JPH11325997A - 流量センサ - Google Patents

流量センサ

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JPH11325997A
JPH11325997A JP10127823A JP12782398A JPH11325997A JP H11325997 A JPH11325997 A JP H11325997A JP 10127823 A JP10127823 A JP 10127823A JP 12782398 A JP12782398 A JP 12782398A JP H11325997 A JPH11325997 A JP H11325997A
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Hiroyuki Uramachi
裕之 裏町
Tomoya Yamakawa
智也 山川
Fumiyoshi Yonezawa
史佳 米澤
Shingo Hamada
慎悟 濱田
Joji Oshima
丈治 大島
Satoru Koto
悟 古藤
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    • G01F1/00Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow
    • G01F1/68Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using thermal effects
    • G01F1/684Structural arrangements; Mounting of elements, e.g. in relation to fluid flow
    • G01F1/6842Structural arrangements; Mounting of elements, e.g. in relation to fluid flow with means for influencing the fluid flow

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、計測流体に流速分布の変化が発
生しても、流量を高精度に検出でき、かつ、圧力損失を
小さくできる流量センサを得る。 【解決手段】 主通路26は、通路断面積が計測流体の
流れの下流側に徐々に減少する絞り部26aを有してい
る。そして、この絞り部26aは、軸心を通る断面の内
周部が3次曲線により構成されている。さらに、流量検
出素子22を内蔵する検出用管路29が その入口を絞
り部26aの通路断面積の最小部の近傍に位置させて主
通路26内に配設されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この本発明は、例えば内燃機
関の吸入空気量を計測する場合等に用いられる流量セン
サであり、特に発熱体を備え、発熱体あるいは発熱体に
よって加熱された部分から、流体への熱伝達現象に基づ
いて流体の流速あるいは流量を計測する流量センサに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】発熱体や発熱体によって加熱された加熱
体から流体への熱伝達現象に基づいて通路内を通過する
流体の流量を計測する感熱式流量センサは、例えば特開
平8−313318号公報に記載されているように公知
である。
【0003】図35及び図36はそれぞれ例えば特開平
8−313318号公報に示されている従来の感熱式流
量センサの正面図及び横断面図である。図35及び図3
6において、ベルマウス状に形成された検出用管路19
が計測流体が流れる主通路16内に配置されている。こ
の主通路16には、図36中左から右に向かって計測流
体が流れる。そして、流量検出素子12が検出用管路1
9内に配置されている。流量検出素子12は、セラミッ
ク基板に感熱抵抗材料である白金を着膜したものであ
り、白金膜を櫛歯状にパターンニングして流量検出抵抗
11が形成されている。計測流体の温度変化を補償する
ための温度補償用抵抗13は、同様に感熱抵抗材料であ
る白金よりなる抵抗体で構成され、主通路16内の検出
用管路19の上流側に配置されている。計測流体の流れ
を整流するための整流格子17は、ハニカム状の形状に
成形された樹脂製で、主通路16入口近傍に配置されて
いる。回路ケース15は主通路16の外周に設けられ、
内部に回路基板14が収容されている。この回路基板1
4には、計測流体の流量を演算する電子回路が実装さ
れ、電子回路と流量検出抵抗11及び温度補償抵抗13
とが電気的に接続されている。また、コネクタ18が設
けられ、外部から流量センサへ電源を供給したり、流量
センサの流量検出信号を外部に取り出せるようになって
いる。
【0004】このような従来の感熱式流量センサ1にお
いて、流量検出素子12の流量検出抵抗11に流れる加
熱電流は、流量検出抵抗11の平均温度が温度補償抵抗
13で検出された計測流体温度から所定の温度(例えば
200℃)高くなるように回路基板14に実装された電
子回路によって制御されている。つまり、計測流体の流
量が少ない場合には、流量検出抵抗11から計測流体に
熱伝達される熱量が少なく、該加熱電流は少ない。一
方、計測流体の流量が大きい場合には、流量検出抵抗1
1から計測流体に熱伝達される熱量が大きくなり、該加
熱電流は大きくなる。そこで、感熱式流量センサ1で
は、流量検出抵抗11に流される加熱電流を検出して流
量信号として用いることにより、所定通路断面積を有す
る主通路16内を流れる流体の流量を検出している。
【0005】このように構成された感熱式流量センサ1
は、例えば図37に示されるように自動車用内燃機関の
吸入空気量検出センサとして用いられる。通常、流量セ
ンサ1は、エアクリーナケース3の内部に収められたエ
アクリーナエレメント2の下流の吸気配管4に配置され
る。このエアクリーナエレメント2は不織布や濾紙より
なるフィルターであり、内燃機関が吸入する空気中のダ
ストを捕捉して内燃機関の内部に入らないようにするた
めに設けられている。従って、自動車が走行するに従い
エアクリーナエレメント2はダストが堆積して目詰まり
を起こす。これに伴い、エアクリーナエレメント2を通
過した吸入空気の流れは、エアクリーナエレメント2が
目詰まりを起こす以前の流れに比較して、非常に偏った
流れとなり、流量センサ1の上流における流速分布は大
きく変化する。しかし、流量センサ1の流量検出素子1
2は主通路16の通路断面のごく一部の流速を計測して
いるに過ぎないため、同一流量であっても流量センサ1
の上流の流速分布が変化すると流量検出信号に誤差が発
生してしまう。
【0006】このような課題に対して、図35および図
36に示した従来例では、整流格子47を備え、整流効
果を得るようにしている。また、特開平7−71985
号公報に示される従来例では、ハニカム構造体や網状格
子体、あるいはその組み合わせにより、整流効果を得る
ようにしている。さらに、特開平5−340778号公
報、特開平2−28520号公報及び特開平6−288
805号公報等に示される従来例では、図38に示され
るように、主通路16Aをベンチュリ形状に絞り、整流
効果を得るようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の流
量センサは整流格子17等の整流器を備えて計測流体を
整流するようにしている。しかしながら、整流器により
十分な整流効果を得るためには、整流器の目を細かくし
なければならないが、整流器の剛性を保つためにむやみ
に目を細かくすることはできない。また、整流器の細孔
をよぎる流れは不安定であり、個々の小さい渦が合体し
て次第に大きな不規則な流れに成長してしまう。その結
果、流量検出部における境界層厚さや摩擦応力の不均一
性を生じて、流量検出信号に乱れを生じさせ、流量を正
確に検出できなくなるという課題があった。また、通気
抵抗が大きくなり、内燃機関が吸入できる空気量が制限
されて、内燃機関の出力が低下するという課題があっ
た。さらに、主通路16以外に整流構造体を有するため
に、製造コストが高くなるという課題もあった。
【0008】また、流量センサに高速な応答を目的とし
た小型化された流量検出素子を用いた場合、流量検出素
子の上流に整流器を設置すると、上述の整流器から発生
する流体的乱れの影響を受けやすくなり、流量検出信号
に含まれるノイズ成分がさらに大きくなり、流量検出精
度を悪化させるという課題があった。
【0009】さらに、主通路16Aをベンチュリ形状に
絞っている従来の流量センサでは、絞り率(主通路入口
の主流軸方向に垂直な断面積/最小絞り部の主流軸方向
に垂直な断面積)を大きくすることにより十分な整流効
果を得ることができる。しかしながら、絞り率を大きく
するにつれ、主通路投影断面積が小さくなる。それによ
り、通気抵抗が増加し、内燃機関が吸入できる空気量が
制限されてしまうことになる。また、絞り率を大きくす
るにつれ、主通路16Aの絞りを構成する曲面の曲率の
主流方向における変化率が大きくなり、流体の流線方向
が急激に曲げられるようになる。それにより、流体剥離
が発生しやすくなり、流量検出信号に乱れを生じさせ、
流量を正確に検出できなくなる。また、流入した計測流
体はその一部が整流格子17とベンチュリ形状に絞られ
た主通路16Aとの接続部の通路内周近傍でせき止めら
れ、淀みが発生しやすくなる。
【0010】この発明は上述のような課題を解決するた
めになされたもので、流量センサ上流で流速分布が変化
しても正確な流量検出が可能であり、圧力損失が小さ
く、安価な流量センサを得ることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る流量セン
サは、計測流体が流通する主通路と、上記計測流体の温
度を検出する測温素子と、感熱抵抗材料からなる流量検
出抵抗を有し、該流量検出抵抗が上記計測流体の流れに
露呈するように上記主通路内に配設された流量検出素子
と、上記流量検出抵抗の温度が上記測温素子により検出
された上記計測流体の温度に対して所定温度高い温度に
維持されるように該流量検出抵抗への通電電流を制御す
る制御回路部とを備え、上記流量検出抵抗から上記計測
流体への熱伝達現象に基づいて上記主通路内を流通する
上記計測流体の流量を計測する流量センサにおいて、上
記主通路は、通路断面積が上記計測流体の流れ方向の下
流側に向かって徐々に減少するように形成された絞り部
を有し、該絞り部の軸心を通る断面の内周部の少なくと
も一部が略3次曲線により構成され、上記流量検出素子
の上記計測流体の流れ方向における配設位置が、上記絞
り部の通路断面積の最小部の近傍に位置しているもので
ある。
【0012】また、計測流体が流通する主通路と、上記
主通路内に略同軸に配設された検出用管路と、上記計測
流体の温度を検出する測温素子と、感熱抵抗材料からな
る流量検出抵抗を有し、該流量検出抵抗が上記計測流体
の流れに露呈するように上記検出用管路内に配設された
流量検出素子と、上記流量検出抵抗の温度が上記測温素
子により検出された上記計測流体の温度に対して所定温
度高い温度に維持されるように該流量検出抵抗への通電
電流を制御する制御回路部とを備え、上記流量検出抵抗
から上記計測流体への熱伝達現象に基づいて上記主通路
内を流通する上記計測流体の流量を計測する流量センサ
において、上記主通路は、通路断面積が上記計測流体の
流れ方向の下流側に向かって徐々に減少するように形成
された絞り部を有し、該絞り部の軸心を通る断面の内周
部の少なくとも一部が略3次曲線により構成され、上記
検出用管路入口の上記計測流体の流れ方向における配設
位置が、上記絞り部の通路断面積の最小部の近傍に位置
しているものである。
【0013】また、上記主通路は、上記計測流体の流れ
方向に所定長さを有する管体からなり、上記絞り部が通
路断面積を該管体の入口から上記計測流体の流れ方向の
下流側に向かって徐々に減少するように形成され、上記
流量検出素子あるいは上記検出用管路入口の上記計測流
体の流れ方向における配設位置が、上記管体の入口から
上記絞り部の通路断面積の最小部までの距離Lに対し
て、0.75L以上、かつ、1.5L以下の範囲内に位
置しているものである。
【0014】また、上記絞り部の通路断面積の最小部に
おける通路断面積S0に対する上記絞り部の通路断面積
の最大部における通路断面積S1の割合が、1.5≦S1
/S0≦3.0となっているものである。
【0015】また、上記主通路は、通路断面積が上記絞
り部の通路断面積の最小部から上記計測流体の流れ方向
の下流側に向かって徐々に増加するように形成された通
路断面積拡大部を備えているものである。
【0016】また、上記絞り部及び上記通路断面積拡大
部の軸心を通る断面の内壁形状が、絞り部の通路断面積
の最小部を中心として略対称な形状に形成されているも
のである。
【0017】また、上記通路断面積拡大部の内壁面が粗
面に形成されているものである。
【0018】また、突起が上記通路断面積拡大部の内壁
面に多数設けられているものである。
【0019】また、上記主通路の通路断面積の最小部の
内壁面における上記突起の最大高さrに対する流体平均
深さm(通路断面積/通路断面における周囲長さ)の割
合が、略25<m/r<略40となっているものであ
る。
【0020】また、上記通路断面積拡大部の内壁面が階
段状に形成されているものである。
【0021】また、上記主通路の通路断面積の最小部の
内壁面における段差の最大高さrに対する流体平均深さ
m(通路断面積/通路断面における周囲長さ)の割合
が、略25<m/r<略40となっているものである。
【0022】また、上記絞り部と上記通路断面積拡大部
との内壁面が連続した曲面で連結されているものであ
る。
【0023】また、上記絞り部の通路断面積の最小部の
近傍の内壁面に突起が設けられているものである。
【0024】また、上記突起は、上記絞り部の内壁面に
周方向に等角ピッチで多数設けられ、それぞれの突起
は、その稜線が上記計測流体の流れ方向に一致し、か
つ、高さが上記計測流体の流れ方向の下流側に向かって
徐々に高くなるように形成されているものである。
【0025】また、上記絞り部の通路断面積の最小部の
内壁面における上記突起の最大高さrに対する流体平均
深さm(通路断面積/通路断面における周囲長さ)の割
合が、略25<m/r<略40となっているものであ
る。
【0026】また、上記絞り部の上記計測流体の流れ方
向の上流側に整流格子が設けられているものである。
【0027】また、計測流体が流通する主通路と、上記
主通路内に略同軸に配設された検出用管路と、上記計測
流体の温度を検出する測温素子と、感熱抵抗材料からな
る流量検出抵抗を有し、該流量検出抵抗が上記計測流体
の流れに露呈するように上記検出用管路内に配設された
流量検出素子と、上記流量検出抵抗の温度が上記測温素
子により検出された上記計測流体の温度に対して所定温
度高い温度に維持されるように該流量検出抵抗への通電
電流を制御する制御回路部とを備え、上記流量検出抵抗
から上記計測流体への熱伝達現象に基づいて上記主通路
内を流通する上記計測流体の流量を計測する流量センサ
において、上記検出用管路は、通路断面積が上記計測流
体の流れ方向の下流側に向かって徐々に減少するように
形成された絞り部を有し、該絞り部の軸心を通る断面の
内周部の少なくとも一部が略3次曲線により構成され、
上記流量検出素子の上記計測流体の流れ方向における配
設位置が、上記絞り部の通路断面積の最小部の近傍に位
置しているものである。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
について説明する。 実施の形態1.図1及び図2はそれぞれこの発明の実施
の形態1に係る流量センサを示す正面図および横断面図
である。図1及び図2において、主通路26は計測流体
が流通する円筒状の管体であり、その軸心に垂直な断面
の断面積(以下、通路断面積という)が入口から徐々に
減少するように形成された絞り部26aを有している。
そして、絞り部26aは、軸心を通る断面の内周部が3
次曲線により構成されている。円筒状の検出用管路29
が主通路26の内壁面から延設された支持部材21に支
持されて、主通路26内に略同軸に配設されている。そ
して、この検出用管路29の入口が、絞り部26aの通
路断面積の最小部の近傍に位置している。また、板状部
材23が、検出用管路29の軸心が板状部材23の主面
上に位置するように、検出用管路29の内壁面から延設
されている。さらに、回路ケース25が主通路26の外
周に設けられている。そして、回路ケース25の内部に
は、計測流体の流量を演算する電子回路が実装されてい
る制御回路部としての回路基板24が収容されている。
さらにまた、コネクタ28が設けられ、外部から流量セ
ンサ100へ電源を供給したり、流量センサ100の流
量検出信号を外部に取り出せるようになっている。
【0029】流量検出素子22は、セラミック基板に感
熱抵抗材料である白金を着膜したものであり、白金膜を
櫛歯状にパターンニングしてなる流量検出抵抗11と測
温素子としての温度補償用抵抗13とが該セラミック基
板に複合形成されている。この流量検出素子22は、そ
の表面が板状部材23の主面とほぼ面一となるように板
状部材23に組み込まれ、その一端が支持部材21の内
部に埋設固定されている。そこで、流量検出素子22の
表面は検出用管路29の軸方向、即ち流量センサ100
の軸方向とほぼ平行となっている。また、流量検出抵抗
11及び温度補償抵抗13とがリード31及びターミナ
ル30を介して回路基板24に実装された電子回路に接
続されている。
【0030】なお、流量検出抵抗11と温度補償抵抗1
3とがセラミック基板上に複合形成されているが、流量
検出素子22には、流量検出抵抗11の熱が温度補償抵
抗13に伝導しないような熱絶縁手段(図示せず)が施
されている。ここで、以降に述べる全ての実施の形態で
も同様であるが、本願の効果を得るためには測温素子で
ある温度補償抵抗13が必ずしも流量検出素子22の上
にある必要はなく、少なくとも流量検出素子22には流
量検出抵抗11が構成されていれば良い。また、流量検
出素子22の基板はセラミックに限らず、例えばシリコ
ン基板でも良く、さらに感熱抵抗体の材料は白金に限ら
ず、例えばニッケルやパーマロイでも良い。
【0031】このように構成された流量センサ100で
は、流速分布に偏りのある計測流体が主通路26に流入
すると、該流体は、主通路26の軸心を通る断面の内周
部が3次曲線により構成された絞り部26aを流通する
際に絞られて増速流れとなり、流体の動圧が徐々に相対
的に上げられ、静圧が下げられる。これにより、計測流
体は、主流軸方向に垂直な流速成分が小さくなりなが
ら、ついには主流軸方向の流れに変換され、主流軸方向
の流速分布が整えられる。そして、絞り部26aで主流
軸方向の流速分布を整えられた流体が、入口から検出用
管路29に流入し、流量検出素子22に到達する。この
流量検出素子22の流量検出抵抗11には、加熱電流が
通電されて発熱している。そして、流量検出抵抗11の
熱が熱伝達現象により流量検出素子22に到達した計測
流体に伝達される。この流量検出抵抗11から計測流体
に伝達される熱量は、計測流体の流量が大きくなる程大
きくなり、流量検出抵抗11の温度は、この流量検出抵
抗11から計測流体に伝達される熱量に応じて変動しよ
うとする。この流量検出抵抗11に流れる加熱電流は、
流量検出抵抗11平均温度が温度補償抵抗13で検出さ
れた計測流体温度から所定の温度(例えば200℃)高
くなるように回路基板24に実装された電子回路によっ
て制御されている。そこで、該加熱電流を流量信号とし
て用いることにより、所定通路断面積を有する主通路2
6内を流れる流体の流量を検出している。
【0032】このように、この実施の形態1によれば、
流量センサ100の上流で計測流体に流速分布の変化が
発生しても、計測流体は絞り部26aにより主流軸方向
の流速分布が整えられて検出用管路29に流入すること
になる。そこで、流量検出素子22に到達する計測流体
は流速分布が整えられた流体となり、検出流量のドリフ
トが発生しにくくなり、検出誤差を小さくすることがで
き、正確な流量計測が可能となる。また、計測流体の流
速分布の変化が絞り部26aにより整えられるので、整
流器を設ける必要がなく、製造コストを低下させること
ができるとともに、整流器の細孔をよぎる流れの不安定
性に起因する流量検出信号の乱れもなく、より正確な流
量計測が可能となる。また、絞り部26aは、主通路2
6の軸心を通る断面の内周部が3次曲線により構成され
ているので、局部的な角部や段差がなく、絞り部26a
を構成する曲面の曲率の主流方向における変化率も小さ
い。そこで、絞り部26aを通過する計測流体は、淀み
が発生せず、かつ、その流線方向が連続的に緩やかに変
化するので、流体的ノイズの原因となる渦や流れの剥離
が発生せず、圧力損失を低くすることができる。さら
に、この流量センサ100は、ベンチュリ形状に絞られ
た主通路を有する従来の流量センサや格子状の整流器を
有する流量センサに比べて、同一流量、同一通路断面積
において、圧力損失を低くすることができる。
【0033】実施の形態2.この実施の形態2では、図
3及び図4に示されるように、主通路33は計測流体が
流通する円筒状の管体であり、通路断面積が入口から徐
々に減少するように形成された絞り部33aを有してい
る。そして、絞り部33aは、軸心を通る断面の内周部
が3次曲線により構成されている。さらに、主通路33
は、通路断面積が絞り部33aの通路断面積の最小部位
から下流方向に徐々に拡大するように形成された通路断
面積拡大部33bを有している。また、検出用管路29
が、その入口を絞り部33aの通路断面積の最小部位の
近傍に位置するように配設されている。なお、他の構成
は上記実施の形態1と同様に構成されている。
【0034】このように構成された流量センサ101で
は、主通路33内に流入した計測流体は、絞り部33a
を通過する際に絞られて増速流れとなり、流体の動圧が
徐々に上げられて静圧が下げられる。そして、絞り部3
3aの通路断面積の最小部位を通過した計測流体は、通
路断面積拡大部33bにより、流体の動圧が徐々に下げ
られて静圧が上げられる。即ち、絞り部33aで得られ
た動圧が通路断面積拡大部33bで徐々に静圧に変換さ
れるので、静圧を均一化しながら回復することができ、
圧力損失を小さくすることができる。ここで、主通路の
通路断面積が絞り部33aの通路断面積の最小部位から
下流方向に急激に拡大する場合には、通路断面積の拡大
部の内壁面上で流体剥離の原因となる渦を発生してしま
う。しかしながら、この実施の形態2では、通路断面積
拡大部33bは、その通路断面積が下流方向に徐々に拡
大するように構成されているので、計測流体は渦を発生
することなく通路断面積拡大部33bの内壁面に沿って
流れ、流体剥離の発生が抑えられ、圧力損失を小さくす
ることができる。なお、拡大部33bの内壁面と主通路
33の軸心とのなす角度が7度を越えると、拡大部33
bの内壁面で計測流体の剥離が発生して圧力損失が大き
くなることから、拡大部33bにおける圧力回復を効果
的に行うには、拡大部33bと主通路33の軸心とのな
す角度を実質的に7度以下にすることが望ましい。
【0035】実施の形態3.この実施の形態3では、図
5に示されるように、検出用管路29がその入口を主通
路33の入口から絞り部33aの通路断面積の最小部位
までの距離Lの約0.75倍以上、約1.5倍以下の範
囲内に位置するように配設されている。なお、他の構成
は上記実施の形態2と同様に構成されている。ここで、
主通路33の入口から検出用管路29の入口までの距離
をA、主通路33の入口から絞り部33aの通路断面積
の最小部位までの距離をLとし、A/Lを変えて流量セ
ンサを作製し、各流量センサにおける検出流量誤差及び
圧力損失を測定した結果を図6に示す。
【0036】図6から、検出流量誤差は、検出用管路2
9の位置(A/L)が約0.75以上、約1.5以下の
範囲で誤差を最小に抑えられることがわかる。一方、圧
力損失は、検出用管路29の位置(A/L)がほぼ1.
25のときに最小となり、該位置が約0.75以上、約
1.75以下の範囲で53mmAq以下に抑えられるこ
とがわかる。従って、検出用管路29を0.75≦A/
L≦1.5となるように主通路33内に配設することに
より、検出流量の誤差を最も小さくでき、かつ、流量セ
ンサの上下流間で生じる圧力損失も最も小さいすること
ができる。
【0037】なお、上記実施の形態3では、検出用管路
29を0.75≦A/L≦1.5となるように主通路3
3内に配設するものとしているが、検出用管路29の設
置位置は、許容される検出流量誤差に対応して設定すれ
ばよく、例えば10%の誤差が許容される用途に対して
は、検出用管路29を0.6≦A/L≦1.8となるよ
うに主通路33内に配設すればよい。
【0038】実施の形態4.この実施の形態4では、図
7に示されるように、主通路33の絞り部33aが、主
通路33の入口における通路断面積S1の絞り部33a
の最小の通路断面積S0に対する割合(絞り比:S1/S
0)を約1.5以上、約3.0以下の範囲内となるよう
に形成されている。なお、他の構成は上記実施の形態2
と同様に構成されている。ここで、S1/S0(絞り比)
を変えて流量センサを作製し、各流量センサにおける検
出流量誤差及び圧力損失を測定した結果を図8に示す。
【0039】図8から、検出流量誤差は、S1/S0(絞
り比)が大きくなるほど小さくなり、一方圧力損失は、
1/S0(絞り比)が大きくなるほど大きくなりことが
分かる。従って、絞り部33aを1.5≦S1/S0
3.0となるように形成することにより、検出流量誤差
が11%以下で、圧力損失が225mmAq以下の流量
センサが得られる。
【0040】なお、上記実施の形態4では、絞り部33
aを1.5≦S1/S0≦3.0となるように形成するも
のとしているが、絞り部33aの絞り比は、上記実施の
形態3で述べたように、許容される検出流量誤差や圧力
損失に対応して設定すればよい。
【0041】実施の形態5.この実施の形態5では、図
9及び図10に示されるように、主通路34は計測流体
が流通する円筒状の管体であり、通路断面積が入口から
徐々に減少するように形成された絞り部34aを有し、
さらに通路断面積が絞り部34aの通路断面積の最小部
位から下流方向に徐々に拡大するように形成された通路
断面積拡大部34bを有している。そして、絞り部34
a及び通路断面積拡大部34bは、それぞれ軸心を通る
断面の内周部が3次曲線により構成されている。さら
に、絞り部34a及び通路断面積拡大部34bの内壁形
状は、絞り部34aの通路断面積の最小部位を中心とし
て略対称形状に、かつ、連続した曲面に形成されてい
る。また、検出用管路29が、その入口を絞り部34a
の通路断面積の最小部位の近傍に位置するように配設さ
れている。
【0042】ここで、この実施の形態5では、流量検出
素子22A及び回路基板24に実装されている電子回路
が特開平1−185416号公報に記載されている検出
素子及び回路構成と同様に構成され、計測流体の流量に
加えて、流れ方向を検出できるようになっている。な
お、他の構成は上記実施の形態1と同様に構成されてい
る。
【0043】このように構成された流量センサ102で
は、流速分布に偏りのある計測流体が主通路34の入口
から流入すると、該流体は、主通路34の軸心を通る断
面の内周部が3次曲線により構成された絞り部34aを
流通する際に絞られて増速流れとなり、流体の動圧が徐
々に相対的に上げられ、静圧が下げられる。これによ
り、計測流体は、主流軸方向に垂直な流速成分が小さく
なりながら、ついには主流軸方向の流れに変換され、主
流軸方向の流速分布が整えられる。そして、絞り部34
aで主流軸方向の流速分布を整えられた流体が、入口か
ら検出用管路29に流入し、流量検出素子22Aに到達
する。また、絞り部34aの通路断面積の最小部位を通
過した計測流体は、通路断面積拡大部34bにより、流
体の動圧が徐々に下げられて静圧が上げられて、圧力損
失を小さくすることができる。
【0044】ここで、絞り部34aと通路断面積拡大部
34bとが略対称形状に形成されているので、計測流体
が主通路34の出口から流入しても、計測流体の主流軸
方向の流速分布が整えられるとともに、圧力損失が小さ
く抑えられる。この時、回路基板24に実装された電子
回路により、計測流体の流量および流れ方向が検出され
る。
【0045】この実施の形態5によれば、上記実施の形
態1、2の効果に加えて、主通路34の内壁面上に不連
続な箇所がないので、局所的な角部や段差がなく、主通
路34の内壁面を構成する曲面の曲率の主流軸方向にお
ける変化率が小さい。その結果、計測流体の流線方向が
連続的に緩やかに変化するので、主通路34の内壁面上
で渦や流体剥離が発生せず、流量検出信号の乱れを少な
くできるとともに、圧力損失を小さくすることができ
る。また、絞り部34aと通路断面積拡大部34bとが
略対称形状に形成されているので、計測流体が流量セン
サ102の入口および出口のいずれから流入しても、流
量の検出が可能となる。
【0046】近年、自動車用エンジン制御においては、
排気ガス及び燃費規制が厳しくなる中、これに対応する
エンジンの吸入空気を計測する流量センサには、例えば
4気筒エンジンの低回転、高負荷域においては、吸入空
気は時間的に脈動を伴っており、特に吸気弁と排気弁と
が両方とも開いているオーバーラップ時に、排気側の正
圧で生じる逆流を計測することが望まれている。そこ
で、この流量センサ102をエンジンの吸入空気を計測
する用途に適用すれば、1つの流量センサで、吸入空気
と、オーバーラップ時に排気側の正圧で生じる逆流とを
計測することができる。そして、逆流を計測する場合に
おいても、順流時と同様に、流量検出信号に含まれるノ
イズ成分を小さくしながら主流軸方向の流量分布を整え
ることができ、流量検出精度を向上することができる。
また、この流量センサ102が例えば自動車用エンジン
の吸気系に装着される場合、主通路34の入口と出口と
を逆に装着しても、所望の流量検出が可能となる。
【0047】実施の形態6.この実施の形態6では、図
11及び図12に示されるように、主通路35は計測流
体が流通する円筒状の管体であり、通路断面積が入口か
ら徐々に減少するように形成された絞り部35aを有し
ている。そして、絞り部35aは、軸心を通る断面の内
周部が3次曲線により構成されている。さらに、主通路
35は、通路断面積が絞り部35aの通路断面積の最小
部位から下流方向に徐々に拡大するように形成された通
路断面積拡大部35bを有している。そして、この通路
断面積拡大部35bの壁面には、図13に示されるよう
に、微小な突起35cが多数設けられて、粗面に形成さ
れている。また、検出用管路29が、その入口を絞り部
35aの通路断面積の最小部位の近傍に位置するように
配設されている。なお、他の構成は上記実施の形態2と
同様に構成されている。
【0048】通常、主通路の断面積を主流軸方向に急激
に拡大すれば、計測流体は減速流れとなる。その結果、
通路断面積拡大部の壁面付近では、壁面摩擦抵抗が支配
的となり、渦が発生し、流体が大きく剥離してしまう。
この実施の形態6による流量センサ103では、微小な
突起35cが通路断面積拡大部35bの壁面に多数設け
られて該壁面を粗面に形成しているので、突起35cに
より細かな渦が発生され、該壁面を流れる流体の境界層
が乱流化される。その結果、通路断面積拡大部35bの
壁面摩擦抵抗が相対的に小さくなり、大きな流体剥離の
発生が抑えられ、圧力損失を小さくすることができる。
【0049】ここで、主通路35の通路断面積の最小
部、即ち絞り部35aの通路断面積の最小部の内壁面に
おける突起35cの最大高さをr、流体平均深さをmと
し、m/rを変えて流量センサを作製し、各流量センサ
における圧力損失を測定した結果を図14に示す。な
お、流体平均深さmは、(絞り部35aの通路断面積の
最小部における通路断面積)/(絞り部35aの通路断
面積の最小部における通路断面の周囲長さ)と定義して
いる。また、絞り比を1.9、2.4、3.2とした3
種類の流量センサについてm/rを変えて圧力損失を測
定した。図14から、絞り比の異なる各流量センサにお
いて、m/rが略25より大きく、略40より小さい範
囲で、圧力損失を最小に抑えられることがわかる。つま
り、絞り部35aを通過して増速流れとなった計測流体
が絞り部35aの通路断面積の最小部に到達した際に、
突起35cにより細かな渦が発生される。そして、絞り
部35aの通路断面積の最小部の内壁面で突起35cに
より発生した細かな渦が通路断面積拡大部35bの壁面
に沿って流れ、該壁面を流れる計測流体の境界層の乱流
化を促進する、その結果、通路断面積拡大部35bの壁
面摩擦抵抗が相対的に小さくなり、大きな流体剥離の発
生が抑えられ、圧力損失を小さくすることができる。
【0050】このように、この実施の形態6によれば、
上記実施の形態1、2の効果に加えて、通路断面積拡大
部35bの壁面摩擦抵抗を相対的に小さくして、圧力損
失を小さくすることができる。また、突起35cの最大
高さrに対する流体平均深さmの割合を、略25<m/
r<略40とすることにより、圧力損失を最小とするこ
とができる。
【0051】なお、上記実施の形態6では、主通路35
の形状を円筒形とするものとしているが、主通路35は
円筒形に限らず、角筒形であってもよい。また、角筒形
の主通路の場合においても、円筒形の主通路の場合と同
一の式で流体平均深さmを求め、突起の最大高さrに対
する流体平均深さmの割合を、略25<m/r<略40
とすることにより、同様の効果を得ることができる。
【0052】実施の形態7.この実施の形態7では、図
15及び図16に示されるように、主通路36は計測流
体が流通する円筒状の管体であり、通路断面積が入口か
ら徐々に減少するように形成された絞り部36aを有し
ている。そして、絞り部36aは、軸心を通る断面の内
周部が3次曲線により構成されている。主通路36は、
通路断面積が絞り部36aの通路断面積の最小部位から
下流方向に徐々に拡大するように形成された通路断面積
拡大部36bを有している。さらに、絞り部36aと通
路断面積拡大部36bとの連結部には、図17に示され
るように、微小高さの断面三角形の突起36cが周方向
に環状に設けられている。また、検出用管路29が、そ
の入口を絞り部36aの通路断面積の最小部位の近傍に
位置するように配設されている。なお、他の構成は上記
実施の形態2と同様に構成されている。
【0053】この実施の形態7による流量センサ104
では、微小高さの断面三角形の突起36cが絞り部36
aと通路断面積拡大部36bとの連結部に周方向に環状
に設けられているので、絞り部36aを流通してきた流
体が突起36cを通過する際に細かな渦が発生され、該
通過断面拡大部36bの壁面を流れる流体の境界層が乱
流化される。その結果、通路断面積拡大部36bの壁面
摩擦抵抗が相対的に小さくなり、大きな流体剥離の発生
が抑えられ、圧力損失を小さくすることができる。
【0054】このように、この実施の形態7によれば、
上記実施の形態1、2の効果に加えて、通路断面積拡大
部36bの壁面摩擦抵抗を相対的に小さくして、圧力損
失を小さくすることができる。なお、この実施の形態7
においても、突起36cの最大高さrに対する流体平均
深さmの割合を、略25<m/r<略40とすることに
より、上記実施の形態6と同様の効果を得ることができ
る。
【0055】実施の形態8.この実施の形態8では、図
18及び図19に示されるように、主通路37は計測流
体が流通する円筒状の管体であり、通路断面積が入口か
ら徐々に減少するように形成された絞り部37aを有し
ている。そして、絞り部37aは、軸心を通る断面の内
周部が3次曲線により構成されている。主通路37は、
通路断面積が絞り部37aの通路断面積の最小部位から
下流方向に徐々に拡大するように形成された通路断面積
拡大部37bを有している。さらに、絞り部37aと通
路断面積拡大部37bとの連結部には、図20に示され
るように、微小高さの円錐形状の突起37cが周方向に
等角ピッチで多数設けられている。また、検出用管路2
9が、その入口を絞り部37aの通路断面積の最小部位
の近傍に位置するように配設されている。なお、他の構
成は上記実施の形態2と同様に構成されている。
【0056】この実施の形態8による流量センサ105
では、微小高さの円錐形状の突起37cが絞り部37a
と通路断面積拡大部37bとの連結部に周方向に等角ピ
ッチで多数設けられているので、絞り部37aを流通し
てきた流体が突起37cを通過する際に細かな渦が発生
され、該通過断面拡大部37bの壁面を流れる流体の境
界層が乱流化される。その結果、通路断面積拡大部37
bの壁面摩擦抵抗が相対的に小さくなり、大きな流体剥
離の発生が抑えられ、圧力損失を小さくすることができ
る。
【0057】このように、この実施の形態8において
も、上記実施の形態7と同様の効果が得られる。なお、
この実施の形態8においても、突起37cの最大高さr
に対する流体平均深さmの割合を、略25<m/r<略
40とすることにより、上記実施の形態7と同様の効果
を得ることができる。
【0058】実施の形態9.この実施の形態9では、図
21及び図22に示されるように、主通路38は計測流
体が流通する円筒状の管体であり、通路断面積が入口か
ら徐々に減少するように形成された絞り部38aを有し
ている。そして、絞り部38aは、軸心を通る断面の内
周部が3次曲線により構成されている。主通路38は、
通路断面積が絞り部38aの通路断面積の最小部位から
下流方向に徐々に拡大するように形成された通路断面積
拡大部38bを有している。さらに、絞り部38aの通
過断面積の最小部近傍の内壁面には、図23に示される
ように、突起38cが周方向に等角ピッチで多数設けら
れている。各突起38cは、断面三角形をなし、稜線の
高さが入口側から徐々に高くなるように主流軸方向に沿
って形成されている。また、検出用管路29が、その入
口を絞り部38aの通路断面積の最小部位の近傍に位置
するように配設されている。なお、他の構成は上記実施
の形態2と同様に構成されている。
【0059】この実施の形態9による流量センサ106
では、断面三角形の突起38cが、絞り部38aの通過
断面積の最小部近傍の壁面に、それぞれ稜線の高さが入
口側から徐々に高くなるように主流軸方向に沿って形成
され、さらに、周方向に等角ピッチで複数形成されてい
るので、絞り部38aを流通する流体に微小な渦が徐々
に形成され、絞り部38aの壁面を流れる流体の境界層
が乱流化される。その結果、絞り部38aの壁面摩擦抵
抗が相対的に小さくなり、流体剥離の発生が抑えられ、
圧力損失を小さくすることができる。
【0060】ここで、図24及び図25は、それぞれこ
の実施の形態9の実施態様を示す図である。図24で
は、主流軸方向に沿って形成された各突起39が、それ
ぞれ複数の小突起39aを主流軸方向に断続的に配列し
て構成されているものである。そして、配列された小突
起39aは、高さが入口側から徐々に高くなるように形
成されている。図25では、主流軸方向に沿って形成さ
れた各突起40の主流軸方向の長さが、それぞれ異なる
ように構成されているものである。このように構成され
た突起39、40においても、絞り部38aを流通する
流体に微小な渦が徐々に形成されるので、上記実施の形
態9と同様の効果が得られる。なお、突起38c、3
9、40の最大高さrに対する流体平均深さmの割合
を、略25<m/r<略40とすることにより、圧力損
失を最小にすることができる。
【0061】実施の形態10.この実施の形態10で
は、図26及び図27に示されるように、主通路41は
計測流体が流通する円筒状の管体であり、通路断面積が
入口から徐々に減少するように形成された絞り部41a
を有している。そして、絞り部41aは、軸心を通る断
面の内周部が3次曲線により構成されている。主通路4
1は、通路断面積が絞り部41aの通路断面積の最小部
位から下流方向に階段状に徐々に拡大するように形成さ
れた通路断面積拡大部41bを有している。この通路断
面積拡大部41bと主通路33の軸心とのなす角度を実
質的に7度以下にしている。また、検出用管路29が、
その入口を絞り部41aの通路断面積の最小部位の近傍
に位置するように配設されている。なお、通路断面積拡
大部41bの内壁面は階段状に形成されて、粗面に構成
されている。なお、他の構成は上記実施の形態2と同様
に構成されている。
【0062】この実施の形態10による流量センサ10
7では、通路断面積拡大部41bが階段状に徐々に拡大
するように形成されているので、階段状の通路断面積拡
大部41bにより細かな渦が発生され、該壁面を流れる
流体の境界層が乱流化される。その結果、通路断面積拡
大部41bの壁面摩擦抵抗が相対的に小さくなり、上記
実施の形態6と同様の効果が得られる。また、主通路4
1を樹脂等にてモールド成形する場合、型構成が容易と
なり、量産性に優位である。なお、この実施の形態10
においても、主通路41の通路断面積の最小部における
通路断面積拡大部41bの階段状の段差の最大高さrに
対する流体平均深さmの割合を、略25<m/r<略4
0とすることにより、上記実施の形態6と同様に、圧力
損失を最小にする効果が得られる。
【0063】実施の形態11.この実施の形態11で
は、図28及び図29に示されるように、整流格子42
が主通路33の入口側に設置されている。なお、他の構
成は上記実施の形態2と同様に構成されている。
【0064】この実施の形態11による流量センサ10
8では、絞り部33aの軸心を通る断面の内周部が3次
曲線により構成され、入口側に整流格子42が配設され
ているので、整流格子42を通過した流体は絞り部33
aで淀むことなく、徐々に整流される。その結果、整流
格子42の流入流体の旋回成分を抑制する作用効果と、
絞り部33aによる主流軸方向の流速分布を整える作用
効果との双方が効果的に得られ、流量センサ108の上
流に流速分布の変化が発生しても、検出流量の誤差が発
生しにくくなる。
【0065】実施の形態12.この実施の形態12で
は、図30及び図31に示されるように、検出用管路4
3が円筒状の管体であり、その軸心を通る断面の断面積
が入口から徐々に減少するように形成された絞り部43
aを有している。そして、絞り部43aは、軸心を通る
断面の内周部が3次曲線により構成されている。さら
に、流量検出素子22が絞り部43aの通路断面積の最
小部位の近傍に配置されている。なお、他の構成は、上
記実施の形態2と同様に構成されている。
【0066】この実施の形態12による流量センサ10
9では、検出用管路43に流入した計測流体は、検出用
管路43の軸心を通る断面の内周部が3次曲線により構
成された絞り部43aを流通する際に絞られて増速流れ
となり、流体の動圧が徐々に相対的に上げられ、静圧が
下げられる。これにより、計測流体は、主流軸方向に垂
直な流速成分が小さくなりながら、ついには主流軸方向
の流れに変換され、主流軸方向の流速分布が整えられ
る。そして、絞り部43aで主流軸方向の流速分布を整
えられた流体が、流量検出素子22に到達する。さら
に、検出用管路43の内壁面には局所的な角部や段差が
なく、絞り部43aを構成する曲面の曲率の主流軸方向
における変化率が小さくなる。その結果、計測流体の流
線方向が連続的に緩やかに変化し、流体的ノイズの原因
となる渦、流れの剥離が発生しない。そこで、ベンチュ
リに形成された検出用管路を備えた従来の流量センサに
比べて、計測流体を流体的ノイズを小さくしながら、効
率的に増速して流量検出素子22まで導くことができ、
検出精度を向上させることができる。
【0067】また、上記実施の形態12による流量セン
サ109において、さらに検出用管路43の軸心を通る
断面の断面積を絞り部43aの通路断面積の最小部位か
ら徐々に増加させるように通路断面図拡大部を形成して
もよい。この場合、絞り部43aで得られた動圧が通路
断面図拡大部で徐々に静圧に変換され、圧力損失を小さ
くできる。
【0068】なお、上記各実施の形態では、絞り部は軸
心を通る断面の内周部が3次曲線により構成されている
ものとしているが、絞り部は軸心を通る断面の内周部の
全域が3次曲線により構成されているものに限定される
ものではなく、例えば軸心を通る断面の内周部を3次曲
線と直線とにより構成してもよい。
【0069】実施の形態13.上記実施の形態1では、
主通路の絞り部の軸心を通る断面の内周部が3次曲線に
より構成されているものとしているが、この実施の形態
13では、図32及び図33に示されるように、絞り部
44aは、主通路44の軸心を通る断面の内周部が略3
次曲線となるように直線を連結して構成されている。な
お、他の構成は、上記実施の形態1と同様に構成されて
いる。
【0070】この実施の形態13による流量センサ11
0では、絞り部44aが略3次曲線となるように構成さ
れているので、絞り部44aは上記実施の形態1による
絞り部26aと実質的に同様の構成となり、上記実施の
形態1と同様の効果が得られる。
【0071】実施の形態14.図34はこの発明の実施
の形態14に係る流量センサを示す断面図である。この
実施の形態14では、流量センサがエアクリーナケース
と一体に形成された主通路50にプラグインされたもの
である。主通路50は、自動車用エンジンの吸気配管で
あり、エアクリーナエレメント2が内部に収められてい
る。この主通路50は、エアクリーナエレメント2の下
流側で、その軸心を通る断面の断面積が下流側に徐々に
減少するように形成された絞り部50aと、絞り部50
aの通路断面積の最小部からその軸心を通る断面の断面
積が下流側に徐々に増加するように形成された通路断面
積拡大部50bと有している。そして、絞り部50a
は、軸心を通る断面の内周部が3次曲線により構成され
ている。また、流量検出素子22を内蔵した検出用管路
29が、支持部材21に支持されて、主通路50内に略
同軸に配設されている。そして、この検出用管路29の
入口が、絞り部50aの通路断面積の最小部の近傍に位
置している。
【0072】この実施の形態14では、主通路50を流
通する空気は、エアクリーナエレメント2でダクトを除
去されてエンジンに吸入される。この時、空気は、絞り
部50aを流通する際に絞られて増速流れとなり、流体
の動圧が徐々に相対的に上げられ、静圧が下げられる。
これにより、空気は、主流軸方向に垂直な流速成分が小
さくなりながら、ついには主流軸方向の流れに変換さ
れ、主流軸方向の流速分布が整えられる。そして、絞り
部50aで主流軸方向の流速分布を整えられた空気が、
検出用管路29内に流入し、流量検出素子22に到達す
る。一方、絞り部50aの通路断面積の最小部位を通過
した空気は、通路断面積拡大部50bにより、流体の動
圧が徐々に下げられて静圧が上げられる。即ち、絞り部
50aで得られた動圧が通路断面積拡大部50bで徐々
に静圧に変換されるので、静圧を均一化しながら回復す
ることができ、圧力損失を小さくすることができる。
【0073】この実施の形態14によれば、エアクリー
ナエレメント2の目詰まり等により空気の流れに偏りが
発生し、空気の流速分布が大きく変化しても、絞り部5
0aで主流軸方向の流速分布が整えられて流量検出素子
22に到達する。そこで、流量検出信号の乱れが少なく
なり、吸入空気量を正確に検出することができる。ま
た、絞り部50aで得られた動圧が通路断面積拡大部5
0bで徐々に静圧に変換され、圧力損失を小さくできる
ので、エンジンが吸入できる空気量が制限されて出力が
低下するような不具合を未然に防止できる。
【0074】なお、上記各実施の形態では、主通路内に
流量検出素子を内蔵した検出用管路を配設するものとし
ているが、流量検出素子は検出用管路に内蔵されていな
くてもよく、例えば流量検出素子を主通路内に直接配設
してもよい。
【0075】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0076】この発明によれば、計測流体が流通する主
通路と、上記計測流体の温度を検出する測温素子と、感
熱抵抗材料からなる流量検出抵抗を有し、該流量検出抵
抗が上記計測流体の流れに露呈するように上記主通路内
に配設された流量検出素子と、上記流量検出抵抗の温度
が上記測温素子により検出された上記計測流体の温度に
対して所定温度高い温度に維持されるように該流量検出
抵抗への通電電流を制御する制御回路部とを備え、上記
流量検出抵抗から上記計測流体への熱伝達現象に基づい
て上記主通路内を流通する上記計測流体の流量を計測す
る流量センサにおいて、上記主通路は、通路断面積が上
記計測流体の流れ方向の下流側に向かって徐々に減少す
るように形成された絞り部を有し、該絞り部の軸心を通
る断面の内周部の少なくとも一部が略3次曲線により構
成され、上記流量検出素子の上記計測流体の流れ方向に
おける配設位置が、上記絞り部の通路断面積の最小部の
近傍に位置しているので、計測流体に流速分布の変化が
発生しても、計測流体の流量を高精度に検出できるとと
もに、圧力損失を小さく抑えることができる流量センサ
が得られる。
【0077】また、計測流体が流通する主通路と、上記
主通路内に略同軸に配設された検出用管路と、上記計測
流体の温度を検出する測温素子と、感熱抵抗材料からな
る流量検出抵抗を有し、該流量検出抵抗が上記計測流体
の流れに露呈するように上記検出用管路内に配設された
流量検出素子と、上記流量検出抵抗の温度が上記測温素
子により検出された上記計測流体の温度に対して所定温
度高い温度に維持されるように該流量検出抵抗への通電
電流を制御する制御回路部とを備え、上記流量検出抵抗
から上記計測流体への熱伝達現象に基づいて上記主通路
内を流通する上記計測流体の流量を計測する流量センサ
において、上記主通路は、通路断面積が上記計測流体の
流れ方向の下流側に向かって徐々に減少するように形成
された絞り部を有し、該絞り部の軸心を通る断面の内周
部の少なくとも一部が略3次曲線により構成され、上記
検出用管路入口の上記計測流体の流れ方向における配設
位置が、上記絞り部の通路断面積の最小部の近傍に位置
しているので、計測流体に流速分布の変化が発生して
も、計測流体の流量を高精度に検出できるとともに、圧
力損失を小さく抑えることができる流量センサが得られ
る。
【0078】また、上記主通路は、上記計測流体の流れ
方向に所定長さを有する管体からなり、上記絞り部が通
路断面積を該管体の入口から上記計測流体の流れ方向の
下流側に向かって徐々に減少するように形成され、上記
流量検出素子あるいは上記検出用管路入口の上記計測流
体の流れ方向における配設位置が、上記管体の入口から
上記絞り部の通路断面積の最小部までの距離Lに対し
て、0.75L以上、かつ、1.5L以下の範囲内に位
置しているので、計測流体に流速分布の変化が発生して
も、検出流量の誤差が発生しにくくなるとともに、流量
センサの上下流間で生じる圧力損失を小さくできる。
【0079】また、上記絞り部の通路断面積の最小部に
おける通路断面積S0に対する上記絞り部の通路断面積
の最大部における通路断面積S1の割合が、1.5≦S1
/S0≦3.0となっているので、計測流体に流速分布
の変化が発生した場合に、検出流量の誤差を小さく、か
つ、圧力損失を小さくできる。
【0080】また、上記主通路は、通路断面積が上記絞
り部の通路断面積の最小部から上記計測流体の流れ方向
の下流側に向かって徐々に増加するように形成された通
路断面積拡大部を備えているので、通路断面積拡大部の
壁面上で流体剥離の原因となる渦の発生が抑えられ、圧
力損失を小さくできる。
【0081】また、上記絞り部及び上記通路断面積拡大
部の軸心を通る断面の内壁形状が、絞り部の通路断面積
の最小部を中心として略対称な形状に形成されているの
で、計測流体の順流と逆流との双方の流量を高精度に検
出できる。
【0082】また、上記通路断面積拡大部の内壁面が粗
面に形成されているので、通路断面積拡大部の壁面に微
小な渦が発生し、該壁面を流れる計測流体の境界層が乱
流化されて、壁面摩擦抵抗が相対的に小さくなり、圧力
損失を小さくできる。
【0083】また、突起が上記通路断面積拡大部の内壁
面に多数設けられているので、通路断面積拡大部の壁面
に微小な渦が発生し、該壁面を流れる計測流体の境界層
が乱流化されて、壁面摩擦抵抗が相対的に小さくなり、
圧力損失を小さくできる。
【0084】また、上記主通路の通路断面積の最小部の
内壁面における上記突起の最大高さrに対する流体平均
深さm(通路断面積/通路断面における周囲長さ)の割
合が、略25<m/r<略40となっているので、主通
路の通路断面積の最小部の内壁面で微小な渦が発生さ
れ、該壁面を流れる計測流体の境界層の乱流化が促進さ
れ、圧力損失を最小とすることができる。
【0085】また、上記通路断面積拡大部の内壁面が階
段状に形成されているので、通路断面積拡大部の壁面に
微小な渦が発生し、該壁面を流れる計測流体の境界層が
乱流化されて、壁面摩擦抵抗が相対的に小さくなり、圧
力損失を小さくできる。
【0086】また、上記主通路の通路断面積の最小部の
内壁面における段差の最大高さrに対する流体平均深さ
m(通路断面積/通路断面における周囲長さ)の割合
が、略25<m/r<略40となっているので、主通路
の通路断面積の最小部の内壁面で微小な渦が発生され、
該壁面を流れる計測流体の境界層の乱流化が促進され、
圧力損失を最小とすることができる。
【0087】また、上記絞り部と上記通路断面積拡大部
との内壁面が連続した曲面で連結されているので、主通
路の内壁面を構成する曲面の曲率の主流方向における変
化率が小さくなり、流体的ノイズの原因となる渦、流れ
の剥離の発生が抑えられ、圧力損失を小さくできる。
【0088】また、上記絞り部の通路断面積の最小部の
近傍の内壁面に突起が設けられているので、主通路の内
壁表面に不精な渦が発生して境界層を乱流化し、壁面摩
擦抵抗を相対的に小さくできる。
【0089】また、上記突起は、上記絞り部の内壁面に
周方向に等角ピッチで多数設けられ、それぞれの突起
は、その稜線が上記計測流体の流れ方向に一致し、か
つ、高さが上記計測流体の流れ方向の下流側に向かって
徐々に高くなるように形成されているので、絞り部の壁
面表面に微小な渦が徐々に発生して境界層を緩慢に乱流
化し、壁面摩擦抵抗を相対的に小さくできる。
【0090】また、上記絞り部の通路断面積の最小部の
内壁面における上記突起の最大高さrに対する流体平均
深さm(通路断面積/通路断面における周囲長さ)の割
合が、略25<m/r<略40となっているので、主通
路の通路断面積の最小部の内壁面で微小な渦が発生さ
れ、該壁面を流れる計測流体の境界層の乱流化が促進さ
れ、圧力損失を最小とすることができる。
【0091】また、上記絞り部の上記計測流体の流れ方
向の上流側に整流格子が設けられているので、整流格子
の流入流体の旋回成分を抑制する効果と絞り部における
主流軸方向の流速分布を整える効果との双方の効果が得
られる。
【0092】また、計測流体が流通する主通路と、上記
主通路内に略同軸に配設された検出用管路と、上記計測
流体の温度を検出する測温素子と、感熱抵抗材料からな
る流量検出抵抗を有し、該流量検出抵抗が上記計測流体
の流れに露呈するように上記検出用管路内に配設された
流量検出素子と、上記流量検出抵抗の温度が上記測温素
子により検出された上記計測流体の温度に対して所定温
度高い温度に維持されるように該流量検出抵抗への通電
電流を制御する制御回路部とを備え、上記流量検出抵抗
から上記計測流体への熱伝達現象に基づいて上記主通路
内を流通する上記計測流体の流量を計測する流量センサ
において、上記検出用管路は、通路断面積が上記計測流
体の流れ方向の下流側に向かって徐々に減少するように
形成された絞り部を有し、該絞り部の軸心を通る断面の
内周部の少なくとも一部が略3次曲線により構成され、
上記流量検出素子の上記計測流体の流れ方向における配
設位置が、上記絞り部の通路断面積の最小部の近傍に位
置しているので、計測流体に流速分布の変化が発生して
も、計測流体の流量を高精度に検出できるとともに、圧
力損失を小さく抑えることができる流量センサが得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係る流量センサを
示す正面図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係る流量センサを
示す横断面図である。
【図3】 この発明の実施の形態2に係る流量センサを
示す正面図である。
【図4】 この発明の実施の形態2に係る流量センサを
示す横断面図である。
【図5】 この発明の実施の形態3に係る流量センサを
示す横断面図である。
【図6】 この発明の実施の形態3に係る流量センサに
おける検出用管路の設置位置と検出流量誤差および圧力
損失との関係を示す図である。
【図7】 この発明の実施の形態4に係る流量センサを
示す横断面図である。
【図8】 この発明の実施の形態4に係る流量センサに
おける絞り部の絞り比と検出流量誤差および圧力損失と
の関係を示す図である。
【図9】 この発明の実施の形態5に係る流量センサを
示す正面図である。
【図10】 この発明の実施の形態5に係る流量センサ
を示す横断面図である。
【図11】 この発明の実施の形態6に係る流量センサ
を示す正面図である。
【図12】 この発明の実施の形態6に係る流量センサ
を示す横断面図である。
【図13】 この発明の実施の形態6に係る流量センサ
の要部を示す拡大横断面図である。
【図14】 この発明の実施の形態6に係る流量センサ
におけるm/rと圧力損失との関係を示す図である。
【図15】 この発明の実施の形態7に係る流量センサ
を示す正面図である。
【図16】 この発明の実施の形態7に係る流量センサ
を示す横断面図である。
【図17】 この発明の実施の形態7に係る流量センサ
の要部を示す拡大横断面図である。
【図18】 この発明の実施の形態8に係る流量センサ
を示す正面図である。
【図19】 この発明の実施の形態8に係る流量センサ
を示す横断面図である。
【図20】 この発明の実施の形態8に係る流量センサ
の要部を示す拡大横断面図である。
【図21】 この発明の実施の形態9に係る流量センサ
を示す正面図である。
【図22】 この発明の実施の形態9に係る流量センサ
を示す横断面図である。
【図23】 この発明の実施の形態9に係る流量センサ
の要部を示す拡大斜視図である。
【図24】 この発明の実施の形態9に係る流量センサ
の実施態様の要部を示す拡大斜視図である。
【図25】 この発明の実施の形態9に係る流量センサ
の他の実施態様の要部を示す拡大斜視図である。
【図26】 この発明の実施の形態10に係る流量セン
サを示す正面図である。
【図27】 この発明の実施の形態10に係る流量セン
サを示す横断面図である。
【図28】 この発明の実施の形態11に係る流量セン
サを示す正面図である。
【図29】 この発明の実施の形態11に係る流量セン
サを示す横断面図である。
【図30】 この発明の実施の形態12に係る流量セン
サを示す正面図である。
【図31】 この発明の実施の形態12に係る流量セン
サを示す横断面図である。
【図32】 この発明の実施の形態13に係る流量セン
サを示す正面図である。
【図33】 この発明の実施の形態13に係る流量セン
サを示す横断面図である。
【図34】 この発明の実施の形態14に係る流量セン
サを示す横断面図である。
【図35】 従来の流量センサを示す正面図である。
【図36】 従来の流量センサを示す横断面図である。
【図37】 自動車エンジンの吸気系配管図である。
【図38】 従来の他の流量センサを示す横断面図であ
る。
【符号の説明】
11 流量検出抵抗、13 温度補償用抵抗(測温度素
子)、22、22A流量検出素子、24 回路基板(制
御回路部)、26、33、34、35、36、37、3
8、41、44、50 主通路、26a、33a、34
a、35a、36a、37a、38a、41a、43
a、44a、50a 絞り部、33b、34b、35
b、36b、37b、28b、41b、50b 通路断
面積拡大部、29、43 検出用管路、35c、36
c、37c、38c、39、40 突起、42 整流格
子、100、101、102、103、104、10
5、106、107、108、109、110 流量セ
ンサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 濱田 慎悟 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 大島 丈治 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内 (72)発明者 古藤 悟 東京都千代田区丸の内二丁目2番3号 三 菱電機株式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 計測流体が流通する主通路と、上記計測
    流体の温度を検出する測温素子と、感熱抵抗材料からな
    る流量検出抵抗を有し、該流量検出抵抗が上記計測流体
    の流れに露呈するように上記主通路内に配設された流量
    検出素子と、上記流量検出抵抗の温度が上記測温素子に
    より検出された上記計測流体の温度に対して所定温度高
    い温度に維持されるように該流量検出抵抗への通電電流
    を制御する制御回路部とを備え、上記流量検出抵抗から
    上記計測流体への熱伝達現象に基づいて上記主通路内を
    流通する上記計測流体の流量を計測する流量センサにお
    いて、 上記主通路は、通路断面積が上記計測流体の流れ方向の
    下流側に向かって徐々に減少するように形成された絞り
    部を有し、 該絞り部の軸心を通る断面の内周部の少なくとも一部が
    略3次曲線により構成され、 上記流量検出素子の上記計測流体の流れ方向における配
    設位置が、上記絞り部の通路断面積の最小部の近傍に位
    置していることを特徴とする流量センサ。
  2. 【請求項2】 計測流体が流通する主通路と、上記主通
    路内に略同軸に配設された検出用管路と、上記計測流体
    の温度を検出する測温素子と、感熱抵抗材料からなる流
    量検出抵抗を有し、該流量検出抵抗が上記計測流体の流
    れに露呈するように上記検出用管路内に配設された流量
    検出素子と、上記流量検出抵抗の温度が上記測温素子に
    より検出された上記計測流体の温度に対して所定温度高
    い温度に維持されるように該流量検出抵抗への通電電流
    を制御する制御回路部とを備え、上記流量検出抵抗から
    上記計測流体への熱伝達現象に基づいて上記主通路内を
    流通する上記計測流体の流量を計測する流量センサにお
    いて、 上記主通路は、通路断面積が上記計測流体の流れ方向の
    下流側に向かって徐々に減少するように形成された絞り
    部を有し、 該絞り部の軸心を通る断面の内周部の少なくとも一部が
    略3次曲線により構成され、 上記検出用管路入口の上記計測流体の流れ方向における
    配設位置が、上記絞り部の通路断面積の最小部の近傍に
    位置していることを特徴とする流量センサ。
  3. 【請求項3】 上記主通路は、上記計測流体の流れ方向
    に所定長さを有する管体からなり、上記絞り部が通路断
    面積を該管体の入口から上記計測流体の流れ方向の下流
    側に向かって徐々に減少するように形成され、 上記流量検出素子あるいは上記検出用管路入口の上記計
    測流体の流れ方向における配設位置が、上記管体の入口
    から上記絞り部の通路断面積の最小部までの距離Lに対
    して、0.75L以上、かつ、1.5L以下の範囲内に
    位置していることを特徴とする請求項1又は請求項2記
    載の流量センサ。
  4. 【請求項4】 上記絞り部の通路断面積の最小部におけ
    る通路断面積S0に対する上記絞り部の通路断面積の最
    大部における通路断面積S1の割合が、1.5≦S1/S
    0≦3.0となっていることを特徴とする請求項1又は
    請求項2記載の流量センサ。
  5. 【請求項5】 上記主通路は、通路断面積が上記絞り部
    の通路断面積の最小部から上記計測流体の流れ方向の下
    流側に向かって徐々に増加するように形成された通路断
    面積拡大部を備えていることを特徴とする請求項1又は
    請求項2記載の流量センサ。
  6. 【請求項6】 上記絞り部及び上記通路断面積拡大部の
    軸心を通る断面の内壁形状が、絞り部の通路断面積の最
    小部を中心として略対称な形状に形成されていることを
    特徴とする請求項5記載の流量センサ。
  7. 【請求項7】 上記通路断面積拡大部の内壁面が粗面に
    形成されていることを特徴とする請求項5記載の流量セ
    ンサ。
  8. 【請求項8】 突起が上記通路断面積拡大部の内壁面に
    多数設けられていることを特徴とする請求項7記載の流
    量センサ。
  9. 【請求項9】 上記主通路の通路断面積の最小部の内壁
    面における上記突起の最大高さrに対する流体平均深さ
    m(通路断面積/通路断面における周囲長さ)の割合
    が、略25<m/r<略40となっていることを特徴と
    する請求項8記載の流量センサ。
  10. 【請求項10】 上記通路断面積拡大部の内壁面が階段
    状に形成されていることを特徴とする請求項7記載の流
    量センサ。
  11. 【請求項11】 上記主通路の通路断面積の最小部の内
    壁面における段差の最大高さrに対する流体平均深さm
    (通路断面積/通路断面における周囲長さ)の割合が、
    略25<m/r<略40となっていることを特徴とする
    請求項10記載の流量センサ。
  12. 【請求項12】 上記絞り部と上記通路断面積拡大部と
    の内壁面が連続した曲面で連結されていることを特徴と
    する請求項5記載の流量センサ。
  13. 【請求項13】 上記絞り部の通路断面積の最小部の近
    傍の内壁面に突起が設けられていることを特徴とする請
    求項1又は請求項2記載の流量センサ。
  14. 【請求項14】 上記突起は、上記絞り部の内壁面に周
    方向に等角ピッチで多数設けられ、それぞれの突起は、
    その稜線が上記計測流体の流れ方向に一致し、かつ、高
    さが上記計測流体の流れ方向の下流側に向かって徐々に
    高くなるように形成されていることを特徴とする請求項
    13記載の流量センサ。
  15. 【請求項15】 上記絞り部の通路断面積の最小部の内
    壁面における上記突起の最大高さrに対する流体平均深
    さm(通路断面積/通路断面における周囲長さ)の割合
    が、略25<m/r<略40となっていることを特徴と
    する請求項13又は請求項14記載の流量センサ。
  16. 【請求項16】 上記絞り部の上記計測流体の流れ方向
    の上流側に整流格子が設けられていることを特徴とする
    請求項1又は請求項2記載の流量センサ。
  17. 【請求項17】 計測流体が流通する主通路と、上記主
    通路内に略同軸に配設された検出用管路と、上記計測流
    体の温度を検出する測温素子と、感熱抵抗材料からなる
    流量検出抵抗を有し、該流量検出抵抗が上記計測流体の
    流れに露呈するように上記検出用管路内に配設された流
    量検出素子と、上記流量検出抵抗の温度が上記測温素子
    により検出された上記計測流体の温度に対して所定温度
    高い温度に維持されるように該流量検出抵抗への通電電
    流を制御する制御回路部とを備え、上記流量検出抵抗か
    ら上記計測流体への熱伝達現象に基づいて上記主通路内
    を流通する上記計測流体の流量を計測する流量センサに
    おいて、 上記検出用管路は、通路断面積が上記計測流体の流れ方
    向の下流側に向かって徐々に減少するように形成された
    絞り部を有し、 該絞り部の軸心を通る断面の内周部の少なくとも一部が
    略3次曲線により構成され、 上記流量検出素子の上記計測流体の流れ方向における配
    設位置が、上記絞り部の通路断面積の最小部の近傍に位
    置していることを特徴とする流量センサ。
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