JP4322541B2 - 粉粒体処理装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、塊状化した粉粒体を攪拌し砕く際に使用される粉粒体処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
粉粒体の中には、容器又はコンテナ内に長時間放置されることにより、湿気を含み該容器又はコンテナの内部において塊状化されるものがある。例えば、塩や砂糖(グラニュー糖)などは、外部の湿気の影響により個々の粒子が互いに付着し合って塊状化される場合が多い。粉粒体がこのように塊状化されている場合には、該粉粒体を容器内から他所に移送しようとしても、移送途中において詰まり管路が閉塞され、また、シフター(分級機)を通して異物を除去する場合には、上記塊状化された粉粒体が異物として残存することとなる。そこで、こうした塊状化された粉粒体を砕く場合に、これまで混合装置乃至は攪拌装置が提案され又は使用されている(例えば、特許文献1又は2参照)。これらの装置は、何れも粉粒体が収容される容器本体と、この容器本体内において回転又は回動する混合羽根又は攪拌羽根とから構成されている。
【0003】
【特許文献1】
特開平8−38870号公報
【特許文献1】
特開2002−66290号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した特許文献1や特許文献2に開示された従来の装置では、装置が大型化してしまうばかりではなく、粉粒体に塊状化された粉粒体が含まれていても、必ず該塊状化された粉体が砕かれ(崩され)るとは限らず、依然として残ってしまう可能性が高い。特に、粉粒体の粒子同士が互いに強固に付着して塊状化されている場合には、上述した従来の混合装置乃至は攪拌装置では、個々の粒子が分離するまで砕くことはできない。
【0005】
そこで、本発明は、上述した従来の装置が有する課題を解決するために提案されたものであって、容器本体内に収納された粉粒体の粒子同士が強固に付着して塊状化されている場合であっても、確実に該塊状化された粉粒体を砕くことができる新規な粉粒体処理装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の課題を解決するために提案されたものであって、第1の発明(請求項1記載の発明)は、粉粒体が内部に供給されるとともに底板部と側板部とを有してなる容器本体と、この容器本体内に供給された粉粒体を攪拌する攪拌部と、上記底板部に形成され上記攪拌部による攪拌により粉粒体が通過する開口部と、この開口部から流入した粉粒体を高速攪拌する高速攪拌部と、を備え、上記容器本体内であって上記開口部の上方には、この開口部に面対向してなるとともに上記高速攪拌部による攪拌途中に飛散した塊状化された粉粒体が衝突する水平衝突板部が形成された衝突部材を備えてなることを特徴とするものである。
【0007】
この第1の発明によれば、容器本体内に供給された粉粒体内に塊状化された粉粒体が含まれている場合には、この記攪拌部の駆動により該塊状化された粉粒体が崩されるとともに、この容器本体の底板部に形成された開口部を通って高速攪拌部内に流入し、塊状化された粉粒体は、さらにこの高速攪拌部内において砕かれ、それまで個々の粒子が強固に付着していた粉粒体は強制的に分離される。特に、この第1の発明では、上記開口部の上方には、この開口部に面対向してなるとともに上記高速攪拌部による攪拌途中に飛散した塊状化された粉粒体が衝突する水平衝突板部が形成された衝突部材を備えてなることから、高速攪拌部の駆動により飛散した塊状化された粉粒体は、この水平衝突板部に衝突し、再度該高速攪拌部内に落下し、場合によってはこれを繰り返す。したがって、この第1の発明によれば、容器本体内に収納された粉粒体の粒子同士が強固に付着して塊状化されている場合であっても、確実に該塊状化された粉粒体を砕くことができる。
【0008】
また、第2の発明(請求項2記載の発明)は、上記第1の発明において、前記高速攪拌部は、前記開口部から流入した粉粒体が上方から供給される攪拌容器と、この攪拌容器内で高速回転する攪拌羽根とを備え、上記開口部の開口面積と上記攪拌容器の開口面積とは略同一とされてなるとともに前記水平衝突板部の面積はこれらの開口面積と同一かやや広い面積とされてなることを特徴とするものである。
【0009】
この第2の発明では、上記開口部の開口面積と上記攪拌容器の開口面積とは略同一とされてなるとともに前記水平衝突板部の面積はこれらの開口面積と同一かやや広い面積とされてなることから、攪拌容器内における攪拌効率を大きく高めることができる。
【0010】
また、第3の発明(請求項3記載の発明)は、上記第1又は第2の発明において、前記容器本体を構成する側板部には開閉扉により開閉される開口が形成され、前記衝突部材は、この開閉扉に固定されてなることを特徴とするものである。
【0011】
この第3の発明によれば、高速攪拌部や衝突部材のトラブルの解消は、上記開閉扉の開閉により簡単且つ容易に行うことができ、メンテナンス作業を極めて効率よく行うことができる。
【0012】
また、第4の発明(請求項4記載の発明)は、上記第1又は第2の発明において、前記衝突部材は、前記底板部に形成された開口部に接近及び離間するように昇降可能とされてなることを特徴とするものである。
【0013】
この第4の発明によれば、衝突部材の位置を変更することができるので、処理する粉粒体の種類や塊状化された粉粒体の大きさ等により最も適した処理が可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態に係る粉粒体処理装置について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、この実施の形態に係る粉粒体処理装置は、フレキシブルコンテナバッグから排出される粉粒体を処理するために使用される装置に本発明を適用したものである。
【0015】
この粉粒体粉粒体処理装置1は、図1に示すように、容器本体2と、この容器本体2の底板部2aから上方に起立した回転軸3とを備えている。上記容器本体2は、略円盤状に成形された底板部2aと、この底板部2aの外周から起立してなる円筒状の側板部2bと、この側板部2bの上端から外側に向いて形成されてなるフランジ部2cとを備えている。そして、上記底板部2aには、円形状の開口(符号は省略する。)が形成され、また、上記側板部2bには、後述する開閉扉により開閉される図示しない開口が形成されている。また、上記側板部2bの上端側内周には、図2に示すように、第1乃至第4の支持部材4・・・7が固定されている。これら第1乃至第4の支持部材4・・・7は、上記側板部2bの内周面に固定された固定板4a・・・7aと、この固定板4a・・・7aの先端に溶接され上端側から下端側に亘って上記容器本体2の中心方向に近づくように傾斜してなる支持板4b・・・7bとから構成されている。
【0016】
そして、上記容器本体2の底板部2aの中心からは、上述のように、回転軸3が起立しており、この回転軸3の下端は上記容器本体2の下側に固定された第1の駆動モータ8に連結されている。また、上記回転軸3の上端側周面は、上方に亘って徐々に径が細くなるようにテーパ面3aが形成され、このテーパ面3aには、第1乃至第4の攪拌羽根9・・・12(図2参照)が固定されている。これら第1乃至第4の攪拌羽根8・・・12は、それぞれ同一形状に成形されてなるものであって、上端側から下端側中途部に亘って徐々に幅広となされるとともに該下端側中途部から下端側に亘って徐々に幅狭に成形されている。また、上記回転軸3の下端側中途部には、大径部3bが形成されている。
【0017】
そして、上記回転軸3の下端側中途部に形成された上記大径部3bには、図2に示すように、上記容器本体2の底板部2a上を回転する第5乃至第8の攪拌羽根13・・・16が設けられている。これら第5乃至第8の攪拌羽根13・・・16は、本発明を構成する攪拌部であり、これら第5乃至第8の攪拌羽根13・・・16の先端は、上記容器本体2の側板部2bの内周面近傍に位置している。
