JP3577231B2 - 画像監視システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、監視領域内のマーカーの設置個所を自動的に検出する画像監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の画像監視システムでは、画像センサによって、監視領域を継続して撮影し、撮像した画像の変化に基づいて異常発生の有無の判定を行っていた。撮像した画像に異常が検出されると、異常発生時の画像が警備センターへ送信され、警備センターにおいて、監視員が異常発生時の画像を見て、最終的に異常発生の有無などを確認していた。
【0003】
これら従来の画像センサでは、所定時間前に取り込んだ画像あるいは予め設定した基準画像と取り込んだ現画像とを比較して、合致しない個所の大きさ・形状・動きなどを判定することにより、異常の発生検出を行っていた。
しかし、画像を取り込んだときの照明状態、侵入者の服装、背景などの監視領域の環境条件によって、基準画像と現画像を比較しても異常の発生を検出することが困難な場合がある。例えば、背景の壁が白色のとき、侵入者の服装が白色の場合には、侵入者と背景とのコントラストが少なく、基準画像と現画像との間に変化がなく異常発生の検出が困難になるという問題があった。
【0004】
そこで、背景とのコントラストが十分大きくなるようなマーカーを扉や金庫等に設置して、扉や金庫等の移動に伴うマーカーの移動を監視することによって異常発生の検出を行う画像監視システムが提案されている。
【0005】
【発明が解決しょうとする課題】
しかしながら、提案されている画像監視システムによると、マーカーの設置者が背景との間で十分に大きなコントラストが得られるマーカーを選択したとしても、該マーカーの設置個所の入力設定を行う必要があり、この設置個所の入力設定を誤ると、異常でないにも拘わらず異常情報を送出する誤報や異常であるにもかかわらず異常情報を送出しない失報となる場合があるという問題点があった。
【0006】
また、画像センサに対してマーカーが一つであるにも拘らず監視領域内にマーカーの設置位置を入力しなければならず、使用勝手が悪いという問題点があった。
従って、本発明の目的は、監視領域内のマーカーの設置個所を自動的に検出できる画像監視システムを提供することにある。更に、本発明の目的は、監視領域内のマーカーの設置個所を大雑把に入力しても、マーカーの設置個所を自動的に検出できる画像監視システムの提供にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
発明者は、上述した従来の問題点を克服するために鋭意研究を重ねた。その結果、画像監視システムの画像センサが、監視領域を撮影する撮像手段と、設置されるマーカーの特定条件を記憶する記憶手段と、撮像手段により得られた画像からマーカーの特定条件に合致する個所を検出する検出手段とを備えているとき、画像中のマーカーの設置個所を自動的に検出できることを知見した。
【0008】
更に、画像監視システムの画像センサが、監視領域を撮影する撮像手段と、設置される前記マーカーの特定条件を記憶する記憶手段と、入力されたマーカー領域情報に関する設定操作情報をコントローラから受信する受信手段と、前記設定操作情報から入力されたマーカー領域を作成する作成手段と、前記撮像手段により得られた画像から、前記作成手段によって作成された前記マーカー領域内のみにおいて、前記記憶手段に記憶された前記マーカーの特定条件に合致する個所を検出する検出手段とを備えていると、各画像センサに対して複数のマーカーが設置されているときに、画像中のマーカーの設置個所を自動的に検出できることを知見した。
【0009】
更に、画像監視システムの画像センサが、監視領域を撮影する撮像手段と、設置される前記マーカーの特定条件を記憶する記憶手段と、コントローラからマーカーを含む領域情報を受信する受信手段と、前記撮像手段により得られた画像から、受信した前記領域情報に基づいて、前記記憶手段に記憶された前記マーカーの特定条件に合致する個所を検出する検出手段とを備えていると、各画像センサに対して1個のマーカーが設置されているときに、画像中のマーカーの設置個所を自動的に検出できることを知見した。
【0010】
この発明は上記知見に基づいてなされたものであって、この発明の画像監視システムの第1の態様は、撮影した監視領域の画像におけるマーカーの箇所を設定する画像監視システムであって、前記監視領域内に設置した前記マーカーと、前記監視領域を撮影する撮像手段と、前記撮像手段により得られた画像から前記マーカーとして認識した前記箇所を検出する検出手段と、前記検出手段が前記マーカーとして認識した前記箇所を表示する表示手段と、前記マーカーの前記箇所の設定を確定する確認ボタンと、前記マーカーの前記箇所を記憶する記憶手段と、前記検出手段によって検出された前記マーカーの前記箇所を前記表示手段に表示し、前記確認ボタンが押下されると、前記記憶手段に記憶させ、設定を終了する設定手段とを具備することを特徴とする画像監視システムである。
