JPH11325656A - ヘッダー分流器 - Google Patents

ヘッダー分流器

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Publication number
JPH11325656A
JPH11325656A JP10125657A JP12565798A JPH11325656A JP H11325656 A JPH11325656 A JP H11325656A JP 10125657 A JP10125657 A JP 10125657A JP 12565798 A JP12565798 A JP 12565798A JP H11325656 A JPH11325656 A JP H11325656A
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JP
Japan
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refrigerant
pipe
header
flow
pipes
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Application number
JP10125657A
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English (en)
Inventor
Kazuo Gensui
和夫 源水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Seiko Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Seiko Co Ltd filed Critical Matsushita Seiko Co Ltd
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Publication of JPH11325656A publication Critical patent/JPH11325656A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L41/00Branching pipes; Joining pipes to walls
    • F16L41/02Branch units, e.g. made in one piece, welded, riveted
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B41/00Fluid-circulation arrangements
    • F25B41/40Fluid line arrangements
    • F25B41/42Arrangements for diverging or converging flows, e.g. branch lines or junctions
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B39/00Evaporators; Condensers
    • F25B39/02Evaporators
    • F25B39/028Evaporators having distributing means

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スペース効率が良く、小型化の要請に対応で
きるヘッダー分流器を提供することを目的とする。 【解決手段】 長手方向に複数の冷媒管接続口2を設け
た分流管1と、冷媒管3cを分流管1の終端部4で直接
接続できるようにしたものであり、分流管1の終端部4
に直接接続する冷媒管3cの配管形状を工夫すること
で、ヘッダー分流器の冷媒管3c周辺にスペースがで
き、他の配管・部品を設置するスペースとして有効に利
用できるので、スペース効率が良く、ユニットとして小
型化の要請に対応できるヘッダー分流器を得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷凍機器や空調機器
