JPH11323253A - 鋼材防食用プライマー組成物 - Google Patents

鋼材防食用プライマー組成物

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JPH11323253A
JPH11323253A JP10135654A JP13565498A JPH11323253A JP H11323253 A JPH11323253 A JP H11323253A JP 10135654 A JP10135654 A JP 10135654A JP 13565498 A JP13565498 A JP 13565498A JP H11323253 A JPH11323253 A JP H11323253A
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真一 船津
Yoshihisa Kayazono
義久 仮屋園
Hiroyuki Mimura
博幸 三村
Tsuyoshi Fujiwara
剛志 藤原
Muneyuki Iwata
宗之 岩田
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DKS Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プライマー塗装後インターバル5分でもメイ
ンコート塗装することが可能であることにより、塗装作
業工程の大幅な短縮が図れ、耐水性、耐陰極剥離性、密
着性、耐衝撃性等の防食性能が大幅に改善された長期間
メンテナンスフリーの重防食塗装を可能にする鋼材防食
用のプライマー組成物を提供する。 【解決手段】 ガラス転移温度が40℃以上であり、2
5℃での塗膜の最終到達硬度(鉛筆硬度)がB以上であ
ることを特徴とする、鋼材防食用二液反応型ウレタンプ
ライマー組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼材の防食用プラ
イマー組成物に関するものであり、更に詳しくは耐水
性、耐陰極剥離性、密着性、耐衝撃性等の防食性に優れ
た鋼材の防食用プライマー組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、鋼材に適用される塗装では、長
期間にわたって水中に浸漬されたりすると塗膜を通して
接着面に水や酸素が到達し、接着力が低下したり、塗膜
下の鋼材が腐食されて塗膜が脱落する場合がある(この
性質を耐水性という)。さらに、鋼構造物の無塗装部分
の防食に電気防食を併用すると塗装の端部から剥離が起
こる場合もある(この性質を陰極剥離性という)。ポリ
ウレタン重防食塗装においても上記の様な問題が発生す
る場合があった。
【0003】そこで、ポリウレタン重防食塗料と鋼材と
の接着性を改良するため、種々のプライマーが開発され
ており、通常エポキシ樹脂プライマーや一液湿気硬化型
ポリウレタン樹脂プライマーが使用されている。
【0004】然しながら、こうしたエポキシ樹脂プライ
マーや一液湿気硬化型ポリウレタン樹脂プライマーは、
一般に硬化速度が遅く、プライマーを塗装したのち上塗
り塗装が出来るまでに長時間に要するために生産性が低
くなったり、作業環境(温度、湿度)の影響を受けやす
いなどの欠点を有している。又、塗料粘度調整のために
溶剤が使用されるのが一般的で、そのため溶剤飛散等の
作業環境の悪化の問題もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】こうした問題を解決す
るためには、二液反応型かつ無溶剤型プライマーが必要
となるが、例えば、エポキシ樹脂系では低温硬化性が悪
かったり、ウレタン樹脂系では塗膜が発泡するなどの問
題が発生し、未だ満足すべきものが得られていないのが
現状である。
【0006】ウレタンプライマーのガラス転移温度が4
0℃未満の場合は、塗膜強度が環境温度条件の影響を受
け易く、安定した塗膜物性が得られにくい。又、25℃
での塗膜の最終到達硬度(鉛筆硬度)がB未満の場合、
充分な塗膜強度が得られておらず、傷が付きやすいなど
塗膜剥離の原因ともなる。
【0007】一般に、ウレタン樹脂のガラス転移温度や
硬度を高くするには、用いられるポリオール成分の水酸
基価や官能基数を大きくすれば良いことが知られてい
