JPH11322142A - 画像形成装置のロール記録媒体保持装置 - Google Patents

画像形成装置のロール記録媒体保持装置

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JPH11322142A
JPH11322142A JP10137023A JP13702398A JPH11322142A JP H11322142 A JPH11322142 A JP H11322142A JP 10137023 A JP10137023 A JP 10137023A JP 13702398 A JP13702398 A JP 13702398A JP H11322142 A JPH11322142 A JP H11322142A
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JP
Japan
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holding member
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image forming
mounting
roll recording
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JP10137023A
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English (en)
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Hisaya Tanda
久也 反田
Tatsuma Suzuki
竜馬 鈴木
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Canon Finetech Nisca Inc
Original Assignee
Copyer Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH11322142A publication Critical patent/JPH11322142A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成で、異なる径のロール記録媒体1
5に対する保持部材46の取扱性を良好とすることを可
能とする。 【解決手段】 保持部材46に複数の取付部46b,4
6cを一体的に設け、これら複数の取付部46b,46
cのうちのいずれかを小径ロール紙又は大径ロール紙に
対応して適宜選択して用いることによって保持部材46
の嵌合作業を可能とし、従来のような別個のアダプター
を取り付けたり取り外したりする等の面倒な操作を不要
としたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種画像形成装置
に用いられるロール状の記録紙を備えた画像形成装置の
ロール記録媒体保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】プリンタ、複写機、プロッタ、ファクシ
ミリ等の各種画像形成装置において、略円筒状の芯管の
外周に長尺状の記録紙を巻回したロール記録媒体を用い
るものがある。そのような画像形成装置では、ロール記
録媒体を画像形成装置本体に装着するにあたって、上記
芯管における軸方向両端部分の開口部に対して保持部材
(ホルダー)の取付部が嵌着されるとともに、これら芯
管及び保持部材を貫通するようにして鉄芯が装着され、
その鉄芯が、画像形成装置本体側に設けられた支持部に
対して回転自在に装着されることよって、ロール記録媒
体の支持が行われるようになっている。
【0003】このようなロール記録媒体としては、一般
に、2インチ芯管を有するもの(以下、小径ロール紙と
いう。)が用いられているが、それ以外にも、例えば3
インチ芯管を有するもの(以下、大径ロール紙とい
う。)が用いられている。この大径ロール紙は、腰の強
い厚紙に対応するためのものであって、大径の芯管を用
いることによって巻き癖を少しでも軽減しようとしたも
のである。
【0004】そして、この大径ロール紙を画像形成装置
側に装着する場合には、図16に示されているように、
小径ロール紙の小径芯管に嵌着される保持部材1に設け
られた芯管取付部2の外周側に対して、リング状のアダ
プター3を外周側に装着することによって芯管取付部を
大径化し、そのアダプター3により大径化された芯管取
付部を、大径ロール紙の芯管内に嵌着するようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たようなアダプター3を用いる場合には、そのアダプタ
ー3の着脱作業に手間がかかる上に、小径ロール紙を使
用している際にはアダプター3が不要となり取り外して
