JPH11323026A - ホットメルト組成物およびその用途 - Google Patents

ホットメルト組成物およびその用途

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JPH11323026A
JPH11323026A JP11037919A JP3791999A JPH11323026A JP H11323026 A JPH11323026 A JP H11323026A JP 11037919 A JP11037919 A JP 11037919A JP 3791999 A JP3791999 A JP 3791999A JP H11323026 A JPH11323026 A JP H11323026A
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龍太郎 野崎
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    • C09J109/00Adhesives based on homopolymers or copolymers of conjugated diene hydrocarbons
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C09JADHESIVES; NON-MECHANICAL ASPECTS OF ADHESIVE PROCESSES IN GENERAL; ADHESIVE PROCESSES NOT PROVIDED FOR ELSEWHERE; USE OF MATERIALS AS ADHESIVES
    • C09J191/00Adhesives based on oils, fats or waxes; Adhesives based on derivatives thereof

Abstract

(57)【要約】 【課題】 低温での脆性および高温での流動性を抑制
し、かつ柔軟性に優れると共に、被着体に対する密着性
と易分離性を兼ね備えた、緩衝材、防振材および工業用
シール材として優れた適性を有するホットメルト組成物
を提供する。 【解決手段】 極限粘度[η]が1dl/g以上のスチ
レン系熱可塑性エラストマー100重量部に対して、プ
ロセスオイル、液状ゴムおよびこれらの変性物から選ば
れた液状軟化剤200ないし3000重量部を配合した
組成物であって、さらに、前記組成物が、(a) 環球法軟
化点測定法によって測定される軟化点が120ないし2
30℃であり;(b) −30℃ないし40℃の雰囲気下で
75%以上の圧縮歪みを負荷した時に割れを生じず;か
つ、(c) 無負荷の状態で100℃の雰囲気中24時間静
置した時に流動しない;ことを特徴とするホットメルト
組成物。液状軟化剤の配合量が500ないし1200重
量部の時は工業用シール材として、また1200ないし
3000重量部の時は緩衝材あるいは防振材としてとく
に有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ホットメルト組成
物に関するものであり、より詳しくは、低温での脆性お
よび高温での流動性を抑制し、かつ柔軟性に優れると共
に、被着体に対する密着性と易分離性を兼ね備えた、緩
衝材、防振材あるいは工業用シール材として優れた適性
を有するホットメルト組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、高分子合成技術の飛躍的な発展に
ともない、産業界のあらゆる分野において、従来の素材
に代わってコスト/性能のバランスに優れる機能性プラ
スチックおよびエラストマー類の市場展開が鋭意進めら
れている。例えば、高温でのヘビーデューティ特性が要
求される金属代替分野においては、一部の熱硬化性樹脂
を除いては成形加工性に優れる熱可塑性プラスチックが
急速にそのシェアを拡大している一方、ゴム製品の分野
においても原料ゴムと補強剤および加硫剤等を混練し、
次いで、成形加硫という工程を経て多くの労力とエネル
ギーを費やして製品化される従来型の加硫ゴムは、熱可
塑性プラスチック用の成形機で加工や賦形ができる熱可
塑性エラストマーの出現によって、一部の用途分野から
撤退および棲み分けを余儀なくされている状況にある。
【0003】また、従来より、容器、建造物、各種成形
機械などの接合部の密封性を保持するために種々のシー
ル材が用いられている。シール材としては、その特性と
してゴム弾性を有する材料が多く用いられ、古くは、加
硫ゴム、軟質塩化ビニル樹脂、ポリウレタンなどの成形
品などが用いられていたが、近年になって、エラストマ
ー系のホットメルトタイプのポリマーなども用いられる
ようになってきている。
【0004】さらに、高温でゴム的性質の要求されるシ
ール材用途分野においても、加硫ゴム成形品や合成樹脂
発泡品は装着に手間がかかることや自動化が困難である
ためコスト削減が進まず、現場で溶融装着可能な熱可塑
性エラストマーのホットメルトタイプシール材の実用化
が次第に試みられてきている。
【0005】従来のホットメルト配合系では、基本的に
低分子量あるいは中分子量のエラストマーをベースポリ
マーとして用いるために、高温域で形状が不安定となり
流動化することは避けられず、それを防止するために構
造粘性を有するワックス類の化合物を添加するのが技術
常識となっている。しかしながら、ワックス類を添加す
ると、柔軟性が著しく低下するするために耐熱性と柔軟
性のバランスが悪くなり、シール材としての用途には適
しているとは言えない。また、中低分子量のエラストマ
ーをベースとしているために初期のタック性は優れてい
るが、その一方剥離性に乏しくなり、使用後に被着体か
ら分離することが困難であるという問題がある。
【0006】また、ベースポリマーの分子量が低いため
軟化温度は低く耐熱性が劣る。また柔軟性を出すために
液状軟化剤を添加して行くと、高温での機械特性が低下
し、例えば、50℃以上の領域で自重で流動化するか、
もしくは圧縮した場合、大きい圧縮永久歪みが残るとい
う現象を呈するに至る。このような特性は、さらに高温
での高い密封性を要求されるシール材としての用途には
適さないものとなる。
【0007】また、一般にエラストマー系のホットメル
ト配合では、柔軟性を付与するためにプロセスオイルな
どを添加するが、添加量を多くするにしたがって圧縮永
久歪みが大きくなり、したがって、この場合も柔軟性と
圧縮永久歪みのバランスが悪く、シール材としての適性
は低下する。
【0008】ホットメルトタイプの中でも特に復元性が
優れているとされるスチレン系ブロックポリマーでも、
現在使用されている組成配合のものは、高温での圧縮永
久歪みが極めて大きいため十分な密封性が保持できず実
用に供さない。従来のスチレン系熱可塑性エラストマー
を用いたホットメルト組成物は、135℃デカリン中の
極限粘度[η]が1dl/g未満のものをベースとし、
これらエラストマー100重量部に対してオイルや液状
ゴムなどの液状軟化剤を20ないし200重量部程度添
加したものが基本配合として使用されている。
【0009】この他にも、エラストマーを用いたシール
材としては、例えば、特開平4−110381号公報
に、カルボキシル変性されたスチレン−エチレン−ブチ
レン−スチレンブロック共重合体またはスチレン−ブタ
ジェン−スチレンブロック共重合体よりなる反応性エラ
ストマー50〜100重量部と、プロセスオイルよりな
る軟化剤50〜250重量部とを含有するホットメルト
ガスケット組成物が開示されている。
【0010】この発明においては、軟化剤の割合が50
重量部未満であると混合物の粘度が極端に高くなり、機
械適性や作業性に問題が生じ、また、250重量部を超
えると作業性に難が生じたり、耐熱性に問題が生じるこ
とを記載している。
【0011】そして、具体的に実施例において反応性エ
ラストマーとして用いているスチレン系ブロック共重合
体は、[η]が0.67のカルボキシル変性スチレン系
熱可塑性エラストマーであり、これに対して2倍量のパ
ラフィンオイルを配合し、さらに、任意配合成分とし
て、合成ワックス、低密度ポリエチレン、エチレン−酢
酸ビニル共重合体、ノニオン界面活性剤あるいは離型用
シリコンオイルを配合したものが鉄板密着性および鉄板
付着性に優れていることが記載されている。
【0012】このように、上記先行技術は鉄板との密着
性を高めるためのガスケット組成物を目的とするもので
あり、用いられている反応性エチレンモノマーは比較的
低分子のスチレン系ブロック共重合体であることが特徴
となっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述したよ
うに、前記先行技術を含めて従来のシール材やコーキン
グ材は、基本的に中低分子量のエラストマーをベースと
しているため、軟化点が低く高温で流動化が起こるばか
りでなく、圧縮永久歪み、とくに高温における圧縮永久
歪みが大きく、シール材としての適性の面で必ずしも好
ましいものとは言えない。流動化を防止するためには、
構造粘性を付与するワックス類を添加することが行われ
るが、その場合には柔軟性が低下してしまい配合物は脆
く割れやすい性質となる。
【0014】また、圧縮永久歪みが大きいということ
は、それだけ、負荷に抗して復元する力が乏しいことを
意味するものであり、このようなものは負荷状態のまま
塑性変形してしまうものであるから、経時に伴って振動
などが加わると、次第に密封すべき部材との間に空隙が
生じてしまい長期にわたっての良好なシール状態が保持
できないという問題がある。
【0015】また、近年、資材のリサイクルが叫ばれ、
かつ地球環境に対する優しさが求められており、産業廃
棄物として処理される対象物は、可能な限り材質ごとに
分離して処理されたり廃棄されなければならない。それ
にもかかわらず、前記先行技術のようにガスケットが鉄
部材などの被着体に強固に密着しているものは、それを
分離することは極めて困難であるため、鉄部材とガスケ
ットという異なる材質が分離されることなくそのままの
状態で廃棄されることになり、これが環境破壊のひとつ
の原因ともなっている。
【0016】そこで、本発明の目的は、高温での圧縮永
久歪みが小さく、被着体への密着性に優れておりなが
ら、被着体からの分離が容易な工業用シール材に適した
ホットメルト組成物を提供することにある。また本発明
の他の目的は、低温での脆性および高温での流動性を抑
制し、かつ柔軟性を有するホットメルト組成物を提供す
ることにある。さらに本発明の他の目的は、液状軟化剤
の配合量やその他の任意配合剤の添加によってさまざま
なシール特性を示す工業用シール材、緩衝材あるいは防
振材として適用できるホットメルト組成物を提供するこ
とにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために提案されたものであって、特定の高分子量
のスチレン系熱可塑性エラストマーを用い、これに多量
の液状軟化剤を配合したことを特徴とするホットメルト
組成物を基本配合とするものである。
【0018】すなわち、本発明によれば、極限粘度
[η]が1dl/g以上のスチレン系熱可塑性エラスト
マー100重量部に対して、プロセスオイル、液状ゴム
およびこれらの変性物から選ばれた液状軟化剤200な
いし3000重量部を配合した組成物であって、かつ、
前記組成物が、(a) 環球法軟化点測定法によって測定さ
れる軟化点が120ないし230℃であり;(b) −30
℃ないし40℃の雰囲気下で75%以上の圧縮歪みを負
荷した時に割れを生じず;さらに、(c) 無負荷の状態で
100℃の雰囲気中24時間静置した時に流動しない;
ことを特徴とするホットメルト組成物が提供される。
【0019】また、本発明によれば、スチレン系熱可塑
性エラストマーが、スチレン−イソプレン−スチレンブ
ロック共重合体、スチレン−ブタジェン−スチレンブロ
ック共重合体およびこれらの水添物ならびにカルボキシ
ル変性スチレン系エラストマーからなる群より選ばれた
少なくとも1種である上記ホットメルト組成物が提供さ
れる。
【0020】また、本発明によれば、前記液状軟化剤の
配合量が、スチレン系熱可塑性エラストマー100重量
部に対して300ないし3000重量部である上記ホッ
トメルト組成物が提供される。
【0021】また、本発明によれば、前記液状軟化剤の
配合量が、スチレン系熱可塑性エラストマー100重量
部に対して500ないし1200重量部である上記ホッ
トメルト組成物が提供される。
【0022】また、本発明によれば、前記液状軟化剤の
配合量が、スチレン系熱可塑性エラストマー100重量
部に対して1200ないし3000重量部である上記ホ
ットメルト組成物が提供される。
【0023】また、本発明によれば、前記軟化点が13
0ないし220℃である上記ホットメルト組成物が提供
される。
【0024】また、本発明によれば、さらに、ロジン系
および/または石油樹脂系粘着付与剤を添加した上記ホ
ットメルト組成物が提供される。
【0025】また、本発明によれば、上記ホットメルト
組成物を用いた工業用シール材が提供される。
【0026】また、本発明によれば、上記ホットメルト
組成物を用いた緩衝または防振材が提供される。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の最大の特徴は、ホットメ
ルト組成物を構成するベースポリマーとして分子量の高
いスチレン系エラストマーを採択したこと、さらに、こ
れに比較的多量の液状軟化剤を配合したこと、ならび
に、この組成物が、特定の軟化点、圧縮歪み特性ならび
に加熱流動特性を備えていることが重要であり、これに
よって、従来のホットメルト組成物では得られない極め
て凝集力の強いホットメルト組成物を得ることができた
点に重要な技術的意義がある。
【0028】本発明の組成物は、高分子量のエラストマ
ーをベースにしていることにより、シール材の用途分野
に適用した場合、被着体との剥離性が極めて優れてお
り、使用後にシール材を被着体から分離するのが実に容
易な易解体性の機能も兼ね備えており、さらに高温での
ゴム的性質が優れていることもかみ合って被着体に対す
るシール性能を高めているものと考えられる。
【0029】本発明においてベースポリマーとして用い
るスチレン系エラストマーは、極限粘度[η]が1以上
のものであることが重要であり、[η]が1以上であれ
ば、単独のエラストマーばかりでなく、複数のエラスト
マーのブレンド物であってもよい。本発明で言うところ
の極限粘度[η]とは、135℃デカリン中で測定した
値を言う。このベースポリマーの採択は、本発明者らの
度重なる実験によって定められた臨界的意義を持つもの
であり、極限粘度[η]が1未満のスチレン系エラスト
マーを用いた場合のシール材としての効果とは明らかに
区別されるものである。
【0030】スチレン系熱可塑性エラストマーとして
は、極限粘度[η]が1以上のものであればとくに限定
されるものではなく、スチレン/ブタジエンブロックコ
ポリマー(S−B),(S−B−S)、スチレン/イソ
プレンブロックコポリマー(S−I),(S−I−S)
およびスチレン/ブタジエン−イソプレンブロックコポ
リマー(S−B・I),(S−B・I−S)ならびにこ
れらブロックコポリマーの水添物、例えば、スチレン−
ブタジエン−スチレンブロックコポリマーの水添物(S
EBS),スチレン−イソプレン−スチレンブロックコ
ポリマーの水添物(SEPS)、また、カルボキシル変
性したスチレン熱可塑性エラストマー、さらには、スチ
レンブロックの中にはスチレンのほかに、スチレンとα
−メチルスチレン等の芳香族系ビニル化合物の共重合体
も例示される。
【0031】これらスチレン系熱可塑性エラストマーの
なかでも、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共
重合体、スチレン−ブタジェン−スチレンブロック共重
合体およびこれらの水添物、さらにはカルボキシル変性
スチレン系エラストマーが好ましく用いられる。なお、
これらスチレン系エラストマー中のスチレン系の占める
割合は5ないし70重量%であり、とくに20ないし4
0重量%の割合が高温での柔軟性とゴム弾性のバランス
が優れている。
【0032】本発明においては、この特定のベースポリ
マーに対して200ないし3000重量部という多量の
液状軟化剤を配合することが重要であり、ベースポリマ
ーが高分子である事により、このような多量の液状軟化
剤を配合する事によって、シール特性、易剥離性、緩衝
性ならびに防振性等の特性に優れたものとなる。
【0033】本発明のホットメルト組成物は、さらに、 (a) 環球法軟化点測定法によって測定される軟化点が1
20ないし230℃であり; (b) −30℃ないし40℃の雰囲気下で75%以上の圧
縮歪みを負荷した時に割れを生じず; (c) 無負荷の状態で100℃の雰囲気中24時間放置し
た時に流動しない;という物性を併せ備えていることが
必要である。
【0034】液状軟化剤の配合量によって、シール材と
しての特性が変化し、被着体の種類や形状さらには用い
られる場所やその温度条件などさまざまなバリエーショ
ンに対応できるシール材を提供することが可能になる。
本発明におけるシール材とは、一般にガスケット、パッ
キング、シーリング、コーキング、パテなどの表現で知
られるシール材全てに適合できるものである。
【0035】本発明のホットメルト組成物の軟化点は、
120ないし230℃であり、好ましくは130ないし
220℃、特に好ましくは150ないし200℃であ
る。本発明組成物の高温適性は、ベースエラストマーで
あるスチレン系エラストマーの分子量に大きく依存して
いるが、かかる特性は、マトリックスの骨格を形成する
スチレンドメインが外部からの負荷に対していかに持ち
こたえるかにかかっている。スチレンドメインを構成す
るポリスチレンの分子量が低ければ、大量の液状軟化剤
によるドメインへの侵食が進み、耐熱性は低下する。し
たがって、エラストマーの分子量のみでは一義的に耐熱
性を保証できるものではなく、液状軟化剤とエラストマ
ーとが一体となってその熱的性質が位置付けられる。
【0036】一般に、液状軟化剤の添加量が多くなると
柔軟性は増加するが、軟化点は逆に低下し耐熱性が悪く
なる。一方、液状軟化剤の添加量を減らすと軟化点は上
がって高温特性は良くなるが常温及び低温では脆くなる
傾向がある。環球法とは、JAI−17−1991に準
拠した軟化点測定方法である。
【0037】また、本発明のシール材は、−30℃ない
し40℃の雰囲気下で75%以上の圧縮歪みを負荷した
時に割れを生じないものであることが必要である。この
圧縮永久歪みは、この条件下で圧縮後すぐに負荷を解放
した時点で割れを生じないものであることをいうもので
あり、このような条件下でも割れを生じないことによ
り、密封性の高いシール材となる。
【0038】さらに本発明のシール材は、無負荷の状態
で100℃の雰囲気中24時間静置した時に流動しない
ことが重要である。この規定は被着体の置かれる条件が
例え高温であってもシール材としての正確なセッティン
グを施す上で重要であり、100℃の雰囲気下で流動す
るものは、高温雰囲気下でのシール材装着作業を遂行す
る上で不適当である。
【0039】本発明においてスチレン系エラストマーに
配合する液状軟化剤としては、プロセスオイル、液状ゴ
ムまたはこれらの変性物からなる群より選ばれた少なく
とも1種が例示されるが、なかでも、本発明の目的を好
適に達成するために、プロセスオイルではパラフィンオ
イル、ナフテンオイル、アロマオイル等、液状ゴムでは
液状ポリイソプレン、液状ポリブタジエン、液状ポリブ
テン、液状1,2ポリブタジエン、液状スチレン−ブタ
ジエンゴム、マレイン化ポリブタジエン、末端水酸基ポ
リブタジエン、マレイン化ポリブテン等がそれぞれ単独
または併用して用いられる。
【0040】また、通常、液状の粘着付与材として用い
られる成分、例えば、ロジンエステル、変性ロジンエス
テル、テルペン低重合体、変性テルペン低重合体、C5
系液状石油樹脂、C5 〜C9 系液状石油樹脂なども本発
明の液状軟化剤として用いることができる。この液状の
粘着付与剤を用いた場合には被着体に対する粘着性が一
層優れたものになり、使用後の被着体との分離性がしに
くくなる。したがって、易剥離性を望む用途には、この
粘着付与材は用いない方が良い。
【0041】液状軟化剤の配合量は被着体の種類や状態
などにもよって異なるが、密着性に優れると共に被着体
からの分離性に優れるという発明の目的を達成するため
には、スチレン系エラストマー100重量部に対して2
00ないし3000重量部の範囲で配合される。この液
状軟化剤の配合量によって得られるホットメルト組成物
のシール特性は異なり、液状軟化剤の配合量が多くなる
にしたがって一般的に組成物の柔軟性は増加し、被着体
への密着性は良くなるが、本発明の組成物が高温での優
れたシール特性を示しているのは単に、シール材が柔ら
かくなることだけでなく、高温反発弾性が長期にわたり
大きいために、被着体とシール材との間の接触面圧が常
に高く保持されていることによるものと理解すべきであ
る。事実、後述する実施例からも明らかなように、液状
軟化剤の配合量と反発弾性とのバランスが優れる領域が
あることが理解されれる。
【0042】本発明においては、スチレン系熱可塑性エ
ラストマー100重量部に対して液状軟化剤の配合量が
200ないし3000重量部配合されていることによっ
て、シール材、緩衝材、防振材として有用なものである
が、なかでも、液状軟化剤の配合量が、スチレン系熱可
塑性エラストマー100重量部に対して500ないし1
200重量部の場合は、高温での圧縮永久歪みとゴム的
反発性のバランスがシール材としての特性に優れている
一方、液状軟化剤を1300ないし3000重量部配合
した場合には、柔らかくなり圧縮応力が著しく低くなる
が、形状保持性に優れ流動化が起こらなく、緩衝性、防
振性の機能を発揮するようになる。
【0043】また、液状軟化剤の配合量が1300ない
し3000重量部の場合には、常温での50%圧縮下に
おいて0.1kg/cm2 以下の非常に低い圧縮応力値
を示すほどの著しい柔軟性を発現させると同時に常温で
の圧縮永久歪みがほとんどない等の形状安定性を併せ持
つ配合域が存在することを見いだした。このような特性
は、ホットメルトタイプの緩衝材や防振材として適して
いる。
【0044】本発明のベースポリマーは、従来のホット
メルト組成物のベースポリマーに比べて高い分子量を有
するため、基本的に耐熱性に優れていることは当然であ
るが、驚くべきことに液状軟化剤を多量に添加し柔軟性
を付与した場合でも、高温での機械特性、特に圧縮永久
歪みについては増加しないばかりでなく、むしろ、ある
添加範囲では著しく低い値を示すことを見いだした。
【0045】これは、高分子量のエラストマー分子の絡
み合ったマトリックスが低分子量の液状軟化剤を大量に
抱え込み、既成の概念の延長では理解できないような特
性を発現しているためと推定される。いずれにしても、
本発明の上記特定のホットメルト組成物が高温において
もなおゴム的反発弾性を維持していることで、極めて優
れた高温シール機能を有する素材であることが明らかで
あり、工業用シール材として優れた適性を有する。
【0046】緩衝材としては、ゲル等の半液体のもの
や、反応発泡体や反応型のもの等の固形のものがある
が、本発明による配合物では、ホットメルトの固形物と
したことで、容器に入れて用いる必要はなく、養生期間
は冷えるまでの間であることから反応型よりも作業が短
縮化できること以外にも、ホットメルトであことにより
溶融させ、作業現場等で任意な形状にできる等のメリッ
トがある。
【0047】かくのごとく、本発明のホットメルト組成
物は、ベースポリマーが高分子量であることから、液状
軟化剤の保持能力に優れ、液状軟化剤を多量に添加して
も固形を維持することが可能になり、加えて従来のホッ
トメルト組成物にはない柔軟性を発揮することができる
ものと考えられる。ちなみに、[η]が1.0未満のベ
ースポリマー組成物では、上記の軟化剤の添加範囲では
固形を維持することが困難であり、たとえ固形になった
場合でも、常温での圧縮永久歪みは大きく、形状安定性
に劣るものとなるため、本発明のように緩衝材や防振材
として用いることはできない。
【0048】本発明のホットメルト組成物には、さらに
粘着性を向上させるために、粘着付与剤を添加すること
ができる。粘着付与剤としては、脂環族系水添タッキフ
ァイヤー、ロジン、変性ロジン、またはこれらのエステ
ル化物、脂肪族系石油樹脂、脂環族系石油樹脂、芳香族
系石油樹脂、脂肪族成分と芳香族成分の共重合石油樹
脂、低分子量スチレン樹脂、イソプレン系樹脂、アルキ
ルフェノール樹脂、テルペン樹脂、クマロン・インデン
樹脂などの自体公知の粘着付与剤がなんら制限なく用い
られるが、なかでも、ロジン系および/または石油樹脂
系の粘着付与剤が好ましく用いられる。
【0049】さらに本発明のホットメルト組成物には、
発明の目的を損なわない範囲で、ポリオレフィン系ワッ
クスなどの改質剤、無機および/または有機充填剤、あ
るいは顔料、安定剤等の添加剤を配合することができ
る。
【0050】ワックスとしては、パラフィンワックス、
マイクロクリスタンワックス、ポリエチレンワックス、
ポリプロピレンワックス、フィッシャートロピッシュワ
ックス、酸化ポリエチレンワックス、マレイン化ポリエ
チレンワックスならびにそれらの変性物が例示される。
【0051】熱可塑性エラストマーおよび熱可塑性樹脂
としては、スチレン・ブタジエンゴム、エチレン・プロ
ピレンゴム、ブチルゴム、アクリルゴム、エチレン・酢
酸ビニル共重合体、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リスチレン、ポリブテン、ポルブタジエン等が例示され
る。
【0052】無機充填剤としては、炭酸カルシウム、酸
化亜鉛、ガラスビーズ、酸化チタン、アルミナ、カーボ
ンブラック、クレー、フェライト、タルク、雲母粉、ア
エロジル、シリカならびにガラス繊維等の無機繊維およ
び無機発泡体が例示される。
【0053】有機充填剤としては、エポキシ樹脂等の熱
硬化性樹脂の粉末、炭素繊維、合成繊維、合成パルプ等
が例示される。
【0054】また安定剤としては、フェノール系酸化防
止剤、リン系酸化防止剤、ベンゾトリアゾール系紫外線
吸収剤、ベンゾフェノン系紫外線吸収剤、ヒンダードア
ミン系ラジカル捕捉剤などが例示される。
【0055】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明を説明する
が、発明の要旨を逸脱しない限りにおいてこれによって
制限されるものではない。なお、実施例および比較例に
おける試験片の作成、ならびにホットメルト組成物の物
性の評価は、下記の方法に従ったものである。
【0056】<軟化点の測定方法>JAI−17−19
91に準拠して測定した。
【0057】<圧縮試験片の作成方法>得られたホット
メルト組成物から、高さ20mm,直径27mmの円柱
を成形し、圧縮試験片とした。
【0058】<圧縮時の割れの評価方法>恒温槽付きの
精密万能試験機((株)島津製作所製、オートグラフA
G−2000C)を用いて圧縮速度50mm/min、
測定雰囲気−30℃および40℃、圧縮試験片の高さ方
向に75%圧縮し、ただちに解放した。その後目視にて
試験片の割れの有無を観察し、割れのなかったものを
〇、割れの生じたものを×で表した。
【0059】<50%圧縮応力>圧縮時の割れの評価方
法と同様に試験片を圧縮し、この時の圧縮応力を測定し
た。応力/断面積=圧縮応力(kg/cm2
【0060】<50%圧縮永久歪み>上記と同じ圧縮試
験片を50%圧縮(20mmを10mmまで圧縮)し、
50℃、80℃に24時間放置し、放置後開放し22時
間後の高さを測定し、下記計算式にて算出した。
【0061】<無負荷での流動性評価方法>雰囲気温度
100℃の恒温槽中に圧縮試験片と同様の試験片を高さ
方向が水平面に対し垂直となるように無負荷所状態で2
4時間放置した後取り出し、試験片の下面に対する投影
面積が放置前の10%未満となった場合を流動性無しと
して〇、10%以上となった場合を流動性有りとして×
で表した。
【0062】<水密性>ホットメルト組成物をガラス面
に円状に塗工し(幅約1cm,高さ約0.3cmのビー
ト)、もう一枚のガラス板で50%圧縮した状態で80
℃で10日間水中に浸漬放置し、水の浸入の有無を確認
した。水の浸入がなかったものを〇、水の浸入があった
ものを×で表した。
【0063】<実施例1>スチレン系エラストマーとし
て、[η]1.46のSEPS(エラストマーaとい
う)200重量部に対して、液状軟化剤として、商品名
「ダイアナプロセスオイルPW−90」(出光興産
(株)製)600重量部を添加し、(株)モリヤマ社製
の1リットル双腕型ニーダー(型式SVI−1GH−E
型)に仕込み、52RPMで200℃で1時間混練して
ホットメルト組成物約800gを得た。得られたホット
メルト組成物の物性を表1に示した。
【0064】<実施例2>実施例1におけるスチレン系
エラストマーの量100重量部とし、液状軟化剤(「ダ
イアナプロセスオイルPW−90」)の量を500重量
部とする以外は、実施例1と同様にしてホットメルト組
成物約600gを得た。得られたホットメルト組成物の
物性を表1に示した。
【0065】<実施例3>スチレン系エラストマーとし
て、[η]が1.26のSEPS(エラストマーbとい
う)100gを用いた以外は、実施例2と同様にしてホ
ットメルト組成物約600gを得た。得られたホットメ
ルト組成物の物性を表1に示した。
【0066】<比較例1>スチレン系エラストマーとし
て、[η]0.59のSEBS(エラストマーcとい
う)200gを用いた以外は、実施例1と同様にしてホ
ットメルト組成物を得た。得られたホットメルト組成物
の物性を表1に示した。
【0067】<比較例2>スチレン系エラストマーとし
て、比較例1と同じく、[η]が0.59のエラストマ
ーc100gを用いた以外は、実施例2と同様にしてホ
ットメルト組成物を得た。得られたホットメルト組成物
の物性を表1に示した。
【0068】<実施例4ないし6、比較例3ないし5>
実施例として、実施例1に準じて、スチレン系エラスト
マー100重量部に対して液状軟化剤の配合量を600
重量部、800重量部、1000重量部に増加した場合
の各物性を測定し、表2に示した。なお、比較例とし
て、比較例1に準じて、液状軟化剤の配合量を同様に増
量した場合の物性を測定し表2に併せて示した。
【0069】<実施例7ないし9、比較例6ないし8>
実施例として実施例1に準じて、スチレン系エラストマ
ー100重量部に対して液状軟化剤の配合量を1500
重量部、2000重量部、3000重量部に増加した場
合の各物性を測定し、表3に示した。なお、比較例とし
て、比較例1に準じて、液状軟化剤の配合量を同様に増
量した場合の物性を測定し表3に併せて示した。
【0070】<実施例10、比較例9>実施例1に準じ
て、[η]が1.46のエラストマーaと、[η]が
0.67のカルボキシル変性スチレン系熱可塑性エラス
トマー(エラストマーdという)を50重量部づつ混合
した[η]が1.08のエラストマー混合物に、液状軟
化剤700重量部を配合した場合の各物性を測定し、表
4に示した。
【0071】なお、比較例として、上記エラストマーc
に液状軟化剤700重量部を配合した場合の物性を測定
し、表4に併せて示した。鉄板付着性は、幅25mmの
鉄板の上にホットメルト組成物をハンドガンより200
℃で塗布厚3mm、塗布巾6mmでビード塗布した。そ
の後20℃まで放冷し、ビードを手で引きはがしその抵
抗の大小を付着性として、◎、〇で評価した。表4から
明らかなように、本発明のものは、上記実施例と同様に
鉄板への付着製に優れると共に、圧縮永久歪みが小さく
シール特性に優れているのに対し、比較例のものは、鉄
板付着性は優れているが、圧縮永久歪みが大きく、シー
ル特性に劣る事が確認された。なお、表には示していな
いが、全ての実施例によって得られたホットメルト組成
物は被着体との易剥離性に優れていた。
【0072】
【表1】
【0073】
【表2】
【0074】
【表3】
【0075】
【表4】
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、被着体に対する密着製
が優れている反面、被着体との分離が容易なホットメル
ト組成物が提供され、このホットメルト組成物は、液状
軟化剤の配合量によって、工業用シール材、緩衝材、さ
らには防振材などの用途に適しており、とくに高温条件
下におけるシール特性に優れている。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08L 93/04 C08L 93/04 C09K 3/10 C09K 3/10 K (72)発明者 野崎 龍太郎 埼玉県戸田市川岸2−1−3 リバーサイ ト秀栄201 (72)発明者 中山 純一 埼玉県戸田市川岸2−1−3 リバーサイ ト秀栄103

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 極限粘度[η]が1dl/g以上のスチ
    レン系熱可塑性エラストマー100重量部に対して、プ
    ロセスオイル、液状ゴムおよびこれらの変性物から選ば
    れた液状軟化剤200ないし3000重量部を配合した
    組成物であって、さらに、前記組成物が、 (a) 環球法軟化点測定法によって測定される軟化点が1
    20ないし230℃であり; (b) −30℃ないし40℃の雰囲気下で75%以上の圧
    縮歪みを負荷した時に割れを生じず;かつ、 (c) 無負荷の状態で100℃の雰囲気中24時間静置し
    た時に流動しない;ことを特徴とするホットメルト組成
    物。
  2. 【請求項2】 スチレン系熱可塑性エラストマーが、ス
    チレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体、スチ
    レン−ブタジェン−スチレンブロック共重合体およびこ
    れらの水添物ならびにカルボキシル変性スチレン系エラ
    ストマーからなる群より選ばれた少なくとも1種である
    請求項1記載のホットメルト組成物。
  3. 【請求項3】 前記液状軟化剤の配合量が、スチレン系
    熱可塑性エラストマー100重量部に対して300ない
    し3000重量部である請求項1または2記載のホット
    メルト組成物。
  4. 【請求項4】 前記液状軟化剤の配合量が、スチレン系
    熱可塑性エラストマー100重量部に対して500ない
    し1200重量部である請求項1または2記載のホット
    メルト組成物。
  5. 【請求項5】 前記液状軟化剤の配合量が、スチレン系
    熱可塑性エラストマー100重量部に対して1200な
    いし3000重量部である請求項1または2記載のホッ
    トメルト組成物。
  6. 【請求項6】 前記軟化点が130ないし220℃であ
    る請求項1または2記載のホットメルト組成物。
  7. 【請求項7】 さらに、ロジン系および/または石油樹
    脂系粘着付与剤を添加した請求項1ないし6のいずれか
    1記載のホットメルト組成物。
  8. 【請求項8】 前記請求項1ないし7のいずれか1記載
    のホットメルト組成物を用いた工業用シール材。
  9. 【請求項9】 前記請求項1ないし7のいずれか1記載
    のホットメルト組成物を用いた緩衝または防振材。
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