る。然しながら、これらの値を単に大きくすると固く脆
くなったり、硬化時の発熱により発泡しやすくなる。ま
た、鋼材との接着性を高めるにはNCO/OH比をNC
O過剰且つ一定範囲にコントロールする必要がある。こ
の場合、過剰のNCOは空気中の湿分と反応して硬化す
ることになるので、ポリオールとの反応と湿分との反応
が適切にコントロールされなければならない。特に、過
剰のNCOと湿分との反応のコントロールは重要で、速
過ぎると塗膜が発泡し、遅すぎると塗膜の硬化が遅くな
る。更に、ウレタン樹脂塗膜だけでは防食性能が不充分
な場合や、過剰のNCO成分と湿分との反応による発泡
が生じる場合にはこれらに対する適切な処置も必要であ
る。
【0008】また、プライマーと防食塗料との良好な接
着性を得る為には、二層間に化学結合が形成される事が
望ましく、塗装インターバルのコントロールが必要であ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、こうした
課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、下記に掲げる
本発明を提供するに至ったものである。
【0010】1.ガラス転移温度が40℃以上であり、
25℃での塗膜の最終到達硬度(鉛筆硬度)がB以上で
あることを特徴とする、鋼材防食用二液反応性プライマ
ー組成物。
【0011】2.分子中に平均2〜3個の水酸基を有し
水酸基価が200〜400mgKOH/gの脂肪族系アミ
ンポリオール単独配合、又は脂肪族アミンポリオールと
ヒマシ油及び/又はアルキレンポリオールとの併用で平
均水酸基価が200〜400mgKOH/gの混合ポリオ
ールからなるポリオール成分を、NCO対活性水素比が
1.0〜2.0の範囲で、イソシアネート成分と反応さ
せることを特徴とする、上記1記載の鋼材防食用二液反
応型ウレタンプライマー組成物。
【0012】3.ヒマシ油及び/又はポリアルキレン
ポリオールの混合ポリオール、又はこの混合ポリオール
と脂肪族系アミンポリオールとの併用で、平均水酸基価
が200〜400mgKOH/gであるポリオール成分
を、反応触媒として、泡化活性/樹脂化活性比(k2
W/k1W)が、0.050〜0.200である第3級
アミン系触媒を用いて、NCO対活性水素比が、1.0
〜2.0の範囲で、イソシアネート成分と反応させるこ
とを特徴とする、上記1記載の鋼材防食用二液反応型ウ
レタンプライマー組成物。
【0013】4.イソシアネート成分が、一般式(1)
で示されるポリメチレンポリフェニルポリイソシアネー
トである、上記1,2又は3記載の鋼材防食用二液反応
型ウレタンプライマー組成物。
【0014】
【化2】
【0015】5.周期律表第II族及び/又は第III 族の
金属の燐酸塩からなる無機物粉体をポリオール成分10
0重量部に対して5〜100重量部含有することを特徴
とする上記1,2,3又は4に記載の鋼材防食用二液反
応型ウレタンプライマー組成物。
【0016】6.合成ゼオライトをポリオール成分10
0重量部に対して5〜20重量部含有することを特徴と
する上記1,2,3,4又は5記載の鋼材防食用二液反
応型ウレタンプライマー組成物。
【0017】7.溶剤成分を含有しないことを特徴とす
る上記1,2,3,4,5又は6記載の鋼材防食用二液
反応型ウレタンプライマー組成物。
【0018】本発明に使用する脂肪族系アミンポリオー
ルとは、メチルアミン、エチルアミン、n−プロピルア
ミン、トリイソプロパノールアミン、n−ブチルアミン
等の脂肪族アミンやトリエタノールアミンやトリイソプ
ロパノールアミンなどのアルカノールアミンに酸化エチ
レン、酸化プロピレン、酸化ブチレン等を単独又は混合
付加させたものであり、これらは単独又は2種以上組み
合わせて使用することができる。
【0019】本発明に使用するヒマシ油としては、ポリ
ウレタン原料として通常使用されるヒマシ油ならばいず
れでも良く、単独又は2種以上組み合わせて使用するこ
とができる。
【0020】又、本発明においてヒマシ油と併用するポ
リアルキレンポリオールには、エチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ブチレングリコール、ペンタンジ
オール、メチルペンタンジオール、ヘキサンジオール、