【0011】
この発明の画像監視システムの第2の態様は、前記マーカーを取り囲む領域を入力する入力手段を更に備え、前記設定手段は、前記画像中の前記入力手段の入力を認識し、前記検出手段は、前記設定手段が認識した前記マーカーを取り囲む領域の範囲内にて前記マーカーの前記箇所を検出することを特徴とした請求項1に記載の画像監視システムである。
【0012】
この発明の画像監視システムの第3の態様は、前記マーカーは、赤外線吸収材料と光再帰性材料を配置して形成されたマーカーであることを特徴とする請求項1または2に記載の画像監視システムである。
【0013】
この発明の画像監視システムの第4の態様は、前記検出手段は、マーカーの大きさ、マーカーの種類、マーカーを形成する材料による輝度値からマーカーを認識することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の画像監視システムである。
【0016】
【発明の実施の形態】
図を参照しながら、本発明の画像監視システムを説明する。図1は、本発明の画像監視システムの全体構成を示す図である。
監視対象の建物にはコントローラ1が設置され、このコントローラ1には複数の画像センサ2、火災センサ3、非常ボタン4、モード設定器5が接続される。更に、コントローラ1は、通信回線としての電話回線6を介して、遠隔地の監視センタに設けられた警備センタ−装置7と接続される。
【0017】
画像センサ2とコントローラ1との接続は、アナログ信号線8およびディジタル信号線9によって行われる。アナログ信号線8は、同軸ケーブルで構成され、映像信号(NTSC方式)を伝達し、そして、ディジタル信号線9は、ツイストペア線で構成され、ディジタル信号線による制御信号を伝達する。
【0018】
図1は、本発明の監視システムの全体構成を示す図である。先ず、図1に示すこの発明の画像監視システムの操作の全般について簡単に説明する。
モード設定器5は、画像監視システムを警戒解除モードまたは警戒セットモードに設定する。警戒セットモード中に画像センサ2が異常を検出すると、コントローラ1は電話回線6を介して警備センター装置7に異常が発生したことを示す異常信号を送信する。
火災センサ3、非常ボタン4から異常信号が出力されると、コントローラ1は、警備モードに関係なく異常の種類、異常発生場所を示すデータを、電話回線6を通じて警備センター装置7に送信する。
なお、これらの異常信号の検出方法、伝達方法などは当該技術分野において良く知られた方法を使用して行うことができる。
【0019】
画像センサ2は、建物内に例えば複数設置され、窓・ドアなどの監視対象を含む監視領域を撮影し、得られた画像から侵入などの異常の有無を判定する。本発明の実施態様においては、監視領域内にマーカーを設置し、異常発生の有無の判定を、このマーカーの移動を画像センサによって監視する。
このマーカーは、後述するように、マーカーが設置された扉・窓・金庫その他の物体との間に充分なコントラストを有するように構成されており、画像中における当該マーカーの有無及び位置をコントラストにより容易に検出できるようになっている。
【0020】
図2は、この発明のマーカーの種々の実施形態を示す図である。図2を参照して、本発明において使用されるマーカーについて、説明する。
図2(A)はシアニン系色素、ポリメチン系色素、ナフトキノン系色素など近赤外光の吸収材料11を、樹脂等に混ぜ合わせて成形あるいは紙、布またはプラスティックの基材上に塗布して形成したマーカーを示す。図2(B)はシートに内蔵した微少なガラスビーズや、シ−ト内部に高密度の三角体キューブを配した光再帰性材料12を用いたマーカーを示す。図2(C)は光再帰性材料12と近赤外光の吸収材料11の組み合わせの一実施態様であって光再帰性材料12を近赤外光の吸収材料11によって縁取りして形成したマーカーを示す。図2(C)のマーカーは、マーカーを設置する背景が一様でなく、そこに図2(A)や(B)のような光吸収性または光再帰性のマーカーを設置してもあまり目立たないような場合に使用すると効果がある。
【0021】
図3は、図1の画像センサ2の構成を示す図である。
図3に示すように、画像センサ2には、CPU等により構成される制御手段201と電源202が設けられる。
