JPH11267617A - 生ゴミ処理装置 - Google Patents

生ゴミ処理装置

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JPH11267617A
JPH11267617A JP10072469A JP7246998A JPH11267617A JP H11267617 A JPH11267617 A JP H11267617A JP 10072469 A JP10072469 A JP 10072469A JP 7246998 A JP7246998 A JP 7246998A JP H11267617 A JPH11267617 A JP H11267617A
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JP
Japan
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tank
garbage
processing material
processing
material discharge
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Application number
JP10072469A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichi Ikeuchi
淳一 池内
Masanori Koyamoto
政則 小屋本
Kazumasa Mutsushima
一雅 六嶋
Hideo Fujimoto
英男 藤本
Hiroyasu Kawanishi
弘泰 川西
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受け槽の装着を容易に行うことができる生ゴ
ミ処理装置を提供するところにある。 【解決手段】 生ゴミ処理槽(1)内に設けた撹拌手段
(2)を回転駆動して同生ゴミ処理槽(1)内に充填し
た生ゴミ処理材(3)を撹拌することにより同生ゴミ処
理槽(1)内に投入した生ゴミが分解処理されるもので
あり、上記生ゴミ処理槽(1)に隣接するように仕切り
板(4)を介して処理材排出槽(5)を設け、この処理
材排出槽(5)の方へ上記生ゴミ処理材(3)をオーバ
ーフローさせる開口部(6)が上記仕切り板(4)に設
けられ、同処理材排出槽(5)の下方部の排出開口
(7)に同処理材排出槽(5)から排出される上記生ゴ
ミ処理材(3)を受ける袋状の受け槽(8)を着脱自在
に装着されており、さらに、この受け槽(8)を装着す
ると、同受け槽(8)を膨らませて装着を完結させるフ
ァン(12)を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、生ゴミ処理装置に
関し、具体的には、微生物の力を利用して生ゴミの分解
処理を行う生ゴミ処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から微生物を利用して有機物及び水
分を含有する生ゴミを環境に影響を与えない程度に分解
処理(発酵)することが行われており、この処理を行う
生ゴミ処理装置が知られている。
【0003】この生ゴミ処理装置は、生ゴミ処理槽内に
バイオチップと称する木質細片を生ゴミ処理材として充
填してあり、生ゴミ処理槽に設けた投入口から生ゴミを
生ゴミ処理槽内に投入し、生ゴミ処理材に生息する微生
物の働きで生ゴミを発酵させて分解処理するようになっ
ていたものであった。
【0004】具体的には、上記生ゴミ処理槽に隣接する
ように仕切り板を介して処理材排出槽を設けるととも
に、上記仕切り板に生ゴミ処理槽内の生ゴミ処理材を処
理材排出槽にオーバーフローさせる開口部を設け、処理
材排出槽の下部の排出開口に処理材排出槽から排出され
る生ゴミ処理材を受ける袋状の受け槽を装着しているも
のであった。
【0005】そして、このような生ゴミ処理装置におい
ては、生ゴミ処理の使用頻度により生ゴミ処理槽内の生
ゴミ処理材の嵩が増えても余分な生ゴミ処理材は仕切板
の開口部から処理材排出槽に排出され、処理材排出槽か
ら受け槽に受けられるものであって、生ゴミ処理槽内の
生ゴミ処理材が所定以上嵩が増えず、生ゴミ処理材の撹
拌などがスムーズにできて効率のよい生ゴミ処理ができ
