JPH11317140A - 電気機器 - Google Patents

電気機器

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JPH11317140A
JPH11317140A JP12083698A JP12083698A JPH11317140A JP H11317140 A JPH11317140 A JP H11317140A JP 12083698 A JP12083698 A JP 12083698A JP 12083698 A JP12083698 A JP 12083698A JP H11317140 A JPH11317140 A JP H11317140A
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insulating plate
terminal
terminal cover
open
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JP12083698A
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Osamu Iwakawa
治 岩川
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Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 端子に対する外部接続線の接続作業が、端子
カバーを逐一取外したり、取付けたりすることなくで
き、端子カバーを紛失してしまうこともないようにす
る。 【解決手段】 端子15に対する外部接続線の接続をす
るときに、端子カバー17の第1の絶縁板18から第2
の絶縁板19を回動させて凹部13の図中前面の開放部
を開放させることにより、その前面の開放部から外部接
続線を挿入して接続すれば良く、接続後には、第2の絶
縁板19を元に戻して凹部13の図中前面の開放部を覆
うことにより、端子カバー17を端子15に使用者が触
れるのを防止すべく機能させることができるようにし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は端子との接触から使
用者を保護する端子カバーを有する電気機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、電気機器、例えば電磁接触器
においては、図13に示すように、本体1に、外部接続
線2を接続するための端子3が設けられている。この本
体1の端子3が設けられた部分は、図中上面及び左側面
の二面が開放する凹部4となっており、端子3は、その
上面の開放部に対向させて凹部4の底部に設けられてい
る。一方、外部接続線2には、先端部に接続線側の接続
端子5が例えば圧着により設けられており、この接続端
子5が凹部3の左側面の開放部から挿入されて端子3に
重ねられ、接続ねじ6により締付けられて接続されるよ
うになっている。
【0003】しかして、上述の端子3は凹部4の底部に
設けられているとはいえ、本体1から露出しており、こ
のため、使用者が触れる可能性がある。そこで、端子カ
バー7が設けられている。この端子カバー7は、例えば
ポリアミド等の絶縁材から成るもので、凹部4の上面の
開放部及び左側面の開放部を覆う断面L字形の板から成
っており(図14参照)、本体1に着脱可能に取付けら
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のものの場
合、端子3に外部接続線2を接続するときには、端子カ
バー7を取外す必要があり、接続後には、端子3に使用
者が触れるのを防止すべく端子カバー7を取付ける必要
がある。このように従来のものでは、端子3に対する外
部接続線2の接続の作業と合わせて、端子カバー7を逐
一取外したり、取付けたりしなければならず、面倒であ
った。又、取外した端子カバー7は紛失するおそれをも
有していた。
【0005】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、端子に対する外部接続線の
接続作業が、端子カバーを逐一取外したり、取付けたり
することなくできて、作業の容易化を図り得ると共に、