画像センサ内部の各部分は、制御手段201により制御され、電源202から電力の供給を受ける。電源202は、外部から供給されるAC電源をDC電圧に変換する変換装置から構成される。なお、電源202を画像センサ2内に設ける代わりに、コントローラ1から電力供給をさせても良い。
【0022】
また、制御手段201には、記憶手段220が接続される。図4は、画像センサにおける記憶手段の1例を示す図である。図4を参照して、この記憶手段220の内容について説明する。
記憶手段220には、画像センサ2に所定の動作を実行させるためのプログラムを記憶したプログラム領域221、パラメータを記憶したパラメータ領域222、ワークエリア223、監視領域の状態、即ち現在の状態が正常であるか異常であるかの区別を記憶する状態記憶領域224、監視領域が警戒セットモードまたは警戒解除モードのいずれかを記憶するモード記憶領域225が設けられている。
【0023】
記憶手段220は、更に、撮像手段203が撮影した画像を記憶する領域としての基準画像記憶領域226、マーカーの特定条件を記憶するマーカー位置記憶領域227、現画像記憶領域228、異常画像記憶領域229を備えている。現画像記憶領域228には、撮像手段203が撮影した最新の画像とその2フレーム前までの画像が記憶される。マーカー位置記憶領域227には、マーカーの大きさ、マーカーの種類(例えば、図2の(A)、(B)または(C)の種類など)、マーカーを形成する材料による輝度値(例えば照明の点灯・消灯別など)や位置情報などが、記憶されマーカーを自動的に検出するときに使用される。
【0024】
監視領域を撮影する撮像手段203は、CCDカメラにより構成され、可視領域から赤外領域までの感度を有する。赤外線投光手段204が設けられ、夜間など暗くなった時に、監視領域に赤外線が投光される。
画像センサ2の画像処理手段205は、記憶手段220に記憶された現画像と基準画像とを比較照合して、得られた差分が所定値を超える場合、監視領域に異常が発生したと判定する。
【0025】
画像センサ2の表示手段206は、LEDにより構成され、異常検出時に点灯し、非検出時には消灯して、異常検出の有無を画像センサ2の外部に表示する。
通信手段207は、コントローラ1との間で信号の送受信を行うインターフェースであって、ディジタル信号線9によりコントローラ1と接続される。画像出力手段208は、異常発生時の画像を出力するためのインターフェースであって、切替手段209を介してアナログ信号線8と接続される。
【0026】
アナログ信号線8は、図1に示すようにコントローラ1と各画像センサ2とを直列に接続する。画像センサ2の切替手段209は、正常時はアナログ信号線8の入力側と出力側を接続し、異常時は入力側のアナログ信号線を切り離して、画像出力手段を出力側のアナログ信号線8に接続させる。
なお、図3では、入力側を「他の画像センサから」、出力側を「コントローラへ1」とそれぞれ表示している。
【0027】
アドレス設定部210は、ディップスイッチにより構成されており、そこには、コントローラ1が画像センサ2を特定するためのアドレスが設定される。
操作手段211は、電源をオン・オフするための手段である。更に、操作手段211をオフすると切替手段209は、アナログ信号線8の入力側と出力側を接続させて、当該画像センサ2をアナログ信号線8からバイパスさせる。
【0028】
図5は、図1のコントローラの構成を示す図である。
図5に示すように、コントローラ1には、MPUなどにより構成される制御部101と電源回路102が設けられる。コントローラ1内の各部分は、制御部101により制御され、電源回路102から電力の供給を受ける。電源回路102は、外部からのAC電圧をDC電圧に変換する変換回路とバッテリを有する。また、コントローラ1には、モード設定器5が接続される。
【0029】
コントローラ1には、更に、以下の部分が設けられる。
図5に示すように、センサ監視回路103は、火災センサ3、非常ボタン4とのインターフェースである。モデム104が制御部101と電話回線6との間に設けられる。画像センサ通信制御部105は、ディジタル信号線9によって、画像センサ2と接続される。 映像入出力制御部106は、アナログ信号線8によって、画像センサ2と接続される。この映像入出力制御部106は、画像センサ2から送られてきた映像信号を、モデム104と、そして、外部に接続されたモニタ装置10とに分配する。
【0030】
表示部107は、通常監視領域の監視状態を画面上に表示し、異常が検出されたときは、ブザーを鳴動させ、画面上に異常の種類、異常発生箇所などを表示する。また、表示部107は、画像センサ2の設定作業時にも使用される。設定手段108は、画像センサ2の初期設定又は設定変更時に使用される。
【0031】
