JP4117776B2 - 回路遮断器の電圧切替装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、単相3線式分電盤の分岐回路に用いられる回路遮断器の電圧を切り替えるための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図4及び図5に示すように単相3線式分電盤36の分岐回路に用いられる回路遮断器21はハウジング22の背面22cに2つの電源側端子25a,25bが設けられ、前面22bに2つの負荷側端子26a,26bが設けられ、上面22dに電路を開閉操作する操作ハンドル27が設けられている。回路遮断器21は単相3線式分電盤36の主幹ブレーカ37の2次側に接続された3本の主幹導電バー24a,24b,24cを挟んで両側に複数並設され、主幹導電バー24a,24b,24cから短手方向に延びる分岐導電バー38a,38bを電源側端子25a,25bに挿入し螺着して接続されている。主幹導電バー24a,24b,24cから分岐した2本1組の分岐導電バーの一方38aは電圧極の主幹導電バー24a若しくは24cと一体に形成され、分岐導電バーの他方38bは取り外し可能で、分岐導電バーの一方38aが形成されていない電圧極の主幹導電バー24c,24a又は中性極の主幹導電バー24bのどちらかに選択的に螺着固定され、回路遮断器21の電圧を100Vから200V又は200Vから100Vに切り替えるにはこの他方の分岐導電バー38bを一旦取り外して接続する主幹導電バーを切り替えることにより行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の方法では導電バーの形状が複雑になるし、分岐導電バーは主幹導電バー及び回路遮断器とネジで接続されているため、ネジを落として紛失する虞があり、取り付け時の接続作業及び電圧切り替え作業が面倒であり、更にネジの増し締めを定期的に行わなければならないという欠点があった。
【0004】
そこで上記問題点に鑑み、本発明の目的は、導電バーの形状を単純化することができ、簡単に取り付け時の導電バー接続作業や電圧切り替え作業ができる回路遮断器を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、ハウジングに3つの左右方向の溝を切り欠き形成し、溝内に単相3線式電路の導電バーを挟持接続するプラグイン形式の電源側端子を備えた分岐回路用の回路遮断器の電圧を切り替えるための電圧切替装置において、一方の電圧極の電源側端子と中性極の電源側端子に接離可能な2枚の端子板を略く字状の連結板で連結して設け、連結板にハウジングの外部から操作可能な回転式のスイッチを固着して端子板の接続先を選択可能にし、一端を連結板に固定し他端をハウジング内に固定した圧接バネによって端子板を電源側端子に圧接した状態で保持可能にしたことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
一方の電圧極の電源側端子と中性極の電源側端子に接離可能な2枚の端子板を略く字状の連結板で連結して設け、連結板にハウジングの外部から操作可能な回転式のスイッチを固着して端子板の接続先を選択可能にし、一端を連結板に固定し他端をハウジング内に固定した圧接バネによって端子板を電源側端子に圧接した状態で保持可能にする。
【0007】
【実施例】
本発明に係る回路遮断器の電圧切替装置の一実施例を図1〜図3の添付図面に基づいて説明する。
【0008】
単相3線式分電盤の分岐回路に用いられる回路遮断器1はハウジング2の底面2aの前後に3つの左右方向の溝3を切り欠き形成し、溝内に単相3線式電路の導電バー4a,4b,4cを挟持接続するプラグイン形式の電源側端子5a,5b,5cが設けられ、前面2b及び背面2cの双方に2つの負荷側端子6a,6b、6c,6dが設けられ、上面2dの前後に電路を開閉操作する2つの操作ハンドル7a,7bが設けられている。前方の操作ハンドル7aは前面2bの負荷側端子6a,6bの電路を開閉操作可能とし、後方の操作ハンドル7bは背面2cの負荷側端子6c,6dの電路を開閉操作可能としている。電源側端子5a,5b,5cは中央を中性極とし、前側と後側を電圧極としている。
【0009】
また、ハウジング2の左右側面2e,2fには負荷側端子6a,6bと負荷側端子6c,6dの各電路に流れる電圧を切り替える電圧切替装置8a,8bのスイッチ9が夫々設けられている。図2においては片側の電圧切替装置しか示していないが、電圧切替装置8a,8bは略コ字状の電源側端子5a,5b,5cの左右方向(図2では奥行き方向)を2分して一方側と他方側に夫々設けられ、電圧極の電源側端子5a,5cのうち1つと中性極の電源側端子5bの上面に接離する2枚の端子板10と、これらの端子板10を連結する連結板11、端子板10を電源側端子5a,5b,5cに圧接する圧接バネ12と、端子板10の接続先を電圧極の電源側端子5a,5c又は中性極の電源側端子5bに選択操作するためにハウジング2の左右側面2e,2fに露出する回転式のスイッチ9とで成っている。
【0010】
端子板10は矩形状に形成され、略く字状に形成された連結板11によって連結され一体に形成されている。スイッチ9は連結板11の屈曲部の内側に固着され、電圧極の電源側端子5a又は5cと中性極の電源側端子5bとの中間位置でハウジング2の側面2e,2fに形成された係合孔13に嵌め込まれて回転可能に取り付けられている。圧接バネ12は両端が直線に延びたコイル状のもので、一端を連結板11の屈曲部に固定し、他端をスイッチ9より上の垂直方向に延びる中心線上のハウジング2の内部に固定されている。この圧接バネ12によって端子板10がどちらの電源側端子5a,5bに接触した場合でも端子板10を電源側端子5a,5bに圧接するため安定した接触が確保できるようになっている。
【0011】
こうしてハウジング2に組み込まれた電圧切替装置8a,8bは、連結板11と、端子板10が接触しない電圧極の電源側端子5a又は5cの双方に電線(図示せず)等を接続して電路に接続される。ハウジング2の右側面2fに配置された電圧切替装置8aは連結板11と電源側端子5cとに電線を接続してハウジング2の背面2cの負荷側端子6c,6dの電路に接続され、ハウジング2の左側面2eに配置された電圧切替装置8bは連結板11と電源側端子5aとに電線を接続してハウジング2の前面2bの負荷側端子6a,6bの電路に接続されている。尚、これと逆にして電路に接続しても何ら問題ない。また、電線をどちらかの端子板に接続しても良い。
【0012】
図3(a)のように電圧切替装置8aのスイッチ9を操作して端子板10が中性極の電源側端子5bに接続された場合は100Vの電圧が通電され、図3(b)のように端子板10が電圧極の電源側端子5aに接続された場合は200Vの電圧が通電される。尚、電圧切替装置8bの場合はスイッチ9を操作して端子板10が中性極の電源側端子5bに接続された場合に100Vの電圧が通電され、端子板10が電圧極の電源側端子5cに接続された場合に200Vの電圧が通電される。スイッチ9はマイナスドライバー等で回転させなければならない形状であるため、回路遮断器1を分電盤に設置した状態ではスイッチ9の操作は困難で、電圧の切替操作は回路遮断器1を取り外した状態で行うようになっている。このため、通電中に誤って電圧が切り替わることがなく、また、電圧変動や極間短絡による負荷機器の破壊や故障が発生する虞がない。
【0013】
尚、本実施例において回路遮断器は2個分を一体に形成したものを用いたため、電源側端子がハウジングの底面に設けられ、電源側端子に各電路用の2個の電圧切替装置を設けたが、ハウジングの前面又は背面にプラグイン形式の電源側端子を備えた回路遮断器にも利用することができ、この場合は電源側端子に1個の電圧切替装置を設ければ良い。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したようにハウジングに3つの左右方向の溝を切り欠き形成し、溝内に単相3線式電路の導電バーを挟持接続するプラグイン形式の電源側端子を備えた分岐回路用の回路遮断器において、一方の電圧極の電源側端子と中性極の電源側端子に接離可能な2枚の端子板を略く字状の連結板で連結して設け、連結板にハウジングの外部から操作可能な回転式のスイッチを固着して端子板の接続先を選択可能にし、一端を連結板に固定し他端をハウジング内に固定した圧接バネによって端子板を電源側端子に圧接した状態で保持可能にしたことにより、電源側端子がプラグイン形式なので導電バーの形状を単純化することができ、而も取り付け時の導電バー接続作業が簡単にでき、更に、電圧切り替えは電圧切替装置のスイッチを回転させるだけで簡単にできるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る回路遮断器の外観斜視図である。
【図2】本発明に係る回路遮断器の電圧切替装置を示す正面図である。
【図3】本発明に係る回路遮断器の電圧切替装置の電圧切替構造を示し、(a)は供給電圧を100Vにする場合、(b)は供給電圧を200Vにする場合である。
【図4】従来の回路遮断器を組み込んだ単相3線式分電盤を示す正面図である。
【図5】従来の回路遮断器と導電バーの電圧切り替え構造を示す斜視図である。
【符号の説明】
1…回路遮断器
2…ハウジング
3…溝
4a,4b,4c…導電バー
5a,5c…電圧極の電源側端子
5b…中性極の電源側端子
6a〜6d…負荷側端子
7a,7b…操作ハンドル
8a,8b…電圧切替装置
9…スイッチ
10…端子板
11…連結板
12…圧接バネ
13…係合孔
Claims (1)
- ハウジングに3つの左右方向の溝を切り欠き形成し、該溝内に単相3線式電路の導電バーを挟持接続するプラグイン形式の電源側端子を備えた分岐回路用の回路遮断器の電圧を切り替えるための電圧切替装置において、一方の電圧極の電源側端子と中性極の電源側端子に接離可能な2枚の端子板を略く字状の連結板で連結して設け、該連結板に前記ハウジングの外部から操作可能な回転式のスイッチを固着して前記端子板の接続先を選択可能にし、一端を前記連結板に固定し他端を前記ハウジング内に固定した圧接バネによって前記端子板を前記電源側端子に圧接した状態で保持可能にしたことを特徴とする回路遮断器の電圧切替装置。
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