グリセリン、トリメチロールプロパン、ペンタエリスリ
トール等の多価アルコールに酸化エチレン、酸化プロピ
レン、酸化ブチレン等を単独又は混合付加させたものが
ある。
【0021】本発明に使用する3級アミン系触媒として
は、N,N−ジメチルアミノエタノール、トリエチレン
ジアミン、N−(N′,N′−2−ジメチルアミノエチ
ル)モルフォリン、N−(2−ヒドロキシエチル)−
N′−メチルピペラジン等がある。
【0022】本発明に使用するポリメチレンポリフェニ
ルポリイソシアネート(cr−MDI)は、特に限定す
るものではないが、より低粘度のものが好ましい。
【0023】本発明において使用する周期律表第II族及
び/又は第III 族の金属の燐酸塩としては、マグネシウ
ム、カルシウム、亜鉛、アルミニウム、スカンジウム、
ガリウムなどの燐酸塩である。第5周期以降のストロン
チウム、カドミウム、水銀などの重金属は毒性の点で使
用するのは好ましくない。又、他の無機酸、例えば塩
酸、硫酸、硝酸など、カルボン酸などの有機酸の塩は効
果がない。
【0024】これらの金属の燐酸塩は粉体であり、ポリ
オール成分100重量部に対して5〜100重量部添加
し、その平均粒径は0.1〜20μmのものを使用する
のが好ましい。添加量が5重量部未満の場合には耐陰極
剥離性が低下し、本発明の目的が達成できなくなる。添
加量が100重量部より多い場合にはプライマー塗膜の
強度が低下し、初期密着性、耐水密着性が低下する原因
となる。
【0025】本発明において使用する合成ゼオライトと
しては、Na12[(AlO2)12(SiO2)12]・nH2
O(細孔径4Å(0.4nm))、(Na12-2n ・Kn )
[(AlO2)12(SiO2)12]・nH2 O(細孔径3Å
(0.3nm))、(Na12-2n ・Can ) [(AlO2)
12(SiO2)12]・nH2 O(細孔径5Å(0.5n
m))、Na86[(AlO2)86(SiO2)106 ]・nH
2 O(細孔径10Å(1nm))、などである。
【0026】本発明の鋼材防食用プライマー組成物は、
所望により、触媒、可塑剤、溶剤、着色顔料、体質顔
料、沈降防止剤等の助剤を添加することができる。
【0027】本プライマーの塗装方法としては、エアー
レススプレー、エアースプレー、ハケ、ローラーなどが
あり、いずれの方法も採用できる。
【0028】又、本発明の鋼材防食用プライマー組成物
は、乾燥したときに5〜100μmの厚さになるように
塗装するのが好ましい。
【0029】本発明の鋼材防食用プライマー組成物を塗
装する鋼材の形態としては、鋼管、鋼管矢板、鋼矢板、
H形鋼、鋼板など及びこれらから作られた構造物が挙げ
られる。
【0030】
【実施例】以下実施例により具体的に説明するが、本発
明はこれに限定されるものではない。尚、実施例及び比
較例で「部」、「%」とあるのは重量基準である。
【0031】〔実施例1〕ポリオール成分として3官能
脂肪族アミン系ポリオール(トリイソプロパノールアミ
ンPO付加物、水酸基価300mgKOH/g)100
部、焼成カオリンクレー25.0部、燐酸亜鉛系防錆顔
料50.0部、合成ゼオライト(細孔径4Å(0.4n
m))10.0部及び可塑剤15.8部を均一に攪拌、
混合したものを主剤液とした。又、比較的低粘度(30
mPa・s、25℃にて)のポリメチレンポリフェニル
ポリイソシアネート(以下クルード−MDI(cr−M
DI)という)105部を硬化剤液とした(NCO/O
H=1.50)(第1表)。
【0032】主剤液と硬化剤液を充分混合してからグリ
ッドブラスト処理鋼板に、乾燥したときの膜厚が30μ
mになるようにバーコーターを用いて塗装してから室温
で10分間養生し、プライマー塗膜の性状等を評価した
(第2表)。又、プライマー塗装後、室温でインターバ
ル5分おいた後、この塗装鋼板にポリウレタン重防食塗
料であるMACFLEX107(第一工業製薬(株)
製)を厚さが2.5mmになるようにエアーレス塗装機を
用いて塗装し、防食性能の試験に供した(第2表)。第
2表中の「メインコート」とは、ポリウレタン重防食塗
料の皮膜のことである。また、第2表において、二重丸
(◎)は目視検査の結果、塗膜が気泡を含まずに非常に
良好であったこと、丸(○)は目視検査の結果、いくら
かの気泡が認められるが塗膜は良好であったことを示し
ている。
