JP4070307B2 - 画像監視システム及び画像監視装置 - Google Patents

画像監視システム及び画像監視装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4070307B2
JP4070307B2 JP18622898A JP18622898A JP4070307B2 JP 4070307 B2 JP4070307 B2 JP 4070307B2 JP 18622898 A JP18622898 A JP 18622898A JP 18622898 A JP18622898 A JP 18622898A JP 4070307 B2 JP4070307 B2 JP 4070307B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
visual field
field abnormality
abnormality
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP18622898A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000020838A (ja
Inventor
貢治 増野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Secom Co Ltd
Original Assignee
Secom Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Secom Co Ltd filed Critical Secom Co Ltd
Priority to JP18622898A priority Critical patent/JP4070307B2/ja
Publication of JP2000020838A publication Critical patent/JP2000020838A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4070307B2 publication Critical patent/JP4070307B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、監視領域を撮影し、取得した画像から異常の有無を判定する画像監視システム及びこの画像監視システムに使用する画像監視装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、監視領域に侵入者などの移動体があるか否かを判定する機能を有する画像センサが実用化され、この画像センサを使用した画像監視システムが実用化されている。
従来の画像監視システムの動作原理について、図1を用いて説明をする。
【0003】
夜間などの警戒セットモード中、画像センサは、監視領域を連続して撮影する。画像センサは、時間間隔を置いて撮影した画像同士を比較して、両画像間に所定値以上の変化が発生した場合は、侵入異常(移動物体検知)が発生したと判定する。
図1Aは、正常時の監視領域の画像を示す。監視領域には、ホワイトボードA1と金庫A2が写っている。正常時には、時間間隔を置いて撮影した画像間に変化が生じないので、侵入異常を検知しない。
【0004】
図1Bは、画像センサが撮影した最新の画像である現状態画像で、金庫A2の前に侵入者B1がいる状態を撮影した画像である。この画像の数コマ前の画像が監視領域の正常状態を撮影した図1Aの画像であるとすると、図1Aと図1Bの比較を行うと、侵入者B1の部分において両画像の間に変化が生じるので、画像センサは侵入異常を検知する。なお、上記の検知は、金庫A2が画像中から消失した場合にも、同様に侵入異常を検知する。
【0005】
画像センサが侵入異常信号を検知すると、画像センサから侵入異常信号がコントローラ(画像監視装置)に出力され、異常信号と異常画像が、コントローラから遠隔地の監視センタにある監視センタ装置へ送られる。
昼間などの警戒解除モード中に、犯罪を企図する者が画像センサをカバーで遮蔽することがある。画像センサは、カバーにより視野が妨害されると、その撮影画像は図1Cのようになる。この状態で画像センサが、警戒セットモード中に時間間隔を置いて監視領域を撮影して各画像を比較しても、画像間に変化が生じないので、侵入異常を検知できない。
【0006】
これに対して、カバーなどにより画像センサの視野が妨害されているか否かを監視する機能、つまり、視野異常を検知する機能を付加した画像監視システムが提案されている。
視野異常を検知するために、画像センサは図1Aの監視領域の正常状態を撮影した画像を基準画像として予め記憶しておく。そして、警戒解除モード中に所定時間間隔ごとに基準画像と現状態画像との比較を行う。この比較の結果、現状態画像(図1C)と基準画像(図1A)の間には所定値以上の画像の変化が生じるので、この変化した状態が所定時間以上継続したときに、視野異常が発生したと判定する。画像センサが視野異常を検知すると、視野異常信号がコントローラに出力され、コントローラから視野異常信号と異常画像が監視センタ装置へ送られる。
【0007】
以上説明したような、視野異常を検出する機能を有する画像センサは、監視領域で、犯罪と関係のないレイアウト変更がされた場合でも、視野異常を検知することがある。例えば、図1D又は図1Eに示すように、ホワイトボードA1が移動させられ、その状態が所定時間以上継続した場合である。このレイアウト変更がされると、画像センサは、図1Aの基準画像と図1D又は図1Eの現状態画像を比較することとなるので視野異常を検知する。
【0008】
監視センタ装置は、視野異常信号を受信すると、基準画像(図1A)と現状態画像(図1D又は図1E)とを表示装置上に表示する。管制員は両画像を比較して、視野異常の内容を判断する。
