JP3604309B2 - 放流警報装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ダムなどからの放流時に危険区域に侵入している人に対して注意を促すための放流警報装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ダムから下流の河川に対して放流を行う場合、放流によって所定以上の水位変化などが発生する地域については、例えばサイレンや回転灯などの警報設備を用いて警報を発し、危険な区域に侵入している人(例えば釣り人)に対して注意を促す必要がある。
【0003】
また、従来より警報と同時に監視員がパトロールカーを用いて危険な地域を巡回し、目視で侵入者の有無を確認し、侵入者を発見した場合には注意を促して侵入者を避難させるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
サイレンを用いて警報音を発生している場合であっても、例えば渓流のような岩場においては周囲の環境から発生する水流の音が大きいため、警報音が聞こえにくい場合が多い。また、難聴者の場合には警報音を認識するのが遅れる傾向がある。さらに、監視員が巡回する場合であっても、岩などの障害物で遮られた位置に人がいる場合には目視ではその人を発見できない場合が多い。
【0005】
全ての侵入者ができるだけ早く警報音を認識して避難できるようにするためには、警報音の大きさをなるべく大きくするとともに、放流中は警報音の発生を常に継続する必要がある。
しかしながら、警報音が大きくしかもそれが継続する場合には、警報区域の周辺の安全な地域に居住している近隣住民にとっては警報音が騒音として聞こえることになる。特に、侵入者が存在しない場合には警報音は単なる騒音でしかない。現実に、近隣住民から警報音に対する騒音の苦情が寄せられることは少なくない。しかし、警報音を停止するのは安全性の面から望ましくない。
【0006】
本発明は、ダムの放流警報などに利用される放流警報装置において、放流時に警報音によってできるだけ早く侵入者に避難を促すとともに、警報音による騒音の被害を抑制することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の放流警報装置は、ダムなどの放流時に警戒すべき所定の危険区域の近傍に設置されたサイレンなどの警報音発生設備と、前記危険区域の近傍に設置された回転灯などの警報表示設備と、少なくとも遠隔地から到来する遠隔制御信号を受信する信号受信設備と、前記危険区域での侵入者の有無を検出する侵入者検出設備と、前記信号受信設備が受信した遠隔制御信号に従って前記警報音発生設備及び警報表示設備の動作を制御するとともに、少なくとも前記遠隔制御信号によって所定のローカルモードになった場合には、前記侵入者検出設備が侵入者を検出すると前記警報音発生設備の動作を起動し、前記侵入者検出設備が侵入者を検出していないときには、前記警報音発生設備の警報音を抑制もしくは停止する警報制御設備とを設けたことを特徴とする。
【0008】
請求項1の放流警報装置には、警報設備としてサイレンなどの警報音発生設備と回転灯などの警報表示設備とが備わっているので、警報時には音と光の両方を用いて侵入者に注意を促すことができる。但し、長時間にわたって警報音を発生すると騒音の問題が発生する。
請求項1の発明では、遠隔制御信号によりローカルモードで動作するときには、侵入者検出設備の検出状態に応じて警報の動作状態が変化する。すなわち、侵入者検出設備が侵入者を検出すると警報音が発生し、侵入者検出設備が侵入者を検出していないときには警報音は抑制もしくは停止する。放流時であっても、侵入者が存在しないときには警報音を鳴らす必要はない。これにより、騒音問題の発生を防止できる。
【0009】
請求項2は、請求項1の放流警報装置において、前記侵入者検出設備として赤外線センサを設けたことを特徴とする。
請求項2では、赤外線センサを用いて赤外線を検出することにより人間の有無を識別する。すなわち、河川近傍の自然環境から発生する赤外線に比べて人間の発する赤外線の方がはるかに大きいので、検出される赤外線のレベルから監視範囲内に侵入者が存在するか否かを識別できる。
【0010】
請求項3は、請求項1の放流警報装置において、前記侵入者検出設備として、前記危険区域の画像を撮影する撮像手段と、前記撮像手段で撮影された画像の変化を検出する画像変化検出手段とを設けたことを特徴とする。
請求項3では、撮影された画像の変化から人間の有無を識別する。すなわち、河川近傍の自然界の風景は通常はほとんど変化しないので撮影した画像にはほとんど変化が現れない。しかし、侵入者が存在する風景を撮影すると、侵入者の動作に伴って画像に大きな変化が現れるので、撮影した画像の経時変化が大きい場合には侵入者がいる可能性が高い。
【0011】
請求項4は、請求項1の放流警報装置において、信号を遠隔地に送信する信号送信設備をさらに設けるとともに、少なくとも前記ローカルモードの場合には、前記警報制御設備が前記警報音発生設備の動作状態を示す状態信号を前記信号送信設備を介して遠隔地に送信することを特徴とする。
請求項4では、放流警報装置から送信される状態信号を受信することにより、遠隔地で警報音発生設備の動作状態を監視できる。
【0012】
請求項5は、請求項1の放流警報装置において、信号を遠隔地に送信する信号送信設備をさらに設けるとともに、少なくとも前記ローカルモードでない場合には、前記警報制御設備が前記侵入者検出設備の検出状態を示す状態信号を前記信号送信設備を介して遠隔地に送信することを特徴とする。
請求項5では、放流警報装置から送信される状態信号を受信することにより、侵入者の有無を遠隔地で監視できるので、必要に応じて遠隔地から放流警報装置を遠隔制御して警報を発し、侵入者に注意を促すことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)
本発明の放流警報装置の1つの実施の形態について、図1〜図4を参照して説明する。この形態は請求項1,請求項2,請求項4及び請求項5に対応する。
図1はこの形態の放流警報装置の構成を示すブロック図である。図2は放流警報局の制御装置の信号受信処理を示すフローチャートである。図3は放流警報局の制御装置の警報制御の処理(1)を示すフローチャートである。図4は放流警報局の制御装置の警報制御の処理(2)を示すフローチャートである。
【0014】
この形態では、請求項1の警報音発生設備,警報表示設備,信号受信設備,侵入者検出設備及び警報制御設備は、それぞれサイレン14,回転灯16,無線送受信機11,赤外線センサ17及び制御装置12に対応する。
この形態の放流警報装置は、ダムからの放流に伴って水位が所定以上変化する河川の危険区域において放流時に侵入者に危険を報知するために用いることを想定している。従って、図1に示す放流警報局10が、危険区域の周辺に設置される。図1に示す監視局20は、ダムの近傍もしくはダムから離れた地点に設置され、ダムからの放流の遠隔制御や放流警報局10の遠隔制御及び監視を行う。
【0015】
この形態では、放流警報局10と監視局20との間で無線通信により信号を送信及び受信することができる。もちろん、有線の電話回線などが利用できる場合には、無線通信の代わりに有線通信で信号を伝送してもよい。
放流警報局10には、無線送受信機11,制御装置12,サイレン駆動装置13,サイレン14,回転灯駆動装置15,回転灯16及び赤外線センサ17が備わっている。
【0016】
この例では、3つの赤外線センサ17(1),17(2),17(3)が制御装置12に接続されている。各々の赤外線センサ17は、危険区域の互いに異なる領域から放射される赤外線を受光して受光レベルなどを2値的に識別する。1台の放流警報局10に設置する赤外線センサ17の数は、各々の赤外線センサ17が監視できる領域の大きさと1つの放流警報局10が監視する危険区域全体の大きさとに応じて適宜変更すればよい。
【0017】
一般に、地面,岩,植物などの自然環境から放射される赤外線に比べて人間の放射する赤外線のレベルの方が大きく、また人間が存在する場合には人間の移動に伴って人間から受光する赤外線のレベルが変動するので各赤外線センサ17の受光レベルやその変化量を2値的に識別することにより、監視している領域内に人間(侵入者)が存在するか否かを識別できる。
【0018】
制御装置12には、3つの赤外線センサ17(1),17(2),17(3)のそれぞれが監視する領域に人間が存在しているか否かを示す2値信号が入力される。
この例では、警報設備としてサイレン14及び回転灯16が備わっている。しかし、例えば音声信号を発生する装置(例えばテープレコーダなど),増幅器,スピーカなどをサイレン14の代わりに用いても同様に警報音を発生できる。また、回転灯16の代わりに閃光灯を用いても光で警報を発することができる。
【0019】
サイレン14はサイレン駆動装置13によって駆動される。制御装置12は、サイレン駆動装置13を介してサイレン14の動作のオン/オフを制御する。サイレン駆動装置13は、サイレン14の動作状態(オン/オフ)を示す状態信号を制御装置12に入力する。
回転灯16は回転灯駆動装置15によって駆動される。制御装置12は、回転灯駆動装置15を介して回転灯16の動作のオン(回転,点灯)/オフ(停止,消灯)を制御する。回転灯駆動装置15は、回転灯16の動作状態(オン/オフ)を示す状態信号を制御装置12に入力する。
【0020】
無線送受信機11は、監視局20から送信された無線信号を受信し復調して制御装置12に入力するとともに、制御装置12が無線送受信機11に入力する信号を変調し無線信号として監視局20に送信する。
【0021】
制御装置12は、マイクロコンピュータあるいは専用のハードウェアを用いて構成することができる。この例では、制御装置12は図2,図3,図4に示す処理を実行する。
監視局20が放流警報局10に送信する信号に対しては、制御装置12は図2に示す処理を実行する。この例では、監視局20が送信する信号には、スタンバイ制御信号,停止制御信号及び遠隔制御信号(各警報設備を遠隔操作でオン/オフする信号)が含まれる。
【0022】
この例では、放流警報局10の動作モードにはローカルモードとリモートモードとがある。放流警報局10が監視局20からのスタンバイ制御信号を受信すると、制御装置12の処理は図2のステップS11からS12に進むので、ローカルモードに切り替わる。また、放流警報局10が監視局20からの停止制御信号を受信すると、制御装置12の処理は図2のステップS13からS14に進むので、リモートモードに切り替わる。
【0023】
また、放流警報局10がリモートモードで動作しているときに監視局20からの遠隔制御信号を受信すると、制御装置12の処理は図2のステップS15,S16を通ってS17に進む。この場合には、制御装置12は受信した遠隔制御信号の内容に従って、サイレン14のオン/オフ及び/又は回転灯16のオン/オフをステップS17で制御する。
【0024】
つまり、放流警報局10がリモートモードで動作しているときには、放流警報局10のサイレン14及び回転灯16のオン/オフを監視局20からの制御信号で遠隔制御することができる。
なお、ローカルモードで動作しているときに放流警報局10が遠隔制御信号を受信した場合には、ステップS18に進み。現在は放流警報局10がローカルモードで動作していることを示す信号を含むエラー信号を、監視局20に対して送信する。
【0025】
また、放流警報局10がローカルモードで動作しているときには、図3のステップS20からS21に進み、リモートモードで動作しているときには図4のステップS40からS41に進む。
図3のステップS21では、回転灯16を駆動中か否かを識別する。実際には、回転灯駆動装置15から制御装置12に入力される信号の状態を監視して、回転灯16が実際に動作しているか否かを識別する。回転灯16が動作していない場合にはステップS22に進み、動作している場合にはステップS23に進む。
【0026】
ステップS22では、回転灯16を駆動するための制御信号を制御装置12から回転灯駆動装置15に与える。これによって、回転灯16のランプが点灯するとともに回転灯16が回転を開始する。つまり、この例ではローカルモードの場合は常に回転灯16がオン状態になる。
ステップS23では、各赤外線センサ17が出力する信号をそれぞれ制御装置12に入力し、各赤外線センサ17の検出状態を調べる。また、ステップS23ではそのときに入力した各信号の状態とそれ以前にステップS23で入力した各信号の状態(ステップS30で保存した情報)とを比較して検出状態の変化の有無を調べる。
【0027】
全ての赤外線センサ17が侵入者を検出していない状態から少なくとも1つの赤外線センサ17が侵入者を検出している状態に変化した場合には、ステップS23からS24を通ってS26に進む。
また、少なくとも1つの赤外線センサ17が侵入者を検出している状態から全ての赤外線センサ17が侵入者を検出していない状態に変化した場合には、ステップS23からS24,S25を通ってS28に進む。
【0028】
ステップS26では、サイレン14を駆動するための制御信号を制御装置12からサイレン駆動装置13に与える。これによって、サイレン14の駆動が開始され警報音が鳴る。つまり、ローカルモードにおいては、侵入者を検出したときに警報音の発生が開始される。
【0029】
ステップS27では、警報動作中を示す状態信号を無線送受信機11を介して電波として送出し監視局20に対して放流警報局10の状態の変化を報知する。ステップS28では、サイレン14の駆動を停止するための制御信号を制御装置12からサイレン駆動装置13に与える。これによって、サイレン14の駆動が停止される。つまり、ローカルモードにおいては、警報音を発生している状態で侵入者を検出しなくなると警報音の発生が自動的に停止する。なお、警報音の発生が停止しても回転灯16の駆動は継続される。
【0030】
ステップS29では、警報停止中を示す状態信号を無線送受信機11を介して電波として送出し監視局20に対して放流警報局10の状態の変化を報知する。ステップS30では、直前にステップS23で入力した各赤外線センサ17からの信号の状態を内部メモリに保存する。ここで保存した情報は、次にステップS23を実行するときに参照される。
【0031】
リモートモードで動作しているときには、図4のステップS40からS41に進み、各赤外線センサ17が出力する信号をそれぞれ制御装置12に入力し、各赤外線センサ17の検出状態を調べる。また、そのときにステップS41で入力した各信号の状態とそれ以前にステップS41で入力した各信号の状態(ステップS46で保存した情報)とを比較して検出状態の変化の有無を調べる。
【0032】
全ての赤外線センサ17が侵入者を検出していない状態から少なくとも1つの赤外線センサ17が侵入者を検出している状態に変化した場合には、ステップS41からS42を通ってS44に進む。
また、少なくとも1つの赤外線センサ17が侵入者を検出している状態から全ての赤外線センサ17が侵入者を検出していない状態に変化した場合には、ステップS41からS42,S43を通ってS45に進む。
【0033】
ステップS44では、侵入者検出を示す状態信号を無線送受信機11を介して電波として送出し監視局20に対して侵入者検出の状態の変化を報知する。
ステップS45では、侵入者非検出を示す状態信号を無線送受信機11を介して電波として送出し監視局20に対して侵入者検出の状態の変化を報知する。
ステップS46では、直前にステップS41で入力した各赤外線センサ17からの信号の状態を内部メモリに保存する。ここで保存した情報は、次にステップS41を実行するときに参照される。
【0034】
上述のように、この形態ではローカルモードにおいては放流警報局10がいずれかの赤外線センサ17によって侵入者を検出しているときには警報音が発生するため、危険な区域に侵入している侵入者に対しては警報音で注意を促すことができる。しかも、警報音を発生した後で侵入者がいなくなれば警報音は自動的に停止するので、騒音の被害は最小限に抑制される。
【0035】
また、リモートモードにおいては、赤外線センサ17によって検出された侵入者の有無を示す信号が放流警報局10から監視局20に報知されるので、監視局20では侵入者の有無を監視しながら放流警報局10の警報を遠隔制御することができる。
なお、リモートモードで放流警報局10を遠隔制御する場合には、サイレン14及び回転灯16の動作を独立にオン/オフ制御してもよいし、サイレン14及び回転灯16の動作を1つの遠隔制御信号で共通にオン/オフ制御してもよい。
【0036】
(第2の実施の形態)
本発明の放流警報装置の1つの実施の形態について、図5及び図6を参照して説明する。この形態は請求項3に対応する。
図5はこの形態の放流警報装置の構成を示すブロック図である。図6は侵入者検出装置の構成例を示すブロック図である。この形態は第1の実施の形態の変形例である。図5において第1の実施の形態と対応する要素は同一の符号を付けて示してある。第1の実施の形態と異なる部分について以下に説明する。
【0037】
図5を参照すると、放流警報局10の制御装置12には侵入者検出装置18が赤外線センサ17の代わりに接続してある。この侵入者検出装置18は、図6に示すようにテレビカメラ31,信号処理回路32,フレームメモリ33,画像比較回路34及び侵入者識別回路35を備えている。
テレビカメラ31は、CCTV(同軸ケーブルTV)設備のような監視カメラであり、ダムからの放流時に危険区域になる河川内などの固定された範囲の風景を撮影するように位置決めされている。信号処理回路32は、テレビカメラ31が出力する映像信号のサンプリング,量子化などの信号処理を行い、ディジタル信号化された映像信号を出力する。
【0038】
フレームメモリ33は、信号処理回路32が出力する映像信号を画像フレーム単位で定期的に記憶する。
画像比較回路34は、信号処理回路32が出力する映像信号(現在の画像)のレベル(階調や色)とフレームメモリ33に記憶された映像信号(時間的に現在より前に撮影された画像)のレベルとを画素単位で比較し、各画像フレームについて一致しなかった画素の数を出力する。
【0039】
侵入者識別回路35は、画像比較回路34が出力する信号(一致しなかった画素の数)を予め定めた閾値と比較して、侵入者の有無を識別する。
すなわち、テレビカメラ31の撮影範囲は固定されているので、テレビカメラ31で撮影している危険区域内に侵入者が存在しない場合には、撮影した画像の経時変化はほとんどなく、画像比較回路34において一致しない画素の数は非常に小さいので侵入者識別回路35は侵入者なしと認識する。
【0040】
一方、危険区域内に侵入者が存在する場合には、侵入者の動きや移動に伴って撮影した画像に比較的大きな経時変化が現れる。その場合、画像比較回路34において一致しない画素の数が比較的大きいので侵入者識別回路35は侵入者ありと認識する。
【0041】
図5の制御装置12の動作については、赤外線センサ17の代わりに侵入者検出装置18を用いる点が異なる他は図2〜図4とほぼ同じである。すなわち、ローカルモードにおいては、撮影した画像の変化から侵入者検出装置18が侵入者を検出したときに警報音が発生し、撮影した画像の変化がほとんどなくなった場合に警報音が停止する。
【0042】
従って、危険な区域に侵入している侵入者に対しては警報音で注意を促すことができ、警報音による騒音の被害も最小限に抑制される。また、赤外線センサ17が利用できない環境であっても侵入者を検出できる。
また、この形態ではテレビカメラ31で撮影した画像の映像信号を無線送受信機11を介して監視局20に送出することができる。この映像信号の送出の有無については、監視局20からの遠隔操作で切り替えることができる。
【0043】
なお、侵入者検出装置18の具体的な構成や動作については適宜変更することができる。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように、ローカルモードでは所定の監視範囲内で侵入者を検出した場合に限り侵入者が検出されなくなるまで警報音が鳴動するので、侵入者に対しては警報音で注意を促すことができる。しかも、警報音が鳴動する時間は必要最小限に抑制されるので、警報音が大きい場合であっても警報音の発生による騒音の被害が抑制される。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態の放流警報装置の構成を示すブロック図である。
【図2】放流警報局の制御装置の信号受信処理を示すフローチャートである。
【図3】放流警報局の制御装置の警報制御の処理(1)を示すフローチャートである。
【図4】放流警報局の制御装置の警報制御の処理(2)を示すフローチャートである。
【図5】第2の実施の形態の放流警報装置の構成を示すブロック図である。
【図6】侵入者検出装置の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
10 放流警報局
11 無線送受信機
12 制御装置
13 サイレン駆動装置
14 サイレン
15 回転灯駆動装置
16 回転灯
17 赤外線センサ
18 侵入者検出装置
20 監視局
31 テレビカメラ
32 信号処理回路
33 フレームメモリ
34 画像比較回路
35 侵入者識別回路

Claims (5)

  1. ダムなどの放流時に警戒すべき所定の危険区域の近傍に設置されたサイレンなどの警報音発生設備と、
    前記危険区域の近傍に設置された回転灯などの警報表示設備と、
    少なくとも遠隔地から到来する遠隔制御信号を受信する信号受信設備と、
    前記危険区域での侵入者の有無を検出する侵入者検出設備と、
    前記信号受信設備が受信した遠隔制御信号に従って前記警報音発生設備及び警報表示設備の動作を制御するとともに、少なくとも前記遠隔制御信号によって所定のローカルモードになった場合には、前記侵入者検出設備が侵入者を検出すると前記警報音発生設備の動作を起動し、前記侵入者検出設備が侵入者を検出していないときには、前記警報音発生設備の警報音を抑制もしくは停止する警報制御設備と
    を設けたことを特徴とする放流警報装置。
  2. 請求項1の放流警報装置において、前記侵入者検出設備として赤外線センサを設けたことを特徴とする放流警報装置。
  3. 請求項1の放流警報装置において、前記侵入者検出設備として、前記危険区域の画像を撮影する撮像手段と、前記撮像手段で撮影された画像の変化を検出する画像変化検出手段とを設けたことを特徴とする放流警報装置。
  4. 請求項1の放流警報装置において、信号を遠隔地に送信する信号送信設備をさらに設けるとともに、少なくとも前記ローカルモードの場合には、前記警報制御設備が前記警報音発生設備の動作状態を示す状態信号を前記信号送信設備を介して遠隔地に送信することを特徴とする放流警報装置。
  5. 請求項1の放流警報装置において、信号を遠隔地に送信する信号送信設備をさらに設けるとともに、少なくとも前記ローカルモードでない場合には、前記警報制御設備が前記侵入者検出設備の検出状態を示す状態信号を前記信号送信設備を介して遠隔地に送信することを特徴とする放流警報装置。
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