おくため、アダプター3を紛失してしまうこともあり、
ロール記録媒体に対する取扱性が良好でないという問題
がある。
【0006】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、簡易な構成で、異なる径のロール記録媒体
に対する保持部材の取扱性を良好とした画像形成装置の
ロール記録媒体保持装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、ロール記録媒体の芯管の
開口部に保持部材を嵌着し、当該保持部材を介して上記
ロール記録媒体を画像形成装置側に回転自在に装着する
画像形成装置のロール記録媒体保持装置において、上記
保持部材には、前記芯管の両開口部に対してそれぞれ着
脱自在に嵌着される取付部が一体的に設けられていると
ともに、上記取付部は、異なる内径を有する各芯管に対
応するように異なる外径にて複数設けられている。
【0008】また、請求項2記載の発明では、上記請求
項1記載の各取付部は、保持部材に設けられた基板に対
して、軸方向の反対側に配置されている。
【0009】さらに、請求項3記載の発明では、上記請
求項1又は2記載の保持部材における複数の取付部は、
大径の取付部に対して小径の取付部が同心軸上に突出す
るように設けられている。
【0010】さらにまた、請求項4記載の発明では、上
記請求項1又は2又は3記載の取付部の外周面には、芯
管の開口部における内周壁に圧接する弾性状部材が設け
られている。
【0011】一方、請求項5記載の発明では、上記請求
項1又は2又は3又は4記載の取付部における軸方向先
端面が、画像形成装置の本体側に当接する基準面に形成
されているとともに、上記各取付部の基準面が基板に対
して所定の基準位置に配置されるように、上記各取付部
における軸方向突出量が設定されている。
【0012】また、請求項6記載の発明では、上記請求
項1記載の保持部材が、画像形成装置側への装着用鉄芯
に対して嵌挿される構成になされているとともに、保持
部材を装着用鉄芯に対して所定の固定手段により固定す
る固定部が取付部に付設され、当該固定部には、保持部
材を装着用鉄芯の軸方向所定位置に配置させる位置規制
溝が設けられている。
【0013】さらに、請求項7記載の発明では、上記請
求項1又は2又は3又は4又は5記載の取付部には、画
像形成装置側への装着用鉄芯に相当する軸部が付設され
ている。
【0014】このような請求項1記載の発明において
は、保持部材に一体的に設けられた複数の取付部のうち
のいずれかを、小径ロール紙又は大径ロール紙に対応し
て適宜選択して用いるだけで、保持部材の嵌合作業が可
能となり、従来のような別個のアダプターを取り付けた
り取り外したりする等の面倒な操作は不要となる。
【0015】また、請求項2記載の発明においては、複
数の取付部の選択操作が、保持部材を軸方向に反転させ
るだけで行われる。
【0016】さらに、請求項3記載の発明によれば、複
数の外径を有する取付部が階段状にて効率的に設けら
れ。
【0017】さらにまた、請求項4記載の発明において
は、芯管側の内径寸法に多少のバラツキを生じていて
も、そのバラツキは、取付部に設けられた弾性状部材の
弾性的撓みによって良好に吸収され、取付部の嵌合状態
が常時良好に維持されるようになっている。
【0018】一方、請求項5記載の発明においては、芯
管に保持部材を嵌着して画像形成装置側にロール記録媒
体を装着したときに、取付部の基準面によってロール記
録媒体が、画像形成装置の本体側に対して軸方向に自動
的に位置合わせされるようになっている。
【0019】また、請求項6記載の発明においては、保
持部材を装着用鉄芯側に装着したときに、保持部材の軸
方向の位置合わせが位置規制溝によって自動的に行われ
るようになっている。
【0020】さらに、請求項7記載の発明では、ロール
記録媒体が、鉄芯を用いることなく軸部によって画像形
成装置側へ容易に装着されるようになっている。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明実施形態を図面を参
照して詳細に説明する。図1には、本発明を適用するの
に好適な画像形成装置の一例として、インクジェットプ
ロッタ(以下、単にプロッタという。)が示されてい
る。このプロッタ11は、キャスタ12a付のスタンド
12の上部に固定されており、装置手前側の右隅に配置
された操作部13に設置された各種スイッチ類を操作す
ることによって、印字すべき記録紙(記録媒体)のサイ
ズを選択したり、搬送開始又は搬送中止の指示等の各種
指示動作を行なう。装置内に搬入された記録紙は、上記
操作部13からの指示に基づいてプロッタ11の内部に
搬送されていき、カラー画像が印字されて送出される。
【0022】次に、このときの記録紙(記録媒体)の搬
送経路を説明するが、特に、図2に示されているよう
に、上述したプロッタ11では、記録紙挿入口14から
挿入されたカット記録紙(図示省略)、又はロール状に
巻かれたロール記録紙15のいずれかが装置内に搬入さ
れ印字されるようになっている。装置内に搬入されたこ
れらいずれかの記録紙は、駆動ローラ16の外周面と、
下搬送コロ支持板に取り付けられた紙搬送コロ17,1
8、及び上搬送支持板に取り付けられた紙搬送コロ19
との間に挟持されながら、印字板(プラテン)21の上
方に送り出される。印字板21上を通過した記録紙は、
排出ローラ22と拍車23とに挟持されて所定位置に排
出される。
【0023】上述したプロッタ11における駆動ローラ
16や排出ローラ22等には、図示を省略した駆動モー
タからの回転駆動力が、所定のギア列を介して伝達され
るようになっている。
【0024】また、上記プロッタ11の印字部において
は、矢印B方向に往復移動するヘッドキャリッジ31が
設けられており、当該ヘッドキャリッジ31に設けられ
たヘッドホルダ32に、各種カラーインク(例えば、シ
アン、マゼンタ、イエロー、ブラック)が収納された複
数の印字ヘッド33が装着されている。これらの各印字
ヘッド33のインク吐出面には、インクが吐出する複数
のインク吐出口(図示省略)が形成されている。ヘッド
キャリッジ31は、図示を省略した駆動源に掛設された
ベルト34に固定されており、このベルト34が駆動源
の正逆回転により矢印B方向に往復移動されることによ
って、上記ヘッドキャリッジ31が案内レール35に沿
って紙幅方向(主走査方向)に往復移動されるように構
成されている。
【0025】記録紙は、矢印B方向に直交する方向(副
走査方向)に断続的に搬送され、記録紙に画像を形成す
るときには記録紙を一時的に停止させ、ヘッドキャリッ
ジ31を矢印B方向(主走査方向)に往復移動させなが
ら、記録紙上に新たな行分の画像を形成する。これを記
録紙の全長にわたって繰り返すことにより、記録紙の全
面にカラー画像が形成されることとなり、画像形成が行
われた記録紙は、排出ローラ22とその上方にある拍車
23に挟持されながら排出ガイド36に沿って排出され
ていく。
【0026】このとき、上述したロール状に巻回された
ロール記録紙15は、例えば、図3に示されているよう
にしてプロッタ本体側に装着される。すなわち、上記プ
ロッタ本体側には、互いに対向するように一対の本体受
け部材41,42が固定されており、これらの両本体受
け部材41,42どうしの間に掛け渡された装着用部材
としての鉄芯43を用いて、ロール記録紙(ロール記録
媒体)15が回転自在に保持される構成になされてい
る。
【0027】上記ロール記録紙15は、略中空円筒状の
芯管45の外周側に長尺状の記録紙15aを多数回ロー
ル状に巻回したものであって、A0,A1,A2等のよ
うな各種サイズ幅のものが準備されている。上記芯管4
5の軸方向両端部分に設けられた開口部のそれぞれに
は、上述した鉄芯43に嵌合する保持部材(ホルダー)
46,47が嵌着されている。このロール記録紙15の
両端部に嵌合された一対の保持部材のうち、図示右側の
紙端部に装着された保持部材47は、鉄芯43の基端部
側に配置された固定側保持部材を構成しており、図示左
側の紙端部に装着された保持部材46は、鉄芯43上を
移動可能に装着された移動側保持部材を構成している。
【0028】それらの各保持部材46,47は、図4、
図5及び図6に示されているような構造を有している。
なお、これらの各図には、移動側保持部材46が表され
ている。薄厚円盤状に形成された基板46aの軸方向両
端面の各々には、異なる外径寸法を有する軸状の取付部
46b,46cが一体的に設けられている。これらの両
取付部46b,46cは、異なる種類のロール記録紙に
対応して選択的に用いられるものであって、小径(2イ
ンチ)の芯管を備えた小径ロール紙に対しては小径状の
取付部46bが用いられるとともに、大径(3インチ)
の芯管を備えた大径ロール紙に対しては大径状の取付部
46cが用いられ、これらの各取付部46b,46c
が、上記基板46aの両端面から反対側に向かって同心
上に突出している。
【0029】より具体的には、上記小径状取付部46b
の外径は2インチに設定されているとともに、大径状取
付部46cの外径は3インチに設定されており、これら
両取付部46b,46c及び基板46aの中心部を貫通
するようにして上述した鉄芯43を装着するための穴4
6dが穿設されている。
【0030】また、上記各取付部46b,46cの外周
面には、芯管(図3中の符号45参照)の両端開口部に
おける内周壁に圧接する弾性状部材としての板バネ46
eが4箇所配置されている。これらの各板バネ46e
は、各取付部46b,46cの外周において円周方向に
略等間隔にて設けられており、各取付部46b,46c
の外周面に設けられた凹溝46f内を、上記基板46a
の両端面側から軸方向に向かって片持ち状に延びるよう
に形成されている。このとき、上記各板バネ46eは、
前記基板46aから先端側へ向かって略「へ」の字状を
なすように延びている。すなわち、この板バネ46eの
やや先端寄りの部分は、山形状をなすようにして半径方