等に用いられる熱交換器に取り付けられるヘッダー分流
器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、冷凍機器および空調機器における
熱交換器は小型化の要請から、熱交換器の伝熱管は細径
化され、管内抵抗を低減するために冷媒を均等に分流・
合流するヘッダーが必要になる。
【0003】以下、特開平7−301472号公報に示
される従来のヘッダーを図10〜図12を参照しながら
説明する。
【0004】図10は従来のヘッダーの断面図である。
図10において51は長手方向に冷媒管接続口52が複
数設けられた円筒管である。53は冷媒管で円筒管51
の冷媒管接続口52に接続されている。54は円筒管5
1下部の流出入部で、流出入部54には流出入管54a
が接続されている。55は円筒管51の流出入部54側
の反対側端から円筒管51内部に挿入された挿入管材で
あり、円筒管51と接合される端部を大径部とし流出入
部54方向に漸次直径が小さくなる。
【0005】図11は挿入管材55の斜視図であり、挿
入管材55は円管をスウェージング加工して製作されて
おり、長手方向に漸次直径が大きくなっている。
【0006】図12は従来のヘッダーを空調機器の熱交
換器56と接続した時の側面図である。
【0007】上記構成において、蒸発器(熱交換器5
6)の冷媒入口側すなわち分流器として用いられた場合
について説明する。
【0008】流出入管54aから円筒管51に流入した
気液二相状態の冷媒は漸次冷媒管53に流出し、円筒管
51の上部程冷媒流量は減少していく。しかし、断面積
が漸次大きくなる挿入部材55が挿入されているために
冷媒流路断面積はしだいに減少し、冷媒流速は極端に減
少することはない。このため、冷媒は円筒管51内で気
相と液相が分離することなく各冷媒管53に気相と液相
が分離することなく各冷媒管53に気相と液相の量を均
等に流出していた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のヘッ
ダー分流器のヘッダーでは、挿入管材55を円筒管51
下部の流出入部54側の反対側端から円筒管51内部に
挿入し、円筒管51と接合するという構造上、挿入管材
55の収納スペースが必ず必要となり、そのスペースは
デッドスペースとなるので、スペース効率が悪く、小型
化の要請に対応することが困難であった。
【0010】また、ヘッダーを凝縮器(熱交換器56)
の冷媒出口側すなわち合流器として用いた場合に、液冷
媒の流れが流出入部54で乱れて流出入管54aに流れ
難くなり、円筒管51の下部に液冷媒が溜まり、下部の
冷媒管53に霜がつき熱交換器の効率が悪くなるという
課題があった。
【0011】本発明は、このような従来の課題を解決す
るものであり、スペース効率が良く小型化に対応するこ
とができ、また合流器として用いた場合に液冷媒の流れ
がスムーズなヘッダー分流器を提供することを目的とし
ている。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明のヘッダー分流器の第1の手段は、分流管の終
端部に冷媒管を直接接続したものである。
【0013】本発明によれば、分流管の終端部に直接接
続する冷媒管をかなり自由に配管形状できるので、その
冷媒管周辺にスペースができ、他の配管・部品を設置す
るスペースとして有効に利用できるので、スペース効率
が良く、小型化の要請に対応できるヘッダー分流器が得
られる。
【0014】また、第2の手段は、分流管の管径を漸次
小さくする一体成型加工を用いて連続的に冷媒流路断面
積を変化させ、分流管の終端部に冷媒管を直接接続した
ものである。
【0015】そして本発明によれば、分流管の終端部に
直接接続する冷媒管をかなり自由に配管形状できるの
で、その冷媒管周辺にスペースができ、他の配管・部品
を設置するスペースとして有効に利用できるので、スペ
ース効率が良く、小型化の要請に対応できるヘッダー分
流器が得られる。
【0016】また、第3の手段は、複数の分流短管と異
径チーズ管を用い段階的に冷媒流路断面積を変化させ、
分流管の終端部に冷媒管を直接接続したものである。
