JPH11320626A - 射出成形金型、その金型を用いた射出成形方法、その方法を用いた射出成形方法及びその方法に用いる射出成形装置 - Google Patents

射出成形金型、その金型を用いた射出成形方法、その方法を用いた射出成形方法及びその方法に用いる射出成形装置

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JPH11320626A
JPH11320626A JP15054798A JP15054798A JPH11320626A JP H11320626 A JPH11320626 A JP H11320626A JP 15054798 A JP15054798 A JP 15054798A JP 15054798 A JP15054798 A JP 15054798A JP H11320626 A JPH11320626 A JP H11320626A
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宏 河中
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    • B29C45/33Moulds having transversely, e.g. radially, movable mould parts
    • B29C2045/338Mould parts with combined axial and transversal movements

Abstract

(57)【要約】 【課題】 成形サイクルが短く構成が簡易な射出成形方
法、その射出成形方法に使用する金型及び装置を提供す
ることを目的とする。 【解決手段】 4個の金型6をインデックステーブル4
の間欠回転により4個所の作業ステーションA〜Dを順
次循環させて成形するから、各ステーションでの作業時
間が短縮でき、成形サイクルを速めることができる。ま
た、スライダコア16を傾斜案内面12間に押し込んで
型締めを行うことにより、従来構造に比較して20〜3
0%程度の型締力でよいから、ノズルタッチ力を利用し
て型締めすることが可能となり、特別な型締め装置を付
設する必要がない。従って、金型6をコンパクトな構造
として小型化でき、型替え時間を大幅に短縮できるとと
もに、装置の全体構成も小型化できる

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出成形金型、そ
の金型を用いた射出成形方法、その方法を用いた射出成
形方法及びその方法に用いる射出成形装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来の射出成形金型として2プレート式
金型がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、2プレ
ート式金型は射出成形時の樹脂の充填圧力が全て金型を
開く力となって作用する。従って、この充填圧力以上の
力で型締めする型締め装置が必要となる。また、ガイド
ピンやリターンピン等の上型と下型の位置決めをするた
めの多数の部品により構成されるため、製品に比較して
金型及び装置が大型化する。さらに、型開→インサート
部品セット→コアピン前進→型締め→射出→冷却→型開
→コアピン戻し→製品押し出しの工程を順番に行うた
め、成形サイクルが長くなる。多数個取りの金型を用い
て成形サイクルを短くすることができるが、金型構造が
より複雑かつ大型化するばかりでなく、ランナー部分が
長くなる。ランナー部分が長くなると、樹脂の流動抵抗
が増加して成形品の品質が不安定になりやすい。そし
て、ランナー部分はスクラップとなるため、原料費が増
大して歩留まりが悪化する。また、キャビティとスプル
ーのつなぎ部分であるゲートが太くなり、該ゲートを切
断することが困難となる等の問題点がある。本発明は上
記問題点を解決するためになされたもので、成形サイク
ルが短く構成が簡易な射出成形金型、その金型を用いた
射出成形方法、その方法を用いた射出成形方法及びその
方法に用いる射出成形装置を提供することを目的とする
ものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1〜請求項6に記載の発明が提供される。請求
項1に記載の本発明の射出成形金型は、開放端から内方
へ向かって対向間隔を狭める左右対称の傾斜案内面を形
成した金型本体と、その金型本体に装着され傾斜案内面
に沿って移動して型開閉を行う左右二分割のスライドコ
アと、傾斜案内面間に進出してスライドコアを型開きす
るエジェクタロッドと、そのエジェクタロッドの進出及
び後退を制御する制御手段とから構成したことを特徴と
する。
【0005】また、請求項2に記載の本発明の射出成形
金型は、請求項1に記載の構成において、左右対称の傾
斜案内面間の中心を、スライドコアの移動に同期して移
動し、そのスライドコアが型閉じしたとき構成されるキ
ャビティ内に中子ピンを保持する中子ホルダを設けたこ
とを特徴とする。
【0006】また、請求項3に記載の本発明の射出成形
金型は、請求項1または2に記載の構成において、スラ
イドコアのスプルーにキャビティに向かって縮径するテ
ーパ形状部を設けるとともに、そのスプルーの途中に抜
け止め拡径部を形成したことを特徴とする。
【0007】請求項4に記載の本発明の射出成形方法
は、金型の開放端から内方へ向かって対向間隔を狭める
左右対称の傾斜案内面に装着した左右二分割のスライド
コアに、射出シリンダの先端に取り付けたノズルを当接
させるとともに、射出シリンダを伸長してそのスライド
コアを金型の傾斜案内面間に押し込んで型閉じし、さら
にその射出シリンダの押圧力を作用させて型締めするこ
とを特徴とする。
【0008】請求項5に記載の本発明の射出成形方法
は、金型本体の左右対称の傾斜案内面に左右二分割のス
ライドコアを装着した射出成形金型の複数個を、金型搬
送手段により搬送して、順次射出成形ステーションと成
形品取り出しステーションとの間を循環させ、その射出
成形ステーションで停止させた射出成形金型に対して、
射出シリンダの先端に取り付けたノズルをスライドコア
に当接させるとともに、射出シリンダを伸長してそのス
ライドコアを傾斜案内面に沿って押し込んで型閉じし、
さらに射出シリンダの押圧力を作用させて型締めして射
出成形するとともに、移動中に型開きしないようにスラ
イドコアをロックし、成形品取り出しステーションで停
止させた射出成形金型に対して、ロックを解除するとと
もに、エジェクタロッドを進出させてスライドコアを型
開きし、成形品を取り出すことを特徴とする。
【0009】請求項6に記載の本発明の射出成形装置
は、開放端から内方へ向かって対向間隔を狭める左右対
称の傾斜案内面を形成した金型本体と、その金型本体に
装着され傾斜案内面に沿って移動して型開閉を行う左右
二分割のスライドコアと、傾斜案内面間に進出してスラ
イドコアを型開きさせるエジェクタロッドと、そのエジ
ェクタロッドの進出及び後退を制御する制御手段と、型
閉じしたスライドコアをロックするロック手段とから構
成した射出成形金型と、その射出成形金型を複数個載置
して、順次射出成形ステーションと成形品取り出しステ
ーションとの間を循環させる金型搬送手段と、射出成形
ステーション及び成形品取り出しステーションでその金
型搬送手段を所定時間停止させる搬送制御手段と、射出
成形ステーションに停止した射出成形金型に対して、射
出シリンダの先端に取り付けたノズルをスライドコアに
当接させるとともに、その射出シリンダを伸長してその
スライドコアを前記傾斜案内面に沿って押し込んで型閉
じし、さらに射出シリンダの押圧力を作用させて型締め
したスライドコアを移動中も型締め状態に保持するため
にロックして射出成形する射出成形ユニットとから構成
したことを特徴とする。
【0010】
【発明の作用及び効果】請求項1に記載の射出成形金型
によれば、開放端から内方へ向かって対向間隔を狭める
左右対称の傾斜案内面を形成した金型本体に、左右二分
割のスライドコアを装着して傾斜案内面に沿って移動さ
せることにより、そのスライドコアを合着及び離間させ
て型開閉を行うことができる。従って、本発明の射出成
形金型は、射出シリンダを伸長してスライドコアを金型
本体の傾斜案内面に沿って押し込んで型閉じするととも
に、射出シリンダの押圧力により型締めした後、射出成
形する射出成形装置に適用できる。型締め機構を必要と
しないから構造が簡単となり小型で安価な射出成形金型
を提供できる。
【0011】請求項2に記載の射出成形金型によれば、
左右二分割のスライドコアが型閉じして構成されるキャ
ビティ内に中子ピンが保持される。スライドコアが離間
したとき、成形品は中子ピンに嵌まっているから、容易
にキャビティから分離できる。従って、成形品を分離さ
せるためのエジェクタ機構を必要としない射出成形金型
を提供することができる。
【0012】請求項3に記載の射出成形金型によれば、
スライドコアのスプルーに設けたキャビティに向かって
縮径するテーパ形状部により、ゲートの断面積が小さく
なり冷却固化したスプルーから成形品を容易に切断分離
できる。また、スプルーの途中に形成した抜け止め拡径
部により、冷却固化したスプルーがノズルの後退ととも
に抜け出てしまうのを防止できる。従って、抜け出たス
プルーがノズルの先端に残留して再び溶融するまで時間
がかかって、成形サイクルが長くなる不具合を回避でき
る。
【0013】上記請求項4に記載の射出成形方法によれ
ば、先端のノズルをスライドコアに当接して射出シリン
ダを伸長し、スライドコアを金型の傾斜案内面に沿って
押し込んで型閉じするとともに、その射出シリンダの押
圧力を作用させて型締めする。従って、本発明方法を実
施する装置に特別な型締め機構を設ける必要がなく、製
造コストの低減を図ることができる射出成形方法を提供
できる。
【0014】請求項5に記載の射出成形方法によれば、
順次射出成形ステーションと成形品取り出しステーショ
ンとの間を、金型搬送手段により複数個の射出成形金型
を搬送して循環させ、射出成形ステーションで停止させ
た射出成形金型に対して射出成形を実施し、成形品取り
出しステーションで停止させてスライドコアを型開きし
た射出成形金型から成形品を取り出すようにしたもの
で、各ステーションに射出成形金型を停止させて、該各
ステーションにおける作業を同時に行うことができるか
ら成形サイクルを短縮することができる。
【0015】請求項6に記載の射出成形装置によれば、
順次射出成形ステーションと成形品取り出しステーショ
ンとの間を、金型搬送手段により複数個の射出成形金型
を搬送して循環させ、射出成形ステーションで停止した
射出成形金型に対して、射出成形を実施し、成形品取り
出しステーションで停止させるとともに、スライドコア
を型開きして成形品を取り出すことができる。従って、
各ステーションに射出成形金型を停止させて、該各ステ
ーションにおける作業を同時に行って成形サイクルを短
縮できる射出成形方法を実施するための最適な装置を提
供できる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の1実施形態を添付図面に
基づいて説明する。図1は回転式インサート射出成形装
置1の概略の正面図で一部を切断して示してある。基盤
2の前面に突出する回転中心軸3にインデックステーブ
ル4が回転自在に支持されている。インデックステーブ
ル4は、ゼネバ歯車機構若しくはパルスモータ駆動機構
(何れも図示しない)等により回転角90度置きの間欠
回転を行う。回転中心軸3には、カム5が固嵌されてい
る。インデックステーブル4には、90度の等角度間隔
で4個の射出成形金型(以下単に金型という)6が設置
されている。各金型6には、エジェクタロッド7が設け
られている。該エジェクタロッド7は、スプリング8に
よって付勢されて、端部に設けたカムフォロア9を前記
カム5に弾接している。上記基盤2には、インデックス
テーブル4の周囲に90度角間隔で時計回りに、インサ
ート部品セットステーションA、型締・射出成形ステー
ションB、冷却ステーションC及び成形品取り出しステ
ーションDの4個所の作業ステーションが設定されてい
る。
【0017】インデックステーブル4に設置される金型
6は図2〜図5に示すように、金型本体11と左右二つ
割のスライドコア16とから構成される。金型本体11
は、開放端から内方に向かって対向間隔を狭める左右対
称の傾斜案内面12が形成されている。金型本体11の
