JPH11328547A - 画像監視装置 - Google Patents

画像監視装置

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JPH11328547A
JPH11328547A JP13878898A JP13878898A JPH11328547A JP H11328547 A JPH11328547 A JP H11328547A JP 13878898 A JP13878898 A JP 13878898A JP 13878898 A JP13878898 A JP 13878898A JP H11328547 A JPH11328547 A JP H11328547A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 外部において、監視対象の画像を、セキュリ
ティ上必要なときは確実に見ることができるが、不必要
な場合には見ることができないようにできる画像監視装
置を提供する。 【解決手段】 画像監視装置は、監視領域を撮影する撮
像手段と、撮像手段の撮影した画像を通信回線を介して
送出する画像伝送手段と、予め条件が設定され、設定し
た条件が満たされるとき、画像伝送手段による画像送出
を阻止する阻止手段とから構成される。阻止手段には、
監視領域を撮影した画像を外部に送出しない条件を、予
め設定しておく(図10)。阻止手段は、設定された条
件が満たされたとき、例えば、警備領域が正常である場
合、又は、警備モードが警戒解除である場合などに、画
像伝送手段が画像を送信することを阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、監視領域を監視カ
メラにて撮影し、この撮影した画像を監視することによ
り、監視領域の状況を確認する画像監視システムに使用
する画像監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、種々の画像監視システムが実
用化されている。以下、画像監視システムを警備システ
ムに適用した例について説明をする。複数の警備領域
を、遠隔地の警備センタにて集中監視する警備システム
がある。この警備システムでは、各警備領域毎にコント
ローラが設置され、警備センタ装置と電話回線を介して
接続される。コントローラには、警備領域内に配置した
侵入者検出センサ、火災検出センサなどの各種センサ、
監視領域を撮影する監視カメラが接続される。警備セン
タ装置では、各コントローラからの画像情報を電話回線
を介して受信し、警備領域を監視する。
【0003】警備センタでは、コントローラから異常通
報があった時、各コントローラに対して、監視カメラが
撮影している画像(現画像)を送信するように制御し、
監視員が、受信した現画像を見て監視領域の状態を確認
する。従来においては、監視員は、異常通報時でなくて
も、随時、コントローラから監視カメラの画像を送出さ
せ、監視領域の画像を見ることができた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、利用者にとっ
ては、監視カメラが撮影する画像が随時外部から見られ
るということは、プライバシー上の問題、営業上の秘密
保持などの点から、好ましいことではない。また、警備
センタの監視員にとっても、警備領域が警戒解除モード
にあるとき、又は、警戒セットモード中であっても警備
領域が正常状態であれば、監視領域の画像を見る必要性
はない。
【0005】そこで、本発明は、警備センタなどの外部
において、監視対象の画像を、セキュリティ上必要なと
きは確実に見ることができるが、不必要な場合には見る
ことができないようにする画像監視装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたものである。本発明の画像監視装
置は、監視領域を撮影する撮像手段と、前記撮像手段の
撮影した画像を通信回線を介して送出する画像伝送手段
と、予め条件が設定され、設定した条件が満たされると
き、前記画像伝送手段による画像送出を阻止する阻止手
段とから構成される。
【0007】阻止手段には、監視領域を撮影した画像を
外部に送出しない条件を、予め設定しておく。この条件
