JPH11318770A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JPH11318770A
JPH11318770A JP12894898A JP12894898A JPH11318770A JP H11318770 A JPH11318770 A JP H11318770A JP 12894898 A JP12894898 A JP 12894898A JP 12894898 A JP12894898 A JP 12894898A JP H11318770 A JPH11318770 A JP H11318770A
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JP
Japan
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electric blower
opening
air
suction port
outlet
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JP12894898A
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Kosuke Takahashi
孝輔 高橋
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Toshiba TEC Corp
Original Assignee
Toshiba TEC Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被掃除面上を移動して塵埃を吸い込む吸込口
にシート等が密着しても、これを容易に取り除くことが
できる電気掃除機を得ることにある。 【解決手段】 本体1には一端が外気に連通するととも
に他端が吸込口15の近傍に位置する外気導入風路12
が設けられている。この外気導入風路12には開閉弁1
6が設けられている。電動送風機3の吸込力により吸込
口15にビニールのシート等が密着した場合、集塵室5
内の負圧が増大して開閉弁16が開放し、外気導入風路
12から外気が導入されて吸込口15に向けてその内側
から外気が流出する。この流出する外気が密着したシー
ト等に吹きつけられることによって、シート等を容易に
取り除くことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被掃除面上で移動され
る吸込口が閉塞された場合にその閉塞状態を容易に回避
することができる電気掃除機に関する。
【0002】
【従来の技術】掃除中に電動送風機の吸込力によって、
電気掃除機の吸込口にビニールのシート等(以下、単に
シート等という)が吸着してしまい、吸込口が閉塞され
て掃除ができない状態となることがある。従来の電気掃
除機においては、この状態を回避するための工夫は何ら
されていないことから、この状態を回避するには電動送
風機を停止させてシート等を取り除くようにしている。
このようにすることによって、電動送風機はスイッチを
オフしても慣性により直ちには停止しないものの、数秒
後には吸込口に負圧を作用させないようにできることか
ら、ビニール等を取り除くことができる。
【0003】また、電動送風機の吸込力によって吸込口
が被掃除面等に吸着しないようにする等のために、掃除
中に電動送風機の排気風を常時吸込口に循環させる、い
わゆる循環式の電気掃除機も知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、従来の
電気掃除機では、電動送風機の吸込力によって電気掃除
機の吸込口にシート等が吸着した状態となった場合に、
その状態を回避するための手段が何ら設けられていない
ことから、シート等を必ずしも容易に取り除けるもので
はないという問題があった。
【0005】一方、循環式の電気掃除機は、掃除中に常
時循環させるものであるから、電動送風機を冷却するた
めの外気が入り込まないため、電動送風機や掃除機本体
等が温度上昇しやすく熱に対する対策を別途講じなけれ
ばならない。また、循環式の電気掃除機は、被掃除面等
と吸込口との吸着を防止するものであって、吸着したも
のを容易に取り除くようにしたものではない。
【0006】本発明は上記問題点を解決し、掃除機本体
の過度の温度上昇がなく、しかも吸込口にシート等が吸
着した場合にこれを容易に取り除くことができる電気掃
除機を提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明による電気掃除機は、被掃除面上を移
動してこの被掃除面上の塵埃を電動送風機によって吸い
込み集塵室に集塵するものにおいて、一端が外気と連通
するとともに他端に前記吸込口に向けてその内側から空
