JPH11315489A - 上質紙用の原紙の製造方法 - Google Patents

上質紙用の原紙の製造方法

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JPH11315489A JP10262006A JP26200698A JPH11315489A JP H11315489 A JPH11315489 A JP H11315489A JP 10262006 A JP10262006 A JP 10262006A JP 26200698 A JP26200698 A JP 26200698A JP H11315489 A JPH11315489 A JP H11315489A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上質紙用の原紙を製造する方法に関しする。 【解決手段】 本発明の原紙はメカニカルパルプと化学
パルプとの混合物から作られている。使用される化学パ
ルプは、メカニカルパルプに近い弾性モジュラスと大き
な結合強度とを有する軟材の化学パルプで構成されてい
る。結合強度が400J/m2 の時に6000N/mm
2 より小さい弾性モジュラスを有するシートを製造する
軟材の化学パルプを用いてることが望ましい。この種の
パルプは、同じ光散乱係数において良好なスコットボン
ド強度を有する。この方法で製造された原紙は、原紙が
大きな結合強度を有することが必要な二重コーティング
された上質紙に使用可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コーティングされ
た上質紙や印刷用紙を製造するための基礎紙として使用
される原紙を製造するための、特許請求の範囲第1項の
前文に記載されたプロセスに関する。この種の紙又は印
刷用紙は漂白された化学パルプで構成されている。
【0002】本発明は、特許請求の範囲第13項の前文
に記載された上質紙用原紙、及び特許請求の範囲第14
項の前文に記載されたプロセスにも関する。
【0003】コーティングされた、特に二重にコーティ
ングされた上質紙の特有な問題は、印刷用着色料からの
水や溶剤が乾燥によって除去される時に、ペーパーウェ
ブが印刷機の乾燥機で裂け易いことである。この問題
は、二重コーティングが紙の表面に非常に緻密なコーテ
ィング層を形成し、原紙から蒸発した蒸気がこれを透過
できないことに起因している。この蒸気は、主として紙
に通常4〜5%含有されている水分から発生し、原紙の
強度がこの蒸気圧に耐えられない場合に、この水分から
形成された気泡が紙を破る。
【0004】前述の問題はふくれと称され、紙の所要内
部結合強度(z方向強度)はスコットボンド値(ScottB
ond value)で測定される。
【0005】
【従来の技術】従来は、紙の原紙のふくれを減らすに
は、化学パルプの叩解(beating) を増加し繊維同士の間
の結合を良好にしていた。この解決策は、叩解の増加
が、結合表面積に対する強度の比で表現される結合強度
を向上させない欠点を有する。叩解の増加は多くの問題
を生じる。第一に、叩解を増やすと紙の脱水が阻害され
る。したがって、ウェブ形成後に紙が製紙機械のウェッ
ト・プレス部に移送され、次いで上昇して乾燥部に運ば
れる際に、紙の含水量が高くなり過ぎる。その結果、紙
がウェット・プレス部や乾燥部のローラに付着し易くな
り、ウェブが破れるリスクが増大する。更に、含水量が
高くなるとウェブの強度が小さくなり、それ自体でウェ
ブの破れるリスクが増大する。
【0006】第二に、パルプが過大な叩解を受けると乾
燥した紙の性質も望ましくないように変化する。叩解を
増加すると、紙の密度が大きくなり、その結果、紙の腰
が無くなる。これは紙の縁を波うたせるので、製紙機械
において走行性の問題を生じる。紙の密度が増加する
と、化学パルプの繊維同士は益々緻密に結合し、弾性モ
ジュラスが高くなる。すると、紙は脆くなり、製紙機械
や印刷機によって生じる歪みに耐える靱性(toughness)
が不十分となる。
【0007】シート・オフセット印刷技術では別個の乾
燥機は使用されないけれども、紙の内部結合強度が不十
分であると、シート・オフセット印刷の際にも問題を生
じることに言及しておかなければならない。シート・オ
フセット印刷では、印刷用着色料が粘っこいので問題が
起こる。紙が印刷の際の把持から解放される際に、紙の
表面と濡れている印刷用着色料とが互いにくっつき合
う。紙の内部結合強度が印刷用着色料の内部凝集力に比
べて充分に大きくないと、紙の表面は印刷用着色料に随
伴して、紙はシートの真ん中で裂けてしまうであろう。
この問題の解決にも、化学パルプの叩解の増大が利用さ