としては、例えば、警備領域が正常状態の場合、又は、
警備モードが警戒解除モードである場合などである。阻
止手段は、設定された条件が満たされたとき、即ち、警
備領域が正常である場合、又は、警備モードが警戒解除
である場合などに、画像伝送手段が画像を送信すること
を阻止する。
【0008】警備センタなどの外部では、警備領域が警
戒モード中で、異常通報があったときに、画像監視装置
に対して画像の送出を要求する。この場合は、阻止手段
が画像伝送手段による画像送出を阻止しないので、外部
で監視領域の画像を見て、状況を確認することができ
る。一方、警備領域が警戒解除モード中、又は、警戒セ
ットモード中であっても正常状態であれば、外部から画
像要求信号が送出されても、阻止手段が画像伝送手段に
よる画像送出を阻止する。したがって、利用者は、外部
に不必要な画像を見られることがなくなる。
【0009】なお、阻止手段に設定する条件が警備領域
が正常である場合、監視領域内の異常を検出する異常検
出手段と、監視領域の状態として正常状態又は異常状態
を記憶する記憶手段が設けられる。そして、阻止手段
は、記憶手段に警備領域が正常状態であることが記憶さ
れていれば、画像伝送手段による画像送出を阻止する。
なお、警備領域が正常状態である場合でも、特定の条件
にある画像については、画像送出を許可できるようにす
ることは任意である。
【0010】阻止手段に設定する条件が警備解除モード
である場合、警備領域の警備モードを設定するモード設
定手段と、設定された警備モードを記憶するモード記憶
手段が設けられる。阻止手段は、モード記憶手段に警戒
解除モードが記憶されているとき、画像伝送手段による
画像送出を阻止する。この場合も、特定の条件にある画
像については、画像送出を許可するようにすることは任
意である。
【0011】また、本発明においては、警備領域内に配
置された複数の撮像手段の内、特定の撮像手段が撮影す
る画像の送出を阻止することができる。これにより、特
定された撮像手段が撮影した画像は、警戒セットモード
中に異常が発生している場合であっても、外部には送出
されない。この場合、当該撮像手段を記憶する記憶手段
が設けられる。阻止手段は、外部へ画像を送出する時
に、記憶手段に記憶された特定の撮像手段が撮影した画
像については、画像伝送手段が送出することを阻止す
る。
【0012】本発明によれば、警備センタ装置などの外
部において、監視対象の画像を、セキュリティ上必要な
ときは見ることができるが、不必要な場合には見ること
ができないようにすることができる。これにより、プラ
イバシーの保護などが保たれる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の画像監視装置を警備シス
テムに適用した例について、図を用いて説明する。図1
は、警備システムの全体構成を示す。監視対象となる建
物(警備領域)にコントローラ1が設置され、このコン
トローラ1に、複数の画像センサ2、非常ボタン3、侵
入センサ4、モード設定器5が接続される。コントロー
ラ1は、通信回線としての電話回線6を介して、遠隔地
の警備センター7と接続される。
【0014】画像センサ2は、建物内に複数設置され、
窓、ドアなどの監視対象を含む監視領域を撮影する。ま
た、画像センサ2は、得られた画像から侵入などの異常
の有無を判定する機能を有する。非常ボタン3が押され
る、又は、侵入センサ4が侵入異常を検出すると、コン
トローラ1から電話回線6を介して警備センタ装置7に
異常信号が送出される。警備センタ装置7では、異常信
号を受信すると、必要に応じて、監視員がコントローラ
1に対して、画像センサ2が撮影している現画像を送出
することを要求する信号を送出する。コントローラ1で
は、画像要求信号を受信すると、画像センサ2が撮影し
た現画像を警備センタ装置7に対して送出する。
【0015】画像センサ2において侵入異常が検出され
ると、コントローラ1は、異常信号を警備センタ装置7
に送出する。同時に、画像センサ2に対して異常画像、
現画像などの送出を要求し、送信されてきた画像を警備
センタ装置7に送出する。図2は、コントローラ1の構
成を示す。コントローラ1には、MPU、ROM,RA
Mなど周辺回路により構成される制御部101と電源回
路102が設けられる。コントローラ1内の各部分は、
制御部101により制御され、電源回路102から電力
の供給を受ける。電源回路102は、外部からのAC電
圧をDC電圧に変換する変換回路とバッテリを有する。
また、モード設定器5が接続される。
【0016】コントローラ1には、更に、以下の部分が
設けられる。センサ監視回路103は、非常ボタン3、
侵入センサ4とのインターフェースである。モデム10
4が電話回線6との間に設けられる。画像センサ通信制
御部105は、画像センサ2と接続される。映像入出力
制御部106は、画像センサ2と接続される。この映像
入出力制御部106は、画像センサ2から送られてきた
映像信号を、モデム104と外部に接続されたモニタ装
置8に分配する。
【0017】表示部107は、通常は、監視領域の監視
状態を画面上に表示し、異常が検出されたときは、ブザ
ーを鳴動させ、画面上に異常の種類、異常発生箇所など
を表示する。また、表示部107は、画像センサ2の設
定作業時にも使用される。操作手段108は、画像セン
サ2の初期設定又は設定変更時に使用される。機器状態
検出部109は、コントローラ1の機器異常の有無を検
出する。記憶部110については以下に説明する。
【0018】図3は、コントローラ1の記憶部110の
構成を示す。記憶部110には、コントローラ1に所定
の動作を実行させるためのプログラムを記憶したプログ
ラム領域111、パラメータを記憶したパラメータ領域
112、各画像センサ2のアドレスを記憶しておく画像
センサアドレス領域113、監視領域の状態、即ち、異
常が発生しているか又は正常であるかの区別、及び、異
常の種類(機器異常、侵入異常、非常異常)を記憶する
状態記憶領域114、監視領域が警戒セットモード又は
警戒解除モードのいずれにあるかを記憶するモード記憶
領域115、画像送出の許可/不許可を決めるためのテ
ーブルを記憶するテーブル記憶領域116、画像送出を
常時禁止する特定の画像センサを記憶する特定画像セン
サ領域117が設けられる。
【0019】図4は、画像センサ2の構成を示す。画像
センサ2には、CPU、ROM,RAMなど周辺回路に
より構成される制御手段201と電源202が設けられ
る。画像センサ2内の各部分は、制御手段201により
制御され、電源202から電力の供給を受ける。電源2
02は、外部から供給されるAC電圧をDC電圧に変換
する変換装置から構成される。なお、電源202を画像
センサ2内に設ける代わりに、コントローラ1から電力
供給をさせても良い。
【0020】また、制御手段201には記憶手段220
が接続される。記憶手段220には、画像センサ2に所
定の動作を実行させるためのプログラム、パラメータ、
監視領域が異常か正常かを記憶する領域、監視領域が警
戒セットモード又は警戒解除モードのいずれにあるかを
記憶する領域、撮像手段203が撮影した現画像及び異
常画像を含む所定枚数の画像を記憶する領域を備える。
【0021】監視領域を撮影する撮像手段203は、C
CDカメラにより構成され、可視領域から赤外領域まで
の感度を有する。赤外線投光手段204が設けられ、夜
間など暗くなった時に、監視領域に赤外線が投光され
る。画像処理手段205は、記憶手段220に記憶され
た画像に基づいて、監視領域に異常が発生したか否かを
判定する。なお、この手法については、公知のものであ
り、本発明と直接関係がないので、詳細な説明は省略す
る。表示手段206は、LEDにより構成され、異常検
出時に点灯し、非検出時には消灯して、異常検出の有無
を画像センサ2の外部に表示する。
【0022】通信手段207は、コントローラ1と信号
の送受信を行うインターフェースで、コントローラ1の
画像センサ通信制御部と接続される。画像出力手段20
8は、記憶手段220に記憶していた画像を出力するた
めのインターフェースで、切替手段209を介して、他
の画像センサ2又はコントローラ1の映像入出力制御部
へ接続される。
【0023】アドレス設定部分210は、ディップスイ
ッチにより構成され、コントローラ1が画像センサ2を
特定するためのアドレスが設定される。操作手段211
は、電源をオンオフするための手段である。図5は、警
備センター装置7の構成を示す。ここでは、画像監視シ
ステムに関する部分のみを示している。
【0024】警備センター装置7には、MPU、RO
M,RAMなど周辺回路などにより構成される制御部7
01が設けられ、警備センター装置7内の各部分は、制
御部701により制御される。電話回線6を通してコン
トローラ1と通信を行う通信インターフェース702が
設けられる。コントローラ1から送られた映像信号及び
その関連の信号は、画像情報記憶部703に記憶され
る。
【0025】制御部701は、異常信号を受信すると、
モニタ704に、異常が発生したこと、異常発生物件
名、異常発生箇所などを表示し、モニタ704に異常発
生時の画像を表示する。なお、モニタ704は、画像出
力部706を介して制御部701と接続される。管制員
は、操作部705を操作して、画像表示など種々の操作
を行う。
【0026】次に、コントローラ1の動作について説明
する。図6は、コントローラ1における、各画像センサ
への状態確認処理を示すフローチャートである。コント
ローラ1は、各画像センサ2に対して順次、状態確認処
理を行う(ポーリング)。なお、画像センサ2以外のセ
ンサ、つまり、非常ボタン3、侵入センサ4について
は、コントローラ1は、センサ監視回路103により常
時信号を受け付けている。
【0027】ステップS11で、1つの画像センサ2に
対して状態呼出信号を送信する。ステップS12で、当
該画像センサ2から送出された状態信号を受信する。ス
テップS13で、受信した状態信号が異常信号か否かを
判定する。異常信号を受信してなければ、ステップS1
1へ戻る。異常信号を受信していれば、ステップS14
で、当該画像センサ2のアドレス及び異常状態にあるこ
とを状態領域114に記憶し、ステップS11へ戻る。
以上のステップが各画像センサ2に対して順次実行され
る。
【0028】図7は、コントローラ1における、警備領
域で異常が検出された場合の処理を示すフローチャート
である。警備領域内に異常が発生し、画像センサ2、非
常ボタン3又は侵入センサ4から異常検知信号が送信さ
れると、ステップS21で、コントローラ1がこれを受
信する。ステップS22で、警備領域が異常状態である
ことを状態領域114に記憶する。ステップS23で、
コントローラ1は、ダイアリングをして、警備センタ装
置7との接続処理を行う。ステップS24で、受信した
異常信号が画像センサ2からのものか否かを判定する。
【0029】ここで、受信した異常信号がその他のセン
サ3,4から受信したものであれば、ステップS25で
警備センタ装置7へ異常信号を送信する。この異常信号
には、異常が発生した領域、異常の種類など、必要な情
報が含まれる。異常信号の送信終了後に、ステップS3
0で、警備センタ装置7との切断処理を行う。警備セン
タ装置7で異常信号を受信すると、監視員はモニタ70
3に表示された情報に基づいて必要な措置をとる。ま
た、必要な場合は、異常が発生した領域を撮影した画像
の送信を要求する信号をコントローラ1に送出する。コ
ントローラ1が画像要求信号を受信した場合の動作につ
いては後述する。
【0030】ステップS24で、異常信号を画像センサ
2から受信したと判定したときは、ステップS26で、
当該画像センサ2へ異常画像送信を要求する信号を送信
する。ステップS27で画像センサ2から異常画像を受
信すると、ステップS28で警備センタ装置7へ、異常
信号及び、異常画像を送出する。この異常信号には、異
常が発生した領域、異常の種類など、必要な情報が含ま
れる。
【0031】異常信号及び異常画像の送出が終了する
と、ステップS29で、異常を検出した画像センサ2
へ、異常画像消去信号を送出する。当該画像センサ2で
は、この信号を受信すると、記憶していた異常画像を消
去し、新たに、撮像手段203が撮影した現画像を取り
込んで、異常発生の有無の検出を継続して行う。ステッ
プS30で、警備センタ装置7との電話回線6の切断処
理を行い、ステップS31で、表示部107に異常が発
生した旨の表示を行う。
【0032】図8は、コントローラ1における、警備モ
ード移行操作時の処理を示すフローチャートである。モ
ード設定器5でモード移行操作がされると、コントロー
ラ1はステップS41で移行信号を受信する。ステップ
S42で、警戒セットの操作がされたか否かを判定す
る。警戒セットの操作がされたときは、ステップS43
で、全画像センサ2に対してセット信号を送出し、ステ
ップS44で、警備センタ装置7へセット信号を送出
し、ステップS45で、自己のモード領域115に警戒
セットモードを記憶する。する。一方、ステップS42
で、警戒セット操作がされたのでなければ、ステップS
46で、全画像センサ2に対して解除信号を送出し、ス
テップS47で、警備センタ装置7へ解除信号を送出
し、ステップS48で、自己のモード領域115に警戒
解除モードを記憶する。
【0033】画像センサ2、警備センタ装置7では、そ
れぞれ、受信した状態を記憶部20、703へ記憶す
る。図9は、コントローラ1における、警備センタ装置
7から画像要求信号を受信した場合の処理を示すフロー
チャートである。既述の図7のステップS25で説明し
たように、警備センタ装置7が異常信号を受信した場合
は、監視員は必要に応じて画像要求信号をコントローラ
1に対して送出する。コントローラ1では、ステップS
51でこの信号を受信すると、以下の処理を実行する。
【0034】ステップS52で、モニタ不可の画像セン
サ2であるか否かを判定する。受信した画像要求信号が
指定する画像センサ2が、記憶部110の特定画像セン
サ領域117に記憶されていた場合には、モニタ不可画
像センサであると判定して、ステップS53で、画像要
求NG信号を警備センタ装置7へ送出する。ステップS
52で、モニタ不可画像センサでないと判定した場合
は、ステップS54へ進む。
【0035】ステップS54で、要求された画像送出が
許可状態にあるか否かを判定する。この画像送出許可又
は不許可は、記憶部110のテーブル領域116に記憶
されたテーブルに設定された条件に応じて決定される。
図10は、テーブルの内容を示す。ここに示された例で
は、設定された条件は警備モードと、警備領域の状態で
ある。したがって、ステップS54では、記憶部110
の状態領域114とモード領域115に記憶された内容
を見に行く。
【0036】警戒セットモード中で、異常状態(侵入異
常、機器異常、非常異常)である場合は、画像テーブル
中の番号1〜3に示されるように、画像送出が許可され
る。警備領域が正常状態にあれば、警戒セットモード中
であってもなくても、番号4、7に示すように、画像送
出は不許可となる。警戒解除モード中であれば、警備領
域が正常状態であっても機器異常状態であっても、番号
5及び7に示すように、画像送出は不許可となる。
【0037】ただし、番号6に示すように、警戒解除モ
ード中であっても、強盗などの侵入により非常ボタンが
押された場合(非常異常)は、画像送出が許可となる。
なお、番号5の機器異常(コントローラ1自体の異常)
は、緊急性が低い異常であるので、不許可とすることが
できる。テーブルには警備解除モード中で侵入異常とい
うケースが示されていないが、これは、警備解除モード
中では、各センサ2,4が侵入異常を検出しないように
設定されているためである。
【0038】図10に示した基準は、1つの例であり、
種々の変更が可能である。警備センタ側としては、通
常、番号1,3,6の侵入異常、非常異常については、
画像を受信しなければならない。その他のケースについ
ては、状況に応じて設定がされる。図9に戻ると、ステ
ップS54で画像送出が不許可状態であると判定される
と、ステップS53で、画像要求NG信号が警備センタ
装置7に対して送出される。許可状態であると判定され
ると、ステップS55で、画像要求OK信号が送出され
る。ステップS56で、画像要求信号で指定された画像
センサ2へ画像要求信号を送出する。
【0039】画像センサ2は画像要求信号に従って撮影
した画像を送出し、ステップS57で、コントローラ1
はこの現画像を警備センタ装置7へ転送をする。警備セ
ンタ装置7では、モニタ704上で監視領域の現状態を
示す画像を見て状態を確認する。画像の受信が必要なく
なると、コントローラ1に対して画像停止信号を送出す
る。コントローラ1は、ステップS58で画像停止信号
を受信すると、ステップS59で当該画像センサ2へ画
像停止信号を送出して、処理を終了する。当該画像セン
サ2では、画像の送出を停止する。
【0040】なお、以上の説明においては、画像送出の
許可/不許可を決めるテーブルは、全画像に共通して設
けられている。これに対し、画像センサ2ごとに異なる
テーブルを設けて、よりきめ細かい制御をすることもで
きる。また、非常ボタン3又は侵入センサ4の設置場所
と画像センサ2を対応付けたテーブルを設けて、例え
ば、異常を検知した侵入センサ4が設けられている場所
に設置されている画像センサ2の画像のみを警備センタ
7に送出可能とし、それ以外の画像センサ2の画像の送
出を不許可としてもよい。
【0041】これにより、例えば監視領域内に複数の部
屋等がありそれぞれに画像センサ2、侵入センサ4が設
置されているような場合に、警備センタにおいて異常が
発生した個所の画像のみをモニターすることができ、そ
の他の異常が発生していない個所の画像が不必要に見ら
れることを防止することができる。図11及び図12
は、警備センタ装置7からコントローラ1へ画像要求信
号が送出されたときの、コントローラ1と警備センタ装
置7との間の信号の送信状況を説明するタイムチャート
である。
【0042】図11は、警戒解除モード中の動作を示
す。モード設定器5において警備モードが警戒セットモ
ードから警戒解除モードへ移行操作されると、コントロ
ーラ1から警備センタ装置7へ、警戒解除信号と正常信
号が送信される。この後は、警備センタ装置7から現状
態の画像送出を要求するための画像要求信号がコントロ
ーラ1に出されても、コントローラ1では、テーブル
(図10の番号7)を参照することにより、画像要求N
G信号を送出する。
【0043】コントローラ1において機器異常が発生す
ると、機器異常を示す異常信号が警備センタ装置7に送
出される。この場合でも、警備センタ装置7から画像要
求信号が送出されると、コントローラ1は、テーブル
(図10の番号5)を参照することにより、画像要求N
G信号を送出する。機器異常に対しては、画像による確
認は行われないが、コントローラ1の点検が行われ、機
器が正常に復したことが確認されると、コントローラ1
において機器異常正常化操作が行われ、警備センタ装置
7に対して警戒解除信号と正常信号が送出される。
【0044】図12は、警戒セットモード中の動作を示
す。モード設定器5において警備モードが警戒解除モー
ドから警戒セットモードへ移行操作がされると、コント
ローラ1から警備センタ装置7へ警戒セット信号と正常
信号が送信される。この後は、警備センタ装置7から画
像要求信号がコントローラ1に出されても、コントロー
ラ1では、テーブル(図10の番号4)を参照すること
により、画像要求NG信号を送出する。
【0045】コントローラ1において機器異常が発生す
ると、警戒セット信号と機器異常信号が警備センタ装置
7に送出される。この状態で警備センタ装置7から画像
要求信号が送出されると、コントローラ1では、テーブ
ル(図10の番号2)を参照して、画像要求OK信号を
送出する。次いで、画像センサ2から送られた現画像を
警備センタ装置7に対して送出する。画像停止信号が警
備センタ装置7からコントローラ1へ送られると、画像
の送出は停止される。
【0046】続いて、画像センサ2により侵入異常が検
出されると、コントローラ1から、警戒セット信号、侵
入異常信号、異常発生時の画像が警備センタ装置7に対
して送出される。警備センタ装置7で、異常の確認のた
めに必要があると、当該画像センサ又はその他の画像セ
ンサの現画像を要求する信号を送出する。これに対し、
コントローラ1は、テーブル(図10の番号1)を参照
して、画像要求OK信号を送出し、それに続いて、当該
画像センサの現画像を警備センタ装置7に対して転送す
る。警備センタ装置7から画像停止信号を受信すると、
当該画像センサ2の画像送出を停止させる。
【0047】警備領域に警備員が派遣され必要な措置が
とられた後、コントローラ1において正常化操作がされ
る。これにより、コントローラ1から警備センタ装置7
に対して、警戒セット信号と正常信号が送出される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像監視装置を適用した警備システム
の全体構成を示す図。
【図2】図1におけるコントローラの構成を示す図。
【図3】図2のコントローラの記憶部の構成を示す図。
【図4】図1における画像センサの構成を示す図。
【図5】図1における警備センタ装置の構成を示す図。
【図6】図2のコントローラの動作を示すフローチャー
ト(その1)。
【図7】図2のコントローラの動作を示すフローチャー
ト(その2)。
【図8】図2のコントローラの動作を示すフローチャー
ト(その3)。
【図9】図2のコントローラの動作を示すフローチャー
ト(その4)。
【図10】図9のフローで使用されるテーブルの内容を
示す図。
【図11】コントローラと警備センタ装置間の送受信の
動作を示すタイムチャート(その1)。
【図12】コントローラと警備センタ装置間の送受信の
動作を示すタイムチャート(その2)。
【符号の説明】
1…コントローラ 2…画像センサ 3…非常ボタン 4…侵入センサ 5…モード設定器 6…電話回線 7…警備センタ装置 8…モニタ装置 101…制御部 102…電源回路 103…センサ監視回路 104…モデム 105…画像センサ通信制御部 106…映像入出力制御部 107…表示部 108…操作手段 109…機器状態検出部 110…記憶部 111…プログラム領域 112…パラメータ領域 113…画像センサアドレス領域 114…状態領域 115…モード領域 116…テーブル記憶領域 117…特定画像センサ領域 201…制御手段 202…電源 203…撮像手段 204…赤外線投光手段 205…画像処理手段 206…表示手段 207…通信手段 208…画像出力手段 209…切替手段 210…アドレス設定部 211…操作手段 220…記憶手段 701…制御部 702…通信インターフェース 703…画像情報記憶部 704…モニタ 705…操作部 706…画像出力部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 監視領域を撮影する撮像手段と、 前記撮像手段の撮影した画像を通信回線を介して送出す
    る画像伝送手段と、 予め条件が設定され、設定した条件が満たされるとき、
    前記画像伝送手段による画像送出を阻止する阻止手段と
    を具備することを特徴とする画像監視装置。
  2. 【請求項2】 前記監視領域内の異常を検出する異常検
    出手段と、 前記監視領域の状態として正常状態又は異常状態を記憶
    する状態記憶手段とを具備し、 前記阻止手段は、前記状態記憶手段に正常状態が記憶さ
    れているとき、前記画像伝送手段による画像送出を阻止
    する請求項1に記載の画像監視装置。
  3. 【請求項3】 監視領域の警備モードを設定するモード
    設定手段と、 前記監視領域の前記設定された警備モードを記憶するモ
    ード記憶手段とを具備し、 前記阻止手段は、前記モード記憶手段に記憶された警備
    モードが警戒解除モード中であるとき、前記画像伝送手
    段による画像送出を阻止する請求項1に記載の画像監視
    装置。
  4. 【請求項4】 監視領域を撮影する複数の撮像手段と、 前記撮像手段の撮影した画像を通信回線を介して送出す
    る画像伝送手段と、 前記複数の撮像手段のうち特定の撮像手段を記憶する撮
    像手段記憶手段と、 前記撮像手段記憶手段に記憶された撮像手段の画像を、
    前記画像伝送手段が送出することを阻止する阻止手段と
    を具備することを特徴とする画像監視装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003061076A (ja) * 2001-08-10 2003-02-28 Sogo Keibi Hosho Co Ltd 監視装置、監視方法およびその方法をコンピュータに実行させるプログラム
JP2003199179A (ja) * 2001-12-21 2003-07-11 Nisshin Engineering Co Ltd 情報配信装置並びにリモートエンジニアリングシステム
JP2007140825A (ja) * 2005-11-17 2007-06-07 Atsumi Electric Co Ltd 警備端末
JP2020182190A (ja) * 2019-04-26 2020-11-05 株式会社東芝 センサシステム、画像センサ、およびセンシング方法

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