気を流出するよう形成された流出口を有する外気導入風
路と、前記流出口を開閉する開閉弁とを備え、この開閉
弁を開放したときに前記電動送風機の吸込力により前記
流出口から外気を流出させるものである。
【0008】この請求項1の発明によれば、吸込口にシ
ート等が吸着したときに開閉弁を開放することにより、
導入された外気が流出口から吸込口に向かって流出され
る。このため、吸着されたシート等は、流出された空気
が内側から当たって吸込口から離れる方向の力を受け、
外気が導入されることによる吸込口付近の負圧の低減と
相まって、容易に取り除くことが可能となる。このと
き、外気が導入されるため、電動送風機の冷却も行われ
る。また、通常の掃除時は開閉弁を閉塞しておくことに
より、吸込口からの吸込効率の低下が防止されるととも
に、吸込口からの吸込風で電動送風機が冷却される。
【0009】請求項2の発明の電気掃除機は、被掃除面
上を移動してこの被掃除面上の塵埃を電動送風機によっ
て吸い込み集塵室に集塵して排気口から排気風を排出す
るものにおいて、一端が前記電動送風機の排気側に連通
するとともに他端に前記吸込口に向けてその内側から空
気を流出するよう形成された流出口を有する還流風路
と、前記流出口を開閉する開閉弁とを備え、この開閉弁
を開放したときに前記電動送風機の吸込力により前記流
出口から前記電動送風機の排気風を流出させるものであ
る。
【0010】この請求項2の発明によれば、吸込口にシ
ート等が吸着したときに開閉弁を開放することにより、
電動送風機の排気風が流出口から吸込口に向かって流出
される。このため、吸着されたシート等は、流出された
空気が内側から当たって吸込口から離れる方向の力を受
け、排気風が還流されることによる吸込口付近の負圧の
低減と相まって、容易に取り除くことが可能となる。ま
た、通常の掃除時は開閉弁を閉塞しておくことにより、
吸込口からの吸込効率の低下が防止されるとともに、吸
込口からの吸込風で電動送風機が冷却される。
【0011】請求項3の発明の電気掃除機は、請求項2
記載の電気掃除機において、排気口を開閉する開閉体を
設けたものである。
【0012】この請求項3の発明によれば、請求項2の
発明の作用に加えて、排気風を還流させる際に排気口を
閉塞することにより、電動送風機の排気側が外気から遮
断された状態となるため、負圧となる電動送風機の吸気
側と正圧となる排気側との圧力差が大きくなることか
ら、還流された空気は流出口から勢い良く流出されて、
吸込口に吸着したシート等をさらに容易に取り除くこと
ができる。
【0013】請求項4の発明の電気掃除機は、請求項1
ないし3に記載の電気掃除機において、開閉弁を集塵室
内の負圧が所定値以上のとき開放する圧力弁としたもの
である。
【0014】この請求項4の発明によれば、請求項1な
いし3の発明の作用に加えて、シート等が吸込口に吸着
して集塵室の負圧が所定値以上に増大すると、自動的に
流出口から空気が流出されるため、前記シート等を取り
除く操作が容易となる。
【0015】請求項5の発明の電気掃除機は、電動送風
機を収納する電動送風機室および前記電動送風機の吸気
側に連通する集塵室を有する本体に、前記集塵室に位置
して形成される吸込口と、前記電動送風機の排気側に位
置して形成される排気口と、前記吸込口を被掃除面上で
移動させるハンドル部とを備えたハンディ型のものにお
いて、一端が前記電動送風機の排気側に連通するととも
に他端に前記吸込口に向けてその内側から空気を流出す
るよう形成された流出口を有する還流風路と、この還流
風路中に設けられ前記流出口を開閉する開閉弁と、前記
排気口に移動可能に設けられこの排気口を開閉する開閉
体と、前記本体に可動自在に支持され一端に前記ハンド
ル部に位置する操作部を有するとともに他端に前記開閉
体を移動させる作動部を有する操作体とを備えたもので
ある。
【0016】この請求項5の発明によれば、吸込口にシ
ート等が吸着したときに、操作部を操作して排気口を閉
塞するとともに、開閉弁を開くことにより、電動送風機
の排気風が流出口から吸込口に向かって勢い良く流出さ
れる。このため、吸着されたシート等は、流出された空
気が当たって吸込口から離れる方向の力を受け、排気風
が還流されることによる吸込口付近の負圧の低減と相ま
って、容易に取り除くことが可能となる。そして、ハン
ドル部に位置する操作部を可動させるという簡単な操作
で電動送風機の排気側は外気から遮断された状態とな
り、負圧となる電動送風機の吸気側と正圧となる排気側
との圧力差が大きくなって、還流された空気は流出口か
ら勢い良く流出される。また、通常の掃除時は開閉弁を
閉塞しておくことにより、吸込口からの吸込効率の低下
が防止されるとともに、吸込口からの吸込風で電動送風
機が冷却される。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
ないし3に基づいて説明する。図1、2において、1は
ハンディ型の電気掃除機本体で、ハンドル部2が形成さ
れるとともに電動送風機3を収納した後部本体4と、こ
の後部本体4に着脱自在に取りつけられるとともに内部
に集塵室5が形成される前部本体6とからなる。
【0018】後部本体4内に設けられた電動送風機3
は、シール部材3a、3aによって吸気側4aと排気側
4bとが気密に仕切られている。後部本体4の下面両側
には、下方に突出して設けられ、図1の状態で本体1を
支持する支持部7(一方のみを図示する)が設けられて
いる。また、後部本体4の後部には両側に位置して後方
に突出し、本体1をその後部を下にして立てたときに支
持するための支持脚8(一方のみを図示する)が設けら
れている。後部本体4の後方部であって支持脚8の上方
には、電動送風機3の排気側に連通し、電動送風機3の
排気風を本体1外に排出する格子状の排気口9が形成さ
れている。なお、10は電動送風機3に電力を供給する
ための電源コードである。
【0019】前部本体6は、その前部に被掃除面上で移
動されて塵埃を含んだ空気を吸い込む吸込口11を有す
るとともに、後方には集塵室5に集塵された塵埃を捨て
るための開口が形成されており、前部本体6が後部本体
4に取り付けられた状態で集塵室5は電動送風機3の吸
気側4aに連通するものである。したがって、通常の状
態では吸込口11から吸い込まれた塵埃を含んだ空気
は、集塵室5内の図示しない集塵フィルタで濾過され、
電動送風機3内を通過してこれを冷却した後、排気口9
から排出される。
【0020】12は前部本体6の上方の一部に形成され
た外気導入風路で、その一端側13は前部本体6に形成
された図示しない外気導入口を介して外気に連通してい
るとともに、他端側14は吸込口11近傍まで延びてい
る。そして、この他端側14には、吸込口11の内側か
ら吸込口11に向けられた流出口15が形成されてい
る。この流出口15の形状は、図1、2に示すように後
側すなわち集塵室5側に位置する部分が上方に凹むよう
形成され、シート等が吸込口11内に入り込んでも流出
口15は完全には閉塞されないようになっている。ま
た、外気導入風路12内には、流出口15を開閉する開
閉弁16が設けられている。この開閉弁16は、圧力に
よって流出口15を開閉する圧力弁であって、その外周
で流出口15側と外気導入口側とは気密になるようシー
ルされており、図3に示すように、一端側すなわち外気
導入口側に形成された開口17を有するケース18と、
開口17を開閉する弁体19と、この弁体19を開口1
7側に常時付勢するバネ20とからなるものである。な
お、バネ20はケース18の他端側の設けられた放射状
リブ18aの中心部18bに支持されている。
【0021】この実施の形態の電気掃除機の構成に基づ
きその作用を説明する。通常掃除を行うには、電源コー
ド10をコンセントに接続した後、図示しないスイッチ
をオンにして電動送風機3を駆動する。そして、吸込口
11を被掃除面上で移動させると、塵埃を含んだ空気が
吸込口11から吸い込まれ、集塵室5内の集塵フィルタ
で濾過されて塵埃は集塵室5内に集塵される。一方、濾
過された空気は電動送風機3の内部を通過してこれを冷
却した後、排気口9から本体1外に排気される。
【0022】ところで、図2に示すように、掃除中に電
動送風機3の吸込力によりシート等Sが吸込口11に吸
着することがあるが、この実施の形態のものでは、この
状態になると集塵室5内の負圧が増大して所定値以上に
なり、開閉弁16が開放される。すなわち、開閉弁16
のバネ20が縮んで開口17が開放される。このため、
外気導入口は開閉弁16、流出口15を介して電動送風
機3の吸気側と連通され、電動送風機3の吸込力で外気
導入口から空気が導入される。これによって、吸込口1
1付近の負圧が低下する一方、導入された空気は図2に
示すように、流出口15から流出されて吸込口11に吸
着したシート等Sの内側に吹きつけられてシート等Sを
吸込口11から離すように作用する。このため、例え
ば、本体1を持ち上げて吸込口11を下方に向ければシ
ート等Sを落下させることができる。シート等が取り除
かれた後は、吸込口11から空気を吸い込むことができ
るため、集塵室5内の負圧は低下することから、バネ2
0が復帰して開閉弁16は閉塞される。したがって、掃
除を再開することができる。
【0023】この実施の形態によれば、上述のように吸
込口11にシート等Sが吸着しても、シート等Sの内側
から空気が吹きつけられること、および外気導入口から
空気が導入されて吸込口11付近の負圧が低下すること
から、吸込口11に吸着したシート等Sを容易に取り除
くことができる。また、通常の掃除時には、開閉弁16
は閉塞していることから、吸込口11からの吸込効率を
低下させることがないとともに電動送風機3が吸込口1
1からの吸込風で冷却される。しかも、シート等Sが吸
込口11に吸着した状態では電動送風機3の冷却風が不
足するが、この状態を解除するために外気を導入するよ
うにしたことから電動送風機3の冷却も良好に行うこと
ができる。
【0024】次に、本発明の第2の実施の形態について
図4ないし図6を参照して説明する。なお、上記実施の
形態と同様の構成については、同一符号を付し説明を省
略する。
【0025】本体1内には、複数のスリットからなる排
気口9を開閉する開閉体21が本体1の後部内面に沿っ
て移動自在に設けられている。この開閉体21は、図6
に示すように排気口9に対応するスリット状の複数の開
口22と、各スリット間に位置して排気口9を閉塞する
閉塞部22aとを有するもので、後部本体4に設けられ
た支持部23に支持されたスプリング24によって付勢
されている。そして、常時は開閉体21の各開口22は
排気口9と重なって排気口9を開放するようになってい
て、後述する操作体で移動されると各閉塞部22aが排
気口9と重なり開閉体21は排気口9を完全に閉塞する
ようになっている。
【0026】25はハンドル部2に回動自在に設けられ
た操作体で、一端にハンドル部2に位置する操作部26
を有するとともに、他端に開閉体21を移動させる作動
部27を有する。この操作体25はその大部分が本体1
内に配置され、操作部26の一部がハンドル部2外に露
出している。そして、操作体25は、図示しないロック
機構によって図4に示す状態すなわち開閉体21が排気
口9を開放する状態でロック可能であり、掃除をする際
にハンドル部を持って掃除をしても操作体25が回動し
ないようになっている。また、ロック機構のロックを解
除して操作部26を回動操作すれば、作動部27がスプ
リング24の付勢力に抗して開閉体21を移動させ排気
口9が閉塞される状態となる。また、その状態で操作部
26への操作力を解除すると、スプリング24の付勢力
で操作体25は図4に示す状態に戻り、その状態でロッ
ク機構をロックすれば操作体25が回動することなく掃
除することができる。
【0027】28は還流風路で、その一端側29は電動
送風機3の排気側に連通しているとともに、他端側30
は吸込口11近傍まで延びている。そして、この他端側
30には、吸込口11の内側から吸込口11に向けられ
た流出口31が形成されている。この流出口31の形状
は、第1の実施の形態のものと同様の形状となってい
て、シート等が吸込口11内に入り込んでも流出口31
は完全には閉塞されないようになっている。また、還流
風路28内には、流出口31を開閉する開閉弁32が設
けられている。この開閉弁32も第1の実施の形態と同
様のもので、その外周で流出口31側と電動送風機3の
排気側とは気密になるようシールされている。
【0028】この実施の形態の電気掃除機の構成に基づ
きその作用を説明する。通常の掃除を行うには、第1の
実施の形態のものと同様にすればよい。
【0029】また、図5に示すように、掃除中に電動送
風機3の吸込力によりシート等Sが吸込口11に吸着し
た場合、本実施例のものでも第1の実施の形態のものと
同様に、集塵室5内の負圧が増大して所定値以上にな
り、開閉弁が開放される。このため、電動送風機3の排
気側が開閉弁32、流出口31を介して電動送風機3の
吸気側と連通され、電動送風機3の吸引力で電動送風機
3の排気風や排気口9からの外気が吸気側に送られる。
これによって、吸込口11付近の負圧が低下する一方、
還流風路28を通過した空気は、流出口31から流出さ
れて吸込口11に吸着したシート等Sの内側に吹きつけ
られてシート等Sを吸込口11から離すように作用す
る。このため、例えば、本体1を持ち上げて吸込口11
を下方に向ければシート等Sを落下させることができ、
その後は第1の実施の形態と同様に掃除を再開すること
ができる。
【0030】また、電動送風機3の排気側を吸気側に連
通してもシート等Sの吸着が取り除けない場合には、ロ
ック機構のロックを解除したうえで、操作部26を回動
操作すればよい。そうすると、操作体25が回動してそ
の作動部27が開閉体21の一端を押圧し、開閉体21
が移動することによって排気口9は開閉体21で閉塞さ
れる。このため、電動送風機3の排気側が外気と遮断さ
れることとなり、電動送風機3の排気側の圧力が高くな
ることから、排気側と吸気側の圧力差が大きくなって、
流出口31から空気が勢い良く吹き出される。したがっ
て、流出口31からの吹き出し力が大きくなることか
ら、シート等Sを吸込口11から離す作用がより大きく
なって、シート等を取り除くことができる。また、シー
ト等Sが吸込口11を完全には密閉しない状態で吸着さ
れた場合にも、操作体25を操作するとよい。この場
合、吸込口11から空気が吸い込まれているため、集塵
室5の負圧の増大が開閉弁32を開放させるに至らない
ことがあるが、操作体25を操作することにより、上述
したとおり電動送風機3の排気側と吸気側との圧力差が
大きくなる。このため、開閉弁32を開放させることが
できてシート等Sに排気風を吹きつけることができ、シ
ート等Sを容易に取り除くことが可能となる。
【0031】この実施の形態によれば、第1の実施の形
態と同様に、吸込口11にシート等Sが吸着しても、シ
ート等Sにその内側から空気が吹きつけられること、お
よび電動送風機3の排気側から排気が導入されて吸込口
11付近の負圧が低下することから、吸込口11に吸着
したシート等Sを容易に取り除くことができる。例え
ば、本体1を持ち上げて吸込口11を下方に向ければシ
ート等Sを落下させることができる。さらに、ハンドル
部2に位置する操作部26の回動操作という簡単な操作
で、排気口9を閉塞してシート等Sの内側への吹き出し
力を大きくすることによって、シート等Sを吸込口11
から離す作用をより大きくすることができる。また、通
常の掃除時には、開閉弁32は閉塞していることから、
吸込口11からの吸込効率を低下させることがないとと
もに電動送風機3が吸込風により冷却される。しかも、
シート等Sが吸込口11に吸着した状態を解除するため
に電動送風機3の排気風を還流させるようにしたので、
排気口9からの排気風による風切音を低下できる。ま
た、吸込口11を閉塞すれば電動送風機3の排気風が還
流されることから、積極的に吸込口11を閉塞すること
により、還流風の温度を上げて熱風によるダニ退治を行
うことも可能である。
【0032】上記各実施の形態はハンディ型の電気掃除
機について説明したが、本願各発明は、被掃除面上を移
動する吸込口が形成された吸込口体をホースを介して掃
除機本体に接続する、いわゆるキャニスタ型のもの、あ
るいはアップライト型のものにも適応することができ
る。また、排気口9を開閉する開閉体21を設けなくて
もよく、さらに、開閉弁16、32は圧力によって自動
的に開閉する圧力弁でなく電気掃除機の使用者の操作で
開閉する開閉弁であってももよい。
【0033】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、吸込口にシー
ト等が吸着したときに開閉弁を開放することにより、導
入された外気が流出口から吸込口に向かって流出される
ため、吸着されたシート等は、流出された外気が内側か
ら当たって吸込口から離れる方向の力を受け、外気が導
入されることによる吸込口付近の負圧の低減と相まっ
て、容易に取り除くことが可能となる。このとき、外気
が導入されるため、電動送風機の冷却も行われる。ま
た、通常の掃除時は開閉弁を閉塞しておくことにより、
吸込口からの吸込効率の低下が防止されるとともに、吸
込口からの吸込風で電動送風機が冷却される。
【0034】請求項2の発明によれば、吸込口にシート
等が吸着したときに開閉弁を開くことにより、電動送風
機の排気風が流出口から吸込口に向かって流出されるた
め、吸着されたシート等は、流出された空気が内側から
当たって吸込口から離れる方向の力を受け、排気風が還
流されることによる吸込口付近の負圧の低減と相まっ
て、容易に取り除くことが可能となる。また、通常の掃
除時は開閉弁を閉塞しておくことにより、吸込口からの
吸込効率の低下が防止されるとともに、吸込口からの吸
込風で電動送風機が冷却される。
【0035】請求項3の発明によれば、請求項2の発明
の効果に加えて、排気風を還流させる際に排気口を閉塞
することにより、電動送風機の排気側が外気から遮断さ
れた状態となるため、電動送風機の吸気側と排気側との
圧力差が大きくなることから、還流された空気は流出口
から勢い良く流出され、より容易にシート等を取り除く
ことが可能となる。
【0036】請求項4の発明によれば、請求項1ないし
3の発明の効果に加えて、シート等が吸込口に吸着して
集塵室の負圧が所定値以上に増大すると、自動的に流出
口から空気が流出されるため、シート等を取り除く操作
が簡単となる。
【0037】請求項5の発明によれば、吸込口にシート
等が吸着したときに、操作部を操作して排気口を閉塞す
るとともに、開閉弁を開くことにより、電動送風機の排
気風が流出口から吸込口に向かって流出される。このた
め、吸着されたシート等は、流出された空気が当たって
吸込口から離れる方向の力を受け、排気風が還流される
ことによる吸込口付近の負圧の低減と相まって、容易に
取り除くことが可能となる。そして、ハンドル部に位置
する操作部を可動させるという簡単な操作で電動送風機
の排気側は外気から遮断された状態となり、電動送風機
の吸気側と排気側との圧力差が大きくなって、還流され
た空気は流出口から勢い良く流出されることから、より
容易にシート等を取り除くことが可能となる。また、通
常の掃除時は開閉弁を閉塞しておくことにより、吸込口
からの吸込効率の低下が防止されるとともに、吸込口か
らの吸込風で電動送風機が冷却される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す電気掃除機の
要部断面図である。
【図2】同じく本発明の第1の実施の形態を示す電気掃
除機の要部断面図で、シート等が吸着した状態を示す図
である。
【図3】同じく本発明の第1の実施の形態を示す電気掃
除機の開閉弁の断面図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態を示す電気掃除機の
要部断面図である。
【図5】同じく本発明の第2の実施の形態を示す電気掃
除機の要部断面図で、シート等が吸着した状態を示す図
である。
【図6】同じく本発明の第2の実施の形態を示す電気掃
除機の開閉体の平面図である。
【符号の説明】
1 本体 2 ハンドル部 3 電動送風機 5 集塵室 9 排気口 11 吸込口 12 外気導入風路 15 流出口 16 開閉弁 21 開閉体 25 操作体 26 操作部 27 作動部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年5月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
発明の属する技術分野】本発明は、被掃除面上で移動
される吸込口が閉塞された場合にその閉塞状態を容易に
回避することができる電気掃除機に関する。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被掃除面上を移動してこの被掃除面上の
    塵埃を電動送風機によって吸い込み集塵室に集塵するも
    のにおいて、 一端が外気と連通するとともに他端に前記吸込口に向け
    てその内側から空気を流出するよう形成された流出口を
    有する外気導入風路と、前記流出口を開閉する開閉弁と
    を備え、この開閉弁を開放したときに前記電動送風機の
    吸込力により前記流出口から外気を流出させることを特
    徴とする電気掃除機。
  2. 【請求項2】 被掃除面上を移動してこの被掃除面上の
    塵埃を電動送風機によって吸い込み集塵室に集塵して排
    気口から排気風を排出するものにおいて、 一端が前記電動送風機の排気側に連通するとともに他端
    に前記吸込口に向けてその内側から空気を流出するよう
    形成された流出口を有する還流風路と、前記流出口を開
    閉する開閉弁とを備え、この開閉弁を開放したときに前
    記電動送風機の吸込力により前記流出口から前記電動送
    風機の排気風を流出させることを特徴とする電気掃除
    機。
  3. 【請求項3】 前記排気口を開閉する開閉体を設けたこ
    とを特徴とする請求項2記載の電気掃除機。
  4. 【請求項4】 前記開閉弁は、前記集塵室内の負圧が所
    定値以上になると開放する圧力弁であることを特徴とす
    る請求項1ないし3記載の電気掃除機。
  5. 【請求項5】 電動送風機を収納する電動送風機室およ
    び前記電動送風機の吸気側に連通する集塵室を有する本
    体に、前記集塵室に位置して形成される吸込口と、前記
    電動送風機の排気側に位置して形成される排気口と、前
    記吸込口を被掃除面上で移動させるハンドル部とを備え
    たハンディ型のものにおいて、 一端が前記電動送風機の排気側に連通するとともに他端
    に前記吸込口に向けてその内側から空気を流出するよう
    形成された流出口を有する還流風路と、この還流風路中
    に設けられ前記流出口を開閉する開閉弁と、前記排気口
    に移動可能に設けられこの排気口を開閉する開閉体と、
    前記本体に可動自在に支持され一端に前記ハンドル部に
    位置する操作部を有するとともに他端に前記開閉体を移
    動させる作動部を有する操作体とを備えたことを特徴と
    する電気掃除機。
JP12894898A 1998-05-12 1998-05-12 電気掃除機 Withdrawn JPH11318770A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103892771A (zh) * 2012-12-27 2014-07-02 Lg电子株式会社 真空吸尘器
JP2015188723A (ja) * 2014-03-29 2015-11-02 株式会社C−Soon 電気かみそり
JP2016511041A (ja) * 2013-04-19 2016-04-14 フッセン カンパニー,リミテッド 真空掃除機

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