JPH11320893A - インクジェットヘッド用ノズル板及びその製造方法 - Google Patents

インクジェットヘッド用ノズル板及びその製造方法

Info

Publication number
JPH11320893A
JPH11320893A JP13626598A JP13626598A JPH11320893A JP H11320893 A JPH11320893 A JP H11320893A JP 13626598 A JP13626598 A JP 13626598A JP 13626598 A JP13626598 A JP 13626598A JP H11320893 A JPH11320893 A JP H11320893A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
nozzle plate
layer
electroformed layer
jet head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP13626598A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4015274B2 (ja
Inventor
Tomoo Ikeda
池田  智夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Citizen Watch Co Ltd
Original Assignee
Citizen Watch Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Citizen Watch Co Ltd filed Critical Citizen Watch Co Ltd
Priority to JP13626598A priority Critical patent/JP4015274B2/ja
Publication of JPH11320893A publication Critical patent/JPH11320893A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4015274B2 publication Critical patent/JP4015274B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/16Production of nozzles
    • B41J2/162Manufacturing of the nozzle plates
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/135Nozzles
    • B41J2/16Production of nozzles
    • B41J2/1621Manufacturing processes
    • B41J2/1625Manufacturing processes electroforming

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高密度化が達成でき、生産性が良好であり、
且つ高い信頼性を有するインクジェットヘッド用ノズル
板及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 メンテナンス機構を備えた描画装置に用
いられインクを吐出するための複数の吐出口を有するイ
ンクジェットヘッド用ノズル板であって、電鋳法によっ
て一体に形成される第1の電鋳層と第2の電鋳層とを備
え、前記第2の電鋳層の表面に前記メンテナンス機構と
直接的に接触する接触面と、前記吐出口の周囲に凹状に
形成され前記メンテナンス機構と直接的な接触をもたな
い非接触面とを設け、前記接触面と前記非接触面とが滑
らかな曲面によって接続するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インク滴を吐出さ
せ記録紙等の媒体上にインク像を形成するプリンタ等の
描画装置に用いられるインクジェットヘッド用ノズル板
及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は一般的なインクジェットプリンタ
ーに使われるインクジェットヘッドの構成を示した図で
ある。基本的にインクジェットヘッドは、インクが吐出
するためにあけられた吐出口210を備えたノズル板2
00と、インク加圧室の役目をする液室110を備えた
液室部品100と、薄板形状をしたダイアフラム300
と、圧電素子400が配設された基台500とで構成さ
れる。このような圧電素子400を有するインクジェッ
トヘッドを圧電式インクジェットヘッドと呼ぶ。なおイ
ンクジェットヘッドのインク吐出方式として発熱式(バ
ブルジェット方式とも称する。)が別方式としてある
が、発熱式の場合、ダイアフラム300、圧電素子40
0は存在せず、基台500上に発熱素子が形成される。
【0003】このような構成のもとでノズル板200に
備わる吐出口210は高精度のインク吐出を行うのに最
も重要な構成部の一つである。そのために、吐出口21
0近傍には付着物、インクの溜まり、損傷などがあって
はならない。このような理由から一般的にインクジェッ
トプリンターには、付着物やインクの溜まりなどを取り
除くためのメンテナンス機構が構成されている。そし
て、周期的にこのメンテナンス機構を動作させることに
よって、吐出口210近傍を絶えず清浄な状態に保たせ
ている。この動作を一般にメンテナンスと呼んでいる。
【0004】図6はメンテナンス機構によるインク溜ま