端子カバーを紛失してしまうこともないようにし得る電
気機器を提供するにあって、更に、作業の一層の容易化
を図り得る電気機器、並びに使用者の保護がより確実に
できる電気機器を提供するにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の電気機器は、本体に二面が開放する凹部が
形成され、この凹部に前記二面の開放部のうちの一面の
開放部に対向させて端子が設けられ、この端子に外部接
続線が接続されるものにおいて、前記凹部の一面の開放
部を覆う第1の絶縁板と、前記凹部の他の一面の開放部
を覆う第2の絶縁板とを有し、その第2の絶縁板を第1
の絶縁板に回動可能に連結することにより、前記凹部の
他の一面の開放部を開閉するようにして成る端子カバー
を具備することを特徴とする(請求項1の発明)。
【0007】このものによれば、端子に対する外部接続
線の接続をするときには、端子カバーの第2の絶縁板を
回動させて凹部の他の一面の開放部を開放させることに
より、その開放部から外部接続線を挿入して接続すれば
良く、接続後には、第2の絶縁板を元に戻して凹部の他
の一面の開放部を覆うことにより、端子に使用者が触れ
るのを防止すべく機能させることができる。要するに、
このものによれば、端子カバーは第2の絶縁板を開閉さ
せるだけで良いもので、逐一その全体を取外したり、取
付けたりする必要をなくすことができる。
【0008】この場合、端子カバーは、第1の絶縁板と
第2の絶縁板との間に、第2の絶縁板を開位置と閉位置
とにそれぞれ係合保持する係合部及び被係合部を有する
ものであるとなお良い(請求項2の発明)。このものに
よれば、端子カバーの第2の絶縁板を開位置と閉位置と
に保持できるので、開位置では、開放された凹部の他の
一面の開放部から外部接続線を挿入してセットするとき
に、第2の絶縁板を作業者が持ち続ける必要がなく、閉
位置では、第2の絶縁板を端子に使用者が触れるのを防
止すべく機能する状態に確実に留めることができる。
【0009】又、端子カバーは、第2の絶縁板の先端部
に補助絶縁板を出し入れ可能に有すると良い(請求項3
の発明)。このものによれば、端子に外部接続線を1本
接続したときと、複数本重ねて接続したときとで、補助
絶縁板を出し入れ選択することにより、いずれの場合
も、端子に使用者が触れるのをより確実に防止すべく機
能する状態になすことができる。
【0010】更に、端子カバーの第2の絶縁板が開位置
に至ったときには、それに応動して本体を作動不能状態
にする応動手段を有すると良い(請求項4の発明)。こ
のものによれば、第2の絶縁板が開位置に至ったとき、
すなわち、端子に使用者が触れるのを防止し切れない状
態となったときに、本体を作動させてしまうことのない
ようにできる。
【0011】そして一方、端子カバーの第2の絶縁板が
閉位置にあるときには、それに応動して本体を作動可能
状態にする応動手段を有するのも良い(請求項5の発
明)。このものによれば、第2の絶縁板が閉位置にある
とき、すなわち、端子に使用者が触れるのを防止し得る
状態にあるときにのみ、本体を作動させ得るようにな
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を電磁接触器に適用
した第1実施例につき、図1ないし図3を参照して説明
する。まず図1には、電磁接触器の本体11を示してお
り、これは、絶縁材から成るケース12に、電磁石と、
これによって開閉される主接触部(いずれも図示せず)
を内設して構成している。
【0013】ケース12の図中上部の前側と後側には、
凹部13を複数個例えば3個ずつそれぞれ横並びで形成
している。この凹部13はいずれも直方体状で、前側の
ものは図中上面及び前面の二面が開放し、後側のものは
図中上面及び後面の二面が開放している。又、この凹部
13の図中左右の各両側は絶縁壁14となっている。こ
れらは例えば三相交流に対応したものであり、凹部13
の各底部にはそれぞれ端子15を設けている。この端子
15は、凹部13の各上面の開放部に対向させて上面を
露出させており、それ以外の部分を凹部13の底部に埋
設して固定し、且つ、前記主接触部に接続している。
又、この各端子15には、接続具である接続ねじ16
を、ワッシャ16aを介し上方より螺挿して設けてい
