JPH11311544A - アブソリュート光学式リニヤスケール - Google Patents

アブソリュート光学式リニヤスケール

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JPH11311544A
JPH11311544A JP12070198A JP12070198A JPH11311544A JP H11311544 A JPH11311544 A JP H11311544A JP 12070198 A JP12070198 A JP 12070198A JP 12070198 A JP12070198 A JP 12070198A JP H11311544 A JPH11311544 A JP H11311544A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リニヤスケールの移動によって変化した絶対
位置を内挿分割回路を適応して出力できるようにする。 【解決手段】 1Sはリニヤスケールの相対的な動きに
よって発生するモアレ縞を検出する光学素子からスケー
ルが移動したときに変化する周期信号を発生する光学手
段、2S、3Sは同様に別の測長単位となる刻線トラッ
クの位置を絶対値として検出するための光学手段であ
る。4はアナログスイッチで光学手段1S、2S、3S
の出力を時分割的に取り込むア変調器5、ローパスフイ
ルタ6、コンパレータ7を介してマイコン8に入力す
る。マイコン8は入力されて光学素子1S、2S、3S
からのスケールの読み出し情報から各刻線間をさらに細
かく分割する内挿パルス信号を計数してスケール全長に
わたってその絶対位置を形成すると共に、従来の相対的
な移動情報を示しているA/B相信号発生器9からの信
号を受けて、スケールの移動時にも絶対位置が示される
ように動作することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二物体間の絶対的
な移動量を測定する光学式のリニヤスケールに関するも
のであり、特にこのようなスケールにおいて、リニヤス
ケールの実際の移動距離を絶対値として出力することに
より、例えば、工作機械等の工作物の移動量を絶対値で
知ることができるようにしたアブソリュート光学式リニ
ヤスケールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】工作機械等において、被加工物に対する
工具の移動量を正確に測定することは、精密加工を行う
上で極めて重要であり、このための測定装置が種々製品
化されている。そのひとつとして、光学格子を2枚重ね
合わせることにより得られるモアレ縞を利用した光学式
スケールが従来から知られている。この光学式スケール
は、図9に示すように透明のガラススケール100の一
面に透光部と非透光部が所定のピッチで配列するよう格
子(刻線)を設けたメインスケール101と、透明のガ
ラススケール102の一面に透光部と非透光部が所定の
ピッチで配列するよう格子(刻線)を設けたインデック
ススケール103とを有し、同図(a)に示すように、
このメインスケール101にインデックススケール10
3を微小間隔を持って対向させると共に、同図(b)に
示すように、メインスケール101の格子に対し微小角
度傾けられるようにインデックススケール103の格子
を配置している。
【0003】メインスケール101及びインデックスス
ケール103に設けた格子は、ガラススケール100,
102にクロムを真空蒸着し、エッチングすることによ
り形成された同一ピッチの格子により形成されている。
このように配置すると、スケールの移動に応じて図10
に示すモアレ縞が発生する。このモアレ縞の間隔はWと
なり、間隔W毎に暗い部分あるいは明るい部分が発生す
る。この暗い部分あるいは明るい部分は、メインスケー
ル101に対し、インデックススケール103が相対的
に左右に移動すると上から下、あるいは下から上に移動
していく。この場合、メインスケール101及びインデ
ックススケール103の格子のピッチをP、相互の傾斜
角度をθ[rad]とすると、モアレ縞の間隔Wは、 W=P/θ と示され、ピッチPは光学的にモアレ縞の間隔Wをθ倍
に拡大して検出することができる。すなわち、格子が1
ピッチ移動すると、モアレ縞はWだけ変位するが、Wの
