JPH1133110A - 人工腎透析管理システムおよび人工腎透析管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

人工腎透析管理システムおよび人工腎透析管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JPH1133110A
JPH1133110A JP19263897A JP19263897A JPH1133110A JP H1133110 A JPH1133110 A JP H1133110A JP 19263897 A JP19263897 A JP 19263897A JP 19263897 A JP19263897 A JP 19263897A JP H1133110 A JPH1133110 A JP H1133110A
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JP
Japan
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dialysis
management system
record
patient
kidney dialysis
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JP19263897A
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English (en)
Inventor
Shinichi Furuta
伸一 古田
Masanori Akiyama
昌範 秋山
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】透析を受ける患者が引越し等で、同一の施設で
透析を受けられない場合には、患者の過去の各種検査記
録を送付するための人工腎透析管理システムを提供す
る。 【解決手段】個々の患者の人工腎透析の検査データ、検
査画像等の記録を電子記憶媒体内に保存し、インターネ
ット経由で関係医療機関に公開するシステムを構築す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は腎透析などの血液浄
化法システムに関する。
【0002】
【従来の技術】人工腎透析は、血液浄化治療の1種であ
り、腎不全や、糖尿病などの治療法として定期的に繰り
返し行われる。人工腎透析では、透析中の血圧、脈拍、
血流量等の検査データや、透析時の条件(使用した針の
太さ、透析前後の体重等)が記録される。これらは、透
析記録と呼ばれ、各患者の透析が行われる度に記録され
る。
【0003】人工透析を行う際には、該当する患者の過
去の各種検査記録を参照し、その患者への透析の条件設
定を毎回行わなければならない。これらのデータは、図
3に示したように、通常は施設内の保管場所に一括して
紙などの媒体で保存・管理されており、個々の患者の検
査データを検索しそろえて搬送するのは手間と時間のか
かる作業である。
【0004】したがって、透析を受ける患者は、定期的
に同一施設で透析を受けることが一般となっている。そ
のため、透析を受ける患者が引越し等で、同一の施設で
透析を受けられない場合には、上記のような記録のない
施設にて透析を受けることになるので、図4に示したよ
うに、あらかじめこれらの記録を送付する必要がある。
【0005】また、人工透析は通常、透析を開始する時
の施設と、維持的に行なう時の施設が異なる。その理由
は、導入時期はリスクが高く高度の技術を持ったセンタ
ー的な病院で行う必要があるが、安定した時期にはサテ
ライト施設で充分行えるからである。したがって、病院
間連携が重要であり、現状では紙の記録用紙で伝達を行
っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】透析を行う際には、患
者ごとに透析を行うための条件を細かく設定する必要が
ある。したがって、透析時、該当患者の過去の透析記録
や、事前に眼底カメラで取得した画像や心肺を中心とし
た体内の水分貯留状態を把握するための胸部X線写真や
シャント(血液透析を行うためにバイパス手術を行い十
分な血流量を確保した血管の狭窄度を調べるための画
像)、血液検査等の検査情報を確認する必要がある。
【0007】これらの記録は、従来非電子媒体で管理さ
れているため、参照するためには、手操作で検索し集め
る必要がある。したがって、透析を受ける患者が、旅行
や引越し、あるいは手術などの高度な治療をするため
に、通常行っている施設と別の施設で透析を受ける際、
病院側では書類作成に手間がかかるとともに、誤記など
で十分な情報伝達が行えない場合がある。
【0008】また、手書きの資料の場合には誤記や判読
不可能な記述も多く、特にシャントの位置などは、正確
さを欠く場合があり、安全性に問題がある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決のため、
請求項 1の発明では個々の患者の人工腎透析の記録と検
査データおよび検査画像を電子記憶媒体内に保存するこ
とを特徴とする構成とした。請求項 2の発明では請求項
1に記載の人工腎透析管理システムにおいて、前記人工
腎透析の記録は透析時に自動的に前記電子記憶媒体内に
保存されることを特徴とする構成とした。
【0010】請求項 3の発明では請求項1または請求項
2に記載の人工腎透析管理システムにおいて、前記電子
記憶媒体内に保存された前記個々の患者の人工腎透析の
記録と検査データおよび検査画像を、検索し、かつ表示
することを特徴とする構成とした。請求項 4の発明では
個々の患者の人工腎透析の記録と検査データおよび検査
画像を、電子記憶媒体内に識別キー毎に分類し保存する
ことを特徴とする構成とした。
【0011】請求項 5の発明では請求項4に記載の人工
腎透析管理システムにおいて、前記人工腎透析の記録は
透析時に自動的に前記電子記憶媒体内に保存されること
を特徴とする構成とした。請求項 6の発明では請求項4
または請求項5に記載の人工腎透析管理システムにおい
て、前記個々の患者の人工腎透析の記録と検査データお
よび検査画像を、前記識別キー毎に、検索し、かつ表示
することを特徴とする構成とした。
【0012】請求項 7の発明では個々の患者の人工腎透
析の記録と検査データおよび検査画像を、電子記憶媒体
内に識別キー毎に分類し保存する手段と、前記電子記憶
媒体内に保存された、前記個々の患者の人工腎透析の記
録と検査データおよび検査画像を、前記識別キー毎に検
索し、かつ表示する手段を持つことを特徴とする構成と
した。
【0013】請求項 8の発明では請求項7に記載の人工
腎透析管理システムにおいて、前記人工腎透析の記録は
透析時に自動的に前記電子記憶媒体内に保存される手段
を有することを特徴とする構成とした。請求項 9の発明
では請求項4から請求項8に記載の人工腎透析管理シス
テムにおいて、前記識別キーは、患者ID、画像種別キ
ー、取得日付、およびシーケンシャル番号を含むことを
特徴とする構成とした。
【0014】請求項 10の発明では請求項7から請求項
9に記載の人工腎透析管理システムにおいて、前記個々
の患者の人工腎透析の記録と検査データおよび検査画像
を、wwwサーバを用いて公開することを特徴とする構
成とした。請求項 11の発明では請求項10記載の人工
腎透析管理システムにおいて、前記wwwサーバを用い
て公開された前記個々の患者の人工腎透析の記録と検査
データおよび検査画像を、wwwブラウザを用いて参照
することを特徴とする構成とした。
【0015】請求項 12の発明では個々の患者の人工腎
透析の記録と検査データおよび検査画像を、電子記憶媒
体内に識別キー毎に分類し保存する手順と、前記電子記
憶媒体内に保存された、前記個々の患者の人工腎透析の
記録と検査データおよび検査画像を、前記識別キー毎に
検索し、かつ表示する手順と、をコンピュータに実行さ
せるプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な
記録媒体とした。
【0016】請求項 13の発明では請求項12に記載の
記録媒体において、前記人工腎透析の記録は透析時に自
動的に前記電子記憶媒体内に保存される手段を有するこ
とを特徴とする構成とした。請求項 14の発明では請求
項12または請求項13に記載の記録媒体において、前
記識別キーは、患者ID、画像種別キー、取得日付、お
よびシーケンシャル番号を含むことを特徴とする構成と
した。
【0017】請求項 15の発明では請求項12から請求
項14に記載の記録媒体において、前記個々の患者の人
工腎透析の記録と検査データおよび検査画像を、www
サーバを用いて公開することを特徴とする構成とした。
請求項 16の発明では請求項15に記載の記録媒体にお
いて、前記wwwサーバを用いて公開された前記個々の
患者の人工腎透析の記録と検査データおよび検査画像
を、wwwブラウザを用いて参照することを特徴とする
構成とした。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の人工腎透析管理システムの実施の形態を説明する。
図1は、眼底カメラ11、デジタルカメラ12、X線フ
ィルムスキャナ13、wwwサーバ3、および参照用端
末4が人工腎透析システム1に接続されている様子を示
した概略図である。
【0019】人工腎透析システム1の電子記憶媒体2に
は、個々の患者の過去の透析記録、眼底カメラ11で撮
った患者の眼底写真、デジタルカメラ12で撮った患者
のシャント、X線フィルムスキャナ13から入力した患
者の胸部X線画像などの各患者の透析記録と検査データ
および検査画像が保存されている。これらの記録・デー
