JPH11322028A - ハンガーラック - Google Patents
ハンガーラックInfo
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- JPH11322028A JPH11322028A JP29236498A JP29236498A JPH11322028A JP H11322028 A JPH11322028 A JP H11322028A JP 29236498 A JP29236498 A JP 29236498A JP 29236498 A JP29236498 A JP 29236498A JP H11322028 A JPH11322028 A JP H11322028A
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Abstract
持ち状に設ける構成のハンガーラックにおいて、ハンガ
ー部材は、上下方向の寸法が比較的大きな直角三角形状
の棚受け板と、この上に載せる棚板とを有した構成であ
った。そのため、柱部材に対してハンガー部材を設ける
上下ピッチを細かくできなかった。 【解決手段】 柱部材2は、前板部5と後板部6とを有
した構造にし、前板部5には貫通口を、また後板部6に
は係合口を設ける。ハンガー部材3は棒状に細く形成
し、その根元部3aを、柱部材2の前板部5に対しては
貫通口へ貫通させ、且つ後板部6に対しては係合口へ係
合させる。即ち、ハンガー部材3は、前後方向の2か所
でしっかりと支持される。このようにハンガー部材3に
おいて、上下方向を小さく形成できるため、柱部材2に
対する取付ピッチを細かくできる。
Description
の前方へハンガー部材を片持ち状に設ける構成のハンガ
ーラックに関するものである。
ー部材を片持ち状に設ける構成のハンガーラックでは、
柱部材として角パイプを用い、またハンガー部材として
は、側面視形状が横長の直角三角形状をした棚受け板
と、この棚受け板を柱部材と共に横に複数並べた状態で
それらの上縁部相互間へ架設させる棚板とを有して成る
ものを用いるのが普通である。
は、柱部材の下端部を基礎面へ埋め込んだり又は柱部材
の背面部を躯体壁面等へアンカ固定したりして立設状態
にし、これを横方向に所定間隔で立て並べてゆき、その
後、各柱部材の前面部に対して、その所望高さ位置へ棚
受け板を上下複数段に係合させてゆき、最後に、各棚受
け板上へ棚板を載せるという手順をとる。
他の建築物内や坑道内等を含む)等において、その内壁
面の通路方向に沿って電源送給や信号伝達用のケーブル
又は流体送給用のパイプ等の長尺横部材を設けるに際
し、上記のようにハンガー部材を片持ち支持する構成の
ハンガーラックを採用することが考えられる。この場
合、長尺横部材の本数は相当に多数本になるのが普通で
あり、トンネル内スペースに邪魔とならないようにする
ためには、これら長尺横部材を水平方向で並べるだけで
なく、上下方向でも多数段に並べる必要がある。そのた
め、柱部材に対して上下に多数のハンガー部材を設ける
必要がでてくる。
ンガー部材の棚受け板を柱部材の前面部へ係合させる構
造であったため、各棚受け板では柱部材への係合箇所を
上下2か所として、棚板が前下がりになるのを防止して
おり、このような事情から棚受け板は上下方向にある程
度大きな形状を必要とし、その結果、柱部材に対して上
下方向に係合できる棚受け板の数(即ち、ハンガー部材
としての設置数)は、自ずと制限されることになる。
のハンガーラックをそのままトンネル内等において採用
することはできなかった。そこで従来において、トンネ
ル内等では、上下方向寸法を小型化したハンガー部材を
製作すると共に、これを柱部材に対して溶接等により、
上下小ピッチで固定する方法を採っていた。
ハンガー部材を溶接等で固定する方法は、言うまでもな
く面倒であり、特に、その作業場所がトンネル内等であ
れば、柱部材の本数も多いことに伴って固定箇所も極め
て膨大な量となり、従って、作業環境が悪いこと等も手
伝って、この種作業は大変困難で、時間や労力のかかる
ものとなっていた。
であって、トンネル内等での長尺横部材の保持等におい
ても好適に採用可能となるハンガーラックを提供するこ
とを目的とする。
達成するために、次の技術的手段を講じた。即ち、本発
明に係るハンガーラックにおいて、柱部材は、前板部と
この前板部の裏側に所定間隔をおいて設けられた後板部
とを有している。これに対し、この柱部材の前方へ突出
して設けるハンガー部材は、その根元部を上記柱部材の
前板部へ貫通させたうえで、後板部に対して係合可能に
なっている。
ンガー部材の根元部を貫通させるための貫通口が設けら
れていると共に、後板部に対してハンガー部材の根元部
を係合させるための係合口が設けられている。そして、
これに対してハンガー部材は、その根元部の下面部が、
柱部材の前板部に設けられた上記貫通口の開口縁部下面
部と当接し、また根元部の上面部が、柱部材の後板部に
設けられた上記係合口の開口縁部上面部と当接すること
になる。
か所で前下がりとなるのを防止する構造にしているた
め、その上下方向寸法を小型化することが可能になる。
従って、柱部材において、ハンガー部材用の貫通口及び
係合口を上下方向に小ピッチで複数設ければ、1本の柱
部材あたりに多数のハンガー部材を設けることができる
ようになる。
長尺横部材を上下方向に多段状態で保持させる場合であ
れば、貫通口及び係合口の上下間隔を、各ハンガー部材
の上方に対して長尺横部材の係脱に必要なスペースだけ
確保させつつ設定することができるものである。なお、
柱部材に設ける貫通口や係合口は、それぞれ、孔である
場合に限らず、切欠状の開口である場合等でもよい。
元部を、上下方向に長い断面形状の本体壁部を有する構
造にすることで、柱部材の貫通口及び係合口の各開口縁
部に対して、この本体壁部の上面部や下面部を当接させ
ることができる。このようにすると、本体壁部の上下各
面部における圧縮強度が強くなるために、ハンガー部材
としての曲げ強度や撓み強度、即ち、耐荷重強度を極め
て強いものにでき、相当に重いもの、或いは流体の送給
圧変動等に伴う上下振動が作用するもの等に対しても好
適に使用できることになる。
にしたり、これら両本体壁部の相互間に対して、それら
の内面をバックアップする補強材を内装したりすれば、
一層の強度アップに繋がる。ハンガー部材において、柱
部材の貫通口や係合口に対して当接する部分に、この当
接を前後方向の傾斜によって導く案内部を設けておけ
ば、柱部材に対するハンガー部材の取り付けが容易且つ
迅速に行える。
態で固定するには、その後板部に対して、壁面等に設け
るアンカ等に係合させるためにダルマ孔等の壁面固定用
孔を設けることになるが、この場合、柱部材の後板部の
裏面には、上記壁面固定用孔の開口まわりを囲む背部ス
ペーサを設けるのが好適となる。この背部スペーサは、
柱部材の係合口からその背面側へ突出するハンガー部材
の根元端が、トンネル内壁面等に緩衝するのを防止する
作用を奏するだけでなく、柱部材に設けられた壁面固定
用孔の開口縁部を補強する作用をも兼備するものであ
る。
部の係合口は、いずれもハンガー部材をそのまま通す開
口形状とすることも可能である。例えば、ハンガー部材
における断面方向の輪郭が長方形であれば、貫通口や係
合口も長方形開口とする。このようにすると、柱部材に
対する貫通口及び係合口の形成が簡単にできることにな
るし、また、これら貫通口や係合口としての開口が大き
くなるため、柱部材として軽量化が図れる利点もある。
に対するハンガー部材の保持構造とすることの他に、次
のような構造を採用してもよい。すなわち、ハンガー部
材に対し、その根元部に平面コ字状の嵌め込み部を設け
て、柱部材の両側面部を外嵌可能にしておき、この嵌め
込み部と柱部材との間に、ハンガー部材上に荷重が加わ
れば加わる程、嵌め込み部を柱部材へ接近させる向きの
カム取付手段を設けるようにする。
ー部材上に許容範囲内で長尺横部材を載せれば載せるほ
ど、柱部材に対するハンガー部材の保持強度が強くな
り、安定することになる。また、ハンガー部材として、
その上下方向寸法を小型に抑えられるという利点も有す
るものである。ただ、このようなカム取付手段は、柱部
材に対してハンガー部材の高さを調節するということが
できないため、全てのハンガー部材において採用するに
は不向きであり、例えば柱部材の最上位置とか、中間位
置とかの、限られた範囲で採用するのが好適である。
端部寄りで上方へ突出するフック具を具備して、これら
両フック具間で樋形状をしたケーブルトレーを支持可能
にしたものを、その品種のうちの一つとして具備させて
おくことも可能である。
施の形態を説明する。図1乃至図7は、本発明に係るハ
ンガーラック1の第1実施形態を示している。このハン
ガーラック1は、柱部材2とハンガー部材3とを有して
いる。図2乃至図4に示すように、柱部材2は角パイプ
により形成されている。従って、この角パイプの四周面
部分のうち、柱部材2としての使用状態において正面
(ハンガー部材3の突出方向)へ向けられる部分は前板
部5とされ、またこの前板部5の裏側に所定間隔をおい
て設けられることになる部分は後板部6とされるもので
ある。
てハンガー部材3の根元部3aを貫通させるための貫通
口8が設けられている。各貫通口8の開口形状は、縦長
の長方形状となっている。また、この前板部5には、柱
部材2の長手方向適数箇所(上下両端部と、必要に応じ
てそれらの間の何箇所か)であって、且つ上記各貫通口
8の相互間となる位置に、固設作業用口9が設けられて
いる。この固設作業用口9は、覗き窓又は工具等の挿入
孔として使用されるものであって、その開口形状は、強
度的に許容される範囲で可及的に大きな縦長の長丸状と
されている。
8相互の上下間隔は、トンネル内等で多数本の長尺横部
材P(図1参照)を上下方向に多段状態で保持させる場
合を想定して、個々のハンガー部材3の上方に対して、
長尺横部材Pの係脱に必要となる可及的に小さなスペー
スだけ確保できるように、細かなピッチに設定してあ
る。
対1対応となり、且つ各貫通口8よりも若干低くなる位
置関係で、ハンガー部材3の根元部3aを係合させるた
めの係合口12が設けられている。各係合口12は、縦
長の溝状に開口する左右一対の小口12a,12bを有
したものとなっている。また、この後板部6には、前板
部5の各固設作業用口9に1対1対応となり、且つ各固
設作業用口9よりも若干低くなる位置関係で、壁面固定
用孔13が設けられている。この壁面固定用孔13の開
口形状は、図4に示すようにトンネル内壁面W等に設け
られるアンカ14に対し、その頭部14aを挿通可能に
する径大下部孔13aと、アンカ14の軸部14bは挿
通するが頭部14aは挿通不能にする径小上部孔13b
とを有するダルマ孔とされている。
記壁面固定用孔13に対応して、この開口まわりを囲む
ような状態で背部スペーサ16が設けられている。この
背部スペーサ16は、柱部材2をトンネル内壁面W等に
沿わせて立設させる場合に、柱部材2の背側へ隙間を保
持させるためのもので、この隙間によって、上記後板部
6の係合口12からその背面側へ突出するハンガー部材
3の根元端を収容し、これがトンネル内壁面W等に緩衝
するのを防止するものである。
面固定用孔13の開口まわりを囲むようになっている
(即ち、背部スペーサ16にも、壁面固定用孔13と同
じ開口形状を有する孔16aが設けられている)ので、
この壁面固定用孔13の開口縁部を補強する作用をも兼
備しているものである。一方、図5及び図6に示すよう
に、ハンガー部材3は、断面n字状を有する条材によっ
て形成されている。従って、この条材のうち、ハンガー
部材3としての使用状態において上方へ向けられる部分
は物品支持部分18とされ、またこの物品支持部分18
の左右両側に折曲状に設けられることになる部分は、断
面形状を上下方向に長くした本体壁部19とされるもの
である。
て、根元端の上面側には、左右の本体壁部19間を通り
抜ける配置で、上向きの切欠状をした上面当接部分21
が設けられており、この上面当接部分21から柱部材2
の太さ分だけ前方となる部分の下面側には、左右の本体
壁部19間を通り抜ける配置で、下向きの切欠状をした
下面当接部分22が設けられている。
ハンガー部材3を柱部材2へ取り付ける際に、柱部材2
の係合口12に対してその開口縁部の上面部と当接させ
る部分である。この上面当接部分21には、ハンガー部
材3の後方側へ向けて上り方向に傾斜する案内部21a
が設けられている。下面当接部分22は、ハンガー部材
3を柱部材2へ取り付ける際に、柱部材2の貫通口8に
対してその開口縁部の下面部と当接させる部分である。
この下面当接部分22には、ハンガー部材3の後方側へ
向けて下り方向に傾斜する案内部22aが設けられてい
る。
分18から前方斜め上方へ突出するズレ落ち防止片23
が設けられている。なお、前記した柱部材2において、
前板部5に設けられる貫通口8は、ハンガー部材3の根
元部3aを貫通させた状態で、ハンガー部材3を上下方
向へ幾らか移動可能な大きさに形成されているが、左右
方向へのガタツキは生じないようにするために、下面部
の左右両隅部に対して、ハンガー部材3の下面当接部分
22と左右方向で係合可能にするための段落ち部8a
(図2参照)が設けられている。
材2の後板部6に設けられる係合口12に対する挿入を
容易にするため、下端隅部にアール面取り3bが施され
ている。このような構成のハンガーラック1では、トン
ネル内壁面W等に予め設けられたアンカ14に対して、
柱部材2の後板部6に設けられた壁面固定用孔13を、
背部スペーサ16を介して係合させ、立設させる。
ー部材3の根元部3aを挿入し、上面当接部分21を後
板部6の係合口12における上面部へ当接させ、また下
面当接部分22を前板部5の貫通口8における下面部へ
当接させ、それぞれ係合状態とさせる。このようにし
て、柱部材2の立設と、この柱部材2に対するハンガー
部材3の取り付けとを繰り返した後、各ハンガー部材3
に対して長尺横部材P(例えば、電源送給や信号伝達用
のケーブル又は流体送給用のパイプ等)を支持させてゆ
けばよい。
るために、図8に示すように、ハンガー部材3の内側へ
断面形状がU字状をした補強材26を内装し、溶接等し
ておくことにより、左右の本体壁部19の内面をバック
アップさせるようにするとよい。この補強材26の内装
位置は、ハンガー部材3に必要とされる強度に応じて、
根元部3aの範囲だけとするか、又はこれより突出方向
へも必要長さだけ延ばすようにするかを適宜選べばよ
い。
定されるものではなく、要は、ハンガー部材3の両本体
壁部19に対してそれらの内面に当接すればよいので、
角パイプや丸パイプ等のパイプ材をはじめ、中実材や断
面n字状、H字状等の各種条材等を適用できるものであ
る。また、図示は省略するが、ハンガー部材3の断面形
状についても、角パイプ状やH字状等としてもよい。ま
た本体壁部19を1枚だけ備えた構造(即ち、断面形状
がI字状やT字状のもの等)にすることも可能である。
形状や数等に応じて、適宜変更可能であることは言うま
でもない。また、ハンガー部材3は、支持する物品の形
状等に応じて、棚板やトレー等を具備した構成とするこ
ともできる。一方、柱部材2において、貫通口8や係合
口12を設ける相互間隔や個数等は、支持する物品の大
きさや数等に応じて適宜変更可能であることは言うまで
もない。勿論、この支持物品としても、長尺横部材Pに
限定されるものではない。
な棚として使用することも可能であり、この場合には、
ハンガー部材3として棚板を有した構成とすればよく、
また柱部材2に対するハンガー部材3の取付ピッチを粗
くすればよい。柱部材2に対し、ハンガー部材3を水平
に突出させることの他、斜め上方又は斜め下方へ傾けて
突出させるようにしてもよい。
るものとしてもよい。この場合、柱部材2の立設固定
は、下端部の埋設やアンカ止め等によるものでもよい。
柱部材2には、図9や図10に示すように、断面形状が
H字状をした条材を用いることができる。この場合、前
板部5及び後板部6の幅方向中央部には条材のウエブ部
分27が存在することになるので、前板部5に設ける貫
通口8についても、図3に示した後板部6の係合口12
と同様に、縦長の溝状に開口する左右一対の小口8b,
8cを有したものとすればよい。
おいて、前板部5の貫通口8や後板部6の係合口12
は、側方解放の切欠状に形成することも可能である。こ
のような柱部材2に対応させるハンガー部材3として
は、その根元部3aから上記貫通口8を通り抜ける範囲
で物品支持部分18を切り欠いた構造にすればよい。
ーラック1の第2実施形態を示している。この第2実施
形態のハンガーラック1では、図12及び図13に示す
ように、柱部材2の後板部6に設けられる係合口12に
ついても、その開口形状が前板部5に設けられる貫通口
8と同じように、長方形状をした1個の孔として形成さ
れている。従って、ハンガー部材3をそのまま通すこと
ができるものとなっている。
に、ハンガー部材3の根元部3aでは、上面当接部分2
1が物品支持部分18と同一平面上に形成されており
(即ち、切欠状にはなっていない)、案内部21aは、
根元端から上り方向へ傾斜して突出された舌片30によ
って形成されたものとしてある。更に図14に示すよう
に、ハンガー部材3の根元部3aと柱部材2とを横方向
に串刺しにする抜け止めピン31を設けることで、ハン
ガー部材3を柱部材2へ固定するものとした。この抜け
止めピン31は、割りピン32によって抜け止めしてあ
る。
明した補強材26を内装させる構造にするのが、特に好
適となる。一方、この第2実施形態では、図11に示す
ように、柱部材2の最上位置に設けるハンガー部材3と
して、図16及び図17に示すものを用いている。この
ハンガー部材3は、角パイプ等によって形成されてお
り、その根元部3a寄り及び突端部3c寄りには、上方
へ突出するフック具37が設けられている。そして、こ
れら両フック具37の相互間で、樋形状をしたケーブル
トレー38を支持可能になっている。
と、光ファイバー等の撓みを嫌う長尺横部材の支持にと
って好適となる。なお、フック具37は、ハンガー部材
3に設けられた長孔39を介してボルト40及びナット
41によって止め付けられるものとしているため、この
長孔39内での位置調節が可能である。また、長孔39
自体を複数設けているため、これらの選択により、ケー
ブルトレー38として幅方向寸法の異なる複数種のもの
を取付可能になっている。
部材2の両側面部を外嵌する平面コ字状の嵌め込み部4
5が溶接等により設けられている。そして、この嵌め込
み部45と柱部材2との間がカム取付手段46によって
固定されている。このカム取付手段46は、ハンガー部
材3の嵌め込み部45に対して、上側ほどハンガー部材
3の突出方向(図16の左方)へ傾くように形成された
長孔形状をしたカム孔48と、柱部材2から側方へ突出
して上記カム孔48へ挿通される支持軸49とを有して
いる。
して設けてあり、且つそれらが互いに同位置となるよう
に配置させてある。そして、支持軸49にはボルトを用
いて、これを嵌め込み部材45及び柱部材2に対して横
方向へ貫通させ、ナット50にて抜け止めさせるものと
した。このようなことから、このカム取付手段46で
は、ハンガー部材3上に、上記した光ファイバー等の長
尺横部材による荷重が加われば加わる程、嵌め込み部4
5を下方へ沈ませながら柱部材2へ接近させるようにな
る。従って、柱部材2に対するハンガー部材3の保持強
度が益々強固なものとなり、安定する。
定されるものではなく、その他細部構造、部材形状、材
質等に関して、適宜変更が可能である。
係るハンガーラックでは、ハンガー部材の根元部を、柱
部材に対し、その前板部では貫通させておきながら後板
部において係合させるものである。すなわち、ハンガー
部材は、その根元部の下面部と上面部との前後方向の2
か所を柱部材に当接させて前下がりとなるのを防止する
構造である。
型化できると共に、柱部材に対しては上下方向に小ピッ
チで取り付けることができ、その結果、例えばトンネル
内等で多数本の長尺横部材を上下方向に多段状態で保持
させる場合にも好適に対応できる。ハンガー部材におい
て、少なくともその根元部を、上下方向に長い断面形状
の本体壁部を有する構造にすると、ハンガー部材として
耐荷重強度を高めることができる。
にしたり、補強材を内装したりすれば、一層の強度アッ
プができる。ハンガー部材において、柱部材の貫通口及
び係合口に対する当接部に案内部を設ければ、柱部材に
対する取り付けが容易且つ迅速に行える。柱部材の後板
部裏面に対し、壁面固定用孔に対応させて背部スペーサ
を設けておくと、ハンガー部材の根元端とトンネル内壁
面等との緩衝防止のみならず、上記壁面固定用孔に対す
る補強が可能になる。
ー部材をそのまま通す開口形状にすると、それらの開口
形成作業が簡単となり、また柱部材としての軽量化も可
能となる。柱部材に対するハンガー部材の保持構造とし
て、ハンガー部材の根元部に平面コ字状の嵌め込み部を
設けて柱部材の両側面部を外嵌させ、この嵌め込み部と
柱部材との間にカム取付手段を設けて、ハンガー部材上
の荷重付加に比例して嵌め込み部が柱部材へ接近する構
造にすると、柱部材に対するハンガー部材の保持強度を
強くでき、一層の安定化が得られる。
ック具を設けて、これらで樋形状をしたケーブルトレー
を支持可能にすると、光ファイバー等の支持に好適とな
る。
示す中間省略側面図である。
である。
省略側面図である。
の組み付け構造を示した要部側断面図である。
示した断面図(図6に対応)である。
主要部の斜視図である。
視図である。
を示す中間省略側面図である。
図である。
との組み付け構造を示した要部側断面図である。
間省略側面図である。
の)ハンガー部材の側面図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 柱部材(2)と、該柱部材(2)の前方
へ突出して設けられるハンガー部材(3)とを有し、上
記柱部材(2)は前板部(5)と該前板部(5)の裏側
に所定間隔をおいて設けられた後板部(6)とを有して
おり、上記ハンガー部材(3)はその根元部(3a)を
上記柱部材(2)の前板部(5)へ貫通させて後板部
(6)に係合可能になっていることを特徴とするハンガ
ーラック。 - 【請求項2】 前記柱部材(2)において、前板部
(5)に設けられるハンガー部材(3)貫通用の貫通口
(8)と、後板部(6)に設けられるハンガー部材
(3)係合用の係合口(12)とがそれぞれ上下方向に
複数設けられており、これら貫通口(8)及び係合口
(12)の上下間隔が、各ハンガー部材(3)の上方に
対して長尺横部材(P)の係脱に必要なスペースだけを
確保するものとされていることを特徴とする請求項1記
載のハンガーラック。 - 【請求項3】 前記ハンガー部材(3)は、少なくとも
その根元部(3a)が上下方向に長い断面形状の本体壁
部(19)を有して形成されており、柱部材(2)の貫
通口(8)及び係合口(12)の各開口縁部に対して上
記本体壁部(19)の上下面部が当接可能になっている
ことを特徴とする請求項2記載のハンガーラック。 - 【請求項4】 前記ハンガー部材(3)において、柱部
材(2)の貫通口(8)及び係合口(12)に対して当
接可能になる本体壁部(19)は左右一対の連結構造を
有しており、両本体壁部(19)の相互間には、これら
両本体壁部(19)の内面をバックアップする補強材
(26)が内装されていることを特徴とする請求項3記
載のハンガーラック。 - 【請求項5】 前記ハンガー部材(3)において、柱部
材(2)の貫通口(8)又は係合口(12)に対する少
なくとも一方の当接部分(22)(21)に、この当接
を前後方向の傾斜によって導く案内部(22a)(21
a)が設けられていることを特徴とする請求項2乃至請
求項4のいずれかに記載のハンガーラック。 - 【請求項6】 前記柱部材(2)には、後板部(6)に
対して壁面固定用孔(13)が設けられており、この後
板部(6)の裏面には、上記壁面固定用孔(13)の開
口まわりを囲む背部スペーサ(16)が設けられている
ことを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記
載のハンガーラック。 - 【請求項7】 前記柱部材(2)において、前板部
(5)の貫通口(8)及び後板部(6)の係合口(1
2)は、いずれもハンガー部材(3)をそのまま通す開
口形状とされていることを特徴とする請求項2乃至請求
項6のいずれかに記載のハンガーラック。 - 【請求項8】 柱部材(2)と、該柱部材(2)の前方
へ突出して設けられるハンガー部材(3)とを有し、上
記ハンガー部材(3)には、その根元部(3a)で上記
柱部材(2)の両側面部を外嵌する平面コ字状の嵌め込
み部(45)が設けられ、該嵌め込み部(45)と柱部
材(2)との間に、ハンガー部材(3)上に荷重が加わ
れば加わる程、嵌め込み部(45)を柱部材(2)へ接
近させる向きのカム取付手段(46)が設けられている
ことを特徴とするハンガーラック。 - 【請求項9】 前記ハンガー部材(3)は、根元部(3
a)寄り及び突端部(3c)寄りで上方へ突出するフッ
ク具(37)を具備して、これら両フック具(37)間
で樋形状をしたケーブルトレー(38)を支持可能にな
っていることを特徴とする請求項1乃至請求項8のいず
れかに記載のハンガーラック。
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