JPH11315917A - 自動車 - Google Patents

自動車

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JPH11315917A
JPH11315917A JP2674999A JP2674999A JPH11315917A JP H11315917 A JPH11315917 A JP H11315917A JP 2674999 A JP2674999 A JP 2674999A JP 2674999 A JP2674999 A JP 2674999A JP H11315917 A JPH11315917 A JP H11315917A
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shaft
switching
gear
worm
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Andreas Deimel
ダイメル アンドレアス
Volker Kretz
クレッツ フォルカー
Andreas Dr Lock
ロック アンドレアス
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LuK Getriebe Systeme GmbH
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LuK Getriebe Systeme GmbH
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H61/00Control functions within control units of change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion ; Control of exclusively fluid gearing, friction gearing, gearings with endless flexible members or other particular types of gearing
    • F16H61/26Generation or transmission of movements for final actuating mechanisms
    • F16H61/28Generation or transmission of movements for final actuating mechanisms with at least one movement of the final actuating mechanism being caused by a non-mechanical force, e.g. power-assisted
    • F16H61/32Electric motors actuators or related electrical control means therefor

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
  • Control Of Transmission Device (AREA)
  • Arrangement Of Transmissions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 伝動装置及び/又はトルク伝達系の自動化さ
れた作動を少なくとも1つの駆動装置を有するアクタで
行なう装置を有する自動車の改良。 【解決手段】 第1の駆動装置が第1の伝動装置、例え
ば後置された平歯車伝動装置を有するウオーム伝動装置
を介して前記伝動装置の部材を伝動比の切換えのために
作動し、前記第2の駆動装置が第2の伝動装置、例えば
ウオーム伝動装置を介して前記伝動装置の部材を伝動比
を選択するために作動し、当該ウオーム伝動装置に1つ
の円筒歯車が後置されており、該円筒歯車がラックに噛
合っており、該ラックが軸方向に可動な、回動可能な軸
に旋回可能に受容されていること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は駆動モータと伝動装
置とトルク伝達システム、例えばクラッチとを有する自
動車であって、前記伝動装置の自動化された作動のため
に、制御ユニットと該制御ユニットにより制御可能な、
前記伝動装置の伝動比の自動化された切換え/選択を行
なう少なくとも1つのアクタとを有する装置を備え、前
記制御ユニットが少なくとも1つのセンサと信号結合さ
れ、前記アクタが伝動比を切換えるために伝動部材を作
動するための第1の駆動装置と、伝動比を選択するため
に伝動部材を作動するための第2の駆動装置とを有して
いる形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】自動化された切換え伝動装置を有する自
動車としては例えば液圧式のアクタを備えたものが公知
である。しかしながら伝動装置内の切換え部材の液圧式
の作動はきわめて大規模でかつ費用がかかる。例えば液
圧式のアクタのためには種々の部材、例えば蓄圧器、弁
等が必要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、自動
化された切換え伝動装置を有する自動車であって、切換
え伝動装置が減少された構成部品を有し、費用的に有利
であり、しかも快適性、例えば切換え快適性に関し改善
されているものを提供することである。さらに本発明の
課題は簡単に組み立てることができかつ必要な構成空間
に関し小さい、簡単なシステムを得ることである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は、第1の
駆動装置が第1の伝動装置を介して当該伝動装置の部材
を伝動比を選択するために作動し、第2の駆動装置が第
2の伝動装置を介して当該伝動装置の部材を伝動比を切
換えるために作動することにより達成された。
【0005】本発明の別の思想によれば、本発明の課題
は同様に、第1の駆動装置が第1のウオーム伝動装置を
介して当該伝動装置の軸を伝動比の選択のために周方向
に作動し、第2の駆動装置が第2のウオーム伝動装置を
介して当該伝動装置の軸を伝動比を切換えるために周方
向に作動することによっても解決された。
【0006】さらに本発明の別の思想によれば、本発明
の課題は同様に第1の駆動装置が第1のウオーム伝動装
置を介して当該伝動装置の軸を伝動比の選択のために軸
方向で作動しかつ第2の駆動装置が第2のウオーム伝動
装置を介して当該伝動装置の軸を伝動比を切換えるため
に周方向に作動することによっても解決された。
【0007】さらに本発明の別の思想によれば、本発明
の課題は、第1の駆動装置が第1のウオーム伝動装置を
介して当該伝動装置の軸を伝動比を選択するために周方
向に作動し、第2の駆動装置が第2のウオーム伝動装置
を介して当該伝動装置の軸を伝動比を切換えるために軸
方向に作動することによっても解決された。
【0008】さらに本発明の別の思想によれば、本発明
の課題は有利な形式で、第1の駆動装置が第1のウオー
ム伝動装置を介して当該伝動装置の軸を伝動比を選択す
るために軸方向に作動し、第2の伝動装置を第2のウオ
ーム伝動装置を介して当該伝動装置の軸を伝動比の切換
えのために軸方向に作動することによっても達成され
る。
【0009】有利であるのは、第1と第2の伝動装置が
単段又は多段の伝動装置であることである。
【0010】さらに有利であるのは、第1及び/又は第
2の伝動装置が、ウオーム伝動装置として構成された部
分伝動装置を有していることである。
【0011】同様に本発明の別の思想によれば、第1及
び/又は第2の伝動装置が平歯車伝動装置、傘歯車伝動
装置、ハイポイド伝動装置又はそれに類似したものとし
て構成された部分伝動装置を有していることである。
【0012】本発明の別の構成によれば、第1及び/又
は第2のウオーム伝動装置に、切換え又は選択過程の作
動を制御するために少なくとも1つの別の伝動段が前置
又は後置されていると有利である。
【0013】さらに第1及び/又は第2のウオーム伝動
装置に、切換え又は選択過程を制御するために別の伝動
段が前置又は後置されていると有利である。
【0014】さらにウオーム伝動装置に歯車とレバーと
して構成されたセグメント歯車とを有する伝動装置が後
置されていることも同様に有利である。この場合、伝動
装置は平歯車伝動装置、傘歯車伝動装置、ハイポイド伝
動装置又はそれに類似したものとして構成される。
【0015】さらにレバーとして構成されたセグメント
歯車が伝動装置を選択又は切換えるための伝動部材と形
で結合されていると有利である。同様に有利であるの
は、レバーとして構成されたセグメント歯車が伝動装置
を選択又は切換えるための伝動部材と一体に構成されて
いることである。
【0016】本発明の別の思想によればアクタがケーシ
ングを有し、該ケーシング内へ駆動装置が少なくとも係
合し、該ケーシング内で少なくともほぼ、切換え又は選
択過程を作動するためのアクタ運動を変換するための伝
動装置が配置されていると有利である。同様に有利であ
るのはアクタがケーシングを有し、該ケーシング内に、
自動化された伝動装置を制御するための制御及び/又は
出力電子装置の少なくとも部分が収容されていることで
ある。
【0017】さらに有利であるのは少なくとも1つの駆
動装置が電気モータ、例えば直流モータ、交流モータ、
コンバータ軸モータ、Switched Relvct
ance−Motor(SR−Motor)及び/又は
ステップモータとして構成されていることである。
【0018】有利であるのは駆動装置、例えばモータが
駆動軸又はモータ軸を有し、該軸が互いにほぼ平行に向
けられていることである。
【0019】さらに有利であるのは駆動装置、例えばモ
ータがほぼ規定可能な直角を互いに成す駆動軸又はモー
タ軸を有していることである。
【0020】同様に有利であることは駆動装置のモータ
軸が回転軸を有し、ウオーム伝動装置がウオーム歯車を
有し、第1の駆動装置のモータ軸の回転軸線が第1のウ
オーム伝動装置のウオーム歯車と第1の平面を形成し、
第2の駆動装置のモータ軸の回転軸線が第2のウオーム
伝動装置のウオーム歯車と第2の平面を形成しており、
この場合、第1の平面がほぼ第2の平面と同じであるこ
とである。
【0021】本発明の別の思想によれば、駆動装置のモ
ータ軸が回転軸を有しかつウオーム作動装置のウオーム
歯車を有しており、この場合に第1の駆動装置のモータ
軸の回転軸が第1のウオーム伝動装置のウオーム歯車と
第1の平面を形成しかつ第2の駆動装置のモータ軸の回
転軸が第2のウオーム伝動装置のウオーム歯車と第2の
平面を形成しており、この場合、第1の平面が第2の平
面に対しほぼ平行に配置されている。
【0022】有利であるのは駆動装置のモータ軸が回転
軸を有し、ウオーム伝動装置がウオーム歯車を有し、こ
の場合、第1の駆動装置のモータ軸の回転軸が第1のウ
オーム伝動装置のウオーム歯車と第1の平面を形成して
おり、第2の駆動装置のモータ軸の回転軸が第2のウオ
ーム伝動装置のウオーム歯車と第2の平面を形成してお
り、この場合、第1の平面が第2の平面に対し所定の角
度を成して配置されていることである。
【0023】さらに有利であるのは少なくとも1つの駆
動装置が電磁石として、例えばステップ磁石として構成
されていることである。
【0024】本発明による別の思想によれば、先行する
請求項のいずれかの自動車であって、制御ユニットによ
り制御可能なアクタを有し、該アクタが例えば伝動部材
又はトルク伝達システムの作動可能な部材を作動するた
めに少なくとも1つの駆動装置を有し、この場合、駆動
装置と作動可能な部材との間において少なくとも2つの
ほぼ円板状の部材がトルク伝達経路に配置されており、
これらの円板状の部材の間で少なくとも1つの蓄力器が
力の負荷のもとでトルクを伝達するようになっており、
円板状の前記部材の相対回動が前記力の負荷に基づき行
なわれる形式のものにおいては、ほぼ円板状の前記部材
が半径方向外側の縁範囲に歯をインクレメンタール発信
器として有し、少なくとも1つのセンサがほぼ円板状の
部材の少なくとも1つの回転数を決定するようになって
いると有利である。この場合、センサは運動、例えば回
転を検出する誘導式又は光学式又は磁気的に過敏なセン
サであって運動、例えば回転の増分を検出することがで
きる。制御ユニットはそれから少なくとも回転数を決定
する。
【0025】この場合に特に有利であることは制御ユニ
ットがほぼ円板状の部材の回転数から該部材の相対回動
を決定することである。
【0026】特に先きの請求項の1つに関する自動車で
あって、作動可能な部材例えば伝動部材又はトルク伝達
システムを作動するために少なくとも1つの駆動装置を
備えた制御ユニットにより制御可能なアクタを有し、駆
動装置と作動可能な部材との間でトルク伝達経路にて少
なくとも2つのほぼ円板状の部材が配置されており、こ
の円板状の部材の間で少なくとも1つの蓄力器が力の負
荷のもとでトルクを伝達するようになっており円板状の
部材の相対回動が力の負荷にもとづきもたらされる形式
のものに関しては、本発明の別の思想によれば、ほぼ円
板状の部材が半径方向外側の縁部範囲に磁化範囲を有
し、該範囲が周方向で見て多数の磁極を有し、少なくと
も1つのセンサがこれらの磁極から発生した、結果とし
ての磁界を用いて、少なくとも、ほぼ円板状の部材の回
転数及び/又は円板状の部材相互の相対回動を検出する
ようになっていると有利である。
【0027】さらに有利であるのは、ほぼ円板状の部
材、例えば円板の縁範囲が交番する極を有する磁化を有
しており、両方の円板状の磁極が相対回動のない状態で
等しく向けられており、したがって円板の平面内/該平
面に対して垂直な界磁線を有する磁場を形成しており、
相対回動を有する状態でも円板に対して垂直/該平面内
の界磁線を形成していると有利である。
【0028】さらに有利であるのは少なくとも1つのセ
ンサが1つの磁場成分を検出し、この磁場成分が相対回
動がないとほぼ消滅しかつこの磁場成分が少なくとも相
対回動の開始で増大するようになっており、前記センサ
が相対回動を表す信号を発信することである。
【0029】同様に有利であることは、ほぼ円板状の第
1の部材が半径方向外側の縁範囲に周方向に分配されて
交番に磁化された磁極を有し、ほぼ円板状の第2の部材
が等しく磁化された、周方向で間隔の与えられた舌状部
を有し、該舌状部が第1の円板の逆に磁化された磁極を
相対運動なしで覆っておりかつ少なくとも相対回動が開
始した場合に次第に解放するようになっており、少なく
とも1つのセンサが、結果として形成された磁界を相対
回動の関数として検出することである。
【0030】発明的な思想にしたがって有利であるの
は、ほぼ円板状の第2の部材の舌状部がほぼ円板状の第
1の部材とセンサとの間に配置されていることである。
【0031】同様に有利であるのは舌状部が円板状の部
材の平面に対してほぼ垂直に、円板状の部材の縁範囲に
構成されかつ他方の円板状の部材の磁化された部材が前
記平面に対してほぼ垂直に向けられており、舌状部が他
方の円板状の部材の縁範囲を軸方向で少なくとも部分的
に取囲んでいることである。
【0032】同様に有利であるのは円板状の部材の平面
に対してほぼ垂直に向けられている他方の円板状の部材
の磁化された範囲が、円板状の部材の、前記平面に対し
て垂直な縁範囲であると有利である。
【0033】同様に有利であるのは制御ユニットが2つ
の部材の検出又は決定された相対回動から、少なくとも
1つの蓄力器特性線を用いて、前記部材の間に配置され
た蓄力器の力負荷を決定し、ひいては駆動力又は駆動モ
ーメントを決定することである。
【0034】
【実施例】図1には駆動モータ1、内燃機関とトルク伝
達系と駆動経路における伝動装置3とを有する自動車が
示されている。さらにディファレンシャル4と出力軸5
1と該出力軸により駆動される車輪6とが示されてい
る。車輪には図示されていない回転数センサが配置され
ていることができる。該回転数センサは他の電子装置ユ
ニット、例えばアンチブロックシステム(ABS)に機
能的に所属することもできる。少なくとも1つの車輪回
転数から制御ユニット7を用いて少なくとも車両速度及
び/又は伝動装置回転数を決定することができる。
【0035】駆動ユニット1はハイブリッド駆動装置と
して例えば電気モータ、フリーホイールを有するはずみ
車、内燃機関を備えていることもできる。
【0036】トルク伝達系2は摩擦クラッチとして構成
されている。この場合、トルク伝達系は例えば磁粉クラ
ッチ、薄板クラッチ又はコンバータロックアップクラッ
チを備えたトルクコンバータ又は他のクラッチとして構
成されていることもできる。摩擦クラッチは摩耗を後か
ら自動調整するクラッチとして構成されていることがで
きる。
【0037】伝動装置3の自動化された作動のための装
置は制御ユニット7と制御ユニット7によって制御可能
なアクタ8とを有している。同様に制御ユニット7はト
ルク伝達システム2の自動化された作動のためにアクタ
11を制御することができる。図1においては制御ユニ
ット7と概略的に示されたアクタ8とを見ることができ
る。制御ユニット7はトルク伝達系と伝動装置との制御
又は調整を行なう統合された制御ユニットとして構成さ
れていることができる。さらにモータ電子装置も制御ユ
ニットに統合されていることもできる。同様にトルク伝
達系と伝動装置との制御は、トルク伝達系及び伝動装置
を作動するためのアクタ7,11に対し、異なる制御ユ
ニットにより行なうこともできる。
【0038】本発明はさらに、先願DE1950484
7号明細書にも関連し、該明細書の内容は本願の開示内
容に属するものである。
【0039】同様に制御ユニットをトルク伝達系、伝動
装置及び/又はモータ制御装置と離して配置しかつデー
タ及び/又は信号導線で互いに連通させておくこともで
きる。
【0040】さらに制御ユニット又は電子ユニットはセ
ンサと信号接続されており、該信号接続は制御ユニット
に瞬間の運転点の運転パラメータを伝達する。
【0041】同様に制御ユニットはすべての必要な情報
をデータ導線又はデータバスを介して受取ることができ
る。
【0042】制御ユニット7は到達する信号及びシステ
ム値を受取り、処理し、記憶し、呼出しかつ伝送できる
ためにコンピュータユニットを備えていることができ
る。さらに制御ユニットはアクタを制御するため作動す
るため並びに他の電子ユニットに伝送するために制御値
及び/又は信号を発生する。
【0043】トルク伝達系2ははずみ車2aの上に取付
けられているか又はこれと結合されている。はずみ車は
一体のはずみ車として又は1次質量と2次質量とを有す
る分割されたはずみ車として構成されていることができ
る。この場合、個々のはずみ質量体の間、例えば1次質
量体と2次質量体との間にはねじり振動減衰装置が配置
されている。さらに始動歯環2bがはずみ車に配置され
ていることができる。クラッチは摩擦ライニングを有す
るクラッチ円板2cとプレッシャプレート2dとクラッ
チカバー2eと皿ばね2fとを備えている。自動調整ク
ラッチはさらに調節と摩耗後調整を許す手段を付加的に
有している。この場合にはセンサ、例えば力センサ又は
距離センサが存在している。このセンサは例えば摩耗に
基づき後調節が必要な情況を検出し、これが検出された
場合には後調節が自動的に行なわれる。
【0044】トルク伝達系はレリーザ9、例えばレリー
ズベアリング10によって作動される。レリーザ9の作
動は電気モータ式に又は電気液圧式に、例えば圧力媒体
で作動されて、例えば液圧式に又は他の作動メカニズム
を用いて行なうことができる。レリーズベアリング10
を有するレリーザ9はセントラルレリーザとして構成さ
れていることができる。このセントラルレリーザは伝動
装置入力軸に対して同軸に配置され、例えばクラッチの
皿ばね舌状部の負荷でクラッチを接続したり遮断したり
する。しかしながらレリーザはレリーズベヤリング又は
比較可能な部材を作動するか負荷するか又は取扱われ
る。
【0045】アクタ8は少なくとも1つの出力又は作動
部材で又は複数の出力又は作動部材で伝動装置3を切換
え及び/又は選択のために作動する。
【0046】特に中央の切換え軸を有し、切換え又は選
択過程が中央の切換え軸の軸方向の作動又は周方向の作
動によってもしくはその反対で行なわれる伝動装置に注
目する必要がある。アクタは例えば1つの作動部材で中
央の切換え軸の軸方向の作動を行ないかつ別の1つの作
動部材で軸の周方向の作動を行なう。この場合、切換え
運動は周方向で行ないかつ選択作動は軸方向に行なうか
又は反対に行なうことができる。
【0047】さらに2つの軸を有し、1つの軸が伝動比
の切換えのために存在しかつ他方の軸が伝動比の選択の
ために存在しており、両方の軸が切換え過程又は選択過
程を実施するために周方向に作動される伝動装置を考慮
する必要がある。
【0048】軸又は切換え棒は伝動装置内部の切換え部
材を成すか又は軸は作動に際して伝動装置内部でこのよ
うな切換え部材を作動する。アクタ8は直接的に又は間
接的に伝動装置内部の切換え部材、例えば中央の切換え
軸、軸又は切換え棒又は他の切換え部材を変速段又は伝
動段の投入、取出し又は変換のために作動する。
【0049】制御ユニットコレクタは信号結合12を介
してアクタ8と結合されているので、制御信号及び/又
はセンサ信号又は運転状態信号が交換されるか伝送され
るか問合わされることができる。さらに信号結合13,
14が与えられており、これらの信号結合13,14を
介して制御ユニットは別のセンサ又は電子ユニットと少
なくとも時折り信号結合される。このような別の電子ユ
ニットは、例えば機関電子装置、アンチブロックシステ
ム電子装置又はアンチスリップ調整電子装置であること
ができる。別のセンサは、一般的に自動車の運転状態を
特徴づけるか又は検出するセンサ、例えば機関又は車輪
の回転数センサ、スロットルバルブ位置センサ、ガスペ
ダル位置センサ又は他のセンサであることもできる。信
号結合15はデータバス、CANバスへの結合を成す、
このデータバスを介して自動車又は他の電子装置ユニッ
トのシステムデータが与えられる。何故ならば電子ユニ
ットは通常はコンピュータユニットにより互いにネット
化されているからである。
【0050】自動化された伝動装置は自動車の運転者が
例えばスイッチ、キー又は他の伝動装置選択装置40に
よって上又は下への切換えのための信号を与えること
で、運転者により切換えられるか又は変速段の交換が行
なわれる。さらに次に入れようとする変速段を選択する
信号も与えておくこともできる。さらに相応して電子的
な切換えレバーで、伝動装置をどの変速段に切換えたい
かという信号を与えることもできる。
【0051】他の伝動装置プログラムにおいては、伝動
装置の自動化された作動を選択し、瞬間の変速段の選択
が運転パラメータにより実施され、場合によっては切換
え過程が自動化されて開始させられるようにすることも
できる。しかしながら自動化された伝動装置は、運転者
が変速段の切換えを指示することなく、例えば特性値、
特性線又は特性域によってかつセンサ信号をベースとし
て所定の点で、変速段の切換えを自動的に実施すること
もできる。
【0052】さらに伝動装置入力部と伝動装置出力部と
の間に駆動結合が存在しない中立位置Nが調節されるこ
ともできる。さらにパークロックが実現されるパーク位
置Pが選択されることもできる。このパーク位置は、例
えば点火キー51が点火錠から引抜かれかつ自動車の運
転状態がこれを許すと自動的に選択することもできる。
例えば高速で点火キーを引抜いた場合、この状態ではパ
ークロックは自動的に行なわれないようにしたい。
【0053】これによって伝動装置選択ユニット40は
範囲M、例えば運転者側のマニュアルによる変速段の選
択及び/又は範囲D、例えば走行運転のための自動的な
変速段の選択及び/又は範囲P,例えばパークロック及
び/又は範囲N、例えばニュートラル位置に調節するこ
とができる。さらに例えばスイッチ又はレバーを介して
マニュアル切換えを開始させることもできる。
【0054】自動車は有利には電子的なガスペダル23
又は負荷レバーを備えている。この場合、ガスペダル2
3はセンサ24を制御し、このセンサ24で機関電子装
置20、例えば燃料供給、点火時点、噴射時点又はスロ
ットルバルブ位置を機関1の信号導線21を介して制御
又は調整する。センサ24を有する電子的なガスペダル
23は信号導線25を介して機関電子装置20と信号結
合されている。機関電子装置20は信号導線22を介し
て制御ユニット7と信号結合されている。さらに伝動装
置制御電子装置30もユニット7と20との信号結合に
存在することができる。このためには電気モータ式のス
ロットルバルブ制御装置が有利である。この場合、スロ
ットルバルブの位置は機関電子装置で制御される。この
ようなシステムではガスペダルへの直接的な機械的な結
合はもはや不要であるか又は合目的的ではない。
【0055】さらに自動車は機関始動装置50を有して
いる。この機関始動装置50は、例えば点火錠における
点火キー51の作動による運転者側の機関始動の試みか
ら出発して、機関の始動及び/又は起動のために機関電
子装置及びスタータを制御する。
【0056】図2aは本発明によるアクタ100が断面
されて示されている。このアクタ100は伝動装置を作
動するために、例えば伝動比の切換え又は選択のために
制御装置によって作動される。アクタ100は伝動比の
切換え又は選択のためにそれぞれ1つの軸を有する伝動
装置3を作動する。
【0057】軸101は変速段を切換えるために作動さ
れる。この場合軸102は伝動比を選択するために制御
される。切換え軸101又は選択軸102を伝動比の切
換え又は選択のために作動するためには、切換え軸又は
選択軸が所定の角度値だけそれぞれ1つの駆動ユニット
と例えば後続の伝動装置によって旋回させられるか又は
回動させられる。
【0058】図2bには切換え通路191と選択通路1
92とを有する切換え通路装置190が示されている。
この場合、選択過程は切換え通路191の間の選択過程
であり、切換え過程は1つの切換え通路191内での作
動である。切換えパターン又は切換え通路装置はバック
段を有する典型的な5段変速装置で示されている。この
場合、バック段の位置は破線193で示された範囲に配
置されていることもできる。さらに切換え通路装置とし
ては4段、5段又は6段変速機のための典型的な切換え
通路装置を等価値と見ることができる。この場合、変速
段の個々の位置は変速機の構造から与えられる。
【0059】図2aのアクタ100は切換え及び/又は
選択のために切換え軸101及び選択軸102を作動す
る。アクタ100は2つの駆動装置103と104を有
している。これらの駆動装置103と104は制御ユニ
ット7からの制御によって自動化された切換え過程又は
選択過程を実施する。
【0060】駆動ユニット103,104は有利な構成
では電気モータ、例えば直流モータ、交流モータ、コン
バータ軸モータ又はそれに類似したものとして構成され
ている。
【0061】駆動ユニット103、例えば電気モータは
モータ軸105を駆動する。モータ軸105は範囲10
6に支承されている。モータ軸105はウオーム107
を保持し、該ウオーム107はウオーム歯車108と噛
合う。ウオーム歯車108は軸109の範囲において回
動可能に支承されている。ウオーム歯車108には歯車
110が回動不能に結合され、例えば一体に構成されて
いる。歯車110は円筒歯車、傘歯車又は他の歯車であ
ることができる。軸101にはレバー111が回転不能
に結合されている。例えば歯を介して受容されている。
この場合、レバー111は一方の端部範囲111aに歯
112を有し、この歯112は歯車110の歯110a
に噛合っている。
【0062】電気モータの駆動運動によって軸105が
駆動され、これによってウオーム及びウオーム歯車とを
介して、レバー111の歯と噛合う歯車110が駆動さ
れる。これによりレバー111が旋回させられかつ軸1
01が切換えのために作動される。
【0063】これに相応したことは電気モータ104を
用いて軸102を作動する点にもあてはまる。この場
合、電気モータ104は軸120を駆動する。この場
合、軸120にはウオーム121が回動不能に結合され
ている。このウオーム121はウオーム歯車122と噛
合う。ウオーム歯車122は歯車123と結合されてい
る。軸102、例えば選択軸にはレバー124が例えば
歯を介して結合されている。この場合、レバーは前方範
囲に歯125を有し、該歯125は歯車123の歯と作
用結合されている。歯車123の回転又は回動によって
レバー124は旋回させられかつこれにより軸102が
選択のために作動される。
【0064】モータ軸130,131の軸線はこの実施
例では平行に配置されているので、電気モータ103と
104の磁極ケーシング132,133はほぼ平行に配
置されている。さらに軸130と131を零ではない所
定の角を相互間に成すように配置することもできる。有
利には両方のモータは例えば90°の角度を成して又は
30°から150°までの角度を成して配置されている
ことができる。
【0065】軸130とウオーム歯車108とが配置さ
れている平面は軸131とウオーム歯車122とが配置
されている平面と同じであることができる。さらにこれ
らの平面は互いに平行にずらされているか又は前もって
規定可能な角度を相互に成して配置されていることもで
きる。
【0066】伝動装置の選択又は切換えを行なう駆動装
置は電気モータと、ウオーム伝動装置としての第1の伝
動段とほぼ円筒歯車としての第2の伝動段とを有する2
段の伝動装置とによって構成されている。円筒歯車段は
ウオーム歯車により駆動された歯車及びレバーとして構
成されたセグメント歯車として形成されている。
【0067】別の有利な思想によれば、アクタ100内
に制御電子装置又は出力電子装置の少なくとも1部が受
容されていることができる。本発明の別の有利な実施例
においては、制御及び出力電子装置が別個のケーシング
に配置されていると有利である。
【0068】アクタ100は有利な形式で伝動装置3の
上にフランジ結合又はねじ結合で受容されていることが
できる。
【0069】伝動装置3は引っ張り力中断装置を有する
一般的な切換え伝動装置として構成されている。アクタ
100はアッド・オン・アクタとして構成されている。
このアッド・オン・アクタは伝動装置をマニュアル式に
作動するためのメカニックの代りに伝動装置の上に、伝
動装置の自動化された作動のために載置することができ
る。
【0070】アクタ100はケーシング140を有し、
該ケーシング140には電気モータ103と104とが
固定されているか又は該ケーシング140に電気モータ
103と104とが結合されている。この場合、モータ
軸は開口を通ってケーシング140内へ突入しかつ伝動
装置、例えばウオーム伝動装置又は円筒歯車伝動装置又
は他の伝動装置がケーシング140内に配置されてい
る。さらに軸101と102は少なくとも1つの開口を
通ってケーシング内へ突入している。別の発明的な思想
によれば、切換え及び選択軸を作動するために、アクタ
のそれぞれ1つの出力部材が伝動装置内へ突入し、例え
ば形状による結合又は摩擦による結合を介して伝動装置
内部の切換え部材を、伝動装置の切換え又は選択のため
に作動することができる。
【0071】図3には伝動装置を作動するため、例えば
伝動比を切換えるか選択するアクタ200が示されてい
る。
【0072】この実施例においては伝動装置は中央の切
換え軸205を有している。この切換え軸205は切換
えのために周方向に回動可能でありかつ選択のために軸
方向に作動可能である。
【0073】アクタ201、例えば電気モータ軸206
を有し、該モータ軸206は例えば軸受207aと20
7bの範囲で支承されている。モータ軸206はウオー
ム歯車209と噛合うウオーム208を有している。ウ
オーム歯車209には歯車210が回動不能に結合され
ているか又は一体に構成されている。中央の切換え軸2
05にはレバー211が回動不能に、例えば歯を介して
又は形による結合を介して結合されている。この場合、
レバー211は先方範囲211aに歯212を有し、該
歯211aは歯車210の歯210aに係合している。
ウオームのためのモータ201がウオーム歯車を駆動す
ると、歯車210と歯212とを介してレバー211が
旋回され、ひいては中央の切換え軸が周方向に作動され
る。
【0074】駆動モータ202、例えば電気モータはモ
ータ軸220を駆動する。このモータ軸220は範囲2
21に支承されていることができる。モータ軸220に
はウオーム222が結合されている。このウオーム22
2はウオーム歯車を駆動するかウオーム歯車に噛合う。
この場合、ウオーム歯車は軸223に関して配置されて
いるが、しかしこの図には認めることができない。ウオ
ーム歯車には別の歯車224が回動不能に結合されてい
るか又は一体に構成されている。中央の切換え軸を軸方
向で作動するためにはフォーク230が配置されてい
る。該フォーク230は軸231に関し旋回可能であ
る。フォーク230にはレバーアーム232が回動不能
に結合されている。該レバーアーム232aは歯を有
し、この歯で歯車224の歯に噛合っている。軸220
とウオームとの駆動によってウオーム歯車は回動させら
れる。これによって歯車224も同様に回動させられ
る。これによってレバー232は軸231を中心として
回動させられるので、形による結合で中央の切換え軸を
作動するフォーク230は中央の切換え軸を軸方向に作
動する。
【0075】図4にはアクタ200が側面図で示されて
いる。この場合には磁極ケーシング203,204を有
する駆動ユニット201と202とが示されている。電
気モータはケーシング240にねじ結合又はフランジ結
合されている。この場合、モータ軸206と220は少
なくとも1つの開口を通ってケーシング240内へ突入
している。ウオーム222はウオーム歯車223aを駆
動し、該ウオーム歯車223aは歯車224と形で又は
回動不能に結合されている。歯車224を介して旋回可
能なレバー232が旋回させられる。この結果、フォー
ク230が軸231を中心として回動させられる。フォ
ーク230は中央の切換え軸の空間範囲に、ほぼリング
状の範囲241と242との間に係合する。この場合に
は形による結合が保証される。フォーク230を軸23
1を中心として作動するか又は回動させることにより中
央の切換え軸205は軸方向に作動される。
【0076】図5のaには磁極ケーシング203とモー
タ軸206とを有する駆動ユニット201が示されてい
る。この場合、ウオーム208はウオーム歯車209と
噛合う。ウオーム歯車は軸260に関し回動可能に配置
されている。この場合、レバー211を駆動する歯車2
10はウオーム歯車と回動不能に結合されている。ピン
261は、この実施例では図示されていないケーシング
240の範囲において歯車210及び/又はウオーム歯
車209を支承するために役立つ。
【0077】図5のbには磁極ケーシング203を有す
る駆動ユニット201、例えば電気モータが示されてい
る。モータ軸206はウオーム208を有し、該ウオー
ム208はウオーム歯車209と噛合う。ウオーム歯車
209にはほぼ円形リング状の部材270が回動不能に
結合されている。この場合、ほぼ円形リング状の部材は
主として部材270aと270bとにより構成されてい
る。部材270aと270bは例えば2つの間隔をおい
て配置されかつ互いに回動不能に結合された2つの円板
状の部材である。円形リング状の円板状の部材270a
と270bとの間にはほぼ円形リング状の部材271が
配置されている。部材271は窓272を有している。
この窓272内には蓄力器273が受容されている。蓄
力器はバイアスがかけられて部材270aと270bの
受容部に受容されている。この場合、蓄力器は部材27
1の窓272を通って前記受容部に達する。部材271
に対して相対的な部材270a,270bの相対回動が
行なわれると、蓄力器は周方向に負荷され、円板状の部
材270a,270bから蓄力器を介して円板状の部材
271にトルクが伝達される。この円板状の部材271
には軸275が回動不能に結合されかつ歯車210は軸
275と回動不能に結合されるので、ウオーム歯車20
9の駆動装置と歯車210との間に作用方向でばね段が
接続されている。蓄力器273はバイアスがかけられて
部材270a,270bと271の窓に受容されている
ので、一方の部材に対する他方の部材の力の負荷が前記
バイアスよりも大きいとはじめて、部材270a,27
0bに対する部材271の相対回動が生じる。
【0078】バイアスが力の負荷により越えられると蓄
力器は弾性として作用する。
【0079】図5のcには本発明によるアクタの1つが
部分図で示されている。この場合、両方のセンサ27
8,279は歯277,276の運動を走査するか又は
検出する。歯276と277は互いに相対的に回動可能
に配置された部材、例えば円板状の部分270b,27
1に取付けられている。円板状の部分270bと271
は歯を半径方向外側の縁範囲に有している。センサは、
ほぼ不動に配置されたセンサを通過する噛合い部の歯を
センサが無接触で検出するように構成されている。セン
サは前記検出を例えば誘導式に又は磁気的な特性値を介
してホール効果センサとして又は他の接触のない形式
で、例えば光学的に行なう。光学的な信号発生器の光線
は歯によって周期的に中断されるか又は解放されるの
で、パルス化された光線が結果として発生させられ、1
つのセンサがこのパルス化された光線を検出することが
できる。光学的なセンサとしては光線、例えば電磁的な
光線μで操作するあらゆうるセンサをみなすことができ
る。
【0080】両方のセンサ278,279は部材270
b,271の位置及び/又は速度及び/又は加速を別々
に検出しかつ中央の制御ユニットはセンサ信号に基づき
両方の部分270bと271との相対回動を算出するこ
とができる。
【0081】図6のaとbにはほぼ窓状の切欠き272
と274とを備えかつ蓄力器273を備えた円形リング
状の部材270a,270b,271が示されている。
円形リング状の部材271は半径方向外側の範囲275
に歯276を有し、該歯276は円板271の回転数又
は位置を検出する増分信号発生器として役立つ。
【0082】窓272と例えばポケット状の押込み変形
部であることのできる受容部274は蓄力器を直線的な
配置で受容する。この場合、円板270a,270bと
271はそれぞれ4つの蓄力器を受容する。蓄力器はそ
れぞれ90°互いにずらされている。蓄力器はあらかじ
め湾曲された蓄力器であってもよい。該蓄力器はほぼ円
形の配置で開口に受容される。さらに蓄力器273は複
数の蓄力器のコンビネーション又は入子式配置、例えば
互いに入子式に配置された2つの蓄力器であることもで
きる。蓄力器273はコイルばねとして又は例えば他の
弾性的な部材として、例えば弾性的なクラッチ部材とし
て構成されている。
【0083】図7から図9までには断面図でアクタ30
0の別の実施例が示されている。該アクタ300は負荷
切換え能なしで、切換え伝動装置301を自動化するた
めに切換え及び/又は選択過程を作動するために2つの
駆動ユニットを有している。
【0084】アクタ300のケーシング302は伝送装
置ケーシング303にフランジ結合されているか又は伝
動装置ケーシング303に、例えば固定手段304、例
えばねじを用いて固定されている。アクタは例えばアッ
ドオン解決策としてハンド切換え装置の切換えドームの
代りに、同様にハンド切換え装置のために設けることの
できる伝動装置301にフランジ結合されていることも
できる。それぞれ1つの駆動装置399と398、例え
ば電気モータが切換え運動と選択運動とのために与えら
れておりかつこれを作動する。さらにトルク伝達系の作
動を制御する第3の駆動装置が設けられていてもよい。
このようなアクタは電気モータ的なアクタであることが
できる。同様に圧力媒体で作動可能な、例えばハイドロ
式又はニューマチック式のアクタ又は他のアクタが設け
られていることもできる。
【0085】切換え伝動装置31には伝動装置302の
伝動比を切換るための及び選択するため駆動装置、例え
ば電気モータがフランジ結合されている。
【0086】電気モータとして構成された駆動装置39
9,398は図7には示されていない。しかしながら図
8と9には示されていない。しかし電気モータはモータ
軸又は駆動軸305と306とを有している。モータ軸
又は駆動軸305と306は断面図で示されている。モ
ータ軸305にはウオーム307が結合されている。こ
のウオーム307はウオーム歯車308と噛合いかつウ
オーム歯車308を駆動する。ウオーム歯車308には
ほぼ円形リング状の部材309aと309bとがほぼ回
動不能に結合されている。部材309aと309bは軸
方向で見て互いに間隔をおきかつ回動不能に互いに結合
されている。部材309aと309bとの回動不能な結
合は例えばスペーサピン又はリベットで行なうことがで
きる。部材309aと309bとの間にはほぼ円形リン
グ状の部材310が受容されている。部材309a,3
09b及び310は窓状の切欠き312又は押込み変形
部を有し、該切欠き312又は押込み変形部は蓄力器3
11を受容するために役立つ。蓄力器311は有利には
バイアスがかけられて前記受容部に配置されている。蓄
力器311は部材309a,309bから円形リング状
の部材310に対する力の伝達に役立つ。この場合、力
は円形リング状の部材310から軸313に伝達されか
つ伝送される。軸313はスリーブ314で部材309
aに対して回転可能に支承されている。さらに軸313
は少なくとも1つの軸受316でケーシング302に支
承されている。蓄力器のバイアスは、切換え運動を作動
させる場合の力の制限を規定するために役立つ。例えば
ストッパに当接すると蓄力器311のバイアス力が越え
られるので、伝動装置の別の作動の前にはじめて蓄力器
が力で負荷される。
【0087】軸313は歯車315を駆動し、アクタ駆
動装置の駆動運動は歯車315から歯車317を介して
歯車318にかつそこから中央の切換え軸320に伝達
される。歯車317は軸321と軸受け322、例えば
滑り軸受又は転がり軸受とを用いてケーシングの範囲に
支承されている。
【0088】歯車318は内歯で中央の切換え軸の外歯
に受容されかつ回動不能に結合されている。
【0089】伝動装置を切換えるための切換え運動は駆
動装置から出発して回転運動として中央の切換え軸32
0に伝達される。電気モータから中央の切換え軸320
への運動変換はウオーム伝動装置を介して行なわれる。
該ウオーム伝動装置のウオーム307は延長されたモー
タ軸305の上にある。ウオーム歯車308は軸313
の上に支承されている。この場合、ウオーム歯車308
と軸313は互いに相対的な回動を行なうことができ
る。ウオーム歯車308の横にある連行円板309aと
バイアスのかけられた蓄力器311、例えばばねとを介
して、駆動モーメントはウオーム歯車308から軸31
3に伝達される。さらに軸313の上には回動不能に歯
315がある。該歯315は最終的に中間歯車317と
別の歯車318とを介して中央の切換え軸320を駆動
する。中間歯車317はこの実施例においては構成空間
の最適化を理由に間挿されている。この中間歯車は場合
によっては省略することもできる。このバックグラウン
ドは中央の切換え軸が行なうことができる比較的に大き
な旋回角である。中間歯車317によって歯車の軸間
隔、ひいては所要スペースが減少される。同様に歯車3
18はセグメント歯車として構成されていることができ
る。このセグメント歯車は1つの有効な角度範囲にだけ
歯が配置されている。
【0090】切換えパターン又は切換え通路装置の通路
の選択は、スリーブ330を中央の切換え軸320上で
上下に動かすことで行なわれる。該スリーブ330は側
方のフィンガ340,341を介して、伝動装置内の後
続の伝達部材又は切換え部材342,343との形状に
よる結合を生ぜしめることができる。軸306の回転運
動はスリーブ330に伝達されなければならない。これ
はこの実施例ではスプライン軸プロフィール331で保
証される。しかし択一的に例えばトルクを支える直線案
内も使用することができる。
【0091】スリーブ330の行程運動は駆動装置39
8、例えば電気モータによって、延長されたモータ軸3
06の上にあるウオーム350を介して駆動される。さ
らに回転運動はウオーム歯車351の上に伝達される。
このウオーム歯車351は回動不能に歯352を備えて
いる。この歯352を介してセグメント歯車353が駆
動される。さらにセグメント歯車353には2つのレバ
ー354aと354bとが回転不能に結合されている。
これらのレバー354aと354bとの両端にはローラ
355a,355bがあり、該ローラ355a,355
bはスリーブ330の外側の溝360に係合する。これ
によりレバー354a、354bの旋回運動がスリーブ
330の行程運動に変換される。別の有利な実施例にお
いては1つのレバーだけが片側でスリーブ330に係合
することもできる。
【0092】ローラ355a,355bは軸受371、
滑り軸受、例えばスリーブを用いて又は転がり軸受を用
いてレバーの受容部に支承されていることができる。
【0093】電気モータ399,398は増分センサを
備えていることができる。さらにモータ電流の電流測定
を行なうこともできる。モータ電流の電流測定の信号は
運転状態の特性値として使用される。この場合、前記制
御装置は例えばこのモータ電流に関連して制御信号を発
生させることができる。
【0094】制御電子装置の出力送り段は先に述べた伝
動装置アクタのケーシングに統合されていることができ
るが、電気的な出力を制御装置から伝達することもでき
る。信号と電気的なエネルギは外からソケット(図示せ
ず)を介して伝動装置アクタ300に達する。
【0095】アクタ300に統合された伝動装置は直接
的に又はアクタケーシング302に挿入された保持部分
370に支承されていることができる。保持部分は例え
ばプラスチックから成ることができる。
【0096】駆動装置の配置はモータ軸が互いに平行に
向けられるように行われる。同様に前記モータ軸が角度
を成すことも同様に有利である。
【0097】図10から図12までにはアクタ400の
別の実施例が断面図で示されている。このアクタ400
は負荷切換え能のない切換え伝動装置を自動化するため
に切換え及び/又は選択過程を作動する2つの駆動ユニ
ット401と402とを有している。アクタ400のケ
ーシング402は伝動装置ケーシングにフランジ結合さ
れるか又はこれに固定、例えばねじ結合されている。ア
クタは例えばアッド−オン解決策として伝動装置にフラ
ンジ結合されていることができる。それぞれ1つの駆動
装置401と402、例えば電気モータは、切換え運動
と選択運動のために設けられておりかつ切換え運動と選
択運動を作動する。さらにトルク伝達系の作動を制御す
る第3の駆動装置が設けられていることができる。この
ようなアクタは電磁モータであることができる。同様に
圧力媒体で作動可能な、例えば液圧式又は空気力式のア
クタ又は他のアクタが設けられていることができる。
【0098】電気モータは断面図にて認めることのでき
るモータ軸又は駆動軸405,406を有している。モ
ータ軸305にはウオーム歯車408に噛合いかつこれ
を駆動する。ウオーム歯車408には円板状の、ほぼ円
形リング状の部材409aと409bがほぼ回動不能に
結合されている。部材409aと409bは軸方向で互
いに間隔を有し、互いに回動不能に結合されている。部
材409aと409bの回動不能な結合は例えばスペー
サピン又はリベットで行なうことができる。
【0099】部材309aと309bとの間にはほぼ円
形リング状の部材410が受容されている。部材409
a,409b,410は窓状の受容部412又は押し込
み変形部を有している。この受容部412又は押し込み
変形部は蓄力器411を受容するために役立つ。蓄力器
411は有利にはバイアスがかけられて受容部に配置さ
れている。蓄力器411は駆動力又は駆動出力を部材4
09a、409bから円形リング状の部材410に伝達
するために役立つ。この場合、力は円形リング状の部材
410から軸413に伝達されかつ先きへ伝達される。
軸413はスリーブ414を介して部材409aに対し
て回転可能に支承されている。さらに軸413は少なく
とも1つの軸受け416によってケーシング402に支
承されている。蓄力器のバイアスは切換え運動を作動さ
せる場合の力制限を規定するために役立つ。例えばスト
ッパに当接した場合に蓄力器411のバイアス力が克服
されると、伝動装置の別の作動の前に蓄力器がはじめて
力で負荷されることができる。
【0100】軸413は歯車415を駆動し、アクタ駆
動装置の駆動運動は歯車415からセグメント歯車41
8にかつそこから中央の切換え軸420に伝達される。
【0101】図10から12までの実施例においては、
切換え運動は中央の切換え軸420の回転運動として図
7から図9までの伝動装置と比較し得る伝動装置を介し
て電気モータ401と切換え軸420との間で伝達され
る。この実施例では図8の中間歯車317は設けられて
いない。さらに別の有利なトルク伝達がセグメント歯車
418と中央の切換え軸420との間で実現されてい
る。
【0102】中央の切換え軸420の上にはピン421
によって2つのローラ422,423が保持されかつ回
転可能に配置されている。ローラ422と423は転動
路425a,425bの上をセグメント歯車418の内
側で転動することができる。転動路は中央の切換え軸の
軸線に対しほぼ平行に向けられている。
【0103】これによって選択のために必要な、伝動装
置ケーシング及びアクタケーシングに対する中央の切換
え軸420の行程運動は、セグメント歯車418に対し
て中央の切換え軸420の回動を同時に防止した状態で
可能になる。
【0104】伝動装置を切換えるための切換え運動は、
駆動装置401から出発してモータ軸の回転運動として
中央の切換え軸420に伝達される。電気モータのモー
タ軸から中央の切換え軸420への運動の伝達はウオー
ム伝動装置を介して行なわれる。このウオーム伝動装置
のウオーム407は延長されたモータ軸405の上に位
置している。ウオーム歯車408は軸413の上に支承
されている。この場合、両者は互いに相対回動を行なう
ことができる。ウオーム歯車408の側方にある連行円
板409aとバイアスのかけられた蓄力器411、例え
ばばねとを介して駆動モーメントはウオーム歯車408
から軸413に伝達される。さらに軸413の上には回
動不能に歯415があり、この歯415は中央の切換え
軸420をセグメント歯車418を介して駆動する。
【0105】選択運動の制御は、電気モータ402か
ら、延長されたモータ軸406の上にあるウオーム45
0を介してまずウオーム歯車451に伝達される。ウオ
ーム歯車451のボス内にはウオーム歯451と一緒に
回転するブッシュ452がある。このブッシュ452は
2つのねじ状の溝453a,453bを有し、この溝4
53a,453bで、中央の切換え軸420に配置され
た別のローラ455a,455bが走行する。中央の切
換え軸420が電気モータ401の停止によって不動に
保持されかつ同時に電気モータ402が回転すると、ね
じ状の溝453a,453bに基づき中央の切換え軸4
20の行程運動(選択運動)が達成される。
【0106】ローラ455a,455bはピン456で
中央の切換え軸に結合されかつ回転可能に支承されてい
る。ピン456は中央の切換え軸の孔に受容されてい
る。
【0107】部材451は軸受460を用いてケーシン
グに対して支承されておりかつ軸受461と462とを
介して部材418に対して支承されている。
【0108】選択運動にかかわる駆動装置402から中
央の切換え軸への駆動連鎖内には、同様に切換えるため
の力伝達経路にばね411で配置されているように弾性
が配置されていることができる。
【0109】電気モータ及び/又は402は増分センサ
で構成されていることができる。さらにモータ電流の電
流測定を行なうことができる。モータ電流の電流測定信
号は運転状態の特性値として使用される。この場合、制
御は例えばこのモータ電流に関連して制御信号を形成す
ることができる。
【0110】制御電子装置の出力走出段は先きに記述し
た伝動装置アクタのケーシング内に統合されていること
ができる。しかしながら電気的な出力を制御装置から伝
達され得るようにすることも考えられる。信号と電気的
なエネルギは外部からソケット(図示せず)を介して伝
動装置アクタ400にもたらされる。
【0111】アクタ400にフランジ結合又はねじ結合
された電気モータは例えばウオームとウオーム歯車とを
有するモジュールとしてかつ場合によってはウオーム伝
動装置のための支承部として構成され、アクタケーシン
グと結合されかつアクタへ統合されていることができ
る。
【0112】駆動装置の配置は、モータ軸が互いに平行
に向けられるように構成されている。同様に前記モータ
軸の軸線が角度を成していることも有利である。
【0113】図13の実施例は図10から図12までの
実施例にほぼ相応している。この場合には選択運動の別
の有利な制御装置が構成されている。
【0114】図12に示されたねじ状の溝453a,4
53bを有する、図12のブッシュ452の代りに中央
の切換え軸520、例えばスピンドルの上にねじ歯50
1があり、ウオーム歯車550は半径方向内側の範囲に
相応の対抗歯502を有している。したがってウオーム
歯車はスピンドルに対するナットを形成する。
【0115】切換えのためのトルク伝達はセグメント歯
車560からトルクを支える直線案内561を介して中
央の切換え軸520に行なわれる。トルクを支える直線
案内561は、軸方向でボス側及び軸側に転動体563
のための転動路562a,562bを有している。転動
体563は例えば球状に構成されていることができる。
転動体はトルクを伝達するが、しかし転動路内で軸方向
に移動可能であるので、中央の切換え軸は選択運動を行
なうために軸方向に動かされ得る。その際、転動体は軸
とボスの上を転動する。
【0116】トルクを支える直線案内が垂直に組込まれ
ている場合に転動体が中央の切換え軸に力が作用してい
ない状態で下へ滑ることを阻止するためには、保持器に
て案内された転動体はバイアスのかけられた蓄力器、例
えばばね564でボスに対してセンタリングされてい
る。トルクを支持する直線案内のボス側は、センタリン
グされた位置の転動体が直線案内へ両方向で一杯の行程
を実施できるように構成されている。中央の切換え軸が
どの位置にあっても両方向で一杯の行程が可能である。
切換え作動装置に変速段不作状態で力が作用していない
と、転動体は転動案内における遊びにより軸方向に移動
できる。ばねは転動体保持器をそのバイアス力に基づき
ボスの中央にセンタリングする。
【0117】図14には切換え及び/選択するための伝
動装置及び連結するためのトルク伝達系の自動化された
作動を行なうための装置に可能な配置のヴァリエーショ
ンを示した表である。原則的には図14の表の装置は、
3つのアクタ、つまり、連結(K)、切換え(S)及び
選択のためのそれぞれ1つのアクタを有する装置と、2
つのアクタ、つまり組合わされた連結と切換え(K+
S)を行なうためと選択(W)とを行なうアクタを有す
る装置と、2つのアクタ、つまり組合わされた連結と選
択(K+W)を行なうためと切換え(S)とを行なうア
クタとを有する装置と、組合わされた連結及び切換え及
び選択(K+S+W)を行なうため1つのアクタを有す
る装置とに区別できる。
【0118】さらに制御装置は装置のアクタの1つと組
合わされるか又は自動車内の別個のケーシング内に配置
されていることができる。アクタ又は別個の制御装置の
配置は自動車の車体及び/又は伝動装置に直接に行なう
ことができる。
【0119】さらに本発明は、内容の開示が本願発明の
開示内容に属している特許出願19627980号明細
書にも関連している。さらに本発明は開示されている内
容がこの出願の開示内容に属する特許出願DE1953
3640号明細書にも関連する。
【0120】2つの円板状の部材又は部分の相対回動及
び/又は各回動の検出及び先きの図に相応する構成は図
5のcに説明されている。ほぼ円板状の部材は互いに相
対的に回動可能に配置されている。この場合、両方の部
材270b,271の相対回動は少なくとも1つの蓄力
器の作用に抗して行なわれる。少なくとも1つの蓄力器
は例えばコイル圧縮ばね、うず巻きばね、ループばね又
は弾性的なプラスチック部材として構成されていること
ができる。さらに少なくとも1つの蓄力器はバイアスの
かけられていないかバイアスのかけられた蓄力器として
構成しておくか又は配置しておくことができる。同様に
バイアスのかけられた蓄力器とバイアスのかけらていな
い蓄力器の配置は、例えば多段の力特性を達成するため
に有利である。個々の円板状の部材の各位置及び/又は
速度及び/又は加速の検出は、それぞれ1つの円板状の
部材のための2つのセンサ278,279を用いて実施
される。この場合、制御ユニットは両方の部材相互の相
対回動を決定し、ひいては一方の円板から他方の円板へ
の力の流れに配置された少なくとも1つの蓄力器の圧縮
をも決定することができる。これによって発生する駆動
モーメントを算出することができる。何故ならば蓄力器
を負荷するためのトルクは駆動モーメントと少なくとも
同じであるか又はこれに比例するか又は少なくともこれ
を表すからである。
【0121】別の実施例においては有利な形式で、唯一
のセンサを使用することができる。このセンサは図5の
cの2つの部材270bと271の相対回動を検出す
る。この場合、両方の部材は相対回動の他に、共通の回
転数での回転をも行なう。この1つのセンサは両方の回
転可能な部材の相対回動を、磁気的な特性又は有利には
無接触で検出できる他の特性に基づき検出する。
【0122】図15のaとbとによる有利な実施例にお
いては、ほぼ円板状の両方の部材601と602はその
縁部範囲にそれぞれ1つの磁化された又は磁化可能な縁
部範囲を有している。円板601は駆動側に配置されか
つ円板602は被駆動側に配置されている。この場合、
円板601と円板602との間には少なくとも1つの、
力の作用に抗して圧縮可能な蓄力器が配置されている。
1つの円板から他方の円板にトルクを伝達する場合に少
なくとも1つの蓄力器が圧縮されるか又は力で負荷され
る。
【0123】円板601と602の縁範囲は、周方向で
見て北極と南極とが交互にかつ繰返えされるように磁化
されている。同様に有利であるのは円板状の部材の縁範
囲にリング磁石が配置されるか又は取付けられているこ
とである。このリング磁石は磁石材料、例えばプラスト
磁石材料から成っていることができる。磁石材料として
はフェライト又は希土コバルト、例えばザマリウムコバ
ルト化合物であることができる。プラスト磁石材料の場
合には磁石材料は例えばプラスチックマトリックスに埋
込まれている。さらにプラスト磁石材料は磁気的なイオ
ンを分子連鎖に受容又は配置されて有しているプラスチ
ック材料から成っていることもできる。
【0124】リング磁石は有利には多数の、周方向に分
配された磁極、例えば磁気的な北極(N)と磁気的な南
極(S)とを有している。外周に分配された磁極の数は
所望の解像により決定される。有利には少なくとも4つ
の磁極が周方向に分配されている。有利であるのは主と
して少なくとも8極、場合によっては16極又は32極
が周方向に分配されていることである。この場合には磁
極は周方向で見て同じピッチを有していることが有利で
ある。
【0125】両方の円板状の部材601と602は、力
で負荷されていない状態では、北極(N)を有する磁化
された範囲603a,603bと南極(S)を有する磁
化された範囲604a,604bとが互いに重なって位
置するように配置されている。この配置により磁場はだ
いたい、円板601,602の平面内にだけ磁場線60
6が位置するように形成される。
【0126】磁場に敏感なセンサ、例えばホールセンサ
又は単極のホールセンサは円板601,602の半径方
向外側の縁に向き合って配置され、円板平面に対して垂
直に延びる磁場線607を有する磁場だけに応働しかつ
この磁場をホール電圧に基づき検出するように方向づけ
られている。
【0127】両方の円板の同じく磁化された磁極NとS
がほぼ直線的に相上下して位置していると、磁石又は磁
極の磁場の磁場線はほぼ円板の平面内を延び、センサ6
05は垂直な方向の磁場線を有する磁場をほぼ検出しな
い。円板の間に配置された蓄力器の力の作用に抗して一
方の円板601から他方の円板602にトルクが伝達さ
れるために、両方の円板601,602が互いに回動さ
せられると、同じく磁化された範囲又は磁極の相対位置
が移動し、円板平面に対して垂直に延びる磁場線を有す
る磁界が結果として形成される。センサ605はこの磁
場の垂直な成分を検出する。磁場の垂直な成分の割合又
は大きさによって、センサ信号の大きさに基づき両方の
円板601,602相互の相対回動、ひいては伝達可能
なトルクが決定される。
【0128】相対回動が大きくなりかつ同じく磁化され
た同じ大きさの磁極が再び相上下して位置せしめられる
ようになると、磁場の垂直な成分は再び小さくなりかつ
場合によっては消滅する。制御ユニットはアクタ又は円
板の回転数信号を決定し、相対回動を決定するときにこ
れを考慮する。相対回動が増加すると、円板601,6
02の間の蓄力器の弾性的な変形が拡大し、ひいては構
成部分の間で作用する力が強められる。アクタ、例えば
駆動するための電気モータはより強く負荷され、ひいて
は回転数が低下する。アクタ回転数の経過で制御ユニッ
トは相対回動が増大したか又は減少したかを確認するこ
とができる。
【0129】同様に磁極を円板の周囲に亘って不均等に
分配して構成することもできる。したがって回動のあと
で同じく磁化されているが、しかし大きさの等しくない
磁極が相上下して位置するようになる。この状態ではセ
ンサ信号は零にならない。何故ならばこの場合にはほぼ
常時、垂直な磁場線を有する磁場が存在しているからで
ある。したがって磁場の垂直な成分の周波数が変調させ
られる。この場合、センサ信号の絶対値は、円板の間に
相対回動が存在していないときだけ零に低下させられ
る。
【0130】ホールセンサ605はアナログ又はデジタ
ルの単極のホールセンサとして構成することができる。
デュアルユニポールセンサの場合には両方の信号のXO
R接続によって出力信号の所望のセンサ特性を達成する
ことができる。
【0131】図16のaはユニポールホールセンサ60
5の作用形式又は使用を説明するため又は表すための線
図700である。センサの場所に元から支配している磁
場強さは距離Sの関数として示されている。さらにセン
サ信号702と信号閾値703と704とが示されてい
る。磁場強さ701が閾値704よりも小さいと、セン
サ605から送られた信号は値705と等しくなる。磁
場強さ701が閾値703に達すると、センサ信号は値
706に変化する。この値703は磁場強さ701が値
703の下に下がるまで維持される。この距離Sにてセ
ンサ信号は再び値704にのせられる。
【0132】図16のbは距離Sの関数としての磁気的
な流れ密度711の経過を示している。距離Sは両方の
部材601と602の移動の大きさである。磁気的な流
れ密度711はほぼアナログにかつ直線的に変化する。
アナログ式のセンサ605のセンサ信号712は図16
のbの下方部分において流れ密度の関数として示されて
いる。この場合、流れ密度は距離Sに比例する。センサ
信号712はほぼ直線的で図16のbの上方部分におい
て距離変化に対しほぼ連続的に変化する。
【0133】図16のcはデュアルポール形のホールセ
ンサ、例えば605で使用できるようなホールセンサの
作用形式又は使用を説明するため又は表すための線図7
20を示している。センサの場所に元から支配している
磁場強さ721は距離Sの関数として示されている。距
離Sはほぼ、両方の部材601と602の移動の大きさ
である。さらにそれぞれ1つのセンサ信号722と72
3と信号閾値724,725及び726,727が示さ
れている。磁場強さ721が閾値725よりも小さい
と、センサから送られた信号722は最大値と等しい。
磁場強さ721が閾値725に達すると、センサ信号は
最小値に変化する。この値は磁場強さ721が値724
の下に低下するまで維持される。この距離Sに関連して
センサ信号は再び最小値におかれる。
【0134】磁場強さ721が閾値727よりも大きい
と、センサにより送られた信号723は最大値と等し
い。したがって磁場強さ721が閾値727に達する
と、センサ信号は最低値に変化される。この値は磁場強
さ721が再び値726の下に低下するまで維持され
る。この距離Sに関連してセンサ信号は再び最大値にも
たらされる。
【0135】合成されたセンサ信号は信号722と72
3とからXOR接続により求めることができる。
【0136】図17のaとbには入力固定の円板75
0,770と出力固定の円板751,771とが配置さ
れている実施例が示されている。図17のaにおいて
は、一方の円板750は軸方向で突出する突起、例えば
舌状部54を有している。該舌状部は他方の円板751
の上に少なくとも半径方向外側の範囲にて突出しかつこ
れを掴んでいる。両方の円板の縁部範囲752,753
は磁化可能な磁石材料、例えば強磁性材料から製作され
ている。縁範囲752と753の磁化は、磁気的な北極
(N)又は磁気的な南極(S)を有する範囲が円板の円
周に亘って分配されて繰返えされるように行なわれてい
る。この場合、突起はN又はSとして磁化されている。
両方の円板が負荷されていない位置では突起、例えば舌
状部754はN又はSで磁化されて円板751のN又は
S極を覆う。これにより外から見て両方の円板のS又は
N極だけが統一的な作用する磁極として確認され得る。
【0137】センサ755は円板の縁範囲にこれに向き
合って配置されている。さらにセンサはセンサが覆われ
た、負荷されていない状態で信号を発生しないように配
置されている。何故ならばセンサは外に向かって統一的
な磁化と場合によっては1つの付加的な磁石756の間
に配置されているからである。この場合、磁場はセンサ
の位置で比較的にわずかであるように向けられている。
磁石756はセンサの位置に存在する磁場強さのオープ
ション的な増強のために設けられている。
【0138】突起754がN極をブラインドを用いたよ
うに覆うと、センサ755は信号を発しない。両方の円
板750と751との相対的な回動のもとでN極は少な
くとも部分的にS極に対して解放され、センサの場所を
交差する磁場線が形成されかつセンサが円板の相対回動
を表す、消えないセンサ信号を送信する。
【0139】これに相応することは図17のbからdま
でに示された実施例にもあてはまる。円板770と77
1は蓄力器780の力の作用に抗して互いに相対的に回
動不能である。図17のbからdにおいては一方の円板
770は半径方向で突出する突起774を有している。
この突起774は他方の円板771の上へ少なくとも半
径方向外側の範囲にて突出している。両方の円板の縁範
囲772,773は磁化可能な磁石材料、例えば強磁性
の材料から製作されている。縁範囲772,773の磁
化は、磁気的な北極(N)と磁気的な南極(S)とを有
する範囲が円板の外周に亘って繰返えされるように行な
われる。この場合、突起774はN又はSとして磁化さ
れる。両方の円板の負荷されていない位置で突起774
はN又はSで磁化されて円板771のN又はS極を覆
う。これにより外から見て両方の円板のS又はN極だけ
が統一的な、有効な極として確認することができる。
【0140】センサ775は円板770,771の縁範
囲の上側又は下側に配置されている。さらにセンサはセ
ンサが覆われた負荷されていない状態で信号を発信しな
いように配置されている。何故ならばセンサは外に/上
に/下に向かって統一的な磁化と場合によっては付加的
な磁石776との間に配置されているからである。磁石
776はセンサの位置に元から存在する磁場強さのオー
プション的な増大のために設けられている。
【0141】S極として磁化された突起774がN極を
ブラインドを用いたように覆うと、センサ775は信号
を発しない。両方の円板770と771との相対的な回
動のもとでN極は少なくとも部分的にS極ブラインドに
対して露出させられかつセンサの場所で交差する磁場線
が形成され、センサは円板の相対回動を少なくとも表
す、消えない信号を発信する。
【0142】図18のaからcには2つの回転する部材
の相対運動を検出するためのセンサ820,821の本
発明による配置の別の変化実施例が示されている。円板
状の構成部分800と801は蓄力器によって互いに連
結されかつ一方の円板800が力で負荷された場合に一
方の円板800が他方の円板801に対して相対回動す
る。蓄力器805は円板800と801との窓状に切欠
きに受容されているので、蓄力器は両方の端部範囲で又
は少なくとも一方の端部範囲で窓状の切欠きの半径方向
の両端部範囲又は少なくとも一方の端部範囲812に接
触する。蓄力器はバイアスがかけられて窓810,81
1に受容されていることができるので、両方の円板の相
対回動はバイアス力を克服してはじめて行なわれる。
【0143】円板800,801の縁範囲には歯80
2,803が配置されている。この場合、センサ82
0,821、例えばディファレンシャルセンサは円板の
歯を円板の回転時に走査しかつ検出する。縁範囲は磁化
可能な材料、例えば強磁性の材料から成っていることが
できる。歯の磁化及びセンサ部材820,821の後ろ
に配置された磁石によって各センサ部材は各円板の磁化
だけを検出し、ひいては円板の回転数、位置及び/又は
加速を検出する。
【0144】図19のaには一方のセンサ部材820と
他方のセンサ部材821との2つの信号850,851
の信号経過が示されている。両方の円板の相対回動が存
在していないと信号850と851はほぼ同じである。
両方の円板が相対回動した場合には信号850と851
は図19のbに示したように異っている。カーブ860
は信号850と851の差に相当しているので、例えば
プルス幅862から円板の相対的な移動が検出され得
る。信号860が上方の閾870よりも大きいとはじめ
て、信号880は信号860が第2の閾値871よりも
小さくなるまである値、例えば最小値におかれる。この
場合には信号861は1つの値、例えば最大値におかれ
る。したがって出力装置801がブロックされている場
合ですら回動が検出される。
【0145】記述したセンサ装置によっては駆動装置か
ら作動部材への力の伝達経路内で作動の力を直接又は間
接的に検出することができる。この力は切換え過程、例
えば伝動装置の切換え過程の自動化された作動時の切換
え力であることができる。この力は選択過程の自動化さ
れた作動、例えば伝動装置の変速段のチェンジに際して
選択する力であることができる。同様にこの力はトルク
伝達系を作動するための力、例えばクラッチの自動化さ
れた作動のための力であることもできる。
【0146】制御ユニットはこの力信号で又はこの力を
表す信号で制御又は調整過程を実施することができるの
で、例えば所定の最大力が作動に際して越えられること
がなくなる。
【0147】図20は自動車伝動装置の自動化された作
動のための装置の1実施例が示されている。この場合に
は自動車伝動装置自体は図示されていないか又は部分的
にしか示されていない。この装置は第1の駆動モータ1
001、例えば電気モータと第2の駆動モータ100
2、例えば電気モータを有している。モータ1001は
伝動装置の切換え過程を作動しかつモータ1002は伝
動装置の選択過程を作動する。両方の電気モータはほぼ
円筒形又は場合によってはこれから異なった磁極鉢体1
001aと1001bとを有している。磁極鉢体は円筒
形から例えば面取部で異なった形を有していることもで
きる。モータはそれぞれ1つの駆動軸1003と100
4を有し、該駆動軸1003と1004はそれぞれ1つ
のウオームを備えているか又はそれぞれ1つのウオーム
と結合され、ウオーム伝動装置を介して伝動装置の中央
の切換え軸の切換えフィンガの回転もしくは行程運動を
作動するようになっている。ウオーム1005はウオー
ム歯車1006と駆動結合されている。切換えモータ1
001はその出力軸1003の回転運動をウオーム10
05とウオーム歯車1006を介して、2つのほぼ平行
に配置された円板部分1007aと1007bと中間に
接続された蓄力器とを経てフランジ1008に伝達す
る。このフランジ1008は出力側で歯車1009と結
合されているか又は歯車1009と一体に構成されてい
る。歯車1009はケーシングにピン1001で支承さ
れた別の歯車1010と噛合う。この歯車1010自体
はセグメント歯車1012と噛合う。モータ1003の
出力軸の回転運動によって、ウオーム伝動装置と円板状
の部材1007aと1007bとフランジとの間に配置
された蓄力器とを介してトルクがセグメント歯車101
2に伝達される。両方の円板状の部分1007aと10
07bは互いに回動不能に結合されている。この場合、
円板1007aのピンは有利には円板1007bの切欠
きに係合する。しかしながら両方の円板状の部分はリベ
ット結合により互いに結合されていることができる。
【0148】ウオーム歯車1006、円板状の構成部分
1007aと1007b並びにフランジ1008は差込
み軸1013の上に回転可能に支承されている。差込み
軸1013は一方の側で切換えモータ1020のケーシ
ングにかつ他方の側でアクタ1021のケーシングに支
えられているか又は回転可能に支承されている。ウオー
ム歯車1006は円板状の部材1007a及び1007
bの駆動側と切欠き又はエボリュート歯を介して結合さ
れている。このためにはウオーム歯車は軸方向の付加部
1006aを有し、該付加部1006aに歯を有してい
る。範囲1006aの外歯は部材1007aの内歯に係
合する。部材1007aと1007bとの回動不能な結
合によって両方の円板状の部材に対する力の伝達が行な
われる。フランジ1008は軸方向で両方の部材100
7aと1007bとの間に配置されている。この場合、
蓄力器1022はフランジ1008の窓に受容されてお
りかつ円板状の部材1007a,1007bの範囲にお
ける押込み変形部又は受容範囲に支えられている。部材
1007a,1007bとフランジ1008との間で相
対回動が行なわれると、力の伝達又はトルクの伝達が円
板状の部材から蓄力器を介してフランジに対して行なわ
れる。この場合、フランジは出力側で切換え軸又は切換
えフィンガを回動させる。有利には少なくとも2つの蓄
力器が円板状の部材とフランジとの間にトルクを伝達す
るようにかつ例えばバイアスもかけられて配置されてい
る。
【0149】差込み軸1013をケーシングに受容する
ことはプレス嵌めで行なうこともできる。
【0150】ウオーム歯車1006は有利には熱可塑性
のプラスチックから構成することができる。蓄力器、例
えば弾性体1022は小さい熱的膨張係数を有する材
料、例えば金属、ゴム又はプラスチックから製作するこ
とができる。これによって有利にはわずかな継目遊び
が、特にウオーム歯車に歯付きの軸がかつ部材1006
aに、弾性体の駆動側に歯付きのボスが構成されている
と生じる。これは特に、継目温度が主要な運転範囲に与
えられている温度の下にあると達成される。円板状の構
成部分1007a,1007b並びにフランジ1008
は金属及び/又はプラスチックから製作されていること
もできる。
【0151】別の実施例においては切欠き歯が弾性体の
駆動側、つまり部材1007aと歯車1009との間
に、わずかな継目遊びが存在するように構成されている
と有利である。これは例えば歯の付けられた軸1009
が熱的な膨張係数の比較的に大きい材料から製作されか
つ歯付きのボスが熱的な膨張係数の比較的に小さい部材
から製作されていることで達成される。円筒歯車の歯で
回転運動は歯車1009から歯車1012に伝達され
る。この場合には1実施例においては同様に中間歯車が
トルク伝達のために配置されていることができる。中間
歯車は軸1011でケーシングに支承されている。部材
1012、例えばセグメント歯車は、例えば歯、例えば
内歯1012aを介して、中央の切換え軸の外歯102
5と結合されている。セグメント歯車1012の回動の
もとで中央の切換え軸1026は回動させられる。した
がって切換えフィンガ1027はその角度位置を変化さ
せる。歯対偶1012a,1025は、中央の切換え軸
が軸方向で滑動させられ得るが、それでも歯の噛合いが
実現され、中央の切換え軸1026と切換えフィンガ1
027とが軸方向に移動したにも拘わらず切換えフィン
ガ1027の角度位置が維持されるように構成されてい
る。
【0152】切換え装置のセグメント歯車1012はセ
ンタリングされたトルク連行部、例えば切欠き歯で、中
央の切換え軸1026の上に受容されかつ支承されてい
る。切換え軸1026はケーシング固定の案内軸102
8に支承されている。切換え装置のセグメント歯車10
12はケーシング固定の案内軸1028の軸方向でアク
タケーシング1021において対応保持体1029によ
って保持されているので、中央の切換え軸1026は回
転及び行程運動を実施できるが、セグメント歯車101
2は回転運動しか実施できない。したがって部材は内歯
と外歯で、つまり1012aと1025で、切換え軸1
026が軸方向の運動をケーシング固定の案内軸102
8の方向に行なうと互いに相対的に滑動する。
【0153】選択モータ1002は出力軸1004の回
転運動を、出力軸1004の上に配置されたウオーム1
080でウオーム歯車1031に伝達する。ウオーム歯
車1031には別の歯車1032が回動不能に結合され
ている。この歯車1032はセグメント歯車1033と
噛合っている。セグメント歯車1033はピン1034
の範囲において回転可能に支承されている。この場合、
ウオーム歯車1033にはフィンガ1031が回動不能
に結合されている。この回動不能な結合は例えばねじリ
ベットを用いるか又は一体結合又は形による結合により
行なわれる。フィンガ1031は選択フォーク口103
0に係合している。この場合、選択フォーク口1030
は中央の切換え軸1026と形状接続又は摩擦接続で結
合されている。ウオームの回転運動によって部材103
1は軸1034を中心として旋回させられる。したがっ
て中央の切換え軸1026は下降又は上昇させられる。
ウオーム歯車と歯車1032は差込み軸1035の上に
回転可能に支承されている。この差込み軸は片側で選択
モータのケーシングにかつ反対側でアクタケーシングに
支えられている。歯車1032はセグメント歯車103
3に噛合う。セグメント歯車にはセグメント歯車と一体
に構成されるか又はこれと結合された選択フィンガ10
31が固定されている。この選択フィンガ1031は中
央の切換え軸に固定されるか又はこれと一体に構成され
た選択フォーク口に係合する。したがって選択フィンガ
1031の回転運動は、中央の切換え軸1026をその
案内軸1028に沿って移動させる。選択フォーク口1
030は伝動装置切換えに必要な中央の切換え軸の行程
及び回転運動範囲において、回転運動が選択フィンガの
位置とは無関係に行なえるように構成されている。中央
の切換え軸の上に案内軸の軸方向に形成された楔又は歯
がセグメント歯車1012における対応溝に係合するこ
とで、中央の切換え軸の、伝動装置切換えに必要な行程
及び回転運動範囲において、行程運動をセグメント歯車
の位置とは無関係に実施することができる。
【0154】選択フォーク口1030はフィンガ103
1が上方範囲、例えば板状の範囲により受容されかつ下
方範囲1030b、例えば板状の範囲により受容される
ように構成されている。この場合、両方の部材1030
aと1030bは互いに一体に構成されているか又は互
いに結合されている。板状の範囲は管状の部分に一体成
形されている。この場合、この管状の部分は切換え軸と
結合されている。選択フォーク口の上方及び下方の制限
面の範囲1030aと1030bの旋削部は、中央の切
換え軸の回動にも拘わらずフィンガ1031が切換えフ
ォーク口と形状接続により結合されているように構成さ
れている。
【0155】アクタケーシングは、中央の切換え軸がそ
の回転運動及び/又は行程運動において、伝動装置切換
えに必要な回転及び行程運動を許すようにしか動かされ
ないようにストッパが存在するように構成されていると
有利である。必要以上の回転又は行程運動はストッパに
よって制限される。これにより伝動装置を作動するため
の装置のコンパクトでかつ構成スペースをとらない実施
形態が達成される。したがって実際に発生する運動範囲
を制限することで、必要とされない運動自由度のための
付加的な空間と空間範囲は実現されない。
【0156】アクタケーシングは有利には切換え伝動装
置のケーシングの上にねじ及び円筒ピンで固定されてい
る。しかし、アクタケーシングの他の固定が設けられて
いることもできる。ねじ結合はねじがアクタケーシング
の貫通孔に位置し、アクタケーシングが切換え伝動装置
の上に緊定されるように構成することができる。しかし
ながらねじ結合はねじがアクタケーシングの貫通孔を通
って切換え又は選択モータの貫通孔に達し、切換え又は
選択モータのケーシングがアクタケーシングと一緒に切
換え伝動装置ケーシングの上にねじ結合又は緊定される
ように構成することもできる。
【0157】有利であるのは電気モータ1001と10
02との軸線が互いに平行に配置されており、ウオーム
歯車1006の軸線が中央の切換え軸1026に対して
平行に向けられていることである。この場合には電気モ
ータの軸線はあとに述べたウオーム歯車と中央の切換え
軸の軸線に対して垂直に位置している。さらに有利であ
ることはセグメント歯車1033のウオーム歯車103
1の軸線が電気モータと中央の切換え軸の軸線に対して
垂直に位置していることである。これにより構成空間を
節減した配置が達成される。
【0158】図23から26までには伝動装置の自動化
された作動を行なう本発明による装置の別の実施例が示
されている。装置1100は切換え運動を作動するため
の電気モータ1101と選択運動を作動するための電気
モータ1102とを有している。電気モータは出力側に
ウオームを有し、該ウオームはウオーム歯車1104に
噛合う。ウオーム歯車には2つの間隔をおいた円板11
05と1106とが結合されている。この場合、軸方向
に間隔をおいたこれらの円板の間にはフランジ1107
が配置されている。フランジ1107と両方の円板11
05,1106との間には蓄力器、例えばばね又は弾性
部材が配置されており、したがって相対運動に際して蓄
力器が円板状の部材1105,1106と部材1107
との間で力を伝達する。軸1108はフランジと回転不
能に結合されている。この場合には、歯又は歯車110
9が軸1108と形状接続で又は一体に結合されてい
る。歯車1109はセグメント歯車1110に噛合いか
つ電気モータが駆動されたときに中央の切換え軸111
1を回動させる。中央の切換え軸1111には伝動装置
の切換え棒の切換え口1113に係合するための単数又
は複数の切換えフィンガ1112a,1112bが配置
されている。切換えフィンガは前進段の切換えを作動
し、切換えフィンガ1112bはこの実施例では後進段
を作動するための切換え口を作動する。電気モータ11
02は同様にウオーム1120を有し、該ウオーム11
20はウオーム歯車1121と噛合う。ウオーム歯車は
軸1122の範囲にて支承されかつ歯車1123を有し
ている。この歯車1123は切換えフィンガ1124を
有している。切換えフィンガは中央の切換え軸の切欠き
1125に係合し、歯車1121が回動する際に切換え
フィンガが軸1122を中心として傾動させられるの
で、中央の切換え軸1111は軸方向に動かされる。こ
れにより切換えフィンガ1112a,1112bは軸方
向に上昇又は下降させられる。切欠き1125は切削、
例えばフライス加工で形成することができる。
【0159】図24は他の遠近法で該装置を示してい
る。この場合、切換えフィンガ1124は中央の切換え
軸1111の切欠き1125に係合して、フィンガ11
24が旋回した場合に中央の切換え軸の行程運動を制御
するようになっている。セグメント歯車1110は中央
の切換え軸1111の下方の端部範囲にねじ又はリベッ
ト部材1132を用いて又は溶接、例えば摩擦溶接、レ
ザー溶接、点溶接又はそれに類似したものによって結合
されている。切換えフィンガ1112a並びに切換えフ
ィンガ1112bはセグメント歯車1110と一体に構
成され、例えば薄板成形部材として製作されている。こ
の場合には輪郭は薄板の打抜きによって製作され、次い
で圧刻又は変形過程で加工される。
【0160】図25はフィンガ1124をもう一度部分
的に示している。このフィンガ1124は切欠き112
5に係合している。この場合、フィンガは歯車1121
と一体に結合されかつ軸1122を中心として回転可能
に支承されている。
【0161】図26は中央の切換え軸の一部をもう一度
示している。中央の切換え軸の下方端部には結合部材、
例えばリベットヘッド又はねじ結合によってセグメント
歯車1110が切換えフィンガ1112aと1112b
と結合されている。
【0162】切換えフィンガ1112aは切換え口11
13の1つに係合する。切換えフィンガ1112aを中
央の切換え軸1111の軸線に沿って移動させることに
より切換えフィンガは切換え口に係合させられ、これに
よって切換え作動装置の入れようとする変速段が選び出
される。この結果、まず入れようとする変速段の案内通
路が選ばれる。切換えフィンガ1112aを中央の切換
え軸1111の軸線を中心として回動させることによ
り、切換えフォーク1130は所属の切換え棒に沿って
移動させられ、ひいては伝動装置切換え及び変速段を入
れることが行なわれる。伝動装置の切換えに必要な切換
えフィンガ1112aの回転及び行程運動を生ぜしめる
ためには切換えモータ1101と選択モータ1102が
使用される。切換えモータは出力軸の回転運動をウオー
ムとウオーム歯車とを介して、つまりウオーム伝動装置
を介して、バイアスのかけられた弾性体の入力部材に伝
達する。この場合、入力部材は2つの円板1105と1
106によって構成されている。蓄力器を介して力はフ
ランジ1107にかつそこから軸1108にかつそこか
ら歯車1109に流れる。歯車1109は中央の切換え
軸のセグメント歯車1110と噛合っている。ウオーム
歯車、緩衝部材1105から1107並びに歯車110
9は回転可能に差込み軸に支承されている。この差込み
軸は符号1140で示されている。差込み軸1140は
片側で切換えモータのケーシングにかつ反対側でアクタ
ケーシングに支えられている。ウオーム歯車を弾性体、
例えば部材1105,1106に結合すること及び弾性
体の出力側をフランジ1107に結合することは有利に
は歯対偶、例えば図20から22に相応して内歯と外歯
とを介して行なわれる。
【0163】円筒歯車歯を介して回転運動は歯車110
9からセグメント歯車1110に伝達される。歯車11
09は同様にセグメント歯車として構成されていること
ができる。この場合、歯車1109の軸方向の寸法又は
長さは、中央の切換え軸の軸方向の移動のもとで、部材
1109と1110との間の歯の噛合が保証されたまま
に留まるように選ばれている。同様にセグメント歯車1
110も歯の噛合が保証されたままに留まるような軸方
向の長さを有することができる。この場合には歯車11
09は短く構成されていることができる。有利であるの
はセグメント歯車1110と切換えフィンガ1112
a,1112bとが形状接続により結合されているか又
は一体に構成されていることである。別の切換えフィン
ガ1112bが切換えフィンガ1112aに付加的に存
在していることができる。この場合には伝動装置は後進
段が前進段とは別の切換えフィンガで切換えられるよう
に構成される。この構成では切換えフィンガ1112b
も第2の切換えフィンガ及び/又はセグメント歯車と一
体に又は形状接続で結合されていることができる。
【0164】セグメント歯車1110と切換えフィンガ
1112a,1112bは中央の切換え軸と回動不能に
結合されている。この場合、中央の切換え軸はアクタケ
ーシングにプレス嵌めされた滑り軸受ブッシュに案内さ
れている。
【0165】選択モータは出力軸の回転運動をウオーム
とウオーム歯車、例えばウオーム伝動装置を介して偏心
体、例えば切換えフィンガ1124に伝達する。ウオー
ム歯車と偏心体は選択モータ1122の差込み軸の上に
回転可能に支承されている。この差込み軸は片側にて選
択モータのケーシングに支えられかつ反対側でアクタケ
ーシング自体に支えられることができる。偏心体、例え
ばフィンガ1124は中央の切換え軸に固定されている
か又は切換え軸と一体に構成された選択フォーク口、例
えば切欠き1125に係合するので、偏心体の回転運動
は中央の切換え軸をその軸線の方向に移動させる。
【0166】選択フォーク口1125は中央の切換え軸
に対して伝動装置切換えのために必要な行程及び回転運
動範囲において偏心体の位置とは無関係に回転運動が行
なわれ得るように構成されていることができる。これ
は、選択フォーク口1125の大きさが、中央の切換え
軸の回動により切換えフォークフィンガ1124が引続
き切換えフォーク口1125に係合したままに保たれる
ように選択されていることを意味する。
【0167】伝動装置を切換えるための歯車1109と
セグメント歯車1110の歯は、歯側面が回転軸の方向
に延びるように構成されている。中央の切換え軸の、伝
動装置の切換えに必要な行程及び回転運動範囲において
は、セグメント歯車及びことに固定的に結合された切換
えフィンガの、中央の切換え軸の軸方向の運動はセグメ
ント歯車の回転角とは無関係に行なうことができる。こ
れは歯車1109又は歯車1110が中央の切換え軸の
行程範囲に相当する長さを有し、中央の切換え軸が行程
一杯に移動した場合にも部材1109と1110との歯
の噛合が保証されたままに留められることで達成され
る。
【0168】選択するための切換えフィンガ1124は
円筒形に構成された部材として有利な形式で構成されて
いることができる。さらに選択過程を作動するためのフ
ィンガはフィンガの角度変化に際してフィンガの回動の
角度に比例して与えられる中央の切換え軸の軸方向の移
動を生ぜしめるように等けいひずみ円として又は等けい
ひずみ円形状の輪郭で構成されていることができる。こ
の場合には切換えフィンガの有効な半径が、中央位置か
ら外へ旋回する場合にほぼコンスタントに保たれ、これ
によって中央の切換え軸の行程距離に対する偏心体の旋
回角度の比がほぼ理想的な線形性を有し、選択フォーク
口と偏心体との間の遊びがどの角度位置でもほぼ変わら
ないことが達成される。
【0169】図27は電気モータと中央の切換え軸との
間の伝力経路に配置された弾性体の1実施例を示してい
る。この場合には円板状の部分1105は円板状の部分
1106と形状接続的に、例えばスナップ結合又は突起
1105aを介して結合されている。両方の部材110
5と1106との間には円板状の構成部分1107が配
置されている。部材1105は駆動側に内歯として構成
された歯1180を有している。この歯には例えば図2
3のウオーム歯車1104が噛合っている。部材110
7は軸方向に突出する鍔1107aを有している。この
鍔1107aは内側の範囲に歯1181を有している。
この歯1181には例えば軸1108が形状接続で結合
されている。
【0170】部材1105と1106は蓄力器1184
を受容するためにシェル状の受容範囲1182と118
3とを有している。部材1107は切欠き又は窓118
5を有し、この切欠き又は窓1185内には蓄力器が入
れられている。蓄力器を受容するための切欠き1182
と1183は蓄力器1184の軸方向の長さとほぼ同じ
である長さを有しているので、蓄力器はバイアスがかけ
られて受容部に受容され得る。構成部分1105,11
06とフランジ状の構成部分1107との間の相対回動
のもとで蓄力器1184が力で負荷される。この力負荷
により部材1105から部材1107へトルクの伝達が
行なわれる。蓄力器のバイアスは、伝達可能なトルクが
蓄力器のバイアス力よりも大きいとはじめて蓄力器の圧
縮が行なわれるように選ばれていることができる。次い
で作用しているモーメントが引続き上昇すると、蓄力器
はほぼこの力に比例して圧縮されかつ別のあらかじめ規
定可能な力値又はトルク値で、蓄力器の巻条がブロック
を成すか部材1105と1107の間のストッパがブロ
ックを成す状態に達する。この力値又はトルク値から力
の伝達はトルクが上昇すると形状接続により、蓄力器の
緩衝作用が発揮されることなく行なわれる。
【0171】さらに本発明の課題は、自動化された切換
え伝動装置の作動装置、例えばアクタであって、構成部
材の数が少なく、さらに伝動装置製造者と自動車製造者
のところで容易に組立可能でかつ必要な構成空間に関し
小さいものを提供することである。さらに既存の伝動装
置に大きな変更を実施する必要がないことが有利であ
る。
【0172】図29から図32までには本発明の別の実
施例が示されている。
【0173】切換え伝動装置1201の上には、アクタ
1202、例えば切換え過程と選択過程を作動するため
の電気モータ1203,1204と増速伝動装置とを有
する作動装置が固定されている。切換え運動は回転運動
として中央の切換え軸1205に伝達される。電気モー
タ1203から中央の切換え軸1205への運動の伝達
はウオーム伝動装置1206を介して行なわれる。電気
モータの回転運動はウオーム伝動装置を介して軸120
7に伝達される。さらに軸1207の上には回動不能に
歯1208がある。この歯はスリーブ1210に固定さ
れた歯車セグメント1209を駆動する。スリーブ12
10はピン1211を介して回動不能に中央の切換え軸
1205と結合されている。したがって軸1207の駆
動モーメントは中央の切換え軸に伝達される。
【0174】切換えパターンの案内通路の選択は中央の
切換え軸1205の昇降運動によって行なわれる。電気
モータ1204から中央の切換え軸への運動の伝達は同
様にウオーム伝動装置を介して行なわれる。電気モータ
の回転運動はウオーム伝動装置を介して軸1213に伝
達される。さらに軸1213は回動不能に短いレバー1
214を備えている。このレバー(又はフィンガ)の他
方の端部はスリーブ1210の外側の溝1215に係合
する。これによりレバー1214の旋回運動はスリーブ
1210の行程運動に変換される。このスリーブはピン
1211を介して中央の切換え軸1205に不動に結合
されている。したがってレバー1214の旋回運動は中
央の切換え軸の行程運動に伝達される。
【0175】選択過程の間、つまり中央の切換え軸12
05の行程運動の間、歯車セグメント1209は切換え
モータの歯車1208に沿って上下に滑動する。通路3
/4の内部の切換えに際して噛合は歯車1208の中間
の高さで行なわれる。通路1/2もしくは5/Rにおい
ては噛合は歯車1208の下の1/3もしくは上の1/
3において行なわれる。
【0176】信号と電気的なエネルギは外からソケット
(図示せず)を介してそれぞれ電気モータ1203と1
204に達する。
【0177】特に有利であるのは作動装置のためにスリ
ーブ1210を使用することである。このスリーブ12
10は完全なアクタを中央の切換え軸の端部に取付ける
ことを可能にする。このような解決は使用される多くの
自動車伝動装置の場合に有利である。何故ならば中央の
切換え軸は直接的に伝動装置に組込まれかつ切換えドー
ムもしくはインテグラルモジュールの構成部材ではない
からである。
【0178】図面に記述した実施例によってはすでに組
立済みのアクタ1202をすでに組立済みの切換え伝動
装置1201の上に取付けることが可能である。この場
合には中央の切換え軸1205がアクタもしくはスリー
ブ1210を貫通させられかつピン1211によりスリ
ーブ1210に回動不能に結合されていると合目的的で
ある。次いでアクタ1202は伝動装置ケーシングにね
じ結合される。
【0179】アクタは上方でスリーブ1210が通され
ている個所で軸シールリング1216によって外部の汚
れに対してシールされる。
【0180】図33から図38までには本発明の別の実
施例が示されている。伝動装置を作動するための装置は
切換えと選択とのために2つの作動軸を有し、該作動軸
がケーシングから突出している伝動装置を作動する。伝
動装置の内部の構造に基づき、純然たるアッドオン解決
に好ましいアクタケーシングを固定するためのねじ結合
アイと作動軸の支承個所は同じ部分の上には存在しな
い。
【0181】この場合に重要な点は、 ・ 2つの伝動段と軸製作誤差を補償するための付加的
な連行体とによる切換え軸の作動 ・ 小さな軸間隔変化に対して影響を受けない噛合形式
を用いた2つの伝動段による切換え軸の作動 ・ クランク装置を用いた選択軸の作動 である。
【0182】伝動装置は以下の特徴的な構成もしくは部
分を有している。すなわち、伝動装置ケーシング130
1、クラッチ吊鐘体1302、切換え軸1303。変速
段の切換えは切換え軸の回転により行なわれる。案内通
路選択は選択軸1305の回転1306によって行なわ
れる。同時にこれにより切換え軸1303の長手方向の
運動1307が行なわれる。切換え軸1303は唯一の
中央の切換え軸として切換えのための回転と選択のため
の並進運動を伴って使用することもできる。
【0183】伝動装置に伝動装置アクタをアッドオン固
定するためにはケーシング部分1301と1302のね
じ結合1308が役立つ。分離継目1309が示されて
いる。この存在するねじ点を使用することにより伝動装
置製造者のところでのケーシング変更は不要になる。
【0184】切換え軸1303と選択軸1305は内部
の中間部分を介してクラッチ吊鐘体1302のケーシン
グ部分に固定されている。
【0185】切換え軸1303もしくは選択軸1305
とねじ結合点1308との間の相対位置は比較的に大き
な製作誤差を伴っている。
【0186】図34には例としてEnsemble伝動
装置−伝動装置アクタ装置が示されている。図面におい
ては伝動装置1301、切換え作動のためのアクタケー
シング1311a、選択作動のためのアクタケーシング
1311b、伝動モータ切換え1312及び伝動モータ
選択1313が確認できる。
【0187】多くの実施例においては特に切換えアクタ
装置の範囲で、2から5の範囲における減速比を有する
第2の作動段の使用が有利である。この場合にはその一
定の減速比のために円筒歯車段が合目的的である。これ
によって軸間隔と軸の角度のずれの精度に対する要求が
与えられる。
【0188】図35には切換えアクタが横断面で示され
ている。伝動装置ケーシング1301には存在するねじ
結合点にアクトリックのための保持部分1314がねじ
結合されている。切換えのための伝動モータ1312は
それができるだけ伝動装置ケーシングに密接するように
かつ出力ピニオンの軸線が製作誤差を除いて伝動装置の
切換え作動軸1303に対して平行に位置するように配
置されている。上側においては切換え伝動モータ131
2にピニオン1315と歯セグメント1317とから成
る歯車段を有するケーシング1316がフランジ結合さ
れている。分割された両方の歯部分1315と1317
の軸間隔はこの配置では十分に小さい製作誤差で現実さ
れる。第2の伝動段を有するケーシング1316と切換
え伝動モータ1312は一緒に保持部分1314とねじ
結合されている(1318)。
【0189】歯セグメント1317は運動を軸1319
を介してケーシング1316から連行体1320に伝達
する。連行体1320はこの実施例の場合には溝が付け
られている(図36参照)。この溝内には伝動装置13
01の切換え作動軸1303の上に固定されたレバー1
320が突入する。このレバー1321は遊びを減少さ
せるため及び製作誤差の影響を受けないようにコンベッ
クスに有利には等けいひずみ円として成形されている
(1322)。
【0190】図示のヴァリエーションでは連行体132