タ類の保存は、患者ID、画像種別、取得日付、および
シーケンシャル番号を含めた識別キー毎に分類されなが
ら行われる。ここで、患者IDとは患者を識別するため
に患者に固有につける識別子である。付け方は各病院、
審査機関で統一されていない。また画像種別とは、上記
した眼底写真、胸部X線画像などの画像の種類毎につけ
た識別子である。取得日付とは、透析または、検査をし
た日付である。さらに、シーケンシャル番号とは同一患
者、同一画像、同一日付で複数回に記録がある場合に付
ける識別子である。
【0020】透析に先立って、担当医師は、これらの識
別キーを参照用端末4へ入力する。人工腎透析システム
1は、入力されたデータから、透析に必要な、その患者
の過去の透析記録検査データ、検査画像等を高速に参照
用端末4に表示する。担当医師または医療担当者は、参
照用端末4に表示された前回までの各患者の透析記録と
検査データ、および検査画像を参考にし、今回の透析の
条件を設定する。これらにより、今回の透析を正確に行
なうことができる。
【0021】また、人工腎透析システム1によって、今
回の透析記録は、識別キーで分類され、自動的に電子記
憶媒体2に記録・保存される。必要であれば、担当医師
または医療担当者は、今回の検査データおよび検査画像
の保存を同様に行なう。人工腎透析システム1はwww
サーバ3によって、これらの情報を公開する。本実施形
態での公開は図2に示したように、医療に携わる関係機
関内での公開である。
【0022】さらに、秘密保持を重視する場合は、人工
腎透析システム1にユーザーの認証を行う機能を追加し
てもよい。また、インターネットの接続されていない図
2の施設C等は公衆回線で接続するためのダイアルイン
サーバ5を使用する。このような公開によって、各患者
の透析記録と検査データおよび検査画像は、参照用端末
4にあるnetscape等のwwwブラウザで参照で
きるようになり、同一施設内ではもちろんのこと、他施
設(通常患者が透析を行っている施設以外の施設)から
でも透析を行うにあたって必要なデータの参照を迅速か
つ効率的に行うことができる。
【0023】すなわち、透析システム1の電子記憶媒体
2にデータがある患者であれば、透析システム1のない
他施設においても、透析の治療を受けることができる。
また、眼底カメラ11、デジタルカメラ12、X線フィ
ルムスキャナ13、および参照用端末4は、各々複数台
接続することが可能であり、同時に複数の患者の治療等
を行なうことができる。
【0024】このような人工腎透析管理システムは、人
工腎透析管理プログラムにより実現され、該プログラム
はコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して提供
される。
【0025】
【発明の効果】本発明の人工腎透析システムを用いるこ
とにより、透析を行う際に、個々の患者に対する条件設
定を行う際に必要とされる個々の患者の人工腎透析の記
録と検査データおよび検査画像を正確にかつ迅速に参照
することができる。これにより結果として、治療の安全
に貢献できる。
【0026】また、本システムを用いることにより、患
者が記録の保管されていない施設で透析を受ける場合
に、透析の際の条件設定に必要とされる個々の患者の人
工腎透析の記録と検査データおよび検査画像をあらかじ
め送付する等の手間をかけずに参照することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシステム全体をしめす図
【図2】本発明のシステムがインターネットに接続され
る形態を示す図
【図3】従来の手作業による人工腎臓透析管理を示す図
【図4】医療施設間で患者データの送付を示す図
【符号の説明】
1 人工腎透析システム 2 電子記憶媒体 3 WWWサーバ 4 参照用端末 5 ダイアルインサーバ 11 眼底カメラ 12 デジタルカメラ 13 X線フィルムスキャナ

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】個々の患者の人工腎透析の記録と検査デー
    タおよび検査画像を電子記憶媒体内に保存することを特
    徴とする人工腎透析管理システム。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の人工腎透析管理システム
    において、前記人工腎透析の記録は透析時に自動的に前
    記電子記憶媒体内に保存されることを特徴とする人工腎
    透析管理システム。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2に記載の人工腎透
    析管理システムにおいて、前記電子記憶媒体内に保存さ
    れた前記個々の患者の人工腎透析の記録と検査データお
    よび検査画像を、検索し、かつ表示することを特徴とす
    る人工腎透析管理システム。
  4. 【請求項4】個々の患者の人工腎透析の記録と検査デー
    タおよび検査画像を、電子記憶媒体内に識別キー毎に分
    類し保存することを特徴とする人工腎透析管理システ
    ム。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の人工腎透析管理システム
    において、前記人工腎透析の記録は透析時に自動的に前
    記電子記憶媒体内に保存されることを特徴とする人工腎
    透析管理システム。
  6. 【請求項6】請求項4または請求項5に記載の人工腎透
    析管理システムにおいて、前記個々の患者の人工腎透析
    の記録と検査データおよび検査画像を、前記識別キー毎
    に、検索し、かつ表示することを特徴とする人工腎透析
    管理システム。
  7. 【請求項7】個々の患者の人工腎透析の記録と検査デー
    タおよび検査画像を、電子記憶媒体内に識別キー毎に分
    類し保存する手段と、前記電子記憶媒体内に保存され
    た、前記個々の患者の人工腎透析の記録と検査データお
    よび検査画像を、前記識別キー毎に検索し、かつ表示す
    る手段を持つことを特徴とする人工腎透析管理システ
    ム。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の人工腎透析管理システム
    において、前記人工腎透析の記録は透析時に自動的に前
    記電子記憶媒体内に保存される手段を有することを特徴
    とする人工腎透析管理システム。
  9. 【請求項9】請求項4から請求項8に記載の人工腎透析
    管理システムにおいて、前記識別キーは、患者ID、画
    像種別キー、取得日付、およびシーケンシャル番号を含
    むことを特徴とする人工腎透析管理システム。
  10. 【請求項10】請求項7から請求項9に記載の人工腎透
    析管理システムにおいて、前記個々の患者の人工腎透析
    の記録と検査データおよび検査画像を、wwwサーバを
    用いて公開することを特徴とする人工腎透析管理システ
    ム。
  11. 【請求項11】請求項10記載の人工腎透析管理システ
    ムにおいて、前記wwwサーバを用いて公開された前記
    個々の患者の人工腎透析の記録と検査データおよび検査
    画像を、wwwブラウザを用いて参照することを特徴と
    する人工腎透析管理システム。
  12. 【請求項12】個々の患者の人工腎透析の記録と検査デ
    ータおよび検査画像を、電子記憶媒体内に識別キー毎に
    分類し保存する手順と、前記電子記憶媒体内に保存され
    た、前記個々の患者の人工腎透析の記録と検査データお
    よび検査画像を、前記識別キー毎に検索し、かつ表示す
    る手順と、をコンピュータに実行させるプログラムを記
    録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
  13. 【請求項13】請求項12に記載の記録媒体において、
    前記人工腎透析の記録は透析時に自動的に前記電子記憶
    媒体内に保存される手段を有することを特徴とするプロ
    グラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
    体。
  14. 【請求項14】請求項12または請求項13に記載の記
    録媒体において、前記識別キーは、患者ID、画像種別
    キー、取得日付、およびシーケンシャル番号を含むこと
    を特徴とするプログラムを記録したコンピュータ読み取
    り可能な記録媒体。
  15. 【請求項15】請求項12から請求項14に記載の記録
    媒体において、前記個々の患者の人工腎透析の記録と検
    査データおよび検査画像を、wwwサーバを用いて公開
    することを特徴とするプログラムを記録したコンピュー
    タ読み取り可能な記録媒体。
  16. 【請求項16】請求項15に記載の記録媒体において、
    前記wwwサーバを用いて公開された前記個々の患者の
    人工腎透析の記録と検査データおよび検査画像を、ww
    wブラウザを用いて参照することを特徴とするプログラ
    ムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
JP19263897A 1997-07-17 1997-07-17 人工腎透析管理システムおよび人工腎透析管理プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Pending JPH1133110A (ja)

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