenji Irino
賢志 入野
Kaname Takahashi
要 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Electric Appliances Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Electric Appliances Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 破砕容器11の投入部12に投入された生ごみを
撹拌して破砕容器11の底部の破砕手段22に送り込む。 【解決手段】 破砕容器11の上部には生ごみが投入され
る投入部12を設け、破砕容器11の底部近傍には破砕され
た生ごみが排出される排出部13を設ける。破砕容器11の
底部に、生ごみを破砕する破砕手段22を設ける。破砕容
器11内の投入部12と破砕手段22との間に、投入部12に投
入される生ごみを撹拌して破砕手段22へ送り込む送り手
段28を設ける。投入された生ごみが途中で重なり合って
破砕手段22まで落ちない場合でも、送り手段28によりそ
の生ごみを撹拌して破砕手段22へ送り込める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生ごみを破砕する
生ごみ処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、生ごみ処理装置としては、例え
ば、特開平4−358547号公報に記載されているよ
うに、破砕機構と分離機構を備え、破砕機構で生ごみを
破砕し、分離機構で破砕した生ごみを自然乾燥させて回
収するようにした構造がある。
【0003】この生ごみ処理装置の破砕機構は、ほぼ円
筒状の破砕容器を備え、この破砕容器の上部に生ごみを
投入する投入口を設け、破砕容器の底部側にその底面全
域の大きさの破砕円盤を水平に設けている。そして、投
入口から投入された生ごみを回転駆動される破砕円盤で
破砕し、この破砕円盤の近傍に配設された排出口から破
砕した生ごみを分離機構へ排出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の破砕
機構の構造では、生ごみが破砕円盤上に直接投入される
ため、一度に多量の生ごみが破砕円盤上に投入された場
合、破砕円盤の回転抵抗が大きくなり、破砕円盤を回転
させるモータの負荷が大きくなる問題がある。
【0005】また、このような問題を解決するために、
破砕容器の投入部をホッパ形状に形成することを試みた
場合、破砕容器に一度に多量の生ごみが投入されたとし
ても、その生ごみがホッパ部分を介して徐々に破砕位置
に送り込まれるので、モータ負荷が大きくなるのを防止
できる。
【0006】しかし、生ごみが白菜、キャベツなどの比
較的軽くかつ大きな葉類であると、ホッパ部分でその葉
が重なり合って下方に落ちていかず、ホッパ部分に生ご
みがそのまま残りやすい問題が生じる。
【0007】本発明は、このような点に鑑みなされたも
ので、破砕容器の投入部がホッパ形状であっても、破砕
容器に投入された生ごみを破砕容器の底部の破砕手段に
対して確実に送り込んで破砕できる生ごみ処理装置を提
供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の生ごみ処
理装置は、生ごみが投入される投入部が設けられるとと
もに底部近傍に破砕された生ごみが排出される排出部が
設けられた破砕容器と、この破砕容器の底部に配設さ
れ、生ごみを破砕する破砕手段と、前記破砕容器内の前
記投入部と破砕手段との間に配設され、投入部に投入さ
れる生ごみを撹拌して破砕手段へ送り込む送り手段とを
具備しているものである。そして、投入部に投入された
生ごみが破砕手段によって破砕されるとともに排出部か
ら排出される。また、例えば投入部がホッパ形状であっ
て、投入された生ごみが途中で重なり合って破砕手段ま
で落ちていかないような場合でも、送り手段によりその
生ごみを撹拌して破砕手段に送り込める。
【0009】請求項2記載の生ごみ処理装置は、請求項
1記載の生ごみ処理装置において、送り手段は、破砕容
