JP2003071262A - 分散装置 - Google Patents

分散装置

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JP2003071262A JP2001264460A JP2001264460A JP2003071262A JP 2003071262 A JP2003071262 A JP 2003071262A JP 2001264460 A JP2001264460 A JP 2001264460A JP 2001264460 A JP2001264460 A JP 2001264460A JP 2003071262 A JP2003071262 A JP 2003071262A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベッセル内のメディアを均一に撹拌すること
ができると共に、撹拌時の剪断力を高めることで、分散
効率が高く品質の一定した分散を行うことのできる分散
装置を提供する。 【解決手段】 ベッセル2内の軸線方向に挿入され、ベ
ッセル2内で回転するシャフト3の外周面に、シャフト
2の軸線方向に所定の長さを有する板状体から成るブレ
ード28を、前記シャフト3の外周方向に突出し、前記
ブレード28の形成位置の外周に位置する前記ベッセル
2の内壁面に、前記シャフト3の軸線方向に所定の長さ
を有する板状体のフィン29を、前記ブレード28と接
触しない突設長さで前記ベッセル2内周方向に突設す
る。シャフト3の軸線方向に所定の長さを有するブレー
ド28は、シャフト3の回転時にベッセル2内のメディ
ア4を好適に撹拌することができると共に、ベッセル2
内壁に形成されたフィン29は、ブレード28の回転に
より撹拌されシャフト3の回転方向に移動しようとする
メディア4に対する抵抗となり発生する剪断力が拡大し
て分散効率が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流動体ないしは半
流動体である配合物を、ガラスビーズ、セラミックビー
ズ、鋼球等の分散媒体(以下、「メディア」という。)
と共に撹拌して分散する分散装置に関し、より詳細に
は、分散の対象となる配合物を、前記メディアが投入さ
れ、かつ撹拌されている円筒状容器であるベッセル内を
通過させることにより、撹拌されたメディア間で生じた
剪断力により、前記配合物を分散する分散装置に関す
る。
【0002】なお、本明細書において「配合物」とは、
二種以上の原料の混合物をいい、「分散」には、撹拌な
いしは混合をも含む。
【0003】
【従来技術】固形物を含む組成物の製造において、この
固形物を各粒子の単体に分散することが、塗料やイン
キ、薬品の製造、その他各種物品の製造分野において行
われている。
【0004】一例として、塗料やインキ等の固形物を含
む塗料組成物の製造を例に説明すれば、この組成物の製
造は、例えば、樹脂ワニスと顔料を混合してペーストを
得る前練り工程、前記前練り工程により得られたペース
トを分散装置により分散して樹脂ワニス中に顔料を均一
に分散したミルベースを得る分散工程、前記分散工程に
より得られたミルベースをデイゾルバー等により溶剤、
樹脂ワニス、必要に応じて添加剤と混合・溶解する溶解
工程を経て製造される。
【0005】前述のうちの分散工程は、製造された塗料
中に顔料粒子の単体が凝集して形成された二次粒子が含
まれる場合、このような塗料を塗布して得られた塗布面
はざらついたものとなり美しい塗布面とすることができ
ないことから、前練り工程により得られたペースト中に
残っている顔料粒子の二次粒子を単体粒子に分散するた
めに行われるものである。
【0006】このような分散工程において、分散をより
効率的に行うためにメディアを利用した分散装置であっ
て、前練り工程により得られたペーストを連続して分散
することができる分散装置として、サンドグラインドミ
ルがある。
【0007】このサンドグラインドミルは、図6に示す
ように例えば直径2〜3mm程度のガラスビーズをメディ
アとして入れた縦形のベッセル2と、このベッセル2内
で回転するシャフト3を備え、このシャフト3には、所
定間隔でシャフトの外周方向に突出する円盤状のディス
ク50から成る撹拌部材が設けられている。
【0008】このベッセル2の下端には、前練り工程に
より得られたペーストをベッセル内に導入するための導
入口24を設けると共に、ベッセル2の上方には分散が
完了したミルベースを排出するための排出口25を設
け、さらにこの排出口25より排出されるミルベースか
らメディアを分離するための分離手段26たるスクリー
