JPH11312430A - 開閉器 - Google Patents

開閉器

Info

Publication number
JPH11312430A
JPH11312430A JP11887798A JP11887798A JPH11312430A JP H11312430 A JPH11312430 A JP H11312430A JP 11887798 A JP11887798 A JP 11887798A JP 11887798 A JP11887798 A JP 11887798A JP H11312430 A JPH11312430 A JP H11312430A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arc
movable contact
parts
face
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP11887798A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3579246B2 (ja
Inventor
Sadajiro Mori
貞次郎 森
Tatsuya Hayashi
龍也 林
Kyoichi Yamamoto
京一 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP11887798A priority Critical patent/JP3579246B2/ja
Publication of JPH11312430A publication Critical patent/JPH11312430A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3579246B2 publication Critical patent/JP3579246B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arc-Extinguishing Devices That Are Switches (AREA)
  • Contacts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高性能な開閉器の提供を目的とする。 【解決手段】 方形状の底面部と、当該底面部の2つの
短辺側からそれぞれ立ち上がる端面部と、当該底面部の
長方形の2つの長辺側からそれぞれ立ち上がる側面部と
から成る長箱状の可動接触子を備えた開閉器において、
上記側面部と端面部との接合辺近傍に、箱の開口縁から
底面部に向かって切り欠かれた切欠部を設けたことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電流を開閉する開
閉器に関し、詳しくは、長方形状の底面部と、当該底面
部の2つの短辺側からそれぞれ立ち上がる端面部と、当
該底面部の長方形の2つの長辺側からそれぞれ立ち上が
る側面部とから成る箱状を呈した可動接触子を備えた開
閉器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図20は、例えば米国特許第40805
20号公報に示された従来の開閉器の部分断面図であ
る。図中の符号1は樹脂で形成された取り付け台、2は
この取り付け台1に設置されケイ素鋼板が積層された固
定鉄心、3は固定鉄心2に対向配置されケイ素鋼板が積
層された可動鉄心、4は可動鉄心3と固定鉄心2とを引
き外しばね(図示せず)に抗して吸着させる駆動力を付
与する操作コイル、5は樹脂で成形され角窓を有するク
ロスバーで、その下端では可動鉄心3を保持している。
又、符号6は上記クロスバー5の角窓に挿入されてばね
7により保持されている可動接触子である。図21はこ
の可動接触子6の斜視図、図22は図21のAーB断面
図、図23は図21のC−D断面図である。
【0003】図示された可動接触子6は、図21乃至図
23に示すように、上蓋のない長い箱状で、長方形状の
底面部6Aと、当該底面部6Aの2つの短辺側からそれ
ぞれ立ち上がる端面部6C,6Cと、当該底面部6Aの
長方形の2つの長辺側からそれぞれ立ち上がる側面部6
B,6Bとで構成されている。この従来例では、側面部
6B、6Bが存在することにより、繰り返し開閉時の可
動接触子6の変形を防止できる。尚、底面部6Aの裏面
には、1対の可動接点6D、6Dが、その長手方向に離
れて配置されている。
【0004】再び、図中の符号8は上記可動接点6Dと
接離する固定接点8Aが接合された固定接触子、8Cは
この固定接触子8の端子部を示す。9は開閉器本体を外
部回路と接続するための端子ねじ、10は固定接触子8
を取り付けるベ−ス、11はア−クカバー、12は接点