次に、コントローラ1の概略動作について説明する。
画像センサ2の初期設定時または設定変更時には、作業員は、モニタ装置10を映像入出力制御部106に接続し、表示部107及びモニタ装置10に表示される指示に従い、モニタ装置10に表示される監視領域の画像を確認しながら、設定手段108から画像センサ2の設定(例えば、設置高さ、感度、マーカーの特定条件など)を行う。このように、コントローラ1において、各画像センサ2の設定を行うことができる。モニタ装置10は、設定終了後、コントローラ1から取り外される。
【0032】
モード設定器5により、警戒セットモードまたは警戒解除モードが設定され、モード移行が生じると、画像センサ通信制御部105、信号線209Aを介して全画像センサ2にモード移行信号が送信される。
火災センサ3、非常ボタン4からセンサ監視回路103を介して異常信号が入力されると、コントローラ1は、モデム104、電話回線6を介して警備センター装置7に対して、異常の種類、異常発生個所、発生時刻などのデータを送信する。
【0033】
コントローラ1は、画像センサ通信制御部105と信号線209Aを介して、状態信号、モード移行信号、異常画像送信要求信号、異常画像消去信号などを画像センサ2に送信し、画像センサ2から、正常信号、異常信号などを受信する。また、コントローラ1は、信号線209Bと映像入出力制御部106を介して、画像センサ2からの映像信号を受信する。
画像センサ2が異常を検出すると、コントローラ1は、画像センサ2から受信した異常信号、映像信号を警備センター装置7へ送信する。
また、この実施態様では、通信回線として、アナログ電話回線が使用されているが、ISDNのようなディジタル電話回線を使用することも可能である。
【0034】
図6は、本発明のマーカー領域の設定及び自動検出を示すフローチャート図である。図6のフローチャートを用いて、この発明のマーカー領域の設定及び自動検出について説明する。
作業員は、前述のようにモニター装置10をコントローラ1に接続する(ステップS1)。設定手段108によって選択した画像センサ2が撮像している監視領域の画像を、モニター装置10に写し出し、写し出した画面上にスーパーインポウズでメインメニューを表示する(ステップS2)。設定手段108のスクロールボタンでカーソルを動かして、このメインメニューから「マーカー」を選択し、次にマーカーメニュー上で「設定」を選択する(ステップS3)。
【0035】
次に、作業員は、モニター装置10の画像を見ながら、設置されているマーカーを取り囲む領域を、カーソルを動かして、対角の2点で設定し、マーカーの設定候補領域を入力する(ステップS4)。コントローラ1は、作業員の操作に基づくカーソルの操作情報を画像センサ2の通信手段207に送信する(ステップS5)。画像センサ2は、受信したカーソルの操作情報に基づいて、マーカーの設定候補領域を作成し、記憶手段220のマーカー位置記憶領域227に記憶する。記憶されたマーカー設定候補領域情報は、当該画像センサ2からコントローラ1に送信され、モニター装置10に表示される(ステップS6)。
【0036】
こうして、マーカーの設定が終了した場合、作業員は設定手段108で「終了」を選択する(ステップS7)。
コントローラ1は、この「終了」が選択されると、当該画像センサ2に対してマーカーの自動検出制御信号を送出する(ステップS8)。
画像センサ2は、自動検出制御信号を受信すると、設定された候補領域内で、記憶手段220のマーカー位置記憶領域227に記憶されている特定条件に合致する個所を例えば、パタ−ンマッチング方式で抽出し、マーカーの有無判定を行う(ステップS9)。
【0037】
そして、画像センサ2は、マーカーとして認識した領域を抽出し、外接矩形情報をコントローラ1に送信して、モニター装置10の画像に実線で表示するとともに、「マーカーとして認識しました。OKなら確認ボタンをNGなら取り消しボタンを押してください」と表示する(ステップS10)。
指定された領域内に、マーカーの存在が認識できなかった場合、モニター装置10上に「マーカーとして、認識できません。再度、領域設定からやり直してください。」と表示する(ステップS11)。この場合の原因として、マーカーが著しく汚れている、赤外線投光手段204の照明が著しく暗い、マーカーを含んで設定されていないなどが考えられる。上述したように、マーカー領域の設定はマーカーを含んだ領域を概略指定するだけでよく、マーカーを詳細になぞる必要がないので、操作が容易になる。
【0038】
図7は、本発明の別のマーカー領域の設定及び自動検出を示すフローチャート図である。図7に示すフローチャートを用いて、本発明の別のマーカー領域の自動検出について説明する。これは、各画像センサ2に対して、マーカーの設定が1個だけの場合である。
作業員は、前述のようにモニター装置10をコントローラ1に接続する(ステップS1)。画像センサ2が撮像している監視領域の画像を、設定手段108によってモニター装置10に写し出し、写し出された画面上に、スーパーインポウズでメインメニューを表示する(ステップS2)。設定手段108のスクロールボタンによってカーソルを動かして、このメインメニューから「マーカー」を選択し、次に、マーカーメニュー上で「終了」を選択する(ステップS3)。
この「終了」が選択されると、コントローラ1は、当該画像センサ2にマーカーの自動検出を行わせる(ステップS4)。
【0039】
画像センサ2は、記憶手段220のマーカー記憶領域228に記憶されている特定条件に合致する個所を例えば、パターンマッチング方式で抽出し、マーカーの有無判定を行う(ステップS5)。
そして、画像センサ2は、マーカーの領域を抽出し、外接矩形情報をコントローラ1に送信して、モニター装置10の画像に実線で表示するとともに、「マーカーとして認識しました。OKなら確認ボタンをNGなら取り消しボタンを押してください」と表示する(ステップS6)。
【0040】
指定された領域内に、マーカーの存在が認識できなかった場合には、モニター装置10上に「マーカーとして、認識できません。再度、領域設定からやり直してください。」と表示する(ステップS7)。
マーカーの設定が複数であれば、図6に従って、マーカー1個あたり1つの領域設定を行う方がよい。
【0041】
本発明の実施態様として、検出方法はパターンマッチング方式で説明したが、他の検出方法、例えば形成されているマーカーの材料の特性を検出する方式でもよい。
【0042】
【発明の効果】
上述したように、この発明の画像監視システムによると、マーカーを設置した場合、画像センサがマーカーを必ず認識しているか否かを確認でき、システムの信頼性が向上する。また、マーカーの設置個所を入力する場合には、詳細な入力でなく概略個所の入力だけでよく、操作が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の監視システムの全体構成を示す図である。
【図2】図2は、マーカーの種々の実施形態を示す図である。
【図3】図3は、図1の画像センサの構成を示す図である。
【図4】図4は、画像センサにおける記憶手段の1例を示す図である。
【図5】図5は、図1のコントローラの構成を示す図である。
【図6】図6は、本発明のマーカー領域の設定及び自動検出を示すフローチャート図である。
【図7】図7は、本発明の別のマーカー領域の設定及び自動検出を示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1.コントローラ
2.画像センサ
7.警備センター装置
8.アナログ信号線
9.ディジタル信号線
10.モニタ装置
11.マーカー(近赤外光吸収材料)
12.マーカー(光再帰性材料)
101.制御部
105.画像センサ通信制御部
106.映像入出力制御部
107.表示部
108.設定手段
205.画像処理手段
220.記憶手段
Claims (4)
- 撮影した監視領域の画像におけるマーカーの箇所を設定する画像監視システムであって、
前記監視領域内に設置した前記マーカーと、
前記監視領域を撮影する撮像手段と、
前記撮像手段により得られた画像から前記マーカーとして認識した前記箇所を検出する検出手段と、
前記検出手段が前記マーカーとして認識した前記箇所を表示する表示手段と、
前記マーカーの前記箇所の設定を確定する確認ボタンと、
前記マーカーの前記箇所を記憶する記憶手段と、
前記検出手段によって検出された前記マーカーの前記箇所を前記表示手段に表示し、前記確認ボタンが押下されると、前記記憶手段に記憶させ、設定を終了する設定手段と
を具備することを特徴とする画像監視システム。 - 前記マーカーを取り囲む領域を入力する入力手段を更に備え、前記設定手段は、前記画像中の前記入力手段の入力を認識し、前記検出手段は、前記設定手段が認識した前記マーカーを取り囲む領域の範囲内にて前記マーカーの前記箇所を検出することを特徴とした請求項1に記載の画像監視システム。
- 前記マーカーは、赤外線吸収材料と光再帰性材料を配置して形成されたマーカーであることを特徴とする請求項1または2に記載の画像監視システム。
- 前記検出手段は、マーカーの大きさ、マーカーの種類、マーカーを形成する材料による輝度値からマーカーを認識することを特徴とする請求項1から3の何れか1項に記載の画像監視システム。
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