器内で上下起倒可能に設けられた押動レバーを有するも
のである。この押動レバーが上下起倒することにより生
ごみを撹拌するとともに破砕手段に対して送り込める。
また、生ごみの投入可能とする容量を減少させることな
く、押動レバーを配置できる。
【0010】請求項3記載の生ごみ処理装置は、請求項
2記載の生ごみ処理装置において、押動レバーに送り刃
が回転可能に設けられたものである。この送り刃によ
り、生ごみの撹拌効果および送り込み効果が向上する。
【0011】請求項4記載の生ごみ処理装置は、請求項
1ないし3いずれか記載の生ごみ処理装置において、破
砕容器の外部に送り手段を操作する手動操作部が設けら
れたものである。この手動操作部により送り手段を簡単
に操作可能となる。
【0012】請求項5記載の生ごみ処理装置は、請求項
1記載の生ごみ処理装置において、送り手段は、破砕容
器内で正逆回転可能に設けられた回転刃を有するととも
に、この回転刃を正逆回転駆動する駆動部を有するもの
である。駆動部による自動運転によって回転刃が正逆回
転し、この回転刃が正逆回転により生ごみを撹拌すると
ともに破砕手段に対して送り込める。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の生ごみ処理装置の
一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0014】図1ないし図5に第1の実施の形態を示
し、図1は生ごみ処理装置の正面方向から視る断面図、
図2は生ごみ処理装置の正面図、図3は押動レバーの斜
視図、図4は1つの送り刃を備えた押動レバーの斜視
図、図5は2つの送り刃を備えた押動レバーの斜視図で
ある。
【0015】図1および図2において、1は生ごみ処理
装置の機体で、この機体1内に破砕機構2が配設されて
いる。
【0016】破砕機構2は、機体1の上部側に配設され
た破砕容器11を備え、この破砕容器11の上部には破砕容
器11の投入部としてのホッパ12が連結されているととも
に、左側部には破砕容器11の排出部としての排出ダクト
13が連結されている。
【0017】破砕容器11の内部には破砕空間14が形成さ
れ、この破砕空間14の右側上方にホッパ12に連通する受
入口15が形成され、破砕空間14の左側に排出ダクト13に
連通する排出口16が形成されている。
【0018】ホッパ12は両側下部の間隔が狭まるように
接近形成されており、そのホッパ12内には受入口15に連
通する受入空間17が形成され、受入空間17の上面に機体
1の上面に開口して生ごみが投入される投入口18が形成
されている。この投入口18は、機体1の上面にヒンジ19
によって回動可能に取り付けられた蓋体20によって開閉
される。ホッパ12の上端内周部に沿って散水パイプ21が
配設され、この散水パイプ21から生ごみに散水が行なわ
れる。
【0019】破砕容器11の破砕空間14には生ごみを破砕
する破砕手段22が配設されている。この破砕手段22は、
複数の破砕ハンマー23を有し、この破砕ハンマー23が破
砕空間14の中心部に配設される回転軸24に対して円周上
の対称的な2箇所でかつ等間隔に固定されている(第2
の実施の形態の図7参照)。破砕容器11の下方に配設さ
れる破砕用モータ25により、回転軸24が図1時計回り方
向に正転駆動され、破砕ハンマー23が破砕空間14の底部
を受入口15側から排出口16側に向けて移動するように回
転される。
【0020】破砕空間14の底面には、回転する破砕ハン
マー23と協働して生ごみを破砕する複数の角刃26や櫛刃
27が配設されている。
【0021】破砕空間14とホッパ12の受入空間17との間
の受入口15には、ホッパ12に投入される生ごみを撹拌し
て破砕手段22へ送り込む送り手段としての押動レバー28
が配設されている。この押動レバー28は、図3に示すよ
うに、押動部29およびこの押動部29の両端からほぼ直角
に折曲されたアーム部30を有するほぼコ字形に形成さ
れ、一端には押動部29と平行に外方へ突出される軸部31
が形成され、他端には係合部32が設けられている。係合
部32は、断面ほぼコ字形に形成され、機体1の外側に配
置されて押動レバー28を操作する手動操作部としてのハ
ンドル33と係合される。ハンドル33はほぼL字形に形成
され、一端には係合軸部34が形成され、この係合軸部34
に係合部32が回り止め嵌合する嵌合凹部35が形成されて
いる。
【0022】そして、押動レバー28は、破砕容器11の受
入口15の破砕手段22から離反した右側を支点として揺動
可能とされるもので、一端の軸部31が破砕容器11に回転
自在に係合され、他端の係合部32が機体1の外部から破
砕容器11内に挿入されるハンドル33の係合軸部34の嵌合
凹部35に嵌合される。これにより、機体1の外部に位置
するハンドル33を往復動操作することによって押動レバ
ー28が一体的に上下起倒するように往復動する。この押
動レバー28の往復動は、破砕空間14の右側からホッパ12
の受入空間17の右側にかけての範囲となる。
【0023】排出ダクト13は、先端側が下降傾斜して機
体1から突出配置されている。この排出ダクト13の下側
に、破砕された生ごみを収容する生ごみ容器36が配置さ
れる。生ごみ容器36は台車37に載せられて走行移動可能
となっている。なお、生ごみ容器36には図示しない排水
設備を備えており、この排水設備を排水管などに接続す
ることにより、生ごみ容器36内の水を排水することがで
きる。
【0024】次に、生ごみ処理動作を説明する。
【0025】蓋体20を開放し、生ごみを投入口18に投入
する。投入された生ごみはホッパ12の受入空間17から受
入口15を通じて破砕空間14に導かれる。このとき、一度
に大量の生ごみが投入されたとしても、生ごみを破砕空
間14に一度に導くことなく、ホッパ12によって徐々に導
くことができる。
【0026】また、破砕用モータ25の正転により、破砕
ハンマー23が高速で正転する。破砕空間14に供給される
生ごみが破砕ハンマー23の回転領域に達すると、高速回
転する破砕ハンマー23が生ごみに衝突してその生ごみを
破砕するとともに、破砕ハンマー23と角刃26および櫛刃
27との間で生ごみを細かく破砕する。
【0027】また、散水パイプ21から散水が行なわれ、
ホッパ12に投入された生ごみを散水によって洗浄する。
さらに、破砕空間14は凹状に形成されているため、散水
された水が溜まり、回転する破砕ハンマー23が水中で生
ごみを撹拌して洗浄する。
【0028】そして、高速回転する破砕ハンマー23によ
って細かく破砕された生ごみおよび水を排出口16に送り
出す。排出口16に送り出された生ごみおよび水は排出ダ
クト13を介して生ごみ容器36に収容されれる。
【0029】また、例えば、生ごみが白菜、キャベツな
どの比較的軽くかつ大きな葉類であるために、ホッパ12
や受入口15の部分でその葉が重なり合って下方に落ちて
いかない場合には、機体1の外部のハンドル33を上下に
往復動操作する。これにより、押動レバー28が上下起倒
するように往復動し、この押動レバー28の上方への揺動
時に葉の重なり合いを解くように撹拌できるとともに、
押動レバー28の下方への揺動時に葉を破砕空間14へ向け
て落とし込む。そのため、葉の重なり合いが解除され
て、葉を破砕空間14へ導くことができる。
【0030】このように押動レバー28を用いた簡単な機
構により、ホッパ12に投入された生ごみを破砕空間14に
対して確実に送り込んで破砕することができる。しか
も、押動レバー28は、生ごみの投入可能とする容量を減
少させることなく配置できる。
【0031】なお、生ごみを投入する際、押動レバー28
を受入口15にほぼ水平に配置しておくことにより、投入
された生ごみを押動レバー28で一時係止し、破砕ハンマ
ー23が高速回転した後に、押動レバー28を下げて生ごみ
を送り込むようにしてもよく、これにより、破砕ハンマ
ー23を回転させる破砕用モータ25の負荷を少なくでき
る。
【0032】また、押動レバー28が必要のない生ごみの
場合には、投入された生ごみが引っ掛からないように押
動レバー28を上方へ回動させておいてもよい。
【0033】また、内部の清掃時には、押動レバー28を
上方または下方に揺動させることにより、押動レバー28
が清掃作業の邪魔になることなく容易に行なえる。
【0034】また、押動レバー28としては、図4に示す
ように、1つの送り刃41を押動部29に回転自在に取り付
けた押動レバー28を選択的に用いることができる。送り
刃41は、取付具42によって押動部29に回転自在に取り付
けられた基板部43を有し、この基板部43の両側縁部から
互いに反対方向に向けて三角形状の複数の刃部44が突出
形成されている。これにより、押動レバー28が上下起倒
するように往復動した際、刃部44で生ごみの葉などを引
っ掛けて撹拌できるとともに破砕空間14へ送り込め、押
動レバー28のみの場合に比べて、撹拌効果および送り込
み効果がそれぞれ向上する。
【0035】また、図5に示すように、2つの送り刃4
1,41a を備えた押動レバー28を用いてもよい。すなわ
ち、押動レバー28の押動部29に取り付けた送り刃41に加
えて、押動レバー28の両側のアーム部30間に第2の送り
刃41a を回転自在に取り付けている。この送り刃41a
は、アーム部30に設けられた支持軸部45に回転自在に係
合する円筒状の筒部46を有し、この筒部46の外周面に三
角形状の複数の刃部44a が突出形成されている。これに
より、押動レバー28が上下起倒するように往復動した
際、刃部44で生ごみの葉などを引っ掛けて撹拌できると
ともに破砕空間14へ送り込め、押動レバー28のみの場合
および図4に示す送り刃41に加えた場合に比べて、撹拌
効果および送り込み効果がそれぞれ向上する。
【0036】次に、図6ないし図9は第2の実施の形態
を示し、図6は生ごみ処理装置の正面方向から視る断面
図、図7は生ごみ処理装置の側面方向から視る断面図、
図8は回転刃の斜視図、図9(a) 〜(d) は別の回転刃の
斜視図である。
【0037】図6および図7において、生ごみ処理装置
は、機体1の右側に配設された破砕機構2と左側に配設
された圧縮機構3を有している。
【0038】破砕機構2は、第1の実施の形態と同様の
構造であるが、押動レバー28に代えて、送り手段として
の回転刃51が用いられる。この回転刃51は、図8に示す
ように、破砕容器11の受入口15の破砕手段22から離反し
た右側において破砕容器11またはホッパ12を貫通して正
逆回転自在に架設された回転軸52に取り付けられる。回
転刃51の形状は、回転軸52の軸方向に沿って横長の基板
部53を有し、この基板部53の両側縁部から互いに反対方
向に向けて三角形状の複数の刃部54が突出形成されてい
る。基板部53には回転軸52に回り止め結合される複数の
係合部55が取り付けられている。
【0039】回転軸52の一端にはギヤ56が固着され、こ
のギヤ56にホッパ12の側部に配設された駆動部としての
送り用モータ57から正逆回転駆動力が伝達される。送り
用モータ57は、図示しない制御手段の制御により、例え
ば、30秒の正転と30秒の逆転とが繰り返される。送
り用モータ57の正転時に回転刃51が図6反時計回り方向
に回転し、逆転時に回転刃51が図6時計回り方向に回転
する。
【0040】圧縮機構3は、機体1内に配設された圧縮
容器61を備えており、この圧縮容器61には、ケース62の
内周に複数の膨脹タンク63が配設されるとともに、この
膨脹タンク63の内周にラバー体64が配設され、このラバ
ー体64の内側に圧縮空間65が形成される。圧縮空間65に
は、排出ダクト13で送り込まれる破砕された生ごみを受
け入れるネット66が着脱自在に装着される。圧縮空間65
の下方には排水受部67が配設され、この排水受部67に排
水管68が接続されている。
【0041】そして、投入口18を通じてホッパ12に投入
された生ごみは、第1の実施の形態の場合と同様に、破
砕空間14に導かれて破砕ハンマー23と角刃26および櫛刃
27とで細かく破砕され、散水パイプ21から散水された水
とともに排出ダクト13に排出される。
【0042】この破砕処理時において、送り用モータ57
により回転刃51の正転および逆転が交互に繰り返され、
回転刃51の正転時に生ごみを破砕空間14へ向けて落とし
込み、回転刃51の逆転時に生ごみの重なり合いを解くよ
うに撹拌できる。さらに、回転刃51の刃部54で生ごみを
引っ掛けて破砕空間14へ落とし込むとともに撹拌でき
る。したがって、自動的に、投入された生ごみを破砕空
間14に対して確実に送り込んで破砕することができる。
【0043】また、生ごみの投入時に回転刃51を停止さ
せておくことにより、受入口15に位置する回転刃51で投
入された生ごみを一時係止し、破砕ハンマー23が高速回
転した後に、回転刃51を回転させて生ごみを破砕空間14
へ送り込むようにしてもよく、これにより、破砕ハンマ
ー23を回転させる破砕用モータ25の負荷を少なくでき
る。
【0044】また、排出ダクト13に排出された生ごみお
よび水は圧縮機構3のネット66内に落下し、生ごみはネ
ット66で捕らえられ、水はネット66を通過して排水受部
67に流出するとともに排水管68を通じて排水される。
【0045】そして、ネット66に捕らえられた生ごみの
水分を絞り出して圧縮する場合には、圧縮容器61の複数
の膨脹タンク63に水圧を加えて膨脹させる。この膨脹タ
ンク63は外側がケース62で囲まれているために内方へ向
けて膨脹し、ラバー体64を介して圧縮空間65を収縮さ
せ、圧縮空間65のネット66内の生ごみを圧縮して水分を
絞り出す。また、生ごみの圧縮後は、膨脹タンク63に加
えられた水が排水され、膨脹タンク63やラバー体64の復
元力により、圧縮空間65が元の状態に復帰する。
【0046】なお、回転刃51の正逆転の繰り返し間隔は
生ごみの種類に応じて適宜に設定してもよく、例えば、
野菜の場合、骨やカニ殻の場合などコース別に設定す
る。
【0047】また、回転刃51の回転数は、5〜20rp
mの範囲の比較的ゆっくりとした回転がよい。すなわ
ち、生ごみが野菜の場合に、回転刃51の回転数が30r
pmだと、回転刃51が葉に食い込まず、空転を生じるこ
とが実験により確認された。
【0048】また、回転刃51としては、図9(a) 〜(d)
に示すように、送り手段としての回転刃51a 〜51d を選
択的に用いることができる。
【0049】図9(a)(b)には生ごみが骨やカニ殻などの
比較的硬いものに適した回転刃51a,51b を示す。図9
(a) の回転刃51a は、複数に分割されたもので、それぞ
れ係合部55を備えるとともにこの係合部55から爪状の破
砕板71を突出させた形状に形成されている。図9(b) の
回転刃51b は、複数に分割されたもので、それぞれ係合
部55を備えるとともにこの係合部55から破砕軸72を突出
させた形状に形成されている。
【0050】図9(c)(d)には生ごみが骨やカニ殻などの
比較的硬いものから野菜などにも適用できる兼用タイプ
の回転刃51c ,51d を示す。図9(c) の回転刃51c は、
複数に分割されたもので、それぞれ係合部55を備えると
ともにこの係合部55から菱形の破砕板73を突出させた形
状に形成されている。この回転刃51c の間隔は30〜5
0mmが骨やカニ殻などを撹拌して送り込む際の負荷を
小さくでき、かつ、長さをホッパ12などに当たらない範
囲で長くすることが葉を撹拌して送り込む効果が高い。
図9(d) の回転刃51d は、係合部55、第1および第2の
破砕板74,75を備えたもので、第1の破砕板74は断面ほ
ぼY字形に形成されてその2つの先端に三角形状の刃部
74a が形成され、第2の破砕板75は断面ほぼL字形に形
成されてその先端に三角形状の刃部75a が形成されてい
る。
【0051】なお、第1の実施の形態の押動レバー28を
モータなどの駆動部で駆動するようにしてもよく、ま
た、第2の実施の形態の回転刃51,51a 〜51d をハンド
ルなどの手動操作部で手動操作するようにしてもよい。
【0052】
【発明の効果】請求項1記載の生ごみ処理装置によれ
ば、破砕容器内の投入部と破砕手段との間に、投入部に
投入される生ごみを撹拌して破砕手段へ送り込む送り手
段を設けたため、例えば投入部がホッパ形状であって
も、破砕容器に投入された生ごみを撹拌して破砕容器の
底部の破砕手段に対して確実に送り込んで破砕できる。
【0053】請求項2記載の生ごみ処理装置によれば、
請求項1記載の生ごみ処理装置の効果に加えて、送り手
段として押動レバーを破砕容器内に上下起倒可能に設け
たため、この押動レバーが上下起倒することにより生ご
みを撹拌できるとともに破砕手段に対して送り込める。
【0054】請求項3記載の生ごみ処理装置によれば、
請求項2記載の生ごみ処理装置の効果に加えて、押動レ
バーに送り刃を回転自在に設けたため、生ごみの撹拌効
果および送り込み効果を向上できる。
【0055】請求項4記載の生ごみ処理装置によれば、
請求項1ないし3いずれか記載の生ごみ処理装置の効果
に加えて、破砕容器の外部に設けられた手動操作部によ
り送り手段を簡単に操作できる。
【0056】請求項5記載の生ごみ処理装置によれば、
請求項1記載の生ごみ処理装置の効果に加えて、送り手
段として回転刃を破砕容器内に正逆回転可能に設けると
ともに、この回転刃を駆動部で正逆回転駆動するため、
自動的に、生ごみを撹拌できるとともに破砕手段に対し
て送り込める。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す生ごみ処理装
置の正面方向から視る断面図である。
【図2】同上実施の形態の生ごみ処理装置の正面図であ
る。
【図3】同上実施の形態の押動レバーの斜視図である。
【図4】同上実施の形態の1つの送り刃を備えた押動レ
バーの斜視図である。
【図5】同上実施の形態の2つの送り刃を備えた押動レ
バーの斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施の形態を示す生ごみ処理装
置の正面方向から視る断面図である。
【図7】同上実施の形態の生ごみ処理装置の側面方向か
ら視る断面図である。
【図8】同上実施の形態の回転刃の斜視図である。
【図9】同上実施の形態の選択的に用いられる回転刃を
示し、(a) 〜(d) はそれぞれ別の回転刃の斜視図であ
る。
【符号の説明】
11 破砕容器 12 投入部としてのホッパ 13 排出部としての排出ダクト 22 破砕手段 28 送り手段としての押動レバー 33 手動操作部としてのハンドル 41,41a 送り刃 51,51a 〜51d 送り手段としての回転刃 57 駆動部としての送り用モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 要 群馬県前橋市古市町180番地 東芝機器株 式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生ごみが投入される投入部が設けられる
    とともに底部近傍に破砕された生ごみが排出される排出
    部が設けられた破砕容器と、 この破砕容器の底部に配設され、生ごみを破砕する破砕
    手段と、 前記破砕容器内の前記投入部と破砕手段との間に配設さ
    れ、投入部に投入される生ごみを撹拌して破砕手段へ送
    り込む送り手段とを具備していることを特徴とする生ご
    み処理装置。
  2. 【請求項2】 送り手段は破砕容器内で上下起倒可能に
    設けられた押動レバーを有することを特徴とする請求項
    1記載の生ごみ処理装置。
  3. 【請求項3】 押動レバーに送り刃が回転可能に設けら
    れたことを特徴とする請求項2記載の生ごみ処理装置。
  4. 【請求項4】 破砕容器の外部に送り手段を操作する手
    動操作部が設けられたことを特徴とする請求項1ないし
    3いずれか記載の生ごみ処理装置。
  5. 【請求項5】 送り手段は、破砕容器内で正逆回転可能
    に設けられた回転刃を有するとともに、この回転刃を正
    逆回転駆動する駆動部を有することを特徴とする請求項
    1記載の生ごみ処理装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109331981A (zh) * 2018-11-13 2019-02-15 徐州赛诺石英有限公司 石英砂破碎机的上料装置
CN115106186A (zh) * 2022-07-26 2022-09-27 江苏新益建筑材料有限公司 一种水泥制备破碎处理装置

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