JP4262838B2 - 警備システム及び画像監視装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像センサ、監視カメラ等により監視領域を撮影し、異常を検知したときに、警備センタにおいて異常発生時の画像を監視する警備システム、及び、この警備システムに使用する画像監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、建物などの監視物件に画像センサ、監視カメラ等を配置し、監視領域を撮影して画像を蓄積しておく警備システムがある(例、特願平10−86835号)。この警備システムにおいては、センサが監視物件での異常を検知したとき、検知時点の前後に異常発生領域を撮影して蓄積した画像を、画像監視装置が、電話回線などの通信回線を介して警備センタへ送信する。
【0003】
ここで、画像監視装置は、蓄積画像として、異常を検出した時点の前後10枚程度の画像を警備センタに送信してから、通信回線を切断していた。これは、多数の監視物件を警備センタにて集中監視する場合に、警備センタの通信回線を占有する時間を一定とすることにより、通信トラフィックの計算を可能とし、一つの監視物件に警備センタの通信回線を専有される時間を短かくできる。
【0004】
警備センタにおいては、送られてきた複数の画像を管制員が観察することにより、監視物件における状態を把握する。そして、更に現状態を把握する必要がある場合などでは、異常が発生している監視物件の画像監視装置に対して、現状態画像の送信を要求する。画像監視装置では、それに応じて、異常を検知した監視領域の現状態画像を警備センタに対して送信する。管制員は、これらの画像に基づいて監視物件の状態を把握して、警備員の派遣などの必要な措置をとる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、侵入者が実際に監視物件に侵入した場合は、監視領域に配置したセンサは、多重発報をする。すなわち、センサが複数配置されていて、侵入者が監視物件内を移動すると、複数のセンサが、次々に侵入者を検出して発報をしていく。また、侵入者が移動をしない場合でも、侵入者を検出した1つのセンサが同一人を複数回検出して発報をする。
【0006】
一方、センサが何らかの理由で、異常でないのに異常を検知することがあり得る。この場合は、複数回連続して異常を検知する可能性は低い。この場合も、画像監視装置は、異常を検知したセンサに対応する監視領域を撮影した画像を警備センタに送信する。警備センタでは、この画像を観察することにより、異常が実際には発生していないことを確認する。
【0007】
上記のように、多重発報がされた場合は、侵入者異常が発生しているなどの状況があり、緊急性が高いといえる。しかしながら、上記従来のシステムでは、管制員が送られてきた画像を見た上で監視物件の状態を把握し、その後、現状態画像の送信を要求する操作を行わなければならない。このため、緊急性の高い状態であっても、警備センタの管制員が最新の現状態画像を見るまでに時間がかかり、対応が遅れる可能性があるという問題があった。
【0008】
本発明は、警備システムにおいて、監視物件に配置されたセンサが多重発報した場合、速やかに現状態画像を警備センタに送信できるようにすることを目的とするものである。
また、本発明は、監視物件に配置されたセンサが多重発報した場合、速やかに現状態画像を警備センタに送信できるようにした画像監視装置を提供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するためになされたものである。本発明は、監視物件に配置した異常検知用のセンサと、監視物件の所定の領域を撮影する撮像手段と、前記センサと前記撮像手段の制御を行う画像監視装置と、この画像監視装置と通信回線を介して接続された遠隔地の警備センタとからなる警備システムを対象とする。
【0010】
この警備システムにおいて、前記画像監視装置は、前記センサが異常を多重検知したとき、最後に異常を検知したセンサの監視領域を撮影した現状態画像を、前記警備センタへ送出する。
本発明の警備システム及び画像監視装置によれば、緊急性の高い、センサの多重検知があった場合、異常が発生した領域を撮影した現状態画像が、自動的に警備センタに送出される。したがって、警備センタでは、迅速に監視物件の状態を把握し、対処することができる。
【0011】
なお、本発明における異常検知用のセンサと撮像手段は、別体のものであって良い。また、撮影した画像に基づいて異常の有無を判定する機能を有する画像センサであっても良い。
また、本発明においては、センサが異常を検知した場合でも、多重検知でない場合には、異常検知の前後に監視領域を撮影して蓄積した画像を警備センタに送出し、その後、多重検知をしたときに、前記の現状態画像を送出するようにすることもできる。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態について図を用いて説明する。
図1は、本発明を適用した警備システムの全体構成を示す。
建物などの監視物件にコントローラ(画像監視装置)1が設置され、このコントローラ1に、監視物件内に配置された画像センサ2、火災センサ3、非常ボタン4、侵入センサ8、モード設定器5が接続される。コントローラ1は、通信回線としての電話回線6を介して、遠隔地の警備センタ7と接続される。
【0013】
図2は、画像センサ2の構成を示す。
画像センサ2には、CPUなどにより構成される制御手段201と電源202が設けられる。センサ内の各部分は、制御手段201により制御され、電源202から電力の供給を受ける。
また、制御手段201には記憶手段220が接続される。
【0014】
図3は、記憶手段220の構成を示す。
記憶手段220には、画像センサ2に所定の動作を実行させるためのプログラムを記憶したプログラム領域221、パラメータを記憶したパラメータ領域222、ワークエリア223、監視領域の状態、即ち、異常が発生しているか又は正常であるかの区別を記憶する状態記憶領域224、監視領域が警戒セットモード又は警戒解除モードのいずれにあるかを記憶するモード記憶領域225が設けられる。
【0015】
記憶手段220は、更に、撮像手段203が撮影した画像を記憶する領域として、基準画像記憶領域226、逐次画像記憶領域227を備える。逐次画像記憶領域227には、撮像手段203が撮影した所定数の最新の画像が記憶される。基準画像記憶領域226には、画像センサ2により侵入異常の有無の判定をするための基準画像が記憶される。
【0016】
図4は、逐次画像記憶領域227の構成を示す図である。
逐次画像記憶領域227は、所定数(図示の例では10枚)の画像を記憶する画像メモリ1〜画像メモリ10から構成される。撮像手段203から入力された画像は、画像メモリ1、画像メモリ2、画像メモリ3といった順番で逐次記憶されていく。この記憶のインターバルは、例えば1秒間隔とされる。そして、画像メモリ10に画像が記憶されると、次には、画像メモリ1に戻って、画像メモリ1に記憶されていた画像が、新たに入力された画像に書き換えられる。以後、同様に書換えが行われる。
【0017】
画像センサ2が異常を検知した場合、異常の種類に応じて、異常検知後の画像が必要枚数だけ記憶されて、画像蓄積処理を終了する。この必要枚数とは、例えば、火災異常の場合は、検出前の画像が2枚で検出後の画像が8枚、侵入異常の場合は、検出後の画像が5枚で検出前の画像が5枚というように設定されている。この処理の具体例は、前述の特開平10−86835号に説明してある。図示の例は、異常検知時点tの画像が画像メモリ5に記憶され、2つ前の時点(t−1,t−2)の画像と7つ後の時点(t+1〜t+7)の画像が記憶されている。
【0018】
図2に戻ると、監視領域を撮影する撮像手段203は、CCDカメラにより構成され、可視領域から赤外領域までの感度を有する。赤外線投光手段204が設けられ、夜間など暗くなった時に、監視領域に赤外線が投光される。
画像処理手段205は、記憶手段220に記憶された基準画像と最新の画像とを対比して、異常が発生したか否かを判定する。なお、この基準画像及び異常の発生の有無の判定の方法などについては本発明の要旨と直接関係がないのでここでの説明は省略するが、任意の方法を採用することができる。表示手段206は、LEDにより構成され、異常検出の有無を画像センサ2の外部に表示する。
【0019】
通信手段207は、コントローラ1と信号の送受信を行うインターフェースで、コントローラ1の画像センサ通信制御部105と接続される。
画像出力手段208は、逐次画像記憶領域227に記憶していた異常画像を出力するためのインターフェースで、コントローラ1の映像入出力制御部106へ接続される。
【0020】
アドレス設定部210は、ディップスイッチにより構成され、コントローラ1が画像センサ2を特定するためのアドレスが設定される。操作手段211は、電源をオンオフするための手段である。
図5は、コントローラ1の構成を示す。
コントローラ1には、CPUなどにより構成される制御部101と電源回路102が設けられる。コントローラ1内の各部分は、制御部分101により制御され、電源回路102から電力の供給を受ける。また、モード設定器5が接続される。