0は、レバー1321に対する接触が切換え作動軸の最
上位1323と最下位1324の位置でまだ保証される
ように構成されていなければならい。伝動モータの磁極
鉢形体1325は連行体1320とレバー1321の旋
回範囲の外にある。
【0191】図示の配置はケーシング1316が薄板成
形部分として、Aluダイカスト鋳造部分として又はプ
ラスチック射出成形部分として製作されることできわめ
てコスト的に有利に構成することができる。歯セグメン
ト1317のために例えば精密切断又は精密打抜きが製
作法方としては適している。連行体1320は薄板変形
部分をベースとしている。この場合、溝の必要な安定性
は溶接又はかしめ1326によって達成することができ
る。
【0192】有利であることは保持部1314とケーシ
ング1316とが1体に構成されていることである。こ
の場合には切換え伝動モータは最上位の部材として配置
されている。同様に有利であるのは溝付きの連行体13
20とレバー1321との交換が成されていると有利で
ある。さらに有利であることは第2の伝動段の十分に正
確な軸位置がアクタケーシングにおける支承によってか
つ製作誤差の補償が第2の伝動段の出力部における連行
体によって与えられていることである。さらにコンパク
トな配置は第2の伝動段のケーシングと保持体との分離
によって与えられる。歯セグメント、軸及び溝付きの連
行体を有するアクタ出力部のコスト的に有利な製作は図
示の構造により実現される。
【0193】図37には切換えアクトリックの断面が示
されている。アクタケーシング1311aは存在するね
じ結合点1308において伝動装置ケーシング1301
と結合されている。切換え1312のための伝動装置モ
ータは、その重心ができるだけ垂直にねじ結合点130
8の上に位置するように配置される。出力ピニオン13
15の軸線はできるだけ伝動装置の切換え軸に対して平
行に位置するようにしたい。
【0194】出力ピニオン1315は切換え作動130
4を実現するために直接的に、切換え軸1303と結合
された歯セグメント1326を駆動する。切換えモータ
1312と出力ピニオン1315はアクタケーシング1
311aを介して伝動装置ケーシング1301と結合さ
れかつ切換え軸は内部の中間部分を介してクラッチ吊鐘
体1302と結合されているので、噛合いの軸間隔は強
く製作誤差を伴っている。噛合い遊びの影響をわずかに
保つことができるように有利にはセンチミリメータ範囲
の軸間隔変化に敏感でない噛合形式、例えば小さな係合
角度と負のプロフィール移動を有するエボルート噛合が
選択される。切換えアクトリックのコンパクトな配置と
伝動装置ケーシング1301からの切換えモータ131
2のできるだけわずかな間隔を達成するためには歯セグ
メント1320はクランク状に折曲げられて構成されて
いる。
【0195】アクタケーシング1311aは伝動装置1
301にねじ結合されたあとで、潤滑剤が外に出ること
を阻止するためにかつ噛合部を湿気と汚れから守るため
にプラスチックキャップ1327で閉じられる。プラス
チックキャップは切換え軸1303の選択運動を妨げな
いように構成されている。
【0196】切換えアクトリックの図示の配置のために
はアクタケーシング1311aのための製作方法として
はAluダイカスト鋳造又はプラスチック射出成形、場
合によっては繊維複合材料を用いたプラスチック射出成
形が有利である。閉鎖キャップ1327はプラスチック
射出成形体として構成され、歯セグメント1326のた
めには製作法方として例えば統合された変形ステップを
有する精密切断が適している。
【0197】図38はアクタケーシング1311bの断
面を示している。選択モータ1313はその出力軸が差
嵌められたモータレバー1329と共に選択軸1305
に対してできるだけ平行に位置するように、下方及び上
方に向かって開いたアクタケーシング1311bにねじ
結合されている。
【0198】モータレバーの選択運動は、回転可能に支
承された選択ピン1330を介して、選択軸1305に
トルク不動に結合された選択レバー1331に伝達され
る。選択レバー1331には選択ピン1330を受容す
るために溝が付けられている。この場合、選択ピンの直
径と溝幅とには遊びを減少させるためにできるだけ小さ
い製作誤差が与えられる。
【0199】選択レバーの製作方法としては、あとから
溝と孔が精密加工される打抜き又は精密切断が適してい
る。
【0200】図39と40には伝動装置の自動化された
作動のために伝動装置の中央の切換え軸の切換え及び選
択運動を作動するための本発明による作動装置が示され
ている。この場合には各作動のため、例えば軸の回転と
軸方向の移動のために1つの電気モータが設けられてい
る。図41aから41cにはそれぞれ装置の部材の断面
と側面が示されている。
【0201】装置1400は1つの電気モータ1401
を有し、該電気モータは出力側にウオーム伝動装置のウ
オーム1403を有している。このウオーム1403は
ウオーム歯車1405と噛合っている。このウオーム歯
車1405は軸を介して歯車、例えばピニオンと結合さ
れている。このピニオンはセグメント歯車1413の歯
と噛合っている。セグメント歯車1413には切換えフ
ィンガ1415が回動不能にかつ軸方向で不動に結合さ
れているか又は一体に構成されている。切換えフィンガ
1415は切換えフォーク口1416の1つに係合して
いる。フィンガ1415の回動のもとで切換えフォーク
が作動されかつ1つの変速段が入れられる。これは電気
モータ1402を用いた作動によって制御される。モー
タは可逆に作動されることができかつフィンガ1415
を往復旋回させることができる。これによって伝動装置
において1つの変速段又は他の変速段が入れられる。
【0202】切換えフィンガ1415を中央の切換え軸
1411の軸線に沿って移動させることによって切換え
フィンガは1つの切換フォーク口に係合させられる。こ
れによって、切換え伝動装置の入れようとする変速段又
は相応する切換え通路又は相応する変速段グループが選
択される。切換えフィンガ1415を中央の切換え軸1
411の軸線を中心として回動させることによって、切
換えフォークは所属の切換え棒に沿って移動させられ、
ひいては伝動装置の切換えが行なわれる。
【0203】伝動装置の切換えに必要な切換えフィンガ
1415の回転及び行程運動を生ぜしめるためには切換
えモータ1401と選択モータ1402が使用されかつ
制御ユニットによって制御される。
【0204】切換えモータはその回転運動をウオーム
と、ウオーム歯車と、間に接続されたバイアスのかけら
れた弾性体、例えば蓄力器とを有するウオーム伝動装置
を介して伝達し、そこから切換えるためのピニオン14
12に伝達する。ウオーム歯車1405、弾性体及びピ
ニオン切換え装置1462、例えばセグメント歯車は回
転可能に1つの差込み軸1414に支承されている。こ
の差込み軸1414は片側で切換えモータのケーシング
にかつ反対側でアクタケーシング1418に支えられて
いる。軸1414は両側でアクタ又はアクチエータのケ
ーシングに受容されかつ支承されていることもできる。
【0205】ウオーム歯車1405と弾性体の駆動側と
の結合及びトルク伝達及び弾性体の被駆動側と切換えの
ためのピニオン1412との結合は先きに記述したよう
に行なわれる。円筒歯車歯によってピニオン切換え装置
1412から回転運動はセグメント歯車1413に伝達
される。この場合、セグメント歯車1413と切換えフ
ィンガ1415は形状接続的に結合されるか又は一体に
構成されていることができる。別の切換えフィンガ14
15aはセグメント歯車1413又は切換えフィンガ1
415と形状接続的に結合されているか又はセグメント
歯車1413又は切換えフィンガ1415と一体に構成
されていることができる。
【0206】切換えを作動するためのセグメント歯車1
413と切換えフィンガ1415及び1415aは中央
の切換え軸1412と不動に結合されている。切換え軸
1412は例えば少なくとも1つの、アクタケーシング
1418にプレス嵌めされた滑り軸受ブッシュに案内さ
れている。
【0207】選択モータ1402はその回転運動をウオ
ーム伝動装置1404を介して選択運動を作動するため
のピニオン1406aに伝達する。ウオーム歯車140
4と選択するためのピニオン1406aは回転可能に差
込み軸1407の上に支承されている。この差込み軸1
407は片側で選択モータのケーシングに、他方の側で
アクタケーシング1418に支えられている。中央の切
換え軸1411の上には選択するためのラック1406
bが回転可能に支承されているので、中央の切換え軸1
411がその軸を中心として回動するとラック1406
bは回動させられない。ラック1406aとラック14
06bの歯は噛合いパートナの歯が相互に歯の側面にて
支えられていることにより互いに平行に保たれている。
軸間隔はこのようにして噛合の全副に亘ってコンスタン
トに保たれている。
【0208】選択するためのラック1406bは中央の
切換え軸1411の回転軸線に対して垂直な面1419
を有している。中央の切換え軸1411自体は適当な対
応面1420を有しているので、ピニオン歯の接線方向
力はラックを介して中央の切換え軸1411に伝達され
る。選択のためにピニオン1406aを回動させること
は選択のためのラック1406bを中央の切換え軸14
11とをその軸線に沿って移動させる。これによってセ
グメント歯車1413とピン1415と1415aは軸
方向に移動させられるのでピンは異なるフォーク口に移
動させることができる。
【0209】選択するためのラック1406bの長さが
制限されていることによってかつ構成的な処置、例えば
構成部分の縁に歯溝が部分的にしか押込み変形されてい
ないことにより、運動範囲を必要なものもしくは許容さ
れるものに制限する内部のストッパ1423が得られ
る。
【0210】選択のためのピニオン1406aと中央の
切換え軸1411の回転軸は互いに直交するので、中央
の切換え軸1411の、伝動装置切換のために必要な行
程及び回転運動範囲において回転運動が、選択するため
のピニオン1406aの位置と無関係に行なうこと及び
その反対が可能である。
【0211】選択のためのラック1406bは特殊な実
施例では、ラックが中央の切換え軸の回転軸線に沿って
スリット1430を有するように構成されている。スリ
ット1430は回転案内1421へ移行している。この
場合、回転案内はスリットの幅よりもわずかに大きい直
径を有している。中央の切換え軸1411は直径が著し
く減少させられた範囲1422を有しかつ選択のための
ラック1406bの回転案内と協働する。回転案内は局
部的に例えば選択のためのラック1406bの軸方向の
縁部範囲又は縁だけに構成されていることができる。選
択するためのラックはスリット1430で中央の切換え
軸の上に差嵌められる。切換え軸1411がスリット1
430に対してわずかに過剰な寸法を有していることに
よって、形状接続的な結合、例えばスナップ結合が達成
される。選択のためのピニオンが先に述べた内部のスト
ッパのために、選択のためのラック1406bに常に係
合しておりかつ軸間隔が先に述べた歯構造によって保証
されるのでラックは中央の切換え軸から押し下げられる
ことはない。
【0212】切換えのためのピニオン1412とセグメ
ント歯車1413の歯は、歯側面が回転軸の方向に延び
るように構成されている。伝動装置切換えに必要な中央
の切換え軸の行程及び回転運動範囲においては、セグメ
ント歯車と該セグメント歯車に不動に結合された切換え
フィンガは中央の切換え軸の軸線方向でセグメント歯車
の回転角とは無関係に移動させられることができる。
【0213】切換えのためのピニオン1412とセグメ
ント歯車1413の歯も、噛合パートナが例えば歯側面
にて互いに支えあうように構成されていることができ
る。
【0214】切換え運動が移動運動でかつ選択運動が回
転運動である中央の切換え軸1411の別の運動機構に
おいては、切換え運動が選択運動になりかつその反対に
なることで図示の構成原理を用いることができる。
【0215】中央の切換え軸1411はその端部範囲に
直径の減少された範囲1432を有している。この範囲
は終端ボタン1431で制限されている。
【0216】この範囲1432はラック1406bの切
欠き1433により受容され、回転可能であるが軸方向
に不動に支承されている。このためにラック1406b
はスリット1419の両側に側壁1435を有し、該側
壁1435はラック1406bが逃げることを阻止す
る。
【0217】本発明によれば自動車は駆動モータ、伝動
装置、トルク伝達系、例えばクラッチ、伝動装置の自動
化された作動のための装置を有している。この装置は制
御ユニットと制御ユニットによって制御可能な少なくと
も1つのアクタとを伝動装置の伝動比の自動化された切
換え/選択のために備えている。この場合、制御ユニッ
トは少なくとも1つのセンサと場合によっては他の電子
ユニットと信号結合されている。アクタは伝動比を切換
えるための伝動部材1416を作動するための第1の駆
動装置1401と伝動比を選択するため伝動部材141
1を作動するための第2の駆動装置1402とを有して
いる。この場合、第1の駆動装置1401は第1の伝動
装置、例えばウオーム伝動装置1403,1405及び
後ろに配置された円筒歯車伝動装置1412,1413
を介して、伝動比を切換えるための伝動装置1416又
は装置1411の部材を作動し、第2の駆動装置140
2は第2の伝動装置、例えばウオーム伝動装置140
4,1404aを介して伝動比を選択するための伝動装
置又は装置1411の部材を作動する。ウオーム伝動装
置1404,1404aには円筒歯車1406aが後置
されている。この円筒歯車1406aはラック1406
bと噛合う。この場合、ラック1406bは軸方向に移
動可能でかつ回動可能な軸1411の上に回転可能に支
承されて受容されている。有利であるのは、軸1411
が第2の駆動装置1402によりウオーム伝動装置14
04,1404aと後置された歯車1406aとラック
1406bとを介して軸方向に上昇可能でかつ下降可能
であることである。軸1411は第1の駆動装置140
1によりウオーム1403とウオーム歯車1405と場
合によっては後ろに接続された円筒歯車伝動装置141
2,1413を介して回動可能である。このためには軸
1411は少なくとも片側で装置のケーシングに支承さ
れている。軸1411は第1の駆動装置1401によっ
て回動可能でありかつ第2の駆動装置1402によって
軸方向に上昇及び下降可能である。この場合、ラック1
406bは軸1411の上に軸方向に不動ではあるが回
動可能に受容されておりかつラック1406bと噛合う
歯車1406aに対しては軸が回動したとしても回動可
能ではない。これは、ラックと歯車とが歯で相互にセン
タリングされていることで達成される。ラック1406
bは軸方向に孔1433又はスリット1430を有して
いる。この孔又はスリットは直径の減少された範囲14
32で軸1411を回動可能ではあるが軸方向に不動に
受容する。軸1411はラック1406bを回動可能に
保持する、直径の減少された範囲1432を有してい
る。この場合にはラックを軸方向で確保する終端ストッ
パ1431が軸と結合されている。終端ストッパ143
1は有利には軸と一体に構成されている。別の実施例に
おいてはラックは軸と形状接続で結合されている。別の
実施例においてはラックは軸とねじ山でねじ結合されて
いる。
【0218】ラックは中央に軸方向に延びる切欠き14
33、例えば孔と軸方向に延びるスリット1430を有
している。この場合、ラックはスリットを制限する可撓
性の弾性的な側壁1435をスリットの両側に有してい
る。
【0219】ラックはほぼ中空円筒形に構成されてい
る。この場合、ラックのスリットは歯に向き合う壁範囲
に配置されている。
【0220】有利であるのはラック1406b及び/又
はことに噛合う歯車1406aがプラスチック材料から
成っていることである。
【0221】図42には本発明の作動装置の1部分が示
されている。この場合には軸1411とこの軸と結合さ
れたセグメント歯車1413だけが示されている。さら
に図42には切換えフィンガ1415と1415aが示
され、該切換えフィンガは軸1411又はセグメント歯
車1413と固定的に結合されている。切換えフィンガ
1415,1415aは切換えフォーク口に係合するこ
とで切換えフォーク1416を、伝動装置にて変速段を
入れるために作動する。
【0222】軸1411の軸方向運動又は選択運動は軸
の駆動装置を介して、図42に示されていない歯車又は
ピニオンを用いて行なわれる。このためには軸の上方端
部には歯が構成されている。この歯は軸の円筒表面に構
成され、噛合部の個々の歯は円形に延びるか軸の部分角
度範囲に亘って延びる円セグメントとして構成されてい
る。これにより歯車は軸1411の歯1490と噛合
う。この場合、軸は無噛合部においてそれでも回動可能
である。これに関連して歯1490は、軸が回動可能で
あるように構成することもできる。噛合部1490の歯
は軸の軸線に対し同心的に構成されかつ配置されてい
る。
【0223】今日の交通密度のもとでは選択及び切換え
過程及び場合によっては連結過程を自動化することを目
的として一般的に公知である手動切換えの手動切換え伝
動装置に伝動装置アクタ装置を備えることが有利であ
る。
【0224】伝動装置内に突入する中央の切換え軸を有
する、ねじ結合可能な切換えドームを有する伝動装置の
場合には、先に述べた本発明による装置の実施例が有利
である。伝動装置が中央の切換え軸を有する切換えドー
ムを有しておらず、伝動装置から突出する切換え軸を有
していると、この切換え軸は切換え案内通路の選択のた
めに回動させられかつ切換え作動のために並進的に移動
させられる。このような伝動装置においては適当に、ア
クタを電気モータ駆動装置に連結することはこの切換え
軸にて行なわれる。伝動装置アクタ装置は電気モータで
駆動又は作動されるので、回転数及びトルクの調整のた
めには選択のためにも切換え作動のためにも別の付加的
な第2の伝動段が使用されると有利である(図43参
照)。
【0225】切換え作動のための第2の伝動段は主とし
て1つの歯車段と、歯セグメントの回転運動を直線運動
に伝達するレバーとから成っている。選択運動のために
は有利には第2の伝動段は立体的な4節リンクによって
形成されていることができる。
【0226】さらに有利であるのは切換え軸に固定され
た選択アームに対する切換え運動の影響がわずかである
か又は存在しないことである。
【0227】この選択アームが切換えに際して一緒に動
かされると、したがってここで連結解除が必要である
と、適当な制御戦略によって、選択モータが切換えの
間、補償曲線を介して後調整されることで連結解除が有
利な形式で達成される。
【0228】自動化しようとする伝動装置はその切換え
作動軸を含めて、以下の特徴もしくは構成部分を有して
いる。すなわち、伝動装置ケーシング、中間ケーシン
グ、リティナ(切換ラスティング)、切換え軸を有し、
変速段の切換えは切換え軸の移動によってかつ切換え通
路の選択は切換え軸の回動によって行なわれる。
【0229】伝動装置ケーシングにアッドオン伝動装置
アクチエータをセンタリングしかつ配置するため、例え
ば固定するためには伝動装置ケーシングにおけるねじ孔
が用いられる。伝動装置アクチエータの別の固定は他の
孔において行なうことができる。伝動装置において既存
の前記個所を利用することにより伝動装置製造者におけ
る伝動装置の変更は不要になる。
【0230】図43においては伝動装置ケーシング15
01は伝動装置アクチエータと共に示されている。図面
からは伝動装置ケーシング1501、切換えモータ15
11、モータプレート1512、アクタケーシング15
13、伝動装置ケーシングに対して伝動装置アクチエー
タをセンタリングするための支承ピン1514、切換え
レバー1515、選択アーム1516、4節リンクの連
接棒1517、選択モータ1518、アクチエータ保持
体1519が確認される。位置1510においてアクチ
エータ保持体1519は伝動装置ケーシングとねじ結合
されている。
【0231】図44には伝動装置アクチエータの横断面
が示されている。アクチエータケーシング1513は支
承ピン1514を介して伝動装置ケーシングの上にセン
タリングされている。そこで支承ピンは孔に係合してい
る。アクチエータケーシング1513内にはモータピニ
オン1522と歯セグメント1523とから成る歯車段
がある。歯セグメント又はセグメント歯車1523は切
換えレバー1515と一緒に支承ピン1514の上に回
動可能に支承されている。これによって切換え軸150
4とモータピニオン1522に対する歯セグメント中心
点の間隔は小さい製作誤差を伴って固定される。歯セグ
メント1523はその旋回運動を形状接続的な結合を介
して切換えレバー1515に伝達する。切換えレバー1
515の旋回運動は、軸の開口に係合する球ヘッド15
24を介して直線的な切換え運動1507に変換され
る。選択アーム1516には、その際に生じる球ヘッド
の高差を補償するためにスリットが付けられている。図
示の配置は、アクタケーシング1513が薄板成形部分
として、Aluダイカスト鋳造部分として又はプラスチ
ック射出成形部分として製作されることで、制作費用を
きわめて低減して構成することができる。歯セグメント
1523のためには有利には精密切断、焼結又は精密鋳
造法が適している。切換えレバー1515は鋳造又は打
抜きによって製造することができる。第2の伝動段の正
確な軸位置がアクタケーシングにおける歯セグメントと
モータピニオンの支承によって十分に公知であると有利
である。レバー伝達比の十分に正確な軸位置は切換えレ
バーを支承ピンに支承することによって有利に達成でき
る。
【0232】図45には選択アクチエータ装置の立体的
な4節リンクが図示されている。選択モータの軸152
5は伝動装置ケーシングに固定されたアクチエータ保持
体に支承されている。選択レバー1521は選択モータ
軸1525に差嵌められている。これにより選択レバー
1521の、伝動装置1501に対する位置、ひいては
切換え軸1504に対する位置は明確に規定される。選
択レバー1521を回転軸1525を中心として回動さ
せると、選択アーム1516は連接棒1517を介して
連結されかつ回動させられる。この回動は形状接続的な
結合を介して切換え軸1504に伝達され、これによっ
て切換え通路の選択のために旋回運動1508を生ぜし
める。
【0233】4節リンク解決策では選択アーム1516
が切換えに際して一緒に動かされ、これによって4節リ
ンクのレバー比と選択アーム1516の位置に対する選
択レバー1521の位置の関係が変化させられる。4節
リンクの緊定を回避するためには選択レバーは切換え過
程の間、補償特性線に応じて回動させられる。
【0234】図示の配置は、選択レバー1521が精密
切断部分、打抜き部分、鋳造部分又はプラスチック射出
成形部分として製作することで、数多くの構成部分を使
用することなく構成することができる。連接棒1517
のためには棒の丸材又はプラスチック射出成形が適して
いる。選択アームは鋼鋳造体として又は溶接グループと
して製作することができる。
【0235】選択モータ軸をアクタ保持体1519に支
承することで、選択レバー1521の位置は選択アーム
1516に対して十分に正確に規定される。選択アクタ
装置に対する切換え運動の作用をソフトウエア側で補償
することによって数の少ない、簡単な構成部分を用いた
配置が可能である。4節リンク解決策では4つの切換え
通路に亘って選択することもできる。
【0236】図46には滑子解決策の主要な構成部分が
示されている。選択レバー1521を選択モータ軸15
25を中心として回動させることで選択アーム1516
は載着された滑子1526を有する球ヘッドを介して変
位させられる。選択アーム1516と切換え軸1504
との間の形状接続的な結合を介して選択運動が生ぜしめ
られる。選択アーム1516が溝状に構成されているこ
とにより、滑子1526は妨げられずにその位置を切換
え過程の間維持する。したがって滑子の位置の変化で選
択アクタ装置の伝達比が変わることはない。
【0237】本願の特許請求の範囲は請求形態の提案で
あるにすぎず、他の特許権利の請求を放棄するものでは
ない。出願人はこれまで明細書の本文及び/又は図面に
開示した特徴に対する特許の請求を保留する。
【0238】従属請求項の引用はそれぞれの従属請求項
の特徴による主請求項の発明の変化実施態様を示すもの
である。つまり、これは引用した従属項の特徴の独立し
た、物の発明としての特許の請求を断念したものと解さ
れるべきではない。
【0239】又、従属請求項の発明は先行する従属請求
項の発明とは無関係な独立した発明でもある。
【0240】又、本発明は明細書の実施例に限定される
ものではない。むしろ本発明の枠内で数多くの変化実施
例が考えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】自動車の概略図。
【図2】本発明によるアクタの断面図。aは切換え機構
の略示図。
【図3】本発明によるアクタの断面図。
【図4】本発明によるアクタの断面図。
【図5】aは本発明によるアクタの断面図。bは本発明
によるアクタの断面図。cはアクタの1部を示した図。
【図6】aは1つの部材を蓄力器と共に示した図。bは
1つの部材を蓄力器と共に示した図。
【図7】アクタと伝動装置の1部を示した図。
【図8】本発明によるアクタの断面図。
【図9】本発明によるアクタの断面図。
【図10】本発明によるアクタの断面図。
【図11】本発明によるアクタの断面図。
【図12】アクタの1つの部材を示した図。
【図13】本発明によるアクタの断面図。
【図14】テーブル。
【図15】aはセンサの配置を示した図。bはセンサの
配置を示した図。
【図16】aは線図、bは線図、cは線図。
【図17】aはセンサの配置を示した図。bはセンサの
配置を示した図。cはセンサの配置を示した図。dはセ
ンサの配置を示した図。
【図18】aはセンサの配置を示した図。bはセンサの
配置を示した図。cはセンサの配置を示した図。
【図19】aは線図。bは線図。
【図20】本発明による装置を示した図。
【図21】本発明による装置を示した図。
【図22】本発明による装置を示した図。
【図23】本発明による装置を示した図。
【図24】本発明による装置を示した図。
【図25】本発明による装置を示した図。
【図26】本発明による装置を示した図。
【図27】本発明による装置を示した図。
【図28】本発明による装置を示した図。
【図29】本発明による装置を示した図。
【図30】本発明による装置を示した図。
【図31】本発明による装置を示した図。
【図32】本発明による装置を示した図。
【図33】本発明による装置を示した図。
【図34】本発明による装置を示した図。
【図35】本発明による装置を示した図。
【図36】本発明による装置を示した図。
【図37】本発明による装置を示した図。
【図38】本発明による装置を示した図。
【図39】本発明による作動装置を示した図。
【図40】本発明による作動装置を示した図。
【図41】aは図39の断面図、bは図39の平面図、
cは図39の断面図。
【図42】作動装置の1部を示した図。
【図43】伝動装置ケーシングを伝動装置アクタと共に
示した図。
【図44】伝動装置アクチエータの横断面図。
【図45】選択アクタ装置の4節リンクを示した図。
【図46】滑子解決策の主要構成部分を示した図。
【符号の説明】
1 駆動モータ、 2 トルク伝達系、 3 伝動装
置、 7 制御ユニット、 8 作動装置、 24 セ
ンサ、 101,102 伝動装置部材、 103,1
04 駆動装置、 107,108 ウオーム伝動装
置、 110,111 円筒歯車伝動装置、 121,
122 ウオーム伝動装置、 123 円筒歯車、 1
24 ラック
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 アンドレアス ロック ドイツ連邦共和国 ビュール コルピング シュトラーセ 24

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動モータと伝動装置とトルク伝達シス
    テム、例えばクラッチとを有する自動車であって、前記
    伝動装置の自動化された作動のために、制御ユニットと
    該制御ユニットにより制御可能な、前記伝動装置の伝動
    比の自動化された切換え/選択を行なう少なくとも1つ
    のアクタとを有する装置を備え、前記制御ユニットが少
    なくとも1つのセンサと信号結合され、前記アクタが伝
    動比を切換えるために伝動部材を作動するための第1の
    駆動装置と、伝動比を選択するために伝動部材を作動す
    るための第2の駆動装置とを有している形式のものにお
    いて、前記第1の駆動装置が第1の伝動装置、例えば後
    置された平歯車伝動装置を有するウオーム伝動装置を介
    して前記伝動装置の部材を伝動比の切換えのために作動
    し、前記第2の駆動装置が第2の伝動装置、例えばウオ
    ーム伝動装置を介して前記伝動装置の部材を伝動比を選
    択するために作動し、当該ウオーム伝動装置に1つの円
    筒歯車が後置されており、該円筒歯車がラックに噛合っ
    ており、該ラックが軸方向に可動な、回動可能な軸に旋
    回可能に受容されていることを特徴とする、自動車。
  2. 【請求項2】 前記第2の駆動装置により前記軸が1つ
    のウオーム伝動装置と後置された1つの歯車と前記ラッ
    クとを介して軸方向に移動可能である、請求項1記載の
    自動車。
  3. 【請求項3】 軸が第1の駆動装置でウオームとウオー
    ム歯車と場合によっては後ろに接続された円筒歯車伝動
    装置を介して回動可能である、請求項1記載の自動車。
  4. 【請求項4】 前記軸が前記第1の駆動装置により回動
    可能でありかつ前記第2の駆動装置により上下動可能で
    あり、この場合、前記ラックが前記軸の上で軸方向に不
    動であるが回動可能でありかつ前記軸が回動すると前記
    ラックと噛合う歯車に対し回動可能ではない、請求項
    1,2又は3記載の自動車。
  5. 【請求項5】 前記ラックが孔又は軸方向のスリットを
    有し、該孔又はスリットが前記軸の減経範囲を回動可能
    ではあるが軸方向に不動に受容している、請求項1から
    5までのいずれか1項記載の自動車。
  6. 【請求項6】 前記軸が前記ラックを回動可能に保持す
    る減経範囲を有し、前記ラックを軸方向に確保する終端
    ストッパが前記軸と結合されている、請求項5記載の自
    動車。
  7. 【請求項7】 前記終端ストッパが前記軸と一体に構成
    されている、請求項6記載の自動車。
  8. 【請求項8】 前記終端ストッパが前記軸に形で結合さ
    れている、請求項6記載の自動車。
  9. 【請求項9】 前記終端ストッパが前記軸にねじで螺合
    させられている、請求項6記載の自動車。
  10. 【請求項10】 前記ラックが中央に軸方向に延びる切
    欠き、例えば孔と軸方向に延びるスリットとを有し、こ
    の場合、前記ラックが前記スリットを制限する可撓性の
    弾性の側壁を有している、請求項1から9までのいずれ
    か1項記載の自動車。
  11. 【請求項11】 前記ラックのスリットが歯に向き合っ
    た壁範囲に配置されている、請求項10記載の自動車。
  12. 【請求項12】 前記ラック及び/又は該ラックと噛合
    う歯車がプラスチック材料から製作されている、請求項
    10記載の自動車。
  13. 【請求項13】 駆動モータと伝動装置とトルク伝達シ
    ステム、例えばクラッチとを有する自動車であって、前
    記伝動装置の自動化された作動のために、制御ユニット
    と該制御ユニットにより制御可能な、前記伝動装置の伝
    動比の自動化された切換え/選択を行なう少なくとも1
    つのアクタとを有する装置を備え、前記制御ユニットが
    少なくとも1つのセンサと信号結合され、前記アクタが
    伝動比を切換えるために伝動部材を作動するための第1
    の駆動装置と、伝動比を選択するために伝動部材を作動
    するための第2の駆動装置とを有している形式のものに
    おいて、前記第1の駆動装置が第1の伝動装置、例えば
    後置された平歯車伝動装置を有するウオーム伝動装置を
    介して前記伝動装置の部材を伝動比の切換えのために作
    動し、前記第2の駆動装置が第2の伝動装置、例えばウ
    オーム伝動装置を介して前記伝動装置の部材を伝動比を
    選択するために作動し、当該ウオーム伝動装置に1つの
    円筒歯車が後置されており、該円筒歯車が噛合部に噛合
    っており、該噛合部が軸方向に可動でかつ回動可能な軸
    の上に当該軸の軸線に対して同心的に配置された歯で構
    成されていることを特徴とする、自動車。
  14. 【請求項14】 伝動装置及び/又はクラッチの自動化
    された作動を行なう装置を有する自動車において、該装
    置が本願明細書に相応した特別な作用形式と構成を特徴
    とする、自動車。
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