向外方側に張り出すように構成されており、その張り出
し部分の頂部が、図示を省略した芯管の内周壁面に圧接
されるようになっている。
【0031】このような実施形態においては、保持部材
46に一体に設けられた2個の取付部46b,46cの
うちのいずれかが、小径ロール紙また大径ロール紙に対
応して適宜選択されて芯管に嵌合されることとなり、従
来のような別個のアダプターを取り付けたり取り外した
りする等の面倒な操作は不要となる。
【0032】特に、本実施形態では、保持部材46を軸
方向に反転させるだけで取付部46b,46cの選択が
行われることとなるため、極めて容易な取扱操作が可能
となる。
【0033】さらに、本実施形態においては、芯管の内
径寸法に多少のバラツキがあっても、そのバラツキは、
取付部46b,46cに設けられた板バネ46eの弾性
撓みによって良好に吸収されるようになっている。
【0034】なお、図4,図5及び図6には、移動側の
保持部材46を示しているが、固定側保持部材47も同
様の構成とすることができる。ただし、固定側保持部材
47の場合には、上述した図3で示したように、取付部
の端面を本体受け部材41に当接させるため、以下のよ
うな位置決め構造を採用することが好ましい。なお、便
宜上、移動側保持部材46に位置決め構造を採用した場
合について述べる。
【0035】上記取付部46b,46cの軸方向両端面
は、上述した本体受け部材41側に当接する基準面46
g,46hに形成されているとともに、当該各取付部4
6b,46cの軸方向突出量が所定の基準長A,Bとな
るように設定されている。より具体的には、保持部材4
6,47を芯管に装着したときの芯管の当接面を有する
基板46aと、上記各取付部46b,46cの先端側基
準面46g,46hとの間の距離A及びBが、予め定め
られた長さに設定されていることにより、本体受け部材
41に対する芯管の端面位置、すなわちロール記録紙1
5の端面位置が軸方向に自動的に位置合わせされるよう
になっている。
【0036】一方、図7,図8及び図9に示されている
実施形態では、移動側保持部材46としては上述した実
施形態と同様な構成のものが用いられているが、固定側
保持部材57としては、プロッタ本体への装着用部材で
ある鉄芯53に対してネジ止め固定される固定部58,
59が設けられている。すなわち、上記固定部58,5
9以外の部分については、上述した実施形態と同一符号
で表した同一の構成部分が設けられているが、各取付部
57b,57cのそれぞれからは、一対の固定部58,
59が軸方向外方に向かって同心状に突出するように設
けられている。
【0037】各固定部58,59は、略中空円筒形状に
形成されており、内部側に設けられた穴内に鉄芯53が
貫通する構成になされている。そして、これらの各固定
部58,59は、鉄芯53側に螺着される固定ネジ50
により所定の位置に固定されるが、各固定部58,59
には、上記固定ネジ50を軸方向所定位置に案内して位
置決めするネジ位置規制溝58a,59aが設けられて
いる。
【0038】このネジ位置規制溝58a,59aは、各
固定部58,59における外端開口部から軸方向に延び
ている部分と、その軸方向延在部分の奥側端から円周方
向に向かって略直角に折れ曲がるように延びる部分とを
有しており、その円周方向延在部分の延出端部に固定ネ
ジ50が案内されて位置決めが行われ、溝の両縁部対向
するように設けられた一対の突部59b,59bにより
係止されるように構成になされている。
【0039】このような実施形態においては、2インチ
の小径ロール紙を用いる場合と、3インチの大径ロール
紙を用いる場合とで、保持部材57が反転するようにし
て用いられるが、それらのいずれの場合であっても、保
持部材57を鉄芯43側にネジ止めしたときに、当該保
持部材57が軸方向の所定位置に位置合わせされて固定
されることとなり、軸方向の位置決めが自動的に行われ
ることによって良好な作業性が得られる。
【0040】なお、この実施形態では、固定側保持部材
57の構造を示したが、移動側保持部材も同様な構造と
することも可能である。
【0041】一方、図10,図11及び図12に示され
ている実施形態にかかる保持部材66は、プロッタ本体
側への装着用部材である鉄芯(図3中の符号43参照)
を用いない構成を有している。すなわち、上述した図4
ないし図6に示されている実施形態における保持部材4
6を中実状に形成した構成部分に加えて、取付部66
b,66cの両端面からは、鉄芯に相当する軸部66
g,66hが所定量突出している。なお、対応する部材
に対しては、符号「46」を符号「66」に替えて表し
ている。
【0042】これらの各軸部66g,66hは、保持部
材66の中心部に配置されて、プロッタ本体に対して回
転自在に装着されるように構成されており、芯管の当接
面である基板66aの端面からの軸方向突出量が基準長
に設定されていることによって、ロール記録紙の位置決
めが行われるようになっている。
【0043】このような実施形態にかかる保持部材66
は、図13に示されているように2インチの小径ロール
紙を用いる場合と、図14に示されているように3イン
チの大径ロール紙を用いる場合とで、保持部材66が反
転されるようにして取付部66b,66cのいずれかが
選択的に用いられるが、軸部66g,66hは、一点鎖
線で図示した本体側の受け部材41に装着され、これに
よって鉄芯を用いることなくロール記録紙の支持が行わ
れるようになっている。
【0044】また、図15に示されている実施形態にか
かる保持部材76,77は、3種類のロール記録媒体に
対して用いられるように構成されている。すなわち、本
実施形態にかかる保持部材76,77は、上述した実施
形態と同様な構成部分に加えて、大径側取付部76c,
77cの外径よりやや小さく、かつ小径側の取付部76
b,77bの外径よりやや大きい中間外径寸法を有する
取付部76j,77jが、上記大径側の取付部76c,
77cに対して一体に形成されている。この中間外径の
取付部76j,77jは、大径側取付部76c,77c
の各端面から同心状に軸方向に突出するようにして階段
状に設けられている。
【0045】このような実施形態によれば、3種類の外
径を有する取付部が階段状にて効率的に設けられること
となり、1個の保持部材により3種類のロール記録紙に
対応することができる。
【0046】以上、本発明の好適な実施の形態について
説明したが、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変
更を行うことが可能である。例えば、上述した図15に
示されている実施形態では、異なる外径の取付部をさら
に増やして設けることも可能である。また、保持持部材
の中心部分を内方側に窪むように形成し、その凹部を、
本体受け部材側に設けられた凸部分に対して回転自在に
嵌着するように構成することも可能である。
【0047】
【発明の効果】上述したように、請求項1記載の発明
は、保持部材に複数の取付部を一体的に設け、これら複
数の取付部のうちのいずれかを小径ロール紙又は大径ロ
ール紙に対応して適宜選択して用いることによって保持
部材の嵌合作業を可能とし、従来のような別個のアダプ
ターを取り付けたり取り外したりする等の面倒な操作を
不要としたものであるから、簡易な構成で、異なる径の
ロール記録媒体に対する保持部材の取扱性を良好とする
ことができる。
【0048】また、請求項2記載の発明は、複数の取付
部を基板の反対側に設けることにより、取付部の選択操
作を保持部材の軸方向反転操作によって行わせるように
構成したものであるから、保持部材の取扱性をより向上
させることができる。
【0049】さらに、請求項3記載の発明は、外径の異
なる複数の取付部を同心状にて階段状に設けることによ
り複数の取付部を効率的に設けるように構成したもので
あるから、1つの保持部材に対して多数の取付部を良好
に形成することができる。
【0050】さらにまた、請求項4記載の発明は、取付
部の外周面に芯管の内壁に圧接する弾性状部材を設ける
ことによって、芯管側の内径寸法に生じたバラツキを吸
収するように構成し、取付部の嵌合状態を常時良好に維
持し得るようにしたものであるから、保持部材の操作性
をさらに高めることができる。
【0051】一方、請求項5記載の発明は、取付部に基
準面を設けることによって、芯管に保持部材を嵌着して
画像形成装置側にロール記録媒体を装着したときにロー
ル記録媒体が画像形成装置の本体側に対して軸方向に自
動的に位置合わせされるように構成したものであるか
ら、保持部材の操作性をさらに高めることができる。
【0052】また、請求項6記載の発明は、保持部材を
装着用鉄芯に固定する固定部を設けるとともに、保持部
材を装着用鉄芯に装着したときに保持部材の軸方向の位
置合わせを行う位置規制溝を設けることによって、保持
部材の軸方向の位置決めを自動的に行わせるように構成
したものであるから、保持部材の操作性をさらに高める
ことができる。
【0053】さらに、請求項7記載の発明は、取付部に
鉄芯に相当する軸部を設けて、鉄芯を用いることなく上
記軸部によってロール記録媒体を画像形成装置側へ容易
に装着し得るように構成したものであるから、高価な鉄
芯を用いることなく、しかも良好な操作性を得ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用するのに好適な画像形成装置の一
例であるプロッタの全体を示した模式的斜視図である。
【図2】図1に示されているプロッタにおける紙搬送経
路及び印字部を表した斜視説明図である。
【図3】本発明の一実施形態にかかるロール記録媒体を
画像形成装置に装着した状態を表した縦断面説明図であ
る。
【図4】本発明の一実施形態にかかる保持部材の構造を
表した正面説明図である。
【図5】図3に表した保持部材の側面説明図である。
【図6】図3及び図5に表した保持部材の一部を拡大し
て表した側面説明図である。