れている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の一つの目的
は、これらの従来の技術の問題点を解消し、コーティン
グされた上質紙用の原紙として用いることのできるペー
パーウェブを製造する全く新規な方法を提供することに
ある。特に、本発明の目的は、優れた地合いと強力な結
合を形成する能力を有するペーパーウェブを提供するこ
とにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、メカニカルパ
ルプと化学パルプの混合物から原紙を形成するアイデア
に基づいたもので、使用される化学パルプは、大きなス
コットボンド(ScottBond) 強度と軟材の化学パルプとし
ては比較的小さい弾性モジュラスを有する軟材の化学パ
ルプからなっている。この弾性モジュラスは、化学パル
プのスコットボンド強度が400J/m2 の場合に、6
000N/mm2 より小さい。こうして、砕木パルプと化
学パルプの混合物から製造された紙は、高いスコットボ
ンド強度と大きな靭性の両方を兼ね具えている。
【0010】更に詳しくは、本発明の方法は特許請求の
範囲第1項の特徴部分に記載された事項によって特徴付
けられている。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明によって多くの利点が得ら
れる。即ち、本発明によって製造されたパルプは、同じ
表面結合剤の量即ち同じ光散乱でありながら、比較対象
のパルプよりも良好な結合強度を有する。この原紙は、
特に原紙に大きい強度を必要とする二重にコーティング
された上質紙の製造に使用可能である。それ自体の結合
強度は充分ではない他の繊維成分をこの原紙に組み入れ
ることができる。特別な例として、アスペンの砕木パル
プと軟材の化学パルプとの混合物からの上質紙の製造が
挙げられ、これによって最終製品として強力な紙が得ら
れ、この紙は良好な白色度、不透明性、非常に平滑な表
面を有する。軟材の化学パルプは良好な結合強度を有す
るので、アスペンの砕木はパルプの乾燥材料の20〜6
0%の量まで使用可能である。
【0012】本発明の技術的解決策によれば、繊維を保
護する化学パルプ製造法によって製造された化学パルプ
を使用しているので、繊維の強度は良好に維持されてい
る。繊維のリグニンを選択的に除去し炭水化物は残すよ
うに、蒸煮を選択的に行う必要がある。本発明によれ
ば、これらの目的はバッチ式蒸煮を使用することによっ
て達成されることが見出された。特に好ましい実施例に
おいては、延長型バッチ式蒸煮(extended Superbatch
cooking)が行われる。
【0013】化学パルプの強度に関しては、このパルプ
製造法だけでは充分ではなく、本発明によって製造され
た化学パルプは繊維同士の間に充分な結合を持つことが
必要である。本発明では、バッチ式蒸煮で製造された軟
材のパルプを、過酸化物とオゾンとによる漂白段階を含
むTCF漂白で漂白することによって、特に良好な強度
特性が得られることが判明した。これらの酸化薬品は繊
維上にカルボキシル基を形成し、これらの基は漂白され
たパルプの強度を改善する。
【0014】繊維同士の間の結合を形成するこの酸基の
重要性は、「パルプと紙の科学」誌(Journal of Pulp
and Paper)」、23(1997)J59−J61におい
て、Barzyk, D 他が述べている。この論文によれば、結
合強度はカルボキシル基に基づくものである。しかし、
本発明においては、決定的なのは酸基の量だけではな
く、蒸煮と漂白工程の条件も重要であることが判明し
た。
【0015】上述のように、叩解によってパルプの性質
を調整する場合、即ち叩解の度合いを高くしてスコット
ボンド強度を上昇させる場合には、化学パルプ並びに例
えば硬質材の砕木は非常に異なる弾性モジュラスを持ち
(化学パルプは非常に高い剛性を有する)、このことは
これらのパルプから作られた混合物の靭性に関しては好
ましくない。この問題は、本発明では発生しない。この
理由によって、本発明によれば、上質紙の原紙として優
れた硬質材の砕木パルプと化学パルプとの混合物が得ら
れる。
【0016】好適実施例によれば、原紙の製造に使用さ
れる化学パルプは、改善されたバッチ式蒸煮法(Superb
atch cooking) として公知の蒸煮法によって製造され
る。この蒸煮法は文献(例えばMalinen, R.Paperi ja P
uu (紙と木材),75 (1993) 14-18 参照) に記載されてい
る。この蒸煮法は、硫酸塩蒸煮法のようにアルカリ性の
蒸煮液を使用する改良された蒸煮法であるが、粘度の著
しい低下なしに化学パルプのκ数を低くするように、脱
リグニン処理を行える。このスーパーバッチ・プロセス
の場合、パルプはκ数20以下になるまで蒸煮される。