【0033】〔実施例2〜3〕ポリオール成分として3
官能脂肪族アミン系ポリオール(トリイソプロパノール
アミンPO付加物、水酸基価300mgKOH/g)25
部、ヒマシ油31.5部、ポリプロピレングリコール
(水酸基価400mgKOH/g)43.5部、焼成カオ
リンクレー25.0部、燐酸亜鉛系防錆顔料50.0
部、合成ゼオライト(細孔径4Å)10.0部、可塑剤
15.8部及びジブチル錫ラウレート0.063部(実
施例2)若しくはN,N−ジメチルアミノエタノール
(泡化活性/樹脂化活性比(k2W/k1W)=0.1
23)0.330部(実施例3)をそれぞれ均一に攪拌
混合したものを主剤液とした(第1表)。そして、実施
例1と同様にクルード−MDI105部を硬化剤液とし
(NCO/OH=1.50)、塗装及び性能試験等を実
施した(第2表)。
【0034】〔実施例4〕ポリオール成分として、ヒマ
シ油(水酸基価160mgKOH/g)42.0部、ポリ
プロピレングリコール(水酸基価400mgKOH/g)
58.0部、焼成カオリンクレー25.0部、燐酸亜鉛
系防錆顔料50.0部、合成ゼオライト10.0部、可
塑剤15.8部及びN,N−ジメチルアミノエタノール
(泡化活性/樹脂化活性比(k2W/k1W)=0.1
23)0.5部を均一に攪拌混合したものを主剤液とし
た。そして、クルード−MDI105部を硬化剤液とし
た(NCO/OH=1.50)(第1表)。
【0035】主剤液と硬化剤液を充分混合してからグリ
ッドブラスト処理鋼板に、乾燥したときの膜厚が30μ
mになるようにバーコーターを用いて塗装してから室温
で10分間養生し、プライマー塗膜の性状等を評価した
(第2表)。又、プライマー塗装後、室温でインターバ
ル5分おいた後、この塗装鋼板にポリウレタン重防食塗
装であるMACFLEX107を厚さが2.5mmになる
ように塗装し、防食性能の試験に供した(第2表)。
【0036】〔実施例5〕ポリオール成分として、2官
能脂肪族アミンポリオール(ブチルアミンPO付加物、
水酸基価=300mgKOH/g)100部、焼成カオリ
ンクレー25.0部、燐酸亜鉛系防錆顔料50.0部及
び合成ゼオライト10.0部を均一に攪拌混合したもの
を主剤液とした(第1表)。そして、実施例1と同様に
クルード−MDI105部を硬化剤液とし、塗装及び性
能試験等を実施した(第2表)。
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】
【0039】〔比較例1〕ポリオール成分として、3官
能脂肪族アミンポリオール(トリイソプロパノールアミ
ンPO付加物、水酸基価=450mgKOH/g)24.
0部と同ポリオール(トリイソプロパノールアミンPO
付加物、水酸基価=62mgKOH/g)76.0部の混
合ポリオール、焼成カオリンクレー25.0部、燐酸亜
鉛系防錆顔料50.0部、合成ゼオライト10.0部及
び可塑剤15.8部を均一に攪拌混合したものを主剤液
とした(第3表)。そして、実施例1と同様にクルード
−MDI105部を硬化剤液とし、塗装及び性能試験等
を実施した(第4表)。第4表中の「メインコート」
と、◎及び○については、先に第2表について説明した
とおりであり、バツ(×)は目視検査の結果、塗膜が気
泡を含んでいて不良であったことを示している。
【0040】〔比較例2〕ポリオール成分として3官能
脂肪族アミン系ポリオール(トリイソプロパノールアミ
ンPO付加物、水酸基価300mgKOH/g)100
部、N,N−ジメチルアミノエタノール0.330部、
焼成カオリンクレー25.0部、燐酸亜鉛系防錆顔料5
0.0部、合成ゼオライト(細孔径4Å(0.4nm))
10.0部及び可塑剤15.8部を均一に攪拌、混合し
たものを主剤液とした(第3表)。そして、実施例1と
同様にクルード−MDI105部を硬化剤液とし(NC
O/OHインデックス=0.50)、塗装及び性能試験
等を実施した(第4表)。
【0041】〔比較例3〕ポリオール成分として3官能
脂肪族アミン系ポリオール(トリイソプロパノールアミ
ンPO付加物、水酸基価300mgKOH/g)100
部、焼成カオリンクレー75.0部、及び可塑剤15.
8部を均一に攪拌、混合したものを主剤液とした(第3
表)。そして、実施例1と同様にクルード−MDI10
5部を硬化剤液とし(NCO/OHインデックス=2.
50)、塗装及び性能試験等を実施した(第4表)。
【0042】〔比較例4〜6〕実施例4の主剤液処方を
ベースに、反応触媒としてジブチル錫ラウレート0.1
75部(比較例4)、N−エチルモルフォリン(泡化活
性/樹脂化活性比(k2W/k1W)=0.047)
1.75部(比較例5)、N,N,N′,N′−テトラ
メチルエチレンジアミン(同比=0.272)1.50
部(比較例6)に変えた処方をそれぞれ均一に攪拌混合
したものを主剤液とした(第3表)。そして、実施例4
と同様に、クルード−MDI105部を硬化剤液とし、
塗装及び性能試験等を実施した(第4表)。
【0043】〔比較例7〕実施例1の主剤液処方をベー
スに、トリレンジイソシアネート−80(TDI−8
0)(68部)に硬化剤液を変更し(第3表)、実施例
1と同様に塗装及び性能試験等を実施した(第4表)。
【0044】
【表3】
【0045】
【表4】
【0046】
【発明の効果】本発明の鋼材防食用プライマー組成物を
重防食塗装、特にポリウレタン重防食塗装のプライマー
として使用することにより、耐水性、耐陰極剥離性、密
着性、耐衝撃性等の防食性能が大幅に改善された長期間
メンテナンスフリーの重防食塗装ができるものである。
又、本発明の鋼材防食用プライマー組成物は、プライマ
ー塗装後インターバル5分でもメインコート塗装するこ
とが可能であることにより、塗装作業工程の大幅な短縮
が図れるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09D 5/00 C09D 5/00 5/08 5/08 // C08G 18/50 C08G 18/50 A (72)発明者 三村 博幸 千葉県君津市君津1番地 新日本製鐵株式 会社君津製鐵所内 (72)発明者 藤原 剛志 京都府長岡京市竹の台2 F2−304 (72)発明者 岩田 宗之 京都府京都市西京区松室吾田神町31 アペ ルタス502

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス転移温度が40℃以上であり、2
    5℃での塗膜の最終到達硬度(鉛筆硬度)がB以上であ
    ることを特徴とする、鋼材防食用二液反応型ウレタンプ
    ライマー組成物。
  2. 【請求項2】 分子中に平均2〜3個の水酸基を有し水
    酸基価が200〜400mgKOH/gの脂肪族系アミン
    ポリオール単独配合、又は脂肪族アミンポリオールとヒ
    マシ油及び/又はアルキレンポリオールとの併用で平均
    水酸基価が200〜400mgKOH/gの混合ポリオー
    ルからなるポリオール成分を、NCO対活性水素比が
    1.0〜2.0の範囲で、イソシアネート成分と反応さ
    せることを特徴とする、請求項1記載の鋼材防食用二液
    反応型ウレタンプライマー組成物。
  3. 【請求項3】 ヒマシ油及び/又はポリアルキレンポ
    リオールの混合ポリオール、又はこの混合ポリオールと
    脂肪族系アミンポリオールとの併用で、平均水酸基価が
    200〜400mgKOH/gであるポリオール成分を、
    反応触媒として、泡化活性/樹脂化活性比(k2W/
    k1W)が、0.050〜0.200である第3級アミ
    ン系触媒を用いて、NCO対活性水素比が、1.0〜
    2.0の範囲で、イソシアネート成分と反応させること
    を特徴とする、請求項1記載の鋼材防食用二液反応型ウ
    レタンプライマー組成物。
  4. 【請求項4】 イソシアネート成分が、一般式(1)で
    示されるポリメチレンポリフェニルポリイソシアネート
    である、請求項1,2又は3記載の鋼材防食用二液反応
    型ウレタンプライマー組成物。 【化1】
  5. 【請求項5】 周期律表第II族及び/又は第III 族の金
    属の燐酸塩からなる無機物粉体をポリオール成分100
    重量部に対して5〜100重量部含有することを特徴と
    する請求項1,2,3又は4に記載の鋼材防食用二液反
    応型ウレタンプライマー組成物。
  6. 【請求項6】 合成ゼオライトをポリオール成分100
    重量部に対して5〜20重量部含有することを特徴とす
    る請求項1,2,3,4又は5記載の鋼材防食用二液反
    応型ウレタンプライマー組成物。
  7. 【請求項7】 溶剤成分を含有しないことを特徴とする
    請求項1,2,3,4,5又は6記載の鋼材防食用二液
    反応型ウレタンプライマー組成物。
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JP2013203952A (ja) * 2012-03-29 2013-10-07 Kansai Paint Co Ltd 2液型ポリウレタン塗料組成物
JP2020183455A (ja) * 2019-04-26 2020-11-12 日本ペイント・オートモーティブコーティングス株式会社 2液型コーティング組成物
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