ここで、図1Dに示すように、ホワイトボードA1の移動により金庫A2が隠された場合は、警戒セットモード中に、図1Bのように侵入者B1が金庫A2の前に居ても、或いは、金庫A2が運び出されても、画像センサはその状態を撮影することができない。したがって、侵入異常の検知ができないので、このようなレイアウト変更の場合は、監視センタの管制員は、ホワイトボードA1を移動して、金庫A2が画像に入る措置をとらなければならない。
【0009】
一方、図1EはホワイトボードA1が移動しているが、金庫A2が隠れることがないので、監視センタの管制員は、このままの状態で警戒セットモードに入っても必要な監視動作を継続できると判断する。この場合は、監視センタ装置からコントローラに対して基準画像更新許可信号を送出して、現状態画像(図1E)を画像センサの基準画像として更新する。
【0010】
以後は、レイアウト変更後の画像(図1E)が基準画像となって視野異常の有無の判定がされる。したがって、レイアウトを元に戻す作業を省略することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上記の、レイアウト変更時に、基準画像をレイアウト変更前の画像(図1A)からレイアウト変更後の画像(図1E)に更新する画像監視システムにおいて、次の問題が発生することがある。画像センサが視野異常を検知してから基準画像が更新されるまでの間に、監視領域においてレイアウトが元に戻されることがある。この場合、従来の画像監視システムでは、基準画像更新後に視野異常の有無の判定を行うと、基準画像がレイアウト変更後の画像(図1E)で、現状態画像がレイアウト変更前の画像(図1A)となるので、視野異常が検知されることとなる。したがって、再度、基準画像をレイアウト変更前の画像(図1A)に戻す処理が必要となる。
【0012】
このように、従来の画像監視システムにおいては、レイアウト変更が行われ、それが元の状態に戻された場合であっても、基準画像の更新が行われる。これにより、更に、不要な視野異常の検知がされ、基準画像の更新の処理を行う必要が出てくる。
本発明は、視野異常を検知する画像監視システムにおいて、レイアウト変更が行われ、それが元の状態に戻された場合に、無駄な検知又は対策がされることを防止することを目的とするものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するためになされたものである。本発明の画像監視システムは、基準画像に基づいて視野異常を検知する画像センサと、この画像センサが接続される画像監視装置と、この画像監視装置と通信回線を介して接続される監視センタとを含む。
【0014】
上記の画像監視装置は、監視センタから基準画像更新許可信号を受信したときに、画像センサに対して、現状態画像を新たな基準画像として更新する基準画像更新指示信号を送出する基準画像更新手段と、画像センサから視野異常信号を受信したとき視野異常を認識し、その後、画像センサから正常信号を受信したとき視野異常の復旧を認識する視野異常認識手段を具備する。
【0015】
本発明においては、基準画像更新手段は、基準画像更新許可信号を受信したときに、視野異常認識手段が視野異常を認識している場合にのみ基準画像更新指示信号の送出を行い、視野異常の復旧を認識している場合は基準画像更新指示信号の送出を行わないように構成される。
本発明によれば、監視領域内でレイアウト変更がされた場合、画像センサは、現状態画像と基準画像とを比較して視野異常を検知し、現状態として視野異常を認識する。その後も、画像センサは、視野異常の有無の判定を継続する。したがって、レイアウトが元の状態に戻された場合は、画像センサは現状態として正常状態を認識する。
【0016】
画像センサが視野異常を検知すると、監視センタでは、レイアウト変更後の現状態画像から、基準画像の更新の必要性を判断し、必要ある場合には、基準画像更新許可信号を画像監視装置に対して出力する。
基準画像更新許可信号を受信した画像監視装置では、画像センサが現状態として視野異常を認識している場合、つまり、レイアウト変更がされたままの場合には、画像センサに基準画像更新指示信号を送出して、基準画像の更新を行わせる。一方、画像センサが現状態として正常状態を認識している場合、つまり、レイアウトが元に戻され、復旧状態と認識している場合には、画像センサに対して基準画像更新指示信号の送出を行わない。したがって、レイアウト変更がされた後にレイアウトが元に戻された場合には、不要な基準画像の更新が防止される。
【0017】
また、本発明においては、視野異常認識手段が視野異常の復旧を認識したとき、視野異常復旧信号を監視センタ装置へ送出する手段を、画像監視装置に設けることができる。この手段を設けたことにより、レイアウト変更が復旧すると、直ちに監視センタ装置に正常化を認識させることができ、監視センタの管制員に不要な作業をさせないことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態について図を用いて説明する。
図2は、画像センサを使用した警備システムの構成を示す図である。
監視対象となる建物(警備領域)にコントローラ(画像監視装置)1が設置され、このコントローラ1に、複数の画像センサ2、複数のその他のセンサ3が接続される。コントローラ1は、通信回線としての電話回線4を介して、遠隔地の警備センタに設置された警備センタ装置5と接続される。
【0019】
画像センサ2は、建物内に複数設置され、金庫、扉などの監視対象を含む監視領域を撮影する。また、画像センサ2は、得られた画像から侵入などの異常の有無を判定する機能を有する。画像センサ2又は他のセンサ3が異常を検出すると、コントローラ1は、警備モードとセンサの異常状態から異常を生成し、電話回線4を介して警備センタに配置された警備センタ装置5に、異常の種類、異常の発生場所などを含む異常信号を送出する。
【0020】
警備センタ装置5は、異常信号を受信すると、異常の種類、発生場所などを表示する。管制員はこの表示を確認して必要な措置をとる。
図3は、画像センサ2の構成を示す。
画像センサ2には、CPUなどにより構成され、画像センサ2内の各部分を制御する制御手段21と電源29が設けられる。コントローラ1内の各部分は、制御部分21により制御され、電源29から電力の供給を受ける。制御手段21に記憶手段22が接続される。記憶手段22には、画像センサ2に所定の動作を実行させるためのプログラム、パラメータ、予め撮像手段23から取得した判定基準画像、撮像手段23が撮影した現状態画像、異常発生時の異常画像、現状態(正常、視野異常、侵入異常など)を記憶する領域などを備える。
【0021】
監視領域を撮影する撮像手段23は、CCDカメラ又はC−MOS撮像素子により構成され、可視領域から赤外領域までの感度を有する。赤外線投光手段24が設けられ、夜間など暗くなった時に、監視領域に赤外線が投光される。
画像処理手段25は、撮像手段23が時間間隔を置いて撮影した画像同士を比較し、両画像間に所定値以上の変化があると、侵入異常が発生したと判定する。また、記憶手段22に記憶された判定基準画像と現画像を比較し、両画像間に所定値以上の変化があり、その状態が所定時間以上継続すると、視野異常が発生したと判定する。
【0022】
表示手段26は、LEDにより構成され、画像センサ2の外部において、画像センサ2の状態に応じた表示を行う。通信手段27は、コントローラ1と信号の送受信を行うインターフェースである。操作手段28は、画像センサ2の設定時に各種操作を行うための手段である。
画像出力手段31は、記憶手段22に記憶していた画像を出力するためのインターフェースで、切替手段32を介して、他の画像センサ2とコントローラ1の映像入出力制御部へ接続される。アドレス設定部分33は、コントローラ1が画像センサ2を特定するためのアドレスが設定される。
【0023】
図4は、コントローラ1の構成を示す。
コントローラ1には、MPUなどにより構成される制御部11と電源回路12が設けられる。コントローラ1内の各部分は、制御部分11により制御され、電源回路12から電力の供給を受ける。警戒セットモード、警戒解除モードなどを設定するモード設定器6が制御部11に接続される。
【0024】
センサ監視回路13は、その他のセンサ3とのインターフェースである。モデム14が電話回線4との間に設けられる。画像センサ通信制御部15は、画像センサ2と接続される。映像入出力制御部16は、画像センサ2と接続され、画像センサ2から送られてきた映像信号を、モデム14と外部に接続されたモニタ装置7に分配する。
【0025】
表示部17は、通常は、監視領域の監視状態を画面上に表示し、異常が検出されたときは、ブザーを鳴動させ、画面上に異常の種類、異常発生箇所などを表示する。操作手段18は、画像センサ2の初期設定又は設定変更時に使用される。記憶部19には、コントローラ1に所定の動作を実行させるためのプログラム、パラメータ、現状態(正常、視野異常、侵入異常など)を記憶する領域などを備える。
【0026】
図5は、警備センタ装置5の構成を示す。ここでは、画像監視システムに関する部分のみを示している。
警備センタ装置5には、MPUなどにより構成される制御部51が設けられ、警備センタ装置5内の各部分は、制御部51により制御される。
電話回線4を通してコントローラ1と通信を行う通信インターフェース52が設けられる。制御部51は、受信した異常画像を画像情報記憶部55に記憶する。また、モニタ53に、異常が発生したこと、異常発生物件名、異常発生箇所などと異常発生時の画像を表示する。異常が視野異常である場合、モニタ53には、基準画像と現状態画像とが並べて表示される。なお、モニタ53は、表示制御部54を介して制御部51と接続される。管制員は、操作部56を操作して画像表示の選択、基準画像更新許可信号の送出などを行う。
【0027】
図6のタイムチャートを用いて、昼間などの警戒解除モード中に、視野異常が発生したときの画像監視システムの動作を説明する。
画像センサ2は、基準画像と現状態画像とを比較して視野異常の有無の判定を継続して行う。
コントローラ1は、警戒解除モード中に、各画像センサ2に対して、順次、現状態呼出信号を送出する(ポーリング)。
【0028】
信号を受信した画像センサ2は、視野異常を検知しなければ、現状態として正常状態を記憶し、コントローラ1に対して、正常信号を送出する。一方、視野異常を検知した場合、画像センサ2は、現状態として視野異常を記憶し、異常画像を記憶する。そして、現状態呼出信号を受信した時に、視野異常信号を送出する。
【0029】
コントローラ1は、視野異常信号を受信すると、視野異常を認識(記憶)し、次いで、警備センタ装置5に対して視野異常通報を行い、当該画像センサ2に対して異常画像要求信号を送出する。画像センサ2から異常画像データが送られてくると、これを警備センタ装置5に転送する。
警備センタ装置5では、視野異常通報信号を受信すると、モニタ53に、異常発生物件名、異常発生箇所などを表示し、更に、基準画像と異常画像を並べて表示する。管制員は、この両画像を目視することにより、視野異常の内容を判別する。例えば、現状態画像が図1Cであれば、画像センサ2の撮像手段23にカバーがされていると判断し、カバーを除去するために必要な手段を講じる。現状態画像が図1D又はEであれば、基準画像(図1A)と比較して、レイアウト変更があったと判断する。
【0030】
現状態画像が図1Dである場合、基準画像(図1A)と比較することにより、金庫A2がホワイトボードA1により隠されていて、このままでは警備上必要な監視をすることができないと判断し、ホワイトボードA1を移動する措置を講じる。現状態画像が図1Eである場合、基準画像と比較して、このままの状態で警備上必要な監視を継続できると判断し、視野異常の判定基準となる基準画像を更新するために、基準画像更新許可信号をコントローラ1に対して送出する。
【0031】
このとき、視野異常を検知した画像センサ2は、引き続き視野異常の有無の判定を継続しているが、レイアウトが変更されたままの状態であれば、視野異常を検知し、視野異常を認識し続ける。また、コントローラ1から現状態呼出信号を受信すると、視野異常信号を返送する。
したがって、コントローラ1は、警備センタ装置5から基準画像更新許可信号を受信したとき、現状態として視野異常を認識しているので、基準画像更新許可信号を受信すると、当該画像センサ2に対して基準画像更新指示信号を送出する。
【0032】
基準画像更新指示信号を受信した画像センサ2は、視野異常検知時の視野画像(図1E)を基準画像に置き換える。以後、画像センサ2は、現状態画像と更新された基準画像と比較することにより、視野異常が発生したか否かを判定する。ここで、現状態画像は図1Eとなるから、基準画像(図1E)と比較をしても両画像間に変化が生じないので、視野異常はないと判定し、現状態として正常状態を記憶する。
【0033】
その後、コントローラ1は、ポーリングを継続し、各画像センサ2に対して現状態呼出信号を送出する。このとき、以前に視野異常を検知した画像センサ2は、基準画像の更新により現状態として正常を記憶したので、正常信号をコントローラ1に送出する。
コントローラ1は、視野異常を検知した画像センサ2から正常信号を受信すると、視野異常の認識を復旧し、警備センタ装置5に対して異常復旧通知信号を送出する。警備センタ装置5では、この信号を受信すると、異常表示の停止など、正常復旧処理を行う。次いで、コントローラ1は、画像センサ2に対して、異常画像削除指示信号を送出する。画像センサ2では、これに応答して、記憶していた異常画像を削除する。
【0034】
図7のタイムチャートは、図6の例において、基準画像更新許可信号が出される前にレイアウトが元に戻された場合の動作を説明する。
コントローラ1がポーリングにより各画像センサ2から現状態を呼出し、ある画像センサが視野異常を検知すると、警備センタ装置5に異常画像が転送されるまでは、前述の図6と同様である。図6においては、この状態で、警備センタ装置5からコントローラ1に対して基準画像更新許可信号が送出されたのに対して、図7の例は、基準画像更新許可信号が送出される前に、レイアウトが元に戻される。
【0035】
画像センサ2は、視野異常を検知した後も、現状態画像と基準画像とを比較することにより視野異常の有無の判定を継続している。したがって、レイアウトが元に戻されると、現状態画像が基準画像(図1A)とほぼ同一となるので、視野異常を検知せず、現状態として正常(視野異常復旧)を記憶する。この状態で、コントローラ1がポーリングにより現状態呼出信号を画像センサに送出すると、画像センサ2は、正常信号を返送する。
【0036】
これにより、コントローラ1は視野異常の復旧を認識し、警備センタ装置5に対して異常復旧通知信号を送出する。これにより、警備センタ装置5では、正常化の処理がされるので、基準画像更新許可信号がコントローラ1に送出されることがなくなる。しかしながら、図示の例では、警備センタ装置5が異常復旧通知信号を受信する前に、基準画像更新許可信号がコントローラ1に送出される。
【0037】
コントローラ1は、基準画像更新許可信号を受信したとき、現状態として視野異常の復旧を認識しているので、画像センサ2に対して基準画像更新指示信号を送出しない。画像センサ2に対しては、異常画像削除指示信号を送出する。
異常画像削除指示信号を受信した画像センサ2は、記憶手段22に記憶してある異常画像を削除する。
【0038】
以後は、コントローラ1から各画像センサ2に対して、順次、現状態呼出信号が送出され、画像センサ2から正常信号又は異常信号が返送される。
図8のフローチャートを用いて、図6及び図7に示した動作を実行するためのコントローラ1の動作を説明する。
(動作1)最初に、画像センサ2もコントローラ1も視野異常を認識していない状態の動作について説明する。
【0039】
コントローラ1は、ステップS11で、各画像センサ2に対して、順次、現状態呼出信号を送出し、画像センサ2から現状態信号を受信する。
ステップS12で、現状態信号が視野異常であるか否かを判定する。現状態信号は正常信号であるから、ステップS13へ進み、コントローラ1が視野異常を認識しているか否かを判定する。コントローラ1は視野異常を認識していないのであるから、ステップS11へ戻り、各画像センサ2に対して現状態呼出信号を送出する。その後、ステップS11,12,13の処理を繰り返す。
【0040】
(動作2)ある画像センサ2が視野異常(レイアウト変更)を検知し、警備センタ装置5からの基準画像更新許可信号により基準画像の更新が行われる場合の動作について説明する。
ステップS11で受信した現状態信号は視野異常信号となるので、ステップS12からステップS14へ進み、コントローラ1が視野異常を認識しているか否かを判定する。最初はコントローラ1は視野異常を認識していないのであるから、ステップS15へ進む。ステップS15で異常記憶フラグをたてる。ここで、コントローラ1は視野異常を認識する。ステップS16で、警備センタ装置5に対して異常通報処理を行って、異常の内容、異常発生箇所を通報し、ステップS17で、画像センサ2から送出された異常画像を警備センタ装置5へ転送する。その後、ステップS11へ戻る。
【0041】
ステップS11,12からステップS14へ進むと、今度はコントローラ1が視野異常を認識しているので、次は、ステップS14からステップS18へ進む。ステップS18では、警備センタ装置5から基準画像更新許可信号の受信をしたか否かを判定する。ここで基準画像更新許可信号を受信しなければ、ステップS11へ戻り、ステップS11,12,14,18の処理を繰り返す。
【0042】
警備センタ装置5から基準画像更新許可信号を受信すると、ステップS18からステップS19へ進む。ステップS19では、画像センサ2に対して、記憶している異常画像を基準画像に置き換えるように基準画像更新指示信号を送出する。画像センサ2は、基準画像を更新することにより、以後は視野異常を検知せず、現状態として正常を記憶する。コントローラ1では、続いてステップS11へ戻る。
【0043】
ステップS11からステップS12へ進むと、画像センサの現状態は正常となっているから、ステップS13へ進む。ここでは、コントローラ1は未だ視野異常を認識した状態にあるので、ステップS21へ進む。このステップS21へ進むことは、視野異常が復旧したことを意味する。
ステップS21では、タイマ(カウンタ)のカウント値を進め、ステップS22でタイムアップがあったか否かを判定する。最初は、タイムアップしていないので、ステップS23へ進む。
【0044】
ステップS23では、警備センタ装置5から基準画像更新許可信号を受けているか否かを判定する。今の状態は、コントローラ1が基準画像更新許可信号を受けた後の動作であるので、ステップS24へ進む。ステップS24では、コントローラ1が視野異常が復旧したことを認識する。ステップS25で、基準画像更新許可信号の記憶を削除し、ステップS26で、警備センタ装置5へ異常復旧通知信号を送出する。これにより、警備センタ装置5は正常状態に復旧する。ステップS27で、画像センサ2に、異常画像削除指示信号を送出する。画像センサ2は、異常画像を記憶手段22から削除して、再び視野異常の有無の判定を続ける。
【0045】
(動作3)ある画像センサ2が視野異常(レイアウト変更)を検知し、警備センタ装置5から基準画像更新許可信号が送出される前に、レイアウトが元に戻った場合の動作について説明する。
監視領域においてレイアウト変更が行われると、画像センサ2が視野異常を認識する。ステップS11,12,14,15,16,17で、コントローラ1が視野異常を認識する。次いで、ステップS11,12,14,18のループが形成される。このループの間に、レイアウトが元に戻ると、警備センタ装置5から基準画像更新許可信号を受信する前に、画像センサ2は現状態として正常を認識するので、ステップS12からステップS13へ進む。
【0046】
ステップS13では、コントローラ1は未だ視野異常を認識しているから、ステップS21へ進む。ここではタイムアップをしていないから、ステップS21,22からステップS23へ進む。ステップS23で、基準画像更新許可信号の受信がなければ、ステップS11,12,13,21,22,23のループを形成して、基準画像更新許可信号の受信を待つ。警備センタ装置5から基準画像更新許可信号を受信すると、ステップS23からステップS24へ進んで、コントローラ1が視野異常が復旧したことを認識し、ステップS25で基準画像更新許可信号の記憶を削除し、ステップS26で警備センタ装置5へ異常復旧通知信号を送出し、ステップS27で、画像センサ2に、異常画像削除指示信号を送出する。その後、ステップS11へ戻り、ステップS11,12,13の処理を繰り返す。
【0047】
ステップS22で、基準画像更新許可信号が受信される前にタイムアップをすると、ステップS24へ進む。したがって、何らかの理由で基準画像更新許可信号が警備センタ装置5から出力されない場合は、ステップS22から直接ステップS24へ進んで、視野異常の復旧により正常化の処理を行う。なお、このステップS21,22は省略可能であり、ステップS13のY(復旧の認識)からステップS23へ進むようにすることができる。
【0048】
以上説明した処理には、ステップS19の基準画像の更新の処理が含まれていない。したがって、画像センサ2が視野異常を検知した後、警備センタ装置5から基準画像更新許可信号が送出される前に、レイアウトが元に戻って視野異常が復旧した場合には、基準画像の更新は行われない。
【0049】
【発明の効果】
本発明によれば、視野異常を検知する画像監視システムにおいて、レイアウト変更が行われ、それが元の状態に戻された場合には、無駄な検知又は対策がされることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像監視システムの動作原理を説明する図。
【図2】本発明を適用した警備システムの構成を示す図。
【図3】図2の警備システムで使用される画像センサの構成を示す図。
【図4】図2の警備システムで使用されるコントローラの構成を示す図。
【図5】図2の警備システムで使用される警備センタ装置の構成を示す図。
【図6】図2の警備システムの動作を説明するタイムチャート(その1)。
【図7】図2の警備システムの動作を説明するタイムチャート(その2)。
【図8】図3のコントローラの動作を説明するフローチャート。
【符号の説明】
1…コントローラ
11…制御部
12…電源回路
13…センサ監視回路
14…モデム
15…画像センサ通信制御部
16…映像入出力制御部
17…表示部
18…操作手段
19…記憶部
2…画像センサ
21…制御手段
22…記憶手段
23…撮像手段
24…赤外線投光手段
25…画像処理手段
26…表示手段
27…通信手段
28…操作手段
29…電源
31…画像出力手段
32…切替手段
33…アドレス設定部
3…その他のセンサ
4…電話回線
5…警備センタ装置
51…制御部
52…通信インターフェース
53…モニタ
54…表示制御部
55…画像情報記録部
56…操作部
6…モード設定器
7…モニタ装置

Claims (3)

  1. 画像センサと、この画像センサが接続される画像監視装置と、この画像監視装置と通信回線を介して接続される監視センタとを含む画像監視システムにおいて、
    前記画像センサは、基準画像に基づいて視野異常を検知していると視野異常信号を前記画像監視装置へ送信し、視野異常を検知していないと正常信号を前記画像監視装置へ送信し、前記画像監視装置から基準画像更新指示信号を受信すると現状態画像にて前記基準画像を更新し、
    前記画像監視装置は、
    前記画像センサから視野異常信号を受信したとき視野異常を認識し、前記画像センサから正常信号を受信したとき視野異常の復旧を認識する視野異常認識手段と、
    前記視野異常認識手段が視野異常を認識している場合において、前記監視センタから前記基準画像の更新を許可する基準画像更新許可信号を受信したときに、前記画像センサに対して基準画像更新指示信号を送出し、視野異常の復旧を認識している場合は前記画像センサに対して基準画像更新指示信号の送出を行わない基準画像更新手段と、
    視野異常を認識すると視野異常信号を前記監視センタへ通報する通報手段とを有し、
    前記監視センタは、基準画像更新許可信号を前記画像監視装置へ送信可能である、
    ことを特徴とした画像監視システム。
  2. 前記通報手段は、前記視野異常認識手段が視野異常の復旧を認識したとき視野異常復旧信号を前記監視センタに通報する請求項1に記載の画像監視システム
  3. 画像センサから視野異常信号を受信したとき視野異常を認識し、画像センサから正常信号を受信したとき視野異常の復旧を認識する視野異常認識手段と、
    前記視野異常認識手段が視野異常を認識している場合において、監視センタから視野異常検知の基準となる基準画像の更新を許可する基準画像更新許可信号を受信したときに前記画像センサに対して基準画像更新指示信号を送出し、視野異常の復旧を認識している場合は前記画像センサに対して基準画像更新指示信号の送出を行わない基準画像更新手段と、
    視野異常を認識すると視野異常信号を監視センタに通報する通報手段と、
    を有することを特徴とした画像監視装置。
JP18622898A 1998-07-01 1998-07-01 画像監視システム及び画像監視装置 Expired - Fee Related JP4070307B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18622898A JP4070307B2 (ja) 1998-07-01 1998-07-01 画像監視システム及び画像監視装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18622898A JP4070307B2 (ja) 1998-07-01 1998-07-01 画像監視システム及び画像監視装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000020838A JP2000020838A (ja) 2000-01-21
JP4070307B2 true JP4070307B2 (ja) 2008-04-02

Family

ID=16184608

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18622898A Expired - Fee Related JP4070307B2 (ja) 1998-07-01 1998-07-01 画像監視システム及び画像監視装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4070307B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5124958B2 (ja) * 2006-03-01 2013-01-23 セイコーエプソン株式会社 投射装置および投射装置の制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000020838A (ja) 2000-01-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2611092B2 (ja) 遠隔監視警備システム
JPH11259775A (ja) 監視システム
JP4070307B2 (ja) 画像監視システム及び画像監視装置
JP3878338B2 (ja) 画像監視装置
JP3986193B2 (ja) 画像センサ、及び、画像監視システム
JP2001218189A (ja) 監視カメラシステム
JP3886246B2 (ja) 画像監視システム
JP3874539B2 (ja) 画像監視装置
JP3922804B2 (ja) 画像監視システム
JP3969839B2 (ja) 画像監視装置
JP3939023B2 (ja) 画像監視システム
JP3315684B2 (ja) 画像監視装置
JP4262838B2 (ja) 警備システム及び画像監視装置
JP3801345B2 (ja) 画像監視装置
JP3577231B2 (ja) 画像監視システム
JP3859363B2 (ja) 画像監視システム
JP2004260438A (ja) 画像記録装置
JP3797525B2 (ja) 画像監視システム
JP2003153245A (ja) 静止画像伝送方式の監視装置における監視用カメラの異常検出方法
JP3890155B2 (ja) 画像センサ
JP3604309B2 (ja) 放流警報装置
JP2000194866A (ja) 画像センサ、これを含む監視システム
JP2000194961A (ja) 画像センサ
JP3844398B2 (ja) 画像センサ
JPH0974553A (ja) 静止画像伝送形式の監視装置における監視用カメラに対する撮影妨害の検出方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040713

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070710

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070907

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071218

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110125

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110125

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120125

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130125

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130125

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees