JPH11318181A - 自脱型コンバインの脱穀装置 - Google Patents

自脱型コンバインの脱穀装置

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JPH11318181A
JPH11318181A JP12849998A JP12849998A JPH11318181A JP H11318181 A JPH11318181 A JP H11318181A JP 12849998 A JP12849998 A JP 12849998A JP 12849998 A JP12849998 A JP 12849998A JP H11318181 A JPH11318181 A JP H11318181A
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正美 仲谷
Hajime Matsushita
肇 松下
Yoshiyuki Kono
嘉之 河野
Shinji Kotani
真司 小谷
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 扱胴の扱負荷を軽減できるとともに、穀粒の
漏下性能を高めることのできる自脱型コンバインの脱穀
装置を提供する。 【解決手段】 扱胴3の下側に、該扱胴3の周方向に沿
う円弧状の帯板部材から成る複数の縦桟23を前記扱胴
3の軸芯方向に並設し、該縦桟23に、前記扱胴3の周
方向に沿って並設される複数の横棒部材24,25を貫
通する状態で架設支持して格子状に構成される受網20
を配設するとともに、前記横棒部材24,25のうち一
部のものと、前記扱胴3の扱歯40との間隔を、扱室2
の入口寄り箇所よりも扱室の出口寄り箇所において大と
なるように設定してある自脱型コンバインの脱穀装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自脱型コンバイン
の脱穀装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自脱型コンバインの脱穀装置にあ
っては、受網としてクリンプ網又は合成樹脂で一体成形
されたものを採用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のように受網としてクリンプ網を採用するものにおい
ては、網材の縦線と横線とが交差する箇所に藁等が引っ
掛かり易く、そのため、その藁等の引っ掛かりによって
網目を通しての穀粒の下方への漏下が抑制されるので、
受網における漏下処理能力が低下するという不具合を有
している。また、合成樹脂で一体成形された受網にあっ
ては、磨耗し易いとともに高価なものであるという課題
を有している。従って、コンバインの全体としての処理
能力を高めるため、近年のように、大量に刈取処理する
とともに、大量に脱穀処理する上で上述のクリンプ網や
合成樹脂製の受網は処理能力に限界があった。そこで、
全稈投入型のコンバインにおいて採用されているコンケ
ーブを、自脱型コンバインに採用することが提案されて
いる。すなわち、扱胴の下側に、該扱胴の周方向に沿う
円弧状の帯板部材から成る複数の縦桟を扱胴の軸芯方向
に並設し、該縦桟に、扱胴の周方向に沿って並設される
複数の横棒部材を貫通する状態で架設支持して格子状に
構成される受網を配設するのである。しかしながら、こ
の種の受網にあっては、従来、全ての横棒部材を扱胴の
回転軌跡の最外周となる扱歯の回転軌跡に対し扱胴軸芯
方向に沿って平行となるように設けて、扱処理の始端部
箇所から穀稈が排出される終端部箇所までの受網と扱胴
との間隔を一定にしていたため、扱処理のほぼ終わった
穀稈が後方移送される扱胴後部側箇所では穀稈のみをし
ごくように扱歯が穀稈に作用するので、扱胴の回転負荷
が極めて高いものとなって扱胴後部側にその負荷が集中
していた。そのため、藁切れが発生し易いものとなると
いう課題を有していた。
【0004】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であって、扱胴の扱負荷を軽減できるとともに、穀粒の
漏下性能を高めることのできる自脱型コンバインの脱穀
装置の提供を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】(構成) 本発明の請求
項1にかかる自脱型コンバインの脱穀装置は、扱胴の下
側に、該扱胴の周方向に沿う円弧状の帯板部材から成る
複数の縦桟を前記扱胴の軸芯方向に並設し、該縦桟に、
前記扱胴の周方向に沿って並設される複数の横棒部材を
貫通する状態で架設支持して格子状に構成される受網を
配設するとともに、前記横棒部材のうち一部のものを、
前記扱胴の回転軌跡の外周面との間隔を、扱処理の始端
箇所近くで小に設定するとともに、扱処理の終端の穀稈
排出箇所近くほど大となるように設定してあることを特
徴構成とする。
【0006】(作用) 本発明の請求項1にかかる構成
によれば、コンケーブ型の受網を設けることによって、
受網自体の強度は高まるとともに、穀粒等の処理物を漏
下させる性能も高められ、さらに、横棒部材のうち一部
のものを、扱胴の外周面における扱歯との間隔を、扱処
理の始端箇所近くで小に設定するとともに、扱処理の終
端の穀稈排出箇所近くほど大となるように設定してある
から、扱処理の始端箇所近くではその横棒部材のうち一
部のものも他の横棒部材と同じように扱胴の扱歯との間
はほぼ一定に間隔設定されることになって、脱粒処理が
促進されるとともに、穀稈排出箇所近くにおいては、扱
胴の扱歯との間が他の横棒部材よりも大きく設定される
ので、受網の受け面周りで回転する処理物がその横棒部
材箇所において逃げ込むことができるものとなってお
り、よって、その逃げ込みにより扱胴における扱負荷が
軽減されることになる。
【0007】(効果) 従って、本発明の請求項1にか
かる構成によれば、扱負荷を軽減できるとともに、穀粒
の漏下性能を高め、切れ藁の発生を抑制する状態で、か
つ扱残しを生じにくくできるに至った。
【0008】(構成) 本発明の請求項2にかかる自脱
型コンバインの脱穀装置は、請求項1に記載のものにお
いて、前記横棒部材のうち前記一部のものを、前記縦桟
のうち、扱胴軸芯方向での一端に配置されているもの
と、他端に配置されているものとにわたってその間の縦
桟の全てに貫通する状態で架設支持してあることを特徴
構成とする。
【0009】(作用) 本発明の請求項2にかかる構成
によれば、横棒部材のうち一部のものを、縦桟のうち、
扱胴軸芯方向での一端に配置されているものと、他端に
配置されているものとにわたってその間の縦桟の全てに
貫通する状態で架設支持してあるから、縦桟間に斜めに
貫通される状態で設けられるこの横棒部材によって、縦
桟が他の横棒部材と相まって補強する構造となってい
る。
【0010】(効果) 従って、本発明の請求項2にか
かる構成によれば、受網の横棒部材による強度が高めら
れ、耐久性に優れたものにできる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1に、自脱型コンバインの脱穀装置の一例を示
している。図1乃至図3に示すように、フィードチェー
ン1によって刈取り穀稈の株元側を挟持して搬送させる
ことによって、その刈取り穀稈の穂先側を扱室2に供給
するとともに脱穀装置の前後向きの軸芯3aまわりで回
動する扱胴3と受網20との間を移送させて脱穀処理
し、脱穀排ワラをフィードチェーン1によって扱室2の
後部の排稈口4から搬出するとともに排ワラ搬送チェー
ン5によって脱穀装置の後部の排出口から脱穀装置の外
に排出するように脱穀部を構成してある。前記排稈口4
から排出される切れワラなどの脱穀塵埃を揺動選別装置
6が一体揺動自在に支持する移送体7によって機体後方
側に移送させながら脱穀装置の横幅方向に沿う向きの軸
芯まわりで回動する処理胴8によってほぐし処理し、脱
穀塵埃から穀粒を取り出すように再処理部を構成してあ
る。前記扱室2の下方に前端側が位置する前記揺動選別
装置6、この揺動選別装置6の前端部の下方に位置する
回転ファン11aを有する第1送風装置11、この第1
送風装置11の機体後方側に位置する第2送風装置1
2、揺動選別装置6の後端部の下方に位置する回転ファ
ン13aを有する第3送風装置13などを備え、扱室2
から受網20を漏下して落下供給される脱穀処理物、及
び、再処理部から落下する処理物を揺動選別装置6によ
って受け止めて扱胴軸芯に沿う方向で機体後方側に搬送
しながら選別処理するとともに各送風装置11,12,
13からの選別風を作用させて風選別処理し、選別塵埃
を選別風と共に排塵口14から脱穀装置の外に排出した
り、排塵ファン15によって吸引して脱穀装置外に排出
するように選別部を構成してある。揺動選別装置6から
の1番処理物を脱穀装置横外側に搬出する1番スクリュ
ーコンベア16、揺動選別装置6からの2番処理物を脱
穀装置横外側に搬出する2番スクリューコンベア17を
前記選別部の底部に設けるとともに、2番スクリューコ
ンベア17からの処理物をスクリューコンベアで成る還
元装置18によって脱穀装置横外側で扱室後付近に揚送
して脱穀装置内に放出することによって受網20と脱穀
装置横側壁との間を通して揺動選別装置6の前端側に還
元するように構成してある。
【0012】前記揺動選別装置6の選別枠6aを、この
選別枠6aの前端側に連結するガイド装置19aと、選
別枠6aの後端側に連結する駆動装置19bとによって
脱穀装置体の左右横側壁にわたって駆動揺動自在に支持
させ、この選別枠内の上部に扱胴軸芯に沿う方向に並ん
で位置するグレンパン6bとチャフシーブ6cとストロ
ーラック6d、並びに、チャフシーブ6cの下方に位置
するグレンシーブ6eなどを前記選別枠体6aに一体揺
動自在に支持させて、前記揺動選別装置6を構成してあ
る。すなわち、扱室2の前側から受網20を漏下した脱
穀処理物をグレンパン6bによって受け止めて機体後方
側に移送しながら穀粒と塵埃とに粗選別処理し、グレン
パン6bからの処理物をチャフシーブ6cによって受け
継いで機体後方に移送しながら穀粒と塵埃とに精選別処
理し、チャフシーブ6cを漏下した処理物をグレンシー
ブ6eによってさらに精選別処理し、グレンシーブ6e
からの1番選別処理物を1番スクリューコンベア16
に、2番選別処理物を2番スクリューコンベア17にそ
れぞれ落下供給する。チャフシーブ6c及び前記再処理
部からの処理物を穀粒と切れワラなどの塵埃とに選別
し、穀粒を2番スクリューコンベア17に落下供給し、
塵埃を前記排塵口14から機体外に放出する。
【0013】第1送風装置11は、前記グレンパン6b
の下方近くに位置する前記回転ファン11aと、この回
転ファン11aの前側に吸気口11bを、回転ファン1
1aの後側の前記第2送風装置12の上側に排気口11
cをそれぞれ形成するファンケースとで成り、回転ファ
ン11aによって選別部の前端側から吸気し、排気口1
1cから選別風を第2送風装置12の上方を通って選別
枠6aを下側から上側に吹き抜けるように供給してグレ
ンパン6bとチャフシーブ6cの間の選別作用部、及
び、チャフシーブ6cの前端側による選別作用部に供給
し、この選別作用部の処理物に作用させるように構成し
てある。すなわち、揺動選別装置6のグレンパン6bか
らの粗選別処理物に選別風を作用させるようにしてあ
る。
【0014】第2送風装置12は、回転羽根12aを有
する唐箕で成り、選別風を選別枠6aを下側から上側に
吹き抜けるように供給してチャフシーブ6c及びグレン
シーブ6eの下方の風選経路部、チャフシーブ6cの後
端部による選別作用部、ストローラック6dによる選別
作用部に供給し、これら風選経路部と選別作用部の処理
物に作用させるように構成してある。すなわち、揺動選
別装置6のチャフシーブ6cとグレンシーブ6eとによ
る精選別処理物、及び、ストローラック6dによる選別
処理物に選別風を作用させるようにしてある。
【0015】第3送風装置13は、1番スクリューコン
ベア16と2番スクリューコンベア17との間に位置す
る前記回転ファン13aと、この回転ファン13aの下
側に吸気口13bを、回転ファン13aの上側に排気口
13cをそれぞれ形成するファンケースとで成り、回転
ファン13aによって脱穀装置の下方から吸気し、排気
口13cから選別風を第2スクリューコンベア17の上
方を通して選別枠6aを下側から上側に吹き抜けるよう
に供給してストローラック6dによる選別作用部に供給
し、この選別作用部による選別処理物に作用させるよう
に構成してある。
【0016】図3に示すように、前記受網20は、この
受網20を扱胴軸芯3aに沿う方向の1本の分割線Yで
扱胴3の周方向に分割することによって得られる2つの
分割格子受網20a,20bを次の如く組み合わせて作
成してある。すなわち、図5及び図6に明示するよう
に、両分割格子受網20a,20bのうちの脱穀穀稈の
株元側に位置する方の分割格子受網20aの枠体21が
備える位置決めピン21aと、脱穀穀稈の穂先側に位置
する方の分割格子受網20bの枠体22とを係合させる
ことにより、前記両分割格子受網20a,20bを扱胴
軸芯3aに沿う方向に互いに位置ずれしないように係合
し合う状態に組み合わせて受網20を作成してある。
【0017】図5,図8,図10などに示すように、前
記株元側の分割格子受網20aは、扱胴3の周方向に沿
うように扱胴軸芯3aに沿う方向視で円弧形状に形成し
た帯板金で成る縦桟としての第1縦桟部材23aの複数
