JPH11324050A - 浴室ユニット - Google Patents

浴室ユニット

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JPH11324050A
JPH11324050A JP10126223A JP12622398A JPH11324050A JP H11324050 A JPH11324050 A JP H11324050A JP 10126223 A JP10126223 A JP 10126223A JP 12622398 A JP12622398 A JP 12622398A JP H11324050 A JPH11324050 A JP H11324050A
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JP
Japan
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bathtub
adapter
floor pan
reheating
water leakage
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JP10126223A
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Shusuke Nagai
秀典 永井
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Toto Ltd
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)
  • Bathtubs, Showers, And Their Attachments (AREA)
  • Housings, Intake/Discharge, And Installation Of Fluid Heaters (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 追焚用アダプターを備える浴槽において、該
アダプターの浴槽取付部から、建築躯体の床への漏水を
防止し、漏水防止を床パンとは別の手段で行いたくな
い。 【解決手段】 床パン10と、床パン10に対し別置き
された浴槽30とからなり、浴槽30の側面を浴槽エプ
ロン20で覆い、浴槽30の側面を貫通するように追焚
用アダプター40を取り付けた浴室ユニット1におい
て、床パン10の浴槽30側の端部を延長し、該延長部
に、追焚用アダプター40の下方に臨む漏水受け部16
を床パン10と一体に設けた浴室ユニット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、追焚機能を備える
浴槽を有する形式の浴室ユニットの改良にかかり、追焚
用アダプターの漏水防止機能を備える浴室ユニットに関
する。
【0002】
【従来の技術】追焚機能を有する浴槽を備える形式の浴
室ユニットは、従来から実用に供されている。図4は、
追焚機能を有する浴槽を備える浴室ユニットにおける課
題を指摘する説明図である。浴室ユニット100は、床
パン101と浴槽102とが別個に形成されており、建
築躯体の床103上に支持部材104を介して据え付け
られる。浴槽102の一部に追焚用アダプター105を
設け、追焚用アダプター105は、建築躯体の壁107
を貫通する吸込み、吐出用の配管106,106を介し
て、外部の追焚釜108に接続される。
【0003】図5は図4の5−5線断面図である。追焚
用アダプター105は、これの本体部105aを浴槽1
02内に配置し、基部105bを、浴槽102の一部の
壁102aに設けた図示しない取付孔を貫通させて外部
に導出し、ナット部材109で浴槽102の壁102a
の外面に締め付けて結合し、浴槽102の壁102aに
追焚用アダプター105を取り付ける。この際、本体部
105aと浴槽102の壁102aの内壁面、ナット部
材109と浴槽102の壁102aの外壁面との間に
は、図示しないパッキン等のシール材を介装する。浴槽
外に配置された追焚用アダプター105の基部105b
は、接続配管106,106を介して前述の追焚釜10
8(図4参照)に接続される。
【0004】ところで、追焚用アダプター105は、浴
槽102の壁102aに設けた貫通孔を介して取り付け
られているので、長期にわたる使用で、シール材が劣化
したり、取付部の締め付けの弛み等の原因で、追焚用ア
ダプター105の浴槽取付部から図5に示すように漏水
する虞がある。漏水は、床パン101が浴槽と別置きさ
れていることから、そのまま建築躯体の床103上に滴
下し、床に滞留したりし、床を傷めたり、或いは床から
階下に滲み出したりする虞がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】そこで、上記の不都合
の解決手段として、従来、実開昭61−106571号
公報に開示されている技術が知られている。この技術
は、浴槽の壁に貫通するように設けた追焚用バーナの浴
槽壁の外側に突出する基部の下方に、容器状の漏水受け
トレイを配置し、該漏水受けトレイを排水管に接続し、
外部に排水するように構成している。
【0006】以上の従来の技術は、先ず追焚用アダプタ
ー専用の漏水受けトレイを必要とすること、漏水受けト
レイで受けた漏水を排水するために、トレイに直接接続
する専用の排水管を必要とする。従って、漏水受けトレ
イを浴槽、床パンとは別個に必要とすることから、先
ず、部品点数が増加する。次に、トレイの取付作業を必
要とすることから、組付作業工数が増える。更に、組付
作業は、床パンの端部と浴槽下部との間で行われるの
で、作業が面倒、煩雑であること等の不利がある。又漏
水受けトレイは、建築躯体床の上に床パンと無関係に設
けられるので、漏水トレイと浴槽との間に隙間を生じ、
この隙間からから漏水する虞もある。
【0007】本発明は、以上の課題を解決するためにな
されたもので、本発明者は、浴槽と床パンとを別置きす
るに際し、床パンを用いて浴槽と隣接する洗い場床面を
構成すること、床パンは浴槽に近接して配置されること
に着目し、本発明をなしたものである。本発明の目的
は、床パンの浴槽側の端部を追焚用アダプターの下方ま
で延長し、追焚用アダプター取付部の漏水受け部を設
け、漏水受けトレイ等の漏水受け専用部材を必要とする
こと無く、追焚アダプター取付部からの漏水に、効果的
に対処し得るようにした追焚機能を具備する浴室ユニッ
トを提供し、従って、部品点数の削減、浴室ユニットの
組立時の組立作業の容易化を図ることができるようにし
た、追焚機能を具備する浴室ユニットを提供することに
ある。
【0008】又本発明の副次的な目的は、追焚用アダプ
ター部分からの漏水を、確実に床パンの漏水受け部に導
き、万一における建築躯体の床への漏水を防止するよう
にした浴室ユニットを提供することにある。更に本発明
の他の副次的な目的は、追焚用アダプターのメンテナン
スを、簡単な作業で、容易に行うことを可能とした、浴
室ユニットを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に請求項1は、床パンと、床パンに対し別置きされた浴
槽とからなり、浴槽の側面を浴槽エプロンで覆い、該浴
槽の側面を貫通するように追焚用アダプターを取り付け
た浴室ユニットにおいて、床パンの浴槽側の端部を延長
し、少なくとも追焚用アダプターの下方に臨む漏水受け
部を該床パンに一体に設けた。
【0010】請求項1では、床パンの一部を延長し、追
焚アダプターの漏水受け部を一体に設けたので、追焚ア
ダプターの漏水受けトレイ等を、別設し、組み付ける必
要が無く、部品点数の削減が図れる。又漏水受けトレイ
等を別個に用意し、これを取り付ける作業が必要無いの
で、従来に比し、作業工数が削減できる。
【0011】請求項2は、請求項1において、浴槽の側
面の外側で、追焚用アダプターが貫通する取付部分に
は、該追焚用アダプターからの漏水を受け、漏水受け部
に漏水をガイドするガイド部材を設置した。請求項2で
は、追焚アダプターの取付部からの漏水を、ガイド部材
で床パンの漏水受け部に確実に排出することができる。
【0012】請求項3は、請求項1において、浴槽エプ
ロンには、追焚用アダプターのメンテナンス用の点検口
を設置した。請求項3では、床パン、従って浴室内の洗
い場側に配置されるエプロンの点検口を開放すること
で、エプロンの裏側に配置された追焚用アダプターの着
脱等が容易に行え、メンテナンス作業が容易に行える。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は、浴室ユニットの縦断側面図であ
る。浴室ユニット1は、四周の壁パネル2,3,4,5
(5の壁パネルは図3参照)、図示しない天井パネル、
床パン10、浴槽30等で構成され、周囲から区画され
た浴室6を形成する。浴室ユニット1は、建築躯体60
の床61上に据え付け、設置され、図では据え付け構造
は省略して示した。壁パネル2〜5は、床パン10の外
端部に設けたL型支持部11、浴槽30の外端部に設け
たL型支持部31で夫々の下端部を支持し、起立して設
置される。
【0014】床パン10の上面で洗い場床面12を構成
し、図では浴槽30に近い部分の下面にトラップ等を内
装した集水部13を設けた。該集水部13を排水管14
に接続して浴室6の外部に排水する。床パン10の浴槽
側の端部には、浴槽のエプロン20の設置部を構成する
突条部15を、床パン10の幅一杯にわたり山形に突設
する。突条部15は、所定の幅を備え、エプロン20の
下端部20aを支持する。
【0015】かかる浴槽エプロン20の外側(洗い場床
面12の反対側)に、浴槽30を配置する。浴槽30
は、例えば浴室6の幅一杯の大きさを有し、四周の壁部
31,32,33,34(壁部34は図3参照)、底3
5を備え、底35には図示しない排水口を備え、該排水
口を排水接続管36に接続し、前記した集水部13に接
続し、浴槽30内の排水を行なう。
【0016】床パン10の前記した突条部15の先を、
浴槽30方向に延長する。該延長部で突条部15よりも
一段低い漏水受け部16を床パン10と一体に設ける。
漏水受け部16は、床パン10の幅と同幅に設けられ、
断面が凹型で、左右方向に樋状に設けた。一方、エプロ
ン20と対面する浴槽30の壁部31の一部には、浴槽
30内の湯を追焚する追焚用アダプター40を取り付け
る。
【0017】図2は、浴槽、追焚用アダプター、床パ
ン、及びエプロンの分解斜視図であり、浴槽、床パン、
エプロンの一部を示す。図の右側に示した床パン10の
先端部に、前記したように床パン10の浴室6内の幅方
向一杯に突条部15が一体に、連続して設けられ、突条
部15の平坦な上面に、エプロン20の下端部に設けた
逆L字形の下端縁20aを載せる。エプロン20の上端
部には、略Z字形の係止部20bを設け、上端部の係止
部20bを、浴槽30の壁部31上端部から洗い場床面
12側に突出した逆凹型のリム部37の庇部37aの内
側に、鎖線の矢印で示したように係合する(図1参
照)。これにより、床パン10の突条部15と、浴槽の
リム部37の端部との間に、エプロン20は起立して設
置され、浴槽30の洗い場床面12側の面を隠蔽する。
【0018】床パン10の突条部15の先に延長して設
けた漏水受け部16は、図で明らかなように断面が凹型
の樋状である。漏水受け部16の先端部に、底16bか
ら立上がった起立片16aを備える。底16bの適所に
は、排水口17を設け、該排水口17を排水接続管18
に接続し、該排水管18を集水部13(図1参照)に接
続する。漏水受け部16の底16bは、排水口17方向
に下り勾配を付することが好ましい。以上の床パン10
から浴槽30側に突出した漏水受け部16の先端部を構
成する起立片16aは、図の矢印の鎖線で示すよう
に、浴槽30の対向する壁部31の下部31aの外面に
当接させる(図1参照)。
【0019】一方、浴槽30の漏水受け部16と対向す
る壁部31の一部で、高さ方向の中間部には、追焚用ア
ダプター40の取付孔38を、該壁部31の内外を貫通
するように設ける。図では追焚用アダプター40を分解
して示した。追焚用アダプター40は、浴槽30内に臨
み、浴槽30内の湯の吸込口、吐出口を備える本体部4
1と、取付孔38と嵌合する基部42とを備える。基部
42の端面には、軸方向に突出した吸込み用、吐出用の
接続管部44,44を備え、又基部42の外端部寄り部
分の外周には、ネジ43が形成されている。
【0020】追焚用アダプター40は、本体部41を浴
槽30内から取付孔38に基部42を挿入する。この
際、本体部41と浴槽30の壁部31との間にリング状
のゴムパッキン等のシール材45を介装する。取付孔3
8の外側、即ち、壁部31の外側に突出した基部42
を、ナット部材47を螺合してネジ結合し、本体部41
を壁部31に結締め付け、結合する。この際にも、取付
孔38の外側周辺部とナット部材47との間に、後述す
るガイド部材48の基板48aをシール材として介装す
る。以上により、追焚用アダプター40を、浴槽30の
エプロン20と対向する壁部31に取り付ける。追焚用
アダプター40の取付方向を鎖線で示した。
【0021】ところで、浴槽30の壁部31の外側面
で、取付孔38の部分には、ガイド部材48を配設す
る。ガイド部材48は、正面視が円板状、或いは小判状
の基板48aと、基板48aの表面の下半部に、浴槽壁
部31の外側面方向に突出する断面弧状の樋状部48b
とを備える。このガイド部材48は、ゴム等のシール性
を有する素材で形成する。基板48aには、前記した取
付孔38と一致する孔48cが設けられており、基板4
8aを浴槽30の壁部31の外側面に孔48cと取付孔
38とが一致するようにセットし、追焚用アダプター4
0の基部42を、取付孔38、孔48cに前記したよう
にシール材45を介して通し、基板48aから突出した
ネジ43にナット部材47を螺合し、ネジ締め付けす
る。これによりガイド部材48を浴槽30の壁部31の
外側面にシリコン系接着剤を用いて取り付け、ガイド部
材48の基板48aは、シール材を兼用する。このよう
に、ガイド部材48の樋状部48bは、追焚用アダプタ
ー40の壁部31の外側に突出した部分の直下に設置
し、浴槽30の壁部31の外側面からの突出長さは、追
焚用アダプター40の基部42の端面から突出する接続
管部44,44の突出量と略々一致させた(図1参
照)。
【0022】以上により、追焚用アダプター40の浴槽
30の壁部31外に突出した部分、即ち、突出した基部
42の一部を含むナット部材47、接続管部44,44
は、床パン10の一部を構成する漏水受け部16の上方
に位置することとなる(第1図参照)。従って、追焚用
アダプター40の浴槽30の壁部31への取付部、殊に
壁部31の外側面の取付部からの漏水、或いは接続管部
44,44と後述する追焚釜への配管との接続部からの
漏水は、直下の床パン10の一部を構成する先端部の漏
水受け部16上に滴下し、漏水受け部16で集水され、
排水口17から排水接続管18に流れ込み、床パン10
の集水部13に集められて排水管14に合流して排水さ
れる。
【0023】ところで、実施例では、浴槽30の当該壁
部31の追焚用アダプター40の取付部分で、壁部31
の外側面に突出する部分の下方には、樋状のガイド部材
48が配設され、ガイド部材48の樋状部48bは、漏
水受け部16の上方に位置することとなる。このため、
追焚用アダプター40の浴槽30の壁部31への取付部
からの漏水、或いは接続管部44,44と、後述する追
焚釜への配管との接続部からの漏水は、直下のガイド部
材48の樋状部48b上に滴下し、ガイド部材48に集
水され、下方の漏水受け部16上に速やかに排出され、
前記したように排出される。従って、床パン10の漏水
受け部16の先端部の起立片16aと、浴槽30の壁部
31の下部31aの外側面との間に、製作誤差や組付誤
差等で若干の隙間が生じたとしても、漏水を、ガイド部
材48により、床パン10の漏水受け部16上に確実に
滴下させることができ、建築躯体60の床面61への漏
水防止の万全を期することができる。
【0024】浴槽30の追焚用アダプター40を設置し
た壁部31の前面を、エプロン20で隠蔽するが、エプ
ロン20の追焚用アダプター40と対応する部分には、
点検口21を設ける。点検口21は、左右方向に長い矩
形形状とし、該点検口21を、蓋板22で開閉自在に塞
ぐ。点検口21の内周には、全周を囲むように断面略Z
字形の係止縁21aを設け、一方、蓋板22の外周縁に
は、内側に屈曲して突出する係止縁22aを設け、蓋板
22を、点検口21に鎖線の矢印で示したように嵌合
し、係止縁21a,22a相互で係止し、蓋体22によ
る点検口21の着脱自在な閉蓋状態を保持する。
【0025】図3は、図1の3−3線に沿った説明的断
面図である。前記した追焚用アダプター40の浴槽30
の壁部31から、外側面に突出した基部42の端面に突
出した接続管部44,44を、配管50,50で図示し
なし追焚釜に接続する。配管50,50は、浴槽30の
壁部31の外側面とエプロン20との間、浴槽30の一
側方の壁部32と、この側の壁パネル3の下部との間に
収納され、配設され、配管50,50の端部を、接続管
部44,44の端部に接続した。配管50,50は、上
記のように図示しない追焚用釜に接続する。図に示すよ
うに、エプロン20に設けた点検口21は、蓋板22
を、鎖線の矢印に示すように取り外すことで開口す
る。
【0026】以上で開口した点検口21から、エプロン
20の奥に配置し、浴槽30の外側面に配置した追焚用
アダプター40は、その浴槽壁部31の外側面に突出し
た部分(ナット部材37、基部42の端面、接続管部4
4,44、配管の接続部)が、洗い場床面12の側に露
出する。従って、浴室6の洗い場床面12側から点検口
21に手を差し入れ、追焚用アダプター40の着脱、接
続管部44,44の配管50,50との着脱作業を行う
ことができる。
【0027】以上実施例を詳述したが、図では浴室6内
に、給水栓、シャワー設備等を省略して示しているが、
これ等を備えることは勿論であって、浴室内に通常設置
される器具、設備を備えるものである。
【0028】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1では、床パンと、床パンに対し別置きさ
れた浴槽とからなり、浴槽の側面を浴槽エプロンで覆
い、該浴槽の側面を貫通するように追焚用アダプターを
取り付けた浴室ユニットにおいて、床パンの浴槽側の端
部を延長し、少なくとも追焚用アダプターの下方に臨む
漏水受け部を該床パンに一体に設けたので、床パンの一
部が追焚アダプターの漏水受け部を構成することとな
る。
【0029】従って、浴槽に追焚アダプターを付設した
場合において、従来のように、別個の漏水受けトレイ等
を必要とすることが無く、又これを浴槽に組み付ける必
要が無い。このため、部品点数の削減が図れること、又
漏水受けトレイ等を別個に用意し、これを取り付ける作
業を必要とすることが無いので、従来に比し、作業工数
が削減できること、の大きな利点がある。特に浴室ユニ
ットにおいて、床パン上に浴槽を配置しないように形成
した場合において、床パンは、浴槽まで延長されないこ
とからその面積が比較的小さい。従って、床パンの浴槽
側の端部を延長し、エプロン支持部の先に凹型の樋状の
漏水受け部を設けることで、樹脂成形に際し、型を若干
大きくして樋状の漏水受け部を連続して一体に形成すれ
ば良い。従って、床パン製作の面でも従前と大差無く、
容易であり、漏水受けトレイを設け、組み付ける場合に
比較し、コストダウンが図れる。
【0030】請求項2では、請求項1において、浴槽の
側面の外側で、追焚用アダプターが貫通する取付部分に
は、追焚用アダプターからの漏水を受け、漏水受け部に
漏水をガイドするガイド部材を設置したので、追焚アダ
プターの取付部からの漏水をガイド部材で受け、集め、
ガイド部材を介して床パンの漏水受け部に確実に排出す
ることができる。従って、漏水受け部と浴槽の外側面と
の当接部に、製作誤差や組付誤差により若干の隙間が生
じたとしても、ガイド部材で床パンの漏水受け部に漏水
を確実に排出することができ、浴室ユニットの据え付け
床面を漏水で傷めることを確実に防止することができ
る。
【0031】請求項3では、請求項1において、浴槽エ
プロンには、追焚用アダプターのメンテナンス用の点検
口を設置したので、追焚用アダプターの取付部の漏水の
点検を行う場合、或いは追焚用アダプターの取付部のシ
ール材の劣化、ネジの弛み等に起因する漏水があった場
合、シール材の交換、ネジの締め付け作業を行う場合、
又は追焚用アダプターの故障等の事故が発生した場合等
において、浴室内に配置された点検口を開口すること
で、浴室内からこれ等の点検、交換、修理等を極めて容
易に行うことができる。従って、追焚用アダプターのメ
ンテナンスを行う上で極めて有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】浴室ユニットの縦断側面図
【図2】浴槽、追焚用アダプター、床パン、及びエプロ
ンの分解斜視図
【図3】図1の3−3線に沿った説明的断面図
【図4】追焚機能を有する浴槽を備える浴室ユニットに
おける課題を指摘する説明図
【図5】図4の5−5線断面図
【符号の説明】
1…浴室ユニット、 10…床パン、 16…漏水受け
部、 20…エプロン、 21…点検口、 30…浴
槽、 31…側面を構成する壁部、 38…貫通口であ
る取付孔、 40…追焚用アダプター、 48…ガイド
部材。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 床パンと、床パンに対し別置きされた浴
    槽とからなり、浴槽の側面を浴槽エプロンで覆い、該浴
    槽の側面を貫通するように追焚用アダプターを取り付け
    た浴室ユニットにおいて、 前記床パンの浴槽側の端部を延長し、少なくとも前記追
    焚用アダプターの下方に臨む漏水受け部を該床パンに一
    体に設けた、 ことを特徴とする浴室ユニット。
  2. 【請求項2】 前記浴槽の側面の外側で、前記追焚用ア
    ダプターが貫通する取付部分には、該追焚用アダプター
    からの漏水を受け、前記漏水受け部に漏水をガイドす
    る、ガイド部材を設置したことを特徴とする請求項1に
    記載の浴室ユニット。
  3. 【請求項3】 前記浴槽エプロンには、前記追焚用アダ
    プターのメンテナンス用の点検口を設置したことを特徴
    とする浴室ユニット。
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