間に発生するア−ク、13はア−ク12を消弧するため
の,例えば鉄のような磁性体で構成された金属消弧板で
ある。
【0005】次に動作について説明する。先ず、操作コ
イル4に流れる電流を遮断すると、図示されていない引
き外しばねによって可動鉄心3が固定鉄心2より引き離
され、可動接点6Aが固定接点8Aから離れて、可動接
点6Dと固定接点8Aとの間にア−ク12が発生する。
その後、発生したア−ク12は、図20に示されている
ように、磁性体製の金属消弧板13に吸引され、アーク
12の足が図示の12Aから12Bのように転移して行
き、遂には、金属消弧板13に至って冷却され、電流が
遮断される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の開閉器
では、可動接点6Dに生じたアーク12の足は、磁性体
である金属消弧板13に吸引・駆動され、図24の符号
12Aに図示するように、可動接触子6の底面部6Aを
経て端面部6Cへと転移する。アーク12Aには、可動
接触子6の底面部6Aから流入する電流iaと、左右の
側面部6B、6Bから端面部6Cを経由して流入する電
流ibが流れ込む。アーク12Aの足は、可動接触子6
の底面部6Aから流入する電流iaによって、端面部6
Cの上方、即ち箱の開口縁側へと駆動されて、転移され
て行く。他方、このアーク12Aの足は、側面部6Bか
ら端面部6Cを経由して流入する電流ibによって、可
動接点6D側へ逆に押し戻される力を受ける。これによ
って、金属消弧板13方向への駆動力が弱められるの
で、アーク12が金属消弧板13に吸引されるまでに長
時間を要して、短時間での遮断ができず、遮断性能が劣
るという問題があった。
【0007】この問題を解消するために、次のような手
段が開示されている。例えば、特許公報平3−4546
5号、公開実用新案公報平2−76430等にみられる
ように、側面部6Bから流入する電流ibを除去するた
め、図26に示すように、可動接触子6の端面部6Cを
一旦取り除いた上で、改めて、コ字状に形成したアーク
転移板20を、可動接触子6の底面部6A表面、即ち箱
の底に、コ字状の背面が底に横たわるよう、コ字状の開
口部を上にして固定、例えば、ロー付けしたり或いはリ
ベットで結合する等して可動接触子6を構成したものが
ある。図示のアーク転移板20は、背面部20Aとこの
背面部の長手方向両端辺側からそれぞれ直角に起立する
端面相応部20Bとでコ字状に構成されている。
【0008】しかし、このような構成の改良型の可動接
触子では、第1に、底面部6Aと両側面部6B、6Bと
から成る本体に対して、改めて、別部材としてのアーク
転移板20を必要とすること、第2に、この本体に対し
てロー付けしたり或いはリベットを用いる等して、この
アーク転移板20を結合する必要があること、第3に、
上記の第1と第2の点から製造工程が増えること、第4
に、上記の第1と第2の点から材料費が高くなること、
等の不都合が多々あることから、好ましい手段ではな
い。
【0009】その上、底面部6A側から端面相応部20
Bへとアーク12が転移して行く途中に、本体とアーク
転移板20との2部材の間に段差が存在するため、アー
ク12が金属消弧板13に吸引されるまでの時間が長く
掛かってしまい、遮断までの時間が長くなることから、
高頻度開閉時には、可動接触子6の温度上昇が大きくな
って、可動接触子6に接触するクロスバー5が強い熱損
傷を受けて破損し易くなるという問題や、可動接触子6
に接触するばね7の温度上昇が高くなりばね7が熱劣化
して、加圧力が減少するという問題もあった。
【0010】他方、先に述べた従来型の開閉器では、ア
ーク12を金属消弧板13側に駆動する力が弱いため、
アーク12が可動接点6Dから底面部6Aを経て端面部
6Cへと転移する際に、底面部6Aと端面部6Cとの接
合辺、即ち箱の底と側面とで成す角部(図25のAで示
す部分)で膠着し易く、当該部分でのアーク12の滞留
時間が長期化するため、当該角部に近い、底面部6Aの
裏面に設けられている可動接点6Dの接合部のロー材が
溶融し易くなるという問題があった。
【0011】ところで、アーク12が可動接点6Dの表
面に形成されると、当該接点表面が強く加熱される。多
頻度開閉を行うと、この接点表面の加熱と冷却とが交互
に繰り返し行われるため、当該接点に強い熱応力が発生
する。この状態で、接点ロー付け部分がアーク熱によっ
て溶融すると、図25に示すように、接点剥離が発生し
てしまう。この接点剥離が発生すると、アーク12から
可動接点6Dに流入する熱が可動接触子6に放散されに
くくなるので、遮断時の接点消耗が顕著に増大するとい
う問題があった。本発明は、かかる問題を解消し、高性
能の開閉器の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、長方