【図7】本発明の他の実施形態における保持部材を表し
た側面説明図である。
【図8】図7に表された保持部材を反転した状態を表し
た側面説明図である。
【図9】図8に表された保持部材の固定状態を表した部
分拡大側面説明図である。
【図10】本発明のさらに他の実施形態における保持部
材を表した側面説明図である。
【図11】図10に表した保持部材の側面説明図であ
る。
【図12】図10及び図11に表した保持部材の一部を
拡大して表した縦断面説明図である。
【図13】本発明のさらに他の実施形態における保持部
材を表した側面説明図である。
【図14】図13に表した保持部材を反転した状態を表
した側面説明図である。
【図15】本発明のさらに他の実施形態における保持部
材を表した側面説明図である。
【図16】従来のロール記録媒体保持部材の一例を表し
た側面説明図である。
【符号の説明】
11 プロッタ 15 ロール記録紙 41,42 プロッタ本体受け部材 43,53 装着用鉄芯 45 芯管 15a 記録紙 46,47,57,66,76,77 保持部材(ホル
ダー) 46a,66a,57a 基板 46b,46c,57b,57c,66b,66c,7
6b,77b,76c,77c,76j,77j 取付
部 46e 板バネ 46g,46h 基準面 57 固定側保持部材 58,59 固定部 50 固定ネジ 58a,59a ネジ位置規制溝 66g,66h 軸部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール記録媒体の芯管の開口部に保持部
    材を嵌着し、当該保持部材を介して上記ロール記録媒体
    を画像形成装置側に回転自在に装着する画像形成装置の
    ロール記録媒体保持装置において、 上記保持部材には、前記芯管の両開口部に対してそれぞ
    れ着脱自在に嵌着される取付部が一体的に設けられてい
    るとともに、 上記取付部は、異なる内径を有する各芯管に対応するよ
    うに異なる外径にて複数設けられていることを特徴とす
    るロール記録媒体保持装置。
  2. 【請求項2】 前記各取付部は、保持部材に設けられた
    基板に対して、軸方向の反対側に配置されていることを
    特徴とする請求項1記載の画像形成装置のロール記録媒
    体保持装置。
  3. 【請求項3】 前記保持部材における複数の取付部は、
    大径の取付部に対して小径の取付部が同心軸上に突出す
    るように設けられていることを特徴とする請求項1又は
    2記載の画像形成装置のロール記録媒体保持装置。
  4. 【請求項4】 前記取付部の外周面には、芯管の開口部
    における内周壁に圧接する弾性状部材が設けられている
    ことを特徴とする請求項1又は2又は3記載の画像形成
    装置のロール記録媒体保持装置。
  5. 【請求項5】 前記取付部における軸方向先端面が、画
    像形成装置の本体側に当接する基準面に形成されている
    とともに、 上記各取付部の基準面が基板に対して所定の基準位置に
    配置されるように、上記各取付部における軸方向突出量
    が設定されていることを特徴とする請求項1又は2又は
    3又は4記載の画像形成装置のロール記録媒体保持装
    置。
  6. 【請求項6】 前記保持部材が、画像形成装置側への装
    着用鉄芯に対して嵌挿される構成になされているととも
    に、 保持部材を装着用鉄芯に対して所定の固定手段により固
    定する固定部が取付部に付設され、当該固定部には、保
    持部材を装着用鉄芯の軸方向所定位置に配置させる位置
    規制溝が設けられていることを特徴とする請求項1記載
    の画像形成装置のロール記録媒体保持装置。
  7. 【請求項7】 前記取付部には、画像形成装置側への装
    着用鉄芯に相当する軸部が付設されていることを特徴と
    する請求項1又は2又は3又は4又は5記載の画像形成
    装置のロール記録媒体保持装置。
JP10137023A 1998-05-19 1998-05-19 画像形成装置のロール記録媒体保持装置 Withdrawn JPH11322142A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6877920B2 (en) 2002-03-20 2005-04-12 Seiko Epson Corporation Roll-like fixing-medium holding device and liquid fixing apparatus
JP2007126281A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Sumitomo Heavy Ind Ltd ロール体用無人搬送台車、及び該搬送台車による搬送方法

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