本と、扱胴3の周方向に沿うように扱胴軸芯3aに沿う
方向視で円弧形状に形成した帯板金で成るとともに前記
第1縦桟部材23aよりも広い横幅を有する縦桟として
の第2縦桟部材23bの複数本と、扱胴3の扱歯40に
対して後方側ほど離間する斜め姿勢の直線状の丸棒鋼材
で成る横棒部材としての第1横桟部材24の2本と、扱
胴軸芯3aに沿うとともに第1横桟部材24よりも富ん
だ弾性を有するように第1横桟部材24よりも外径が小
さい直線状の鋼線材で成る横棒部材としての第2横桟部
材25の複数本と、扱胴軸芯3aに沿う方向の帯板金で
成る2本の前記枠体21,22とを次の如き格子状態に
組み合わせて作成してある。すなわち、複数本の第1縦
桟部材23aと第2縦桟部材23bとが扱胴軸芯3aに
沿う方向に所定の縦桟部材間隔を隔てて並列し、第2縦
桟部材23bどうしの間と、複数本の第2縦桟部材23
bのうちの最も分割格子受網前端側に位置する第2縦桟
部材23bよりも前側と、複数本の第2縦桟部材23b
のうちの最も分割格子受網後端側に位置する第2縦桟部
材23bよりも後側とのそれぞれに複数本の第1縦桟部
材23aが存在し、複数本の第1横桟部材24と第2横
桟部材25とが扱胴周方向に沿う方向に所定の横桟部材
間隔を隔てて並列し、第1横桟部材24どうしの間と、
一方の第1横桟部材24よりも株元側と、他方の第1横
桟部材24よりも穂先側とのそれぞれに複数本の第2横
桟部材25が存在する格子状態にしてある。さらに、第
1横桟部材24も第2横桟部材25も第1縦桟部材23
a及び第2縦桟部材23bの桟孔を挿通し、最も分割格
子受網前端側に位置する第1縦桟部材23aと、最も分
割格子受網後端側に位置する第1縦桟部材23aとが全
ての横桟部材24,25の端部どうしを連結し、前記枠
体21,22が全ての縦桟部材23a,23bの端部ど
うしを連結する格子状態にしてある。
【0018】図4,図8,図10などに示すように、前
記穂先側の分割格子受網20bは、扱胴3の周方向に沿
うように扱胴軸芯3aに沿う方向視で円弧形状に形成し
た帯板金で成るとともに株元側分割格子受網20aの前
記第1縦桟部材23aと同一の横幅を備えるように形成
した縦桟としての第1縦桟部材23aの複数本と、株元
側分割格子受網20aの前記第1横桟部材24と同一の
素材で成るとともに、扱胴3の扱歯40に対して後方側
ほど離間する斜め姿勢の直線状の横棒部材としての第1
横桟部材24の2本と、株元側分割格子受網20aの前
記第2横桟部材25と同一の素材で成る横棒部材として
の第2横桟部材25の複数本と、扱胴軸芯3aに沿う方
向の帯板金で成る2本の前記枠体21,22とを次の如
き格子状態に組み合わせて作成してある。すなわち、複
数本の第1縦桟部材23aが扱胴軸芯3aに沿う方向に
株元側分割格子受網20bの縦桟部材間隔と同一の縦桟
部材間隔を隔てて並列し、複数本の第1横桟部材24と
第2横桟部材25とが扱胴周方向に沿う方向に株元側分
割格子受網20bの横桟部材間隔と同一の横桟部材間隔
を隔てて並列し、第1横桟部材24どうしの間と、一方
の第1横桟部材24よりも株元側と、他方の第1横桟部
材24よりも穂先側とのそれぞれに複数本の第2横桟部
材25が存在する格子状態にしてある。さらに、第1横
桟部材24も第2横桟部材25も第1縦桟部材23aの
桟孔を挿通し、最も分割格子受網前端側に位置する第1
縦桟部材23aと、最も分割格子受網後端側に位置する
第1縦桟部材23aとが全ての横桟部材24,25の端
部どうしを連結し、前記枠体21,22が全ての縦桟部
材23aの端部どうしを連結する格子状態にしてある。
【0019】上述のように、両分割格子受網20a,2
0bにおける第1横桟部材24は、図3及び図11に示
すように、扱胴3の扱歯40に対して後方側ほど離間す
る姿勢の丸棒鋼材で構成しているので、扱胴3の後部側
での穀稈がその第1横桟部材24箇所において扱歯40
より第1横桟部材24寄りに逃げ易くなって、扱負荷が
扱胴軸芯3a方向で後方側ほど低下するようにでき、切
れワラの発生の抑制を図っている。
【0020】株元側の分割格子受網20aと穂先側の分
割格子受網20bとが前記位置決めピン21aによって
連結し合うと、穂先側の分割格子受網20bの全ての縦
桟部材23aと、株元側の分割格子受網20aの全ての
縦桟部材23a,23bとの1本ずつが対になり合って
扱胴周方向に沿う一列の縦桟部材列に並ぶように、両分
割格子網20a,20bの縦桟部材配列を設定してあ
る。