る。
【0014】これに対して、端子カバー17は、前側3
個の端子15用として形成したもので、第1の絶縁板1
8と第2の絶縁板19とを有しており、その第1の絶縁
板18は、前側3個の凹部13の一面である各上面の開
放部を一枚で覆う横長矩形板状を成しており、第2の絶
縁板19は、同凹部13の他の一面である各前面の開放
部をそれぞれ最下部を余して一枚で覆う同じく横長矩形
板状を成している。又、この両絶縁板18,19とも
に、例えばポリアミド等の絶縁材により構成している。
【0015】更に、第1の絶縁板18には、図中左右の
両端の各前部に、枢支部としての突起20を形成してお
り、第2の絶縁板19には、同じく図中左右の両端の各
上部に、被枢支部としての孔21を有する取付部22を
形成している。そして、その取付部22の孔21を、突
起20に嵌合、特に、この場合、圧入気味に嵌合し、も
って、第1の絶縁板18に第2の絶縁板19を突起20
を中心として図中上下に回動可能に連結している。
【0016】なお、第1の絶縁板18には、各端子15
の接続ねじ16の各位置に対応させて、この場合、3個
の接続作業用孔23を形成している。又、端子カバー1
7は、第1の絶縁板18を、前側3個の凹部13の各上
面の開放部を覆う状態でケース12に固定している。
【0017】このほか、図示を省略したが、後側3個の
端子15用の端子カバーが存するものであり、この後側
の端子カバーは、上述の前側の端子カバー17と前後に
対称的に形成したものであり、それ以外、前側の端子カ
バー17と全く同様のもので、第1の絶縁板を、後側3
個の凹部13の各上面の開放部を覆う状態でケース12
に固定している。
【0018】次に、上記構成のものの作用を、例示した
前側の端子カバー17部分で代表して述べる。まず、前
述のように凹部13の各上面の開放部を覆う状態で第1
の絶縁板18をケース12に固定した端子カバー17
は、第2の絶縁板19で凹部13の各前面の開放部を覆
うものであり、端子3に外部接続線24(図3参照)を
接続するときには、その状態から、第2の絶縁板19
を、図2に示すように、上方へ例えば水平の位置まで回
動させる。これにより、凹部13の各前面の開放部が開
放される。又、第1の絶縁板18の接続作業用孔23か
らは、図示しないドライバーを挿入して接続ねじ16と
ワッシャ16aとを端子15から外し、この外した接続
ねじ16及びワッシャ16aを凹部13の各前面の開放
部から凹部13外に取出す。
【0019】そして、外部接続線24の先端部に例えば
圧着により設けた接続線側の接続端子25を、これに上
述の取外したワッシャ16aを載置し、且つ接続ねじ1
6を挿通した状態にて、前方(図2中左方)より、凹部
13の各前面の開放部を通して凹部13内に挿入する。
更に、この挿入した接続端子25を端子15に重ねてセ
ットし、第1の絶縁板18の接続作業用孔23から挿入
したドライバー(これも図示せず)により接続ねじ16
を回して締付ける。
【0020】かくして、端子15に外部接続線24を接
続できるものであり、その後、第2の絶縁板19を下方
に回動させて元に戻し、図3に示すように、凹部13の
各前面の開放部を覆う。これにより、端子カバー17
は、端子15に使用者が触れるのを防止すべく機能させ
得るようになる。なお、本構成のものの場合、端子カバ
ー17の第2の絶縁板19の開位置及び閉位置は、取付
部22の孔21に対する突起20の摩擦力によって保持
される。
【0021】このように本構成のものでは、端子15に
対する外部接続線24の接続をするとき、端子カバー1
7は第2の絶縁板19を開閉させるだけで良いもので、
従来の端子カバーと違い、逐一その全体を取外したり、
取付けたりする必要がなく、かくして、作業の容易化を
達成することができる。
【0022】又、このように端子カバー17の全体を逐
一取外す必要がないことから、端子カバー17を紛失し
てしまうこともないようにできる。なお、端子カバー1
7には、突起20を第2の絶縁板19に形成し、孔21
を有する取付部22を第1の絶縁板18に形成して、こ
れらを嵌合させるようにしても良い。
【0023】以上に対して、図4ないし図12は本発明
の第2ないし第5実施例を示すもので、それぞれ、第1
実施例と同一の部分に同一の符号を付して説明を省略