上下方向の変化を読み取ることにより、ピッチP内の移
動量を精密に測定することができるようになる。
【0004】そこで、図11に示すようにモアレ縞の変
化を光学的に検出する光電変換素子110をインデック
ススケールに設け、メインスケールの反対側に光源を設
けるようにして、メインスケール101に対しインデッ
クススケール103を相対的に移動させながら、この光
電変換素子110に流れる電流の変化を読み取る。メイ
ンスケール101に対しインデックススケール103が
Aの状態となっていると、光電変換素子110に照射さ
れる光量は最も多くなり、光電変換素子110に流れる
電流は最大値I1 となる。次に、相対的に移動してBの
状態になると光電変換素子110に照射される光量はや
や減少し、その電流はI2 となり、更に、移動してCの
状態になると光電変化素子110には最も少ない光量が
照射され、その電流も最も小さいI3 となる。そして、
更に移動してDの状態になると光電変換素子110に照
射される光量はやや増加し、その電流はI2 となり、E
の状態になるまで移動すると、再び最も光量の多い位置
となり、その電流は最大値I1 となる。このように、光
電変換素子110に流れる電流は正弦波状に変化すると
共に、その変化が1周期経過した時に、格子間隔Pだけ
メインスケール101とインデックススケール103と
が相対的に移動したことになる。
【0005】図11においては、光電変換素子110を
一つだけ設けるようにしたが、図12に示すように、一
周期(間隔W)と90゜ずらせて2つの光電変換素子1
11,112を設けるようにすると、A相の光電変換素
子111に流れる電流に対してB相の光電変換素子11
2に流れる電流は、図13に示すように90゜偏移した
電流となる。すなわち、A相の光電変換素子111に流
れる電流をサイン波とすると、B相の光電変換素子11
2に流れる電流はコサイン波となる。この場合、メイン
スケール101とインデックススケール103との相対
的な移動方向により、A相の光電変換素子111に流れ
る電流に対するB相の光電変換素子112に流れる電流
の位相は90゜進相あるいは90゜遅相となるため、9
0゜ずらせて配置した2つの光電変換素子を設けると、
両者の間の位相を検出することにより相対的な移動方向
を検出することができる。
【0006】ところで、このように構成された光学式ス
ケールは、NC工作機械に取りつけられて被加工物と工
具との相対的移動量を測定しているが、一般に数値制御
する場合は常に工作物、又は工作テーブルの絶対的な位
置を把握することが要求される。そこで、通常メインス
ケールに相対的な距離を測定する微少な刻線スケールと
共に、現在のスケールの絶対的な位置を検出するアブソ
リュート測定用の刻線を付けることがある。
【0007】ところで、絶対位置を検出するために設け
られたスケールのモアレ縞によって検出される図11の
ような正弦波波形は、図14のM1に示すようにスケー
ルの長さ方向にある周期で繰り返す信号になっているだ
けであって、この信号の同一レベルとなっている点は長
さ方向に多数発生し、単にレベルを検出しただけではス
ケールが停止しているときの絶対的な位置を検出するこ
とができない。そこで同図に示すように刻線の傾きθ又
はピッチPを少しずつ変化した別の刻線トラックを多数
設け、これらのトラックから得られるモアレ縞による正
弦波状に変化した周期が2倍、または4倍となるような
信号M2、M3、.....Mnを出力するように多ト
ラックの刻線を設け、これらの信号レベルも同時に検出
すると、各トラックの信号レベルの情報から、スケール
の現在の停止位置を特定することができるようになる。
【0008】すなわち、図14に示すように、相対的な
位置を検出する最も小さい目盛とされている第1の刻線
P1に対して、この刻線の整数倍(例えば8/7倍)の
間隔を有する第2の刻線P2を設ける。さらに、長尺の
スケールの場合で広い範囲の絶対距離を求める場合はこ
の第2の刻線に対してモアレ縞のピッチがさらに整数倍
となるように傾けた第3の刻線P3、この第3の刻線に
対してさらに整数倍のモアレ縞の間隔となるように傾け
た第4の刻線P4というように、整数倍、例えばピッチ
単位が8倍となるような多数のトラックを設定すること
によって、45度周期で下位の測定目盛りの位置をスケ
ール全体にわたって特定できるようにすることが行われ