ンが設けられている。
【0009】なお、図6に示すサンドグラインドミルに
あっては、ベッセル2の外周を所定の間隔を介してジャ
ケット5により包囲し、ベッセル2の外壁面とジャケッ
ト5の内壁面間に形成された空間に冷却媒体の流路51
を形成し、この流路51内に例えば冷却水等の冷却媒体
を導入することにより、分散の際に生じた熱をこの冷却
媒体との熱交換で冷却できるよう構成されている。
【0010】このように構成されたサンドグラインドミ
ルにおいて、ベッセル2内でシャフト3を回転させる
と、シャフト3に設けられた撹拌部材(ディスク50)
の回転によりメディアがベッセル2内で高速運動し、こ
のメディアの剪断力により導入口24から導入されたペ
ーストが分散される。
【0011】このようにしてペーストの分散により得ら
れたミルベースは、ベッセル2内を上方に移動し、スク
リーン26を介してメディアが分離された後、排出口2
5を介して排出され、溶融工程等の後工程に送られる。
【0012】なお、このように形成されたサンドグライ
ンドミルの改良型として、ベッセルを横型にしたサンド
グラインドミルも存在し、前述の縦型のサンドグライン
ドミルに比較して洗浄性等が向上されている等の有利な
点を有している。
【0013】また、メディアを使用した別の分散装置の
例としては、図7に示すようにモータ等の駆動源により
回転されるシャフト3の先端に撹拌部材としてピン状の
撹拌翼50’を取り付けると共に、この撹拌翼50’の
外周を、少なくとも側壁に小孔やスリット等の開孔7が
形成された篭体状のベッセル2で囲んで分散装置1と成
し、この分散装置1のベッセル2内にメディアを投入す
ると共にこれを撹拌槽8内に充填された配合物中に没
し、この状態においてベッセル2内で撹拌羽根50’を
回転させることによりメディアを撹拌し、前記配合物内
の固形物の大きな粒子は前記ベッセル2内で撹拌された
メディアにより生じる剪断力により砕かれて微細化し、
微細化した顔料粒子はベッセル2の側壁等に設けられた
開孔7から流出し、撹拌槽8内を対流して再度ベッセル
2の上方から導入口24’を介してベッセル2内に流入
してさらに細かく砕かれて分散されるよう構成されてい
る(例えば、特開2000−350930号公報参
照)。
【0014】このように形成された分散装置はバッチ式
である点で、前述のサンドグラインドミルのように連続
して導入されたペーストを分散することができるもので
はないが、前述の分散工程と溶解工程を同時に行うこと
ができるという作業性の良さを備えており、用途に応じ
てこれらの分散装置が選択して使用されている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】前述のように構成され
た分散装置において、ベッセル内におけるメディアの撹
拌により生じる剪断力により、メディア間に配合物を通
過させることによりこれを好適に分散することができる
ものとなっている。
【0016】しかし、従来技術において説明したよう
に、メディアの撹拌をシャフトに設けられたディスクか
ら成る撹拌部材にて行う分散装置にあっては、平板状に
形成されたディスクはメディアと接触した際の抵抗が少
なく、そのためにメディアを撹拌する力が弱く、このメ
ディアの撹拌により生じる剪断力も弱いものとなってい
る。
【0017】また、ディスク周辺においては、メディア
は比較的撹拌され易いものの、ディスクとディスクとの
間には一般に100mm前後の間隔が設けられているため
に、このディスクの間隔にあるメディアはこのディスク
によっては撹拌され難い。そのため、ベッセル内の空間
全てが有効に分散に使用されておらず、分散効率が悪
い。
【0018】一方、前述のようなディスクによらず、シ
ャフトに設けたピンを撹拌羽根としてこれによりメディ
アを撹拌するよう構成した分散装置にあっては、回転す
るピンと衝突したメディアを回転外周方向に弾き飛ばす
ことができ、これによりメディアを撹拌すことができ
る。
【0019】しかし、このようにピンとの衝突によりメ
ディアが弾かれるとしても、このメディアの運動方向は
円周方向で一定であり、剪断力が弱い。
【0020】また、ピンの先端(ベッセル側)に対して
ピンの根本(シャフト側)は移動速度が遅いために、ピ
ンの根本部分において生じる剪断力は弱いものとなる。
【0021】そのために、ベッセルの中央付近を通過し
て分散された配合物と、壁面近傍を通過した分散された
配合物とで、分散後の状態にむらができるという問題を
有している。
【0022】そこで、本発明は上記従来技術における欠
点を解消するためになされたもので、ベッセル内に投入
されたメディアを均一に撹拌することができ、従ってベ
