JP2739551B2 - 流動棚 - Google Patents

流動棚

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JP2739551B2
JP2739551B2 JP6013372A JP1337294A JP2739551B2 JP 2739551 B2 JP2739551 B2 JP 2739551B2 JP 6013372 A JP6013372 A JP 6013372A JP 1337294 A JP1337294 A JP 1337294A JP 2739551 B2 JP2739551 B2 JP 2739551B2
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訓啓 塩川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば工場の組立てラ
インや倉庫等において荷を一方の側から供給し他方
の側から取出す場合に適用される流動棚に係り、特に傾
斜した棚部材の上面を滑り面とし、荷を傾斜に沿い自重
で流動させるようにした流動棚に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の流動棚は一般に、上面を多数
のローラ等によって滑り面とした複数段の棚部材を、支
持枠間隔をあけて配置された複数の支柱に一定の傾
斜角度で支持し構成されている。
【0003】このような流動棚はアングル材等を利用
して比較的簡単に構成することが可能であり、設置上の
スペースの有効利用度も高いうえ、棚部材の上部側から
供給した荷を、下部側に自重で移動させて隙間なく密
に整列状態密で収納でき、しかも必要に応じて下部側
から容易に取出すことができるので、同種物品の多数収
納や異種物品の区分収納等、広範囲に利用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで従来の流動
棚においては、必要収量の変化や流動棚の設置場所の変
更等への対応に難点があった。すなわち流動棚において
構成材料の有効利用および収納効率向上等の観点か
ら、一般に棚部材は、例えば四角枠状の棚枠とこの棚
枠の傾斜方向に沿って並列に配置したローラ付きの多数
桟とによって構成されている。そして、据付け等の
利便性等を考慮して、傾斜方向と直交する方向に沿う両
側枠部の下縁に形成された複数カ所の切欠を、それぞれ
支柱から突出した支持ピンに着脱可能に掛止している。
【0005】このような構成において、例えば必要収量
を増大させるために棚部材の傾斜方向の長さを大きく
する場合、棚枠に撓みが生じ、その下端縁に形成した切
欠とこれを掛止する支持ピンとの間において、特に上
端部側で隙間が発生して、掛止状態が不揃いとなり、そ
れが原因で棚部材にがたつき等が生じることがある。
【0006】のため、例えば実公昭60−38580
号公報に記載されているように、棚枠の切欠の深さや幅
等の寸法を改良して、掛止部に一定の自由度を付与し
棚枠支持の安定化を図る等、種々の技術的改良が行
なわれている。
【0007】しかし、流動枠の利用範囲は前述のよう
に広く、収容物品の大きさや収量の変化、あるいは用
途や設置スペース等に対応して流動棚を大形化したり
小形化したりする等、各種の大きさに変更して使用する
必要性が生じる場合も多いが、これまでは上記のよう
に大形化への対応しか行なわれておらず、小形化も考慮
した流動棚の奥行の長さ変化には必ずしも十分に対処
することができていない。
【0008】本発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その目的は、必要収量の変化や、流動棚の設
置場所の変更等に対して、柔軟に棚部材の送り方向の
さを変えることができるようにした連結式の流動棚を提
供することにある。
【0009】また、本発明の他の目的は、流動棚の長さ
を変化させる場合、容易かつ円滑に棚部材同士の連結
および分離を行えるようにすること、連結時において、
複数の棚部材をがたつきなく支柱に安定支持すること
ができるようにすること、上下方向および横方向のずれ
を防止して棚部材同士の連結部を段差のない平滑なも
のとすること、さらに副数段の棚部材を有する構成にお
いて、部品製作上の僅少な寸法のばらつき等があって
も、それに起因する傾斜方向の不揃いを各段毎に独立的
に吸収して、各段の使用が不具合なく行えるようにする
ことにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、上面を滑り面とした棚部材
を、間隔をもって配置した複数の支柱に一定の傾斜角度
で支持し、前記棚部材に荷を自重により流動可能に載置
するようにした流動棚において、前記棚部材を、複数の
棚部材エレメントを傾斜方向に沿って接離可能に突合せ
たものとし、互いに連結される1対の棚部材エレメント
のうち、下側に位置する棚部材エレメントの傾斜方向の
上端縁部と、上側に位置する棚部材エレメントの傾斜方
向の下端縁部とを、そのいずれか一方に設けられた上下
方向に開口する鋭角断面の凹部と、これに対応して他方
に設けられた板片を折曲げてなる鋭角断面の凸部とを嵌
合させることにより、上下面を揃えて連結するととも
に、その各棚部材エレメントの両側部の少なくとも傾斜
方向に沿う2カ所以上を、それぞれ前記支柱に着脱可能
に支持したことを特徴としている。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の流動棚にお
いて、各棚部材エレメントの傾斜方向に沿う下縁に形成
した少なくとも2カ所の切欠を、それぞれ支柱から突出
した支持ピンに掛止し、その棚部材エレメントのうち、
最下端に位置する棚部材エレメントの同一高さにある一
つの切欠を、前記支持金具に対して傾斜方向の一定位置
で掛止される狭幅のものとするとともに、同エレメント
の他の切欠きを、傾斜方向に一定の自由度を有して前記
支持金具に掛止される広幅のものとし、かつ同エレメン
ト以外の上側に位置する他の棚部材エレメントの切欠
を、全て傾斜方向に一定の自由度を有して、前記支持金
具に掛止される広幅のものとしたことを特徴としてい
る。
【0012】請求項3の発明は、請求項1又は2の流動
棚において、傾斜方向に沿って互いに連結される1対の
棚部材エレメントのうち、下側に位置する棚部材エレメ
ントの傾斜方向の上端縁部と、上側に位置する棚部材エ
レメントの傾斜方向の下端縁部とのいずれか一方に、傾
斜方向と直交する両側縁から外側方に一定角度で拡開す
るガイド片を設け、このガイド片の内側に他方の棚部材
を挾入させることによ り、両棚部材エレメントを、傾斜
方向と直交する側縁を揃えて連結したことを特徴として
いる。
【0013】
【作用】請求項1の発明によれば、必要収量を多くする
場合には複数の棚部材エレメントを傾斜方向に沿って
突合せ連結することにより、傾斜方向に沿う長さを拡大
することができ、また必要収量を少なくする場合や
動棚の設置場所のスペースが小さい場合等には連結し
た棚部材を分離することにより、傾斜方向に沿う長
縮小することができる。したがって、必要収量の変化
や、流動棚の設置場所の変更等に対して、柔軟に棚部材
の長さを変えることができる。
【0014】また、各棚部材エレメントは傾斜方向と
直交する方向に沿う両側部の少なくとも2カ所以上を
それぞれ支柱に着脱可能に支持させることにより、各棚
部材の支持は、その長さの拡大および縮小時のいずれに
おいても安定したものとすることができ、しかも、そ
の切換え作業も容易に行える。
【0015】さらに、下側に位置する棚部材エレメント
の傾斜方向上端縁部と、上側に位置する棚部材エレメン
トの傾斜方向下端縁部とを、上下方向に開口する鋭角断
面の凹部と、これに対応して他方に設けられた鋭角断面
の凸部とを嵌合させることにより、上下面を揃えて連結
することができる。したがって、上下方向のずれを防止
して、棚部材同士の連結部を段差のない平滑なものとす
ることができる。また、副数段の棚部材を有する場合に
おいて、部品製作上の僅少な寸法のばらつきがあって
も、各段毎に凹凸部を個別的に嵌合することができるの
で、寸法のばらつき等に起因する傾斜方向の不揃いを各
段毎に独立的に吸収して、各段の使用を不具合なく行え
るようにすることができる。
【0016】請求項2の発明によれば、最下端に位置す
る棚部材エレメントを一つの狭幅の切欠を介して
持金具に傾斜方向の一定位置で掛止させ、他の広幅の
を、対応する支持金具に傾斜方向に沿う自由度をもっ
て掛止することができる。また、上側に位置する他の棚
部材エレメントは全ての広幅の切欠により一定の自
由度を有して支持金具にそれぞれ掛止することにより、
予め定位置に設置された最下端の棚部材エレメントを基
準として順次下位の棚部材エレメントに突合せて連結
することができる。この場合、上側に位置する他の棚部
材エレメントの切欠の自由度は、下側の棚部材エレメン
トに突合せた際に切欠の上側端部が支持金具の位置
致する状態に設定することが望ましい。このような構成
により、棚部材エレメントを連結して傾斜方向の長さ
を大きくする場合、上側に位置する棚部材の取付けを
下側に位置する棚部材を基準として傾斜方向に沿う一
定の自由度をもって容易かつ円滑に、しかも複数の棚部
材を確実に連結して良好な連続状態で、がたつきなく
支柱に安定的に支持することができる。逆に分離する場
合の作業も同様に、傾斜方向に沿う一定の自由度をもっ
て容易かつ円滑に行える。
【0017】請求項3の発明によれば、下側に位置する
棚部材エレメントの傾斜方向上端縁部と上側に位置
する棚部材エレメントの傾斜方向下端縁部とを、傾斜
方向と直交する両側縁から外側方に一定角度で拡開する
ガイド片を介して傾斜方向と直交する側縁を揃えて連
結することができる。したがって、横方向のずれを防止
して棚部材同士の連結を平面視においても平滑かつ
連続したものとして、がたつきなく安定に行うことがで
きる。
【0018】
【実施例】以下、本発明に係る流動棚の一実施例を図面
を参照して説明する。図1は棚全体の組立て構成、図
2は一つの棚部材の分解構成、図3〜図6は棚部材
の支持構成、図7〜図9は棚部材の連結構成をそれぞ
れ示している。
【0019】本実施例の流動棚は床上設置用の支持枠
(1)と、この支持枠(1)に一定の傾斜角度をもって支持
された上下3段の棚部材(2)とを有している。支持枠
(1)は図1および図2に示すように、複数本(4本)ず
つが前後2列に配置された支柱(3)と、これら支柱(3)
の上下端部を接続して直方体状の枠を構成する複数の梁
(4)と、上下の梁(4)を連結する補強杆(5)とによって
構成されている。
【0020】支柱(3)は断面コ字形をなすチャンネル
材からなり、図3に示すように、その対抗辺部に複数
の支持孔(6)が上下方向に間隔をあけて穿設されてい
る。下向き鉤状の上下1対の掛止片(7)を背面に有する
支持金具(8)各掛止片(7)を支持孔(6)に掛止するこ
とにより、支持金具(8)が支柱(3)に着脱可能に装着さ
れている。支持金具(8)の下端部前面には、端が大径
鍔状をなす支持ピン(9)が突設されている。
【0021】各段の棚部材(2)は図1および図2に示
すように、それぞれ送り方向である傾斜方向(a)に1対
の棚部材エレメント(2a)(2b)を、傾斜方向(a)に沿って
接離可能に突合せ連結してなり、各棚部材エレメント
(2a)(2b)は、それぞれ四角枠状の棚枠(10)と、この棚枠
(10)の傾斜方向(a)に沿って並列に配置したローラ(11)
付きの多数の桟(12)とによって上面に滑り面を有す
るものとして構成されている。
【0022】棚部材エレメント(2a)(2b)の前枠(10a)お
よび後枠(10a)の下縁には、傾斜方向(a)に沿って、
カ所ずつの切欠(13)が形成されており、図3および図4
に示すように、各切欠(13)は、支柱(3)に装着された支
持金具(8)の支持ピン(9)に着脱可能に掛止しうるよう
になっている。
【0023】互いに連結される棚部材エレメント(2a)(2
b)のうち、下側に位置する棚部材エレメント(2a)の前後
枠部(10a)の傾斜方向上端側に形成された切欠(13)の
一つ(13a)は図5に示すように、それぞれ支持金具
(8)の支持ピン(9)に対して傾斜方向(a)の一定位置
で掛止しうるような幅のものとされている。
【0024】一方、棚部材エレメント(2a)傾斜方向の
下端側における他の切欠(13b)は、傾斜方向(a)に一定
の自由度を有して支持金具(8)の支持ピン(9)に掛止さ
れるように、広幅のものとされている。
【0025】上側に位置する棚部材エレメント(2b)の切
欠(13c)は、図6に示すように、全て傾斜方向(a)に一
定の自由度を有して支持金具(8)の支持ピン(9)に掛止
されるように、広幅とされている。
【0026】図5、図7および図8に示すように、下側
に位置する棚部材エレメント(2a)の傾斜方向上端縁部
(2a')には、上方へ向って開口するチャンネル部材(14)
の中に、垂直片の下端を斜上方へ向かって、ほぼ45°
折曲したアングル材からなる開口部材(15)をボルトお
よびナット等の締付具(16)を介して取付けることによ
り、上方向に開口する鋭角断面の凹部(17)が設けられて
いる。
【0027】上側に位置する棚部材エレメント(2b)の傾
斜方向下端縁部(2b')には、下側の棚部材エレメント
(2a)に設けられた上方向に開口する凹部(17)に対応し
て、上方へ向って開口するチャンネル部材(18)の外側面
に、板片を直角に折り曲げてなるアングル材の水平片の
先端を、斜上方へ向かってほぼ略45°折曲してなる突
出部材(19)の垂直片を、ボルトおよびナット等の締付具
(20)を介して向きに取付けることにより、凹部(17)に
嵌合しう鋭角断面の凸部(21)が設けられている。これ
ら凹部(17)と凸部(21)との嵌合により、両棚部材エレメ
ント(2a)(2b)は、上下面を揃えて突合せ状態で着脱可能
に連結されている。なお、図4、図7および図8におい
て、(22)は棚枠(10)に桟(12)を係止するための係止
爪である。
【0028】下側に位置する棚部材エレメント(2a)の傾
斜方向上端縁部には、図7および図9に示すように、
傾斜方向と直交する方向(b)の両側縁から外側方に一定
角度(例えば10°)で拡開するガイド片(23)が締付
具(24)によって取付けられている。このガイド片(24)の
内側に、上側に位置する棚部材エレメント(2b)の傾斜方
向下端縁部を導くことにより、両棚部材エレメント(2a)
(2b)は、傾斜方向(a)と直交する側縁を揃えて連結され
ている。
【0029】以上の実施例によれば、使用時には棚部
材(2)の上部側から供給した荷をローラ(11)により下
部側に自重で移動させて隙間なく密に整列状態密で収納
することができ、しかも、必要に応じて下部側から容易
に取出すことができるのは勿論であるが、必要収量の変
化や、流動棚の設置場所の変更等に対して、柔軟に棚部
材の奥行の長さを変えることができる。
【0030】すなわち、必要収量を多くする場合には
複数の棚部材エレメント(2a)(2b)を傾斜方向に沿って突
合せ連結することにより、傾斜方向(a)寸法を拡大
させることができ、また必要収量を少なくする場合や
流動棚の設置場所のスペースが小さい場合等には連結
した棚部材エレメント(2a)(2b)を分離することにより、
傾斜方向に沿う奥行寸法を縮小させることができる。
【0031】また、各棚部材エレメント(2a)(2b)は
斜方向(a)に沿う少なくとも2カ所をそれぞれ支柱
(3)に着脱可能に支持させることにより、各棚部材(2)
の支持を、その拡大および縮小時のいずれにおいても
安定したものとすることができ、しかも、その切換え作
業も容易に行える。
【0032】また、下側に位置する棚部材エレメント(2
a)を一つの狭幅の切欠(13a)を介して支持金具(8)に
傾斜方向(a)の一定位置で掛止させ、他の広幅の切欠(1
3b)を、対応する支持金具(8)に傾斜方向(a)に沿う自
由度をもって掛止することができる上側に位置する他
の棚部材エレメント(2b)は全ての広幅の切欠(13c)に
より一定の自由度を有して支持金具(8)にそれぞれ掛止
することにより、予め定位置に設置された下側の棚部材
エレメント(2a)を基準として突合せて連結することがで
きる。この場合、上側に位置する棚部材エレメント(2a)
の切欠(13c)の自由度は、下側の棚部材エレメント(2b)
に突合せた際に切欠(13c)の上側端部が支持金具(8)
の位置に一致する状態に設定することが望ましい。この
ような構成により、棚部材エレメント(2a)(2b)を連結し
傾斜方向(a)に沿う奥行寸法を大きくする場合、上
側に位置する棚部材エレメント(2a)の取付けを、下側に
位置する棚部材エレメント(2b)を基準として傾斜方向
(a)に沿う一定の自由度をもって容易かつ円滑に、しか
も複数の棚部材(2)を確実に連結して良好な連続状態
で、がたつきなく支柱(3)に安定的に支持することがで
きる。逆に分離する場合の作業も同様に、傾斜方向
(a)に沿う一定の自由度をもって容易かつ円滑に行え
る。
【0033】下側に位置する棚部材エレメント(2a)
斜方向上端縁部(2a')と上側に位置する棚部材エレメ
ント(2b)の傾斜方向下端縁部(2b')とを、上下方向に
開口する鋭角断面形状の凹部(17)と、これに対応する凸
部(21)との嵌合により、上下面を揃えて連結することが
できる。したがって、上下方向のずれを防止して棚部
材同士の連結部を段差のない平滑なものとすることがで
きる。また、副数段の棚部材(2)を有する場合におい
部品製作上の僅少な寸法のばらつきがあっても、各
段毎に凹凸部(17),(21)を個別的に嵌合することができ
るので、寸法のばらつき等に起因する傾斜方向(a)の不
揃いを各段毎に独立的に吸収して各段の使用不具合
なく行えるようにすることができる。
【0034】さらに下側に位置する棚部材エレメント
(2a)の傾斜方向上端縁部(2a')と上側に位置する棚
部材エレメント(2b)の傾斜方向下端縁部(2b')とを、
傾斜方向(a)直交する方向(b)の両側縁から外側方に
一定角度で拡開するガイド片(23)を介して、傾斜方向
(a)直交する方向(b)の側縁を揃えて連結することが
できる。したがって、横方向のずれを防止して棚部材
エレメント(2a),(2b)同士の連結を平面視においても
平滑かつ連続したものとして、がたつきなく安定に行う
ことができる。
【0035】なお、本発明は以上の実施例の構成に限ら
ず、棚部材の段数や棚部材エレメントの連結数を増加し
たり、滑り面構造をスライド式にする等、種々の変形ま
たは応用が可能なことは勿論である。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば下記のように多くの優
れた効果が奏される。請求項1の発明によれば、必要収
量を多くする場合には複数の棚部材エレメントを傾斜
方向に沿って突合せ連結することにより、傾斜方向に沿
長さを拡大することができ、また必要収量を少なくす
る場合や流動棚の設置場所のスペースが小さい場合等
には連結した棚部材を分離することにより、傾斜方向
に沿う奥行寸法を縮小することができる。したがって、
必要収量の変化や、流動棚の設置場所の変更等に対し
て、柔軟に棚部材の奥行の長さを変えることができる。
また、各棚部材エレメントは傾斜方向に沿う両側部の
少なくとも2カ所以上をそれぞれ支柱に着脱可能に支持
させることにより、各棚部材の支持は、その長さの拡大
および縮小時のいずれにおいても安定したものとする
ことができ、しかも、その切換え作業も容易に行える。
【0037】また、下側に位置する棚部材エレメントの
傾斜方向の上端縁部と、上側に位置する棚部材エレメン
トの傾斜方向の下端縁部とを、上下方向に開口する鋭角
断面の凹部と、これに対応して他方に設けられた鋭角断
面の凸部との嵌合により、上下面を揃えて連結すること
ができる。したがって、上下方向のずれを防止して、棚
部材同士の連結部を段差のない平滑なものとすることが
できる。また、副数段の棚部材を有する場合において、
部品製作上の僅少な寸法のばらつきがあっても、各段毎
に凹凸部を個別的に嵌合することができるので、寸法の
ばらつき等に起因する傾斜方向の不揃いを各段毎に独立
的に吸収して、各段の使用を不具合なく行えるようにす
ることができる。
【0038】請求項2の発明によれば、最下端に位置す
る棚部材エレメントを一つの狭幅の切欠を介して
持金具に傾斜方向の一定位置で掛止させ、他の広幅の
を、対応する支持金具に傾斜方向に沿う自由度をもっ
て掛止することができる。また、上側に位置する他の棚
部材エレメントは全ての広幅の切欠により一定の自
由度を有して支持金具にそれぞれ掛止することにより、
予め定位置に設置された最下端の棚部材エレメントを基
準として順次下位の棚部材エレメントに突合せて連結
することができる。この場合、上側に位置する他の棚部
材エレメントの切欠の自由度は、下側の棚部材エレメン
トに突合せた際に切欠の上側端部が支持金具の位置に
一致する状態に設定することが望ましい。このような構
成により、棚部材エレメントを連結して傾斜方向の長さ
大きくする場合、上側に位置する棚部材の取付けを
下側に位置する棚部材を基準として傾斜方向に沿う一定
の自由度をもって容易かつ円滑に、しかも複数の棚部
材を確実に連結して良好な連続状態で、がたつきなく支
柱に安定的に支持することができる。逆に分離する場合
の作業も同様に、傾斜方向に沿う一定の自由度をもっ
て容易かつ円滑に行える。
【0039】請求項3の発明によれば、下側に位置する
棚部材エレメントの傾斜方向上端縁部と上側に位置
する棚部材エレメントの傾斜方向下端縁部とを、傾斜
方向と直交する両側縁から外側方に一定角度で拡開する
ガイド片を介して傾斜方向と直交する側縁を揃えて連
結することができる。したがって、横方向のずれを防止
して棚部材同士の連結を平面視においても平滑かつ
連続したものとして、がたつきなく安定に行うことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す面図である。
【図2】図1の棚部材を分解して示す斜視図である。
【図3】前記実施例における支柱への棚部材の支持構成
を示す拡大側面図である。
【図4】図3の要部を拡大して示す斜視図である。
【図5】前記実施例における下側配置の棚部材エレメン
トを示す側面図である。
【図6】前記実施例における上側配置の棚部材エレメン
トを示す側面図である。
【図7】前記実施例における各棚部材エレメントの連結
構造を示す平面図である。
【図8】図7のA−A線断面図である。
【図9】図7のB矢視図である。
【符号の説明】
(2)棚部材 (2a)(2b)棚部材エレメント (3)支柱(4)梁 (5)補強杆 (6)支持孔 (7)掛止片 (8)支持金具 (9)支持ピン(10)棚枠 (10a)前枠、後枠 (11)ローラ (12)横桟 (12)横桟 (13)(13a)(13b)(13c)切欠 (15)開口部材 (16)締付具 (17)凹部(18)チャンネル部材 (19)突出部材 (20)締付具 (21)凸部(22)係止爪 (23)ガイド片

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面滑り面とた棚部材を間隔をも
    って配置した複数の支柱に一定の傾斜角度で支持し、
    記棚部材に荷を自重により流動可能に載置するようにし
    流動棚において、前記棚部材を、複数の棚部材エレメ
    ントを傾斜方向に沿って接離可能に突合せたものとし、
    互いに連結される1対の棚部材エレメントのうち、下側
    に位置する棚部材エレメントの傾斜方向の上端縁部と、
    上側に位置する棚部材エレメントの傾斜方向の下端縁部
    とを、そのいずれか一方に設けられた上下方向に開口す
    る鋭角断面の凹部と、これに対応して他方に設けられた
    板片を折曲げてなる鋭角断面の凸部とを嵌合させること
    により、上下面を揃えて連結するとともに、その各棚部
    材エレメントの両側部の少なくとも傾斜方向に沿う2カ
    所以上をそれぞれ前記支柱に着脱可能に支持したこと
    を特徴とする流動棚。
  2. 【請求項2】 各棚部材エレメントの傾斜方向に沿う下
    縁に形成した少なくとも2カ所の切欠をそれぞれ支柱
    から突出した支持ピンに掛止し、その棚部材エレメント
    のうち最下端に位置する棚部材エレメントの同一高さ
    にある一つの切欠を、前記支持金具に対して傾斜方向の
    一定位置で掛止される狭幅のものとするとともに、同エ
    レメントの他の切欠きを、傾斜方向に一定の自由度を有
    して前記支持金具に掛止される広幅のものとし、かつ同
    エレメント以外の上側に位置する他の棚部材エレメント
    の切欠を、全て傾斜方向に一定の自由度を有して前記
    支持金具に掛止される広幅のものとしたことを特徴とす
    る請求項1に記載の流動棚。
  3. 【請求項3】 傾斜方向に沿って互いに連結される1対
    の棚部材エレメントのうち、下側に位置する棚部材エレ
    メントの傾斜方向上端縁部と上側に位置する棚部材
    エレメントの傾斜方向下端縁部とのいずれか一方に、
    傾斜方向と直交する両側縁から外側方に一定角度で拡開
    するガイド片を設け、このガイド片の内側に他方の棚部
    材を挾入させることにより、両棚部材エレメントを、
    斜方向と直交する側縁を揃えて連結したことを特徴とす
    る請求項1又は2に記載の流動棚。
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