【0017】そして本発明によれば、分流管の終端部に
直接接続する冷媒管をかなり自由に配管形状できるの
で、その冷媒管周辺にスペースができ、他の配管・部品
を設置するスペースとして有効に利用できるので、スペ
ース効率が良く、小型化の要請に対応できるヘッダー分
流器が得られる。
【0018】また、第4の手段は、複数の分流短管と同
径チーズ管を用い段階的に冷媒流路断面積を変化させ、
分流管の終端部に冷媒管を直接接続したものである。
【0019】そして本発明によれば、分流管の終端部に
直接接続する冷媒管をかなり自由に配管形状できるの
で、その冷媒管周辺にスペースができ、他の配管・部品
を設置するスペースとして有効に利用できるので、スペ
ース効率が良く、小型化の要請に対応できるヘッダー分
流器が得られる。
【0020】また、第5の手段は、分流管の流出入口付
近の分流管内壁に冷媒を旋回させるためのガイドを取り
付けたものである。
【0021】そして本発明によれば、合流器として用い
た場合に流出入口付近の分流管内壁のガイドにより、液
冷媒が時計回りに旋回し、渦の効果で液冷媒の流れがス
ムーズなヘッダー分流器が得られる。
【0022】また、第6の手段は、内壁に溝加工を施し
た溝加工付分流短管を用いたものである。
【0023】そして本発明によれば、合流器として用い
た場合に溝加工付分流短管内壁の溝により、液冷媒が時
計回りに旋回し、渦の効果で液冷媒の流れがスムーズな
ヘッダー分流器が得られる。
【0024】
【発明の実施の形態】本発明は、長手方向に複数の冷媒
管接続口を設けた分流管と、分流管の終端部に冷媒管を
直接接続できるようにしたものであり、分流管の終端部
に直接接続する冷媒管をかなり自由に配管形状できるの
で、スペース効率が良く、小型化の要請に対応できると
いう作用を有する。
【0025】また、分流管の流出入口付近の分流管内壁
に冷媒を旋回させるためにガイドまたは溝を設けたこと
により、液冷媒が時計回りに旋回し、渦の効果で冷媒の
流れをスムーズにするという作用を有する。
【0026】以下、本発明の実施例について、図面を参
照しながら説明する。
【0027】
【実施例】(実施例1)図1に示すように、分流管1は
長手方向に冷媒管接続口2を複数設けてある。冷媒管3
a、3bは、分流管1の冷媒管接続口2に接続されてい
る。また、冷媒管3cは分流管1の終端部4に直接接続
したものである。5は分流管1の流出入口である。6は
熱交換器であり、冷媒管3a、3b、3cによりヘッダ
ー分流器と接続されている。
【0028】図2はヘッダー分流器と熱交換器6の接続
関係を示した側面図である。図3はヘッダー分流器の配
管に添った断面図であり、分流管1と冷媒管3a、3
b、3cはろう付けにより接合する。
【0029】上記構成によるヘッダー分流器の作用を図
1および図2を用いて説明する。冷媒管3cを分流管1
の終端部4に直接接続したことにより、熱交換器6に接
続する時には、冷媒管3cの配管形状を工夫すること
で、ヘッダー分流器の冷媒管3c周辺にスペースがで
き、他の配管・部品を設置するスペースとして有効に利
用できるので、スペース効率が改善され、ユニットとし
て小型化に貢献できる。
【0030】なお、本実施例では、分流管1と冷媒管3
cの接合にろう付けを用いたが、一体成型加工で製作し
てもよく、その作用効果に差異を生じない。
【0031】(実施例2)図4に示すように、分流管1
Aは長手方向に冷媒管接続口2を複数設け、漸次管径を
小さくする一体成型加工を用い連続的に冷媒流路断面積
を変化させてある。冷媒管3a、3bは、分流管1Aの
冷媒管接続口2に接続されている。また、冷媒管3cは
分流管1Aの終端部4に直接接続したものである。5は
分流管1Aの流出入口である。分流管1Aと冷媒管3
a、3b、3cはろう付けにより接合する。
【0032】上記構成によるヘッダー分流器の作用を蒸
発器(図示せず)の冷媒入口側すなわち分流器として用
いられる場合について説明する。
【0033】流出入口5から分流管1Aに流入した気液
二相状態の冷媒は漸次冷媒管3a、3b、3cに流出
し、分流管1Aを進む程冷媒流量は減少していく。しか
し、冷媒流路断面積はしだいに減少するので、冷媒流速
は極端に減少することはない。このため、冷媒は分流管
1A内で気相と液相が分離することなく、各冷媒管3
a、3b、3cに気相と液相が分離することなく、各冷
媒管3a、3b、3cに気相と液相の量が均等に流出す
ることができると共に、冷媒管3cを分流管1Aの終端
部4に直接接続したことにより、熱交換器6に接続する
時には、冷媒管3cの配管形状を工夫することで、ヘッ
ダー分流器の冷媒管3c周辺にスペースができ、他の配
管・部品を設置するスペースとして有効に利用できるの
で、スペース効率が改善され、ユニットとして小型化に
貢献できる。
【0034】なお、本実施例では、分流管1Aと冷媒管
3cの接合にろう付けを用いたが、一体成型加工で製作
してもよく、その作用効果に差異を生じない。
【0035】(実施例3)図5に示すように、複数の分
流短管7a、7b、7cは異径チーズ管8a、8bによ
り接合されて、段階的に冷媒流路断面積を変化させた分
流管を形成する。冷媒管3a、3bは、異径チーズ管8
a、8bからの冷媒管接続口2に接続されている。ま
た、冷媒管3cは分流短管7cの終端部4に直接接続し
たものである。5は分流管の流出入口である。分流短管
7a、7b、7cと異径チーズ管8a、8bおよび分流
管と冷媒管3a、3b、3cはろう付けにより接合す
る。
【0036】上記構成によるヘッダー分流器の作用を蒸
発器(図示せず)の冷媒入口側すなわち分流器として用
いられる場合について説明する。
【0037】流出入口5から複数の分流短管7a、7
b、7cと異径チーズ管8a、8bにより形成された分
流管に流入した気液二相状態の冷媒は漸次冷媒管3a、
3b、3cに流出し、異径チーズ管8a、8bを通過す
る程冷媒流量は減少していく。しかし、冷媒流路断面積
は異径チーズ管8a、8bを通過するごとに段階的に減
少するので、冷媒流速は極端に減少することはない。こ
のため、冷媒は分流管内で気相と液相が分離することな
く、各冷媒管3a、3b、3cに気相と液相が分離する
ことなく、各冷媒管3a、3b、3cに気相と液相の量
が均等に流出することができると共に、冷媒管3cを分
流短管7cの終端部4に直接接続したことにより、熱交
換器に接続する時には、冷媒管3cの配管形状を工夫す
ることで、ヘッダー分流器の冷媒管3c周辺にスペース
ができ、他の配管・部品を設置するスペースとして有効
に利用できるので、スペース効率が改善され、ユニット
として小型化に貢献できる。
【0038】なお、本実施例では、分流短管7cと冷媒
管3cの接合にろう付けを用いたが、一体成型加工で製
作してもよく、その作用効果に差異を生じない。
【0039】(実施例4)図6に示すように、複数の分
流短管9a、9b、9cは同径チーズ管10a、10b
により接合されて、段階的に冷媒流路断面積を変化させ
た分流管を形成する。冷媒管3a、3bは、同径チーズ
管10a、10bからの冷媒管接続口2に接続されてい
る。また、冷媒管3cは分流短管9cの終端部4に直接
接続したものである。5は分流管の流出入口である。分
流短管9a、9b、9cと同径チーズ管10a、10b
および分流管と冷媒管3a、3b、3cはろう付けによ
り接合する。
【0040】上記構成によるヘッダー分流器の作用を蒸
発器(図示せず)の冷媒入口側すなわち分流器として用
いられる場合について説明する。
【0041】流出入口5から複数の分流短管9a、9
b、9cと同径チーズ管10a、10bにより形成され
た分流管に流入した気液二相状態の冷媒は漸次冷媒管3
a、3b、3cに流出し、同径チーズ管10a、10b
を通過する程冷媒流量は減少していく。
【0042】しかし、冷媒流路断面積は同径チーズ管1
0a、10bを通過するごとに段階的に減少するので、
冷媒流速は極端に減少することはない。このため、冷媒
は分流管内で気相と液相が分離することなく、各冷媒管
3a、3b、3cに気相と液相が分離することなく、各
冷媒管3a、3b、3cに気相と液相の量が均等に流出
することができると共に、冷媒管3cを分流短管9cの
終端部4に直接接続したことより、熱交換器に接続する
時には、冷媒管3cの配管形状を工夫することで、ヘッ
ダー分流器の冷媒管3c周辺にスペースができ、他の配
管・部品を設置するスペースとして有効に利用できるの
で、スペース効率が改善され、ユニットとして小型化に
貢献できる。
【0043】なお、本実施例では、分流短管9cと冷媒
管3cの接合にろう付けを用いたが、一体成型加工で製
作してもよく、その作用効果に差異を生じない。
【0044】(実施例5)図7に示すように、分流管1
Aは長手方向に冷媒管接続口2を複数設け、漸次管径を
小さくする一体成型加工を用い連続的に冷媒流路断面積
を変化させた分流管である。冷媒管3a、3bは、分流
管1Aの冷媒管接続口2に接続されている。また、冷媒
管3cは分流管1Aの終端部4に直接接続したものであ
る。5は分流管1Aの流出入口である。11は分流管1
Aの流出入口5付近の分流管1A内壁に冷媒を旋回させ
るために取り付けたガイドであり、図8に示すように、
分流管1Aの内壁に沿った螺旋状の形状をした金属製の
物である。分流管1Aと冷媒管3a、3b、3cおよび
分流管1Aとガイド11はろう付けにより接合する。
【0045】上記構成によるヘッダー分流器の作用を蒸
発器(図示せず)の冷媒入口側すなわち分流器として用
いられる場合について説明する。
【0046】流出入口5から分流管1Aに流入した気液
二相状態の冷媒は流出入口5付近の分流管1A内壁のガ
イド11により反時計回りに旋回し、漸次冷媒管3a、
3b、3cに流出し、分流管1Aを進む程冷媒流量は減
少していく。しかし、冷媒流路断面積はしだいに減少す
ると共に、ガイド11により反時計回りに旋回したこと
で、冷媒流速は極端に減少することはない。このため、
冷媒は分流管1A内で気相と液相が分離することなく、
各冷媒管3a、3b、3cに気相と液相が分離すること
なく、各冷媒管3a、3b、3cに気相と液相の量が均
等に流出することができると共に、冷媒管3cを分流管
1Aの終端部4に直接接続したことにより、熱交換器に
接続する時には、冷媒管3cの配管形状を工夫すること
で、ヘッダー分流器の冷媒管3c周辺にスペースがで
き、他の配管・部品を設置するスペースとして有効に利
用できるので、スペース効率が改善され、ユニットとし
て小型化に貢献できる。
【0047】また、凝縮器の冷媒出口側すなわち合流器
として用いられる場合、冷媒管3a、3b、3cから分
流管1Aに流入した液相状態の冷媒は、流出入口5付近
の分流管1A内壁のガイド11により時計回りに旋回
し、渦の効果で液冷媒の流れがスムーズになり、分流管
1A下部に液冷媒が溜まり、冷媒管3aに霜がつき凝縮
器の効率が悪くなるということはない。
【0048】なお、本実施例では、分流管1Aと冷媒管
3cの接合にろう付けを用いたが、一体成型加工で製作
してもよく、その作用効果に差異を生じない。
【0049】(実施例6)図9に示すように、複数の溝
加工付分流短管12a、12b、12cは異径チーズ管
8a、8bにより接合されて、段階的に冷媒流路断面積
を変化させた分流管を形成する。冷媒管3a、3bは、
異径チーズ管8a、8bからの冷媒管接続口2に接続さ
れている。また、冷媒管3cは溝加工付分流短管12c
の終端部4に直接接続したものである。5は分流管の流
出入口である。13は溝加工付分流短管12a、12
b、12cの内壁に加工された溝である。溝加工付分流
短管12a、12b、12cと異径チーズ管8a、8b
および分流管と冷媒管3a、3b、3cはろう付けによ
り接合する。
【0050】上記構成によるヘッダー分流器の作用を説
明する。蒸発器(図示せず)の冷媒入口側すなわち分流
器として用いられる場合、流出入口5から複数の溝加工
付分流短管12a、12b、12cと異径チーズ管8
a、8bにより形成された分流管に流入した気液二相状
態の冷媒は、分流管内壁の溝13により反時計回りに旋
回し、漸次冷媒管3a、3b、3cに流出し、異径チー
ズ管8a、8bを通過する程冷媒流量は減少していく。
しかし、冷媒流路断面積は異径チーズ管8a、8bを通
過するごとに段階的に減少すると共に、分流管内壁の溝
13により反時計間回りに旋回したことで、冷媒流速は
極端に減少することはない。
【0051】このため、冷媒は分流管内で気相と液相が
分離することなく、各冷媒管3a、3b、3cに気相と
液相が分離することなく、各冷媒管3a、3b、3cに
気相と液相の量が均等に流出することができると共に、
冷媒管3cを溝加工付分流短管12cの終端部4に直接
接続したことにより、熱交換器に接続する時には、冷媒
管3cの配管形状を工夫することで、ヘッダー分流器の
冷媒管3c周辺にスペースができ、他の配管・部品を設
置するスペースとして有効に利用できるので、スペース
効率が改善され、ユニットとして小型化に貢献できる。
【0052】また、凝縮器(図示せず)の冷媒出口側す
なわち合流器として用いられる場合、冷媒管3a、3
b、3cから分流管に流入した液冷媒は、分流管内壁の
溝13により時計回りに旋回し、渦の効果で液冷媒の流
れがスムーズになり、分流管下部に液冷媒が溜まり、冷
媒管3aに霜がつき凝縮器の効率が悪くなるということ
はない。
【0053】
【発明の効果】以上の実施例から明らかなように、本発
明によれば、分流管の終端部に直接接続した冷媒管の配
管形状を工夫することで、その冷媒管周辺にスペースが
でき、他の配管・部品を設置するスペースとして有効に
利用できるので、スペース効率が良くなり、ユニットと
して小型化に貢献できるヘッダー分流器を提供すること
ができる。
【0054】また、合流器として用いた場合に液冷媒の
流れが、スムーズなヘッダー分流器を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1のヘッダー分流器に関わる空
調機器の熱交換器周りの外観を示す斜視図
【図2】同ヘッダー分流器と熱交換器の接続関係を示し
た側面図
【図3】同ヘッダー分流器の配管に添った断面図
【図4】本発明の実施例2のヘッダー分流器の配管に添
った断面図
【図5】本発明の実施例3のヘッダー分流器の配管に添
った断面図
【図6】本発明の実施例4のヘッダー分流器の配管に添
った断面図
【図7】本発明の実施例5のヘッダー分流器の配管に添
った断面図
【図8】同ヘッダー分流器のガイドの斜視図
【図9】本発明の実施例6のヘッダー分流器の配管に添
った断面図
【図10】従来のヘッダーの断面図
【図11】従来のヘッダーの挿入管材の斜視図
【図12】従来のヘッダーと熱交換器の接続関係を示し
た側面図
【符号の説明】
1 分流管 1A 分流管 2 冷媒管接続口 3a 冷媒管 3b 冷媒管 3c 冷媒管 4 終端部 7a 分流短管 7b 分流短管 7c 分流短管 8a 異径チーズ管 8b 異径チーズ管 9a 分流短管 9b 分流短管 9c 分流短管 10a 同径チーズ管 10b 同径チーズ管 11 ガイド 12a 溝加工付分流短管 12b 溝加工付分流短管 12c 溝加工付分流短管 13 溝

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長手方向に複数の冷媒管接続口を有し、
    分流管と冷媒管を分流管の終端部で直接接続できるよう
    にしたヘッダー分流器。
  2. 【請求項2】 長手方向に複数の冷媒管接続口を有し、
    漸次管径を小さくする一体成型加工を用い連続的に冷媒
    流路断面積を変化させた分流管と、この分流管の終端部
    に冷媒管を直接接続できるようにしたヘッダー分流器。
  3. 【請求項3】 長手方向に複数の冷媒管接続口を有し、
    複数の分流短管と異径チーズ管を用い段階的に冷媒流路
    断面積を変化させた分流管と、前記分流管の終端部に冷
    媒管を直接接続できるようにしたヘッダー分流器。
  4. 【請求項4】 長手方向に複数の冷媒管接続口を有し、
    複数の分流短管と同径チーズ管を用い段階的に冷媒流路
    断面積を変化させた分流管と、前記分流管の終端部に冷
    媒管を直接接続できるようにしたヘッダー分流器。
  5. 【請求項5】 分流管の流出入口付近の分流管内壁に冷
    媒を旋回させるためにガイドを設けたことにより、冷媒
    の流れをスムーズにできる請求項1、2、3および請求
    項4記載のヘッダー分流器。
  6. 【請求項6】 内壁に溝加工した溝加工付分流短管を用
    いることにより、冷媒の流れをスムーズにできる請求項
    1、3および請求項4記載のヘッダー分流器。
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