【0021】つまり、株元側分割格子受網20aの1本
の縦桟部材23a,23bと、この縦桟部材23a,2
3bに対して扱胴周方向に一直線状に並ぶ穂先側分割格
子受網20bの1本の縦桟部材23aとにより、受網2
0全体としての1本の縦桟部材23を形成し、株元側分
割格子受網20aの第1横桟部材24及び第2横桟部材
25と、穂先側分割格子受網20bの第1横桟部材24
及び第2横桟部材25とのそれぞれにより、受網20全
体としての1本の横桟部材24,25を形成してある。
これにより、受網20は、複数本の縦桟部材23と、複
数本の横桟部材24,25とが扱胴3の周方向及び軸芯
方向に並ぶ穀粒漏下用の目合を形成するように、かつ、
全ての目合いの大きさが同一又はほぼ同一になるように
格子状態に組み合った格子受網になっており、軸芯3a
まわりで回動する扱胴3との共働によって刈取り穀稈を
脱穀し、脱穀処理物を前記目合いから漏下させて揺動選
別装置6に供給する。
【0022】前記受網20は、図2乃至図6に示す取付
け構造に基づいて脱穀部に取り付けるように構成してあ
る。すなわち、扱室2の前側壁30の内面側に前受網ガ
イド31を、扱室2の後側壁32の内面側に後受網ガイ
ド33をそれぞれ支持させ、前記前受網ガイド31及び
後受網ガイド33それぞれの受網支持部31a,33a
よりも低レベルに位置するとともに扱胴軸芯3aに沿う
方向の丸鋼材で成る支持杆34を、前受網ガイド31の
受網支持部31aに連結する前支持部材35aと、後受
網ガイド33の受網支持部33aに連結する後支持部材
35bとにわたって取り付け、前記前受網ガイド31と
後受網ガイド33と支持杆34と下舌板36とにわたっ
て受網20を載置するようにしてある。つまり、受網2
0の複数本の縦桟部材23のうちの最も受網前端側に位
置する縦桟部材23を、前記前受網ガイド31の受網支
持部31aに載せて受け止め支持させる。受網20の複
数本の縦桟部材23のうちの最も受網後端側に位置する
縦桟部材23を、前記後受網ガイド33の受網支持部3
3aに載せて受け止め支持させる。前記位置決めピン2
1aによって係合し合う株元側分割格子受網20aの前
記枠体21と、穂先側分割格子受網20bの前記枠体2
2とを、前記支持杆34に載せて受け止め支持させる。
株元側分割格子受網20aの第2縦桟部材23bの株元
側端部の下端側に備えさせてある載置突起23cを、下
舌板36の内面側に載せて受け止め支持させる。
【図面の簡単な説明】
【図1】脱穀装置全体の縦断側面図
【図2】脱穀部の縦断正面図
【図3】受網の断面図
【図4】分割格子受網の断面図
【図5】分割格子受網の分離状態の説明図
【図6】受網取付け構造の断面図
【図7】株元側分割格子受網の断面図
【図8】穂先側分割格子受網の断面図
【図9】株元側分割格子受網の平面図
【図10】穂先側分割格子受網の平面図
【図11】脱穀装置における扱胴と受網等を示す縦断側
面図
【符号の説明】
2 扱室 3 扱胴 20 受網 23 縦桟 24,25 横棒部材 40 扱歯
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小谷 真司 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扱胴の下側に、該扱胴の周方向に沿う円
    弧状の帯板部材から成る複数の縦桟を前記扱胴の軸芯方
    向に並設し、該縦桟に、前記扱胴の周方向に沿って並設
    される複数の横棒部材を貫通する状態で架設支持して格
    子状に構成される受網を配設するとともに、前記横棒部
    材のうち一部のものと、前記扱胴の扱歯との間隔を、扱
    室の入口寄り箇所よりも扱室の出口寄り箇所において大
    となるように設定してある自脱型コンバインの脱穀装
    置。
  2. 【請求項2】 前記横棒部材のうち前記一部のものは、
    前記縦桟のうち、扱胴軸芯方向での一端に配置されてい
    るものと、他端に配置されているものとにわたってその
    間の縦桟の全てに貫通する状態で架設支持してある請求
    項1に記載の自脱型コンバインの脱穀装置。
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CN104429394A (zh) * 2014-11-06 2015-03-25 仁怀市育人中学 一种小型带芯玉米脱落设备

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