JP4383082B2 - フレキシブルコンテナバッグからの粉粒体排出装置 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
本発明は、フレキシブルコンテナバッグの内部に収納された粉粒体を排出するために使用されるフレキシブルコンテナバッグからの粉粒体排出装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、粉粒体を特定の場所から他の場所に輸送する場合において、使用後における嵩張りの点や保管の簡易性等から、フレキシブルコンテナバッグが使用される場合が多い。このフレキシブルコンテナバッグは、可撓性を有する素材・生地により袋状に成形されたものであり、底面には、筒状の排出口が形成されている。すなわち、このフレキシブルコンテナバッグは、上記排出口を紐等により閉塞した状態で、上方から粉粒体が充填されてなるものであり、この紐等による排出口の閉塞状態を解く(開袋する)ことにより、このフレキシブルコンテナバッグから内部に収納された粉粒体の排出が可能とされたものである。なお、本願出願人は、こうしたフレキシブルコンテナバッグから粉粒体を排出する場合に使用される装置(フレキシブルコンテナバッグ開袋装置)を提案している(例えば、特許文献1参照)。この装置によれば、操作性良く上記フレキシブルコンテナバッグを開放(開袋)し、容器本体内に粉粒体を充填しその後の処理をすることができる。
【0003】
【特許文献1】
特開2002−145224号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した特許文献1に開示された従来の装置では、上記フレキシブルコンテナバッグ内に収納された粉粒体が湿気により塊状化されている場合には、上述したように、該フレキシブルコンテナバッグに形成された排出口を開放しても、全ての粉粒体が容器本体内に落下・排出されない。例えば、上記フレキシブルコンテナバッグ内に収納された粉粒体が、塩,砂糖(グラニュー糖)等である場合には、その全体又は一部が上記排出口の径よりも大きな塊となってしまっている場合がある。このようにフレキシブルコンテナバッグ内で塊状化した場合には、作業者が該フレキシブルコンテナバッグの外側から叩くなどして内部に刺激を与え塊状化した粉粒体を、少なくとも上記排出口の径よりも細かく砕かなければならない。
【0005】
そこで、本発明は、上述した従来の装置が有する課題を解決するために提案されたものであって、フレキシブルコンテナバッグ内に収納された粉粒体が塊状化されている場合であっても、自動的に該フレキシブルコンテナバッグから粉粒体を排出することができ、作業者がフレキシブルコンテナバッグの内部で塊状化した粉粒体を外側から砕く等の作業を必要としない新規なフレキシブルコンテナバッグからの粉粒体排出装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の課題を解決するために提案されたものであって、第1の発明(請求項1記載の発明)は、粉粒体が内部に収納され下面には筒状の排出部が形成されてなるフレキシブルコンテナバッグから排出される粉粒体が収容される容器本体と、この容器本体の中央に形成され上記フレキシブルコンテナバッグの下側から上記排出部内を通過し該フレキシブルコンテナバッグ内に臨まされる第1の攪拌部と、上記容器本体内に落下した粉粒体を攪拌する第2の攪拌部と、を備えてなり、上記容器本体の底面には開口部が形成され、この開口部内の粉粒体を攪拌する第3の攪拌部が形成されてなるとともに、上記開口部の上方には、上記第3の攪拌部の駆動により飛散した粉粒体が衝突する水平衝突板部が配設されてなることを特徴とするものである。
【0007】
この第1の発明では、フレキシブルコンテナバッグが上方から下降させられると、上記第1の攪拌部がフレキシブルコンテナバッグの排出口から該フレキシブルコンテナバッグ内に臨まされることにより、フレキシブルコンテナバッグに収納され塊状化された粉粒体は、砕かれるとともに上記排出口から落下して上記容器本体内に収容され、この容器本体内に落下した小さな塊状化された粉粒体は、第2の攪拌部により攪拌され、さらに細かくされる。したがって、この第1の発明によれば、フレキシブルコンテナバッグ内に収納された粉粒体が塊状化されている場合であっても、自動的に該フレキシブルコンテナバッグから粉粒体を排出することができ、作業者がフレキシブルコンテナバッグの内部で塊状化した粉粒体を外側から砕く等の作業を必要としない。さらに、この発明によれば、容器本体内において、第2の攪拌部で攪拌された粉粒体は、上記開口を介して第3の攪拌部によりさらに攪拌される。このとき、上記第3の攪拌部の上方には、水平衝突板部が配設され、該第3の攪拌部の駆動により飛散した小さな塊状の粉粒体は、この水平衝突板部に衝突しさらに細かく砕かれる。すなわち、この第3の攪拌部によれば、塊状の粉粒体は、細かく砕かれるとともに、該第3の攪拌部により砕かれず飛散した小さな塊状の粉粒体は、上記水平衝突板部に衝突することにより、或いは、該第3の攪拌部と水平衝突板部とを往復動を繰り返すことによって、それまで細かく砕かれなかった塊状の粉粒体を一層細かく(粒子単体となるように)することが可能となる。
【0008】
また、第2の発明(請求項2記載の発明)は、上記第1の発明において、前記開口部は、円形状に成形されてなるとともに、前記第3の攪拌部は、粉粒体が収容される円形状の収容部と、この収容部内で回転する回転羽根とを備え、上記開口部と上記収容部とは同一の径とされてなることを特徴とするものである。
【0009】
この第2の発明では、上記塊状化された粉粒体が流入する開口部と上記収容部とは同一の径とされてなることから、第3の攪拌部で攪拌し得る最大限の大きさに塊状化された粉粒体を攪拌し、前記水平衝突板部と共働して該塊状化された粉粒体を効率良く細かくすることができる。
【0010】
【0011】
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態に係るフレキシブルコンテナバッグからの粉粒体排出装置(排出装置という。)について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0017】
この排出装置1は、図1に示すように、容器本体2と、この容器本体2の底板部2aから上方に起立した回転軸3とを備えている。上記容器本体2は、略円盤状に成形された底板部2aと、この底板部2aの外周から起立してなる円筒状の側板部2bと、この側板部2bの上端から外側に向いて形成されてなるフランジ部2cとを備えている。そして、上記底板部2aには、円形状の開口(符号は省略する。)が形成され、また、上記側板部2bには、後述する開閉扉により開閉される図示しない開口が形成されている。また、上記側板部2bの上端側内周には、図2に示すように、第1乃至第4の支持部材4・・・7が固定されている。これら第1乃至第4の支持部材4・・・7は、上記側板部2bの内周面に固定された固定板4a・・・7aと、この固定板4a・・・7aの先端に溶接され上端側から下端側に亘って上記容器本体2の中心方向に近づくように傾斜してなる支持板4b・・・7bとから構成されている。
【0018】
そして、上記容器本体2の底板部2aの中心からは、上述のように、回転軸3が起立しており、この回転軸3の下端は上記容器本体2の下側に固定された第1の駆動モータ8に連結されている。また、上記回転軸3の上端側周面は、上方に亘って徐々に径が細くなるようにテーパ面3aが形成され、このテーパ面3aには、第1乃至第4の攪拌羽根9・・・12(図2参照)が固定されている。これら第1乃至第4の攪拌羽根9・・・12は、それぞれ同一形状に成形されてなるものであって、上端側から下端側中途部に亘って徐々に幅広となされるとともに該下端側中途部から下端側に亘って徐々に幅狭に成形されている。なお、上記第1乃至第4の攪拌羽根9・・・12は、本発明を構成する第1の攪拌部である。また、上記回転軸3の下端側中途部には、大径部3bが形成されている。
【0019】
そして、上記回転軸3の下端側中途部に形成された上記大径部3bには、図2に示すように、上記容器本体2の底板部2a上を回転する第5乃至第8の攪拌羽根13・・・16が設けられている。これら第5乃至第8の攪拌羽根13・・・16は、本発明を構成する第2の攪拌部であり、これら第5乃至第8の攪拌羽根13・・・16の先端は、上記容器本体2の側板部2bの内周面近傍に位置している。
【0020】
また、上記容器本体2の底板部2aの下面には、図1に示すように、高速攪拌装置17が固定されている。この高速攪拌装置17は、図3に示すように、上部に円形状の開口(符号は省略する。)を有する攪拌容器18と、この攪拌容器18の中心に位置する攪拌軸19と、この攪拌軸19を回転駆動する第2の駆動モータ20を備えている。上記攪拌容器18は、上記容器本体2の底板部2aに形成された図示しない円形状の開口と同一の径を有してなるものであり、この高速攪拌装置17は、この容器本体2の底板部2aに形成された図示しない開口と上記攪拌容器18の開口とが連通する状態で固定されている。また、上記第2の駆動モータ20は、上記攪拌容器18の下面に固定板21を介して固定されてなるものであり、上記攪拌軸19は、この第2の駆動モータ20の駆動軸である。
【0021】
そして、上記攪拌軸19には、図3及び図4に示すように、キャップ22が固定され、このキャップ22の下端側には、上記容器本体2の底板部2aに形成された図示しない円形状の開口と略同じ外径に成形された回転盤23が固定されている。そして、図4に示すように、この回転盤23の上面には、第9乃至第12の攪拌羽根24・・・27が固定されている。これら第9乃至第12の攪拌羽根24・・・27は、本発明を構成する第3の攪拌部であり、それぞれ図3に示すように、長方形状に成形されてなるものであるとともに、上記攪拌軸19から放射方向に長さを有している。また、上記攪拌容器18の側方には、排出管路部28が形成されている。この排出管路部28は、上記攪拌容器18と連通してなるものであり、図4に示すように、上面は閉塞板部29により閉塞され、下端には、図示しない管路と接続されるフランジ部28aが形成されている。
【0022】
そして、上記容器本体2内であって、上述のように構成された高速攪拌装置17の攪拌容器18の上方には、図1に示すように、衝突部材31が設けられている。この衝突部材31は、本実施の形態に係る排出装置1においては、上記容器本体2に設けられた開閉扉32に固定されている。この開閉扉32は、上記容器本体2の側板部2bに形成された開口を開閉するものであって、図2に示すように、該側板部2bの外周面に固定された支持部2dにより回動自在に支持されている。なお、この開閉扉32の外側には、該開閉扉32を開閉操作する際に作業者が把持する把持部32aが形成されている。また、上記衝突部材31は、図1に示すように、円盤状に成形された水平衝突板部31aと、この水平衝突板部31aの周端から上方に立ち上がり図2に示すように平面視において三角形が形成されるように変形され上記開閉扉32の内側に固定されてなる側板部31bとから構成されてなるものであって、内部は空洞とされてなるものである。
【0023】
また、この排出装置1には、容器本体2の開口を上方から閉塞する蓋体33を備えている。この蓋体33は、円盤状に成形された蓋本体34と、この蓋本体34の上面の中央に溶接され該蓋本体34よりも小径に成形された円盤状の補強板35とを備えている。なお、上記蓋体33の裏面の中央には、上記回転軸3の上端側が挿入される図示しない凹部が形成されている。また、上記蓋体33を構成する上記補強板35の上面には、図示しないクレーンのフックFに掛止されるベルト36が固定され、上記蓋本体34の下面には、フレキシブルコンテナバッグBに設けられた把手Hが掛止される複数のフック37が固定されている。なお、上記蓋体33は、鉄又はステンレススチール等の金属板に上記回転軸3の上端側が挿入される図示しない凹部が形成されたのもであっても良い。
【0024】
以下、上述した排出装置1の動作について説明する。先ず、図1に示すように、フレキシブルコンテナバッグBの把手Hに上記フック37を掛止させるとともに、上記クレーンの駆動により該フレキシブルコンテナバッグBを吊り下げた状態で、上記排出装置1の上方まで移動させる。そして、それまで紐等により閉塞されていたフレキシブルコンテナバッグBの排出部Gを開放させるとともに、該排出部Gを上記回転軸3の上端側に被せる。こうした作業により、上記フレキシブルコンテナバッグB内に収納されていた粉粒体は、上記排出部Gを通って、上記容器本体2内に落下する。このとき、粉粒体が上記フレキシブルコンテナバッグB内で塊状化されている場合には、一部の粉粒体を除いて落下することはない。そして、上記排出装置1を駆動させ、上記第1及び第2の駆動モータ8,20の駆動を開始させ、次いで、上記図示しないクレーンを駆動させフレキシブルコンテナバッグBを徐々に下降させる。すると、このフレキシブルコンテナバッグBの内部で塊状化されていた粉粒体Pは、上記第1乃至第4の攪拌羽根9・・・12により強制的に砕かれ、図5に示すように、上記排出部Gを通過して容器本体2内に落下する。
【0025】
なお、このようにフレキシブルコンテナバッグBを下降させ、該フレキシブルコンテナバッグB内に回転軸3が挿入されても、内部で塊状化した粉粒体Pと上記第1乃至第4の攪拌羽根9・・・12が接触することなく空回りしている場合であっても、さらに該フレキシブルコンテナバッグBが下降され上記第1乃至第4の支持部材4・・・7上に載置されると、これら第1乃至第4の支持部材4・・・7を構成する支持板4b・・・7bは、上述したように、上端側から下端側に亘って上記容器本体2の中心方向に近づくように傾斜してなることから、フレキシブルコンテナバッグB内部の塊状化した粉粒体は上記回転軸3方向に移動させられる。したがって、図6に示すように、上記蓋体35により上記容器本体2の開口が閉塞されるまでフレキシブルコンテナバッグB(図6には図示していない。)を下降させると、該フレキシブルコンテナバッグB内に収納されていた粉粒体Pは全て上記排出部Gを通過して容器本体2内に落下する。
【0026】
そして、このように容器本体2内に落下した粉粒体Pは、上記第5乃至第8の攪拌羽根13・・・16により攪拌される。したがって、この容器本体2内に落下した粉粒体Pが未だ塊状化されている場合には、これら第5乃至第8の攪拌羽根13・・・16によりさらに砕かれる。そしてさらに、これら第5乃至第8の攪拌羽根13・・・16の駆動により、上記容器本体2内の粉粒体Pは、該容器本体2の底板部2aに形成された図示しない開口を通過して、上記高速攪拌装置17を構成する攪拌容器18内に流入する。この攪拌容器18内に流入した粉粒体は、上記第2の駆動モータ20の駆動により高速回転する上記第9乃至第12の攪拌羽根24・・・27により、さらに細かく砕かれる。このとき、上記高速攪拌装置17の上方には、上記衝突部材31を構成する水平衝突板部31aが位置していることから、上記第9乃至第12の攪拌羽根24・・・27により飛散した(塊状化された)粉粒体は、上記水平衝突板部31aに衝突し、再度上記攪拌容器18内に戻される。すなわち、この排出装置1によれば、上記攪拌容器18内に流入した粉粒体の中に塊状化した粉粒体が含まれている場合には、上記高速攪拌装置17の駆動及び該高速攪拌装置17と上記水平衝突板部31aとの共働により、完全に粉粒体の粒子毎に分離される。なお、このように分離された粉粒体Pは、上記排出管路部28内に流入し、該排出管路28に接続された図示しない管路を介して他所に移送される。
【0027】
このように、上述した実施の形態に係る排出装置1によれば、フレキシブルコンテナバッグB内に収納された粉粒体Pが塊状化されている場合であっても、自動的に該フレキシブルコンテナバッグBから粉粒体Pを排出することができ、作業者がフレキシブルコンテナバッグBの内部で塊状化した粉粒体Pを、該フレキシブルコンテナバッグBの外側から砕く等の作業を必要としない。しかも、この排出装置1によれば、フレキシブルコンテナバッグBから容器本体2内に落下した粉粒体P内に塊状化された粉粒体Pが含まれている場合には、この塊状化した粉粒体Pを粒子毎に分離させることができることから、その後の粉粒体Pの移送を含めた後処理に支障を来たすことがない。
【0028】
なお、上記実施の形態に係るフレキシブルコンテナバッグからの粉粒体排出装置1では、第1乃至第4の攪拌羽根9・・・12を構成要素とし、これら第1乃至第4の攪拌羽根9・・・12は、本発明を構成する第1の攪拌部であるが、本発明の構成要素である第1の攪拌部は、このように4つの攪拌羽根9・・・12からなる必要はなく、その数は特に限定されるものではないとともに、少なくとも、攪拌することによりフレキシブルコンテナバッグB内の塊状化した粉粒体Pを外部に排出することができるものであれば、上述したように羽根(符号は省略する。)からなるものである必要はない。また、上記第5乃至第8の攪拌羽根13・・・16は、本発明を構成する第2の攪拌部であるが、この第2の攪拌部に関しても、このように4つの攪拌羽根13・・・16からなる必要はなく、その数は特に限定されるものではない。