ッセル内の全空間を分散に使用することができると共
に、メディアの撹拌により生じる剪断力を高めることの
できる構成を備えることにより、分散効率が高く、従っ
て従来の分散装置に比較して小型化が可能であると共
に、品質の一定した分散を行うことのできる分散装置を
提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の分散装置1は、配合物が通過する円筒状容器
であるベッセル2と、前記ベッセル2内の軸線方向に挿
入されて前記ベッセル2内で回転するシャフト3を備
え、前記ベッセル2内に位置して前記シャフト3の外周
面より外周方向に突設された撹拌部材により、前記ベッ
セル2内に投入された分散媒体(メディア4)を撹拌し
て前記ベッセル2内を通過する配合物を分散可能とした
分散装置1において、前記撹拌部材を、該シャフト3の
軸線方向に所定の長さを有する板状のブレード28によ
り形成すると共に、前記ブレード28の形成位置の外周
に位置する前記ベッセル2の内壁面に、前記シャフト3
の軸線方向に所定の長さを有する板状のフィン29を、
前記ブレード28と接触しない突設長さで前記ベッセル
2の内周方向に突設したことを特徴とする(請求項
1)。
【0024】前述の分散装置1において、前記ベッセル
2内に位置する前記シャフト3の軸線方向における所定
の範囲を前記ブレード28の形成域31と成し、このブ
レード28の形成域31に、該ブレード28の形成域と
同一長さの複数枚のブレード28を、前記シャフト3を
円周方向に等角度で分割する位置に設けることもできる
(請求項2)。
【0025】また、前記ブレード28の形成域31を所
定長さに等分して複数のブレード形成区分31a,31
b,31c,31d,31eに区画し、前記各ブレード
形成区分31a,31b,31c,31d,31e内に
それぞれ該ブレード形成区分と同一長さを有する複数枚
のブレードを、前記シャフト3を円周方向で等角度で区
分する位置に設けても良い(請求項3)。
【0026】前述のフィン29は、前記ブレード28の
形成域31の外周に位置する前記べッセル2の内壁面を
前記フィン29の形成域211と成し、該フィン29の
形成域211と同一長さの複数枚の前記フィン29を、
前記ベッセル2の内壁面を円周方向に等角度で分割する
位置に設けることもできる(請求項4)。
【0027】また、前記フィン29の形成域211を所
定長さに等分して複数のフィン形成区分211a,21
1b,211c,211d,211eに区画し、前記各
フィン形成区分内にそれぞれ該フィン形成区分と同一長
さを有する複数枚のフィンを、前記ベッセル2の内壁面
を円周方向で等角度で区分する位置に設けることもでき
る(請求項5)。
【0028】なお、前記ブレードの形成域31は、前記
ベッセル2内に対する前記シャフト3の挿入長さと略等
しい長さとすることができる(請求項6)。
【0029】また、前記フィン29の突出方向先端と、
前記ブレード28の突出方向先端とが最も近接した位置
にあるときの両者間の間隔を、前記ベッセル2内に投入
される分散媒体の粒径の6〜15倍とすることが好まし
い(請求項7)。
【0030】なお前述の各構成は、所謂「サンドグライ
ンドミル」の構成に適用することができ、この場合には
前記ベッセル2が密封構造を有すると共に、前記ベッセ
ル2の一端寄りに配合物の導入口24を形成すると共
に、他端寄りに分散後の配合物を排出する排出口25を
設けると共に、前記排出口25を介して排出される配合
物を、前記排出口25を通過する前に通過させて分散媒
体4を捕集するスクリーン、その他の分離手段26を前
記ベッセル2内の前記排出口25に近接した位置に設け
る(請求項8)。
【0031】また、前述の各構成は、前記ベッセル2
が、軸線方向を上下方向と成すと共に少なくとも下部側
壁に多数の開孔7が形成された円筒体21の上下開口を
それぞれ蓋板23及び底板22で被蓋して形成されて成
る籠状を成し、前記蓋板23に挿孔を形成して該挿孔を
介して前記シャフト3を前記ベッセル2内に挿入すると
共に、前記シャフト3の外周と前記挿孔の内周間の間隔
に前記配合物の導入口24’を形成して成り、配合物が
充填された撹拌槽8内に前記ベッセル2を没入すること
により前記配合物が前記ベッセル2内を通過可能である
ことを特徴とする(請求項9)。
【0032】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施形態につき、添
付図面を参照しながら以下説明する。
【0033】なお、以下の実施形態にあっては、本発明
の分散装置1をシャフト3の軸線方向を上下方向として
使用する、所謂「縦型」の例について説明し、シャフト
3の軸線方向を水平方向とした所謂「横型」についての
構成例についてはその説明を省略するが、本発明の分散
装置1の構成は、これを前述の「横型」の分散装置に採
用することもできる。
【0034】図1において、2はベッセルであり、例え
ばステンレス鋼等の金属板により形成された円筒体21
を、その軸線方向を垂直方向として配置して、その上下
開口部をそれぞれ底板22及び蓋板23で被蓋して形成
された円筒状の容器である。
【0035】このベッセル2の底板22のいずれかの位
置、例えば図1に示す実施形態にあっては底板周縁近傍
に位置して所定サイズの開孔を形成し、この開孔を導入
口24として分散対象となる配合物である、例えば前練
り工程により得られたペーストをベッセル2内に導入可
能としている。なお、この導入口24は、ベッセル2内
に投入されたメディア4を抜き取る際の抜き取り孔とし
ても使用することができる。
【0036】このベッセル2は、従来技術として説明し
た図6に示すサンドグラインドミルと同様にその外周を
ジャケット5で包囲して、ベッセル2の外周とジャケッ
ト5の内周間に形成された隙間に、冷却媒体の流路51
を形成し、この冷却媒体の流路51内に冷却水、その他
の冷却媒体を導入可能としている。
【0037】蓋板23により被蓋されたベッセル2の上
端部には、導入されたペーストがベッセル2内を通過し
て分散されることにより得られたミルベースを機外に排
出するための排出口25が形成されている。図1に示す
実施形態にあっては、この排出口25を円筒部21の上
端に位置して形成しているが、この排出口25は前述の
蓋板23に形成しても良い。
【0038】この排出口25の近傍に位置してベッセル
2内には、排出されるミルベース中に混入するメディア
を分離するためのスクリーン、その他の分離手段26が
設けられており、この分離手段26を通過する際にミル
ベース中のメディアが分離され、メディアがミルベース
と共に機外に排出されることが防止されている。
【0039】前述の蓋板23の中央には、シャフト3を
回転自在に挿入するための開口27が形成されていると
共に、ベッセル2内にはこの開口27を貫通して、図示
せざるモータ等の駆動源により回転されるシャフト3が
挿入されると共に、この開口27とシャフト3間の隙間
は、シール材によりシールされて、ベッセル2内は密封
された液密の状態とされている。
【0040】ベッセル2内に挿入されたシャフト3に
は、ベッセル2内で回転してベッセル2内に投入された
メディア4を撹拌するための撹拌部材として、ブレード
28が取り付けられている。図1に示す実施形態にあっ
ては、このブレード28はシャフト3の外周に直接設け
られているが、このブレード28は、図3に示すように
シャフト3の外周に取り付けられた円柱状のロータ6を
介してシャフト3に取り付けても良い。
【0041】このブレード28は、ベッセル2内に投入
されたメディア4との接触面積を増大させてメディア4
を確実に撹拌することができるよう、シャフト3の軸線
方向に所定の長さを以て形成されていると共に、シャフ
ト3の外周を等角度で分割する位置に複数設けられてい
る。
【0042】図1〜図3に示す実施形態にあっては、ベ
ッセル2内に挿入されている部分のシャフト3の略全長
を、ブレード28が形成されるシャフト3上の領域範囲
であるブレードの形成域31とすると共に、このブレー
ド形成域31の外周面に、ブレード形成域31と同一長
さを有する6枚のブレード28を、ロータの外周を60
゜の等角度で6等分する位置に設けている。
【0043】なお、図1及び図2(A)に示す実施形態
にあっては、このブレード28をシャフト3のブレード
形成域31と同一長さに形成した例について説明した
が、形成するブレード28は、シャフト3のブレード形
成域31と必ずしも同一長さを有するものとする必要は
なく、例えば図4(A)に示すように、ブレード形成域
31を長さ方向に等間隔で分割して複数のブレード形成
区画31a,31b,31c,31d,31eを形成
し、各ブレード形成区画31a,31b,31c,31
d,31e毎にブレードを設けるよう構成しても良い。
【0044】図4(A)に示す実施形態にあっては、各
ブレード形成区画31a,31b,31c,31d,3
1e毎に3枚のブレードを、シャフトの外周を120゜
の等角度で分割する位置に設けていると共に、一のブレ
ード形成区画と、これに隣接する別のブレード形成区画
におけるブレードの形成間隔を、シャフトの回転方向に
1/2周期位相させている。
【0045】従って、図4(A)及び図4(B)に示す
例では、ブレード形成区画31a,31c,31eに形