し、異なる部分についてのみ述べる。
【0024】[第2実施例]図4及び図5に示す第2実
施例においては、端子カバー17の第1の絶縁板18と
第2の絶縁板19との間に、係合部としての凸部31、
及び被係合部としての凹部32,33を形成している。
詳細には、凸部31を第1の絶縁板18の突起20の後
側に各1つ形成しており、凹部32を第2の絶縁板19
の取付部22の孔21の上側に各1つ、凹部33を孔2
1の後側に各1つ形成している。
【0025】このようにすることによって、第2の絶縁
板19を開位置に回動させたときには、凸部31に凹部
32が係合して第2の絶縁板19を開位置に保持し、第
2の絶縁板19を閉位置に戻したときには、凸部31に
凹部33が係合して第2の絶縁板19を閉位置に保持す
る。
【0026】これにより、開位置では、開放された凹部
13の各前面の開放部から外部接続線24を挿入してセ
ットするときに、取付部22の孔21に対する突起20
の摩擦力がなくても、あるいそれが失われたとしても、
第2の絶縁板19を作業者が持ち続ける必要がなく、外
部接続線24の挿入セットが片手でできるので、端子1
5に対する外部接続線24の接続をするときの作業の一
層の容易化を達成することができる。
【0027】一方、閉位置では、第2の絶縁板19を端
子15に使用者が触れるのを防止すべく機能する状態に
確実に留めることができるもので、取付部22の孔21
に対する突起20の摩擦力がなくても、あるいそれが失
われたとしても、第2の絶縁板19が揺動するのを防止
できるものであり、これによって、使用者の保護がより
確実にできる。
【0028】なお、この場合、凸部31(係合部)は第
2の絶縁板19に設け、凹部32,33(被係合部)を
第1の絶縁板18に設けるようにしても良い。又、係合
部と被係合部はその凹凸関係が逆であっても良い。
【0029】[第3実施例]図6ないし図8に示す第3
実施例においては、端子カバー17の第2の絶縁板19
に代えて、それより上下に短寸な第2の絶縁板41を用
い、この第2の絶縁板41の先端部に溝42を形成する
と共に、この溝42の入口部近傍と奥部とに、それぞれ
溝42の幅より径大な係合部としての穴43,44を形
成している。
【0030】又、これに対し、第2の絶縁板41より更
に上下に短寸な補助絶縁板45は、基端部に取手部46
を有し、先端部に上記第2の絶縁板41の穴43,44
とほぼ同径の被係合部としての中空状膨らみ部47を有
する以外は、全体に溝42の幅とほゞ同等の厚みを有し
ている。
【0031】この構成で、補助絶縁板45の取手部46
を持ち、膨らみ部47を先方にして、該補助絶縁板45
溝42内に挿入すると、膨らみ部47がその幅を狭める
ようにたわみながら溝42内に進入し、図7に示すよう
に穴43に達したところでそのたわみが解けて、この穴
43に係合される。そして更に奥方へ補助絶縁板45を
進めると、膨らみ部47は再びその幅を狭めるようにた
わみながら溝42内を奥方へ進入し、図8に示すように
穴44に達したところでそのたわみが解けて、この穴4
4に係合される。
【0032】又、その状態から補助絶縁板45を引け
ば、上述とは逆方向に補助絶縁板45が移動(後退)
し、膨らみ部47が穴43に達したところでは、上述同
様に膨らみ部47のたわみが解けて、この膨らみ部47
が穴43に係合される。
【0033】かくして、このものの場合には、端子カバ
ー17の第2の絶縁板41の先端部に補助絶縁板45を
出し入れ可能に設けているものであり、その補助絶縁板
45を出した状態は、端子15に外部接続線24を1本
接続したとき(端子カバー17の第2の絶縁板41が長
く必要なとき)に適合し、補助絶縁板45を入れた状態
は、端子15に外部接続線24を複数本重ねて接続した
とき(端子カバー17の第2の絶縁板41が短く必要な
とき)に適合する。これにより、いずれの場合も、外部
接続線24の接続端子25との間に隙間を大きく余すこ
となく凹部13の各前面の開放部を覆うことができるも
のであり、端子カバー17を端子15に使用者が触れる
のをより確実に防止すべく機能させることができるの
で、使用者の保護がより確実にできる。
【0034】[第4実施例]図9及び図10に示す第4
実施例においては、端子カバー17の第1の絶縁板18
に操作子51aを有する常閉接点構造のマイクロスイッ
チ51を取付け、第2の絶縁板19にはそれに対応させ
てスイッチ操作部52を突出形成している。又、マイク
ロスイッチ51は、前述の本体11の電磁石のコイル5
3と直列に接続している。
【0035】この構成で、端子カバー17の第2の絶縁
板19を開位置に回動させたとき、スイッチ操作部52
はマイクロスイッチ51の操作子51aを操作して、マ
イクロスイッチ51を開放させる。従って、マイクロス
イッチ51は、第2の絶縁板19が開位置に至ったとき
に、それに応動する応動手段として機能するもので、そ
の応動(この場合、開放作動)により、本体11のコイ
ル53の通電回路を断って、本体11を作動不能状態に
する。
【0036】これにより、第2の絶縁板19が開位置に
至ったとき、すなわち、端子15に使用者が触れるのを
防止し切れない状態となったときに、本体11を作動さ
せてしまうことのないようにできるので、使用者の感電
を防止できるなど、使用者の保護がより確実にできる。
【0037】なお、第2の絶縁板19を閉位置に戻した
とき、すなわち、端子15に使用者が触れるのを防止す
る状態に戻したときには、マイクロスイッチ51はスイ
ッチ操作部52の操作から解除されて閉成状態に戻るた
め、本体11のコイル53の通電回路をつないで、本体
11を作動可能状態にする。
【0038】[第5実施例]図11及び図12に示す第
5実施例においては、本体11のケース12の絶縁壁1
4の一つに操作子61aを有する常開接点構造のマイク
ロスイッチ61を取付けており、又、このマイクロスイ
ッチ61を、本体11の電磁石のコイル53と直列に接
続している。
【0039】この構成では、端子カバー17の第2の絶
縁板19を開位置に回動させたときには、マイクロスイ
ッチ61は操作されず開放状態のままで、本体11のコ
イル53の通電回路を断ち続け、本体11を作動不能状
態に維持する。これに対して、第2の絶縁板19を閉位
置に戻したときには、マイクロスイッチ61が操作子6
1aを操作されて閉成される。従って、マイクロスイッ
チ61は、第2の絶縁板19が閉位置に戻ったときに、
それに応動する応動手段として機能するもので、その応
動(この場合、閉成作動)により、本体11のコイル5
3の通電回路をつないで、本体11を作動可能状態にす
る。
【0040】これにより、第2の絶縁板19が閉位置に
あるとき、すなわち、端子15に使用者が触れるのを防
止し得る状態にあるときにのみ、本体11を作動させ得
るようになるもので、これによっても、上述同様、使用
者の感電を防止できるなど、使用者の保護がより確実に
できる。加えて、このものの場合には、第2の絶縁板1
9の少しの開放回動でも、本体11のコイル53の通電
回路を断って、本体11を作動不能状態にできるから、
使用者の保護が更に確実にできる。
【0041】なお、これらの応動手段は、マイクロスイ
ッチに限られず、例えばリードスイッチとして、それを
第2の絶縁板に設けた磁石で応動させるようにしても良
い。又、電気機器全体も、電磁接触器には限られず、配
線用遮断器や漏電遮断器等であっても良い。更に、本体
11は図1では上向きで例示したが、一般的には図1中
上面が前方を指向する前向きで使用するものであり、従
って、凹部13の開放した一面及び他の一面は、前述の
上面及び前面、後面に限られるものではない。このほ
か、本発明は上記し且つ図面に示した実施例にのみ限定
されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲内で適宜変
更して実施し得る。
【0042】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおりのもので、
下記の効果を奏する。請求項1の電気機器によれば、端
子に対する外部接続線の接続をするときに、端子カバー
の全体を取外したり、取付けたりする必要がなくて、作
業の容易化を達成することができ、端子カバーを紛失し
てしまうこともないようにできる。
【0043】請求項2の電気機器によれば、外部接続線
を挿入してセットするときに、端子カバーの第2の絶縁
板を作業者が持ち続ける必要がなくて、外部接続線の挿
入セットが片手でできることにより、端子に対する外部
接続線の接続をするときの作業の一層の容易化を達成す
ることができる。又、接続後には、第2の絶縁板を端子
に使用者が触れるのを防止すべく機能する状態に確実に
留め得ることにより、使用者の保護がより確実にでき
る。
【0044】請求項3の電気機器によれば、端子に外部
接続線を1本接続したときと、複数本重ねて接続したと
きとのいずれの場合も、外部接続線との間に隙間を大き
く余すことなく凹部の他の一面の開放部を覆い得ること
により、端子カバーを端子に使用者が触れるのをより確
実に防止すべく機能させることができて、使用者の保護
がより確実にできる。
【0045】請求項4の電気機器によれば、端子カバー
の第2の絶縁板が、端子に使用者が触れるのを防止し切
れない開位置に至ったとき、本体を作動させてしまうこ
とのないようにできて、使用者の保護がより確実にでき
る。
【0046】請求項5の電気機器によれば、端子カバー
の第2の絶縁板が、端子に使用者が触れるのを防止し得
る閉位置にあるときにのみ、本体を作動させ得るように
できて、使用者の保護がより確実にできる。加えて、こ
のものの場合には、第2の絶縁板の少しの開放回動で
も、本体を作動不能状態にできるから、使用者の保護が
一段と確実にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す主要部分の分解斜視
【図2】主要部分の側面図
【図3】主要部分の異なる状態の破断側面図
【図4】本発明の第2実施例を示す端子カバー単体の分
解斜視図
【図5】第2の絶縁板の部分拡大縦断側面図
【図6】本発明の第3実施例を示す端子カバー単体の破
断側面図
【図7】端子カバー単体の部分拡大縦断側面図
【図8】端子カバー単体の異なる状態の部分拡大縦断側
面図
【図9】本発明の第4実施例を示す端子カバー単体の斜
視図
【図10】電気回路図
【図11】本発明の第5実施例を示す図2相当図
【図12】電気回路図
【図13】従来例を示す図3相当図
【図14】端子カバー単体の斜視図
【符号の説明】
11は本体、13は凹部、15は端子、17は端子カバ
ー、18は第1の絶縁板、19は第2の絶縁板、20は
突起、21は孔、24は外部接続線、31は凸部(係合
部)、32,33は凹部(被係合部)、41は第2の絶
縁板、45は補助絶縁板、51はマイクロスイッチ(応
動手段)、52はスイッチ操作部、61はマイクロスイ
ッチ(応動手段)を示す。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体に二面が開放する凹部が形成され、
    この凹部に前記二面の開放部のうちの一面の開放部に対
    向させて端子が設けられ、この端子に外部接続線が接続
    されるものにおいて、前記凹部の一面の開放部を覆う第
    1の絶縁板と、前記凹部の他の一面の開放部を覆う第2
    の絶縁板とを有し、その第2の絶縁板を第1の絶縁板に
    回動可能に連結することにより、前記凹部の他の一面の
    開放部を開閉するようにして成る端子カバーを具備する
    ことを特徴とする電気機器。
  2. 【請求項2】 端子カバーが、第1の絶縁板と第2の絶
    縁板との間に、第2の絶縁板を開位置と閉位置とにそれ
    ぞれ係合保持する係合部及び被係合部を有することを特
    徴とする請求項1記載の電気機器。
  3. 【請求項3】 端子カバーが、第2の絶縁板の先端部に
    補助絶縁板を出し入れ可能に有することを特徴とする請
    求項1記載の電気機器。
  4. 【請求項4】 端子カバーの第2の絶縁板が開位置に至
    ったとき、それに応動して本体を作動不能状態にする応
    動手段を有することを特徴とする請求項1記載の電気機
    器。
  5. 【請求項5】 端子カバーの第2の絶縁板が閉位置にあ
    るとき、それに応動して本体を作動可能状態にする応動
    手段を有することを特徴とする請求項1記載の電気機
    器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200449017Y1 (ko) 2008-06-17 2010-06-09 주식회사 대륙 전기장치의 단자커버

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