前後には、フロントプレート13とバックプレート14
を固定して、傾斜案内面12の前後を塞いでいる。フロ
ントプレート13には、上面中央部から切り込んだ凹溝
13aが形成されている。そして、傾斜案内面12間に
は、該傾斜案内面12と平行なアンギュラピン15が左
右に2本づつ設けられている。また、開放端にはストッ
パプレート11aが設けられ、スライドコア16が傾斜
案内面12から脱落するのを防止するとともに、型開量
を制御している。
【0018】左右対称のスライドコア16は、外側面を
傾斜案内面12と合致する傾斜面17とするとともに、
アンギュラピン15を挿通する挿通孔18が形成されて
いる。そして、スライドコア16の合着面19には、成
形品形状部20と、スプルー部21と、インサート部品
挿入部22と、インサートピン挿通部23が彫り込まれ
ている。スプルー部21には、途中に抜け止め段部24
が設けられるとともに、成形品形状部20に向かって断
面積を狭めるテーパ形状部25が形成されている(図4
及び図8参照)。
【0019】スライドコア16の前面から形成されるイ
ンサート部品挿入部22と、後方から形成されるインサ
ートピン挿通部23は、それぞれ成形品形状部20に連
通している。インサートピン26は、スライドコア16
の後面に嵌着したホルダ27に保持されている。該ホル
ダ27には、両端部に後側に突出するガイド28が形成
されている。そして、該ガイド28は金型本体11のバ
ックプレート14に形成した縦方向のガイド溝29に嵌
まって案内される。これにより、スライドコア16が傾
斜案内面12に沿って移動する際、ホルダ27は傾斜案
内面12間の中心線上を移動する。また、スライドコア
16の側面には、ロックピン30が係入する係入溝31
が形成されている。ロックピン30は、金型本体11の
両側面に固定したロックシリンダ32により進出及び後
退を制御される。
【0020】上記スライドコア16は、傾斜面17を傾
斜案内面12に載せるとともに、アンギュラピン15を
挿通孔18に挿通して金型本体11に装着される。そし
て、金型本体11に挿通したエジェクタロッド7を、傾
斜案内面12間に進出させてスライドコア16の底面に
当接させる。型締・射出成形ステーションBに設置され
る射出成形ユニット41は、先端にノズル42を固定し
た射出シリンダ43を備え、該射出シリンダ43を油圧
により進出させて型閉じ及び型締めを行う。
【0021】上記構成のインサート射出成形装置1の作
動を、チューブの先端をインサートしたケーシングキャ
ップを射出成形する態様で説明する。インデックステー
ブル4は回転角90度の間欠回転により各金型11を順
次各作業ステーションA〜Dに循環させる。図6
(a),(b)に示すように、インサート部品セットス
テーシヨンAに停止した金型6では、カム5により金型
本体11の傾斜案内面12間に進出するエジェクタロッ
ド7に押されてスライダコア16が開き、離間した合着
面19間にインサートピン(本発明の中子ピン)26が
現れている。このインサートピン26にインサート部品
であるチューブ51を挿通してセットする。
【0022】図7(a),(b)に示すように、型締・
射出成形ステーションBで停止した金型6では、スプリ
ング8に付勢されてカム5に弾接するエジェクタロッド
7が金型本体11の傾斜案内面12間から後退してい
る。そして、射出シリンダ43が進出し、先端のノズル
42に当接するスライダコア16を傾斜案内面12間に
押し込む。押し込まれたスライダコア16は、傾斜案内
面12に案内されて対向間隔を狭め合着して型閉じす
る。そして、射出シリンダ43の押圧力が作用して型締
めされている段階でロックシリンダ32が作動し、ロツ
クピン30をスライドコア16の係入溝31に係入させ
てロックする。スライダコア16が合着すると、スプル
ー52及びキャビティ53が構成される。ノズル42か
ら射出された溶融樹脂材料がスプルー52を通ってキャ
ビティ53内に充填される。図8に示すようにキャビテ
ィ53内には、インサートピン26にチューブ51が挿
通されてセットされているから、そのチューブ51がイ
ンサートされる。射出終了後射出シリンダ43は後退す
る。
【0023】図9(a),(b)に示すように、冷却ス
テーシヨンCに停止した金型6では、金型6に設けた冷
却水路(図示しない)に冷却水を循環させてキャビティ
内の溶融樹脂材料を冷却固化させる。十分冷却固化した
タイミングで、ロックシリンダ32を作動させ、ロック
ピン30をスライダコア16の係入溝31から後退させ
てロックを解除する。
【0024】図10(a),(b)に示すように、成形
品取り出しステーシヨンDに停止した金型6では、カム
5により金型本体11の傾斜案内面12間に進出するエ
ジェクタロッド7に押されて、スライダコア16が開
く。このとき成形品54は、インサートピン26に固着
された状態であるので、キャビティ53から容易に分離
する。そして、インサートピン26から成形品54を抜
き出して金型6から取り出す。
【0025】上記した射出成形装置1は、4個の金型6
をインデックステーブル4の間欠回転により4個所の作
業ステーションA〜Dを順次循環させて成形するから、
各ステーションでの作業を同時に行うことができ、成形
サイクルを速めることができる。また、スライダコア1
6を傾斜案内面12間に押し込んで型締めを行うことに
より、従来構造に比較して20〜30%程度の型締力で
よいから、ノズルタッチ力を利用して型締めすることが
可能となり、特別な型締め装置を付設する必要がない。
従って、金型6をコンパクトな構造として小型化でき、
型替え時間を大幅に短縮できるとともに、装置の全体構
成も小型化できる。
【0026】さらに、スプルー52を短くできるから、
原料歩留まりを改善できる。そして、該スプルー52に
抜け止め段部24を形成したから、冷却固化したスプル
ー52の部分の樹脂材料がノズル42の後退とともに抜
け出ることを防止できる。これにより、ノズル42の先
端に残留した樹脂材料が、再び溶融するまで待機する必
要がなく成形サイクルが長くなるのを回避できる。ま
た、テーパ形状部25を形成したことにより、ゲートの
断面積が小さくなり冷却固化したスプルー52から成形
品54を容易に切断分離できる。成形品取り出しステー
ションDでは、成形品54はインサートピン26に嵌ま
ったままあるので、スライドコア16が離間するときキ
ャビティ53から容易に分離できる。従って、製品をキ
ャビティから取り出すためのエジェクタ機構を必要とし
ない等の利点を有する。
【0027】尚、本発明の方法及び装置は、上記実施形
態で説明したインサート射出成形のみならず、インサー
ト部品を用いない射出成形にも適用できる。また、金型
搬送手段として、間欠回転するインデックステーブルの
他に、間欠駆動のコンベア装置を用いることもできる。
さらに、エジェクタロッドの進退をシリンダにより直接
制御することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転式インサート射出成形装置1の概略の正面
図で一部を切断して示してある。
【図2】型締・射出成形ステーションで停止した金型の
一部切欠正面図である。
【図3】同、一部切欠平面図である。
【図4】図2におけるI−I線断面図である。
【図5】インサート部品セットステーションで停止した
金型の一部切欠正面図である。
【図6】金型へのインサート部品のセット状態を示した
断面図である。
【図7】型締・射出成形ステーションでの作動を示した
断面図である。
【図8】溶融樹脂材料が充填されたキャビティ部分の拡
大断面図である。
【図9】冷却ステーションで停止した金型の断面図であ
る。
【図10】成形品取り出しステーションでの作動を示し
た断面図である。
【符号の説明】
1 インサート射出成形装置 2 インデックステーブル 6 金型 11 金型本体 12 傾斜案内面 15 傾斜ピン 16 スライドコア 17 傾斜面 19 合着面 24 抜け止め段部 25 テーパ形状部 26 インサートピン(中子ピン) 30 ロックピン 31 係入溝 32 ロックシリンダ 41 射出成形ユニット 42 ノズル 43 射出シリンダ 51 チューブ 52 スプルー 53 キャビティ 54 成形品

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開放端から内方へ向かって対向間隔を狭
    める左右対称の傾斜案内面を形成した金型本体と、該金
    型本体に装着され前記傾斜案内面に沿って移動して型開
    閉を行う左右二分割のスライドコアと、前記傾斜案内面
    間に進出して前記スライドコアを型開きするエジェクタ
    ロッドと、該エジェクタロッドの進出及び後退を制御す
    る制御手段とから構成したことを特徴とする射出成形金
    型。
  2. 【請求項2】 前記左右対称の傾斜案内面間の中心を、
    前記スライドコアの移動に同期して移動し、該スライド
    コアが型閉じしたとき構成されるキャビティ内に中子ピ
    ンを保持する中子ホルダを設けたことを特徴とする請求
    項1に記載の射出成形金型。
  3. 【請求項3】 前記スライドコアのスプルーにキャビテ
    ィに向かって縮径するテーパ形状部を設けるとともに、
    該スプルーの途中に抜け止め拡径部を形成したことを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載の射出成形金
    型。
  4. 【請求項4】 金型の開放端から内方へ向かって対向間
    隔を狭める左右対称の傾斜案内面に装着した左右二分割
    のスライドコアに、射出シリンダの先端に取り付けたノ
    ズルを当接させるとともに、前記射出シリンダを伸長し
    て該スライドコアを前記金型の傾斜案内面間に押し込ん
    で型閉じし、さらに該射出シリンダの押圧力を作用させ
    て型締めすることを特徴とする射出成形方法。
  5. 【請求項5】 金型本体の左右対称の傾斜案内面に左右
    二分割のスライドコアを装着した射出成形金型の複数個
    を、金型搬送手段により搬送して、順次射出成形ステー
    ションと成形品取り出しステーションとの間を循環さ
    せ、該射出成形ステーションで停止させた射出成形金型
    に対して、射出シリンダの先端に取り付けたノズルを前
    記スライドコアに当接させるとともに、射出シリンダを
    伸長して該スライドコアを前記傾斜案内面に沿って押し
    込んで型閉じし、さらに前記射出シリンダの押圧力を作
    用させて型締めして射出成形するとともに、移動中に型
    開きしないように前記スライドコアをロックし、前記成
    形品取り出しステーションで停止させた射出成形金型に
    対して、ロックを解除するとともに、エジェクタロッド
    を進出させてスライドコアを型開きし、成形品を取り出
    すことを特徴とする射出成形方法。
  6. 【請求項6】 開放端から内方へ向かって対向間隔を狭
    める左右対称の傾斜案内面を形成した金型本体と、該金
    型本体に装着され前記傾斜案内面に沿って移動して型開
    閉を行う左右二分割のスライドコアと、前記傾斜案内面
    間に進出して前記スライドコアを型開きさせるエジェク
    タロッドと、該エジェクタロッドの進出及び後退を制御
    する制御手段と、型閉じしたスライドコアをロックする
    ロック手段とから構成した射出成形金型と、該射出成形
    金型を複数個載置して、順次射出成形ステーションと成
    形品取り出しステーションとの間を循環させる金型搬送
    手段と、前記射出成形ステーション及び成形品取り出し
    ステーションで該金型搬送手段を所定時間停止させる搬
    送制御手段と、前記射出成形ステーションに停止した射
    出成形金型に対して、射出シリンダの先端に取り付けた
    ノズルを前記スライドコアに当接させるとともに、該射
    出シリンダを伸長して該スライドコアを前記傾斜案内面
    に沿って押し込んで型閉じし、さらに前記射出シリンダ
    の押圧力を作用させて型締めしたスライドコアを移動中
    も型締め状態に保持するためにロックして射出成形する
    射出成形ユニットと、から構成したことを特徴とする射
    出成形装置。
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