JP2000194866A - 画像センサ、これを含む監視システム - Google Patents

画像センサ、これを含む監視システム

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JP2000194866A
JP2000194866A JP10373063A JP37306398A JP2000194866A JP 2000194866 A JP2000194866 A JP 2000194866A JP 10373063 A JP10373063 A JP 10373063A JP 37306398 A JP37306398 A JP 37306398A JP 2000194866 A JP2000194866 A JP 2000194866A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】環境変化により徐々に変化したものと、画策行
為による現画像の変化とを判別できる信頼性の高い画像
センサを提供する。また、誤報をなくし信頼性の高い画
像監視システムを提供する。 【解決手段】監視領域の画像を撮影する撮像手段と、基
準画像を記憶する記憶手段と、前記撮像手段が撮影する
現画像と前記基準画像とを比較照合して異常か正常かを
判断する判断手段とを備えた画像センサであって、前記
判断手段は、画像を所定の判定ブロックに区分し前記判
定ブロックごとに現画像と前記基準画像との類似度を判
定すると共に、類似度の小さい判定ブロック数が所定数
以上であれば異常と判定することを特徴とする画像セン
サを提供する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、監視領域内に設置
され、入力される現画像と基準画像とを比較して侵入者
などの移動物体を検出する画像センサに関する。また、
監視領域のモ−ド設定器による操作信号を受信した後、
所定時間は異常発生の判断を厳しくすることで、誤報を
なくした画像監視システムに関する。
【0002】
【従来技術】従来の画像センサでは、建物の出入口およ
びその他の監視領域の画像を継続して撮影する画像セン
サが実用化されている。また、これら従来の画像センサ
では、侵入者等の移動物体がない画像を基準画像として
記憶しておき、この基準画像と現画像を比較して移動物
体の有無を検出するようにしている。そして、例えばエ
アコンによるゆっくりとしたカ−テンの揺れや、太陽光
が監視領域に差し込む等の徐々に変化する環境変動によ
る現画像の変化を移動物体として誤検出することを防止
するため所定の条件において基準画像を順次更新してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】画像センサの前に画像
センサの視野を遮る障害物が置かれた場合には、正常な
監視動作を行うことができないため、このような画策行
為を検出する必要がある。しかしながら、このような画
像センサは、画策行為による現画像の変化なのか環境変
動による現画像の変化なのかを有意に判別することが困
難であった。また、残業等を行ない建物から最終退出す
る時に監視領域を警戒セットするための操作を行う際、
警戒セット操作を行った後に蛍光燈を消灯すると、画像
センサが警戒中に照明が急激に変化する為、画像センサ
が異常と判断する。このように日常の行為が、画像監視
システムにおける誤報を多発させるという問題点があっ
た。
【0004】本発明の目的は、環境変化等により徐々に
変化するものと、画策行為による現画像の変化とを判別
できる信頼性の高い画像センサの提供にある。また、日
常、最終退出者が、監視領域を警戒セットするための操
作手順の違いによる誤報をなくし信頼性の高い画像監視
システムの提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたものである。すなわち、本発明
は、監視領域の画像を撮影する撮像手段と、基準画像を
記憶する記憶手段と、前記撮像手段が撮影する現画像と
前記基準画像とを比較照合して異常か正常かを判断する
判断手段とを備えた画像センサであって、前記判断手段
は、画像を所定の判定ブロックに区分し前記判定ブロッ
クごとに現画像と前記基準画像との類似度を判定すると
共に、類似度の小さい判定ブロック数が所定数以上であ
れば異常と判定することを特徴とする。
【0006】また、前記判断手段は、前記判定ブロック
ごとに設けられたカウンタと、現画像と前記基準画像と
を前記判定ブロックごとに照合し類似度の割合にて前記
カウンタを加算または減算する算出手段とを備え、前記
算出手段にて算出されたカウンタ値がしきい値以上の場
合か否かを判定すると共に、しきい値以上のカウンタを
有する判定ブロック数を算出することを特徴とする。
【0007】さらに、前記判断手段は、正規化相関値と
分散値とから類似度を算出することを特徴とする。
【0008】また、監視領域を撮影し、得られた画像か
ら異常の発生の有無を判定する画像センサと、前記画像
センサと接続されるとともに前記監視領域の監視状態を
警戒セットまたは警戒解除状態に設定するモ−ド設定器
と接続されるコントロ−ラとを具備する画像監視システ
ムであって、前記画像センサは、監視領域の画像を撮影
する撮像手段と、基準画像を記憶する記憶手段と、画像
を所定の判定ブロックに区分し前記判定ブロック毎に現
画像と前記基準画像とを照合し類似度を算出する算出手
段と、前記コントロ−ラからのモ−ド操作信号を受信す
る受信手段と、前記受信手段がモ−ド操作信号を受信し
たとき起動する計時手段と、前記計時手段が起動中は非
類似の判断を厳しくして異常か否かを判定する判定手段
とを具備しすることを特徴とする。
【0009】さらに、前記モ−ド操作信号は、監視領域
の警戒セット信号であることを特徴とする。
【0010】また、前記計時手段は、前記受信手段が警
戒セット信号を受信したとき停止することを特徴とす
る。
【0011】
【本発明の実施の形態】図1は、本発明を適用した監視
システムの全体構成を示す。監視対象となる建物にコン
トロ−ラ1が設置され、このコントロ−ラ1に、複数の
画像センサ2、火災センサ3、非常ボタン4、モ−ド設
定器5が接続される。コントロ−ラ1は、通信回線とし
ての電話回線6を介して、遠隔地の監視センタに設置さ
れた警備センタ−装置7と接続される。画像センサ2と
コントロ−ラ1との接続は、アナログ信号線8とディジ
タル信号線9とで行われる。アナログ信号線8は、同軸
ケ−ブルで構成され、映像信号(NTSC方式)を伝達し、
ディジタル信号線9は、ツイストペア線で構成され、デ
ィジタル信号線による制御信号を伝達する。
【0012】ここで、図1の監視システムの全体の動作
について簡単に説明する。モ−ド設定器5は、監視シス
テムを警戒解除モ−ドまたは警戒セットモ−ドに設定す
る。警戒セットモ−ド時にいずれかのセンサが異常を検
出すると、コントロ−ラ1は、異常の種類、異常発生場
所を示す情報を電話回線6を通じて警備センタ装置7に
送信する。なお、これらの異常信号の検出方法、伝達方
法などは当該技術分野において良く知られたものである
ので、詳細な説明は省略する。
【0013】図2は、本発明を適用した画像センサ2の
構成を示す。画像センサ2には、CPU等により構成さ
れる制御手段201と電源202が設けられる。画像セ
ンサ2の内部の各部分は、制御手段201により制御さ
れ、電源202から電力の供給を受ける。なお、制御手
段201は、現画像を取り込むタイミングを制御するた
めのカウンタと、警戒セット操作信号を受信したとき起
動する計時手段がある。このカウンタは、例えば0.5
秒ごとにカウントする。計時手段は、少なくとも5分を
計時する。なお、電源202を画像センサ2内に設ける
代わりに、コントロ−ラ1から電力供給をさせても良
い。
【0014】図3は、制御手段201に接続される記憶
手段220の内容を示す。記憶手段220には、画像セ
ンサ2に所定の動作を実行させるためのプログラムを記
憶したプログラム領域221、画像センサの設置高さ・
俯角、監視ポイント、感度設定などを記憶したパラメ−
タ領域222、ワ−クエリア223、監視領域の状態、
即ち、現在の状態が正常であるか異常であるかを記憶す
る状態記憶領域224、監視領域の警備モ−ド、即ち、
警戒セットモ−ド、警戒解除モ−ドなどを記憶するモ−
ド記憶領域225、判定ブロックごとに設けられる判定
ブロックカウンタのカウント値が記憶される判定カウン
タ記憶領域229が設けられる。記憶手段220は、更
に撮像手段203が撮影した画像を記憶する領域とし
て、基準画像記憶領域226、現画像記憶領域227、
異常画像記憶領域228を備えている。現画像記憶領域
227には、撮像手段203が撮影した最新の画像とそ
の9フレ−ム前までの画像が記憶される。
【0015】図2に戻り、監視領域を撮影する撮像手段
203は、CCDカメラにより構成され、可視領域から
赤外領域までの感度を有する。赤外線投光手段204が
設けられ、夜間など暗くなった時に、監視領域に赤外線
が投光される。画像処理手段205は、記憶手段220
に記憶された現画像と基準画像とを比較照合して差分を
とり2値化する。表示手段206は、LEDにより構成
され、異常検出時に点灯し、非検出時には消灯して、異
常検出の有無を画像センサ2の外部に表示する。なお、
異常検出時には外部への表示をせずに、容認された対処
者がこの画像センサ2に対処したときに、初めて異常表
示を行うようにすることもできる。通信手段207は、
コントロ−ラ1と信号の送受信を行うインタ−フェ−ス
で、ディジタル信号線9によりコントロ−ラ1と接続さ
れ、映像信号以外の信号の送受信が行われる。画像出力
手段208は、異常発生時の画像を出力するためのイン
タ−フェ−スである。映像信号としてはアナログ信号線
が使用され、画像出力手段208は、切換手段209を
介してアナログ信号線8と接続される。アナログ信号線
8は、図1に示すようにコントロ−ラ1に対して各画像
センサ2を直列に接続する。切換手段209は、画像セ
ンサ2が正常状態の時はアナログ信号線8の入力側と出
力側を接続する。なお、図2では、入力側を「他の画像
センサから」、出力側を「コントロ−ラへ」と表示して
ある。
【0016】正常状態の画像センサ2は、アナログ信号
線から切り離されている。異常状態を検出した時は、入
力側のアナログ信号線を切り離して、画像出力手段20
8を出力側のアナログ信号線8に接続させる。したがっ
て、異常状態を検知した画像センサ2の画像出力手段2
08は、コントロ−ラ1に接続されることになる。アド
レス設定部210は、ディップスイッチにより構成さ
れ、コントロ−ラ1が画像センサ2を特定するためのア
ドレスがここで設定される。操作手段211は、電源を
オン・オフするための手段である。また、操作手段21
1をオフすると切換手段209は、アナログ信号線8の
入力側と出力側を接続させて、当該画像センサ2をアナ
ログ信号線8からバイパスさせる。
【0017】図4は、コントロ−ラ1の構成を示す。コ
ントロ−ラ1には、MPUなどにより構成される制御部
101と電源回路102が設けられる。コントロ−ラ1
内の各部分は、制御部101により制御され、電源回路
102から電力の供給を受ける。電源回路102は、外
部からのAC電圧をDC電圧に変換する変換回路とバッテリ
を有する。また、モ−ド設定器5は、制御部101へ接
続される。
【0018】コントロ−ラ1には、更に以下の部分が設
けられる。センサ監視回路103は、火災センサ3、非
常ボタン4とのインタフェ−スである。モデム104が
電話回線6との間に設けられる。画像センサ通信制御部
105は、画像センサ2とディジタル信号線9で接続さ
れる。映像入出力制御部106は、画像センサ2とアナ
ログ信号線8で接続される。この映像入出力制御部10
6は、画像センサ2から送られてきた画像信号をモデム
104と外部に接続されたモニタ装置10に分配する。
表示部107は、通常は、監視領域の監視状態を画面上
に表示し、異常が検出されたときは、ブザ−を鳴動さ
せ、画面上に異常の種類、異常発生箇所などを表示す
る。また、表示部107は、画像センサ2の設定作業時
にも使用される。設定手段108は、画像センサ2の初
期設定時(立ち上げ時)又は設定変更時に、例えば画像
センサ2の設置高さ・俯角、監視ポイント、感度設定な
どのパラメ−タの入力に使用される。記憶部109に
は、コントロ−ラ1に所定の動作を動作を実行させるた
めのプログラム、パラメ−タ、基準画像を記憶する領域
を備える。この基準画像は、複数の画像センサ2ごとに
記憶され、各画像センサ2の設定時に画像センサ2から
送られたものを記憶しておく。
【0019】図5及び図6のフロ−チャ−トを用いて、
本発明の画像センサの具体的動作を説明する。まず、基
準画像は、記憶手段220の基準画像記憶領域226に
記憶され、例えば48の判定ブロック数に区分されてい
る。したがって、判定ブロックに対応する48個のカウ
ンタがカウンタ記憶領域229に設けられている。この
カウンタの初期値はゼロである。画像センサ2は、撮像
手段203で撮影した現画像をカウンタのカウントごと
(0.5秒)に取り込み、現画像記憶領域227に記憶
される(ステップS1)。
【0020】現画像と基準画像とを、48の判定ブロッ
クに区分する(ステップS2)。現画像と基準画像とを
48の判定ブロックごとに比較照合し、各判定ブロック
ごとの輝度画像の正規化相関値と分散値とを算出する
(ステップS3)。この正規化相関値と分散値とから各
判定ブロックごとに類似度を算出する(ステップS
4)。ステップS5で、各判定ブロックごとの類似度が
小さいと各判定ブロックごとのカウンタ(判定ブロック
カウンタ)のカウント値をアップし、類似度が大きいと
判定ブロックカウンタのカウント値をダウンする。な
お、この判定ブロックカウンタは、記憶手段220のカ
ウンタ記憶領域229を使用している。ここで、カウン
ト値が、例えば120を超えると、それ以上はカウント
アップせずに、また、例えば5回連続してカウントダウ
ンする場合には、カウント値を0になるように設定され
ている。
【0021】ステップS6で、各判定ブロックカウンタ
のカウント値が、所定のしきい値以上の判定ブロックの
数を算出する。また、しきい値以上の判定ブロック数ご
とにその継続時間を算出する。ここで、判定ブロックカ
ウンタのカウント値に対して予めしきい値が設定されて
おり、カウント値からしきい値を減算する。すなわち、
減算値が「正」の場合、しきい値を超えていることにな
る。そして、この「正」の減算値を有する判定ブロック
数を数える。
【0022】図6を用いて継続時間について説明する。
時点tnは、現画像を現画像記憶領域227に取り込む
間隔の0.5秒で経過する。いま、時点tnでしきい値以
上となった判定ブロック数が10であるとすると、しき
い値以上の判定ブロック数10の継続時間は、0.5秒
である。この状態が次の時点tn+1まで継続すると、
しきい値以上の判定ブロック数10の継続時間は1.0
秒となる。時点tn+2で、しきい値以上となった判定
ブロック数が11となると、判定ブロック数10の継続
時間は、1.5秒、判定ブロック数11の継続状態は
0.5秒となる。以後、同様にして、しきい値以上とな
った判定ブロック数ごとに継続時間が算出される。ステ
ップS7で最初の現画像取り込みを開始してから所定時
間例えば30分経過したか否かが判断され、所定時間経
過していない場合にはS1にもどりS1からS7の処理
を繰り返す。
【0023】ステップS7で、所定時間経過した場合に
は、ステップS10でしきい値を超える判定ブロック数
が所定値(ブロック所定値)以上か否かを判断する。こ
こで、ブロック所定値以上であればステップ10へ進
み、未満であればステップS8へ進む。ステップS7に
てブロック所定値未満と判断されると、すなわち、一時
的な環境変動であるので、ステップS8において現画像
を基準画像記憶領域226へ基準画像として記憶する。
そして、各判定ブロックの判定カウンタ記憶領域229
のカウント値をクリアすると共に、各判定ブロックのブ
ロック所定値ごとの継続時間もクリアして(ステップS
9)、ステップS1へ戻る。
【0024】ステップS7でブロック所定値以上であっ
た場合、ステップS10で、しきい値を超える判定ブロ
ック数ごとの継続時間が、所定のしきい値(継続しきい
値)を超えているか否かを判断する。なお、継続しきい
値は複数用意され、しきい値を超えた判定ブロック数が
大きければ継続しきい値が小さく設定される。これは、
例えば判定ブロック数が多い場合には画像の変化した領
域が大きい場合であるので、侵入者の監視に対する影響
が大きいため短時間の継続時間にて画策異常と判定する
必要があり、また判定ブロック数が少ない場合には、画
像の変化した領域が小さい場合であるので、侵入者の監
視に対する影響が小さいため比較的長い継続時間をもっ
て画策異常と判断するものである。
【0025】しきい値を超える判定ブロック数ごとの継
続時間が、継続しきい値を超えている場合、制御手段2
01は、画策行為があったと判断する(ステップS1
1)。そして、現画像を異常画像記憶領域228に記憶
する(ステップS12)と共に、状態記憶領域224に
異常を記憶(ステップS13)して、処理を終了する。
ステップS10で、継続しきい値未満の場合は、画策行
為ではなく、一時的な環境変化として画策異常とはせず
にステップS1に戻る。
【0026】次に、図7のフロ−チャ−トを用いて、本
発明の監視システムの具体的な動作を説明する。監視シ
ステムが導入されている建物の最終退出者は、退出の
際、モ−ド設定器5にて、監視領域の警備状態を警戒に
するために、警戒セットの操作を行う。この操作に基づ
き、警戒セット操作信号が、コントロ−ラ1からデジタ
ル信号線9を通じて画像センサ2へ送信され、通信手段
207にて受信される (ステップS31)。制御手段
201は、この警戒セット操作信号を受信すると、図示
しない計時手段を起動する(ステップS32)。この計
時手段は、例えば5分を計時する。そして、制御手段2
01は、記憶手段220の状態記憶領域224の状態信
号を読み出して、通信手段207を通じて状態信号をコ
ントロ−ラ1へ送信する。このとき、状態信号が異常信
号である場合、コントロ−ラ1は、この画像センサ2が
警戒セットモ−ド状態に移行できないと判断する。そし
て、最終退出者に対し、表示部107に画像センサ2の
異常状態を解消するよう指示する文章を表示する。
【0027】また、コントロ−ラ1は、接続されている
全ての画像センサ2が正常状態で、且つ接続されている
火災センサ3が正常状態であるときに、警戒セットモ−
ドに移行して、警戒セットモ−ドが設定された旨各画像
センサ2に送信する。制御手段201は、計時手段が起
動すると、判定ブロックカウンタのカウント値と比較す
るしきい値を高くする(ステップS33)。これによ
り、しきい値を超える判定ブロックカウンタが今までよ
り少なくな+る。制御手段201は、計時手段が指定時
間すなわち5分を経過したか否かを判断する(ステップ
S34)。所定時間が経過している場合には、ステップ
S36に進み、所定時間が経過していない場合には、ス
テップS35に進む。ステップS35では、警戒セット
モ−ドが設定された旨の警戒セット設定信号が受信され
たか否かを判断する。まだ、警戒セット設定信号が受信
されていないときには、ステップS31に戻る。警戒セ
ット設定信号が受信されると、ステップS36で計時手
段をリセットする。ステップS37で高くしたしきい値
をリセットし、元のしきい値に戻し、ステップS31に
戻る。こうして、警戒セット操作時、例えば蛍光燈の点
灯状態から消灯状態に移る際の照明状態の変化における
誤発報をなくすことができる。
【0028】本発明の実施態様によれば、しきい値を高
くしたが、これは判定ブロックカウンタのブロック所定
値を高くするようにしても良い。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、画像を区分して、区分
されたブロックごとに基準画像との類似度を算出して、
正常または異常を判断しているので、徐々の環境変動に
よる誤発報をなくし、信頼性が向上する。
【0030】また、本発明によれば、警戒セット操作
時、異常判断となるしきい値やブロック所定値を高く設
定することで、照明変化による誤発報をなくし、信頼性
が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の監視システムの全体構成を示す図。
【図2】 本発明の画像センサの構成を示す図。
【図3】 画像センサの記憶手段の1例を示した図。
【図4】 図1のコントロ−ラの構成を示す図。
【図5】 画像センサの動作を示すフロ−チャ−ト図。
【図6】 図5における継続時間を説明するための図。
【図7】 警戒セット操作時の画像センサの動作を示す
フロ−チャ−ト図。
【符号の説明】
1…画像センサ 11…制御手段 12…電源 13…撮像手段 14…赤外線投光手段 15…画像処理手段 16…表示手段 17…通信手段 18…画像出力手段 19…切替手段 20…アドレス設定部 220…記憶手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5C054 CA04 CA05 FC01 FC12 FC13 FC16 GB12 HA18 5C084 AA02 AA07 BB04 BB40 CC19 DD11 GG19 GG52 GG56 GG57 GG61 GG65 GG78 HH11 HH17 5C086 AA27 CA28 CB36 DA33 EA23 EA40 5L096 BA02 CA04 DA03 FA33 GA51 HA03 JA03 JA09 LA08 LA17

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】監視領域の画像を撮影する撮像手段と、基
    準画像を記憶する記憶手段と、前記撮像手段が撮影する
    現画像と前記基準画像とを比較照合して異常か正常かを
    判断する判断手段とを備えた画像センサであって、前記
    判断手段は、画像を所定の判定ブロックに区分し前記判
    定ブロックごとに現画像と前記基準画像との類似度を判
    定すると共に、類似度の小さい判定ブロック数が所定数
    以上であれば異常と判定することを特徴とする画像セン
    サ。
  2. 【請求項2】前記判断手段は、前記判定ブロックごとに
    設けられたカウンタと、現画像と前記基準画像とを所定
    時間にわたって前記判定ブロックごとに照合し類似度の
    割合にて前記カウンタを加算または減算する算出手段と
    を備え、前記算出手段にて算出されたカウンタ値がしき
    い値以上の場合か否かを判定すると共に、しきい値以上
    のカウンタを有する判定ブロック数を算出することを特
    徴とする請求項1記載の画像センサ。
  3. 【請求項3】前記判断手段は、正規化相関値と分散値と
    から類似度を算出することを特徴とする請求項1または
    2記載の画像センサ。
  4. 【請求項4】監視領域を撮影し、得られた画像から異常
    の発生の有無を判定する画像センサと、前記画像センサ
    と接続されるとともに前記監視領域の監視状態を警戒セ
    ットまたは警戒解除状態に設定するモ−ド設定器と接続
    されるコントロ−ラとを具備する画像監視システムであ
    って、前記画像センサは、監視領域の画像を撮影する撮
    像手段と、基準画像を記憶する記憶手段と、画像を所定
    の判定ブロックに区分し前記判定ブロック毎に現画像と
    前記基準画像とを照合し類似度を算出する算出手段と、
    前記コントロ−ラからのモ−ド操作信号を受信する受信
    手段と、前記受信手段がモ−ド操作信号を受信したとき
    起動する計時手段と、前記計時手段が起動中は非類似の
    判断を厳しくして異常か否かを判定する判定手段とを具
    備しすることを特徴とする画像監視システム。
  5. 【請求項5】 前記モ−ド操作信号は、監視領域の警戒
    セット信号であることを特徴とする請求項4記載の画像
    監視システム。
  6. 【請求項6】 前記計時手段は、前記受信手段が警戒セ
    ット信号を受信したとき停止することを特徴とする請求
    項4または5記載のいずれかである画像監視システム。
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