【0018】
また、上記容器本体2の底板部2aの下面には、図1に示すように、高速攪拌装置17が固定されている。この高速攪拌装置17は、本発明を構成する高速攪拌部であり、図3に示すように、上部に円形状の開口(符号は省略する。)を有する攪拌容器18と、この攪拌容器18の中心に位置する攪拌軸19と、この攪拌軸19を回転駆動する第2の駆動モータ20を備えている。上記攪拌容器18は、上記容器本体2の底板部2aに形成された図示しない円形状の開口と同一の径を有してなるものであり、この高速攪拌装置17は、この容器本体2の底板部2aに形成された図示しない開口と上記攪拌容器18の開口とが連通する状態で固定されている。また、上記第2の駆動モータ20は、上記攪拌容器18の下面に固定板21を介して固定されてなるものであり、上記攪拌軸19は、この第2の駆動モータ20の駆動軸である。
【0019】
そして、上記攪拌軸19には、図3及び図4に示すように、キャップ22が固定され、このキャップ22の下端側には、上記容器本体2の底板部2aに形成された図示しない円形状の開口と略同じ外径に成形された回転盤23が固定されている。そして、図4に示すように、この回転盤23の上面には、第9乃至第12の攪拌羽根24・・・27が固定されている。これら第9乃至第12の攪拌羽根24・・・27は、それぞれ図3に示すように、長方形状に成形されてなるものであるとともに、上記攪拌軸19から放射方向に長さを有している。また、上記攪拌容器18の側方には、排出管路部28が形成されている。この排出管路部28は、上記攪拌容器18と連通してなるものであり、図4に示すように、上面は閉塞板部29により閉塞され、下端には、図示しない管路と接続されるフランジ部28aが形成されている。
【0020】
そして、上記容器本体2内であって、上述のように構成された高速攪拌装置17の攪拌容器18の上方には、図1に示すように、衝突部材31が設けられている。この衝突部材31は、本実施の形態に係る粉粒体処理装置1においては、上記容器本体2に設けられた開閉扉32に固定されている。この開閉扉32は、上記容器本体2の側板部2bに形成された開口を開閉するものであって、図2に示すように、該側板部2bの外周面に固定された支持部2cにより回動自在に支持されている。なお、この開閉扉32の外側には、該開閉扉32を開閉操作する際に作業者が把持する把持部32aが形成されている。また、上記衝突部材31は、図1に示すように、円盤状に成形された水平衝突板部31aと、この水平衝突板部31aの周端から上方に立ち上がり図2に示すように平面視において三角形が形成されるように変形され上記開閉扉32の内側に固定されてなる側板部31bとから構成されてなるものであって、内部は空洞とされてなるものである。
【0021】
また、この粉粒体処理装置1には、容器本体2の開口を上方から閉塞する蓋体33を備えている。この蓋体33は、円盤状に成形された蓋本体34と、この蓋本体34の上面の中央に溶接され該蓋本体34よりも小径に成形された円盤状の補強板35とを備えている。なお、上記蓋体33の裏面の中央には、上記回転軸3の上端側が挿入される図示しない凹部が形成されている。また、上記蓋体33を構成する上記補強板35の上面には、図示しないクレーンのフックFに掛止されるベルト36が固定され、上記蓋本体34の下面には、フレキシブルコンテナバッグBに設けられた把手Hが掛止される複数のフック37が固定されている。なお、上記蓋体35は、鉄又はステンレススチール等の金属板に上記回転軸3の上端側が挿入される図示しない凹部が形成されたのもであっても良い。
【0022】
以下、上述した粉粒体処理装置1の動作について説明する。先ず、図1に示すように、フレキシブルコンテナバッグBの把手Hに上記フック37を掛止させるとともに、上記クレーンの駆動により該フレキシブルコンテナバッグBを吊り下げた状態で、上記粉粒体処理装置1の上方まで移動させる。そして、それまで紐等により閉塞されていたフレキシブルコンテナバッグBの排出部Gを開放させるとともに、該排出部Gを上記回転軸3の上端側に被せる。こうした作業により、上記フレキシブルコンテナバッグB内に収納されていた粉粒体は、上記排出部Gを通って、上記容器本体2内に落下する。このとき、粉粒体が上記フレキシブルコンテナバッグB内で塊状化されている場合には、一部の粉粒体を除いて落下することはない。そして、上記粉粒体処理装置1を駆動させ、上記第1及び第2の駆動モータ8,20の駆動を開始させ、次いで、上記図示しないクレーンを駆動させフレキシブルコンテナバッグBを徐々に下降させる。すると、このフレキシブルコンテナバッグBの内部で塊状化されていた粉粒体Pは、上記第1乃至第4の攪拌羽根9・・・12により強制的に砕かれ、図5に示すように、上記排出部Gを通過して容器本体2内に落下する。
【0023】
なお、このようにフレキシブルコンテナバッグBを下降させ、該フレキシブルコンテナバッグB内に回転軸3が挿入されても、内部で塊状化した粉粒体Pと上記第1乃至第4の攪拌羽根9・・・12が接触することなく空回りしている場合であっても、さらに該フレキシブルコンテナバッグBが下降され上記第1乃至第4の支持部材4・・・7上に載置されると、これら第1乃至第4の支持部材4・・・7を構成する支持板4b・・・7bは、上述したように、上端側から下端側に亘って上記容器本体2の中心方向に近づくように傾斜してなることから、フレキシブルコンテナバッグB内部の塊状化した粉粒体は上記回転軸3方向に移動させられる。したがって、図6に示すように、上記蓋体35により上記容器本体2の開口が閉塞されるまでフレキシブルコンテナバッグB(図6には図示していない。)を下降させると、該フレキシブルコンテナバッグB内に収納されていた粉粒体Pは全て上記排出部Gを通過して容器本体2内に落下する。
【0024】
そして、このように容器本体2内に落下した粉粒体Pは、上記第5乃至第8の攪拌羽根13・・・16により攪拌される。したがって、この容器本体2内に落下した粉粒体Pが未だ塊状化されている場合には、これら第5乃至第8の攪拌羽根13・・・16によりさらに砕かれる。そしてさらに、これら第5乃至第8の攪拌羽根13・・・16の駆動により、上記容器本体2内の粉粒体Pは、該容器本体2の底板部2aに形成された図示しない開口を通過して、上記高速攪拌装置17を構成する攪拌容器18内に流入する。この攪拌容器18内に流入した粉粒体は、上記第2の駆動モータ20の駆動により高速回転する上記第9乃至第12の攪拌羽根24・・・27により、さらに細かく砕かれる。このとき、上記高速攪拌装置17の上方には、上記衝突部材31を構成する衝突板部31aが位置していることから、上記第9乃至第12の攪拌羽根24・・・27により飛散した(塊状化された)粉粒体は、上記衝突板部31aに衝突し、再度上記攪拌容器18内に戻される。すなわち、この粉粒体処理装置1によれば、上記攪拌容器18内に流入した粉粒体の中に塊状化した粉粒体が含まれている場合には、上記高速攪拌装置17の駆動及び該高速攪拌装置17と上記衝突板部31aとの共働により、完全に粉粒体の粒子毎に分離される。なお、このように分離された粉粒体Pは、上記排出管路部28内に流入し、該排出管路28に接続された図示しない管路を介して他所に移送される。
【0025】
このように、上述した実施の形態に係る粉粒体処理装置1によれば、フレキシブルコンテナバッグB内に収納された粉粒体Pが塊状化されている場合であっても、自動的に該フレキシブルコンテナバッグBから粉粒体Pを排出することができ、作業者がフレキシブルコンテナバッグBの内部で塊状化した粉粒体Pを、該フレキシブルコンテナバッグBの外側から砕く等の作業を必要としない。しかも、この粉粒体処理装置1によれば、フレキシブルコンテナバッグBから容器本体2内に落下した粉粒体P内に塊状化された粉粒体Pが含まれている場合には、この塊状化した粉粒体Pを粒子毎に分離させることができることから、その後の粉粒体Pの移送を含めた後処理に支障を来たすことがない。
【0026】
なお、上記実施の形態に係る粉粒体処理装置1では、第1乃至第4の攪拌羽根9・・・12を構成要素とし、また、上記衝突部材31は、上記開閉扉32に固定されているが、本発明は、必ずしも上記第1乃至第4の攪拌羽根9・・・12を構成要素とする必要はなく、また、本発明を構成する衝突部材は、必ずしも開閉扉32に固定されている必要はない。例えば、図7及び図8は、他の実施の形態に係る粉粒体処理装置50を示すものであり、容器本体51内には、第1の駆動モータ51により回転する図示しない回転軸が設けられ、この回転軸には、上記容器本体51内において内部に供給された粉粒体を攪拌する攪拌部としても攪拌羽根52が固定されている。上記容器本体52は、円盤状に成形された底板部51aと、この底板部51aの周端から起立してなる側板部51bと有しており、この側板部51bには、開閉扉53により開閉される図示しない点検口が形成されている。また、この容器本体51の上方は、開放され、図7において二点鎖線で示すフレキシブルコンテナバッグBから排出された粉粒体は、この開放された容器本体51の上方から落下・供給される。なお、この実施の形態に係る粉粒体処理装置50では、上記容器本体51には、フレキシブルコンテナバッグBが載置される載置バー55が設けられている。
【0027】
また、上記容器本体51を構成する底板部51aの側板部51b側には、図示しない開口部が形成され、この開口部の形成位置に対応した部位には、高速攪拌装置56が配設されている。この高速攪拌装置65は、上記実施の形態に係る高速攪拌装置17と同一の構成であり、第2の駆動モータ57の駆動により図示しない攪拌容器内において第1乃至第4の攪拌羽根が高速回転するように構成されている。なお、この他の実施の形態に係る粉粒体処理装置50においては、上記高速攪拌装置56の側方にロータリーフィーダー58が設けられ、該高速攪拌装置56により攪拌された粉粒体は、上記攪拌容器に連通した排出管路59を介してこのロータリーフィーダー58内に流入するように構成されている。そして、上述した高速攪拌装置56を構成する図示しない攪拌容器の上方には、本発明を構成する衝突部材60が配設され、この衝突部材60は、昇降可能とされている。すなわち、この衝突部材60は、上記容器本体51の底板部51aに形成された開口部やこの開口部と連通し同じ開口面積とされた容器本体に対向してなる水平衝突板部60aと、この水平衝突板部60aから起立してなる円錐形状の傘部60bと、この傘部60bの上端に固定され周面に図示しないネジが螺刻されてなる支軸60cとから構成され、この支軸60cは、上記側板部51bの内周面から水平に固定された支持金具61に挿通されてなるとともに、上下両側において該支軸60cに螺着された一方及び他方のナット62,63により固定されている。
【0028】
したがって、上述した他の実施の形態に係る粉粒体処理装置50によれば、上記衝突部材60を昇降(上下動)させることができ、塊状化した粉粒体の種類や塊状化の大きさ等に応じて、最も効率の良い位置に固定することができる。
【0029】
【発明の効果】
前述した本発明の一実施の形態の説明からも明らかなように、本発明(請求項1記載の発明)によれば、容器本体内に供給された粉粒体内に塊状化された粉粒体が含まれている場合には、この記攪拌部の駆動により該塊状化された粉粒体が崩されるとともに、この容器本体の底板部に形成された開口部を通って高速攪拌部内に流入し、塊状化された粉粒体は、さらにこの高速攪拌部内において砕かれ、それまで個々の粒子が強固に付着していた粉粒体は強制的に分離される。特に、この第1の発明では、上記開口部の上方には、この開口部に面対向してなるとともに上記高速攪拌部による攪拌途中に飛散した塊状化された粉粒体が衝突する水平衝突板部が形成された衝突部材を備えてなることから、高速攪拌部の駆動により飛散した塊状化された粉粒体は、この水平衝突板部に衝突し、再度該高速攪拌部内に落下し、場合によってはこれを繰り返す。したがって、この第1の発明によれば、容器本体内に収納された粉粒体の粒子同士が強固に付着して塊状化されている場合であっても、確実に該塊状化された粉粒体を砕くことができる。
【0030】
また、第2の発明(請求項2記載の発明)では、上記開口部の開口面積と上記攪拌容器の開口面積とは略同一とされてなるとともに前記水平衝突板部の面積はこれらの開口面積と同一かやや広い面積とされてなることから、攪拌容器内における攪拌効率を大きく高めることができる。
【0031】
また、第3の発明(請求項3記載の発明)によれば、高速攪拌部や衝突部材のトラブルの解消は、上記開閉扉の開閉により簡単且つ容易に行うことができ、メンテナンス作業を極めて効率よく行うことができる。
【0032】
また、第4の発明(請求項4記載の発明)では、衝突部材の位置を変更することができるので、処理する粉粒体の種類や塊状化された粉粒体の大きさ等により最も適した処理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】フレキシブルコンテナバッグからの粉粒体排出装置と、フレキシブルコンテナバッグとを一部破断して示す正面図である。
【図2】図1に示すフレキシブルコンテナバッグからの粉粒体排出装置の平面図である。
【図3】高速攪拌装置を示す正面図である。
【図4】高速攪拌装置を示す平面図である。
【図5】フレキシブルコンテナバッグから容器本体内に粉粒体が落下した状態を示す正面図である。
【図6】蓋体により容器本体の開口が閉塞された状態を示す正断面図である。
【図7】他の実施の形態に係る粉粒体処理装置を示す正面図である。
【図8】他の実施の形態に係る粉粒体処理装置を一部破断して示す側面図である。
【符号の説明】
1 粉粒体処理装置
2 容器本体
2a 底板部
2b 側板部
3 回転軸
9・・・12 第1乃至第4の攪拌羽根
13・・・16 第5乃至第8の攪拌羽根
17 高速攪拌装置
24・・・27 第9乃至第12の攪拌羽根
31 衝突部材
31a 水平衝突板部
50 粉粒体処理装置
51 容器本体
51a 底板部
51b 側板部
56 高速攪拌装置
60 衝突部材
60a 水平衝突板部
60c 支軸
62 一方のナット
63 他方のナット
B フレキシブルコンテナバッグ
G 排出部
P 粉粒体

Claims (4)

  1. 粉粒体が内部に供給されるとともに底板部と側板部とを有してなる容器本体と、この容器本体内に供給された粉粒体を攪拌する攪拌部と、上記底板部に形成され上記攪拌部による攪拌により粉粒体が通過する開口部と、この開口部から流入した粉粒体を高速攪拌する高速攪拌部と、を備え、
    上記容器本体内であって上記開口部の上方には、この開口部に面対向してなるとともに上記高速攪拌部による攪拌途中に飛散した塊状化された粉粒体が衝突する水平衝突板部が形成された衝突部材を備えてなることを特徴とする粉粒体処理装置。
  2. 前記高速攪拌部は、前記開口部から流入した粉粒体が上方から供給される攪拌容器と、この攪拌容器内で高速回転する攪拌羽根とを備え、
    上記開口部の開口面積と上記攪拌容器の開口面積とは略同一とされてなるとともに前記水平衝突板部の面積はこれらの開口面積と同一かやや広い面積とされてなることを特徴とする請求項1記載の粉粒体処理装置。
  3. 前記容器本体を構成する側板部には開閉扉により開閉される開口が形成され、前記衝突部材は、この開閉扉に固定されてなることを特徴とする請求項1又は2記載の粉粒体処理装置。
  4. 前記衝突部材は、前記底板部に形成された開口部に接近及び離間するように昇降可能とされてなることを特徴とする請求項1又は2記載の粉粒体処理装置。
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