【0017】本発明の好適実施例によれば、バッチ式蒸
煮によって製造された軟材パルプは、TCF漂白法によ
って漂白される。好適な漂白の順序は次の通りである。 (Q)−O−Z−P−Z−P (Q)−O−Z−E−Pn O−(Q)−Z−E−P−Z−E−P O−Z−(Q)−Pn O−X−Z−Pn ここでO=酸素処理 P=過酸化物処理 Pn =複数回の過酸化物処理段階 E=アルカリ処理 Q=錯生成剤での処理 X=酵素処理 酸素による脱リグニン処理(O段階)と酸化薬品によっ
て行われる漂白処理(即ちZ段階)との間に、高温での
酸処理(A段階)を行ってもよい。
【0018】パルプの漂白を二つのオゾン段階と少なく
とも二つの過酸化物段階とによって行うことが、特に好
ましい。酸化薬品によって行われる処理の間で、種々の
アルカリ処理(E又はEO)の際にパルプを抽出し、及
び/又はそれを水洗することができる。
【0019】前述の処理の結果、比較対象のパルプより
も良好な内部結合強度を有するパルプが得られる。この
パルプは少なくとも40mモルのカルボン酸基/kg乾
燥パルプを含んでいる。本発明で使用されるこの化学パ
ルプの弾性モジュラスは6000N/mm2 より低く、
特にスコットボンド強度が400J/m2 の場合には5
000N/mm2 以下であることが望ましい。
【0020】上述のように、化学パルプをアスペンの砕
木と混合し、得られた繊維状基礎材料をどろどろに溶か
し、この原料からウェブを形成し、このウェブを製紙機
械上で乾燥して基礎紙を形成することによって、原紙を
得ることができる。一般に、このパルプはポプラ(Popu
lus )科の樹木で作られたメカニカルパルプから製造さ
れる。好適な種は、P.tremula, P.tremuloides, P.bals
amea, P.balsamifera,P.trichocarpa, P.heterophylla
等である。好適実施例では、アスペン(trembling aspe
n, P.tremula; Canadian aspenとして公知のアスペン,
P.tremuloides)又は異なる基礎となるアスペン(aspen
)を交配することによって作られた雑種aspen として
知られているaspen の変種、遺伝子組み換え技術によっ
て作られた他の種、又はポプラを使用している。aspen
、雑種aspen 又はポプラで作られた砕木(GW)、圧
搾砕木(PGW)又は熱的メカニカルパルプ(TWP)
を使用することが望ましい。
【0021】このアスペンのメカニカルパルプは、約1
0〜20%の+20〜+48メッシュの繊維を含有して
いることが好ましく、これによってパルプに機械的強度
が与えられる。光の散乱を良好にするために、+10
0、+200及び−200の画分は可能な限り大きくす
るべきである。これらはパルプ全体の50%以上である
ことが望ましい。特に、パルプ全体に対するその割合は
70%以上、好ましくは80%以上である。一方、製紙
機械での脱水が困難になるので、最小の画分即ち−20
0メッシュがあまり大き過ぎてはならない。この画分の
割合は50%より小さく、特に45%より小さいことが
望ましい。
【0022】本発明のパルプは優れた機械的特性を有す
るので、メカニカルパルプの割合は、紙の強度を基本的
に損なうことなしに原料の乾燥材料の70重量%にまで
もすることができる。代表的な例としては、メカニカル
パルプの割合は少なくとも20%、特に30〜60重量
%である。
【0023】上述した事項に基づいて、本発明によれ
ば、特に好ましい原紙の組成は次の通りである。繊維材
料の30〜60重量%がアスペンから作られたメカニカ
ルパルプからなり、70〜40重量%が軟材の化学パル
プからなっている。軟材(特に松)の化学パルプのスコ
ットボンド強度は、光散乱係数が22m2 /kgの場合
に少なくとも400J/m2 であり、且つこのパルプは
少なくとも40mモルのカルボン酸基/kg乾燥パルプ
を含んでいる。
【0024】本発明の基礎紙を2回コーティングするこ
とによって、高品質の上質紙を製造することができる。
最初のコーティングは、例えばフィルム・プレス法とし
て公知の方法で行われ、2回目のコーティングはブレー
ド・コーティングによって行われる。フィルム・プレス
法によってウェブに付与されるコーティング用着色料の
量は、代表的な例では約5〜50g/m2 であり、一
方、ドクター・ブレード・コーティングの場合のこれに
対応する量は、10〜60g/m2 である。ここに示し
たコーティングの量は、コーティング用着色料の乾燥材
料から計算されたものである。
【0025】次に、添付の図面と実施例を参照して、本
発明を更に詳細に説明する。これらの実施例では、次の
測定標準が使用された。 −化学パルプのISO白色度:SCAN−CM11及び
SCAN−P3 −光散乱係数:SCAN−C27 −スコットボンド強度:Tappi T833 −白色度:SCAN−P3:93(D65/10°) −不透明度:SCAN−P8:93(C/2) −表面粗度:SCAM−P76:95 −Bendtsen粗度:SCAN−P21:67 −光沢:TappiT480(75°)及びT653
(20°) −弾性モジュラスの測定:SCAN−P−38(試験片
サイズ及び引っ張り速度) 弾性モジュラスの測定の場合、標準SCAN−C26に
したがってシートが準備され、乾燥が行われた。
【0026】
【実施例】実施例1 化学パルプの内部結合強度 軟材の化学パルプで作られたシートのスコットボンド強
度は、繊維同士の間の結合表面の広さと結合の強度とに
よって影響される。結合表面の大きさは、シートの作成
に使用される化学パルプの叩解の度合いに大きく依存し
ている。叩解が増大すると、結合面積と同時に結合強度
が増加する。結合強度を比較するできるように、この実
施例では、異なる化学パルプの内部結合強度を光散乱係
数の関数として測定している。このやり方は、前述のJo
urnal of Pulp and Paper Science, 23 (1997), J59-J6
1,図3と4のBarzyk他の論文に述べられている。軟材の
化学パルプの場合、光散乱係数は繊維同士の結合表面の
大きさの指標であり、結合表面が大きいほど光散乱係数
は小さくなるものと考えられている。
【0027】このテストにおいて、化学パルプの内部結
合強度と光散乱係数は、0〜200kW/ トンの範囲の種
々のエネルギー量でEscher-Wyss 精製装置内でパルプを
叩解することによって調整された。叩解の比エッジ荷重
(specific edge load)は3Ws/mであった。この結果
は図1に示されている。この図では、同じ結合表面積即
ち同じ光散乱係数において高いレベルに伸びている曲線
が、より大きい結合強度を示している。
【0028】グラフ1〜3は、連続バッチ式蒸煮(スー
パーバッチ)によって製造されたセルロース・パルプを
2回のオゾン処理段階と2回の過酸化物処理段階(ZP
ZP)を使用して無塩素漂白(TCF)したものを示
す。グラフ4と5は、連続式蒸煮法によって製造された
パルプを1回のオゾン処理と1回の過酸化物処理(Z
P)を使用して無塩素漂白(TCF)したものを示す。
この蒸煮の結果は、前述のバッチ式蒸煮と比べて不均質
であり、弱い繊維が製造された。この繊維は容易に潰れ
て光散乱係数を低下させ、曲線を左方に移動させる。方
法1〜3及び4と5によって製造されたパルプは、少な
くともほぼ同量のカルボン酸基(それぞれ41〜47me
kv/ kg及び42〜46mekv/ kg)を含有している。
【0029】グラフ6〜9は元素の塩素を使用しないで
漂白(ECF漂白)されたパルプを示す。蒸煮6の出発
原料はフィンランドの北部で得られた原材料であった。
これは大きな比表面積(m2 /g繊維)を与えるサイズ
の小さい繊維を含み、したがって、その光散乱係数は好
ましいものである。カルボン酸基の濃度は34mekv/k
gであった。蒸煮7の出発原料は東部フィンランドで得
られたもので、化学パルプはバッチ式蒸煮で製造され
た。グラフ8と9は連続蒸煮によって作られ、ECF漂
白によって漂白されたパルプの内部結合強度を表す。カ
ルボキシル基の濃度は27〜34mekv/ kgであった。
これらのグラフは、パルプ1〜3は同じ光散乱係数にお
いて、他のパルプよりも大きい結合強度の値を与えるこ
とを示している。パルプが多く叩解された場合にはこの
差はより目立って来る。
【0030】次に、前述のパルプの中の三つが選ばれて
シート形成テストが行われた。パルプは上述と同じバッ
チから得られたものではないが、パルプAはパルプ1〜
3に対応し、パルプBはパルプ6に対応し、パルプCは
パルプ7に対応していた。これらのパルプは、叩解度
(排水度)がCSF380mLになるように実験室用のVa
lleyビーターで精製された。次に、各テスト点において
シートが60%の化学パルプと40%のポプラのPGW
パルプ(Popula科のaspen)を含むように、これらのパル
プからシートが製造された。
【0031】光散乱係数に対するこれらの混合シートの
結合強度が測定されて、図2に示す結果が得られた。こ
れらの差は小さいが、化学パルプAはパルプBとCより
も良好な結果を示していることは明らかである。この傾
向は純粋なパルプに関しても同じであり、換言すれば、
比較対象のパルプはそれぞれが本発明の要素の一部を含
んではいても、本発明のバッチ式蒸煮とTCF漂白との
組合せによって、比較対象のパルプの場合よりも良好な
結合強度が得られる。
【0032】最後に、スコットボンド強度に対して弾性
モジュラスが如何に変化するかを調べる解析が行われ
た。このテストは図1のパルプ1〜3に対応する三つの
製造バッチからのパルプ(A1,A2,A3)と、図1
のパルプ8と9に対応するパルプサンプルDとによって
行われた。パルプのサンプルA1とA2はEscher-Wyss
の精製装置において異なる叩解度になるように精製さ
れ、サンプルA3とDは再びValleyビーターに入れられ
た。図3は、同じスコットボンド強度で比較された場合
には、パルプAの弾性モジュラスがパルプDの場合より
も小さいことを示している。即ち、本発明のパルプAは
Dよりも小さい弾性モジュラスを与え、したがって、パ
ルプAから製造された紙は脆さが少ないことが期待でき
る。換言すれば、この紙はパルプDから作られた紙より
も靱性が大きい。パルプAは、良好なスコットボンド強
度を得るために高い叩解度になるように叩解された場合
に、その優秀性は顕著となる。
【0033】実施例2 ポプラのPGWを含有する上質紙の製造 重量比率で40対60の割合で混合されたアスペンのメ
カニカルパルプ(GW)と松の化学パルプから、原紙が
製造された。繊維材料の約10%の量の粉砕された炭酸
カルシウムが、増量剤として懸濁液に添加された。原紙
がギャップ・フォーマーで製造された。この原紙の性質
は次の通りであった。 坪量 53.3g/m2 嵩高度 1.45cm3/g 不透明度 88% 白色度 82.5% 粗度 240mL/分 多孔度 170mL/分 増量剤含量 12%
【0034】本発明に関して行われた比較テストによる
と、原紙の坪量は、全部が漂白された化学パルプで形成
された、これと対応する不透明度と白色度を有する原紙
の坪量よりも少なくとも10%小さいことが示された。
【0035】前記原紙から上質紙を製造するために、原
紙は最初はフィルム・プレス法で、次いでドクター・ブ
レード・コーティング法によって二回コーティングされ
た。表1の粒子サイズ分布を有する炭酸カルシウム顔料
が、コーティング用着色料に使用された。
【表1】
【0036】コーティング用着色料は、顔料に結合剤そ
の他の添加剤を混ぜることによって、公知のやり方で製
造された。プレコーティング用着色料の乾燥材料含量は
60%であり、表面コーティング用着色料のそれは61
%であった。これらの着色料は、次の条件で前記基礎紙
をコーティングするのに使用された。
【0037】フィルム・プレス法によるプレコーティン
グ:片面当たり9g/m2 ;ドクター・ブレード・ステ
ーションにおける表面コーティング:1500m/分の
速度で片面当たり10.5g/m2 。コーティングされ
た紙はスーパーカレンダー処理された。最終製品の性質
が求められ、市販されている二つの上質紙、即ちLumiar
t (Enso)及びNopacoat (Nordland Papier)と比較され
た。その結果は表2から明らかであろう。
【表2】
【0038】表2は、本発明によって製造された上質紙
の性質は、これに対応する嵩高度と坪量を有する比較対
象の紙に比べてすべての点で良好なことを示している。
同等なレベルの不透明度における歩留りは20%以上で
ある。
【0039】この実施例で製造された上質紙のスコット
ボンド強度は306J/m2 であった。これは、化学パ
ルプのみからなる従来の上質紙の強度に充分に匹敵し得
るものである。ポプラのPGWの内部結合強度が、例え
ば、かばの化学パルプの強度よりも劣っていても、本発
明によれば、上質紙として充分に使用可能な強度を有す
る紙が提供された。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は実施例に開示されたパルプを比較したも
のであり、スコットボンド強度が光散乱係数の関数とし
てY軸に示されている。
【図2】図2は三つの混合シートのスコットボンド強度
を光散乱係数の関数として示している。
【図3】図3は、四つの化学パルプの弾性モジュラスを
内部結合強度の関数として比較している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スティナ ニュゴルド フィンランド国 08500 ロホヤ アス ハカヤーコピンクヤ 1ベー (72)発明者 マイヤ ピトケネン フィンランド国 40250 ユヴェスキュレ ケセレ 4 アス 6

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コーティングされた上質紙用の原紙を製
    造する方法であって、該原紙はメカニカルパルプと化学
    パルプとの混合物から製造され、使用される前記化学パ
    ルプは、メカニカルパルプの弾性モジュラスに近い弾性
    モジュラスと大きな結合強度とを有する軟材パルプであ
    ることを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 結合強度が400J/m2 のとき、60
    00N/mm2 より小さい弾性モジュラスを有するシー
    トを製造するのに、軟材の化学パルプを使用する、請求
    項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 硬質材から製造されたメカニカルパルプ
    とバッチ式蒸煮によって製造された漂白された軟材のセ
    ルロース・パルプを使用する、請求項1又は2に記載の
    方法。
  4. 【請求項4】 オゾンと過酸化物とによって漂白された
    軟材のセルロース・パルプを使用する、請求項2又は3
    に記載の方法。
  5. 【請求項5】 少なくとも二段階のオゾン処理と少なく
    とも二段階の過酸化物処理によって漂白された軟材のセ
    ルロース・パルプを使用する、請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 スーパーパッチ・プロセスによって製造
    されたセルロース・パルプを使用する、請求項1〜5の
    いずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】 22m2 /kgの光散乱係数において少
    なくとも400J/m2 のスコットボンド強度を有し、
    乾燥パルプ1kg当たり40ミリ当量のカルボン酸基を
    含有するセルロース・パルプを使用する、請求項1〜6
    のいずれか1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 82以上、好ましくは85以上、特に好
    ましくは88以上の白色度を有するセルロース・パルプ
    を使用する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の方
    法。
  9. 【請求項9】 繊維状原材料から原料が形成され、 該原料によってウェブが形成され、 該ウェブが乾燥されて原紙を形成する請求項1〜8のい
    ずれか1項に記載の方法であって、 −ポプラ(Populus )科の木材から製造されたメカニカ
    ルパルプとバッチ式蒸煮によって製造されたTCF漂白
    された軟材のセルロース・パルプとで前記原料を形成
    し、懸濁液の乾燥材料に対して前記砕木パルプの量は2
    0〜70重量%であり、前記漂白された軟材のセルロー
    ス・パルプの量は80〜30重量%であることを特徴と
    する方法。
  10. 【請求項10】 前記原料の乾燥材料の30〜60重量
    %がメカニカルパルプによって形成され、70〜40重
    量%が軟材のセルロース・パルプによって形成されてい
    る、請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】 メカニカルパルプがP.tremula, P.tre
    muloides, P.balsamea, P.balsamifera, P.trichocarpa
    又はP.heterophyllaから製造されている、請求項9又は
    10に記載の方法。
  12. 【請求項12】 メカニカルパルプが圧搾粉砕木材であ
    る、請求項11に記載の方法。
  13. 【請求項13】 繊維状材料の30〜60重量%がアス
    ペンから製造され、70〜40重量%が軟材の化学パル
    プからなり、後者は光散乱係数が22m2 /kgにおい
    て少なくとも400J/m2 に達するスコットボンド強
    度を有し、且つ乾燥パルプ1kg当たり40ミリ当量の
    カルボン酸基を含んでいることを特徴とする、上質紙用
    の原紙。
  14. 【請求項14】 請求項1〜11のいずれか1項によっ
    て製造された原紙又は請求項12によって製造された原
    紙が二重のコーティング用着色料の層によって被覆さ
    れ、第1コーティングはフィルム・プレス法で行われ、
    第2コーティングはドクター・ナイフ・コーティングに
    よって行われることを特徴とする、コーティングされた
    上質紙を製造する方法。
  15. 【請求項15】 ウェブ上にフィルム・プレス法によっ
    て5〜50g/m2のコーティング用着色料を付与し、
    ドクター・ナイフ・コーティングによって10〜60g
    /m2 のコーティング用着色料を付与し、これらのコー
    ティングの重量はコーティング用着色料の乾燥材料に基
    づいて計算されている、請求項14に記載の方法。
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