ている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな方法で長尺のスケールの全体について絶対値を検出
するように構成すると、刻線トラックの数が多くなりす
ぎ、スケールの規模が拡大すると共に、検出したモアレ
縞の信号を処理する回路が多トラックになり回路規模を
複雑にするという問題が生じる。例えば、約6.5mの
スケールについてのその絶対的な移動量を数ミクロンの
単位で測定する場合は、下位のモアレ縞の1周期を45
度づつ特定するように構成したときでも、7本の刻線ト
ラック(S1〜S7)が必要になり、スケール自体が長
大になると共に、その各トラックから得られるモアレ縞
の信号処理を行うために必要とされる信号回路はかなり
複雑なものになり、スケール全体の価格が高くなるとい
う問題が生じる
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記したような
問題点を解消するために、少なくとも長さ方向に等間隔
で目盛られている第1の刻線と、前記第1の刻線から得
られるモアレ縞の整数倍となるような目盛りとされてい
る第2の刻線を有するメインスケールと、前記メインス
ケールに対して、移動可能に配置され前記第1及び第2
の刻線に対して交差する刻線が設けられているインデッ
クススケールと、前記両スケール間の第1の刻線と第2
の刻線によって発生するモアレ縞を検出し、相対的に単
位長移動する毎に周期的に変化する信号を発生する光電
変換部と、上記周期的に変化する信号を時分割的に取り
込むスイッチング手段と、前記スイッチング手段で取り
込んだそれぞれの信号を位相変調する変調手段と、前記
変調手段で変調された変調信号の移相情報から位相偏移
に応じた内挿パルス信号を発生して上記第1の刻線の間
隔を内挿する内挿パルス信号を出力するアブソリュート
内挿手段とを備え、上記アブソリュート内挿手段から出
力されたデータに基づいて前記メインスケールの絶対的
な位置を算出するようにしたものである。
【0011】本発明によれば、絶対的な位置検出を行う
スケールの刻線から得られたモアレ縞情報を、相対的な
移動距離を示すために位相分割して信号処理を行うアブ
ソリュート内挿手段に時分割的に入力して、より細かい
位置情報が得られるようにしているので、刻線トラック
の数を従来のものより少なくすることができるとと共
に、絶対位置を示す信号の内挿処理が、相対的な移動距
離を算出する内挿手段を利用して行われるようにしてい
るので、スケール自体や、回路規模を比較的に小さいも
のにしても長尺のアブソリュート値を算出することがで
きるようになる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のアブソリュート光学スケ
ールの一実施例の概要を図1に示す。この図において1
Sは前記したように、リニヤスケールの相対的な動きに
よって発生するモアレ縞を検出する光学素子からスケー
ルが移動したときに変化する周期信号を発生する光学手
段、2S、3Sは同様な光学素子によって別の測長単位
となる刻線トラックの位置を絶対値として検出するため
の光学手段である。かかる光学手段は、前述したように
刻線ピッチが形成されているスケールに対してインデッ
クススケールを移動させたときに生じる周期性のモアレ
縞を電気信号に変換するものであって、後で述べるよう
に通常は90度位相差を有するA相の信号とB相の信号
によって出力される。
【0013】この実施例の場合は、光学手段1Sは例え
ば40μmのピッチを有するスケールによって構成さ
れ、2Sは1600μmのピッチを有するスケール、3
Sは52000μmの刻線ピッチとされている。従っ
て、本実施例では3トラックのスケールから移動情報を
得ることになるが、このトラック数は後で述べる、測定
スケールの長さや、位相分割によって内挿する出力パル
スの解像度によって適宜変更できるものである。
【0014】4は前記光学手段1S、2S、3Sの出力
を時分割的に取り込むアナログスイッチであり、その選
択はマイコン8によって制御される。そして取り込まれ
た信号は、ピッチ間を内挿する信号処理を行うために、
まず変調器5に入力され、モアレ縞のレベル変化が交番
信号の位相変化なるような信号に変換され、その位相変
調された信号を正弦波にするローパスフイルタ6に入力
される。また、正弦波に変換された交流信号はその零ク
ロスポイントで反転すようにコンパレータ8に入力さ
れ、2値信号に変換されたデジタル出力がマイコン8に
供給されるようにしている。
【0015】マイコン8は入力されて光学素子1S、2
S、3Sからのスケールの読み出し情報から刻線間をさ
らに細かく分割する内挿パルス信号を形成すると共に、
従来の相対的な移動情報を示しているA/B相信号発生
器9からの信号を受けて、移動時にも絶対位置が示され
るように動作することができる。
【0016】前記変調器5は、本出願人が先に特開昭6
2−132104号公報として公開しているように、正
弦波状の信号レベルを変調信号として搬送波周波数を平
衡変調するものであって、信号レベルが搬送波の位相情
報として出力されるようにしており、例えば図2に示す
ように、入力されたA相信号はバッファとして動作する
オペアンプOP1を介して抵抗ネットワークRTに供給
されると共に、オペアンプOP2により反転されて抵抗
ネットワークRTに供給される。また、B相信号はバッ
ファとして動作するオペアンプOP3を介して抵抗ネッ
トワークRTに供給されると共に、オペアンプOP4に
より反転されて抵抗ネットワークRTに供給される。
【0017】すなわち、A相信号,反転A相信号,B相
信号,反転B相信号を抵抗ネットワークRTにより混合
加算し、位相が反対で同電圧の8分割された混合信号を
作成し、マルチプレクサAMの8つの入力端子(0)〜
(7)にそれぞれ供給している。このマルチプレクサA
Mの入力端子C1,C2,C3には図3(c)に示す選
択信号A,B,Cが入力され、この選択信号A,B,C
によりマルチプレクサAMの入力端子(0)〜(7)が
順次選択されて、出力端子toから図3(a)に示す階
段状の出力信号Sが出力される。このマルチプレクサA
Mから出力される信号Sの周波数は、図3に図示するよ
うに選択信号Cの周期と同一であり、結局のところ、選
択信号Cを搬送波としてその位相をA相信号(B相信
号)のレベルにより平衡変調した出力信号Sがマルチプ
レクサAMから出力されるようになる。すなわち、A相
信号(B相信号)のレベルに応じて位相偏移された搬送
波が出力されるのである。
【0018】このように平衡変調された搬送波は次にロ
ーパスフイルタ6に印加されて、図3(b)に示すよう
に滑らかな正弦波状とされる。このローパスフイルタ6
は例えば図4に示すように3個のオペレーションアンプ
OP(1、2、3)と抵抗R(1、2、3、4、5、
6、7)及びコンデンサC1、C2からなる状態変数型
(ステートバリアブル)フイルタによって構成されてお
り、このフィルタはよく知られているように、抵抗R
6、およびR7を可変することによって遮断周波数ωc
のみを独立して調整することができるようにしている。
マイコンのクロックによって抵抗R6、R7を可変する
ために、本発明の場合はこの抵抗部分を図4(b)に示
すように一端が接地されているスイッチドキャパシタC
sとクロック信号によって接点a,b間を選択するスイ
ッチSによって構成している。このようなスイッチドキ
ャパシタの抵抗値Rは、1/Cs・fcによって表すこ
とができ、マイコン8から供給されるクロック信号の周
波数fcを選択することによって種種の遮断特性を有す
るローパスフイルタを構築することができる。
【0019】この正弦波状に変換された信号は搬送波の
周波数の角速度をω、スケールの格子(刻線)間隔を
p、移動量をxとしたときに S=K・Cos(ωtー2π・x/p) によって示される信号となり、スケールの移動量xとピ
ッチpの比x/pが位相の変化として示される交流信号
となる。
【0020】そして、この位相変調された交流信号が次
のコンパレータ7によって零レベルの点がエッジとされ
る2値信号に変換される。このコンパレータ7より出力
される2値信号の位相と、光学手段から出力されたA相
信号及びB相信号のレベルとの関係を図5に示す。この
図の左側に示す正弦波状に変化している信号が、ある刻
線のスケールから出力されたA相信号及びB相信号であ
り、右側に示すパルス波形は位相偏移を受けたコンパレ
ータ7よりの搬送波の2値信号であり、その破線位置が
位相変調回路5に供給される搬送波の零位相の位置であ
る。
【0021】そして、この図のイに示すように、A相信
号が正の最大レベルでB相信号が零レベルの場合は90
゜位相偏移された2値信号とされ、A相信号が零レベル
でB相信号が正の最大レベルの同図ロの場合は180゜
位相偏移された2値信号とされ、A相信号が負の最大レ
ベルでB相信号が零レベルの同図ハの場合は270゜位
相偏移された2値信号とされ、A相信号が零レベルでB
相信号が負の最大レベルの同図ニの場合は360゜位相
偏移されて、位相偏移されていない元の状態に戻った2
値信号とされる。
【0022】マイコン8はそのキャプチャ機能を利用し
て、コンパレータ7から出力されている2値信号の立ち
上がり点と、点線で示す基準位相の間隔Tを検出する。
この間隔Tは、格子ピッチP内を分割したしたときの情
報を示しているので、この間隔Tを所定のクロックによ
って計数することにより、スケールの1ピッチを内挿す
る内挿パルス信号を形成すると共に、この内挿パルス信
号を計数して1ピッチを細分割したスケールのデータを
得ることができる。例えば、マイコン8から出力されて
いる搬送波のエッジによりカウンタの計数をスタートさ
せ、コンパレータ7の2値出力の立ち上がりエッジによ
りカウンタ25の計数をストップさせると、マイコンの
カウンタより格子ピッチP内を分割した内挿アブソリュ
ート値を検出できるようになる。この実施例の場合、光
学手段S1から出力されるモアレ縞の1ピッチは40μ
mを示しているが、マイコン内のカウンタ機能によって
搬送波の40倍の周波数とされているクロックによって
図5の期間Tをカウントすると、1/40ピッチの精度
で計数パルスが得られ、光学手段S1の出力から1μm
の偏位を検出することができる。
【0023】次に、a/b相信号発生回路9の概要をブ
ロック図として図6(a)に示す。この図に示されてい
るように、コンパレータ7の出力信号の周期をスケール
が移動中に測定する周期カウンタ31と、周期測定カウ
ンタ31よりの計数値から所定の設定値を減算する減算
器32と、減算器32よりの減算値がプリセットされ、
その計数値がゼロになるまで、A/B相パルス発生器3
4から発生されるフィードバックパルスFBを計数する
アップダウンカウンタ33と、アップダウンカウンタ3
3よりのイコール信号EQとディレクション信号DIR
を受けて、イコール信号EQが消失するまでフィードバ
ックパルスFBを1パルスづつ発生すると共に、このフ
ィードバックパルスFBとディレクション信号DIRと
によりA相パルス信号とB相パルス信号とを発生して、
NC装置等へ供給するA相/B相パルス信号を出力する
AB相パルス発生器34と、マイコン8から周期測定カ
ウンタ31に供給される基準クロック信号35より構成
されている。
【0024】周期カウンタ31は変調器5により位相変
調された搬送波の周期を測定するカウンタであり、メイ
ンスケールとインデックススケールとが相対的に静止し
ている場合は、位相変調搬送波の周期は変化されず図6
(b)の(a)に示すように、基準クロックを40クロ
ック計数する。ただし、この時は、分解能が40倍に向
上されている場合である。
【0025】また、メインスケールとインデックススケ
ールとが相対的に左方向に1μm移動した場合は、その
瞬間に例えば、同図(b)に示すように位相変調搬送波
の周期は短くなり、周期測定カウンタ31の計数クロッ
ク数は39パルスとなり、逆に相対的に右方向に1μm
移動した場合は、例えば、同図(c)に示すように位相
変調搬送波の周期は長くなり、周期測定カウンタ31の
計数クロック数は41パルスとなる。このように、周期
カウンタ31はメインスケールとインデックススケール
の相対的な動きが生じたときに、その格子内の動きに応
じて分解能が40倍の時は40を中心としてその計数値
が位相変調波の周期毎に変化する。
【0026】このようにして、周期測定カウンタ31に
より測定された位相変調搬送波の周期のデータは減算器
32に供給され、設定値である「40」が減算される。
したがって、静止しているときは「0」が減算器32か
ら出力され、アップダウンカウンタ33に「0」がプリ
セットされる。また、左に移動しているときは、「−1
以下」が減算器32から出力され、アップダウンカウン
タ33に例えば「−1以下」がプリセットされる。さら
に、右側に動いているときは「1以上」が減算器32か
ら出力され、アップダウンカウンタ33に例えば「1以
上」がプリセットされる。
【0027】次に、図7を参照しながらアップダウンカ
ウンタ33とAB相パルス発生器34の動作を説明する
が、この図には一例としてスケールの移動によってある
位置から(+)または(−)3/40ピッチ動いた場合
を示し、アップダウンカウンタ33に「3」あるいは
「−3」がプリセットされた場合を示している。まず、
図7(a)に示すように、スケールが移動して「3」が
アップダウンカウンタ33にプリセットされると、この
カウンタ33からは計数値が「0」でない時に「L」レ
ベルとなるイコール信号EQと、移動方向を示す「H」
レベルのディレクション信号DIRが同図(b),
(c)に示すように出力される。そして、AB相パルス
発生器34は、この信号EQと信号DIRとをうけて、
同図(d)に示すようにフィードバックパルスFBを1
パルス(A1)発生してアップダウンカウンタ33に供
給する。
【0028】この時、信号DIRが「H」レベルのた
め、フィードバックパルスFBによりアップダウンカウ
ンタ33はダウン計数され、その計数値は「2」となる
が、信号EQの「L」レベル状態は維持されるため、さ
らにフィードバックパルスFBが1パルス(A2)発生
され、このフィードバックパルスFBによりアップダウ
ンカウンタ33はさらにダウン計数され、その計数値は
「1」となる。しかしながら、信号EQの「L」レベル
状態は維持されるため、さらにフィードバックパルスF
Bが1パルス(A3)発生され、このフィードバックパ
ルスFBによりアップダウンカウンタ33はダウン計数
されて、その計数値は「0」となり、イコール信号EQ
のレベルが「H」となる。したがって、AB相パルス発
生器34から出力されるフィードバックパルスFBは停
止される。
【0029】一方、AB相パルス発生器34において、
図7(e),(f)に示すように、A1のフィードバッ
クパルスFBの立ち下がりエッジにおいて、A相パルス
信号が「H」レベルに反転され、A2のフィードバック
パルスFBの立ち下がりエッジにおいて、B相パルス信
号が「H」レベルに反転され、さらに、A3のフィード
バックパルスFBの立ち下がりエッジにおいて、A相パ
ルス信号が「L」レベルに反転される。アップダウンカ
ウンタ33の計数値が「0」となった後に、移動方向が
逆転するとディレクション信号DIRが図7(c)に示
すように「L」レベルに反転し、移動量として例えば
「−3」が、図7(a)に示すように、アップダウンカ
ウンタ33にプリセットされたとする。すると、このカ
ウンタ33からは計数値が「0」でない時に「L」レベ
ルとなるイコール信号EQと、移動方向を示す「L」レ
ベルのディレクション信号DIRが同図(b),(c)
に示すように出力される。そして、AB相パルス発生器
34は、この信号EQと信号DIRとをうけて、同図
(d)に示すようにフィードバックパルスFBを1パル
ス(B1)発生してアップダウンカウンタ33に供給す
る。
【0030】この時、信号DIRが「L」レベルのた
め、フィードバックパルスFBによりアップダウンカウ
ンタ33はアップ計数して、その計数値は「−2」とな
るが、信号EQの「L」レベル状態は維持されるため、
さらにフィードバックパルスFBが1パルス(B2)発
生され、このフィードバックパルスFBによりアップダ
ウンカウンタ33はさらにアップ計数され、その計数値
は「−1」となる。しかしながら、信号EQの「L」レ
ベル状態は維持されるため、さらにフィードバックパル
スFBが1パルス(B3)発生され、このフィードバッ
クパルスFBによりアップダウンカウンタ33はアップ
計数して、その計数値は「0」となり、イコール信号E
Qのレベルが「H」となる。したがって、AB相パルス
発生器34から出力されるフィードバックパルスFBは
停止される。
【0031】一方、AB相パルス発生器34において、
図7(e),(f)に示すように、B1のフィードバッ
クパルスFBの立ち下がりエッジによりA相パルス信号
が「H」レベルに反転し、B2のフィードバックパルス
FBの立ち下がりエッジによりB相パルス信号が「L」
レベルに反転し、さらに、B3のフィードバックパルス
FBの立ち下がりエッジによりA相パルス信号が「L」
レベルに反転する。このようにして発生されたA相パル
ス信号とB相パルス信号はNC装置へ供給され、NC装
置は供給されたA相信号とB相信号とのエッジを検出す
ることにより、移動量を検出すると共に、A,B相パル
ス信号の位相関係より移動方向を検出する。
【0032】ところで、上記スイッチ4によって電源投
入時のようにスケールが停止しているときには光学手段
1Sの出力が選択されていると、この出力が変調器5、
フイルタ6、コンパレータ7を介してマイコン8に取り
込まれ、停止位置で光学手段1Sから出力されている最
も精度の高い距離情報を1μmの単位で内挿する出力パ
ルス信号Pfを図5の期間Tを計数することにより得る
ことができ、そのカウント数Nfによって1ピッチ40
μm内の位置を検出することができる。また、本発明の
場合は電源投入時の初期設定時には、スイッチ4によっ
て刻線のピッチが異なる光学手段2S、及び3Sの出力
が時分割的に取り込まれ、それぞれ位相変調をされた後
に、図5に示したように各刻線トラックから出力される
A/B相信号の位相状態によって位相分割された内挿パ
ルス信号を出力する。
【0033】光学手段2Sの刻線ピッチは例えば160
0μmであり、このピッチを前記したように40倍の精
度で内挿するパルスに変換することによって、40μm
までの距離で1パルスの信号を内挿した出力パルスPs
を出力することができる。従って、このパルス信号Ps
のカウント数Nsによって40μ変位する毎に計数値が
インクリメントされ、そのカウント値Nsと先のカウン
ト数Nfにより距離1600μ迄を1μを単位で特定す
ることができる。
【0034】光学手段3Sは刻線の1ピッチが例えば5
4000とされており、この光学手段から出力されるモ
アレ縞の1周期の変化を同様に位相分割して40倍の精
度を示す内挿パルス信号Ptを出力すると、1600μ
m移動する毎に1パルスを出力する精度でパルスを内挿
することができる。したがって、このパルス信号Ptを
1600μm毎にカウントした計数値Ntと、前記した
計数値Ns、およびNfによって、5.4Cm迄を1μ
の精度で測定することができるようになる。すなわち、
光学手段1S、2S、3Sから出力されるモアレ縞の位
相変化をスイッチ4を介して時分割的に取り込み、これ
らの各トラックのピッチをそれぞれ40倍の位相分割に
よって分割した内挿パルス信号Pf、Ps、Ptを出力
し、この各トラックのパルス計数値をそれぞれNf、N
s、Ntとすると、絶対的な移動距離LはL=Nf+4
0・Ns+1600・Ntとなり3トラックの刻線スケ
ールによって1μm単位で5.4Cmの絶対的な距離を
測定することができる。
【0035】上記実施例においてさらにもう1トラック
の刻線スケールを配置し、たとえば54000の40倍
の刻線ピッチとされているトラックを作ると、さらに4
0倍の長尺の距離、2.16mを1μmの精度で測定し
て絶対値で出力することができる。
【0036】上記の場合は電源投入時や、スケールが停
止しているときに各光学手段1S、2S、3Sの出力を
取り込んでその演算から絶対値を出力するようにした
が、ある計測点から移動しているときは、その点の絶対
値と、図1に示したA/B相発生器9から出力される1
μ単位の移動中のA/B相信号の計数値を加算すること
によって、移動中でもその位置を絶対値で示すことがで
きる。この場合、A/B相出力は移動方向の情報を持っ
ているので、A相信号とB相信号の進み、遅れを考慮し
て加算、又は減算する必要があることはいうまでもな
い。
【0037】図8はマイコン8が絶対値を検出するとき
の測定動作を制御する流れ図の一例を示したものであ
る。マイコン8は通常電源が投入されたか否かを判断し
ており(S101)、電源投入された時点で、絶対値の
測長動作が開始される。まず、ステップS102から光
学手段の1Sを選択してスケールの内挿パルスを生成す
ると共に、そのパルス数Nfを保持する。(S103) 次に、ステップS104からS105を経由して、2S
を選択してそのスケールの内挿パルスを生成すると共
に、そのパルスをカウントして計数値Nsを保存すると
共に、次に3Sを選択してさらに上位のスケールの内挿
パルス信号を生成し、そのパルス数をカウントする。そ
してその計数値Ntを保存する。(S106,S10
7) その後に上記カウント数Nf,Ns及びNtからスケー
ルの絶対値を示すNaを演算する(S108)。そし
て、この演算値を初期値としてホールド(S109)す
る。この演算結果はメモリ等に保存されるが、次に電源
が投入され、再び絶対値が計測されたときには、その内
容を書き換えることになる。この状態で初期の絶対値が
確定すると、次にステップS110で光学手段1Sを選
択して相対値の計測モードになり、スケールが移動して
A/B相パルス信号が出力されると、そのパルス信号の
個数(Nb)を前記絶対値Naに対し加算、又は減産す
る(S111)。したがって、ある測定値からスケール
が移動したときにも絶対値が変化する表示が行われるよ
うにしている。
【0038】
【発明の効果】本発明は以上説明したように従来の相対
的な移動距離を測定している位相分割による内挿パルス
出力手段を利用して、アブソリュートを示す刻線ピッチ
の精度を高くするような信号処理回路としているので、
従来のように単純に多トラックのアブソリュートスケー
ルからの信号を加算していって位置を検出する場合に比
較し、格段に少ない刻線トラックから長尺スケールの絶
対値を求めることができ、機械的、及び電気的により少
ない部品点数によって高精度アブソリュート値を求める
ことができるという効果ある。また、アブソリュートト
ラックの本数が少なくなることによってスケールから検
出される信号のレベルを大きくすることができるので、
検出信号(モアレ縞)のS/N比が高くなり、同じS/
N比であるときはスケールの幅を小さくすることができ
るという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光学式リニヤスケールの原点検出装置
のブロック図である。
【図2】位相変調回路の回路図である。
【図3】位相変調回路のタイミング図である。
【図4】フイルタの1例を示す回路図である。
【図5】内挿パルス数を生成するときの説明波形図であ
る。
【図6】a/b相信号発生回路と周期カウンタのカウン
ト波形の説明図である。
【図7】a/b相信号波形の説明図である。
【図8】マイコンの動作の位置例を示す流れ図である。
【図9】光学式スケールの原理図である。
【図10】モアレ縞を示す図である。
【図11】モアレ縞の移動を示す図である。
【図12】光電変換素子を設置する位置を示す図であ
る。
【図13】A相信号とB相信号との波形図である。
【図14】アブソリュート値を測定するときの刻線トラ
ックの説明図である。
【符号の説明】
1S,2S,3S 光学手段 4 アナログスイッチ 5 変調器 6 ローパスフイルタ 7 コンパレータ 8 マイコン 9 a/b相信号発生部 101 メインスケール 103 インデックススケール 104 コの字形ホルダ 105 光源 109 原点位置 110,111,112,113 光電変換素子

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも長さ方向に等間隔で目盛られ
    ている第1の刻線と、前記第1の刻線から得られる計測
    単位が整数倍となるように形成された第2の刻線を有す
    るメインスケールと、 前記メインスケールに対して、移動可能に配置され前記
    第1及び第2の刻線に対して交差する刻線が設けられて
    いるインデックススケールと、 前記両スケール間の第1の刻線と第2の刻線によって発
    生するモアレ縞を検出し、相対的に単位長移動する毎に
    周期的に変化する信号を発生する光電変換手段と、 上記周期的に変化する信号を時分割的に取り込むスイッ
    チング手段と、前記スイッチング手段で取り込んだそれ
    ぞれの信号を位相変調する変調手段と、 前記変調手段で変調された変調信号の移相情報から位相
    偏移に応じた内挿パルス信号を発生して上記第1の刻線
    の間隔を内挿する内挿パルス信号を出力するアブソリュ
    ート内挿手段とを備え、 上記アブソリュート内挿手段から出力されたデータに基
    づいて前記メインスケールの絶対位置を算出することを
    特徴とするアブソリュート光学式リニヤスケール。
  2. 【請求項2】 上記変調手段は平衡変調器とフイルタ、
    及びコンパレータによって構成され、搬送周波数、及び
    回路の特性が前記スイッチング手段のタイミングに同期
    して変更されるように制御することを特徴とする請求項
    1に記載のアブソリュート光学式リニヤスケール。
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