形状の底面部と、当該底面部の2つの短辺側からそれぞ
れ立ち上がる端面部と、当該底面部の長方形の2つの長
辺側からそれぞれ立ち上がる側面部とから成る箱状の可
動接触子を備えた開閉器において、上記側面部と端面部
との接合辺近傍に、箱の開口縁から底面部に向かって切
り欠かれた切欠部を設けたことを特徴とする。
【0013】請求項2の発明は、請求項1に記載の開閉
器において、切欠部は側面部の端面部側近傍に設けられ
たことを特徴とする。
【0014】請求項3の発明は、請求項1に記載の開閉
器において、切欠部は端面部の側面部側近傍に設けられ
たことを特徴とする。
【0015】請求項4の発明は、請求項1に記載の開閉
器において、切欠部は側面部と端面部とにまたがって設
けられたことを特徴とする。
【0016】請求項5の発明は、請求項4に記載の開閉
器において、可動接触子と固定接触子との間に配設され
たアークランナに、固定接点近傍位置からアーク駆動方
向へ向けて先細りとなる溝を設けたことを特徴とする。
【0017】請求項6の発明は、請求項1乃至請求項5
のいずれかに記載の開閉器において、可動接触子は磁性
材で構成されたことを特徴とする。
【0018】請求項7の発明は、請求項1乃至請求項6
のいずれかに記載の開閉器において、底面部と端面部と
の接合辺近傍は断面において両部が連続する曲面に構成
されたことを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】実施の形態1.実施の形態1は、
長方形状の底面部と、当該底面部の2つの短辺側からそ
れぞれ立ち上がる端面部と、当該底面部の長方形の2つ
の長辺側からそれぞれ立ち上がる側面部とから成る箱状
の可動接触子を備えた開閉器において、上記側面部と端
面部との接合辺近傍であって、側面部の端面部近傍に、
箱の開口縁から底面部に向かって切り欠かれた切欠部を
設けたものである。図1は、この実施の形態1を示す開
閉器の部分断面図である。図中の符号1は樹脂で形成さ
れた取り付け台、2はこの取り付け台1に設置されケイ
素鋼板が積層された固定鉄心、3は固定鉄心2に対向配
置されケイ素鋼板が積層された可動鉄心、4は可動鉄心
3と固定鉄心2とを引き外しばね(図示せず)に抗して
吸着させる駆動力を付与する操作コイル、5は樹脂で成
形され角窓を有するクロスバーで、その下端では可動鉄
心3を保持している。又、符号6は上記クロスバー5の
角窓に挿入されてばね7により保持されている可動接触
子である。図2はこの可動接触子6の斜視図、図3は図
2のAーB断面図、図4は図2のCーD断面図である。
【0020】可動接触子6は、図2乃至図4に示すよう
に、上蓋のない長い箱状で、長方形の底面部6Aと、当
該底面部6Aの2つの短辺からそれぞれ立ち上がる端面
部2C,2Cと、当該底面部6Aの長辺からそれぞれ立
ち上がる側面部6B、6Bとで構成され、当該側面部6
B,6Bと端面部6C,6Cとの接合辺近傍に、箱の開
口縁から底面部6Aに向かって切り欠かれた切欠部6E
が設けられている。尚、図中の符号8は固定接触子で、
その表面に固定接点8Aが接合されており、13はこの
固定接点8Aと可動接点6Aとの間に発生するアーク1
2を消弧するための、例えば鉄のような磁性体で構成さ
れた金属消弧板である。
【0021】上記の切欠部6Eは、底面部6Aから立ち
上がる2つの側面部6B,6Bの、それぞれ端面部6
C,6Cとの接合辺に沿って、側面部6B,6B側が箱
の開口縁から底面部6Aに達する深さに、適度な幅をも
って切り欠かれている。切欠部6Eの深さは必ずしも底
面部6Aに達する深さとする必要はないが、この深さに
形成するのが最適である。尚、可動接触子6の底面部6
Aの裏面には、いずれ、一対の可動接点6Dが、その長
手方向に離れて配置されることになる。
【0022】この実施の形態1の可動接触子6は、本発
明に掛かる他の実施の形態に示す可動接触子と同様に、
プレス加工にて極めて容易に成型することができる。即
ち、図示の箱状の可動接触子6を平面的に展開した形状
となるように平板をプレスにて打ち抜き加工し、可動接
触子6の底面部6Aをそのままにして、側面部6Bと端
面部6Cとを折り曲げて起立させるだけで、この可動接
触子6が得られるのである。
【0023】これに対して、図26に示した改良型の可
動子接触6では、先にも述べた通り、底面部6Aと両側
面部6B、6Bとから成る本体に対して、改めて、別部
材としてのアーク転移板20を必要とするため、本体に
対してロー付けしたり或いはリベットを用いる等して、
このアーク転移板20を結合する必要があることから、
製造工程が増える上に、材料費が高くなってしまう。し
かるに、以下の実施の形態に示す本発明では、アーク転
移板20が不用であるので部品点数が少なくて済み、
又、ロー付けやリベット打ちなどの加工作業が不用であ
るので、製造工程が少なく量産に適した、低コストの開
閉器を提供することができる。
【0024】次に、この実施の形態1の可動接触子6A
の動作を図1に基づいて説明する。先ず、操作コイル4
に流れる電流を遮断すると、図示されていない引き外し
ばねにより可動鉄心3が固定鉄心2より引き離され、可
動接点6Dが固定接点8Aから離れ、可動接点6Dと固
定接点8Aとの間にア−ク12が発生する。その後、こ
のア−ク12は、磁性体の金属消弧板13に吸引され
て、符号12Aに示す転移状態を経由し、符号12Bに
示すように、固定接点8A側のアーク12の足が金属消
弧板13に転移して冷却され、電流が遮断される。
【0025】ところで、従来型の可動接触子6では、図
24で説明した通り、アーク12Aには、可動接触子6
の底面部6Aから流入する電流iaと、側面部6Bから
端面部6Cを経由して流入する電流ibとが流れ込んで
いたが、本発明では、図5に示すようにアーク12には
底面部6Aから流入する電流iaは流れ込むが、側面部
6B,6Bには端面部6C,6Cとの連続性が断ち切ら
れるように切欠部6Eが設けられているため、側面部6
B,6Bから端面部6C,6Cを経由してアーク12に
流れ込む電流ibが除去され、アーク12を可動接点6
D方向へ押し戻す力が除去されている。
【0026】従って、従来型の可動接触子6を備えた開
閉器と比べると、本発明では、アーク12を金属消弧板
13側に駆動する力が強化されるので、アーク12が金
属消弧板13に吸引されるまでの時間が短くなり、その
結果、遮断性能が大きく改善される。又、アーク12が
金属消弧板13に吸引されるまでの時間が短くなること
に伴い、遮断に至るまでの時間が短縮されることによ
り、高頻度開閉時でも、可動接触子6の温度上昇が低く
なり、可動接触子6に接触するクロスバー5の熱損傷を
低減できるので、クロスバー5が破損しにくい。同様
に、可動接触子6に接触するばね7の温度上昇も低くな
って、ばね7の熱劣化が抑制さればね7がへたりにくく
なる。
【0027】このように実施の形態1では、アーク12
を金属消弧板13側方向へ駆動する力が強くなるので、
アーク12が底面部6Aと端面部6Cとが成す接合辺で
の膠着が抑制され、アーク12の転移を速やかに促すこ
とができる。その結果、可動接点6Dの接合部のロー材
が溶融しにくくなるので、接点剥離を抑制できる。そし
て、接点剥離が抑制できると、アーク12から可動接点
6Aに流入する熱が可動接触子6に放散され易くなるの
で、遮断時の接点消耗を大きく低減できる。以上、要す
るに、この実施の形態1によれば、部品点数が少なく、
製造工程が少なく、遮断性能に優れ、接点の消耗が少な
く、高頻度開閉時でもクロスバー5が破損しにくく、ば
ね7の熱劣化も少ないという特長を合わせ持った開閉器
を提供することができるのである。
【0028】実施の形態2.実施の形態2は、長方形状
の底面部と、当該底面部の2つの短辺側からそれぞれ立
ち上がる端面部と、当該底面部の長方形の2つの長辺側
からそれぞれ立ち上がる側面部とから成る箱状の可動接
触子を備えた開閉器において、上記側面部と端面部との
接合辺近傍であって、端面部の側面部側近傍に、箱の開
口縁から底面部に向かって切り欠かれた切欠部を設けた
ものである。図6は、この実施の形態2を示す可動接触
子6の斜視図であり、図7は図6のA−B断面図、図8
は図6のCーD断面図である。この実施の形態2では、
切欠部6Eが端面部6Cにおける側面部6Bの近傍に、
上記実施の形態1で示したと同様の形状で設けられてい
る。従って、実施の形態1の場合と同様に、側面部6B
から端面部6Cを経由してアーク12に流れ込む電流を
なくすことができ、アーク12を金属消弧板13側方向
へ転移させる駆動力が強化されるので、アーク12が金
属消弧板13に吸引されるまでの時間が短くなり、その
結果、遮断性能が改善される。
【0029】又、アーク12が金属消弧板13に吸引さ
れるまでの時間が実施の形態1の場合と較べて短くなる
ことに伴い、遮断に至るまでの時間が短縮されることに
より、高頻度開閉時でも、可動接触子6の温度上昇が低
くなり、可動接触子6に接触するクロスバー5の熱損傷
を低減できるので、クロスバー5が破損しにくい。又、
可動接触子6に接触するばね7の温度上昇が低くなり、
ばね7がへたりにくくなる。
【0030】先の実施の形態1では、アーク12Aに
は、図9に示すように底面部6Aからi1とi2の電流が
流入する。電流i1によりアーク12Aは図上左側方向
へと駆動され、電流i2によりアーク12Aは図上右側
方向へと駆動される。ところで、図示したアーク12の
位置では、電流i1の端面部6Cにおける電流パスの長
さは、電流i2の端面部6Cにおける電流パスの長さよ
り長いので、電流i1によるアーク駆動力は、電流i2
よるアーク駆動力より強くなる。従って、このアーク1
2Aは図上右側方向へと駆動され、同図12Bに示す側
面部6B(図上右)側の位置に転移してしまう。このよ
うになると、アーク12Bは、アークカバー11の側壁
11Aの相間絶縁部の近傍に形成されることになるの
で、アークカバー11の相間絶縁部が熱的損傷を強く受
けて、開閉寿命が短くなる。
【0031】しかし、この実施の形態2では、端面部6
Cの幅方向両側に切欠部6Eが形成され、端面部6Cの
幅が小さくなるので、アーク12Bは図10に示すよう
に、アークカバー11の相間絶縁部の近傍から離れた位
置に形成される。従って、アークボックス11の側壁1
1Aのアーク熱損傷を低減できるので、開閉寿命が長い
という特長を更に付加することができる。
【0032】実施の形態3.実施の形態3は、長方形状
の底面部と、当該底面部の2つの短辺側からそれぞれ立
ち上がる端面部と、当該底面部の長方形の2つの長辺側
からそれぞれ立ち上がる側面部とから成る箱状の可動接
触子を備えた開閉器において、切欠部6Eが上記側面部
と端面部とにまたがって設けられたもので、箱の隅部が
開口縁から底面部に向かって切り欠かれ、更に、底面部
6Aの隅部までも角形に切り欠かれている。 図11
は、この実施の形態3を示す可動接触子6の斜視図であ
り、図12は図11のA−B断面図、図13は図11の
C−D断面図である。この実施の形態3では、切欠部6
Eの一部が端面部6C側に掛かって設けられることにな
るので、上記実施の形態2と同様な作用効果が得られ
る。
【0033】上記の形態1では、接点におけるアークカ
バー11の相間絶縁部側の端でアーク12が発生する
と、図9の符号12Bに示すようにアーク12が転移
し、その結果、アークボックス11の側壁11Aがアー
ク熱損傷を受ける虞れがあって、今一つ、更に開閉寿命
を引き伸ばすには困難があった。しかし、この実施の形
態3では、切欠部6Eが側面部6Bと端面部6Cとにま
たがって設けらていれるから、アーク12は端面部6E
に形成されてそこに留まり、側面部6Bへは転移されな
い結果、アークボックス11の側壁11Aがアーク熱損
傷を受けて、開閉寿命が短縮されるという問題は解決さ
れる。
【0034】実施の形態4.この実施の形態4は、長方
形状の底面部と、当該底面部の2つの短辺側からそれぞ
れ立ち上がる端面部と、当該底面部の長方形の2つの長
辺側からそれぞれ立ち上がる側面部とから成る箱状の可
動接触子を備えた開閉器に関し、側面部と端面部との接
合辺近傍に箱の開口縁から底面部に向かって切り欠かれ
た切欠部を設けたこの開閉器において、固定接触子8に
設けられるアークランナ14に、固定接点8Aの近傍位
置からアーク駆動方向へ向けて先細りとなる溝14Bを
設けたものである。尚、この実施の形態4では、可動接
触子としては図11に示す可動接触子6が用いられてい
る。
【0035】図15は固定接触子8とアークランナ14
の断面図、図16は図15の平面図である。図15と図
16に示すように、固定接触子8は断面がコ字状と成っ
ているが、これは平板状であってもよい。この固定接触
子8と隔て、例えば鉄板で形成された磁性体のアークラ
ンナ14の一端が固定接触子8に電気的に接続されてい
る。溝14Bは、この実施形態ではV字状に形成されて
おり、V字の開かれた部位の下方に固定接点8Aが位置
し、V字の先端が金属消弧板13方向へ向くように形成
されている。アークランナ14にこのような構成の溝1
4Bを設けることによって、固定接点8Aの上に形成さ
れたアーク12は、磁性体のアークランナ14と金属消
弧板13とによって駆動され、このアーク12の足はア
ークランナ14に速やかに転移する。転移後このアーク
12は、アークランナ14に流れる電流が作る磁場によ
り駆動され、アークランナ14の表面を走行して、金属
消弧板13に至り、ここで冷却され消弧される。
【0036】従来のアークランナでは、繰り返し遮断動
作が行われると、金属消弧板13の表面が繰り返し加熱
と冷却とを受けて、金属消弧板13に熱応力が発生し、
図17に示すようにアークランナ14が変形することが
あった。又、アークランナ14と可動接触子6とが接触
して溶着することもあった。しかし、本発明にかかる例
えば上記実施の形態4に示す可動接触子6では、その先
端部、実施の形態では端面部6Cの幅が小さくなってい
る上、アークランナ14側に上記のような溝14Bが設
けてあるので、両者の間隔が確保され、このような問題
を回避することができた。従って、遮断性能と開閉寿命
に優れた開閉器を提供することができる。尚、実施の形
態4で示す溝14Bは,固定接点8A側から金属消弧板
13側へ向けて次第に溝幅が細くなるようアークランナ
14の延在方向中央に形成してある。尚、アークランナ
14の表面位置は、図18に示すように、固定接点8A
の表面位置より上にあってもよい。この場合、固定接点
8Aに発生したアーク12の足は短い時間でアークラン
ナ14に転移するので、接点消耗を大きく低減できる。
【0037】実施の形態5.実施の形態5は、本発明の
開閉器における可動接触子6を磁性材で構成したことに
ある(図示せず)。可動接点6Dと固定接点8Aとの間
に発生したアーク12は、磁性体で構成された金属消弧
板13で引き寄せられるように駆動され、金属消弧板1
3側に移動する。その際、可動接触子6を磁性体にて構
成しておくと、発生したアーク12が金属消弧板13の
駆動によって少し移動すると、アーク12は磁性体で構
成された可動接触子6による吸引力が付加されて、一層
速く金属消弧板13側へと駆動される。この結果、アー
ク12が発生して消弧されるまでの所要時間が大幅に短
縮化され、遮断性能が一層改善される。
【0038】実施の形態6.実施の形態6は、長方形状
の底面部と、当該底面部の2つの短辺側からそれぞれ立
ち上がる端面部と、当該底面部の長方形の2つの長辺側
からそれぞれ立ち上がる側面部とから成る箱状の可動接
触子を備えた開閉器に関し、側面部と端面部との接合辺
近傍に、箱の開口縁から底面部に向かって切り欠かれた
切欠部を設けた開閉器において、底面部と端面部との接
合辺の近傍にわたって、当該接合辺と例えば直交する断
面において、底面部と端面部との両部の境界等において
移動しようとするアーク14を謬着させないよう、滑ら
かに連続する曲面として形成したものである。
【0039】この実施の形態6では、図19に示すよう
に、可動接触子6の底面部6Aと端面部6Cとの境界部
は滑らかに構成されている。この結果、アーク12の足
が可動接触子6の底面部6Aと端面部6Cの境界部で停
滞することなく走行するので、アーク12が速やかに端
面部6Cの先端まで駆動され易くなり、従って、遮断性
能が向上すると共に、接点接合部のロー材が溶融しにく
くなる。即ち、アーク12の足が可動接触子6の底面部
6Aと端面部6Cの境界部で膠着する現象を抑制できる
ので、接点接合部のロー材が溶融しにくくなり、接点消
耗を顕著に低減できることになる。以上のように、この
実施の形態6によれば、遮断性能に優れ、接点の消耗が
少なく、高頻度開閉時でもクロスバー5が破損しにく
く、ばね7の熱劣化も少ないという特長が更に大きくな
り、高性能な開閉器を提供することができる。
【0040】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、アークが速や
かに端面部の先端まで駆動されやすくなり、部品点数が
少なく、製造工程が少なく、遮断性能が優れ、接点消耗
が少なく、高頻度開閉時でもクロスバーが破損しにく
く、ばねが熱劣化にくいという優れた特長を併せ持った
高性能の開閉器を提供することができる。
【0041】請求項2の発明によれば、アークが速やか
に端面部の先端まで駆動されやすくなり、請求項1の発
明の場合と比べ一層、遮断性能に優れ、接点消耗が少な
く、高頻度開閉時でもクロスバーが破損しにくく、ばね
の熱劣化が少ないという特長を併せ持った高性能な開閉
器を提供することができる。又、アークボックス(消弧
室)の開閉寿命が長く、繰り返し開閉時でも可動接触子
とアークランナとが溶着しにくい開閉器を提供できる。
【0042】請求項3の発明によれば、アークが速やか
に端面部の先端まで駆動され、且つアークが消弧室の中
央部に形成されやすくなり、請求項1や請求項2の発明
の作用効果と較べ、更に一層、遮断性能に優れ、接点消
耗が少なく、高頻度開閉時でもクロスバーが破損しにく
く、ばねの熱劣化が少ないという特長を併せ持った高性
能な開閉器を提供することができる。又、アークボック
スの開閉寿命が長い開閉器を提供できる。
【0043】請求項4の発明によれば、アークが速やか
に端面部の先端まで駆動され、且つアークが消弧室の中
央部に形成されやすくなり、請求項3の発明の作用効果
と比べ、更に一層、遮断性能に優れ、接点消耗が少な
く、高頻度開閉時でもクロスバーが破損しにくく、ばね
の熱劣化が少ないという特長を併せ持った高性能な開閉
器を提供することができる。又、アークボックスの開閉
寿命が長い開閉器を提供できる。
【0044】請求項5の発明によれば、アークが速やか
に端面部の先端まで駆動されやすくなると共にアークが
消弧室の中央部に形成されやすくなり、請求項1乃至4
の発明の作用効果と較べ、更に一層、遮断性能に優れ、
接点消耗が少なく、高頻度開閉時でもクロスバーが破損
しにくく、ばねのへたりが少ないという特長を併せ持っ
た高性能な開閉器を提供することができる。又、アーク
ボックスの開閉寿命が長い開閉器を提供できる。
【0045】請求項6の発明によれば、アークが速やか
に端面部の先端まで駆動されやすくなり、請求項1乃至
5の作用効果と較べ、更に一層、遮断性能に優れ、接点
消耗が少なく、高頻度開閉時でもクロスバーが破損しに
くく、ばねの熱劣化が少ないという特長を併せ持った高
性能な開閉器を提供することができる。又、アークボッ
クスの開閉寿命が長い開閉器を提供できる。
【0046】請求項7の発明によれば、アークが速やか
に端面部の先端まで駆動され易くなり、請求項1乃至6
の作用効果と較べ、更に一層、遮断性能に優れ、接点消
耗が少なく、高頻度開閉時でもクロスバーが破損しにく
く、ばねの熱劣化が少ないという特長を併せ持った高性
能な開閉器を提供することができる。又、アークボック
スの開閉寿命が長い開閉器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態1の開閉器の部分断面図である。
【図2】 実施の形態1の可動接触子の斜視図である。
【図3】 図2のA−B断面図である。
【図4】 図2のC−D断面図である。
【図5】 実施の形態1の可動接触子における電流説明
図である。
【図6】 実施の形態2の可動接触子の斜視図である。
【図7】 図6のA−B断面図である。
【図8】 図6のC−D断面図である。
【図9】 実施の形態1の可動接触子における別の電流
説明図である。
【図10】 実施の形態2の可動接触子におけるアーク
説明図である。
【図11】 実施の形態3の可動接触子の斜視図であ
る。
【図12】 図11のA−B断面図である。
【図13】 図11のC−D断面図である。
【図14】 実施の形態2の可動接触子における別のア
ーク説明図である。
【図15】 固定接触子とアークランナの要部断面図で
ある。
【図16】 図15の平面図である。
【図17】 アークランナの破損状態を示す説明図であ
る。
【図18】 アークランナの位置を示す説明図である。
【図19】 実施の形態6の可動接触子の縦断面図であ
る。
【図20】 従来の開閉器の部分断面図である。
【図21】 従来の可動接触子の斜視図である。
【図22】 図21のA−B断面図である。
【図23】 図21のC−D断面図である。
【図24】 従来の可動接触子における電流説明図であ
る。
【図25】 従来の可動接触子の可動接点部分の拡大図
である。
【図26】 従来の別の可動接触子の斜視図である。
【符号の説明】
1 取り付け台、2 固定鉄心、3 可動鉄心、 5
クロスバー、6 可動接触子、6A 底面部、6B 側
面部、6C 端面部、6D 可動接点、6E切欠部、8
固定接触子、8A 固定接点、11 アークカバー、
11A アークカバーの側壁、12 アーク、12B
アーク、13 金属消弧板。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方形状の底面部と、当該底面部の2つの
    短辺側からそれぞれ立ち上がる端面部と、当該底面部の
    長方形の2つの長辺側からそれぞれ立ち上がる側面部と
    から成る箱状の可動接触子を備えた開閉器において、 上記側面部と端面部との接合辺近傍に、箱の開口縁から
    底面部に向かって切り欠かれた切欠部を設けたことを特
    徴とする開閉器。
  2. 【請求項2】 切欠部は側面部の端面部側近傍に設けら
    れたことを特徴とする請求項1に記載の開閉器。
  3. 【請求項3】 切欠部は端面部の側面部側近傍に設けら
    れたことを特徴とする請求項1に記載の開閉器。
  4. 【請求項4】 切欠部は側面部と端面部とにまたがって
    設けられたことを特徴とする請求項1に記載の開閉器。
  5. 【請求項5】 可動接触子と固定接触子との間に配設さ
    れたアークランナに、固定接点近傍位置からアーク駆動
    方向へ向けて先細りとなる溝を設けたことを特徴とする
    請求項4に記載の開閉器。
  6. 【請求項6】 可動接触子は磁性材で構成されたことを
    特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の開
    閉器。
  7. 【請求項7】 底面部と端面部との接合辺近傍は断面に
    おいて両部が連続する曲面に構成されたことを特徴とす
    る請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の開閉器。
JP11887798A 1998-04-28 1998-04-28 開閉器 Expired - Fee Related JP3579246B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11887798A JP3579246B2 (ja) 1998-04-28 1998-04-28 開閉器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11887798A JP3579246B2 (ja) 1998-04-28 1998-04-28 開閉器

