JPH1132383A - 時分割スイッチ - Google Patents

時分割スイッチ

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JPH1132383A
JPH1132383A JP15100597A JP15100597A JPH1132383A JP H1132383 A JPH1132383 A JP H1132383A JP 15100597 A JP15100597 A JP 15100597A JP 15100597 A JP15100597 A JP 15100597A JP H1132383 A JPH1132383 A JP H1132383A
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JP15100597A
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Yoshiji Hashimoto
佳次 橋本
Yuji Niwa
雄司 丹羽
Jiyunji Sahoda
純治 佐保田
Takashi Arai
隆 新井
Takayoshi Okino
貴愛 興野
Kiyohiko Kuroda
清彦 黒田
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 時分割電子交換機の時分割スイッチに関し、
信頼性、経済性、利便性を向上することを目的とする。 【解決手段】 NチャネルのハイウェイをM本収容する
時分割スイッチにおいて、通話路メモリ4N および通話
路制御メモリ8N をNアドレスのメモリ単位をM個で構
成し、主カウンタ101N はハイウェイのクロックをN
計数して通話路メモリおよび通話路制御メモリにシーケ
ンシャルアドレスとして供給し、通話路制御メモリは、
M個のメモリ単位から通話路メモリのランダムアドレス
を並行して抽出して通話路メモリに供給し、通話路メモ
リは、主カウンタから供給されるシーケンシャルアドレ
スをM倍の速度で時分割して各メモリ単位に入力し、ま
た通話路制御メモリからM個並行して供給されるランダ
ムアドレスをM多重して対応するメモリ単位に入力する
ことにより、主カウンタおよび通話路制御メモリはハイ
ウェイと等速のクロックで動作し、通話路メモリのみを
ハイウェイのM倍の高速クロックで動作可能とする様に
構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は時分割スイッチに関
し、特に時分割電子交換機の通話路装置に使用される時
分割スイッチに関する。
【0002】
【従来の技術】図14は従来ある時分割スイッチを例示
する図であり、図15は図14における通話路メモリの
アドレス割当を例示する図であり、図16は図14にお
ける通話路制御メモリのアドレス割当を例示する図であ
り、図17は図14における書込および読出アドレスの
伝達経路を例示する図であり、図18は図14における
バスインタフェース回路を例示する図であり、図19は
図14におけるクロック逓倍回路を例示する図であり、
図20は入出力ハイウェイにおけるチャネル配置を例示
する図であり、図21は通話路メモリ入力データを例示
する図であり、図22は通話路メモリ出力データを例示
する図であり、図23は図14における入力ハイウェイ
のフレーム位相吸収状況を例示する図である。
【0003】図14に示される時分割スイッチは、図2
0に示される如き構成を有する4組のハイウェイ(H
W)を、それぞれ入力ハイウェイ(HWI )および出力
ハイウェイ(HWO )として収容する。
【0004】なお個々のハイウェイ(HW)を(H
A )、(HWB )、(HWC )、(HWD )と称し、
個々の入力ハイウェイ(HWI )を(HWIA)、(HW
IB)、(HWIC)、(HWID)と称し、個々の出力ハイ
ウェイ(HWO )を(HWOA)、(HWOB)、(H
OC)、(HWOD)と称する、以下同様。
【0005】更に各ハイウェイ(HW)は、それぞれ8
本の伝送路(hw)から構成される。なお個々の伝送路
(hw)を(hw0 )乃至(hw7 )と称し、入力ハイ
ウェイ(HWIA)の各伝送路(hw)を(hwIA0 )乃
至(hwIA7 )と称し、出力ハイウェイ(HWOA)の各
伝送路(hw)を(hwOA0 )乃至(hwOA7 )と称す
る、以下同様。
【0006】各伝送路(hw)には、それぞれ毎秒32
Mビットのクロック(CK32M )に同期して直列伝送す
る512チャネル(CH)を配置し、各ハイウェイ(H
W)毎に4096チャネル(CH)、4組のハイウェイ
(HWA )乃至(HWD )で合計16384チャネル
(CH0 )乃至(CH16383 )を、図20に示される如
く配置している。
【0007】従来ある時分割スイッチは、図14に示さ
れる如く、各入力ハイウェイ(HW I )に対応して1組
宛設けられたエラスティックストアメモリ(ESM)
(1)および直並列変換回路(S/P)(2)と、各出
力ハイウェイ(HWO )毎に1組宛設けられた並直列変
換回路(P/S)(7)と、時分割スイッチに共通に1
組設けられた多重回路(MUX)(3)、通話路メモリ
(SPM)(4)、選択回路(SEL)(5)、分離回
路(DMX)(6)、通話路制御メモリ(SCM)
(8)、バスインタフェース回路(PIF)(9)およ
びタイミング制御回路(TIM)(10)とから構成さ
れる。
【0008】通話路メモリ(SPM)(4)は、全入力
ハイウェイ(HWIA)乃至(HWID)が保有する全チャ
ネル(CH0 )乃至(CH16383 )と同数の語を記憶す
る二面のメモリ部(SPMF )(40)〔個々のメモリ
部(SPMF )(40)を(40A )および(40B
と称する〕と、各メモリ部(SPMF )(40A )およ
び(40B )に対応して設けられる選択回路(SEL)
(42A )および(42B )とから構成され、各メモリ
部(SPMF )(40)は、それぞれ4K語を記憶する
メモリ単位(RAM)(41)〔個々のメモリ単位(R
AM)(41)を(410 )乃至(413 )と称し、メ
モリ部(SPMF )(40A )を構成する各メモリ単位
(RAM)(41)を(41A0)乃至(41A3)と称
し、メモリ部(SPMF )(40B )を構成する各メモ
リ単位(RAM)(41)を(41 B0)乃至(41B3
と称する〕から構成される。
【0009】また通話路制御メモリ(SCM)(8)
は、各メモリ部(SPMF )(40A)および(4
B )と同数の語を記憶する一面のメモリ部(SC
F )(80)と、通話路制御メモリインタフェース回
路(SCIF)(82)とから構成され、メモリ部(S
CMF )(80)は、各メモリ部(SPMF )(4
A )および(40B )と同様に、それぞれ4キロ語を
記憶するメモリ単位(RAM)(81)〔個々のメモリ
単位(RAM)(81)を(810 )乃至(813 )と
称する〕から構成される。
【0010】各メモリ部(SPMF )(40)に対する
通話路メモリアドレス(aSPM )は、図15に示される
如く、第1のメモリ単位(RAM)(410 )のメモリ
単位アドレス(a41)=0乃至4095に対応して通話
路メモリアドレス(aSPM )=0乃至4095を割当
て、第2のメモリ単位(RAM)(411 )のメモリ単
位アドレス(a41)=0乃至4095に対応して通話路
メモリアドレス(aSPM)=4096乃至8191を割
当て、第3のメモリ単位(RAM)(412 )のメモリ
単位アドレス(a41)=0乃至4095に対応して通話
路メモリアドレス(aSPM )=8192乃至12287
を割当て、第4のメモリ単位(RAM)(413 )のメ
モリ単位アドレス(a41)=0乃至4095に対応して
通話路メモリアドレス(aSPM )=12288乃至16
383を割当てている。
【0011】また通話路制御メモリ(SCM)(8)に
対する通話路制御メモリアドレス(aSCM )も、図16
に示される如く、メモリ部(SPMF )(40A )およ
び(40B )と同様に割当てている。
【0012】通話路制御メモリ(SCM)(8)のメモ
リ部(SCMF )(80)には、通話路制御メモリイン
タフェース回路(SCIF)(82)の制御により、図
示されぬプロセッサから外部バスおよびバスインタフェ
ース回路(PIF)(9)を介して伝達される交換情
報、即ち時分割スイッチにより交換接続〔即ちチャネル
の入替〕を行う入力ハイウェイ(HWI )のチャネル番
号に対応する通話路メモリアドレス(aSPM )と、出力
ハイウェイ(HWO )のチャネル番号に対応する通話路
制御メモリアドレス(aSCM )との一対が格納されてい
る。
【0013】なおバスインタフェース回路(PIF)
(9)は、図18に示される如く、オーダ制御回路(O
C)(91)およびデータラッチ回路(LCH)(9
3)を具備し、16ビット幅の外部バスを介して図示さ
れぬプロセッサと接続されている。
【0014】またタイミング制御回路(TIM)(1
0)には、主カウンタ(CNT)(101)、クロック
逓倍回路(CMP)(102)および面切替制御回路
(FSC)(103)が設けられている。
【0015】クロック逓倍回路(CMP)(102)
は、図19に示される如く、位相同期逓倍回路(APL
L)(104)および四分周回路(1/4)(105)
を具備し、時分割スイッチ内で生成される、各入力ハイ
ウェイ(HWI )と同一速度〔毎秒32メガビット)の
クロック(CK32M )を端子(CK1 )から入力される
と、位相同期逓倍回路(APLL)(104)および四
分周回路(1/4)(105)により4逓倍した毎秒1
28Mビットの高速クロック(CK128M)を生成し、端
子(CK2 )から出力する。
【0016】主カウンタ(CNT)(101)は、クロ
ック逓倍回路(CMP)(102)が生成した高速クロ
ック(CK128M)を計数し、1フレーム周期(TF =1
25マイクロ秒)内に計数値(n=0乃至16383)
を繰返し出力し、通話路メモリ(SPM)(4)および
通話路制御メモリ(SCM)(8)に供給する。
【0017】面切替制御回路(FSC)(103)は、
主カウンタ(CNT)(101)の計数値(n)が(0
乃至16383)を循環計数する1フレーム周期
(TF )毎に面切替信号(A/B)を発生し、通話路メ
モリ(SPM)(4)に供給する。
【0018】通話路制御メモリ(SCM)(8)におい
ては、通話路制御メモリインタフェース回路(SCI
F)(82)が、タイミング制御回路(TIM)(1
0)から供給される計数値(n=0乃至16383)
を、読出用の通話路制御メモリアドレス(aSCMR)とし
てメモリ部(SCMF )(80)の各メモリ単位(RA
M)(810 )乃至(813 )に入力して読出動作を実
行し、各通話路制御メモリアドレス(aSCM )に格納さ
れている通話路メモリアドレス(aSPM )を抽出し、読
出用の通話路メモリアドレス(aSPMR)として通話路メ
モリ(SPM)(4)に供給する。
【0019】次に、従来ある時分割スイッチの動作状況
を、図14乃至図23を用いて説明する。各入力ハイウ
ェイ(HWI )の各入力伝送路(hwI )上の各チャネ
ル(CH)を経由して、図21(a) に示される如き入力
直列データ(dISCH)が、クロック(CK32M )の8周
期〔タイムスロット(TS)と称する〕毎に到着する
と、各入力ハイウェイ(HWI )に対応して設けられて
いるエラスティックストアメモリ(ESM)(1)がそ
れぞれ図23に示される如き、前方向の位相差を最大3
2ビット迄吸収した後、各入力ハイウェイ(HWI )に
対応して設けられている直並列変換回路(S/P)
(2)に伝達する。
【0020】各直並列変換回路(S/P)(2)は、対
応する入力ハイウェイ(HWI )内の各入力伝送路(h
I )から到着した入力直列データ(dISCH)をそれぞ
れ入力並列データ(dIPCH)に変換した後、対応する入
力ハイウェイ(HWI )毎に時分割多重して出力する。
【0021】その結果、4組の直並列変換回路(S/
P)(2A )乃至(2D )から、図21(b) に示す如き
4組の入力並列データ列(dIPCH0 )……、
(dIPCH1 )……、(dIPCH2 )……、(dIPCH3 )…
…が出力され、多重回路(MUX)(3)に伝達され
る。
【0022】多重回路(MUX)(3)は、直並列変換
回路(S/P)(2A )乃至(2D)から伝達された4
組の入力並列データ列(dIPCH0 )……、(dIPCH1
……、(dIPCH2 )……、(dIPCH3 )……を、タイミ
ング制御回路(TIM)(10)から伝達される高速ク
ロック(CK128M)に同期して時分割多重し、図21
(c) に示される如き、1組の入力並列データ列(d
IPCH0 )……を生成し、通話路メモリ(SPM)(4)
に伝達する。
【0023】以上の過程を1フレーム周期(TF )間継
続すことにより、入力ハイウェイ(HWIA)乃至(HW
ID)から到着する16384チャネル(CH0 乃至CH
1638 3 )分の入力直列データ(dISCH0 )乃至(d
ISCH16383 )が、高速クロック(CK128M)に同期した
1組の入力並列データ列(dIPCH0 )乃至(d
IPCH16383)として通話路メモリ(SPM)(4)に伝
達される。
【0024】通話路メモリ(SPM)(4)において
は、各選択回路(SEL)(42A )および(42B
が、タイミング制御回路(TIM)(10)から供給さ
れる面切替信号(A/B)に同期して、タイミング制御
回路(TIM)(10)から供給される計数値(n)
〔=書込用の通話路メモリアドレス(aSPMW)〕と、通
話路制御メモリ(SCM)(8)から供給される読出用
の通話路メモリアドレス(aSPMR)とを交互に、背反的
に選択し、それぞれ対応するメモリ部(SPMF )(4
A )および(40B )に供給する。
【0025】例えば現フレーム周期(TF )に、選択回
路(SEL)(42A )が計数値(n)〔=書込用の通
話路メモリアドレス(aSPMW)〕を選択し、対応するメ
モリ部(SPMF )(40A )に供給すると、メモリ部
(SPMF )(40A )は、多重回路(MUX)(3)
から伝達される入力並列データ列(dIPCH0 )乃至(d
IPCH16383 )を、各メモリ単位(41A0)乃至(4
A3)の対応する通話路メモリアドレス(aSPM =0乃
至16383)に順番に格納する。
【0026】これど並行して、選択回路(SEL)(4
B )が読出用の通話路メモリアドレス(aSPMR)を選
択し、対応するメモリ部(SPMF )(40B )に供給
すると、メモリ部(SPMF )(40B )は、各メモリ
単位(41A0)乃至(41A3)の、入力される読出用の
通話路メモリアドレス(aSPMR)に格納されている入力
並列データ(dIPCH)を抽出し、出力並列データ(d
OPCH)として選択回路(SEL)(5)に伝達する。
【0027】選択回路(SEL)(5)は、メモリ部
(SPMF )(40B )を構成する各メモリ単位(41
B0)乃至(41B3)から抽出された出力並列データ(d
OPCH)を、高速クロック(CK128M)に同期して抽出順
に配列し、図22(a) に示される如き、1組の出力並列
データ列(dOPCH0 )……として出力し、分離回路(D
MX)(6)に伝達する。
【0028】分離回路(DMX)(6)は、選択回路
(SEL)(5)から伝達された1組の出力並列データ
列(dOPCH0 )……を、図22(b) に示される如く、ク
ロック(CK32M )に同期して、4組の出力並列データ
列(dOPCH0 )……、(dOPCH 1 )……、(dOPCH2
……、(dOPCH3 )……に分離し、各出力ハイウェイ
(HWOA)、(HWOB)、(HWOC)、(HWOD)に対
応して設けられている並直列変換回路(P/S)
(7A )乃至(7D )に伝達する。
【0029】各並直列変換回路(P/S)(7)は、分
離回路(DMX)(6)から伝達された出力並列データ
列(dOPCH)……をそれぞれ時分割分離し、分離した各
出力並列データ(dOPCH)を出力直列データ(dOSCH
に変換した後、図22(c) に示される如く、対応する出
力ハイウェイ(HWO )内の各出力伝送路(hwO
に、クロック(CK32M )のタイムスロット(TS)に
同期して送出する。
【0030】以上の過程を1フレーム周期(TF )間継
続すことにより、選択回路(SEL)(5)から高速ク
ロック(CK128M)に同期して出力される1組の出力並
列データ列(dOPCH0 )乃至(dOPCH16383 )が、タイ
ムスロット(TS)に同期した32組の出力直列データ
列(dOSCH0 )……乃至(dOSCH31)……として、それ
ぞれ出力ハイウェイ(HWOA)乃至(HWOD)内の各出
力伝送路(hwOA0 )乃至(hwOA7 )、(hwOB0
乃至(hwOB7 )、(hwOC0 )乃至(hwOC 7 )、
(hwOD0 )乃至(hwOD7 )に送出される。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】以上の説明から明らか
な如く、従来ある時分割スイッチにおいては、下記の如
き問題が発生している。 問題点1 それぞれクロック(CK32M )に同期する入力ハイウェ
イ(HWI )および出力ハイウェイ(HWO )を4組収
容し、16384チャネル(CH)を交換接続する時分
割スイッチにおいては、通話路メモリ(SPM)(4)
および通話路制御メモリ(SCM)(8)が何れもハイ
ウェイクロック(CK32M )の4倍速度の高速クロック
(CK128M)で動作する必要があり、タイミング制御回
路(TIM)(10)内の主カウンタ(CNT)(10
1)も高速クロック(CK128M)を計数する等、各種制
御回路の実現が困難となると共に、消費電力も増大し、
安定動作を損なう恐れがあった。
【0032】更に収容ハイウェイ(HW)のチャネル多
重度が増加すると、この問題は益々深刻となる。 問題点2 タイミング制御回路(TIM)(10)は、クロック
(CK32M )から高速クロック(CK128M)を生成する
為に、クロック逓倍回路(CMP)(102)を使用し
ているが、クロック逓倍回路(CMP)(102)は動
作可能なクロック(CK32M )が制限されており、広範
囲のクロック(CK)を使用するハイウェイ(HW)を
収容することが不可能であった。 問題点3 エラスティックストアメモリ(ESM)(1)は、タイ
ミング制御回路(TIM)(10)が基準とするフレー
ムに対してフレーム位相の進んだ入力ハイウェイ(HW
I )しかフレーム位相差を吸収出来ず、フレーム位相の
遅れた入力ハイウェイ(HWI )のフレーム位相差を吸
収することは不可能であった。 問題点4 バスインタフェース回路(PIF)(9)は、16ビッ
ト幅の外部バス専用であった為、例えば8ビット幅の外
部バスを使用していた既存の時分割スイッチと置換える
ことが不可能であった。 問題点5 バスインタフェース回路(PIF)(9)が通話路制御
メモリ(SCM)(8)内に交換情報を格納し、または
通話路制御メモリ(SCM)(8)に格納済の交換情報
を抽出する為には、プロセッサは、各通話路制御メモリ
アドレス(aSC M )毎に格納指令または抽出指令を伝達
する必要があった為、例えば通話路制御メモリ(SC
M)(8)の初期設定段階等で、通話路制御メモリ(S
CM)(8)内に全交換情報を格納し、または通話路制
御メモリ(SCM)(8)内に格納済の全交換情報を抽
出する必要が生ずると、多大の時間と労力を費やす恐れ
があった。
【0033】本発明は、前述の各問題点1乃至5を解決
し、当該時分割スイッチの信頼性、経済性および利便性
を向上することを目的とする。
【0034】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理図で
ある。図1において、(HW)は時分割スイッチに収容
される入力および出力ハイウェイ、(N)は各ハイウェ
イ(HW)のチャネル数、(M)は入力ハイウェイ(H
W)および出力ハイウェイ(HW)の数である。
【0035】本発明による時分割スイッチは、各入力ハ
イウェイ(HW)に対応して設けられたエラスティック
ストアメモリ(1N )、通話路メモリ(4N )、通話路
制御メモリ(8N )、バスインタフェース回路(9N
およびタイミング制御回路(10N )を具備している。
【0036】また通話路メモリ(4N )は、M個のメモ
リ単位(41N )と、通話路メモリ制御手段(401)
とを具備し、また通話路制御メモリ(8N )は、M個の
メモリ単位(81N )と、通話路制御メモリ制御手段
(801)とを具備し、更にタイミング制御回路(10
N )は、主カウンタ(101N )と、高速クロック生成
手段(110)とを具備する。
【0037】各エラスティックストアメモリ(1N
は、収容される各入力ハイウェイ(HW)のフレーム位
相を、時分割スイッチ内で生成される基準フレームのフ
レーム位相に位相同期させる。
【0038】通話路メモリ(4N )は、それぞれ各ハイ
ウェイ(HW)のチャネル多重度(N)に等しいアドレ
スを有するハイウェイ数(M)と同数のメモリ単位(4
N)から構成され、入力および出力ハイウェイ(H
W)がそれぞれ有する全チャネル数(N×M)に等しい
アドレスを有する。
【0039】通話路制御メモリ(8N )は、各ハイウェ
イ(HW)のチャネル多重度(N)に等しいアドレスを
有するハイウェイ(HW)と同数のメモリ単位(8
N )から構成され、前記入力および出力ハイウェイ
(HW)がそれぞれ有する全チャネル数(N×M)に等
しいアドレスを有する通話路制御メモリ(8N )と、バ
スインタフェース回路(9N )は、外部バスを経由して
入力される通話路メモリ(4N )のランダムアクセス用
アドレスと、該ランダムアクセス用アドレスの通話路制
御メモリ(8N )に対する書込用アドレスとの組合せを
受信した場合に、通話路制御メモリ(8N )内の、書込
用アドレスにより指定されるメモリ単位(81N )の指
定アドレスに、ランダムアクセス用アドレスを格納す
る。
【0040】主カウンタ(101N )は、各入力および
出力ハイウェイ(HW)のチャネル伝送速度に等しい速
度の基準クロック(CKN )を入力および出力ハイウェ
イ(HW)のチャネル多重度数(N)だけ繰返し計数
し、計数値(n)を通話路メモリ(4N )および通話路
制御メモリ(8N )に供給する。
【0041】高速クロック生成手段(110)は、基準
クロック(CKN )を入力されると、基準クロック(C
N )を前記所定数(M)倍に逓倍した高速クロック
(CK NXM )を生成し、前記通話路メモリ(SPM)
(4N )に供給する。
【0042】通話路制御メモリ制御手段(801)は、
主カウンタ(101N )から供給される計数値(n)を
読出用のアドレスとして、各メモリ単位(81N )に並
行して入力することにより、各メモリ単位(81N )に
格納されている通話路メモリ(4N )のランダムアクセ
ス用のアドレスを、基準クロック(CKN )に同期して
並行してシーケンシャルに読出し、並行して通話路メモ
リ(4N )に供給する。
【0043】通話路メモリ制御手段(401)は、主カ
ウンタ(101N )から供給される計数値(n)をシー
ケンシャルアドレスとして、各メモリ単位(41N )に
並行して入力すると共に、高速クロック生成手段(11
0)から供給される高速クロック(CKNXM )に同期し
て、各メモリ単位(41N )を所定の順序で時分割的に
活性化することにより、総てのメモリ単位(41N )の
総ての記憶領域に高速クロック(CKNXM )に同期して
シーケンシャルにアクセスし、且つ通話路制御メモリ
(8N )の各メモリ単位(81N )から並行して供給さ
れる各ランダムアクセス用アドレスを、高速クロック生
成手段(110)から供給される高速クロック(CK
NXM )に同期して、所定の順序で時分割多重化し、各ラ
ンダムアクセス用アドレスが、通話路メモリ(4N )を
構成する何れのメモリ単位(41N )に割当てられてい
るかを分析し、該当するメモリ単位(41N )を各ラン
ダムアクセス用アドレスに同期して活性化することによ
り、該ランダムアクセス用アドレスによりアクセスす
る。〔以上、請求項1に対応〕 なお通話路メモリ(4N )は、入力および出力ハイウェ
イ(HW)がそれぞれ有する全チャネル数(N×M)の
アドレスをそれぞれ有する二面のメモリ部を有し、主カ
ウンタ(101N )の計数値(n)がチャネル数(N)
を繰返し計数するフレーム周期に同期して、一方のメモ
リ部に入力ハイウェイ(HW)から到着するデータを書
込むのと並行して、他方のメモリ部に格納済のデータを
読出し、出力ハイウェイ(HW)に送出し、以上の書込
周期と読出周期とを交互に繰返すことが考慮される。
〔請求項2に対応〕 また通話路制御メモリ(8N )は、各メモリ単位(81
N )をそれぞれ二つの記憶領域に分割し、主カウンタ
(101N )から供給される計数値(n)の内、最下位
ビットを含まない計数値を読出用アドレスとして入力
し、前記分割された二つの記憶領域の内容を、前記各読
出用アドレス周期内で基準クロック(CKN)に同期し
て交互に読出し、主カウンタ(101N )からの計数値
(n)に同期して通話路メモリ(4N )に供給し、該各
読出用アドレス周期内の読出動作を行っていない期間
を、バスインタフェース回路(9N )によるランダムア
クセス用アドレスの格納用に割当てることが考慮され
る。〔請求項3に対応〕 またタイミング制御回路(10N )は、高速クロック生
成手段(110)が生成する高速クロック(CKNXM
と、外部から供給される高速クロック(CKNX M )と異
なる速度を有する高速クロック(CKY )とを、指定に
より切替えて出力する切替手段(120)を付設するこ
とが考慮される。〔請求項4に対応〕またエラスティッ
クストアメモリ(1N )は、主カウンタ(101N )の
初期設定値を変更することにより、収容される前記各入
力ハイウェイ(HW)のフレーム位相を、時分割スイッ
チ内で生成される基準フレームのフレーム位相に対して
前方向および後方向に位相同期範囲を変更可能とするこ
とが考慮される。〔請求項5に対応〕 またバスインタフェース回路(9N )は、それぞれ異な
るビット幅を有する外部バスに接続可能な複数種類のイ
ンタフェースを有し、複数種類のディジタル交換機に適
用可能とすることが考慮される。〔請求項6に対応〕 更にバスインタフェース回路(9N )は、外部バスを経
由して他の時分割スイッチとの間で、通話路制御メモリ
(8N )に格納済の情報を、DMA転送可能とするDM
A制御手段(901)を付設することが考慮される。
〔請求項7に対応〕 従って、本発明(請求項1乃至3)によれば、時分割ス
イッチを構成する通話路メモリのみが収容各ハイウェイ
のクロックの収容数倍の高速クロックに同期して動作
し、その他の通話路制御メモリおよび主カウンタ等は各
ハイウェイのクロックと同一速度で動作可能となり、各
種制御回路の実現も容易となり、消費電力も削減されて
安定動作が可能となり、また本発明(請求項4)によれ
ば、内蔵するタイミング制御回路で生成する所定速度以
外に、外部から供給される高速クロックも利用可能とな
り、広範囲のクロックを使用するハイウェイを収容可能
となり、また本発明(請求項5)によれば、収容ハイウ
ェイのフレーム位相を、基準フレーム位相に対して前方
向および後方向に位相同期可能となり、また本発明(請
求項6)によれば、各種の外部バスに適合可能となる
為、各種の交換機に適用可能となり、更に本発明(請求
項7)によれば、通話路制御メモリの記憶内容を、DM
A機能により転送可能となり、当該時分割スイッチの信
頼性、経済性および利便性が大幅に向上する。
【0044】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
より説明する。図2は本発明の実施形態による時分割ス
イッチを示す図であり、図3は図2における通話路メモ
リのアドレス割当を例示する図であり、図4は図2にお
ける通話路制御メモリのアドレス割当を例示する図であ
り、図5は図2における書込および読出アドレスの伝達
経路を例示する図であり、図6は図2におけるバスイン
タフェース回路を例示する図であり、図7は図6におけ
る16ビット用オーダ制御回路を例示する図であり、図
8は図2におけるクロック選択回路を例示する図であ
り、図9は図2における通話路メモリ制御回路の信号波
形を例示する図であり、図10は図2における入力ハイ
ウェイのフレーム位相吸収状況を例示する図であり、図
11は図6における信号波形を例示する図であり、図1
2は図2におけるDMA信号を例示する図であり、図1
3は図2におけるDMA転送動作手順を例示する図であ
る。なお、全図を通じて同一符号は同一対象物を示す。
また入出力ハイウェイにおけるチャネル配置、通話路メ
モリ入力データおよび通話路メモリ出力データは、それ
ぞれ図20、図21および図22に示す通りとする。
【0045】図2に示される時分割スイッチにも、図1
4に示される従来ある時分割スイッチと同様に、それぞ
れ8組の伝送路(hw)を有する4組の入力ハイウェイ
(HWI )および出力ハイウェイ(HWO )を収容され
ており、各入出力ハイウェイ(HW)のチャネル多重度
はそれぞれ4096チャネル(CH)であり、各データ
(dCH)はクロック(CK32M )に同期して伝送される
〔図20参照〕。
【0046】本発明の実施形態による時分割スイッチ
は、図2に示される如く、各入力ハイウェイ(HWI
に対応して1組宛設けられたエラスティックストアメモ
リ(ESM)(1N )および直並列変換回路(S/P)
(2)と、各出力ハイウェイ(HWO )毎に1組宛設け
られた並直列変換回路(P/S)(7)と、時分割スイ
ッチに共通に1組設けられた通話路メモリ(SPM)
(4N )、選択回路(SEL)(5)、分離回路(DM
X)(6)、通話路制御メモリ(SCM)(8N )、バ
スインタフェース回路(PIF)(9N )およびタイミ
ング制御回路(TIM)(10N )とから構成される。
【0047】なお図2乃至図13においては、図1にお
ける高速クロック生成手段(110)としてクロック選
択回路(CKS)(106)がタイミング制御回路(T
IM)(10N )内に設けられ、また図1における切替
手段(120)として選択回路(SEL)(107)が
クロック選択回路(CKS)(106)内に設けられ、
また図1における通話路メモリ制御手段(401)とし
て4組の通話路メモリインタフェース回路(SPIF)
(43)が通話路メモリ(SPM)(4N )内に設けら
れ、また図1における通話路制御メモリ制御手段(80
1)として4組の通話路制御メモリインタフェース回路
(SCIF)(82N )が通話路制御メモリ(SCM)
(8N )内に設けられ、更に図1におけるDMA制御手
段(901)としてDMA制御回路(DMC)(92)
およびDMA制御オーダ解析回路(DMODA)(96
1)がバスインタフェース回路(PIF)(9N )内に
設けられている。
【0048】通話路メモリ(SPM)(4N )は、図1
4に示される通話路メモリ(SPM)(4)と同様に1
6384語を記憶する二面のメモリ部(SPMF )(4
N)〔個々のメモリ部(SPMF )(40N )を(4
NA)および(40NB)と称する〕と、4組の通話路メ
モリインタフェース回路(SPIF)(43)〔個々の
通話路メモリインタフェース回路(SPIF)(43)
を(430 )乃至(433 )と称する〕とから構成され
ている。
【0049】各メモリ部(SPMF )(40N )は、そ
れぞれ4K語を記憶するメモリ単位(RAM)(4
N )〔個々のメモリ単位(RAM)(41N )を(4
N0)乃至(41N3)と称し、またメモリ部(SP
F )(40A )を構成する各メモリ単位(RAM)
(41N )を(41NA0 )乃至(41NA3 )、メモリ部
(SPM F )(40B )を構成する各メモリ単位(RA
M)(41N )を(41NB0 )乃至(41NB3 )と称す
る〕から構成されており、各通話路メモリインタフェー
ス回路(SPIF)(430 )乃至(433 )は、それ
ぞれメモリ単位(RAM)(41N0)乃至(41N3)に
対応して設けられている。
【0050】各メモリ部(SPMF )(40N )に対す
る通話路メモリアドレス(aSPMN)の割当は、図3に示
される如く、第1のメモリ単位(RAM)(41N0)の
メモリ単位アドレス(a41)=0乃至4095に対応し
て、通話路メモリアドレス(aSPMN0 )〔=4×a41
0=0、4、……16380〕を割当て、第2のメモリ
単位(RAM)(41N1)のメモリ単位アドレス
(a41)=0乃至4095に対応して、通話路メモリア
ドレス(aSPMN1 )〔=4×a41+1=1、5、……1
6381〕を割当て、第3のメモリ(RAM)単位(4
N2)のメモリ単位アドレス(a41)=0乃至4095
に対応して、通話路メモリアドレス(aSPMN2)〔=4
×a41+2=2、6、……16382〕を割当て、第4
のメモリ単位(RAM)(41N3)のメモリ単位アドレ
ス(a41)=0乃至4095に対応して、通話路メモリ
アドレス(aSPMN3 )〔=4×a41+3=3、7、……
16383〕を割当てる。
【0051】通話路メモリ(SPM)(4N )も、図1
4に示される通話路メモリ(SPM)(4)と同様に、
シーケンシャルライト・ランダムリード形式で動作し、
メモリ部(SPMF )(40NA)および(40NB)の何
れか一方〔例えばメモリ部(SPMF )(40NA)に、
各入力ハイウェイ(HWIA)乃至(HWID)から到着す
る入力並列データ(dIPCH0 )乃至(dIPCH16383 )を
シーケンシャルに格納するのと並行して、他方〔例えば
メモリ部(SPMF )(40NB)〕に格納済の出力並列
データ(dOPCH0 )乃至(dOPCH16383 )を、読出用の
通話路メモリアドレス(aSPMNW )に基づきランダムに
抽出し、各出力ハイウェイ(HWOA)乃至(HWOD)に
送出し、以上の動作をフレーム周期(TF )毎に両メモ
リ部(SPMF )(40AN)および40BN)で交替す
る。
【0052】各通話路メモリインタフェース回路(SP
IF)(43)は、それぞれ多重回路(MUX)
(3N )および通話路メモリ制御回路(SPC)(4
4)から構成されている。
【0053】各通話路メモリインタフェース回路(SP
IF)(43)内の多重回路(MUX)(3N )は、直
並列変換回路(S/P)(2A )乃至(2D )から伝達
される図21(b) に示される如き入力並列データ列(d
IPCH0 )……、(dIPCH1 )……、(dIPCH2 )……、
(dIPCH3 )……を、タイミング制御回路(TIM)
(10N )から伝達された高速クロック(CK128M)に
同期して時分割多重し、図21(c) に示される如き、1
組の入力並列データ列(dIPCH0 )……を生成し、各対
応するメモリ単位(RAM)(41NA)に入力する。
【0054】また各通話路メモリインタフェース回路
(SPIF)(43)内の各通話路メモリ制御回路(S
PC)(44)は、図5に示される如く、それぞれメモ
リ単位(RAM)(41NA)および(41NB)に対応し
て設けられた選択回路(SEL)(42A )および(4
B )と、アクセスメモリ単位判定回路(45)とを具
備しており、各選択回路(SEL)(42)は、対応す
るメモリ単位(RAM)(41N に対し、主カウン
タ(CNT)(101N )から供給される計数値
(nN )を書込用の通話路メモリアドレス(aSPMNW
として供給するか、または通話路制御メモリ(SCM)
(8N )から供給される読出用の通話路メモリアドレス
(aSPMNR )を供給するかの選択を、面切替制御回路
(FSC)(103)から供給される面切替信号(A/
B)により実行し、またアクセスメモリ単位判定回路
(45)は、通話路制御メモリ(SCM)(8N )から
供給される4組の読出用の通話路メモリアドレス(a
SPMNR )が、何れのメモリ単位(RAM)(41N0)乃
至(41N3)に割当てられているかを判定する。
【0055】なお、通話路メモリ制御回路(SPC)
(44)による、メモリ単位(RAM)(41N )に対
するアクセス制御過程は後述する。次に通話路制御メモ
リ(SCM)(8)は、各メモリ部(SPMF )(4
0)と同数の語を記憶する一面のメモリ部(SCMF
(80N )と、4組の通話路制御メモリインタフェース
回路(SCIF)(82N )〔個々の通話路制御メモリ
インタフェース回路(SCIF)(82N )を(8
N0)乃至(82N3)と称する〕とから構成されてい
る。
【0056】メモリ部(SCMF )(80N )は、それ
ぞれ2K語を記憶するメモリ単位(81N )〔個々のメ
モリ単位(81N )を(81N0)乃至(81N7)と称す
る〕から構成される。
【0057】メモリ部(SCMF )(80N )に対する
通話路制御メモリアドレス(aSCMN)の割当は、図4に
示される如く、第1のメモリ単位(RAM)(81N0
のメモリ単位アドレス(a81N )=0乃至2047に対
応して、通話路制御メモリアドレス(aSCMN)〔=8×
81N +0=0、8、……16376〕を割当て、第2
のメモリ単位(RAM)(81N1)のメモリ単位アドレ
ス(a81N )=0乃至2047に対応して、通話路制御
メモリアドレス(aSCMN)〔=8×a81N +1=1、
9、……16377〕を割当て、第3のメモリ単位(R
AM)(81N2)のメモリ単位アドレス(a81N )=0
乃至2047に対応して、通話路制御メモリアドレス
(aSCMN)〔=8×a81N +2=2、10、……163
78〕を割当て、以下同様にして、第8のメモリ単位
(RAM)(81N7)のメモリ単位アドレス(a81N
=0乃至2047に対応して、通話路制御メモリアドレ
ス(aSC MN)〔=8×a81N +7=7、15、……16
383〕を割当てる。
【0058】各通話路制御メモリインタフェース回路
(SCIF)(82N )は、それぞれ一対のメモリ単位
(RAM)(81N )に対する交換情報の格納および抽
出を制御し、例えば第1の通話路制御メモリインタフェ
ース回路(SCIF)(82N0)は、メモリ単位(RA
M)(81N0)および(81N4)に対する制御を担当
し、第2の通話路制御メモリインタフェース回路(SC
IF)(82N1)は、メモリ単位(RAM)(81N1
および(81N5)に対する制御を担当し、第3の通話路
制御メモリインタフェース回路(SCIF)(82N2
は、メモリ単位(RAM)(81N2)および(81N6
に対する制御を担当し、第4の通話路制御メモリインタ
フェース回路(SCIF)(82N3)は、メモリ単位
(RAM)(81N3)および(81N7)に対する制御を
担当する。
【0059】通話路制御メモリ(SCM)(80N )の
各メモリ単位(RAM)(81N0)乃至(81N7)に
は、それぞれ対応する通話路制御メモリインタフェース
回路(SCIF)(82N0)乃至(82N3)の制御によ
り、図示されぬプロセッサから外部バスおよびバスイン
タフェース回路(PIF)(9N )を介して伝達される
交換情報に基づき、出力ハイウェイ(HWO )のチャネ
ル番号に対応する通話路制御メモリアドレス(aSCMN
に、それぞれ対応する読出用の通話路メモリアドレス
(aSPMNR )が格納されている。
【0060】なおバスインタフェース回路(PIF)
(9N )は、図6に示される如く、8ビット幅の外部バ
ス用の8ビット用オーダ制御回路(OC8 )(918
と、16ビット幅の外部バス用の16ビット用オーダ制
御回路(OC16)(9116)と、データラッチ回路(L
CH)(93)と、選択回路(SEL)(94)および
(95)とを具備し、8ビット幅または16ビット幅の
外部バスを介して図示されぬプロセッサと接続されてい
る。
【0061】またタイミング制御回路(TIM)(10
N )には、主カウンタ(CNT)(101N )、面切替
制御回路(FSC)(103)およびクロック選択回路
(CKS)(106)が設けられている。
【0062】クロック選択回路(CKS)(106)
は、図8に示される如く、位相同期逓倍回路(APL
L)(104)および四分周回路(1/4)(105)
の他に、選択回路(SEL)(107)を具備し、図1
9に示されるクロック逓倍回路(CMP)(102)と
同様に、時分割スイッチ内で生成される、各入力ハイウ
ェイ(HWI )と同一速度〔毎秒32Mビット〕のクロ
ック(CK32M )を端子(CK1 )から入力し、また端
子(CSL)に、選択回路(SEL)(107)を、入
力端子(0)を選択する如く設定する選択信号を入力す
ることにより、位相同期逓倍回路(APLL)(10
4)および四分周回路(1/4)(105)により4逓
倍した高速クロック(CK128M)を生成し、端子(CK
2 )から送出するが、夫以外に、端子(CK1 )にクロ
ック(CK32M )と異なる周波数のクロック(CKX
を外部から入力し、また端子(CK3 )にクロック(C
X )の4倍の周波数を有する高速クロック(CK4X
を入力し、端子(CSL)に選択回路(SEL)(10
7)に入力端子(1)を選択させる選択信号を入力する
ことにより、毎秒128Mビット以外の高速クロック
(CK4X)を供給することも可能となるが、詳細は後述
する。
【0063】クロック選択回路(CKS)(106)が
送出する高速クロック(CK128M)は、通話路メモリ
(SPM)(4N )に供給される。主カウンタ(CN
T)(101N )は、時分割スイッチ内で生成されるク
ロック(CK32M )を計数し、1フレーム周期(TF
内に計数値(nN =0乃至4096)を繰返し出力し、
通話路メモリ(SPM)(4N )および通話路制御メモ
リ(SCM)(8N )に供給する。
【0064】面切替制御回路(FSC)(103)は、
主カウンタ(CNT)(101N )の計数値(nN )が
(0乃至4096)を循環計数する1フレーム周期(T
F )毎に面切替信号(A/B)を発生し、通話路メモリ
(SPM)(4N )に供給する。
【0065】次に、本発明(請求項1乃至3)の実施形
態による時分割スイッチの動作状況を、図2乃至図9を
用いて説明する。図2乃至図9において、現フレーム周
期(TF )においては、通話路メモリ(SPM)
(4N )内の各通話路メモリ制御回路(SPC)(4
4)内の選択回路(SEL)(42NA)には、タイミン
グ制御回路(TIM)(10N )内の面切替制御回路
(FSC)(103)から、メモリ部(SPMF )(4
NA)にシーケンシャルライトを実行させる如き面切替
信号(A/B)が入力され、また選択回路(SEL)
(42NB)には、タイミング制御回路(TIM)(10
N )内の面切替制御回路(FSC)(103)から、メ
モリ部(SPMF )(40NB)にランダムリードを実行
させる如き面切替信号(A/B)が入力されているもの
とする。
【0066】かかる状態で、各入力ハイウェイ(H
I )の各入力伝送路(hwI )を経由して、図21
(a) に示される如き入力直列データ(dISCH)が、クロ
ック(CK 32M )の1タイムスロット(TS)毎に到着
すると、各入力ハイウェイ(HWI)に対応して設けら
れているエラスティックストアメモリ(ESM)
(1N )がそれぞれ後述の如き過程で位相差を吸収した
後、各入力ハイウェイ(HWI )に対応して設けられて
いる直並列変換回路(S/P)(2)に伝達する。
【0067】各直並列変換回路(S/P)(2)は、図
14に示される時分割スイッチと同様に、対応する入力
ハイウェイ(HWI )内の各入力伝送路(hwI )から
到着した入力直列データ(dISCH)をそれぞれ入力並列
データ(dIPCH)に変換した後、対応する入力ハイウェ
イ(HWI )毎に時分割多重して出力する。
【0068】その結果、4組の直並列変換回路(S/
P)(2A )乃至(2D )から、図21に示す如き4組
の入力並列データ列(dIPCH0 )……、(dIPCH1 )…
…、(dIPCH2 )……、(dIPCH3 )……が出力され、
通話路メモリ(SPM)(4N)内の各通話路メモリイ
ンタフェース回路(SPIF)(430 )乃至(4
3)に設けられている各多重回路(MUX)(30N
乃至(33N)に伝達される。
【0069】各多重回路(MUX)(3N )は、それぞ
れ直並列変換回路(S/P)(2A)乃至(2D )から
伝達される4組の入力並列データ列(dIPCH0 )……、
(d IPCH1 )……、(dIPCH2 )……、(dIPCH3 )…
…を、タイミング制御回路(TIM)(10N )から伝
達される高速クロック(CK128M)に同期して時分割多
重し、図21(c) に示される如き、1組の入力並列デー
タ列(dIPCH0 )……を生成し、それぞれ対応するメモ
リ単位(41NA)に入力する。
【0070】なお現フレーム周期(TF )では、通話路
メモリ制御回路(SPC)(44)内の選択回路(SE
L)(42NA)は、タイミング制御回路(TIM)(1
N)内の主カウンタ(CNT)(101N )から供給
される計数値(nN )を選択し、対応するメモリ単位
(RAM)(41NA)に入力すると共に、書込信号を対
応するメモリ単位(RAM)(41NA)に入力してい
る。
【0071】更に各通話路メモリ制御回路(SPC)
(44)内には、それぞれタイミング制御回路(TI
M)(10N )内のクロック選択回路(CKS)(10
6)から供給される高速クロック(CK128M)の4周期
毎に1周期分のパルスを発生する図示されぬパルス発生
回路と、該パルス発生回路の発生するパルスをシフトす
る図示されぬ4段シフトレジスタとから構成されるメモ
リ単位選択信号発生回路(46)が設けられており、第
1の通話路メモリ制御回路(SPC)(440 )内のメ
モリ単位選択信号発生回路(46)は、4段シフトレジ
スタの初段(0段)目から出力されるパルスをメモリ単
位選択信号として対応するメモリ単位(RAM)(41
N0)に入力し、第2の通話路メモリ制御回路(SPC)
(441 )内のメモリ単位選択信号発生回路(46)
は、4段シフトレジスタの1段目から出力されるパルス
をメモリ単位選択信号として対応するメモリ単位(RA
M)(41N1)に入力し、第3の通話路メモリ制御回路
(SPC)(442 )内のメモリ単位選択信号発生回路
(46)は、4段シフトレジスタの2段目から出力され
るパルスをメモリ単位選択信号として対応するメモリ単
位(RAM)(41N2)に入力し、第4の通話路メモリ
制御回路(SPC)(443 )内のメモリ単位選択信号
発生回路(46)は、4段シフトレジスタの最終段(3
段)目から出力されるパルスをメモリ単位選択信号とし
て対応するメモリ単位(RAM)(41N3)に入力す
る。
【0072】その結果、各通話路メモリ制御回路(SP
C)(44)は、タイミング制御回路(TIM)(10
N )内の面切替制御回路(FSC)(103)から供給
される面切替信号(A/B)に基づき、対応するメモリ
単位(RAM)(41NA)に書込信号を入力した状態
で、タイミング制御回路(TIM)(10N )内の主カ
ウンタ(CNT)(101N )からクロック(C
32M )に同期して供給される計数値(nN )を書込用
の通話路メモリアドレス(aSPMNW )として、対応する
メモリ単位(RAM)(41NA)に入力すると共に、内
蔵するメモリ単位選択信号発生回路(46)が発生する
各メモリ単位選択信号を、それぞれ対応するメモリ単位
(RAM)(41NA)に入力することにより、各多重回
路(MUX)(3 N )から高速クロック(CK128M)に
同期して入力される入力並列データ列(d IPCH)……
が、各メモリ単位(RAM)(41AN)の、それぞれ対
応する通話路メモリアドレス(aSPMN)に格納される。
【0073】一方、通話路制御メモリ(SCM)
(8N )内の各通話路制御メモリインタフェース回路
(SCIF)(82N0)乃至(82N3)は、タイミング
制御回路(TIM)(10N )内の主カウンタ(CN
T)(101N )から供給される計数値(nN(11.0)
〔但し計数値(nN )の添字11.0は、計数値
(nN )を構成する12ビットの、最下位ビット(n
N(0))から最上位ビット(nN(11) )迄の全ビットが供
給されることを示す、以下同様〕の内、最下位ビット
(nN(0))のみを内蔵する選択回路〔図示せず〕に選択
信号として入力し、その他のビット(nN(11.1) )〔即
ちクロック(CK32M )の2周期毎に歩進し、0乃至2
047を計数する計数値〕を、それぞれ対応する2個の
メモリ単位(81N0)および(81N4)、(81N1)お
よび(81N5)、(81N2)および(81N6)、(81
N3)および(81N7)に、読出用の通話路制御メモリア
ドレス(aSCMN)として入力すると共に、各2周期内の
第1周期に同期して読出信号を生成し、それぞれ対応す
る2個のメモリ単位(81N0)および(81N4)、(8
N1)および(81N5)、(81N2)および(8
N6)、(81N3)および(81N7)に入力する。
【0074】その結果、各メモリ単位(81N0)乃至
(81N7)から、それぞれ入力された通話路制御メモリ
アドレス(aSCMN)に格納済の、読出用の通話路メモリ
アドレス(aSPMNR )がそれぞれ抽出される。
【0075】各通話路制御メモリインタフェース回路
(SCIF)(82N0)乃至(82N3)は、それぞれ対
応する2個のメモリ単位(81N0)および(81N4)、
(81 N1)および(81N5)、(81N2)および(81
N6)、(81N3)および(81 N7)から抽出された2個
の読出用の通話路メモリアドレス(aSPMNR )を、一旦
図示されぬレジスタに蓄積する。
【0076】一方、各通話路制御メモリインタフェース
回路(SCIF)(82N0)乃至(82N3)内に設けら
れた選択回路(SEL)は、入力される選択信号に同期
して、クロック(CK32M )の2周期内の第1周期にお
いて、それぞれ対応する2個のメモリ単位(81N0)お
よび(81N4)、(81N1)および(81N5)、(81
N2)および(81N6)、(81N3)および(81N7)か
ら抽出され、レジスタ(REG)に蓄積済の2個の読出
用の通話路メモリアドレス(aSPMNR )の内、メモリ単
位(81N0)、(81N1)、(81N2)、(81N3)か
ら抽出され、レジスタ(REG)に蓄積済の読出用の通
話路メモリアドレス(aSPMNR )を選択し、クロック
(CK32M )に同期して通話路メモリ(SPM)
(4N )内の各通話路メモリ制御回路(SPC)(44
N )に設けられている各アクセスメモリ単位判定回路
(45)に供給し、次の第2周期において、メモリ単位
(81N4)、(81N5)、(81N6)、(81N7)から
抽出され、レジスタ(REG)に蓄積済の読出用の通話
路メモリアドレス(aSPMNR )を選択し、クロック(C
32M)に同期して各アクセスメモリ単位判定回路(4
5)に供給する。
【0077】以上により、通話路制御メモリ(SCM)
(8N )からは、通話路制御メモリ(SCM)(8
N )の通話路制御メモリアドレス(aSCMN=0乃至1
6383)に格納済の読出用の通話路メモリアドレス
(aSPMNR )が、4個宛並行して順次抽出され、クロッ
ク(CK32M )に同期して通話路メモリ(SPM)(4
N )内の各アクセスメモリ単位判定回路(45)に並行
して供給されることとなる。
【0078】以後各通話路制御メモリインタフェース回
路(SCIF)(82N0)乃至(82N3)から供給され
る各読出用の通話路メモリアドレス(aSPMNR )を、そ
れぞれ(aSPMNR0)乃至(aSPMNR3)と称する。
【0079】なお各通話路制御メモリインタフェース回
路(SCIF)(82N )は、クロック(CK32M )の
各2周期の内、第1周期においてそれぞれ対応する2個
のメモリ単位(81N0)および(81N4)、(81N1
および(81N5)、(81N2)および(81N6)、(8
N3)および(81N7)からランダム通話路メモリアド
レス(aSPMNR )を抽出しており、第2周期において
は、図示されぬプロセッサからバスインタフェース回路
(PIF)(9N )を介して交換情報の格納を実行可能
としている。
【0080】通話路メモリ(SPM)(4N )において
は、各通話路メモリインタフェース回路(SPIF)
(43)内の通話路メモリ制御回路(SPC)(44)
に設けられたアクセスメモリ単位判定回路(45)が、
通話路制御メモリ(SCM)(8N )からクロック(C
32M )に同期して供給される4組のランダム通話路メ
モリアドレス(aSPMNR0)乃至(aSPMNR3)を受信す
る。
【0081】なお現フレーム周期(TF )では、通話路
メモリ制御回路(SPC)(44)内の選択回路(SE
L)(42NB)は、アクセスメモリ単位判定回路(4
5)の出力を選択し、対応するメモリ単位(RAM)
(41BN)に伝達可能な状態にある。
【0082】各ランダム通話路メモリアドレス(a
SPMNR )は、14ビットから構成されており〔(a
SPMNR(13.0) )と表現される〕、通話路メモリアドレス
(aSPM =0乃至16383)の総てを表示している。
【0083】各アクセスメモリ単位判定回路(45)
は、それぞれ受信したランダム通話路メモリアドレス
(aSPMNR0)乃至(aSPMNR3)を、タイミング制御回路
(TIM)(10N )内のクロック選択回路(CKS)
(106)から供給される高速クロック(CK128M)に
同期して、ランダム通話路メモリアドレス(aSPMNR0
乃至(aSPMNR3)の順に時分割多重した後、各ランダム
通話路メモリアドレス(a SPMNR0)乃至(aSPMNR3
を、下位2ビット(aSPMNR(1.0))と上位12ビット
(aSPMNR(13.2) )とに分離し、上位12ビット(a
SPMNR(13.2) )は、選択回路(SEL)(42NB)を介
して対応するメモリ単位(RAM)(41NB)に、メモ
リ単位アドレス(a41N )として入力すると共に、下位
2ビット(aSPMNR( 1.0))により、対応するメモリ単位
(RAM)(41NB)にメモリ単位選択信号を入力すべ
きか否かを判定する。
【0084】例えばアクセスメモリ単位判定回路(45
0 )は、下位2ビット(aSPMNR(1. 0))が(0.0)で
ある場合にのみ、メモリ単位選択信号を対応するメモリ
単位(RAM)(41NB0 )に、分離された上位12ビ
ット(aSPMNR(13.2) )に同期して〔即ち前述のメモリ
単位選択信号発生回路(46)のシフトレジスタの初段
(0段)目から出力されるパルスに同期して〕入力し、
それ以外(0.1)、(1.0)または(1.1)であ
る場合には、メモリ単位選択信号を対応するメモリ単位
(RAM)(41NB0 )に入力しない。
【0085】またアクセスメモリ単位判定回路(4
1 )は、下位2ビット(aSPMNR(1.0))が(0.1)
である場合にのみ、メモリ単位選択信号を対応するメモ
リ単位(RAM)(41NB1 )に、分離された上位12
ビット(aSPMNR(13.2) )に同期して〔即ち前述のメモ
リ単位選択信号発生回路(46)のシフトレジスタの1
段目から出力されるパルスに同期して〕入力し、それ以
外(0.0)、(1.0)または(1.1)である場合
には、メモリ単位選択信号を対応するメモリ単位(41
NB1 )に入力しない。
【0086】またアクセスメモリ単位判定回路(4
2 )は、下位2ビット(aSPMNR(1.0))が(1.0)
である場合にのみ、メモリ単位選択信号を対応するメモ
リ単位(RAM)(41NB2 )に、分離された上位12
ビット(aSPMNR(13.2) )に同期して〔即ち前述のメモ
リ単位選択信号発生回路(46)のシフトレジスタの2
段目から出力されるパルスに同期して〕入力し、それ以
外(0.0)、(0.1)または(1.1)である場合
には、メモリ単位選択信号を対応するメモリ単位(RA
M)(41NB2 )に入力しない。
【0087】更にアクセスメモリ単位判定回路(4
3 )は、下位2ビット(aSPMNR(1.0))が(1.1)
である場合にのみ、メモリ単位選択信号を対応するメモ
リ単位(RAM)(41NB3 )に、分離された上位12
ビット(aSPMNR(13.2) )に同期して〔即ち前述のメモ
リ単位選択信号発生回路(46)のシフトレジスタの最
終段(3段)目から出力されるパルスに同期して〕入力
し、それ以外(0.0)、(0.1)または(1.0)
である場合には、メモリ単位選択信号を対応するメモリ
単位(RAM)(41NB3 )に入力しない。
【0088】その結果、各メモリ単位(RAM)(41
B0)乃至(41B3)からは、それぞれ対応するアクセス
メモリ単位判定回路(450 )乃至(453 )から読出
信号が入力されているフレーム期間内で、メモリ選択信
号が入力された高速クロック(CK128M)の周期に、同
じく対応するアクセスメモリ単位判定回路(450 )乃
至(453 )から入力される読出用の通話路メモリアド
レス(aSPMNR )の上位12ビットにより定まるメモリ
単位アドレス(a41)に格納済の並列データ(dPCH
を出力並列データ(dOPCH)として抽出し、選択回路
(SEL)(5)に伝達する。
【0089】選択回路(SEL)(5)は、図14に示
される時分割スイッチにおけると同様に、メモリ部(S
PMF )(40NB)を構成する各メモリ単位(RAM)
(41NB0 )乃至(41NB3 )から抽出された出力並列
データ(dOPCH)を、高速クロック(CK128M)に同期
して抽出順に配列し、図22(a) に示される如き、1組
の出力並列データ列(dOPCH)……として出力し、分離
回路(DMX)(6)に伝達する。
【0090】分離回路(DMX)(6)は、図14に示
される時分割スイッチにおけると同様に、選択回路(S
EL)(5)から伝達された1組の出力並列データ列
(dOP CH)……を、図22(b) に示される如く、クロッ
ク(CK32M )に同期して、4組の出力並列データ列
(dOPCH0 )……、(dOPCH1 )……、(dOPCH2 )…
…、(dOPCH3 )……に分離し、各出力ハイウェイ(H
OA)、(HWOB)、(HWOC)、(HWOD)に対応し
て設けられている並直列変換回路(P/S)(7A)乃
至(7D )に伝達する。
【0091】各並直列変換回路(P/S)(7)は、図
14に示される時分割スイッチにおけると同様に、分離
回路(DMX)(6)から伝達された出力並列データ列
(d OPCH)……をそれぞれ時分割分離し、分離した各出
力並列データ(dOPCH)を出力直列データ(dOSCH)に
変換した後、図22(c) に示される如く、対応する出力
ハイウェイ(HWO )内の各出力伝送路(hwO )に、
クロック(CK32M )のタイムスロット(TS)に同期
して送出する。
【0092】以上の過程を1フレーム周期(TF )間継
続することにより、選択回路(SEL)(5)から高速
クロック(CK128M)に同期して出力される1組の出力
並列データ(dOPCH0 )乃至(dOPCH16383 )が、タイ
ムスロット(TS)に同期した32組の出力直列データ
(dOSCH0 )……乃至(dOSCH31)……として、それぞ
れ出力ハイウェイ(HWOA)乃至(HWOD)内の各出力
伝送路(hwOA0 )乃至(hwOA7 )、(hwOB0 )乃
至(hwOB7 )、(hwOC0 )乃至(hwOC7)、(h
OD0 )乃至(hwOD7 )に送出される。
【0093】次のフレーム周期(TF )において、通話
路メモリ(SPM)(4N )内の各通話路メモリ制御回
路(SPC)(44)内の選択回路(SEL)(4
NB)に、タイミング制御回路(TIM)(10N )内
の面切替制御回路(FSC)(103)から、メモリ部
(SPMF )(40NB)にシーケンシャルライトを実行
させる如き面切替信号(A/B)が入力され、また選択
回路(SEL)(42NA)に、タイミング制御回路(T
IM)(10N )内の面切替制御回路(FSC)(10
3)から、メモリ部(SPMF )(40NA)にランダム
リードを実行させる如き面切替信号(A/B)が入力さ
れると、入力ハイウェイ(HWI )から到着する入力直
列データ(dISCH0 )乃至(dISCH16383 )が、メモリ
部(SPMF)(40NB)を構成する各メモリ単位(R
AM)(41NB0 )乃至(41NB3 )に割当てられてい
る通話路メモリアドレス(aSPMN)にシーケンシャルに
格納され、それと並行して、メモリ部(SPMF )(4
NA)を構成する各メモリ単位(RAM)(41NA0
乃至(41NA3 )に割当てられている通話路メモリアド
レス(aSPMN)に格納済の出力並列データ(dOPCH
が、通話路制御メモリ(SCM)(8N )から供給され
る読出用の通話路メモリアドレス(aSPMNR )により指
定されて抽出され、出力ハイウェイ(HWOA)乃至(H
OD)に送出される。
【0094】以上の説明から明らかな如く、本発明(請
求項1乃至3)の実施形態によれば、タイミング制御回
路(TIM)(10N )内の主カウンタ(CNT)(1
01 N )は、各入力ハイウェイ(HWI )および出力ハ
イウェイ(HWO )と同一速度のクロック(CK32M
を計数して計数値(nN(13.0) )を通話路メモリ(SP
M)(4N )および通話路制御メモリ(SCM)
(8N )に供給し、通話路制御メモリ(SCM)
(8N )は、クロック(CK32M )の2周期毎にメモリ
部(SCMF )(80N )の各メモリ単位(RAM)
(81N0)乃至(81N7)からランダム通話路メモリア
ドレス(aSPMNR )を抽出し、クロック(CK32M )に
同期して4組の読出用の通話路メモリアドレス(a
SPMNR0)乃至(aSPMNR3)を通話路メモリ(SPM)
(4N )に供給し、通話路メモリ(SPM)(4N )の
みが高速クロック(CK128M)に同期して書込動作およ
び読出動作を実行する為、従来ある時分割スイッチ〔図
14〕において、タイミング制御回路(TIM)(10
N )内の主カウンタ(CNT)(101)、通話路制御
メモリ(SCM)(8)および通話路メモリ(SPM)
(4)が総て高速クロック(CK128M)に同期して動作
していたのに比し、高速クロック(CK128M)で動作す
べき範囲が通話路メモリ(SPM)(4N )のみに大幅
に限定され、各種制御回路の実現が容易となると共に、
消費電力も削減され、動作の安定度も向上し、前述の問
題点1が解決される。
【0095】次に本発明(請求項4)の実施形態を、図
2および図8を用いて説明する。前述の如く、タイミン
グ制御回路(TIM)(10N )内には、従来ある時分
割スイッチ〔図14〕のタイミング制御回路(TIM)
(10)に設けられていた図19に示される如きクロッ
ク逓倍回路(CMP)(102)の代わりに、図8に示
される如きクロック選択回路(CKS)(106)が設
けられている。
【0096】クロック選択回路(CKS)(106)
は、図19に示されるクロック逓倍回路(CMP)(1
02)を構成している位相同期逓倍回路(APLL)
(104)および四分周回路(1/4)(105)の他
に、選択回路(SEL)(107)を具備している。
【0097】位相同期逓倍回路(APLL)(104)
および四分周回路(1/4)(105)は、クロック逓
倍回路(CMP)(102)におけると同様に、時分割
スイッチ内で生成される、各入力ハイウェイ(HWI
と同一速度〔毎秒32Mビット)のクロック(C
32M )を端子(CK1 )から入力され、また選択回路
(SEL)(107)に、入力端子(0)を選択する如
く設定する選択信号を端子(CSL)に入力されること
により、毎秒128Mビットの高速クロック(C
12 8M)を生成し、端子(CK2 )から送出する。
【0098】更にクロック選択回路(CKS)(10
6)は、端子(CK1 )に、クロック(CK32M )と異
なる周波数のクロック(CKX )を外部で生成して入力
し、また端子(CK3 )に、クロック(CKX )の4倍
の周波数を有する高速クロック(CKY )を入力し、更
に選択回路(SEL)(107)に、入力端子(1)を
選択する如く設定する選択信号を端子(CSL)に入力
することにより、端子(CK1 )からはクロック(CK
X )を送出すると共に、端子(CK2 )からは高速クロ
ック(CKY )を送出し、クロック(CK32M )以外の
伝送速度を有する入力ハイウェイ(HWIA)乃至(HW
ID)および出力ハイウェイ(HWOA)乃至(HWOD)を
収容することも可能である。
【0099】更に端子(CK3 )から入力する高速クロ
ック(CKY )の周波数を、クロック(CKX )の任意
の整数倍に設定することにより、4本以外の入力ハイウ
ェイ(HWI )および出力ハイウェイ(HWO )を収容
することも可能となる。
【0100】以上の説明から明らかな如く、本発明(請
求項4)の実施形態によれば、タイミング制御回路(T
IM)(10N )内のクロック選択回路(CKS)(1
06)は、クロック(CK32M )から高速クロック(C
128M)を生成するのみならず、任意周波数のクロック
(CKX )と、これの任意整数倍の周波数を有する高速
クロック(CKY )とを外部から供給され、通話路メモ
リ(SPM)(4N )等に供給可能となる為、入力ハイ
ウェイ(HWI )および出力ハイウェイ(HW O )の伝
送速度および収容数を広範囲に変更可能となり、当該時
分割スイッチの適用範囲が大幅に拡張可能となる。
【0101】次に、本発明(請求項5)の実施形態を、
図2および図10を用いて説明する。図2に示されるタ
イミング制御回路(TIM)(10N )内の主カウンタ
(CNT)(101N )は、図10に示される如く、時
分割スイッチ内で基準として生成されるフレームクロッ
ク(CK8K)に同期して、計数値(nN =4094)を
初期設定可能としている。
【0102】従って、従来ある主カウンタ(CNT)
(101)が、図23に示される如く、基準となるフレ
ームクロック(CK8K)に同期して、計数値(n=8)
を初期設定していたのに対し、本発明(請求項5)の実
施形態による主カウンタ(CNT)(101N )の計数
値(nN )が10クロック(CK32M )分、遅延された
こととなる為、フレームクロック(CK8K)を基準とす
れば、前方向に22ビット、後方向に10ビットの範囲
の位相差を吸収可能となる。
【0103】以上の説明から明らかな如く、本発明(請
求項5)の実施形態によれば、入力ハイウェイ(H
I )に対応して設けられている各エラスティックスト
アメモリ(ESM)(1N )は、図10に示される如
く、フレーム位相の進んだ入力ハイウェイ(HWI )の
フレーム位相差のみならず、フレーム位相の遅れた入力
ハイウェイ(HWI )のフレーム位相差も吸収可能とな
り、当該時分割スイッチの利便性が向上する。
【0104】次に、本発明(請求項6)の実施形態を、
図2、図6および図11を用いて説明する。図18に示
される従来あるバスインタフェース回路(PIF)
(9)が、16ビット幅の外部バス専用のオーダ制御回
路(OC)(91)およびデータラッチ回路(LCH)
(93)から構成され、16ビット幅の外部バスを使用
する大容量時分割スイッチのみに適用されていたのに対
し、本発明の実施形態(請求項6)によるバスインタフ
ェース回路(PIF)(9N )は、8ビット用オーダ制
御回路(OC8 )(918 )と、16ビット用オーダ制
御回路(OC16)(9116)と、データラッチ回路(L
CH)(93)と、選択回路(SEL)(94)および
(95)とから構成され、8ビット幅の外部バスを使用
する小容量時分割スイッチにも適用可能となる。
【0105】なお16ビット用オーダ制御回路(O
16)(9116)は、従来あるオーダ制御回路(OC)
(91)に相当するが、更に通話路制御メモリ(SC
M)(8N)の記憶内容のDMA転送を実行するDMA
制御回路(DMC)(92)を内蔵しているが、DMA
機能に関しては後述する。
【0106】ここで、8ビット幅の外部バスで使用する
プロセッサ用インタフェース信号(CPUIFD8
が、オーダ起動信号(XSTB)、書込/読出選択信号
(XRWN)、下位アドレス/データ指定(XLB
S)、上位アドレス/データ指定(XUBS)、オーダ
種別判定用信号およびアクセスアドレス指定(ADDR
7.0)、書込/読出データ(DATA7.0)、バス
インタフェースモード信号(TSWMOD)および障害
通知信号(ERR)であるのに対し、16ビット幅の外
部バスで使用するプロセッサ用インタフェース信号(C
PUIFD16)は、オーダ起動信号(XSTB)、書込
/読出選択信号(XRWN)、オーダ種別判定用信号お
よびアクセスアドレス指定(ADDR20.0)、書込
/読出データ(DATA15.0)、バスインタフェー
スモード信号(TSWMOD)および障害通知信号(E
RR)である。
【0107】また通話路制御メモリ(SCM)(8N
内の各通話路制御メモリインタフェース回路(SCI
F)(82N0)乃至(82N3)との間で使用する通話路
制御メモリ用インタフェース信号(SCMIFD)は、
メモリアクセス起動信号(XSCMCS)、書込/読出
選択信号(XRWENB)、オーダ種別判定用信号(X
ORDENB)、アクセスアドレス指定(ACADD
(14.0)、書込データ(WDATA)、メモリアク
セス完了信号(XSCMACK)および読出データ(R
DATA(15.0)である。
【0108】次に、オーダ処理手順を説明する。先ずデ
ータラッチ回路(LCH)(93)が、プロセッサから
外部バスを経由して入力されるプロセッサ用インタフェ
ース信号(CPUIFD8 )または(CPUIFD16
のリタイミングを行った後、8ビット用オーダ制御回路
(OC8)(918 )および16ビット用オーダ制御回
路(OC16)(9116)に伝達すると共に、バスインタ
フェースモード信号(TSWMOD)を外部バスの使用
ビット幅に対応する8ビット用オーダ制御回路(O
8 )(918 )または16ビット用オーダ制御回路
(OC16)(9116)に対して有効状態とし、不使用ビ
ット幅に対応する8ビット用オーダ制御回路(OC8
(918 )または16ビット用オーダ制御回路(O
16)(9116)に対して無効状態に設定する。
【0109】その結果、無効状態のバスインタフェース
モード信号(TSWMOD)を受信した8ビット用オー
ダ制御回路(OC8 )(918 )または16ビット用オ
ーダ制御回路(OC16)(9116)はオーダ処理を実行
しない。
【0110】有効状態のバスインタフェースモード信号
(TSWMOD)を受信した8ビット用オーダ制御回路
(OC8 )(918 )または16ビット用オーダ制御回
路(OC16)(9116)は、オーダ起動信号(XST
B)を受信すると、入力されたアドレスおよびデータを
保持する。
【0111】なお8ビット用オーダ制御回路(OC8
(918 )が起動された場合には、アドレスおよびデー
タを上位および下位の8ビット宛に分離して受信し、合
計16ビットを受信した時点で保持し、また16ビット
用オーダ制御回路(OC16)(9116)が起動された場
合には、アドレスおよびデータを全ビット一度に受信・
保持する。
【0112】続いて8ビット用オーダ制御回路(O
8 )(918 )または16ビット用オーダ制御回路
(OC16)(9116)は、保持したアドレスおよびデー
タに対してパリティ検査を実行し、誤りが検出された場
合には、障害通知信号(ERR)を出力し、オーダ処理
を中止する。
【0113】続いて8ビット用オーダ制御回路(O
8 )(918 )または16ビット用オーダ制御回路
(OC16)(9116)は、保持したアドレスに含まれる
オーダ種別判定部を分析し、オーダの種別を判定した
後、オーダ種別に応じて所要のアクセスアドレスおよび
書込データを抽出する。
【0114】続いて8ビット用オーダ制御回路(O
8 )(918 )または16ビット用オーダ制御回路
(OC16)(9116)は、オーダ起動信号(XSTB)
からメモリアクセス起動信号(XSCMCS)を生成
し、また書込/読出選択信号(XRWN)から書込/読
出選択信号(XRWENB)を生成し、またオーダ種別
判定結果からオーダ種別判定信号(XORDENB)を
生成し、アクセスアドレス(ACADD)/書込データ
(WDATA)と共に出力する。
【0115】選択回路(SEL)(94)は、バスイン
タフェースモード信号(TSWMOD)によりオーダ処
理を実行した8ビット用オーダ制御回路(OC8 )(9
8)または16ビット用オーダ制御回路(OC16
(9116)から出力されている通話路制御メモリ用イン
タフェース信号(SCMIFD)を選出し、通話路制御
メモリ(SCM)(8N )内の各通話路制御メモリイン
タフェース回路(SCIF)(82N0)乃至(82N3
に伝達する。
【0116】通話路制御メモリ(SCM)(8N )内の
各通話路制御メモリインタフェース回路(SCIF)
(82N0)乃至(82N3)が、通話路制御メモリ(SC
M)(80N )に対するアクセスを正常に完了すると、
メモリアクセス完了信号(XSCMACK)を送出し、
バスインタフェース回路(PIF)(9N )内の8ビッ
ト用オーダ制御回路(OC8 )(918 )および16ビ
ット用オーダ制御回路(OC16)(9116)に伝達す
る。
【0117】またメモリ読出オーダを受信した場合に
は、通話路制御メモリインタフェース回路(SCIF)
(82N0)乃至(82N3)は読出データ(RDATA)
を、メモリアクセス完了信号(XSCMACK)に同期
して返送する。
【0118】バスインタフェース回路(PIF)
(9N )においては、オーダ処理を実行した8ビット用
オーダ制御回路(OC8 )(918 )または16ビット
用オーダ制御回路(OC16)(9116)が、通話路制御
メモリ(SCM)(8N )から返送されたメモリアクセ
ス完了信号(XSCMACK)を受信すると、オーダ処
理を完了する。
【0119】なお8ビット用オーダ制御回路(OC8
(918 )がメモリ読出オーダ処理を実行した場合に
は、通話路制御メモリ(SCM)(8N )から返送され
た読出データ(RDATA)を上位および下位の8ビッ
ト宛に分離して出力し、選択回路(SEL)(95)に
伝達するが、16ビット用オーダ制御回路(OC16
(9116)がメモリ読出オーダ処理を実行した場合に
は、通話路制御メモリ(SCM)(8N )から返送され
た読出データ(RDATA)を全ビット出力し、選択回
路(SEL)(95)に伝達すると同期して、オーダ処
理完了通知信号(XDTACK)を出力し、外部バスを
経由してプロセッサに返送する。
【0120】選択回路(SEL)(95)は、バスイン
タフェースモード信号(TSWMOD)によりオーダ処
理を実行した8ビット用オーダ制御回路(OC8 )(9
8)または16ビット用オーダ制御回路(OC16
(9116)から出力されている読出データ(RDAT
A)を選出し、外部バスを経由してプロセッサに返送す
る。
【0121】以上の説明から明らかな如く、本発明(請
求項6)の実施形態によれば、バスインタフェース回路
(PIF)(9N )内には8ビット用オーダ制御回路
(OC 8 )(918 )が16ビット用オーダ制御回路
(OC16)(9116)と共に設けられており、16ビッ
ト幅の外部バスのみならず、8ビット幅の外部バスにも
適用可能としている為、当該時分割スイッチの適用範囲
が拡大する。
【0122】次に、本発明(請求項7)の実施形態を、
図2、図6、図7、図12および図13を用いて説明す
る。本発明の実施形態による時分割スイッチには、通話
路制御メモリ(SCM)(8N )の記憶内容をDMA転
送可能とする為に、図2、図6および図7に示される如
く、DMA制御回路(DMC)(92)が、バスインタ
フェース回路(PIF)(9N )内の16ビット用オー
ダ制御回路(OC16)(9116)に設けられると共に、
オーダ解析回路(ODA)(96)内にDMA制御オー
ダ解析回路(DMODA)(961)が追加されてい
る。
【0123】また、DMA機能を実現させる為に、従来
バスインタフェース回路(PIF)(9)がプロセッサ
等から外部バスを経由して受信・処理していた指示(オ
ーダ)に、下記の如きDMA制御用のオーダを追加す
る。
【0124】DMA受信オーダ(DMAc) 外部バスおよびバスインタフェース回路(PIF)(9
N )を経由して受信したデータを通話路制御メモリ(S
CM)(8N )に書込みを行う時分割スイッチを指定す
るオーダ。
【0125】DMA送信オーダ(DMAa) 通話路制御メモリ(SCM)(8N )からデータを読出
し、バスインタフェース回路(PIF)(9N )および
外部バスを経由して外部に送信する時分割スイッチを指
定するオーダ。
【0126】DMA開始オーダ(DMAe) DMA送信オーダを受信・保持済の時分割スイッチに、
通話路制御メモリ(SCM)(8N )からのデータを抽
出開始させるオーダ DMA状態読取オーダ(DMAn) DMA受信オーダ、DMA送信オーダを受信済の時分割
スイッチの状態を読取る為のオーダまたDMA制御信号
として、以下の信号を追加する。
【0127】DMA信号(BDMA ) DMA受信側時分割スイッチ(200)およびバス権調
停器(400)に対して、DMA実行中であることを通
知する信号である。
【0128】バス権要求信号(Ba) バス権調停器(400)に対して、バスを使用する権利
を要求する信号である。
【0129】バス使用承諾信号(Bb) バス権要求信号(Ba)に対して、バスの使用を承諾す
る信号である。また、通常はバス権調停器(400)お
よびプロセッサ(300)に対してオーグ完了の通知を
行う為に使用するデータアック信号を、DMA送受信時
分割スイッチ(200)間のDMA書込完了通知として
使用する。
【0130】以上の各信号を図12に例示する。DMA
制御オーダ解析回路(DMODA)(961)は、従来
あるオーダ解析回路(ODA)(96)に付加され、バ
スから受信するオーダのアドレスに含まれるオーダ種別
コードを分析することにより、DMA機能実現の為に追
加された前述の各種DMA制御オーダを判定する回路で
ある。
【0131】DMA制御回路(DMC)(92)は、ア
ドレス制御回路(ADC)(921)、送受信状態レジ
スタ(SRR)(922)および実行状態レジスタ(E
XR)(923)を内蔵し、アドレス制御回路(AD
C)(921)は、通話路制御メモリ(SCM)
(8N )からDMA転送用のデータを読出し、またDM
A送信制御を実行し、また送受信状態レジスタ(SR
R)(922)は、前述の各種DMA制御オーダを受信
した状態を保持するレジスタであり、更に実行状態レジ
スタ(EXR)(923)は、前述のアドレス制御回路
(ADC)(921)のアドレス、並びにDMAデータ
受信アドレスよりDMA転送が正常に終了したか否かの
状態を格納する。
【0132】次に、DMA転送過程を、通話路制御メモ
リ(SCM)(8N )のセットアップ、通話路制御メモ
リ(SCM)(8N )の全記憶内容の抽出、並びにDM
A状態の読出の順で説明する。
【0133】最初に通話路制御メモリ(SCM)
(8N )のセットアップに就いて説明する。先ずプロセ
ッサ(300)は、セットアップの対象とする時分割ス
イッチ(2001 )に対し、DMA受信オーダ(DMA
c)を発行する。
【0134】DMA受信オーダ(DMAc)を受信した
時分割スイッチ(2001 )においては、バスインタフ
ェース回路(PIF)(9N )内のオーダ解析回路(O
DA)(96)が、バスから受信したオーダの種別を、
DMA制御オーダ解析回路(DMODA)(961)を
用いて分析し、DMA受信オーダ(DMAc)であるこ
とを識別すると、DMA制御回路(DMC)(92)内
の送受信状態レジスタ(SRR)(922)に、DMA
受信モードを設定する。
【0135】送受信状態レジスタ(SRR)(922)
にDMA受信モードを設定された時分割スイッチ(20
1 )は、バスから入力されたDMA信号が有効(DM
Ai)となったことを検出すると、受信したアドレス/
データ(アドレス0)(DMAj0 )を、通話路制御メ
モリ(SCM)(8N )に格納する。
【0136】〔従来のバスアクセスプロトコルとDMA
のバスプロトコルとを同様にすることにより、通常のバ
スインタフェース回路(PIF)(9N )を用いてバス
インタフェースオーダを受信した時と同様の動作を行う
ことが出来る。〕 また同一バス上にあるDMA転送させたくない時分割ス
イッチ(200)の為に、送受信状態レジスタ(SR
R)(922)にDMA受信モードが設定されていない
時分割スイッチ(200)は、バスから入力されたDM
A信号(DMAi)が有効となると、バスから入力され
る総てのオーダの書込みを停止させる。
【0137】DMA信号が無効(DMAm)となったこ
とを検出すると、通話路制御メモリ(SCM)(8N
への格納を完了〔または中止〕させる。この時、最後の
DMAのオーダアドレスが通話路制御メモリ(SCM)
(8N)内の制御メモリ(SCMF )(80N )の最終
通話路制御メモリアドレス(a SCMN)であった場合に
は、送受信状態レジスタ(SRR)(922)に正常終
了状態を設定し、また最終通話路制御メモリアドレス
(aSCMN)でなかった場合には、送受信状態レジスタ
(SRR)(922)に非正常終了状態を設定する。
【0138】次に通話路制御メモリ(SCM)(8N
の全記憶内容の抽出に就いて説明する。先ずプロセッサ
(300)は、セットアップさせたい時分割スイッチ
(200)に対し、DMA送信オーダ(DMAa)を発
行する。
【0139】DMA送信オーダ(DMAa)を受信した
時分割スイッチ(200)においては、バスインタフェ
ース回路(PIF)(9N )内のオーダ解析回路(OD
A)(96)が、バスから受信したオーダの種別を、D
MA制御オーダ解析回路(DMODA)(961)を用
いて分析し、DMA送信オーダ(DMAa)であること
を識別すると、DMA制御回路(DMC)(92)内の
送受信状態レジスタ(SRR)(922)に、DMA送
信モードを設定する。
【0140】送受信状態レジスタ(SRR)(922)
にDMA送信モードを設定された時分割スイッチ(20
0)は、バスからDMA開始オーダ(DMAe)を受信
すると、通話路制御メモリ(SCM)(8N )内の制御
メモリ(SCMF )(80N)の総ての通話路制御メモ
リアドレス(aSCMN)からデータ(DMAj)を順次抽
出し始める。またこの時、DMA信号を有効(DMA
i)とする。
【0141】通話路制御メモリ(SCM)(8N )内の
制御メモリ(SCMF )(80N )の総ての通話路制御
メモリアドレス(aSCMN)からデータ(DMAj)を抽
出し終わると、DMA信号を無効(DMAm)とし、D
MA転送を完了させる。
【0142】またこの時、通話路制御メモリ(SCM)
(8N )内の制御メモリ(SCMF)(80N )の最終
通話路制御メモリアドレス(aSCMN)迄、データ(DM
Aj)を抽出し終わっている場合には、送受信状態レジ
スタ(SRR)(922)に正常終了状態を設定し、ま
た最終通話路制御メモリアドレス(aSCMN)迄データ
(DMAj)を抽出し終わっていなかった場合には、送
受信状態レジスタ(SRR)(922)に非正常終了状
態を設定する。
【0143】次に、DMA状態抽出に就いて説明する。
前述の、通話路制御メモリ(SCM)(8N )のセット
アップ、並びに通話路制御メモリ(SCM)(8N )の
全記憶内容の抽出を行う為に、DMAの各オーダ〔DM
A送信オーダ(DMAa)、DMA受信オーダ(DMA
c)〕により状態設定が行われているか否かを確認する
為に、各DMA送信オーダ(DMAa)およびDMA受
信オーダ(DMAc)を発行後、DMA状態読取オーダ
(DMAn)を発行し、状態を抽出する。
【0144】また、DMAが正常に総ての通話路制御メ
モリアドレス(aSCMN)に就いて実行されているか否か
を確認する為に、DMA状態読取オーダ(DMAn)を
発行し、状態を抽出する。
【0145】以上の過程は、図13に示される。以上の
説明から明らかな如く、本発明(請求項7)の実施形態
によれば、従来ある16ビット用オーダ制御回路(OC
16)(9116)にDMA制御回路(DMC)(92)お
よびDMA制御オーダ解析回路(DMODA)(96
1)を設け、また従来あるバスアクセスプロトコルとD
MAのバスプロトコルとを同様とすることにより、最小
限の回路規模の増加でDMA機能を実現可能となり、プ
ロセッサ(300)を介すること無く、短時間で通話路
制御メモリ(SCM)(8N)のセットアップ、全記憶
内容の抽出が可能となる。
【0146】また複数の時分割スイッチ(200)に対
してDMA受信オーダ(DMAc)を発行することによ
り、同時に複数の時分割スイッチ(200)の通話路制
御メモリ(SCM)(8N )のセットアップを実行可能
となる。
【0147】更にDMA送信オーダ(DMAa)および
DMA受信オーダ(DMAc)をそれぞれ異なる時分割
スイッチ(200)に対して発行することにより、時分
割スイッチ(200)同志の間で通話路制御メモリ(S
CM)(8N )の複写が可能となる。
【0148】なお、図2乃至図13はあく迄本発明の一
実施形態に過ぎず、例えば収容する入力ハイウェイ(H
I )および出力ハイウェイ(HWO )の数、収容チャ
ネル(CH)数、並びに伝送速度は図示されるものに限
定されることは無く、また通話路メモリ(SPM)(4
N )および通話路制御メモリ(SCM)(8N )の構成
も図示されるものに限定されることは無く、他に幾多の
変形が考慮されるが、何れの場合にも本発明の効果は変
わらない。
【0149】
【発明の効果】以上、本発明(請求項1乃至3)によれ
ば、時分割スイッチを構成する通話路メモリのみが収容
各ハイウェイのクロックの収容数倍の高速クロックに同
期して動作し、その他の通話路制御メモリおよび主カウ
ンタ等は各ハイウェイのクロックと同一速度で動作可能
となり、各種制御回路の実現も容易となり、消費電力も
削減されて安定動作が可能となり、また本発明(請求項
4)によれば、内蔵するタイミング制御回路で生成する
所定速度以外に、外部から供給される高速クロックも利
用可能となり、広範囲のクロックを使用するハイウェイ
を収容可能となり、また本発明(請求項5)によれば、
収容ハイウェイのフレーム位相を、基準フレーム位相に
対して前方向および後方向に位相同期可能となり、また
本発明(請求項6)によれば、各種の外部バスに適合可
能となる為、各種の交換機に適用可能となり、更に本発
明(請求項7)によれば、通話路制御メモリの記憶内容
を、DMA機能により転送可能となり、当該時分割スイ
ッチの信頼性、経済性および利便性が大幅に向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の原理図
【図2】 本発明の実施形態による時分割スイッチ
【図3】 図2における通話路メモリのアドレス割当
【図4】 図2における通話路制御メモリのアドレス割
【図5】 図2における書込および読出アドレスの伝達
経路
【図6】 図2におけるバスインタフェース回路
【図7】 図6における16ビット用オーダ制御回路
【図8】 図2におけるクロック選択回路
【図9】 図2における通話路メモリ制御回路の信号波
【図10】 図2における入力ハイウェイのフレーム位
相吸収状況
【図11】 図6における信号波形
【図12】 図2におけるDMA信号
【図13】 図2におけるDMA転送動作手順
【図14】 従来ある時分割スイッチ
【図15】 図14における通話路メモリのアドレス割
【図16】 図14における通話路制御メモリのアドレ
ス割当
【図17】 図14における書込および読出アドレスの
伝達経路
【図18】 図14におけるバスインタフェース回路
【図19】 図14におけるクロック逓倍回路
【図20】 入出力ハイウェイにおけるチャネル配置
【図21】 通話路メモリ入力データ
【図22】 通話路メモリ出力データ
【図23】 図14における入力ハイウェイのフレーム
位相吸収状況
【符号の説明】
1、1N エラスティックストアメモリ(ESM) 2 直並列変換回路(S/P) 3、3N 多重回路(MUX) 4、4N 通話路メモリ(SPM) 5、42、42N 、94、95、107 選択回路(S
EL) 6 分離回路(DMX) 7 並直列変換回路(P/S) 8、8N 通話路制御メモリ(SCM) 9、9N バスインタフェース回路(PIF) 10、10N タイミング制御回路(TIM) 40、40N メモリ部(SPMF ) 41、41N 、81、81N メモリ単位(RAM) 43 通話路メモリインタフェース回路(SPIF) 44 通話路メモリ制御回路(SPC) 45 アクセスメモリ単位判定回路 46 メモリ単位選択信号発生回路 80、80N メモリ部(SCMF ) 82、82N 通話路制御メモリインタフェース回路
(SCIF) 91 オーダ制御回路(OC) 918 8ビット用オーダ制御回路(OC8 ) 9116 16ビット用オーダ制御回路(OC16) 92 DMA制御回路(DMC) 93 データラッチ回路(LCH) 96 オーダ解析回路(ODA) 97 通話路制御メモリアクセス制御回路(SCAC) 98 出力データ制御回路(ODC) 101、101N 主カウンタ(CNT) 102 クロック逓倍回路(CMP) 103 面切替制御回路(FSC) 104 位相同期逓倍回路(APLL) 105 四分周回路(1/4) 106 クロック選択回路(CKS) 110 高速クロック生成手段 120 切替手段 200 時分割スイッチ 300 プロセッサ 400 バス権調停器 401 通話路メモリ制御手段 801 通話路制御メモリ制御手段 901 DMA制御手段 921 アドレス制御回路(ADC)922 送受信状
態レジスタ(SRR) 923 実行状態レジスタ(EXR) 961 DMA制御オーダ解析回路(DMODA)
フロントページの続き (72)発明者 佐保田 純治 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目3番9 号 富士通ディジタル・テクノロジ株式会 社内 (72)発明者 新井 隆 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目3番9 号 富士通ディジタル・テクノロジ株式会 社内 (72)発明者 興野 貴愛 神奈川県横浜市港北区新横浜2丁目3番9 号 富士通ディジタル・テクノロジ株式会 社内 (72)発明者 黒田 清彦 神奈川県川崎市中原区上小田中4丁目1番 1号 富士通株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定のチャネル多重度(N)を有する所
    定数(M)の入力および出力ハイウェイを収容し、前記
    各入力ハイウェイの各チャネルにより入力されるデータ
    を、指定された出力ハイウェイの指定されたチャネルに
    交換出力する時分割スイッチにおいて、 収容される各入力ハイウェイのフレーム位相を、時分割
    スイッチ内で生成される基準フレームのフレーム位相に
    位相同期させる前記入力ハイウェイ数(M)分のエラス
    ティックストアメモリと、 それぞれ前記各ハイウェイのチャネル多重度(N)に等
    しいアドレスを有する前記ハイウェイ数(M)と同数の
    メモリ単位から構成され、前記入力および出力ハイウェ
    イがそれぞれ有する全チャネル数(N×M)に等しいア
    ドレスを有する通話路メモリと、 それぞれ前記各ハイウェイのチャネル多重度(N)に等
    しいアドレスを有する前記ハイウェイと同数のメモリ単
    位から構成され、前記入力および出力ハイウェイがそれ
    ぞれ有する全チャネル数(N×M)に等しいアドレスを
    有する通話路制御メモリと、 外部バスを経由して入力される前記通話路メモリのラン
    ダムアクセス用アドレスと、該ランダムアクセス用アド
    レスの前記通話路制御メモリに対する書込用アドレスと
    の組合せを受信した場合に、前記通話路制御メモリ内
    の、前記書込用アドレスにより指定されるメモリ単位の
    指定アドレスに、前記ランダムアクセス用アドレスを格
    納するバスインタフェース回路と、 前記各入力および出力ハイウェイのチャネル伝送速度に
    等しい速度の基準クロックを前記入力および出力ハイウ
    ェイのチャネル多重度数(N)だけ繰返し計数し、計数
    値を前記通話路メモリおよび通話路制御メモリに供給す
    る主カウンタと、 前記基準クロックを入力されると、該基準クロックを前
    記所定数倍に逓倍した高速クロックを生成し、前記通話
    路メモリに供給する高速クロック生成手段とを具備する
    タイミング制御回路とを設け、 前記通話路制御メモリは、前記主カウンタから供給され
    る前記計数値を読出用のアドレスとして、前記各メモリ
    単位に並行して入力することにより、前記各メモリ単位
    に格納されている前記通話路メモリのランダムアクセス
    用のアドレスを、前記基準クロックに同期して並行して
    シーケンシャルに読出し、並行して前記通話路メモリに
    供給する通話路制御メモリ制御手段を具備し、 前記通話路メモリは、前記主カウンタから供給される前
    記計数値をシーケンシャルアドレスとして、前記各メモ
    リ単位に並行して入力すると共に、前記高速クロック生
    成手段から供給される高速クロックに同期して、前記各
    メモリ単位を所定の順序で時分割的に活性化することに
    より、総てのメモリ単位の総ての記憶領域に前記高速ク
    ロックに同期してシーケンシャルにアクセスし、 且つ前記通話路制御メモリの各メモリ単位から並行して
    供給される各ランダムアクセス用アドレスを、前記高速
    クロック生成手段から供給される高速クロックに同期し
    て、所定の順序で時分割多重化し、前記各ランダムアク
    セス用アドレスが、前記通話路メモリを構成する何れの
    メモリ単位に割当てられているかを分析し、該当するメ
    モリ単位を各ランダムアクセス用アドレスに同期して活
    性化することにより、該ランダムアクセス用アドレスに
    よりアクセスする通話路メモリ制御手段を具備すること
    を特徴とする時分割スイッチ。
  2. 【請求項2】 前記通話路メモリは、前記入力および出
    力ハイウェイがそれぞれ有する全チャネル数(N×M)
    のアドレスをそれぞれ有する二面のメモリ部を有し、前
    記主カウンタの計数値(n)が前記チャネル数(N)を
    繰返し計数するフレーム周期に同期して、一方のメモリ
    部に前記入力ハイウェイから到着するデータを書込むの
    と並行して、他方のメモリ部に格納済のデータを読出
    し、前記出力ハイウェイに送出し、以上の書込周期と読
    出周期とを交互に繰返すことを特徴とする請求項1記載
    の時分割スイッチ。
  3. 【請求項3】 前記通話路制御メモリは、前記各メモリ
    単位をそれぞれ二つの記憶領域に分割し、前記主カウン
    タから供給される計数値の内、最下位ビットを含まない
    計数値を読出用アドレスとして入力し、前記分割された
    二つの記憶領域の内容を、前記各読出用アドレス周期内
    で前記基準クロックに同期して交互に読出し、前記主カ
    ウンタからの計数値に同期して通話路メモリに供給し、
    該各読出用アドレス周期内の読出動作を行っていない期
    間を、前記バスインタフェース回路による前記ランダム
    アクセス用アドレスの格納用に割当てることを特徴とす
    る請求項1記載の時分割スイッチ。
  4. 【請求項4】 前記タイミング制御回路は、前記高速ク
    ロック生成手段が生成する前記高速クロックと、外部か
    ら供給される前記高速クロックと異なる速度を有する高
    速クロックとを、指定により切替えて出力する切替手段
    を付設することを特徴とする請求項1記載の時分割スイ
    ッチ。
  5. 【請求項5】 前記エラスティックストアメモリは、前
    記主カウンタの初期設定値を変更することにより、収容
    される前記各入力ハイウェイのフレーム位相を、時分割
    スイッチ内で生成される基準フレームのフレーム位相に
    対して前方向および後方向に位相同期範囲を変更可能と
    することを特徴とする請求項1記載の時分割スイッチ。
  6. 【請求項6】 前記バスインタフェース回路は、それぞ
    れ異なるビット幅を有する外部バスに接続可能な複数種
    類のインタフェースを有し、複数種類のディジタル交換
    機に適用可能とすることを特徴とする請求項1記載の時
    分割スイッチ。
  7. 【請求項7】 前記バスインタフェース回路は、前記外
    部バスを経由して他の時分割スイッチとの間で、前記通
    話路制御メモリに格納済の情報を、DMA転送可能とす
    るDMA制御回路を付設することを特徴とする請求項1
    記載の時分割スイッチ。
JP15100597A 1997-06-09 1997-06-09 時分割スイッチ Withdrawn JPH1132383A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100309257B1 (ko) * 1999-12-29 2001-09-28 서평원 교환기에서 멀티 채널데이터 그룹 스위칭 방법 및 그 장치

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100309257B1 (ko) * 1999-12-29 2001-09-28 서평원 교환기에서 멀티 채널데이터 그룹 스위칭 방법 및 그 장치

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