【0021】
センサ監視回路103は、火災センサ3、非常ボタン4、侵入センサ8とのインターフェースである。モデム104が電話回線6との間に設けられる。画像センサ通信制御部105は、画像センサ2と接続される。映像入出力制御部106は、画像センサ2と接続される。この映像入出力制御部106は、画像センサ2から送られてきた映像信号を、モデム104と外部に接続されたモニタ装置10に分配する。
【0022】
表示部107は、通常は、監視領域の監視状態を画面上に表示し、異常が検出されたときは、ブザーを鳴動させ、画面上に異常の種類、異常発生箇所などを表示する。設定手段108は、画像センサ2の初期設定又は設定変更時に使用される。
図1の警備システムの概略の動作を説明する。
【0023】
監視物件の正規の使用者であるユーザがモード設定器5を操作して、警戒解除モード又は警戒セットモードに設定すると、コントローラ1は、モード移行信号を全画像センサ2へブロードキャストにより送信する。各画像センサ2がこのモード移行信号を受信すると、記憶している監視領域のモードを警戒解除モード又は警戒セットモードに変更記憶する。
【0024】
コントローラ1は、各画像センサ2に、順次、状態呼出し信号を送る(ポーリング)。各画像センサ2は、監視物件内に複数設置され、窓、ドアなどの監視対象を含む監視領域を撮影し、得られた画像から侵入などの異常の有無を判定する。画像センサ2は、撮影した画像から異常の有無を判定し、その結果、正常又は異常を表す状態信号を記憶する。コントローラ1から状態呼出し信号を受信すると、コントローラ1に対して状態信号として正常信号又は異常信号を送る。
【0025】
なお、異常検出機能を有する画像センサ2を使用する代わりに、異常検出用のセンサと監視カメラとを組み合わせて使用することもできる。本例では、このセンサと監視カメラを組み合わせたものも、画像センサ2に含めて説明する。
コントローラ1は、画像センサ2から異常信号を受信したとき、又は、その他のセンサから異常信号が入力されたとき、蓄積画像又は現状態画像の送出処理を行う。この場合、画像センサ2から異常信号を受信したときは、その画像センサ2に画像送出の指令を出し、火災センサ3、非常ボタン4、侵入センサ8のいずれかから異常信号が入力されたときは、その異常が発生した監視領域を撮影している画像センサ2(又は監視カメラ)に画像送出の指令を出す。
【0026】
図6〜8のフローチャートを用いて、コントローラ1の動作を説明する。図6は、全体のフローを示し、図7、図8はそれぞれ、図6の一部の処理の詳細を示す。
最初に、フローチャート全体について説明し、その後、正常又は異常の各状況に分けて説明する。
【0027】
コントローラ1は、運用を開始すると、センサが異常を検知しているか否かを判定する(ステップS11)。異常を検知しなければ、ステップS11を繰り返す。
コントローラ1は、センサが異常を検知すると、異常の状態を記憶し、警備センタ7への通報処理を行う(ステップS12)。続いて、警備センタ7へ現状態画像を送出するための画像送出処理(ステップS13)を行う。
【0028】
図7のフローチャートは、図6のステップS13の画像送出処理の詳細を示す。
コントローラ1は、現状態画像を送出中であるか否かを判定する(ステップS21)。ここで、現状態画像を送出している状態の場合は、画像送出処理は行わずに、図6へ戻りステップS14へ進む。
【0029】
ステップS21で現状態画像の送出中でないと判定されたときは、ステップS22、23で、多重検知か否かの判定がされる。すなわち、処理の繰り返しごとに検知回数カウンタを1インクリメントし(ステップS22)、その値Kが3を超えると、多重検知と判定し、3以下であれば多重検知ではないと判定する(ステップS23)。
【0030】
ステップS23で多重検知と判定されるとステップS24へ進み、現状態画像送出処理が行われる。ここで、現状態画像送出処理とは、撮像手段203が撮影した最新の画像を逐次電話回線6を介して警備センタ7へ送信する処理である。なお、最新の画像を送信するに先立って異常発生前後の蓄積画像を送出するようにしてもよい。
【0031】
ステップS23で多重検知ではないと判定されると、画像センサ2の検知か否かが判定される(ステップS25)。ここで、画像センサ2の検知であれば、画像センサ2に蓄積した異常発生前後の蓄積画像を送出するための処理を行う(ステップS26)。また、その他のセンサの検知であれば、そのまま、図6のステップS14へ戻る。
【0032】
図6に戻り、コントローラ1は、警備センタ7からの現状態画像送出を停止する命令を受信したか否かを判定する(ステップS14)。現状態画像送出停止命令を受信する(ステップS14のY)と、現状態画像送出停止処理を行う(ステップS15)。
図8は、図6のステップS15の現状態画像送出停止処理の詳細を示す。
【0033】
ステップS31で、画像センサ2へ現状態画像送出停止指令を送信する。次いで、複数の画像センサ2の内、異常を検知して画像を蓄積中の画像センサがあるか否かを判定する(ステップS32)。ここで、蓄積中の画像センサ2があれば、その蓄積画像を警備センタ7へ送信する処理を行い(ステップS33)、蓄積中の画像センサ2がなければ、図6のステップS16へ進む。
【0034】
コントローラ1は、ステップS16で異常が復旧したか否かを判定し、復旧していなければステップS11へ戻り、復旧していれば、状態記憶の内容などをクリアし(ステップS17)、ステップS11へ戻る。
次に、状況別に図6〜8の動作の説明をする。
コントローラ1は、各画像センサ2に対しては、ポーリングにより状態呼出しを行う。監視物件に異常が発生していなければ、各画像センサ2からは正常信号が送られるので、異常を検知するまでステップS11の処理を繰り返す。
【0035】
次に、監視物件内に異常が発生していないのに、画像センサ2が何らかの事情で発報(誤報)をした場合について説明する。
この場合、コントローラ1は、画像センサ2から異常信号を受信し、又は、侵入センサ8、火災センサ3、非常ボタン4から異常信号が割り込みにより入力される。センサが異常を検知する(ステップS11のY)と、コントローラ1は、ステップS12で異常の状態を記憶し、警備センタ7への通報処理を行う。異常の状態としては、異常の種類、発報をしたセンサのアドレスなどを記憶する。
【0036】
続いて、ステップS13で画像送出処理が行われるが、今の状態では、現状態画像は送出していない(ステップS21のN)ので、ステップS22で、検知回数カウンタの値Kを1だけインクリメントする。最初は、ステップS23での判定では、カウンタの値Kは1で4より小さい、つまり、多重発報ではないと判定される。次いで、ステップS25で画像センサ2の検知と判定されるので、ステップS26で、蓄積画像の送出処理が行われる。ここでは、異常検知前後の10枚の画像が警備センタ7へ送出される。
【0037】
次いで、ステップS14で、警備センタ7から現状態画像送出停止命令が出されておらず、ステップS16で監視物件の復旧もないので、ステップS11へ戻る。誤報の場合は、画像センサ2又はその他のセンサが何回も継続して異常を検知することは少ないので、ステップS11では異常の検知はされずに、次の検知がされるまで待つ。
【0038】
警備センタ7では、監視物件のコントローラ1から送信されてきた異常状態の通報と蓄積画像に基づいて、状況判断をする。異常を認めなければ、復旧指令をコントローラ1に対し送出する。これにより、ステップS16では復旧したと判定がされて、ステップS17で異常状態の記憶、検知回数カウンタの値などをクリアし、ステップS11へ戻る。
【0039】
以上の説明は、センサが1回だけ異常を検出した場合であるが、これが、ステップS23で設定された回数4より少ない回数だけ検知した場合も、同様の動作となる。この場合、異常を検知した回数だけ、蓄積画像が警備センタ7へ送出される。なお、管制員は、送られた蓄積画像によるだけでは異常の有無の判断が困難な場合は、コントローラ1に対して、現状態画像を送出する命令を送信するが、この動作の図示は省略している。
【0040】
次に、実際に侵入異常などがあった場合の動作について説明をする。
ステップS23で、1つ又は複数の画像センサ2が4回以上異常検知をすると、つまり、多重検知がされると、実際に侵入異常などの緊急性の高い異常が発生した可能性が高い。この場合は、ステップS24へ進み、現状態画像送出処理が行われ、該当する画像センサ2が撮影する現状態画像を警備センタ7へ送出する。
【0041】
以後は、コントローラ1ではステップS11〜16の処理が繰り返されて、警備センタ7へ現状態画像が継続して送信される。
以後のステップS11〜16の処理では、ステップS21で、現状態画像を送出中であれば、現状態画像送出処理は飛び越されるが、現状態画像の送出が終了していれば、ステップS24へ進んで、次の現状態画像を送出する。したがって、警備センタ7には、継続して現状態画像が送出され、管制員は、連続して現状態画像を観察することができる。
【0042】
以上のステップS11〜16の繰り返しの間、もし、侵入者が移動をして、最初に異常を検知した画像センサの2(A)の監視領域から離れ、次の画像センサ2が異常を検知すると、ステップS11では、次の画像センサ2(B)が異常を検知することとなる。この場合は、次の画像センサ2(B)が撮影した現状態画像が、警備センタ7へ送出される。したがって、警備センタ7では、最後に発報をした画像センサ2からの現状態画像を見ることができ、最も侵入者が撮影される可能性が高い監視物件の状態を正確に把握することができる。
【0043】
警備センタ7では、現状態画像を観察し、異常を認識すると、警備員を監視物件に派遣するなどの措置をとる。監視物件に派遣された警備員は、必要な措置をとる。警備センタ7の管制員が、異常を確認した後、コントローラ1に対して復旧信号を送出したとき、又は、監視物件に派遣された警備員がコントローラ1で復旧操作を行うと、ステップS16で、復旧したと判定され、ステップS17で、異常状態の記憶のクリア、検知回数カウンタのクリアなどを行って、ステップS11へ戻る。以後は、監視物件の状態に応じて、上述の動作が繰り返される。
【0044】
以上説明した例によれば、緊急性の高い、多重発報がされたときは、警備センタ7に対して、所定数の蓄積画像が送出された後、現状態画像が自動的に継続して送出されることとなる。したがって、管制員は、監視物件の状態を確実に把握することができ、速やかに緊急事態に対処することができる。
【0045】
【発明の効果】
本発明によれば、監視物件に配置されたセンサが多重発報した場合、速やかに現状態画像を警備センタに送信できる警備システムと、この警備システムに使用できる画像監視措置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される警備システムの構成を示す図。
【図2】図1の画像センサの構成を示す図。
【図3】図2の記憶手段の構成を示す図。
【図4】図3の逐次画像記憶領域の構成を示す図。
【図5】図1のコントローラの構成を示す図。
【図6】図5のコントローラの動作を示すフローチャート。
【図7】図6の処理における画像送出処理を示すフローチャート。
【図8】図6の処理における現状態画像送出停止処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…コントローラ
101…制御部
102…電源部
2…画像センサ
201…制御手段
202…電源
203…撮像手段
220…記憶手段
224…状態記憶領域
225…モード記憶領域
227…逐次画像記憶領域
3…火災センサ
4…非常ボタン
5…モード設定器
6…電話回線
7…警備センタ
8…侵入センサ
Claims (3)
- 監視物件に配置した複数の異常検知用のセンサと、前記複数のセンサのそれぞれの監視領域に対応する領域を撮影する複数の撮像手段と、前記センサと前記撮像手段の制御を行う画像監視装置と、この画像監視装置と通信回線を介して接続された遠隔地の警備センタとからなる警備システムにおいて、
前記画像監視装置は、前記複数のセンサのうち、2以上の所定個数のセンサが異常を検知した場合、前記複数の撮像手段のうち、最後に異常を検知したセンサに対応する撮像手段の撮影した現状態画像のみを、前記警備センタへ送出することを特徴とする警備システム。 - 前記複数の撮像手段のそれぞれは、当該撮像手段に対応するセンサが異常を検知したときの前後に撮影した画像を蓄積する蓄積手段を有し、
前記画像監視装置は、前記複数のセンサのうち、前記所定個数未満のセンサが異常を検知した場合は、異常を検知したセンサに対応する前記撮像手段の前記蓄積手段に蓄積された画像を前記警備センタへ送出する
請求項1に記載の警備システム。 - センサ及び撮像手段が接続され、また、通信回線を介して警備センタと接続される画像監視装置において、
前記センサが異常を検知したことを示す異常信号が2以上の所定回数入力されたか否かを判定する判定手段と、
前記センサから異常信号が入力され、かつ前記判定手段が前記センサから前記所定回数の異常信号が入力されていないと判定したときは、前記撮像手段が異常検知の前後に撮影して蓄積した蓄積画像を警備センタへ送出する蓄積画像送出処理手段と、
前記センサから異常信号が入力され、かつ前記判定手段が前記センサから前記所定回数の異常信号が入力されたと判定したときは、前記撮像手段が撮影した現状態画像を警備センタへ送出する現状態画像送出処理手段と、
を具備することを特徴とする画像監視装置。
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