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004159929A Division JP3905528B2 (ja) 2004-05-28 2004-05-28 開閉器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11312430A true JPH11312430A (ja) 1999-11-09
JP3579246B2 JP3579246B2 (ja) 2004-10-20

Family

ID=14747341

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11887798A Expired - Fee Related JP3579246B2 (ja) 1998-04-28 1998-04-28 開閉器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3579246B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017159442A1 (ja) * 2016-03-14 2017-09-21 三菱電機株式会社 開閉器
CN107452549A (zh) * 2016-05-31 2017-12-08 比亚迪股份有限公司 继电器

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017159442A1 (ja) * 2016-03-14 2017-09-21 三菱電機株式会社 開閉器
JPWO2017159442A1 (ja) * 2016-03-14 2018-04-05 三菱電機株式会社 開閉器
CN107452549A (zh) * 2016-05-31 2017-12-08 比亚迪股份有限公司 继电器
CN107452549B (zh) * 2016-05-31 2020-03-31 比亚迪股份有限公司 继电器

Also Published As

Publication number Publication date
JP3579246B2 (ja) 2004-10-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR860002080B1 (ko) 전력 개폐장치
TWI484519B (zh) 電磁開關器
JP3579246B2 (ja) 開閉器
JP3905528B2 (ja) 開閉器
WO2004049363A1 (ja) 電磁接触器
WO1985002711A1 (en) Power switch
JP2002251933A (ja) 開閉器
JP6345369B2 (ja) 開閉器
JPH11353968A (ja) 開閉器
JP2001283668A (ja) 開閉器
JP3949179B2 (ja) 開閉器
JP2562867B2 (ja) 開閉器
JP2013062090A (ja) 過電流引き外し装置および回路遮断器
JPS6193518A (ja) 電力開閉器
JP6007135B2 (ja) 回路遮断器
JPH11353967A (ja) 開閉器
JPS59196515A (ja) 電力開閉装置
JPH0338693B2 (ja)
JPH07220549A (ja) 接点開閉装置
JPH0345494B2 (ja)
JPH0610942B2 (ja) 電力開閉器
JPH11154435A (ja) 異種金属材料の接合構造
KR19990032397A (ko) 전자접촉기용 접촉자
JPS63146310A (ja) 開閉器
JPH03163715A (ja) 電力開閉器

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040406

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040528

A911 Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20040616

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040713

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20040715

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070723

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 4

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080723

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090723

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees