JPH11328919A - テープカートリッジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 リールがスピンドルに対して浮き上がった状
態のままで回転駆動されるのを防止する。 【解決手段】 テープカートリッジ１は、磁気テープ２
を巻装した一対のリール３，４と、上記一対のリール
３，４を回転可能に収容しているとともに、これらリー
ル３，４の下端部が臨む一対のスピンドル用開口部を備
えたシェル５と、上記シェル５の前面側に開閉可能に取
付けられていて、上記前面側を走行する磁気テープ２を
保護するリッド６と、上記リッド６の開閉動作に連動し
て上記リール３，４のロックおよびロック解除を行うリ
ールロック部材７と、上記リールロック部材７のロック
解除動作に連動して、上記リール３，４をシェル５のス
ピンドル用開口部側に押し下げるリール押圧手段８とを
有している。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、テープカートリッ
ジ不使用時にリールをリールロック部材でロックし、リ
ールの回転を阻止してテープが弛むのを阻止するととも
に、テープカートリッジ使用時に記録再生装置に装填さ
れてリッドが開放されると、該リッドの開放動作に連動
して、上記リールロック部材によるリールのロックが解
除されるようになっているテープカートリッジに関し、
特にテープカートリッジが記録再生装置に装填されたと
きに、リールを強制的に押し下げて記録再生装置のスピ
ンドルに確実に装着させることができるようにしたもの
である。

【０００２】

【従来の技術】テープカートリッジとして図１２〜１９
に示したものが知られている。上記テープカートリッジ
１０１は、情報記録媒体としての磁気テープ１０２を巻
装した一対のリール１０３，１０４と、これら一対のリ
ール１０３，１０４を回転可能に収容しているととも
に、これらリール１０３，１０４の下端が臨む一対のス
ピンドル用開口部を下面に備えたシェル１０５と、該シ
ェル１０５の前面側に開閉可能に取付けられていて、上
記シェル１０５の前面側を走行する磁気テープ１０２の
露出部を保護するリッド（回動蓋）１０６と、上記リッ
ド１０６の開閉動作に連動して上記リール１０３，１０
４のロックおよびロック解除を行うリールロック部材１
０７とを備えている。

【０００３】図１２に示したように、上記リールロック
部材１０７は、上記リッド１０６を閉じた状態において
は、捩りコイルばね１０８のばね力でリール１０３，１
０４側に付勢されて、一対のリール係合爪部１０７ａ，
１０７ｂが上記リール１０３，１０４の爪係合部１０３
ａ，１０４ａに係合して、これらリール１０３，１０４
の回転を阻止して、磁気テープ１０２が弛むのを阻止し
ている。そして、図１３に示したように、上記テープカ
ートリッジ１０１が記録再生装置２０１に挿入されて、
上記リッド１０６が開かれると、図１４に示したよう
に、上記リッド１０６の両側部に設けたリールロック部
材係合部１０６ａが上記リールロック部材１０７に設け
たリッド係合部１０７ｃに係合して、上記リールロック
部材１０７は、上記捩りコイルばね１０８のばね力に抗
してスライドして、上記リール係合爪部１０７ａ，１０
７ｂによるリール１０３，１０４のロックが解除される
とともに、図１５〜１６に示したように、記録再生装置
２０１の一対のスピンドル２０２，２０２が上記シェル
１０５の下面に設けたスピンドル用開口部１０５ａから
上記リール１０３，１０４のスピンドル嵌合孔１０３
ｂ，１０４ｂに嵌合されるようになっている。上記スピ
ンドル２０２の外周面には複数条の凸部２０３…２０３
が軸方向に形成されているとともに、上記スピンドル嵌
合孔１０３ｂ，１０４ｂの内周面にも複数条の凸部１０
３ｃ，１０４ｃが形成されていて、上記スピンドル２０
２をスピンドル嵌合孔１０３ｂ，１０４ｂに嵌合すると
上記凸部２０３…２０３と１０３ｃ，１０４ｃが互に係
合して、上記スピンドル２０２の回転をリール１０３，
１０４に伝達するようになっている。なお、上記リール
１０３，１０４は、アッパーシート１０９とロアシート
１１０に挾まれているとともに、上記ロアシート１１０
を介してシェル１０４上に回転自在に支持された状態に
なっている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
テープカートリッジには次に述べるような問題点があっ
た。