【0029】
【発明の効果】
前述した本発明の一実施の形態の説明からも明らかなように、本発明(請求項1記載の発明)では、フレキシブルコンテナバッグが上方から下降させられると、上記第1の攪拌部がフレキシブルコンテナバッグの排出口から該フレキシブルコンテナバッグ内に臨まされることにより、フレキシブルコンテナバッグに収納され塊状化された粉粒体は、砕かれるとともに上記排出口から落下して上記容器本体内に収容され、この容器本体内に落下した小さな塊状化された粉粒体は、第2の攪拌部により攪拌され、さらに細かくされる。したがって、この第1の発明によれば、フレキシブルコンテナバッグ内に収納された粉粒体が塊状化されている場合であっても、自動的に該フレキシブルコンテナバッグから粉粒体を排出することができ、作業者がフレキシブルコンテナバッグの内部で塊状化した粉粒体を外側から砕く等の作業を必要としない。さらに、この発明によれば、容器本体内において、第2の攪拌部で攪拌された粉粒体は、上記開口を介して第3の攪拌部によりさらに攪拌される。このとき、上記第3の攪拌部の上方には、水平衝突板部が配設され、該第3の攪拌部の駆動により飛散した小さな塊状の粉粒体は、この水平衝突板部に衝突しさらに細かく砕かれる。すなわち、この第3の攪拌部によれば、塊状の粉粒体は、細かく砕かれるとともに、該第3の攪拌部により砕かれず飛散した小さな塊状の粉粒体は、上記水平衝突板部に衝突することにより、或いは、該第3の攪拌部と水平衝突板部とを往復動を繰り返すことによって、それまで細かく砕かれなかった塊状の粉粒体を一層細かく(粒子単体となるように)することが可能となる。
【0030】
また、第2の発明(請求項2記載の発明)では、上記塊状化された粉粒体が流入する開口部と上記収容部とは同一の径とされてなることから、第3の攪拌部で攪拌し得る最大限の大きさに塊状化された粉粒体を攪拌し、前記水平衝突板部と共働して該塊状化された粉粒体を効率良く細かくすることができる。
【0031】
【0032】
【0033】
【図面の簡単な説明】
【図1】フレキシブルコンテナバッグからの粉粒体排出装置と、フレキシブルコンテナバッグとを一部破断して示す正面図である。
【図2】図1に示すフレキシブルコンテナバッグからの粉粒体排出装置の平面図である。
【図3】高速攪拌装置を示す正面図である。
【図4】高速攪拌装置を示す平面図である。
【図5】フレキシブルコンテナバッグから容器本体内に粉粒体が落下した状態を示す正面図である。
【図6】蓋体により容器本体の開口が閉塞された状態を示す正断面図である。
【符号の説明】
1 フレキシブルコンテナバッグからの粉粒体排出装置
2 容器本体
3 回転軸
4・・・7 1乃至第4の支持部材
9・・・12 第1乃至第4の攪拌羽根
13・・・16 第5乃至第8の攪拌羽根
17 高速攪拌装置
24・・・27 第9乃至第12の攪拌羽根
31 衝突部材
31a 水平衝突板部
B フレキシブルコンテナバッグ
G 排出部
P 粉粒体
Claims (2)
- 粉粒体が内部に収納され下面には筒状の排出部が形成されてなるフレキシブルコンテナバッグから排出される粉粒体が収容される容器本体と、この容器本体の中央に形成され上記フレキシブルコンテナバッグの下側から上記排出部内を通過し該フレキシブルコンテナバッグ内に臨まされる第1の攪拌部と、上記容器本体内に落下した粉粒体を攪拌する第2の攪拌部と、を備えてなり、
上記容器本体の底面には開口部が形成され、この開口部内の粉粒体を攪拌する第3の攪拌部が形成されてなるとともに、上記開口部の上方には、上記第3の攪拌部の駆動により飛散した粉粒体が衝突する水平衝突板部が配設されてなることを特徴とするフレキシブルコンテナバッグからの粉粒体排出装置。 - 前記開口部は、円形状に成形されてなるとともに、前記第3の攪拌部は、粉粒体が収容される円形状の収容部と、この収容部内で回転する回転羽根とを備え、上記開口部と上記収容部とは同一の径とされてなることを特徴とする請求項1記載のフレキシブルコンテナバッグからの粉粒体排出装置。
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