るものであり、しかも、余剰の生ゴミ処理材は処理材排
出槽を介して受け槽に受けることができて、容易に余剰
の生ゴミ処理材を回収できるとともに、受け槽を取り外
すことで余剰の生ゴミ処理材を受け槽にて廃棄できるも
のであった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな生ゴミ処理装置においては、受け槽の装着の際に、
同受け槽が袋状であるために、手で押し広げてセットし
なければならないものであり、使用者には手間がかか
り、結果として、受け槽の装着が非常に面倒なものであ
った。
【0007】本発明は、叙述の点に鑑みてなされたもの
であって、その目的とするところは、受け槽の装着を容
易に行うことができる生ゴミ処理装置を提供するところ
にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
生ゴミ処理装置は、生ゴミ処理槽(1)内に設けた撹拌
手段(2)を回転駆動して同生ゴミ処理槽(1)内に充
填した生ゴミ処理材(3)を撹拌することにより同生ゴ
ミ処理槽(1)内に投入した生ゴミが分解処理されるも
のであり、上記生ゴミ処理槽(1)に隣接するように仕
切り板(4)を介して処理材排出槽(5)を設け、この
処理材排出槽(5)の方へ上記生ゴミ処理材(3)をオ
ーバーフローさせる開口部(6)が上記仕切り板(4)
に設けられ、同処理材排出槽(5)の下方部の排出開口
(7)に同処理材排出槽(5)から排出される上記生ゴ
ミ処理材(3)を受ける袋状の受け槽(8)を着脱自在
に装着されており、さらに、この受け槽(8)を装着す
ると、同受け槽(8)を膨らませて装着を完結させるフ
ァン(12)を設けたことを特徴とする。
【0009】本発明の請求項2に係る生ゴミ処理装置
は、上記排出開口(7)が上記処理材排出槽(5)内へ
空気を吸い込む役割をも果たす場合、同排出開口(7)
の近傍に上記ファン(12)を設けたことを特徴とす
る。
【0010】本発明の請求項3に係る生ゴミ処理装置
は、上記受け槽(8)の内面が、樹脂コーティングを施
されたものであることを特徴とする。
【0011】本発明の請求項4に係る生ゴミ処理装置
は、上記樹脂コーティングが、シリコンコーティングで
あることを特徴とする。
【0012】本発明の請求項5に係る生ゴミ処理装置
は、上記処理材排出槽(5)内に同処理材排出槽(5)
へオーバーフローした上記生ゴミ処理材(3)を攪拌す
る撹拌刃(14)が設けられたことを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施形態に係る図
面に基いて詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明の一実施形態に係る生ゴミ
処理装置を側面から見た断面図である。図2は、本発明
の他の一実施形態に係る生ゴミ処理装置を側面から見た
断面図である。図3は、図1の生ゴミ処理装置を正面か
ら見た断面図である。
【0015】本発明の生ゴミ処理装置は、図1ないし図
3に示すごとく、生ゴミ処理槽(1)内に設けた撹拌手
段(2)を回転駆動して同生ゴミ処理槽(1)内に充填
した生ゴミ処理材(3)を撹拌することにより同生ゴミ
処理槽(1)内に投入した生ゴミが分解処理されるもの
であり、上記生ゴミ処理槽(1)に隣接するように仕切
り板(4)を介して処理材排出槽(5)を設け、この処
理材排出槽(5)の方へ上記生ゴミ処理材(3)をオー
バーフローさせる開口部(6)が上記仕切り板(4)に
設けられ、同処理材排出槽(5)の下方部の排出開口
(7)に同処理材排出槽(5)から排出される上記生ゴ
ミ処理材(3)を受ける袋状の受け槽(8)を着脱自在
に装着されており、さらに、この受け槽(8)を装着す
ると、同受け槽(8)を膨らませて装着を完結させるフ
ァン(12)を設けているものである。
【0016】本発明の実施の形態に係る生ゴミ処理装置
は、図1ないし図3に示すごとく、上方が開口したケー
ス(16)に上方が開口した生ゴミ処理槽(1)が内装
してあり、この生ゴミ処理槽(1)内には撹拌手段
(2)が回転自在に内装してあるものである。このケー
ス(16)は、底部の底板(16a)やその他にも背部
の背板、両側に取り付けた側カバー、前面の上部に取り
付けた前上カバー、前面の下部に取り付けた前下カバー