【０００５】（１）スピンドル２０２がスピンドル嵌合
孔１０３ｂ，１０４ｂに挿入される際に、上記スピンド
ル２０２の外周面に設けた凸部２０３…２０３とスピン
ドル嵌合孔１０３ｂ，１０４ｂの内周面に設けた凸部１
０３ｃ，１０４ｃが干渉するなどして、図１７に示した
ようにスピンドル２０２によって、リール１０３，１０
４が正規の位置より持ち上げられた状態に支持されてし
まうことがある。リール１０３，１０４が正規の位置よ
りも持ち上げられた状態に支持されると磁気テープ１０
２とテープガイド１１１の間に位置ズレδが生じて、上
記磁気テープ１０２の上エッジ１０２ａがテープガイド
１１１によって折り曲げられるなどしてダメージを受け
たり円滑なテープパスが不可能になる。

【０００６】（２）テープカートリッジ１０１を図１８
に示したような所謂縦置きタイプの記録再生装置３０１
に使用した場合には、リール１０３，１０４および磁気
テープ１０２の重量がスピンドル２０２への挿入方向の
力として作用しないために横置きタイプの記録再生装置
２０１に較べてより一層、リール１０３，１０４の浮き
上がりが発生しやすくなる。

【０００７】本発明は上記従来の問題点を解決し、リー
ルのスピンドルへの挿入を確実なものにし、磁気テープ
を正規の高さ位置に保持して円滑に走行させることので
きるテープカートリッジを提供することを目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】本発明は、テープを巻装
した一対のリールと、上記一対のリールを回転可能に収
容しているとともに、これらリールの下端部が臨む一対
のスピンドル用開口部を備えたシェルと、上記シェルの
前面側に開閉可能に取付けられていて、上記前面側を走
行するテープを保護するリッドと、上記リッドの開閉動
作に連動して上記リールのロックおよびロック解除を行
うリールロック部材とを備えたテープカートリッジにお
いて、上記リールロック部材のロック解除動作に連動し
て、上記リールをシェルのスピンドル用開口部側に押し
下げるリール押圧手段を設けることにより、記録再生装
置への装填時に上記リール押圧手段でリールをスピンド
ル側へ押し下げてリールとスピンドルに確実に装着でき
るようにした。

【０００９】

【発明の実施の形態】図１〜図８は、第１の実施の形態
のテープカートリッジ１を示す。

【００１０】上記テープカートリッジ１は、磁気テープ
２を巻装した一対のリール３，４と、上記一対のリール
３，４を回転可能に収容しているとともに、これらリー
ルの下端部が臨む一対のスピンドル用開口部を備えたシ
ェル５と、上記シェル５の前面側に開閉可能に取付けら
れていて、上記前面側を走行する磁気テープ２を保護す
るリッド（前面蓋）６と、上記リッド６の開閉動作に連
動して上記リール３，４のロックおよびロック解除を行
うリールロック部材７と、上記リールロック部材７のロ
ック解除動作に連動して、上記リール３，４をシェル５
のスピンドル用開口部側に押し下げるリール押圧手段８
とを備えている。

【００１１】図１に示したように、上記リールロック部
材７は、上記リッド６を閉じた状態においては捩りコイ
ルばね９のばね力でリール３，４側に付勢されて、一対
のリール係合部７ａ，７ｂが後に詳しく説明するリール
３，４の爪係合部３ｅ…３ｅに係合して、これらリール
３，４の回転を阻止するようになっている。

【００１２】そして、図２に示したように、上記リッド
６が開放された状態になると、上記リッド６の開放動作
に連動して、上記リールロック部材７は、捩りコイルば
ね９のばね力に抗してスライドして上記リール係合部７
ａ，７ｂによるリール３，４のロックを解除するように
なっている。

【００１３】図３は、テープカートリッジ１の分解斜視
図である。上記磁気テープ２は、リードテープ２ａを介
して上記一対のリール３，４に巻装されている。

【００１４】図４に拡大して示したように、上記リール
３は、円筒状部の内筒部３ａと、該内筒部３ａの外周側
にリブ３ｂ…３ｂを介して連設された外筒部３ｃとから
なっていて、上記内筒部３ａの上端部は、上記外筒部３
ｃの上端部よりも上方に突出していて、上記内筒部３ａ
の上端部の外周面には、上記リールロック部材７のリー
ル係合部７ａが係合する爪係合部３ｄ…３ｄが歯車状に
形成されている。

【００１５】上記内筒部３ａの内周面は、スピンドル嵌
合孔３ｅになっていて、該内周面には、スピンドルとの
係合用の凸部３ｆ…３ｆが設けられている。

【００１６】また、上記外筒部３ｃの外周面には、テー
プクランパ３ｇが着脱自在に取付けられるようになって
いて、該クランパ３ｇで上記リードテープ２ａの一端側
をリール３に係止するようになっている。なお、他方の
リール４も上記リール３と同様の構成になっている。

【００１７】上記シェル５は、上ハーフ５ａと下ハーフ
５ｂをビス１１…１１で結合することにより扁平な筺体
状に形成されている。

【００１８】上記上ハーフ５ａには、リッド６を回動可
能に取付けるための左右一対の軸受部５ｃ，５ｃが設け
られているとともに、テープエンド等を検出するための
プリズム１２が取付けられている。

【００１９】上記下ハーフ５ｂの下面側には、上記リー
ル３，４の下端部が臨む左右一対のスピンドル用開口部
５ｄ，５ｅが設けられている。また、下ハーフ５ｂの前
面側にはテープ走行用のポケット部５ｆが設けられてい
るとともに、該ポケット部５ｅの両側部には左右一対の
テープガイド５ｇ，５ｈが設けられていて、これらテー
プガイド５ｇ，５ｈに磁気テープ２を掛け渡すことによ
り、該磁気テープ２を上記ポケット部５ｆ内を走行させ
るようになっている。

【００２０】上記リッド６は、リッド本体部６ａと、該
リッド本体部６ａの両側部に設けられた左右一対のアー
ム部６ｂ，６ｃとで構成されていて、上記一対のアーム
部６ｂ，６ｃに設けた軸部６ｄ，６ｄを上記上ハーフ５
ａに設けた軸受部５ｃ，５ｃに嵌合することにより回動
自在に取付けられている。

【００２１】上記リッド６は、第１の捩りコイルばね１
３によって、上記ポケット部５ｆを閉じる方向の回動力
を付与されていて、上記捩りコイルばね１３のばね力に
抗して回動させることにより、上記ポケット部５ｆを開
放するようになっているとともに、上記一対のアーム部
６ｂ，６ｃの先端に設けたリールロック部材係合部６
ｅ，６ｅが次に説明するリールロック部材７のリッド係
合部７ｇに係合して、上記リールロック部材７をリール
ロック解除方向にスライドさせるようになっている。

【００２２】上記リールロック部材７は、上記一対のリ
ール３，４に設けた爪係合部３ｄに係合する一対のリー
ル係合爪７ａ，７ｂを後端部に設けた本体部７ｃと、該
本体部７ｃの両側部に設けられた左右一対の脚部７ｄ，
７ｅと、これら脚部７ｄ，７ｅの一端部に弾性アーム７
ｆを介して形成されたリッド係合部７ｇを有している。

【００２３】上記リールロック部材７は、上記一対の脚
部７ｄ，７ｅを上記下ハーフ５ｂの左右の側壁の内側に
添わせた状態で、上記下ハーフ５ｂの上面に載置するこ
とにより下ハーフ５ｂ上にスライド可能に取付けられて
いる。

【００２４】上記リールロック部材７は、第２の捩りコ
イルばね１４によって、上記一対のリール係合爪７ａ，
７ｂが上記一対のリール３，４の爪係合部３ｄに係合す
る方向のスライド力を付与されている。そして、上記リ
ッド６を開方向に回動させると、上記一対のアーム部６
ｂ，６ｃの先端部に設けたリールロック部材係合部６
ｅ，６ｅが上記リールロック部材７のリッド係合部７
ｇ，７ｇに係合して、上記リールロック部材７を第２の
捩りコイルばね１４のばね力に抗してスライドさせて、
上記一対のリール係合爪７ａ，７ｂによるリール３，４
のロックを解除するようになっている。

【００２５】上記リール押圧手段８は、上記リール３，
４側に設けられた被押圧部２１と、上記リールロック部
材７側に設けられていて、上記被押圧部２１を押圧する
押圧部２２とで構成されている。

【００２６】上記被押圧部２１は、上面の中央部に半球
形状の凸部２１ａを形成した円形状のプレート２１ｂを
上記リール３，４の内筒部の上端面に取付けることによ
り形成されている。

【００２７】また、上記押圧部２２は、上記リールロッ
ク部材７のリール係合爪７ａ，７ｂの間から突出形成さ
れた略Ｔ字状のアーム２２ａの両端部の下面に、上記リ
ール３，４に設けた被押圧部２１の凸部２１ａに接触す
る幅方向に細長い凸部２２ｂ，２２ｃを設けることによ
り形成されている。上記凸部２２ｂ，２２ｃを幅方向に
細長い形状に形成したのは、上記被押圧部２１の半球形
状の凸部２１ａとの接触を確実なものにするためであ
る。

【００２８】図５に示したように、リッド６が閉じら
れ、リールロック部材７のリール係合爪７ａ，７ｂがリ
ール３，４の爪係合部３ｄに係合して上記リール３，４
がロックされている状態において、上記リール押圧手段
８の被押圧部２１の半球形状の凸部２１ａと押圧部２２
の凸部２２ｂ，２２ｃとは、非接触状態に保たれてい
る。

【００２９】そして、上記リッド６が開方向に回動して
いって、上記リールロック部材７のリール係合爪７ａ，
７ｂとリール３，４の爪係合部３ｄの係合が外れて、上
記リール３，４のロックが解除された状態になると、上
記被押圧部２１の半球形状の凸部２１ａと押圧部２２の
凸部２２ｂ，２２ｃとが接触（干渉）して、上記リール
３，４を押し下げ、上記リッド６が完全に開いた状態に
なると図６に示したように、上記被押圧部２１の半球形
状の凸部２１ａと押圧部２２の凸部２２ｂ，２２ｃは、
再び非接触状態になり、リール３，４を押し下げる力が
解除されるようになっている。

【００３０】なお、図３において、３１は、上記リール
３，４の上面側に配置されたアッパシート、３２は、上
記リール３，４の下面側に配置されたロアシートであ
り、上記リール３，４は、これらアッパシート３１とロ
アシート３２の間に挾まれた状態で支持されている。３
３は、上記下ハーフ５ｂの下面にスライド可能に取付け
られていて、上記下ハーフ５ｂに設けられたスピンドル
用開口部５ｄ，５ｅを開閉するスライドシャッターであ
り、左右一対の開口部３３ａ，３３ｂが設けられてい
る。

【００３１】上記スライドシャッター３３は、第３の捩
りコイルばね３４によって上記スピンドル用開口部５
ｄ，５ｅを閉じる方向に付勢されている。そして、上記
テープカートリッジ１を図示省略の記録再生装置に挿入
すると、上記スライドシャッター３３は、第３の捩りコ
イルばね３４のばね力に抗してスライドして、上記開口
部３３ａ，３３ｂが上記下ハーフ５ｂに設けたスピンド
ル用開口部５ｄ，５ｅと重なり合って、これらスピンド
ル用開口部５ｄ，５ｅを開放した状態にするのである。

【００３２】次に、上記テープカートリッジ１の作用に
ついて説明する。上記テープカートリッジ１を記録再生
装置に挿入すると、上述したように上記スライドシャッ
ター３３が第３の捩りコイルばね３４のばね力に抗して
スライドして、上記スピンドル用開口部５ｄ，５ｅを開
いたのちに、上記テープカートリッジ１は、記録再生装
置のスピンドル側に向けて垂直方向に移動して、上記ス
ピンドルが上記リール３，４のスピンドル嵌合孔３ｅに
導入される。このとき、図７に示したように、上記スピ
ンドル嵌合孔３ｅの内周面に設けた凸部３ｆ…３ｆと上
記スピンドル２０２の外周面に設けた駆動力伝達用の凸
部２０３…２０３等が係合して、上記リール３，４が浮
き上がった状態になっているような場合でも、上記リッ
ド６の開方向への回動に連動して、上記リールロック部
材７がスライドすると、リール係合爪７ａ，７ｂと上記
リール３，４に設けた爪係合部３ｄの係合が外れて、上
記リール３，４のロックが解除されるとともに、上記押
圧部２２の凸部２２ｂ，２２ｃが上記被押圧部２１の凸
部２１ａに当接して、上記リール３，４を押し下げてス
ピンドル２０２に完全に装着させた状態にしたのちに、
上記押圧部２２の凸部２２ｂ，２２ｃと被押圧部２１の
凸部２１ａとは非接触状態になるのである。なお、上記
第１の実施の形態では被押圧部２１側凸部２１ａを半球
形状に形成したが、押圧部２２側の凸部２２ｂ，２２ｃ
を半球形状に形成してもよい。

【００３３】図９〜１１は、第２の実施の形態のテープ
カートリッジ１を示す。この実施の形態において、リー
ル押圧手段８の被押圧部２１は、上記リール３，４の外
筒部３ｃの上端部を利用することにより構成されている
とともに、上記リール押圧手段８の押圧部２２は、上記
リールロック部材７の左右一対のリール係合爪７ａ，７
ｂの下面に半球形状の凸部を設けることにより形成され
ている。

【００３４】そして、図１０に示したように、上記リー
ルロック部材７でリール３，４をロックしている状態に
おいては、上記リール係合爪７ａ，７ｂの下面に設けた
押圧部２２としての半球形状の凸部が上記リール３，４
の内筒部３ａと外筒部３ｃの間に嵌まり込んだ状態にな
っていて、上記リールロック部材７がリールロック解除
方向にスライドすると、上記押圧部２２としての半球形
状の凸部が被押圧部２１としての上記外筒部３ｃの上端
部に当接して、上記リール３，４を押し下げたのちに、
上記押圧部２２としての半球形状の凸部と被押圧部２１
としての外筒部３ｃの上端部は、非接触状態になるよう
になっている。

【００３５】なお、他の構成は、第１の実施の形態の場
合と同じであるので、同一構成部分には同一符号を付し
て重複する説明を省略する。

【００３６】また、第１，第２の実施の形態では、リー
ル３，４に情報記録媒体としての磁気テープ２を巻装し
た場合を示したが、上記磁気テープ２に代えてクリーニ
ングテープを巻装することにより、テープカートリッジ
１をクリーニング用のテープカートリッジとして構成し
てもよい。

【００３７】

【発明の効果】本発明のテープカートリッジには次に述
べるような効果がある。

【００３８】（１）請求項１のテープカートリッジは、
リール押圧手段によりリールを押し下げて、リールをス
ピンドルに対して完全に装着させることができる。

【００３９】（２）請求項２のテープカートリッジは、
リールを押し下げたのち、リール押圧手段とリールが非
接触状態に保たれるので、リール押圧手段がリールの回
転の際に負荷になるのを防止することができる。

【００４０】（３）請求項３のテープカートリッジは、
リールロック部材側に設けた押圧部でリール側の被押圧
部を押圧することにより、確実にリールを押し下げるこ
とができる。

【００４１】（４）請求項４のテープカートリッジは、
リールの上端部の中央部を押圧することにより、リール
を略垂直方向に押し下げることができる。

【００４２】（５）請求項５のテープカートリッジは、
Ｔ字状のアームの両端部に設けた一対の半球形状の凸部
で一対のリールを同時に押し下げることができる。

【００４３】（６）請求項６のテープカートリッジは、
リールロック部材のリール係合爪の下面に設けた半球形
状の凸部でリールの外筒部の上端部を押圧して、リール
を押し下げる構成にしたのでリール押圧手段の構造を簡
素化することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】第１の実施の形態の斜視図（リッドを閉じた状
態）。

【図２】第１の実施の形態の斜視図（リッドを開いた状
態）。

【図３】分解斜視図。

【図４】リールの拡大斜視図。

【図５】要部の平面図（リッドを閉じた状態）。

【図６】要部の平面図（リッドを開いた状態）。

【図７】要部の断面図（リールが浮き上がっている状
態）。

【図８】要部の断面図（リールを押し下げた状態）。

【図９】第２の実施の形態の分解斜視図。

【図１０】要部の断面図（リールが浮き上がっている状
態）。

【図１１】要部の断面図（リールが押し下げられた状
態）。

【図１２】従来のテープカートリッジの斜視図（リッド
が閉じた状態）。

【図１３】テープカートリッジと横置きタイプの記録再
生装置の斜視図。

【図１４】テープカートリッジの斜視図（リッドが開い
た状態）。

【図１５】リールとスピンドルの嵌合状態を示す断面
図。

【図１６】リールとスピンドルの嵌合状態を示す平面
図。

【図１７】問題点を示す断面図。

【図１８】テープカートリッジと縦置きタイプの記録再
生装置の斜視図。

【図１９】問題点を示す断面図。

【符号の説明】

１…テープカートリッジ、２…磁気テープ、３，４…一
対のリール、５…シェル、６…リッド、７…リールロッ
ク部材、７ａ，７ｂ…リール係合爪、８…リール押圧手
段、２１…被押圧部、２１ａ…半球形状の凸部、２１ｂ
…円形状のプレート、２２…押圧部、２２ａ…アーム、
２２ｂ，２２ｃ…凸部。

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 テープを巻装した一対のリールと、 上記一対のリールを回転可能に収容しているとともに、
   これらリールの下端部が臨む一対のスピンドル用開口部
   を備えたシェルと、 上記シェルの前面側に開閉可能に取付けられていて、上
   記前面側を走行するテープを保護するリッドと、 上記リッドの開閉動作に連動して上記リールのロックお
   よびロック解除を行うリールロック部材と、 上記リールロック部材のロック解除動作に連動して、上
   記リールをシェルのスピンドル用開口部側に押し下げる
   リール押圧手段と、 を備えていることを特徴とするテープカートリッジ。
2. 【請求項２】 請求項１において、 リール押圧手段は、リールを押し下げたのちに、該リー
   ルと非接触状態に保たれるようになっていることを特徴
   とするテープカートリッジ。
3. 【請求項３】 請求項１において、 リール押圧手段は、リール側に設けられた被押圧部と、
   リールロック部材側に設けられていて、上記リール側の
   被押圧部を押圧する押圧部とで構成されていることを特
   徴とするテープカートリッジ。
4. 【請求項４】 請求項３において、 被押圧部は、上面の中央部に半球形状の凸部を設けた円
   形状のプレートをリールの内筒部の上端部に設けること
   により形成され、 押圧部は、リールロック部材に設けたアームの下面に、
   上記被押圧部の凸部と接触して、上記リールを押し下げ
   る凸部を設けることにより形成されていることを特徴と
   するテープカートリッジ。
5. 【請求項５】 請求項４において、 アームは、リールロック部材の一対のリール係合爪の間
   からＴ字状に突設されているとともに、上記Ｔ字状のア
   ームの先端部の長さ方向の一端部と他端部の下面に、一
   対のリールを押し下げる凸部がそれぞれ形成されている
   ことを特徴とするテープカートリッジ。
6. 【請求項６】 請求項３において、 被押圧部は、リールの外筒部の上端部で構成され、 押圧部は、リールロック部材の一対のリール係合爪の下
   面に半球形状の凸部を設けることにより構成されている
   ことを特徴とするテープカートリッジ。