成されたブレード28a,28c,28eは図4(B)
において重なる位置に設けられ、また、ブレード形成区
画31b,31dに設けられたブレード28b,28d
は、図4(B)において重なる位置に設けられている。
【0046】このブレード28(又は28a〜28e)
は、例えばシャフト3や、このシャフト3に取り付けら
れたロータ6と一体に形成しても良いが、分散作業の際
のメディア4との衝突により摩耗等が生じた際に容易に
交換することができるよう、シャフト3又はロータ6と
は別体に形成された板状体をこれらの外周に取り付けて
ブレード28(28a〜28e)とすることが好まし
い。
【0047】本実施形態にあっては、超硬工具等として
使用され、比較的摩耗が生じにくいタングステンカーバ
イト製の板体をシャフト3又はロータ6の外周に取り付
けてこれをブレード28(28a〜28e)としてい
る。
【0048】また、前述のブレード形成域31の外周に
位置するベッセル2の内壁面には、シャフト3の軸線方
向に所定の長さを以て形成されているフィン29が、ベ
ッセル2の内周方向に向かって前述のブレード28(2
8a〜28e)と接触しない位置迄突出形成されてお
り、前述のフィン29の回転により撹拌されて移動しよ
うとするメディアの移動を規制して、メディアの移動抵
抗を増大して撹拌の際に生じる剪断力を増大させてい
る。
【0049】このフィン29は、前述のブレード28に
よりシャフト3の回転方向に移動しようとするメディア
4に対して好適な抵抗を生じ、その移動を規制してブレ
ード28の撹拌により生じる剪断力が増強されるよう、
シャフト3の軸線方向に所定の長さを以て形成されてい
ると共に、べッセル2の内周面を円周方向に等角度で分
割する位置に複数枚設けられている。
【0050】図1〜図3に示す実施形態にあっては、シ
ャフト3のブレード形成域31の外周に位置するベッセ
ル2の内壁をフィンの形成域211と成し、このフィン
の形成域に、前記ブレード28と同一長さのフィン29
を、ベッセル2の内壁面を円周方向に60゜の等角度で
分割するよう6枚配置している。
【0051】なお、このフィンは、図4(A)に示すよ
うにフィンの形成域211を等間隔に分割して複数のフ
ィン形成区画211a〜211eに分割し、各フィン形
成区画211a,211b,211c,211d,21
1eに3枚のフィンを、ベッセル2の内周面を120゜
の等角度で分割する位置に設けると共に、一のフィン形
成区画と、これに隣接する別のフィン形成区画における
フィンの形成間隔を、シャフト3の回転方向に1/2周
期位相させている。
【0052】従って、図4(A)及び図4(B)に示す
例では、ブレード形成区画211a,211c,211
eに形成されたフィン29a,29c,29eは図4
(B)において重なる位置に設けられ、また、フィン形
成区画211b,211dに設けられたフィン29b,
29dは、図4(B)において重なる位置に設けられて
いる。
【0053】なお、図2(A)及び図2(B)にあって
は、ブレード形成域31と同一長さのブレード28と、
フィン形成域211と同一長さのフィン29とを組み合
わせた例を示し、また、図4(A)及び図4(B)にあ
っては、各ブレードの形成区画に分割して形成されたブ
レード28a〜28eと、各フィン形成区画211a〜
211eに分割して形成されたフィン29a〜29eの
組合せた例について説明しているが、ブレード形成域3
1の長さに形成されたブレード28と、各フィン形成区
画211a〜211eに分割して形成されたフィン29
a〜29eの構成を組み合わせて分散装置1を構成して
も良く、また、これとは逆に各ブレード形成区画31a
〜31eに分割して形成されたブレード28a〜28e
と、フィン形成域211の長さを有するフィン29とを
組み合わせて使用しても良い。
【0054】このフィン29(29a〜29e)は、ベ
ッセル2の円筒体21と一体的に形成されたものであっ
ても良いが、好ましくは前述のブレード28(28a〜
28e)と同様に、ベッセル2の円筒体21とは別体に
形成された、例えばタングステンカーバイト等の耐摩耗
性の優れた材質からなる板体をベッセル2の円筒体21
の内壁面に取り付けることにより設ける。
【0055】前述のブレード28(28a〜28e)の
シャフト3外周方向への突出長さと、フィン29(29
a〜29e)のベッセル2の中心方向に対する突出長さ
は、両者の突出長さ、及び使用されるメディア4の径と
の相対的な関係により決定され、好ましくは、ブレード
28(28a〜28e)の突出端がフィン29(29a
〜29e)の突出端と最も近接した回転位置にあると
き、ブレード28(28a〜28e)突出端とフィン2
9(29a〜29e)の突出端との間隔が、メディア4
の直径の6〜15倍の間隔となるようその突出長さを決
定する。
【0056】従って、例えばメディアとして直径3mmの
セラミックビーズ、ガラスビーズ、鋼球等を使用する場
合には、フィン29(29a〜29e)とブレード28
(28a〜28e)間の間隔が約30mm前後となるよう
その突出長さを決定する。
【0057】このフィン29(29a〜29e)とブレ
ード28(28a〜28e)間の間隔を、メディア4の直
径の5倍以下とすると、フィン29(29a〜29e)
とブレード28(28a〜28e)間の隙間にメディア4
が架橋した状態で詰まり易く、ブレード28(28a〜
28e)、フィン29(29a〜29e)及びメディア
4のいずれもが早期に摩耗してしまい好ましくない。
【0058】また、フィン29(29a〜29e)とブ
レード28(28a〜28e)の間隔が、使用するメディ
アの直径の15倍を超えると、ブレード28(28a〜
28e)の旋回により撹拌されたメディア4がフィン2
9(29a〜29e)による抵抗を受けることなくこの
隙間を容易に通り抜け、この部分に生じる剪断力が弱い
ものとなる。
【0059】以上のように構成された本発明の分散装置
1の作用について説明すると、2〜3mm程度のセラミッ
クビーズ、ガラスビーズ、鋼球、その他の硬質材料等か
ら成る球状のメディア4が投入されていると共に、シャ
フト3が回転するベッセル2内に、ベッセル2の底板2
2に形成された導入口24を介してポンプPを介してペ
ーストを導入すると、このペーストはベッセル2内に投
入されたメディア4間を通過して、ベッセル2の上部に
設けられた排出口25に向かって移動する。
【0060】このとき、ベッセル2内では、シャフト3
の回転に伴って、シャフト3の外周に取り付けられてメ
ディア4の撹拌部材であるブレード28が旋回してお
り、このブレード28により撹拌されて運動が与えられ
たメディア4に剪断力が生じるが、本発明の分散装置1
における撹拌部材であるブレード28は、シャフト3の
軸線方向に所定の長さを有するために、シャフト3の回
転方向と直交する方向に幅広に形成されているためメデ
ィア4を撹拌する能力が高い。
【0061】また、シャフト3の外周のいずれの位置の
メディア4をも、一定周期で撹拌することができるよ
う、例えばシャフト3のブレード形成域31の全長と同
一長さの板状体により形成する等、ブレード形成域31
の全域を網羅しているため、このブレード28(28a
〜28e)により撹拌されるメディア4は、ベッセル2
内の高さ方向のいずれの位置においても均一な剪断力を
生じている。そのため、ベッセル2内の空間が全ての位
置において分散に有効に使用されていることから、ペー
ストの分散能力が高いものとなっている。
【0062】また、ベッセル2の内壁より突出するフィ
ン29(29a〜29e)は、ブレード28(28a〜
28e)との衝突により運動が与えられてシャフト3の
回転方向と同一方向に移動しようとするメディア4の移
動を規制する抵抗となり、このフィン29(29a〜2
9e)により移動を規制されたメディア4と、ブレード
28(28a〜28e)によりシャフト3の回転方向に
移動するメディア4との衝突及び摩擦により生じる剪断
力は極めて強いものとなっている。
【0063】そのために、このような強い剪断力が生じ
ているメディア4間を通過するペーストは、好適に分散
されて本発明の分散装置1により発揮される分散性能は
極めて高い。
【0064】このように、本発明の分散装置1にあって
は、そのブレード28(28a〜28e)の形状及び配
置構成により、ベッセル2内のいずれの位置においても
均一な剪断力を生じさせることができることから、ベッ
セル2内を通過するペーストはいずれの位置を通過した
場合であってもむらなく分散され、また、フィン29
(29a〜29e)とブレード28(28a〜28e)
との組合せにより極めて高い剪断力を生じていることか
ら、分散性能が極めて高い。
【0065】その結果、従来の分散装置に比較してベッ
セル2の高さを低くして装置の小型化を図ることも可能
となる。
【0066】このようにして、メディア4間の剪断力に
よりペーストが分散されてミルベースとなった配合物
は、分離手段26を通過する際にミルベース中に含まれ
るメディア4が分離され、メディア4の分離されたミル
ベースが排出口25を介して機外に排出される。
【0067】また、分離されたメディア4は、ベッセル
2内に止まり、再度分散媒体として機能する。
【0068】以上、図1〜図4に示す実施形態にあって
は、本発明の分散装置を前述のようにベッセル2内に分
散対象となる配合物(ペースト)を、連続して導入しな
がら分散する、所謂「サンドグラインドミル」に適用す
る例について説明したが、本発明の構成は、このような
連続式の分散装置のみならず、従来技術において図7を
参照して説明したバスケット式の分散装置においても本
構成を採用することができる。
【0069】図5に示す分散装置1は、その基本構成に
ついては図7を参照して従来技術として説明した分散装
置と同様の構成であるが、従来の分散装置においては、
シャフト3に設けられていたピン50’によりメディア
4を撹拌していたのに代え、図6に示す分散装置1にあ
っては前述の図1〜図4に示す実施形態において説明し
たと同様のブレード28を備えると共に、バスケット状
のベッセル2内壁にフィンを取り付けた例である。
【0070】この分散装置1は、そのベッセル2の内・
外壁面間を貫通する穿孔、スリット等から成る多数の開
孔7が形成されていると共に、ベッセル2の上部を被蓋
する蓋板23には、シャフト3が挿入される開口27’
が形成され、この開口27’の内周とシャフト3の外周
間に形成された空間から、後述する配合物をベッセル2
内に導入する導入口24’が形成されている。
【0071】なお、ベッセル2の底板22に形成された
開孔52は、前述の図1〜図4に示す分散装置における
導入口のように分散対象とされる流体をベッセル2内に
導入するためのものではなく、洗浄等を行う際にベッセ
ル2内に投入されたメディア4を抜き取るために使用す
るものである。
【0072】このように形成された分散装置は、図5に
示すようにベッセル2内にメディア4を投入して分散の
対象となる配合物が充填された撹拌槽8内に没入すると
共に、シャフト3の回転によりブレード28をベッセル
2内で回転すると、ブレード28の回転により運動が与
えられたメディア4間のずり応力で凝集した顔料粒子等
の粒体を分散し、このようにして分散された配合物をベ
ッセル2側壁に形成された小孔やスリット等の開孔7か
ら流出させ、ベッセル2の下方に流出した配合物はベッ
セル2の下方に設けた液流動用羽根9の回転により、ベ
ッセル2上方に対流させ、再度蓋板23とシャフト3間
に形成された導入口24’を介してベッセル2内に導入
して分散を繰り返すことにより、配合物の分散が行える
よう構成したものである。
【0073】このような分散装置1において、前述の図
1〜図4に示した実施形態と同様の構成のブレード28
(28a〜28e)とフィン29(29a〜29e)と
を設けることにより、ベッセル2内に投入されたメディ
ア4を均等に撹拌することができ、ベッセル2内のいず
れの位置においても均一な剪断力を生じさせることがで
きると共に、ブレード28(28a〜28e)によりシ
ャフト3の回転方向に移動しようとするメディア4と、
この回転方向のメディア4の移動に対して抵抗となるフ
ィン29(29a〜29e)によりその移動が規制され
たメディア4の衝突により、極めて高い剪断力が生じ、
配合物の分散性能が向上する。
【0074】
【発明の効果】以上説明した本発明の構成により、ベッ
セル内に投入されたメディアを均一に撹拌することがで
き、従ってベッセル内の全空間を分散に有効に使用する
ことができると共に、メディアの撹拌により生じる剪断
力を高めることのできる構成を備えることにより、分散
効率が高く、従って従来の分散装置に比較して小型化が
可能であると共に、品質の一定した分散を行うことので
きる分散装置を提供することができた。
【0075】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示す分散装置の断面概
略図。
【図2】 分散装置のブレードとフィンの構成例を示す
概略断面図。
【図3】 ロータを備えた分散装置の構成を示す概略斜
視図。
【図4】 分散装置のブレードとフィンの別の構成例を
示す概略断面図。
【図5】 本発明の別の実施形態を示す分散装置の断面
概略図。
【図6】 従来の分散装置の概略断面図。
【図7】 従来の分散装置の概略断面図。
【符号の説明】
1 分散装置 2 ベッセル 21 円筒体 211 フィンの形成域 211a〜211e フィン形成区画 22 底板 23 蓋板 24,24’ 導入口 25 排出口 26 分離手段 27,27’ 開口 28 ブレード(撹拌部材) 29 フィン 3 シャフト 31 ブレードの形成域 31a〜31e ブレード形成区画 4 メディア(分散媒体) 5 ジャケット 51 流路(冷却媒体の) 50 撹拌部材(ディスク) 50’ 撹拌部材(ピン) 52 開孔(メディア抜き孔) 6 ロータ 7 開孔 8 撹拌槽 9 流動用はね

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配合物が通過する円筒状容器であるベッ
    セルと、前記ベッセル内の軸線方向に挿入されて前記ベ
    ッセル内で回転するシャフトを備え、前記ベッセル内に
    位置して前記シャフトの外周面より外周方向に突設され
    た撹拌部材により、前記ベッセル内に投入された分散媒
    体を撹拌して前記ベッセル内を通過する配合物を分散可
    能とした分散装置において、 前記撹拌部材を、該シャフトの軸線方向に所定の長さを
    有する板状のブレードにより形成すると共に、 前記ブレードの形成位置の外周に位置する前記ベッセル
    の内壁面に、前記シャフトの軸線方向に所定の長さを有
    する板状のフィンを、前記ブレードと接触しない突設長
    さで前記ベッセルの内周方向に突設したことを特徴とす
    る分散装置。
  2. 【請求項2】 前記ベッセル内に位置する前記シャフト
    の軸線方向における所定の範囲を前記ブレードの形成域
    と成し、このブレードの形成域に、該ブレードの形成域
    と同一長さの複数枚のブレードを、前記シャフトを円周
    方向に等角度で分割する位置に設けるたことを特徴とす
    る請求項1記載の分散装置。
  3. 【請求項3】 前記ベッセル内に位置する前記シャフト
    の軸線方向における所定の範囲を前記ブレードの形成域
    と成すと共に、該ブレードの形成域を所定長さに等分し
    て複数のブレード形成区分に区画し、前記各ブレード形
    成区分内にそれぞれ該ブレード形成区分と同一長さを有
    する複数枚のブレードを、前記シャフトを円周方向で等
    角度で区分する位置に設けたことを特徴とする請求項1
    記載の分散装置。
  4. 【請求項4】 前記ブレードの形成域の外周に位置する
    前記べッセルの内壁面を前記フィンの形成域と成し、該
    フィンの形成域と同一長さの複数枚の前記フィンを、前
    記ベッセルの内壁面を円周方向に等角度で分割する位置
    に設けたことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記
    載の分散装置。
  5. 【請求項5】 前記ブレードの形成域の外周に位置する
    前記べッセルの内壁面を前記フィンの形成域と成すと共
    に、該フィンの形成域を所定長さに等分して複数のフィ
    ン形成区分に区画し、前記各フィン形成区分内にそれぞ
    れ該フィン形成区分と同一長さを有する複数枚のフィン
    を、前記ベッセルの内壁面を円周方向で等角度で区分す
    る位置に設けたことを特徴とする請求項1〜3いずれか
    1項記載の分散装置。
  6. 【請求項6】 前記ブレードの形成域を、前記ベッセル
    内に対する前記シャフトの挿入長さに略等しい長さとし
    たことを特徴とする請求項2〜5いずれか1項記載の分
    散装置。
  7. 【請求項7】 前記フィンの突出方向先端と、前記ブレ
    ードの突出方向先端とが最も近接した位置にあるときの
    両者間の間隔を、前記ベッセル内に投入される分散媒体
    の粒径の6〜15倍としたことを特徴とする請求項1〜
    6いずれか1項記載の分散装置。
  8. 【請求項8】 前記ベッセルが密封構造を有すると共
    に、前記ベッセルの一端寄りに配合物の導入口を形成す
    ると共に、他端寄りに分散後の配合物を排出する排出口
    を設け、前記排出口を介して排出される配合物を、前記
    排出口を通過する前に通過させて分散媒体を捕集する分
    離手段を前記ベッセル内の前記排出口に近接した位置に
    設けたことを特徴とする請求項1〜7いずれか1項記載
    の分散装置。
  9. 【請求項9】 前記ベッセルが、軸線方向を上下方向と
    成すと共に少なくとも下部側壁に多数の開孔が形成され
    た円筒体の上下開口をそれぞれ蓋板及び底板で被蓋して
    形成されて成る籠状を成し、前記蓋板に挿孔を形成して
    該挿孔を介して前記シャフトを前記ベッセル内に挿入す
    ると共に、前記シャフトの外周と前記開孔の内周間の間
    隔に前記配合物の導入口を形成して成り、 配合物が充填された撹拌槽内に前記ベッセルを没入する
    ことにより前記配合物が前記ベッセル内を通過可能であ
    ることを特徴とする請求項1〜7いずれか1項記載の分
    散装置。
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