などで形成されているものである。
【0017】また、上記生ゴミ処理槽(1)の底部に
は、例えば、点検口を設けてあり、この点検口を着脱自
在な点検口カバーにて覆ってあるものである。そして、
この点検口カバーを外すことで定期的に全量の生ゴミ処
理材(3)を交換できるようになっているものである。
【0018】図1ないし図3に示すごとく、上記ケース
(16)の底板(16a)の下面にはベース(17)を
装着してあり、ベース(17)の下端を設置できるよう
になっているものである。このケース(16)の上面開
口には開閉自在な蓋(18)を装着しているものであ
る。
【0019】上記撹拌手段(2)は、図3に示すごと
く、中空パイプ状をした撹拌軸(2a)に同撹拌軸(2
a)の軸方向に対して略直交する方向に突出する撹拌羽
根(2b)を設けて構成してあり、該撹拌軸(2a)が
生ゴミ処理槽(1)や処理材排出槽(5)の側壁(2
0)に設けた軸受部(21)に回転自在に軸支している
ものである。少なくとも撹拌軸(2a)の一端部は、生
ゴミ処理槽(1)や処理材排出槽(5)の側壁(20)
より外側に突出しており、撹拌軸(2a)の外側への突
出部分にスプロケット(22)を設けているものであ
る。
【0020】そして、図3に示すごとく、上記撹拌羽根
(2b)は、本実施形態の場合、3枚であり、撹拌軸
(2a)の長手方向の略中央と両端部に位置しており、
また、撹拌羽根(2b)の突出方向は周方向に略120
°位相がずれているものである。ケース(16)の底板
(16a)にはモータ(23)が取り付けてあり、モー
タ(23)の出力軸に設けたスプロケットと上記撹拌手
段(2)に設けたスプロケット(22)とにチェーンが
掛け回してあって、モータ(23)を正転することで撹
拌手段(2)を正転し、モータ(23)を逆転すること
で撹拌手段(2)を逆転し、このような撹拌手段(2)
の回転により、生ゴミ処理槽(1)内の生ゴミ処理材
(3)を撹拌し、生ゴミ処理槽(1)内の各部に満遍な
く空気を供給すると共に、生ゴミ処理槽(1)内に充填
した生ゴミ処理材(3)中に投入された生ゴミを均等に
分散混合するようになっているものである。撹拌手段
(2)の回転の制御は制御部により制御されるが、この
制御部は、例えば、ケース(16)の上部に設けている
ものである。
【0021】上記生ゴミ処理槽(1)の下部の外面部に
は、例えば、面ヒータを取着してあり、生ゴミ処理槽
(1)に装填した生ゴミ処理材(3)の温度が低い場合
に面ヒータにより加熱されるようになっているものであ
る。この面ヒータも上記制御部で制御されるようになっ
ているものである。
【0022】また、同生ゴミ処理槽(1)内には微生物
が生息したバイオチップと称されるおが屑状の木質細片
のような担体よりなる生ゴミ処理材(3)が入れている
ものである。
【0023】上記生ゴミ処理材(3)としては、例え
ば、従来から公知の木質細片(例としてあげると特公平
2−30760号公報など)が使用できるものである。
また、上記生ゴミ処理槽(1)内には含水率センサーが
配設されており、生ゴミ処理槽(1)内の生ゴミ処理材
(3)の含水率を測定できるようになっているものであ
る。この含水率センサーで測定した含水率により、制御
部にて空流ファン(24)や面ヒータや撹拌手段(2)
の運転制御ができるようになっているものである。
【0024】また、上記空流ファン(24)を回転駆動
すると、図3に示すごとく、ケース(16)の底部から
吸気された外気が吸気経路(25)、生ゴミ処理槽
(1)の上部の吸気口を介して生ゴミ処理槽(1)内に
吸気され、生ゴミ処理槽(1)内から排気口(26)、
排気経路(27)を介して外部に排気されるようになっ
ているものである。この排気経路(27)には、必要に
応じて、外部に流される排気が臭わないように消臭器が
設けられてもかまわないものである。
【0025】上記のような生ゴミ処理装置において、生
ゴミ処理槽(1)内に生ゴミが投入されると、撹拌手段
(2)が回転して生ゴミを生ゴミ処理材(3)と撹拌混
合させる。すると、生ゴミ処理材(3)に生息する微生
物の働きにより生ゴミが分解処理されるものである。そ
して、空流ファン(24)を運転して生ゴミ処理槽
(1)内に於ける生ゴミ処理により発生する湿気やガス
等の排気は排気経路(27)を経て外部に排気され、同
時に空流ファン(24)を運転して排気することで、吸
気経路(25)を経て吸気口から生ゴミ処理槽(1)内
に外気が供給され、これにより新鮮な酸素が生ゴミ処理
材(3)に供給されるようになって微生物の働きを活性
化するものである。これにより生ゴミの分解処理が、漸
次行われるようになっているものである。
【0026】また、本発明の場合、一次槽としての生ゴ
ミ処理槽(1)の側方に生ゴミ処理槽(1)と隣接する
ように二次槽としての処理材排出槽(5)を一体に設け
てあり、生ゴミ処理槽(1)と処理材排出槽(5)との
間の仕切り板(4)の上部には生ゴミ処理槽(1)から
処理材排出槽(5)に生ゴミ処理材(3)をオーバーフ
ローさせる複数の開口部(6)を設けてある。
【0027】上記処理材排出槽(5)は、撹拌手段
(2)を挟んで上方及び下方の位置で開口しており、下
方の開口は排出開口(7)となっているものである。処
理材排出槽(5)は、本実施形態の場合、直方体箱状に
なっており、撹拌手段(2)より若干下方の位置で排出
開口(7)として開口しているものである。
【0028】図1ないし図3に示すごとく、上記処理材
排出槽(5)の下方部には三次槽としての受け槽(8)
が着脱自在に装着されるようになっているものである。
この受け槽(8)は、袋状のものであって、例えば、本
実施形態の場合、柔軟な袋状物にて形成されており、こ
の袋状物の上端の開口縁には、矩形状の開口部分(1
0)を設けているものである。この受け槽(8)の材質
としては、具体的には、紙製のものが用いられている
が、それ以外にポリエチレン製などの柔軟なものを採用
してもかまわないものであり、特に制限されるものでは
ないものである。そして、この受け槽(8)は、装着の
際、折り畳まれていてもかまわないものである。
【0029】特に、上記受け槽(8)の開口部分(1
0)が、同受け槽(8)の上面の略中央に位置している
ものであると、受け槽(8)内に生ゴミ処理材(3)が
中央部分からその周囲に向かって堆積するように溜ま
り、より一層密に同受け槽(8)内に生ゴミ処理材
(3)を充填することができるものである。
【0030】なお、上記受け槽(8)の開口部分(1
0)としては、その周縁(15)が、例えば、硬質板で
形成されているものであり、このような硬質板にて同開
口部分(10)が常に確保されているものである。
【0031】このとき、例えば、周縁(15)が硬質板
で形成されている開口部分(10)と受け槽(8)とを
脱着自在に結合している場合であると、硬質板だけを再
利用するようにして受け槽(8)ごと生ゴミ処理材
(3)を投棄し得るようにできるものである。
【0032】さらに、上記受け槽(8)の内面が、樹脂
コーティングを施されたものであると、樹脂によるコー
ティングで、受け槽(8)内から外へ臭気が漏れたり、
同受け槽(8)内から外へ水分がしみ出したりすること
が、確実に防止されるものであり、使用者にとって衛生
的で快適なものとすることができるものである。特に、
受け槽(8)が紙製のものであると、同受け槽(8)の
強度としても確実に上げられるものである。
【0033】特に、上記樹脂コーティングが、シリコン
コーティングであると、シリコンによるコーティング
で、受け槽(8)内から外へ臭気が漏れたり、同受け槽
(8)内から外へ水分がしみ出したりすることが、より
一層確実に防止されるものであり、使用者にとってより
一層衛生的で快適なものとすることができるものであ
る。特に、受け槽(8)が紙製のものであると、同受け
槽(8)の強度としてもより一層確実に上げられるもの
である。
【0034】本発明の生ゴミ処理装置では、図1ないし
図3に示すごとく、さらに、上記受け槽(8)を装着す
ると、同受け槽(8)を膨らませて装着を完結させるフ
ァン(12)を設けているものである。このファン(1
2)は、例えば、同図のごとく受け槽(8)を装着した
ことを検知して同ファン(12)を自動的に運転させる
リミットスイッチ(13)と繋げられているものである
が、その他にも、受け槽(8)を装着してから、単に使
用者がスイッチを押してファン(12)を運転させるだ
けのものであってもかまわないものである。このファン
(12)としては、上述した空流ファン(24)と同様
の形態のものであってもかまわないし、異なる形態のも
のであってもかまわないものである。
【0035】本実施形態の場合であると、上記受け槽
(8)を装着すると、リミットスイッチ(13)がON
になり、それを検知したマイコンがファン(12)を運
転させ、同ファン(12)を所定時間運転させ続けて、
図1および図2に示す矢印(A)のごとく、上記受け槽
(8)に送風して、同受け槽(8)を膨らませて装着を
完結させるものである。
【0036】特に、図2に示すごとく、上記排出開口
(7)が矢印(C)のごとき上記処理材排出槽(5)内
へ空気を吸い込む役割をも果たす場合、同排出開口
(7)の近傍に上記ファン(12)を設けたものである
と、ファン(12)を運転することで受け槽(8)に送
風して、同受け槽(8)を膨らませて装着を完結させる
だけでなく、同ファン(12)を運転することで排出開
口(7)を通じて、処理材排出槽(5)内へ空気を吸い
込ませて、ファン(12)にて空流ファンのごとき役割
をも果たさせることができるものである。しかも、この
ファン(12)を運転することで受け槽(8)内を空気
が通ってくるので、同受け槽(8)内の生ゴミ処理材
(3)を乾燥させやすくできるために、同生ゴミ処理材
(3)の体積を減らすことができ、結果として、受け槽
(8)内に入ってくる生ゴミ処理材(3)の量が減るも
のである。
【0037】ちなみに、図1に示す場合であると、上記
排出開口(7)とは別に、上記処理材排出槽(5)の一
部に同処理材排出槽(5)内へ空気を吸い込む役割を果
たす吸気口(19)が設けられており、この吸気口(1
9)から矢印(B)のごとき同処理材排出槽(5)内へ
空気を吸い込んでいるものである。
【0038】すなわち、図2に示すごとき場合である
と、排出開口(7)が図1に示した吸気口(19)とし
ての役割も果たすものであり、空流ファン(24)の役
割をファン(12)で兼用させることができるものとな
り、図1に示したような空流ファン(24)を別途設け
なくても良いものである。
【0039】ところで、図2に示すごとき場合、外部か
ら空気を吸い込ませるように吸込口(29)が設けられ
ていてもかまわないものである。そして、この吸込口
(29)を開閉させる開閉蓋(28)も必要に応じて設
けられていてもかまわないものである。
【0040】なお、図1ないし図3に示す本発明の実施
形態のように、上記受け槽(8)と上記処理材排出槽
(5)とを連通する弾性体のダクト(9)を設けていて
もかまわないものである。この弾性体のダクト(9)に
よって、受け槽(8)を取り替えなどのために外して
も、その後、ダクト(9)の先端を受け槽(8)の開口
部分(10)に向かって容易に動かすことができて、し
かも、受け槽(8)の開口部分(10)にダクト(9)
の先端が簡単に嵌まるとともに、弾性体であるために、
開口部分(10)との間に隙間を作らないので、受け槽
(8)の装着が非常に簡単なものとなる。その結果とし
て、装着の際に、処理材排出槽(5)の下部の排出開口
(7)と受け槽(8)とがうまく連通して、処理材排出
槽(5)から排出された生ゴミ処理材(3)が受け槽
(8)で受けきれないといったことがなくなるものであ
る。
【0041】そして、上記ダクト(9)としては、弾性
体であれば、特に材質は限定されるものではないが、一
例を挙げると、ゴム(11)にて形成されているもので
ある。
【0042】上記のように処理材排出槽(5)や受け槽
(8)を設けると、生ゴミ処理槽(1)内の生ゴミ処理
材(3)の嵩が増えても、生ゴミ処理材(3)の量が所
定量を越えると、開口部(6)からオーバーフローして
処理材排出槽(5)に排出され、処理材排出槽(5)を
介して受け槽(8)に受けられるものである。このよう
に生ゴミ処理槽(1)内の生ゴミ処理材(3)の嵩が増
えても、オーバーフローして排出されるために生ゴミ処
理槽(1)内で生ゴミ処理材(3)の撹拌などがスムー
ズに行われ、生ゴミ処理が効率よく行われるものであ
る。
【0043】また、オーバーフローした生ゴミ処理材
(3)は、処理材排出槽(5)を介して受け槽(8)に
受けられるが、このとき通気管などを介して、通気され
て受け槽(8)内の生ゴミ処理材(3)が効果的に乾燥
させられるものである。受け槽(8)に多くの生ゴミ処
理材(3)が溜まると、例えば、前下カバーを取り外
し、次いで、受け槽(8)が取り外され、受け槽(8)
内に入った生ゴミ処理材(3)が投棄されるものであ
る。
【0044】さらに、本発明の生ゴミ処理装置は、上記
処理材排出槽(5)内に同処理材排出槽(5)へオーバ
ーフローした上記生ゴミ処理材(3)を攪拌する撹拌刃
(14)が設けられているものである。
【0045】具体的には、本実施形態の場合、図3に示
すごとく、生ゴミ処理槽(1)に隣接するように生ゴミ
処理槽(1)の高さと略同じ高さの処理材排出槽(5)
を一体に設けているものである。また、撹拌手段(2)
の撹拌軸(2a)は、処理材排出槽(5)内にも挿通し
てあり、同処理材排出槽(5)内で撹拌軸(2a)に撹
拌刃(14)を設けているものである。
【0046】このとき、処理材排出槽(5)に排出され
た生ゴミ処理材(3)は、撹拌刃(14)で撹拌されて
から受け槽(8)に受けられるものである。そして、こ
の撹拌刃(14)により、分解または破砕されずにオー
バーフローした生ゴミ処理材(3)を処理材排出槽
(5)においても破砕できるとともにさらに細かくな
り、ごろごろした生ゴミ処理材(3)が受け槽(8)に
より一層確実に入らないようにすることができるもので
ある。
【0047】本発明の生ゴミ処理装置によると、図1な
いし図3に示すごとく、生ゴミ処理槽(1)内に設けた
撹拌手段(2)を回転駆動して同生ゴミ処理槽(1)内
に充填した生ゴミ処理材(3)を撹拌することにより同
生ゴミ処理槽(1)内に投入した生ゴミが分解処理され
るものであり、上記生ゴミ処理槽(1)に隣接するよう
に仕切り板(4)を介して処理材排出槽(5)を設け、
この処理材排出槽(5)の方へ上記生ゴミ処理材(3)
をオーバーフローさせる開口部(6)が上記仕切り板
(4)に設けられ、同処理材排出槽(5)の下方部の排
出開口(7)に同処理材排出槽(5)から排出される上
記生ゴミ処理材(3)を受ける袋状の受け槽(8)を着
脱自在に装着されており、さらに、この受け槽(8)を
装着すると、同受け槽(8)を膨らませて装着を完結さ
せるファン(12)を設けたので、生ゴミ処理の使用頻
度により生ゴミ処理槽(1)内の生ゴミ処理材(3)の
嵩が増えても余分な生ゴミ処理材(3)は仕切り板
(4)の開口部(6)から処理材排出槽(5)に排出さ
れ、処理材排出槽(5)から受け槽(8)に受けられる
ものであって、生ゴミ処理槽(1)内の生ゴミ処理材
(3)が所定以上嵩が増えず、生ゴミ処理材(3)の撹
拌などがスムーズにできて効率のよい生ゴミ処理ができ
るものであり、しかも、余剰の生ゴミ処理材(3)は、
処理材排出槽(5)を介して受け槽(8)に受けること
ができて、容易に余剰の生ゴミ処理材(3)を回収でき
ると共に、受け槽(8)を取り外すことで余剰の生ゴミ
処理材(3)を受け槽(8)にて廃棄でき、メンテナン
スが容易にできるものである。
【0048】また、受け槽(8)を装着すると、同受け
槽(8)を膨らませて装着を完結させるファン(12)
を設けたために、受け槽(8)が袋状であっても、手で
押し広げてセットする必要はなく、ファン(12)を運
転することで受け槽(8)に送風して、同受け槽(8)
を膨らませて装着を簡単に完結させることができるもの
である。
【0049】以上のことから、本発明は、メンテナンス
が容易にできるものであるとともに、受け槽(8)の装
着を容易に行うことができるものである。
【0050】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る生ゴミ処理装置
によると、受け槽(8)を装着すると、同受け槽(8)
を膨らませて装着を完結させるファン(12)を設けた
ために、受け槽(8)が袋状であっても、手で押し広げ
てセットする必要はなく、ファン(12)を運転するこ
とで受け槽(8)に送風して、同受け槽(8)を膨らま
せて装着を簡単に完結させることができるものである。
【0051】以上のことから、本発明は、受け槽(8)
の装着を容易に行うことができるものである。
【0052】本発明の請求項2に係る生ゴミ処理装置に
よると、請求項1記載の場合に加えて、ファン(12)
を運転することで受け槽(8)に送風して、同受け槽
(8)を膨らませて装着を完結させるだけでなく、同フ
ァン(12)を運転することで排出開口(7)を通じ
て、処理材排出槽(5)内へ空気を吸い込ませて、ファ
ン(12)にて空流ファンのごとき役割をも果たさせる
ことができるものである。しかも、このファン(12)
を運転することで受け槽(8)内を空気が通ってくるの
で、同受け槽(8)内の生ゴミ処理材(3)を乾燥させ
やすくできるために、同生ゴミ処理材(3)の体積を減
らすことができ、結果として、受け槽(8)内に入って
くる生ゴミ処理材(3)の量が減るものである。
【0053】本発明の請求項3に係る生ゴミ処理装置に
よると、請求項1または請求項2記載の場合に加えて、
樹脂によるコーティングで、受け槽(8)内から外へ臭
気が漏れたり、同受け槽(8)内から外へ水分がしみ出
したりすることが、確実に防止されるものであり、使用
者にとって衛生的で快適なものとすることができるもの
である。特に、受け槽(8)が紙製のものであると、同
受け槽(8)の強度としても確実に上げられるものであ
る。
【0054】本発明の請求項4に係る生ゴミ処理装置に
よると、請求項3記載の場合に加えて、シリコンによる
コーティングで、受け槽(8)内から外へ臭気が漏れた
り、同受け槽(8)内から外へ水分がしみ出したりする
ことが、より一層確実に防止されるものであり、使用者
にとってより一層衛生的で快適なものとすることができ
るものである。特に、受け槽(8)が紙製のものである
と、同受け槽(8)の強度としてもより一層確実に上げ
られるものである。
【0055】本発明の請求項5に係る生ゴミ処理装置に
よると、請求項1ないし請求項4何れか記載の場合に加
えて、処理材排出槽(5)内に同処理材排出槽(5)へ
オーバーフローした上記生ゴミ処理材(3)を攪拌する
撹拌刃(14)が設けられたので、処理材排出槽(5)
にオーバーフローした生ゴミ処理材(3)を処理材排出
槽(5)内で撹拌でき、分解または破砕されずにオーバ
ーフローした生ゴミ処理材(3)を処理材排出槽(5)
においても破砕できるとともにさらに細かくなり、ごろ
ごろした生ゴミ処理材(3)が受け槽(8)により一層
確実に入らないようにすることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る生ゴミ処理装置を側
面から見た断面図である。
【図2】本発明の他の一実施形態に係る生ゴミ処理装置
を側面から見た断面図である。
【図3】図1の生ゴミ処理装置を正面から見た断面図で
ある。
【符号の説明】
1 生ごみ処理槽 2 撹拌手段 3 生ごみ処理材 4 仕切り板 5 処理材排出槽 6 開口部 7 排出開口 8 受け槽 12 ファン 14 撹拌刃
フロントページの続き (72)発明者 藤本 英男 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 川西 弘泰 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生ゴミ処理槽内に設けた撹拌手段を回転
    駆動して同生ゴミ処理槽内に充填した生ゴミ処理材を撹
    拌することにより同生ゴミ処理槽内に投入した生ゴミが
    分解処理されるものであり、上記生ゴミ処理槽に隣接す
    るように仕切り板を介して処理材排出槽を設け、この処
    理材排出槽の方へ上記生ゴミ処理材をオーバーフローさ
    せる開口部が上記仕切り板に設けられ、同処理材排出槽
    の下方部の排出開口に同処理材排出槽から排出される上
    記生ゴミ処理材を受ける袋状の受け槽を着脱自在に装着
    されており、さらに、この受け槽を装着すると、同受け
    槽を膨らませて装着を完結させるファンを設けたことを
    特徴とする生ゴミ処理装置。
  2. 【請求項2】 上記排出開口が上記処理材排出槽内へ空
    気を吸い込む役割をも果たす場合、同排出開口の近傍に
    上記ファンを設けたことを特徴とする請求項1記載の生
    ゴミ処理装置。
  3. 【請求項3】 上記受け槽の内面が、樹脂コーティング
    を施されたものであることを特徴とする請求項1または
    請求項2記載の生ゴミ処理装置。
  4. 【請求項4】 上記樹脂コーティングが、シリコンコー
    ティングであることを特徴とする請求項3記載の生ゴミ
    処理装置。
  5. 【請求項5】 上記処理材排出槽内に同処理材排出槽へ
    オーバーフローした上記生ゴミ処理材を攪拌する撹拌刃
    が設けられたことを特徴とする請求項1ないし請求項4
    何れか記載の生ゴミ処理装置。
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