りの除去過程を簡易的に示した図である。なお図6では
メンテナンス機構の部分をわかりやすくするために、液
室110、吐出口210は一つずつしか描かれていな
い。液室部品100に構成されている液室110内には
インク700が充填されており、加圧されることによっ
て吐出口210よりインク吐出が行われる。何回かイン
ク吐出が行われると、吐出口210周辺には図6(a)
に示されるようにインク700が溜まる現象が生じる。
これは吐出口周辺に汚れが付着し、そのために撥水性が
失われるため生じる現象である。そこで、通常インクジ
ェットプリンターではメンテナンス機構と呼ばれる機構
を備え、吐出口210周辺の溜まったインクや付着物な
どを取り除くことを行っている。図6においてメンテナ
ンス機構はゴムブレード600であり、このゴムブレー
ド600がノズル板200の表面を矢印方向に摺動する
ことによって、溜まったインクや付着物が取り除かれ
る。インクや付着物などは図6(b)に示すように吐出
口210から離れた場所に取り除かれることにより、吐
出口周辺は絶えず初期の状態と同じような清浄な状態に
保たれ、安定したインク吐出が行われることになる。
【0005】このようにして、通常、ノズル板200の
表面を摺動することによって、溜まったインクや付着物
などを取り除きを行う。この時、ノズル板200表面に
損傷が生じる可能性が十分に考えられる。吐出口210
近傍の損傷はインクの吐出精度を悪化させる原因となる
ため、インクジェットヘッドにとっては致命的な状態と
言える。
【0006】そこで図6に示すように、従来の場合、ノ
ズル板200の吐出口210周辺に段差部220を設
け、吐出口210周辺部分がその段差部210よりも奥
まった形状になるように構成していた。こうすることに
よって、メンテナンス機構であるゴムブレード600が
ノズル板200の表面を摺動しても吐出口210周辺だ
けは損傷しないように考慮されていた。
【0007】次に従来のノズル板の製造方法について説
明する。従来より、ノズル板に構成される吐出口の加工
方法については多くの提案がなされており、プレス加工
法、電鋳加工法、切削穴あけ加工法、レーザー穴あけ加
工法、放電加工法などが挙げられる。
【0008】これらの製造方法の中で電鋳加工法を用い
る方法は、吐出口と段差部を同時に加工できる手法であ
り、初期のインクジェットヘッド用ノズル板では広く用
いられていたノズル板の製造方法である。従来の電鋳加
工法を用いたノズル板の製造方法を図7に示す。まず図
7(a)において、導電性を有する基板260上にフォ
トリソグラフィー法を用いて感光性材料であるレジスト
250aを吐出口の開口部と同じ形状にパターン化す
る。この時のレジスト250aの厚みが後に形成される
段差部の段差寸法となる。
【0009】次に図7(b)に示すように、導電性を有
する基板260を電極として、基板260のレジスト2
50aが形成されている一方の面上に所望の厚みで電鋳
を行いノズル板200aを形成する。電鋳法は電解メッ
キ法の一種であり等方的にメッキ成長が行われることは
一般によく知られている。そのため、電鋳がなされてい
くにつれ、レジスト250a上にも覆い被さるようにノ
ズル板200aは形成されていく。また、レジスト25
0a上で形成される電鋳部材からなるノズル板200a
の断面形状は、図7(b)に示すように、その電鋳部材
の厚みすなわちノズル板の厚みと同等の曲率をもつ円弧
状に形成される。
【0010】最後に図7(c)に示すように、レジスト
250a及び基板260を除去することによって、断面
が円弧形状をした電鋳部材で形作られた吐出口210a
とその吐出口210aの開口部の周囲に形成される段差
部220aを有したノズル板200aが完成する。
【0011】上記のノズル板の製造方法は吐出口と段差
部を同時に形成できるため生産性に優れているが、吐出
口の断面形状が特異であるため、近年の高密度化、すな
わち吐出口間隔を狭める傾向、においては不向きであ
り、そのため近年では敬遠されつつある。
【0012】近年では高密度化に対応するために、あら
かじめ吐出口を形成した後、別工程にて段差部を形成す
る製造方法が一般化しつつある。この場合においては吐
出口を加工するにあたり、多くの加工法(上記で挙げた
吐出口の加工法に限るものではない。)の中からの選択
が可能であり、その結果吐出口の断面形状に関して言え
ば、前記電鋳法を用いた加工法よりも設計の自由度は高
く、多様な形状を得ることができる。それ故に、高密度
化にも対応することが可能となる。
【0013】このような吐出口を加工した後に段差部を
加工するノズル板の製造方法における、一般的な製造方
法を図8に示す。まず、段差部を形成するための基板と
なる吐出口付き基板230に吐出口210を穴あけ加工
する(図8(a))。この時に用いられる吐出口付き基
板230は導電性材料の中から選ばれる。
【0014】次に、図8(b)に示すように、シート状
の感光性材料であるドライフィルムレジスト240aを
吐出口付き基板230の段差部を形成しようとする一方
の面に熱圧着にて成膜する。ここで用いられるドライフ
ィルムレジスト240aの厚みは、形成しようとする段
差寸法と同寸法かもしくはそれ以上の寸法を有してい
る。
【0015】その後、成膜されたドライフィルムレジス
ト240aを一般によく用いられているフォトリソグラ
フィー法によって吐出口210の開口部よりも大きめに
パターン化する(図8(c))。
【0016】次に、図8(d)に示すように、吐出口付
き基板230の段差部を形成しようとする一方の面上に
電解メッキ法により段差部となる段差部メッキ層270
を形成する。この時、導電性を有する吐出口付き基板2
30上はメッキが行われるが、非導電性であるパターン
化されたドライフィルムレジスト240b上はメッキさ
れない。
【0017】最後に、ドライフィルムレジスト240b
が除去されることによって段差部220bと吐出口21
0bを有するノズル板200bが完成する(図8
(e))。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】従来のインクジェット
ヘッドに使われているノズル板では、前述の通り、吐出
口周辺に段差部を設け、吐出口の周辺部分が段差部より
も奥まった形状になるように構成されていた。
【0019】その製造方法には、前述のように大きく分
けて、2種類の方法があった。電鋳法によって吐出口と
段差部を同時に形成する製造方法と、吐出口を形成した
後に別工程で段差部を形成する製造方法である。しかし
ながら、いずれの製造方法とも、特有の欠点を有してい
た。
【0020】まず前者の方法によるノズル板において
は、その説明の中でも述べたように、高密度化に非常に
不向きである。なぜなら、吐出口の間隔を狭めようとし
たとき、吐出口の深さが浅くなってしまい、その結果と
して良好な吐出特性が得られなくなってしまうからであ
る。これは電鋳法を用いたこの方法において避けること
のできない欠点である。
【0021】後者の方法では、高密度化に関しての効果
はあるが、その製造過程において吐出口と段差部との位
置合わせを必ず要するため、生産性が悪いという欠点を
有している。
【0022】さらに、どちらの方法においても、吐出口
周辺部に角の付いた段差部を設けており、その角の付い
た段差部も欠点の一つとして挙げることができる。なぜ
なら、段差を設けることで吐出口周辺部の損傷は防ぐこ
とができるが、逆にメンテナンス機構側においてはその
段差部の角によって傷つけられる可能性があるからであ
る。メンテナンス機構は前述の説明でもあるようにイン
クの吐出を安定に保つ役目を担っている。そのためメン
テナンス機構の損傷はインクの吐出を妨げる原因とな
り、インクジェットプリンタの信頼性低下につながるも
のであり、非常に重要な課題である。
【0023】本発明は、インク滴を吐出させ記録紙など
の媒体上にインク像を形成するインクジェットプリンタ
ー等に使用されるインクジェットヘッドにおいて、高密
度化が達成でき、生産性が良好であり、且つ高い信頼性
を有するインクジェットヘッド用ノズル板及びその製造
方法を提供することを目的としている。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明のインクジェットヘッド用ノズル板では、電鋳
法によってインクジェットヘッド用ノズル板の一部とし
て形成される第1の電鋳層と、電鋳法によってインクジ
ェットヘッド用ノズル板の残部として形成される第2の
電鋳層とを備え、前記第2の電鋳層は電鋳法によって形
成される過程で前記第1の電鋳層に結合され一体に形成
されている。且つ前記第2の電鋳層の表面にはメンテナ
ンス機構と直接的に接触する接触面と、吐出口の周囲に
凹状に形成されメンテナンス機構と直接的な接触をもた
ない非接触面とを設け、前記接触面と前記非接触面とが
滑らかな曲面によって接続するように構成されているこ
とを特徴とする。
【0025】さらには、前記非接触面の表面にインクに
対して撥水性を有する撥水層が所望の厚みで形成されて
いることを特徴とする。
【0026】さらに、前記吐出口から所定の間隔で離れ
た位置に余分なインクや付着物等を一時的に蓄えておく
ためのインク逃げ部を有することを特徴とする。
【0027】また本発明のインクジェットヘッド部品の
製造方法では、透明基板上に不透明導電性層を所望の形
状で形成する工程と、前記不透明導電性層を電極として
電鋳メッキを行い前記不透明導電性層上に所望の厚みで
第1の電鋳層を形成する工程と、前記透明基板の前記第
1の電鋳層が形成されている一方の面に感光不溶性材料
を塗布し前記透明基板の前記第1の電鋳層が形成されて
いない他方の面側から前記透明基板を介して露光を行い
更に現像することによってパターン化された感光不溶性
材料層を形成する工程と、前記第1の電鋳層を電極とし
て電鋳メッキを行い前記第1の電鋳層上に所望の厚みで
第2の電鋳層を形成する工程と、前記透明基板および前
記感光不溶性材料層を前記第1の電鋳層及び前記第2の
電鋳層から除去する工程とを有することを特徴とする。
【0028】さらには、前記第2の電鋳層上にメッキ法
によってインクに対して撥水性を有する撥水層を所望の
厚みで形成する工程を有することを特徴とする。
【0029】さらに、所望の形状で形成される前記不透
明導電性層のパターンにおいて、隣接する不透明導電性
層のパターンの互いの間隔が前記第1の電鋳層の厚みに
対して1〜2倍の幅の成膜される事を特徴とする。
【0030】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1は本実
施の形態による本発明のインクジェットヘッド用部品で
あるノズル板の断面図である。まず、本実施の形態で製
造された本発明のインクジェットヘッド用ノズル板の形
状について説明する。なお、図1では本発明の内容をわ
かりやすくするために吐出口210cは一つしか描かれ
ていない。図1に示すように本発明のノズル板20aは
不透明導電性層30a、第1の電鋳層21a及び第2の
電鋳層22aの積層構造からなっている。本実施の形態
ではノズル板20aの厚みが60.2μmになるように
製造した。なお、通常の場合、不透明導電性層30aの
厚み(0.2μm)はノズル板20aの厚み(60.2
μm)に対して非常に薄いため、不透明導電性層30a
をノズル板20aの構成から除去してしまっても、何ら
問題は生じない。
【0031】本発明のノズル板20aは図1における下
部側が液室部品と接合する側の面すなわち裏面となり、
上部側がメンテナンス機構側の面すなわち表面となる。
表面側にはメンテナンス機構との接触が行われる接触面
23aとメンテナンス機構とは直に接触しない非接触面
24aが形成されている。そして、その一方の非接触面
24aはノズル板20aの厚み寸法と同寸法の円弧をも
つ曲面で形成されている。また、接触面23aと非接触
面24aは段差をもたずに連続して滑らかに形成されて
いる。本実施の形態では非接触面24aは接触面23a
から最大で約5μm裏面側に奥まった凹状の構成をして
いる。
【0032】また非接触面24aの中心部には吐出口2
10cが構成せれている。本発明の製造方法によれば、
非接触面24aの中心部に吐出口210cが必ず形成さ
れる。また、本実施の形態では、その吐出口210cの
開口部の直径はノズル板20a表面側でφ45μm、裏
面側でφ50μmであった。すなわち吐出口210cに
は適度なテーパー角が形成されており、このテーパー角
はインクの吐出を安定にするのに有効である。また、こ
の程度のテーパー角であれば、吐出口210cの間隔を
ある程度狭めても、吐出口210cの深さは十分に確保
でき、インクジェットヘッドの高密度化に対しても十分
に対応可能である。これは従来の電鋳法によるノズル板
との大きな違いである。
【0033】次に本発明のインクジェットヘッド用ノズ
ル板の製造方法について説明する。図2は本発明のイン
クジェットヘッド用部品であるノズル板の図1に至るま
での製造工程を示した図である。なお、図2では本発明
の内容をわかりやすくするために吐出口210cは一つ
しか描かれていないが、以下の説明は吐出口210cが
複数であっても適用される。
【0034】まずはじめに、図2(a)に示すように、
透明基板10上に所望の形状で不透明導電性層30aを
形成した。図2において所望の形状とはノズル形状のこ
とである。また、その平面寸法は実際に形成しようとす
るノズルの最大寸法に、その後形成される第1の電鋳層
21a(図2(b)に表示)の厚みの2倍を加えた寸法
である。
【0035】透明基板10には0.4mm厚の硼珪酸ガ
ラス基板を用い、不透明導電性層30aは0.2μm厚
の銅(Cu)膜をスパッタリング法にて成膜した。成膜
時のスパッタリング条件はアルゴン(Ar)ガス圧0.
01torr、RF電力400W、成膜時間4分であっ
た。また、不透明導電性層30aのパターン化にはフォ
トリソグラフィー法とウェットエッチング法を用いた。
エッチング液には10wt%の過硫酸アンモニウム水溶
液を使用した。以上の方法により、直径90μmの丸形
形状の吐出口用開口部31を有するパターンを形成し
た。
【0036】次に、図2(b)に示すように、不透明導
電性層30aを電極として使用し、Ni電鋳メッキを行
い、第1の電鋳層21aを形成した。電鋳メッキ法は等
方性に成長するため、図2(b)に示すように、不透明
導電性層30aからはみ出して成長してゆき、その境界
部周辺では第1の電鋳層21aの厚みと同等の円弧形状
の断面が形成される。
【0037】本実施の形態では以下の組成の電鋳メッキ
浴液を使用し、浴液温度50℃、電流密度1.3A/d
cm2の条件で2時間電鋳メッキを行った。この結果、
20μm厚の第1の電鋳層21aを形成することができ
た。 純水 5L スルファミン酸ニッケル 1650g 塩化ニッケル 150g 硼酸 225g ラウリル硫酸ナトリウム 5g。
【0038】次に、図2(c)に示すように、透明基板
10上にレジスト250bをパターン化する。このパタ
ーン化の方法について、以下に本実施の形態とともに説
明する。
【0039】まず、図2(b)の状態において、第1の
電鋳層21aが形成されている一方の面側にスピンコー
ト法によって、感光不溶性材料(レジスト、後にレジス
ト250bになる。)を全面に塗布する。本実施形態で
使用したレジストはJSR社製のTHB−30(商品
名)というレジストで、1000rpmで10秒間スピ
ンコートすることによって60μmの厚みで塗布するこ
とが可能である。ここでは、同条件での塗布を2回繰り
返すことによって120μmの厚みに塗布した。
【0040】その後、第1の電鋳層21aが形成されて
いない他方の面側から、透明基板10を介して、レジス
トを露光する。このような露光方法を一般にバック露光
法と呼んでいる。本実施の形態の場合、図2(b)の時
点でパターン化された不透明導電性層30aからはみ出
して第1の電鋳層21aが形成されているので、露光さ
れる部分は不透明導電性層30aのパターンよりも狭く
なる。その寸法は不透明導電性層30aのパターン寸法
(φ90μm)から第1の電鋳層21aの厚みの2倍
(20μm×2=40μm)を差し引いた寸法(φ50
μm)となる。本実施形態での露光量は450mJ/c
m2とした。
【0041】その後、THB−30専用の現像液により
10分間現像することで図2(c)に示すようなレジス
ト250cを形成することができた。パターン化された
レジスト250cは下部ではφ50μmで上部ではφ4
0μmのテーパー角の付いた円柱形状に形成することが
できた。
【0042】次に、図2(d)に移る。ここでは第1の
電鋳層21aを電極として第2の電鋳層22aを電鋳メ
ッキ法により形成する。第2の電鋳層22aはレジスト
250bの形状を転写して形成される。
【0043】本実施の形態において本工程での電鋳メッ
キ条件は第1の電鋳層21aの時と同条件に設定した。
そしてその条件により4時間の電鋳メッキを行うことに
より40μmの厚みで形成することができた。
【0044】最終的に、透明基板10およびレジスト2
50bを除去することによって図1に示すように本発明
のノズル板20が形成できた。なお、レジスト250b
はTHB−30専用剥離液によって溶解した。また、透
明基板10は不透明導電性層30aとの密着力が弱いた
め、機械的に容易に剥離除去することができた。
【0045】(第2の実施の形態)図3は本発明による
撥水メッキ層を備えたインクジェットヘッド用ノズル板
の断面図である。図3では第2の電鋳層22a上に電解
メッキ法によって形成された撥水メッキ層25が構成さ
れている。よって、本実施の形態において、ノズル板2
0bは不透明導電性層30a、第1の電鋳層21a、第
2の電鋳層22a及び撥水メッキ層25の4層からな
る。本撥水メッキ層25はインクに対して撥水性を示
し、インクの吐出を安定にするだけでなく、メンテナン
ス機構による洗浄をより効果的にする目的で形成されて
いる。
【0046】本実施の形態では第1の実施の形態で示し
た図2(d)工程の後に電解メッキ法によって撥水メッ
キ層25を形成している。このような工程にすることに
よって撥水メッキ層25の厚みを制御するだけでなく、
吐出口210c内部における撥水性を示す部分と非撥水
性の部分との境界を正確に制御できるのである。これに
よりインクの吐出特性は従来にまして安定化し、インク
ジェットヘッドとしての信頼性の向上につながる。
【0047】本実施の形態ではフッ素系材料を含んだN
iメッキにより、撥水メッキ層25を10μmの厚みで
形成した。また撥水メッキ層25のメッキを行った後に
はフッ素系材料を固化させるために、350℃の電気炉
内で45分間焼成した。なお、それ以外の工程に関して
は、第1の実施の形態で示した条件ですべて製造を行っ
た。
【0048】(第3の実施の形態)第3の実施の形態で
は吐出口から離れた位置にインク逃がし用の窪み(イン
ク逃げ部)を形成した。図4はインク逃げ部が形成され
ている本発明のインクジェットヘッド用ノズル板の形態
とそのメンテナンス状態を示した図である。
【0049】図4で示されるノズル板20cにはインク
700に充たされた吐出口210cの横にインク逃げ部
26が形成されている。まず、このインク逃げ部26の
形成方法から説明する。
【0050】第1の実施の形態で説明した製造方法と同
様に透明基板上に不透明導電性層30bをパターン化形
成するが、本実施の形態では吐出口210cとなる吐出
口用開口部31の他にさらに微小なインク逃げ部用開口
部32がパターン化されている。このインク逃げ部用開
口部32はパターン幅が第1の電鋳層21bの厚みの1
〜2倍の寸法で形成されている。そのため第1の電鋳層
21bが形成された後の状態では、このインク逃げ部用
開口部32は第1の電鋳層21bに完全に覆われた状態
になっており、インク逃げ部用パターンの形跡のみを残
すこととなる。その結果、その後の工程におけるレジス
ト(感光不溶性材料)のバック露光では、吐出口用開口
部31の部分しか露光されない。それ以外の部分は未露
光のため、すべて現像されて除去されてしまう。なおイ
ンク逃げ部用開口部32のパターン幅が第1の電鋳層の
厚み以下(すなわち1倍以下)の場合、パターンの形跡
はほとんど残らず、本発明の効果をあげることができな
い。本実施形態の場合、形跡を残すことが大きな特徴と
なっている。本実施の形態ではインク逃げ部用開口部3
2の幅を40μm、第1の電鋳層21bの厚さを20μ
mとした。
【0051】このような構成にすることで、第2の電鋳
層22bは、第1の実施の形態と同様に、吐出口210
cを形成するためのレジストの部分を除き、第1の電鋳
層21b上すべてに形成されていく。この時、第1の電
鋳層21bには図4にも示されているようにインク逃げ
部用開口部32の形跡が残されており、第2の電鋳層2
2bの形成後にもその形跡は残っていく。この残された
形跡を本実施形態ではインク逃げ部26として利用して
いる。このインク逃げ部26の平面形状(図面上では奥
行き方向のため描かれていない。)はインク逃げ部用開
口部32によって決定されるが、どのような形状であっ
ても特に問題ない。本実施の形態では、図面の奥行き方
向に直線形状でインク逃げ部26は形成されている。
【0052】次に、メンテナンス時におけるこのインク
逃げ部の働きを説明する。図4(a)はインク吐出後に
ノズル板20cの表面において吐出口210c周辺に余
分なインクが溜まってしまった状態を示している。この
溜まってしまった余分なインクを取り除くためにメンテ
ナンス機構の一つであるゴムブレード600がノズル板
20cの表面をこすりながら矢印方向に移動していく。
【0053】すると、吐出口210c周辺に溜まってい
た余分なインクはゴムブレード600により吐出口21
0cから離れた位置に形成されているインク逃げ部26
に押し流される。インク逃げ部26付近までくるとイン
ク700aは一種の毛細管現象によりインク逃げ部26
に集められる(図4(b))。
【0054】その後、メンテナンス機構のまた別の機構
であるインク吸引機構610によって、インク逃げ部2
6に溜められたインク700aは取り除かれる。このよ
うな構造にすることによって、不要なインクや付着物の
取り残しを少なくでき、その結果、ノズル板20cの表
面は絶えずきれいな状態に保たれることとなる。以上が
本実施形態のノズル板の特徴とその利点である。
【0055】(第4の実施の形態)図5に本発明による
第4の実施の形態の構成とその製造方法を示す。本実施
の形態では吐出口210cの周囲に平面状の非接触面2
4cと曲面状の非接触面24bを設けた形態をしてい
る。
【0056】その製造方法について以下に説明する。ま
ず、図5(a)に示すように、透明基板10上に不透明
導電性層30c、30dを形成する。本実施形態におい
て不透明導電性層30c、30dはどちらもCu膜をス
パッタリング法で0.2μmの厚みで成膜し、その後フ
ォトリソグラフィー法によってパターン化した。不透明
導電性層30cと30dとは約20μmの間隔で離され
て形成されている。また不透明導電性層30dの中央部
には吐出口形成のためのφ50μmの開口パターンがあ
けられている。なお透明基板10は0.4μm厚のガラ
ス基板を用いた。
【0057】次に図5(b)のように不透明導電性層3
0cに電流を流し、Niによる電鋳メッキを行い第1の
電鋳層21cを形成した。電鋳メッキ条件は第1の実施
形態と同じ条件を用いた。この時、形成された第1の電
鋳層30cの厚みは20μmであった。そのため、この
第1の電鋳層30cによって、分離されていた不透明導
電性層30cと30dは電気的に導通させることができ
た。
【0058】その後、図5(c)のように、レジスト2
50cを形成する。本実施の形態において、レジスト2
50cは第1の実施形態で示した方法と同じ方法で同じ
条件で形成し、その形状も同様の形状であった。
【0059】つぎに、第2の電鋳層22cをNi電鋳メ
ッキ法により40μmの厚みで形成した(図5
(d))。
【0060】最後に、透明基板10とレジスト250と
を除去してノズル板20dが完成する(図5(e))。
この方法により形成されたノズル板20dの表面には、
接触面23bと、その面から一段奥まって形成される平
面状の非接触面24cと、接触面23bから連続的にな
めらかに形成され非接触面24cにつながる曲面状の非
接触面24bが形成されている。吐出口210cは平面
状の非接触面24cに構成されている。
【0061】本実施形態では、図5(a)における不透
明導電性膜30dのパターン形状を任意に設計すること
によって、吐出口210cを非接触面24cの適当な位
置に構成することが可能である。上記に説明した製造方
法からもかかるように、この場合においても位置合わせ
工程は一切必要としない。
【0062】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によると、適
度なテーパー角を有する吐出口を形成できるため、従来
の電鋳法によるノズル板では限界があった高密度化に対
して十分に対応可能である。
【0063】さらに、本発明によると、ノズル板表面か
ら窪んだ面に吐出口が形成される。そして、その形成
は、一連の製造工程の中で形成され、従来必要とされて
いた吐出口の位置合わせ工程が無く、生産性の面で従来
よりも優れている。
【0064】さらには、本発明では、従来設けられてい
た吐出口周辺部の段差部が存在せず、その代わりに、吐
出口周辺部にノズル板表面から連続的に連なる曲面から
なる窪みが形成されている。その結果、ノズル板のメン
テナンス時に、吐出口周辺部分に損傷を与えないだけで
なく、メンテナンス機構側にも損傷を与えることもな
い。これにより、メンテナンス機構の信頼性が向上し、
その結果インクジェットプリンタとして信頼性を向上さ
せることができる。
【0065】さらには、本発明によれば、ノズル板表面
に撥水メッキ層を容易に設けることが可能であり、その
撥水メッキ層の厚みを制御することによって吐出口内の
撥水部分と非撥水部分との境界を正確に設けることがで
きる。このため、インクの吐出が安定し、高い印字品質
を得ることができる。
【0066】さらに本発明によれば、ノズル板表面にイ
ンク逃げ部を設けることができる。メンテナンス時には
このインク逃げ部に不要なインクや付着物が集められ、
その後、一括して除去される。このような構成にするこ
とによって、インクの取り残しを少なくでき、その結
果、メンテナンスの信頼性が向上する。これもまたイン
クジェットプリンターとしての信頼性向上につながるも
のである。
【0067】以上のように、本発明のインクジェットヘ
ッド部品では、高印字品質・高密度化が達成でき、さら
に生産性が向上し、且つ高い信頼性を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態におけるインクジェッ
トヘッド部品の要部断面図である。
【図2】本発明の第1の実施形態におけるインクジェッ
トヘッド部品の製造工程を示した要部断面図である。
【図3】本発明の第2の実施形態におけるインクジェッ
トヘッド部品の要部断面図である。
【図4】本発明の第3の実施形態におけるインクジェッ
トヘッド部品の要部断面とそのメンテナンス状態を示し
た図である。
【図5】本発明の第4の実施形態におけるインクジェッ
トヘッド部品の製造工程を示した要部断面図である。
【図6】従来のインクジェットプリンターにおけるイン
クジェットヘッドのメンテナンス方法を示した図であ
る。
【図7】従来のインクジェットヘッド部品の製造方法で
ある。
【図8】従来の別のインクジェットヘッド部品の製造方
法である。
【図9】従来の基本的なインクジェットヘッドの構成図
である。
【符号の説明】
10 透明基板 20a、20b、20c、20d ノズル板 21a、21b、21c 第1の電鋳層 22a、22b、22c 第2の電鋳層 23a、23b 接触面 24a、24b、24c 非接触面 25 撥水メッキ層 26 インク逃げ部 30a、30b、30c、30d 不透明導電性層 31 吐出口用開口部 32 インク逃げ部用開口部 100 液室部品 110 液室 200、200a、200b ノズル板 210、210a、210b、210c 吐出口 220、220a、220b 段差部 230 吐出口付き基板 240a、240b ドライフィルムレジスト 250a、250b、250c レジスト 260 基板 270 段差部メッキ層 300 ダイアフラム 400 圧電素子 500 基台 600 ゴムブレード 610 インク吸引機構 700 インク

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくともインクを溜め加圧室の役目を
    する液室と、該液室で加圧されたインクを吐出させるた
    めの多数の吐出口を有するノズル板と、前記吐出口の周
    辺に付着する余分なインクや付着物等を除去するための
    メンテナンス機構とを備えた描画装置に用いられるイン
    クジェットヘッド用ノズル板であって、 電鋳法によって形成されインクジェットヘッド用ノズル
    板の一部を形成する第1の電鋳層と、電鋳法によって形
    成され前記インクジェットヘッド用ノズル板の残部を形
    成する第2の電鋳層とを備え、該第2の電鋳層は電鋳法
    によって形成される過程で前記第1の電鋳層に結合され
    一体に形成され、且つ前記第2の電鋳層の表面に前記メ
    ンテナンス機構と直接的に接触する接触面と、前記吐出
    口の周囲に凹状に形成され前記メンテナンス機構と直接
    的な接触をもたない非接触面とを設け、前記接触面と前
    記非接触面とが滑らかな曲面によって接続するように構
    成されていることを特徴とするインクジェットヘッド用
    ノズル板。
  2. 【請求項2】 前記非接触面の表面にインクに対して撥
    水性を有する撥水層が所望の厚みで形成されていること
    を特徴とする請求項1記載のインクジェットヘッド用ノ
    ズル板。
  3. 【請求項3】 前記吐出口から所定の間隔で離れた位置
    に余分なインクや付着物等を一時的に蓄えておくための
    インク逃げ部を有することを特徴とする請求項1もしく
    は2記載のインクジェットヘッド用ノズル板。
  4. 【請求項4】 少なくともインクを溜め加圧室の役目を
    する液室と、該液室で加圧されたインクを吐出させるた
    めの多数の吐出口を有するノズル板と、前記吐出口の周
    辺に付着する余分なインクや付着物等を除去するための
    メンテナンス機構とを備えた描画装置に用いられるイン
    クジェットヘッド用ノズル板の製造方法であって、 透明基板上に不透明導電性層を所望の形状で形成する工
    程と、前記不透明導電性層を電極として電鋳メッキを行
    い前記不透明導電性層上に所望の厚みで第1の電鋳層を
    形成する工程と、前記透明基板の前記第1の電鋳層が形
    成されている一方の面に感光不溶性材料を塗布し前記透
    明基板の前記第1の電鋳層が形成されていない他方の面
    側から前記透明基板を介して露光を行い更に現像するこ
    とによってパターン化された感光不溶性材料層を形成す
    る工程と、前記第1の電鋳層を電極として電鋳メッキを
    行い前記第1の電鋳層上に所望の厚みで第2の電鋳層を
    形成する工程と、前記透明基板および前記感光不溶性材
    料層を前記第1の電鋳層及び前記第2の電鋳層から除去
    する工程とを有することを特徴とするインクジェットヘ
    ッド用ノズル板の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第2の電鋳層上にメッキ法によって
    インクに対して撥水性を有する撥水層を所望の厚みで形
    成する工程を有することを特徴とする請求項4記載のイ
    ンクジェットヘッド用ノズル板の製造方法。
  6. 【請求項6】 所望の形状で形成される前記不透明導電
    性層のパターンにおいて、隣接する不透明導電性層のパ
    ターンの互いの間隔が前記第1の電鋳層の厚さに対して
    1〜2倍の幅で成膜されることを特徴とする請求項4も
    しくは5記載のインクジェットヘッド用ノズル板の製造
    方法。
JP13626598A 1998-05-19 1998-05-19 インクジェットヘッド用ノズル板の製造方法 Expired - Fee Related JP4015274B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13626598A JP4015274B2 (ja) 1998-05-19 1998-05-19 インクジェットヘッド用ノズル板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13626598A JP4015274B2 (ja) 1998-05-19 1998-05-19 インクジェットヘッド用ノズル板の製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11320893A true JPH11320893A (ja) 1999-11-24
JP4015274B2 JP4015274B2 (ja) 2007-11-28

Family

ID=15171153

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13626598A Expired - Fee Related JP4015274B2 (ja) 1998-05-19 1998-05-19 インクジェットヘッド用ノズル板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4015274B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008087284A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Fujifilm Corp ノズルプレートの製造方法、液体吐出ヘッド及び画像形成装置
US7681988B2 (en) 2005-09-05 2010-03-23 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet recording head and ink jet recording apparatus with nozzle member having an ink-repellent layer
US8202583B2 (en) 2007-03-27 2012-06-19 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Method of manufacturing nozzle plate
US8551351B2 (en) 2007-06-12 2013-10-08 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Method of manufacturing nozzle plate
JP2014043029A (ja) * 2012-08-25 2014-03-13 Ricoh Co Ltd 液体吐出ヘッド及び画像形成装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7681988B2 (en) 2005-09-05 2010-03-23 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet recording head and ink jet recording apparatus with nozzle member having an ink-repellent layer
JP2008087284A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Fujifilm Corp ノズルプレートの製造方法、液体吐出ヘッド及び画像形成装置
US8202583B2 (en) 2007-03-27 2012-06-19 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Method of manufacturing nozzle plate
US8551351B2 (en) 2007-06-12 2013-10-08 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Method of manufacturing nozzle plate
JP2014043029A (ja) * 2012-08-25 2014-03-13 Ricoh Co Ltd 液体吐出ヘッド及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4015274B2 (ja) 2007-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4954225A (en) Method for making nozzle plates
US5236572A (en) Process for continuously electroforming parts such as inkjet orifice plates for inkjet printers
JP4665660B2 (ja) ノズルプレート及びその製造方法並びに液滴吐出ヘッド及び液滴吐出装置
JP4015274B2 (ja) インクジェットヘッド用ノズル板の製造方法
EP1010534A2 (en) A mandrel for forming a nozzle plate having orifices of precise size and location and method of making the mandrel
JP2000117981A (ja) インクジェットプリンタヘッドアクチュエ―タ及びその製造方法
JP5541732B2 (ja) 液体吐出ヘッドの製造方法及び吐出口部材の製造方法
EP1572464A1 (en) Ink jet printhead and relative manufacturing process
KR100289606B1 (ko) 잉크젯 프린트헤드용 챔버판의 패터닝방법과 그에 의해 제조되는 액츄에이터
EP1093919A2 (en) Ink jet printing head, nozzle plate and manufacturing method thereof
JPH05193141A (ja) インクジェットヘッド
JP2000103062A (ja) 微細形状部品及びその製造方法
JP2000318163A (ja) インクジェットヘッド及びその製造方法並びにノズル形成部材及びその製造方法
JP3969140B2 (ja) めっき方法およびめっき品
JPH06305142A (ja) インクジェットヘッドおよびその製造方法
JP2001063067A (ja) インクジェットヘッドのノズルプレート製造方法
US7552534B2 (en) Method of manufacturing an integrated orifice plate and electroformed charge plate
JP2002059551A (ja) インクジェットノズル及びその製造方法
JP2004106199A (ja) インクジェットヘッドのノズル形成方法
JPH1120159A (ja) インクジェットヘッド部品及びその製造方法
KR100327251B1 (ko) 잉크젯 프린트헤드 액츄에이터와 그의 제조방법
JP2002059553A (ja) ノズルプレートの製造方法及びノズルプレート
JP4159659B2 (ja) インクジェットヘッド部品の製造方法
JPH11129476A (ja) インクジェット式記録ヘッド、及びインクジェット式記録ヘッド用弾性板の製造方法
JP2002103615A (ja) インクジェットヘッドのノズル形成部材及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20041117

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Effective date: 20061225

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070109

A521 Written amendment

Effective date: 20070305

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070703

A521 Written amendment

Effective date: 20070816

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20070816

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Effective date: 20070911

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070913

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100921

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees