JP4400996B2 - 原点信号発生装置 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、二物体間の相対移動量を測定するリニヤスケールに関するものであり、特にこのようなスケールにおいて、基準位置を原点信号として出力することにより、例えば、工作機械等の移動量を絶対値で知ることができるようにした測長装置の原点信号発生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
工作機械等において、被加工物に対する工具の相対移動量を正確に測定することは、精密加工を行う上で極めて重要であり、このための測定装置が種々製品化されている。
そのひとつとして、光学格子を2枚重ね合わせることにより得られるモアレ縞を利用した光学式スケールが従来から知られている。この光学式スケールは、図11に示すように透明のガラススケール100の一面に透光部と非透光部が所定のピッチで配列するよう格子(刻線)を設けたメインスケール101と、透明のガラススケール102の一面に透光部と非透光部が所定のピッチで配列するよう格子(刻線)を設けたインデックススケール103とを有し、同図(a)に示すように、このメインスケール101にインデックススケール103を微小間隔を持って対向させると共に、同図(b)に示すように、メインスケール101の格子に対し微小角度傾けられるようにインデックススケール103の格子を配置している。
【0003】
なお、メインスケール101及びインデックススケール103に設けた格子は、ガラススケール100,102にクロムを真空蒸着し、エッチングすることにより形成された同一ピッチの格子により形成されている。
このように配置すると、図12に示すモアレ縞が発生する。このモアレ縞の間隔はWとなり、間隔W毎に暗い部分あるいは明るい部分が発生する。この暗い部分あるいは明るい部分は、メインスケール101に対し、インデックススケール103が相対的に左右に移動する方向に応じて上から下、あるいは下から上に移動していく。この場合、メインスケール101及びインデックススケール103の格子のピッチをP、相互の傾斜角度をθ[rad]とすると、モアレ縞の間隔Wは、
W=P/θ
と示され、モアレ縞の間隔Wは、光学的に格子間隔Pを1/θ倍に拡大した間隔とされていることになる。このため、格子が1ピッチP移動すると、モアレ縞はWだけ変位することになり、Wの上下方向の変化を読み取ることにより、ピッチP内の移動量を精密に測定することができるようになる。
【0004】
例えば、図13に示すようにモアレ縞の変化を光学的に検出する光電変換素子110をインデックススケールに設け、メインスケールの反対側に光源を設けるようにして、メインスケール101に対しインデックススケール103を相対的に移動させながら、この光電変換素子110に流れる電流の変化を読み取る。
すなわち、モアレ縞のパターンがAの状態となっていると、光電変換素子110に照射される光量は最も多くなり、光電変換素子110に流れる電流は最大値I1 となる。次に、相対的に移動してBの状態になると光電変換素子110に照射される光量はやや減少し、その電流はI2 となり、更に、移動してCの状態になると光電変化素子110には最も少ない光量が照射され、その電流も最も小さいI3 となる。そして、更に移動してDの状態になると光電変換素子110に照射される光量はやや増加し、その電流はI2 となり、Eの状態になるまで移動すると、再び最も光量の多い位置となり、その電流は最大値I1 となる。
このように、光電変換素子110に流れる電流は正弦波状に変化すると共に、その変化が1周期経過した時に、格子間隔Pだけメインスケール101とインデックススケール103とが相対的に移動したことになる。
【0005】
図13においては、光電変換素子110を一つだけ設けるようにしたが、図14に示すように、一周期(間隔W)と90゜ずらせて2つの光電変換素子111,112を設けるようにすると、A相の光電変換素子111に流れる電流に対してB相の光電変換素子112に流れる電流は、図15に示すように90゜偏移した電流となる。すなわち、A相の光電変換素子111に流れる電流をサイン波とすると、B相の光電変換素子112に流れる電流はコサイン波となる。
この場合、メインスケール101とインデックススケール103との相対的な移動方向により、A相の光電変換素子111に流れる電流に対するB相の光電変換素子112に流れる電流の位相は90゜進相あるいは90゜遅相となるため、90゜ずらせて配置した2つの光電変換素子を設けると、両者の間の位相を検出することにより相対的な移動方向を検出することができる。
【0006】
以上説明した原理を利用した光学式スケールの斜視図の概要を図16に示す。この図において、細長いメインスケール101の一面には蒸着されたクロムにより形成された同一ピッチの格子が刻線されており、このメインスケール101を抱持するコの字形ホルダ104の一面にインデックススケール103が固着されている。このインデックススケール103のメインスケールに対向する面には、メインスケール101と同様に蒸着されたクロムにより形成された同一ピッチの格子が刻線されており、このインデックススケール103の裏側には光電変換素子113が設けられている。
【0007】
さらに、図17に示すようにコの字形ホルダ104のメインスケール101の反対側に位置する面には、光源105を配置してメインスケール101とインデックススケール103を透過する光を光電変換素子113によって検出するように構成している。
そして、メインスケール101とインデックススケール103とは互いに移動可能とされている。
なお、前記したようにメインスケール101の格子(刻線)に対してインデックススケール103の格子(刻線)は微小間隔を持って対向していると共に、微小角度傾けられるようにされている。
【0008】
このように構成された光学式スケールの原理構造の横断面図17から、光源105から照射された光はガラス製のメインスケール101を透過し、さらにガラス製のインデックススケール103を透過した後、光電変換素子113によりモアレ縞として受光される。
この光電変換素子113からは前記図15に示す互いに90゜の位相差を有するA相の信号とB相の信号とが出力され、この2つの信号から前記のように移動方向及び移動距離を測定することができる。
なお、光電変換素子113には3個の光電変換素子が設けられているが、そのうちの2つは上記A相の信号とB相の信号とを出力し、残る一つは基準レベルの信号を出力している。そして、この基準レベルの光電変換素子により受光された光量を、正弦波状に変化しているA相、またはB相の平均信号レベル(ゼロレベル)となるように設定することにより、さらに精度の高い検出信号とすることができるようになる。
【0009】
ところで、このように構成された光学式スケールは、NC工作機械に取りつけられて被加工物と工具との相対的移動量を測定しているが、一般に数値制御する場合は原点からの移動量としてプログラムされるため、この相対的移動量は原点からの移動量として測定する必要がある。そこで、通常メインスケールに予め原点位置が設けられ、この原点位置をインデックススケールが通過した時に原点が検出され、この原点検出信号はNC装置に供給されてNC装置をリセットすることにより、原点位置をNC装置にセッテイングするようにしていた。
そこで、上記したような光電式リニヤスケールにおいて図18(a)に示すようにメインスケール101の刻線位置とは異なる所定のトラック位置に、基準点となる原点Zを示す刻線(格子)109を設け、この原点となる格子109、およびインデックススケール103を通過する光をモアレ縞として検出する光電変換素子を配置しておくと、メインスケール101とインデックススケール103が特定の位置関係になっているときだけを原点の信号として検出することができるようになる。
【0010】
すなわち、図18(b)に示すように、この原点Zの位置においてもメインスケール101の1ピッチPの間で図13の場合と同様に変化する太線の信号Szが原点位置検出信号として検出されるから、この原点位置検出信号Szの波形のピーク点を、例えば同図(b)に示すように所定のレベルTHでクリップして原点パルス信号Pzを形成すると、この原点パルス信号Pzの立ち上がり点をメインスケールの原点Zとすることができる。
【0011】
しかしながら、この原点の位置検出信号Szは、一般的にメインスケール101とインデックススケール103の相対的な移動によって検出されるが、原点Zを通過するときの相対的な移動速度によって検出信号のレベルが変化するという問題が生じる。
たとえば、メインスケールとインデックススケールの相対速度が大きいときは検出レベルが小さくなる。そのため、原点を決定する際はこの移動速度を指定しなければならないという問題がある。
また、インデックススケール103に対してメインスケール101の原点Zがどの方向から接近したかによってモアレ縞の検出信号が僅かであるが変位し、そのために原点パルス信号Pzの位置が変化する場合が生じる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本出願人は先にスケールの原点信号が、計測されたアブソリュート値に同期して得られるようにすることにより、原点位置検出信号Szの波形変化に関わらず正確な原点基準信号として検出できる方法を提案した。(特願平10−81119号)
しかしながら、原点位置検出信号Szは、メインスケールのパターンと、インデックススケールのパターンのスリットがお互いに白い部分と黒部分が重なり光が通らない状態となるときにピーク信号が得られるようなギャップ構成されているので、この二つのスケール間のギャップが所定の設定値となっていない場合、例えば、原点検出用のメインスケールと、インデックススケールの間隔が広くなると、図18(b)の原点位置検出波形Szの波形のピーク点がつぶれ、細線で示す原点位置信号Sz’に見られるように原点位置が広い範囲で検出される。
すると、上記同期型の原点検出方法による場合も原点位置を確定する原点基準信号に誤差が生じる。
例えば、スケールの一方側に発光素子と受光素子を配置し、モアレ縞を光の反射光から検出するような光学検出装置を使用すると、メインスケールとインデックススケールの間隔が相対的に広くなり、本来ならば刻線同志が重なって全く光が通過しないモアレ状態の時でも、光の漏れが生じ検出電流のピーク値がつぶれると共に、比較的広い領域で電流が検出される。すると原点位置に対する原点パルス信号はPz1のように広いパルス幅となり同期検出が不正確になる。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記したような問題点を解消するために、
所定の間隔で配置されているメインスケールと、インデックススケールの刻線によって相対的に単位長移動する毎に1周期変化する正弦波状の信号と、上記原点位置の範囲を示す原点検出信号を発生する信号検出手段と、
上記正弦波状の信号の所定位相偏移に応じた内挿パルス信号を発生して上記単位長内を内挿する内挿データを出力するアブソリュート内挿手段と、
前記原点信号のパルス幅を測定し、測定されたパルス幅のほぼ中間に位置するウインドウパルスを発生するパルス発生手段とを設け、
前記ウインドウパルスによって前記刻線ピッチ間を内挿しているパルス信号を同期検出して、原点基準パルスを出力するように構成されている。
【0014】
本発明によれば、原点Zにおいて発生する原点位置検出信号の幅を検出し、この原点位置検出信号波形の所定位置を決定するようなウインドウパルス信号を発生する手段を設けているので、このウインドウパルスと格子間を分割する内挿手段から出力される内挿パルス信号の論理を取ることによって、原点Zの基準位置を検出することができる。
したがって、原点位置と格子間隔を内挿しているアブソリュート値は完全に一致した信号として取り扱うことができ、原点位置検出信号が比較的幅が広い信号波形の時でも正確な原点信号を得ることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の原点位置検出装置を光学式リニヤスケールに適応したときの概要を図1に示す。
この図1に示す光学式リニヤスケールにおいて、光源である発光ダイオード1から照射された光はメインスケール及びインデックススケールに刻線されたピッチPの格子を透過して、光電変換素子であるフォトダイオード2により受光される。フォトダイオード2により受光されたA相の信号及びB相の信号は光電変換アンプ3により増幅されて、コンパレータ4に印加され2値データとされる。
この2値データは位置データバックアップカウンタ5により、ピッチP移動する毎に移動方向に応じて加算あるいは減算カウントされ、ピッチPを単位とする位置データとされて処理装置(表示機器)9に供給される。この処理装置9には次に述べる格子ピッチP内を内挿するデータも供給されさらに精密なアブソリュート値を測定できるようにしている。
【0016】
すなわち、光電変換アンプ3からの出力された前記したA相信号及びB相信号は、アブソリュート内挿回路6に供給され、このアブソリュート内挿回路6により前記格子ピッチPを細かく分割する内挿パルスを計数するよう構成して、この計数パルスをカウンタ25から出力することによって、ピッチP内を分割した内挿データを前記処理装置9へ出力する。
【0017】
さらに、アブソリュート内挿回路6で位相変調された信号が印加されているa/b相信号発生器8からは、後で述べるようにピッチP内を分割した内挿データをパルスの個数及び位相で示すA相パルス信号、およびB相パルス信号として発生し、数値制御(NC)装置に供給するようにすると共に、基準点を示す原点基準信号としてZ相のパルス信号を出力するようにしている。そしてこれらのパルス信号によって、工作機械の移動方向の制御と移動量を制御することができるようになされている。
【0018】
本発明の場合は、メインスケール101に刻線、或いは原点標識が貼付された原点位置Zを形成する格子109と、インデックススケール103によってモアレ縞、または原点信号を発生するように光源11(発光ダイオード)とにより、発生した原点のモアレ縞を検出するフオートダイオード12と、その出力を増幅するアンプ13、及びアンプ13の出力を成形する波形整形回路14を備えている。(なお、光源11は光源1と兼用しその出力光がスケールによって反射された光をフォトダイオード12によって検出するようにするようにしてもよい)
そして、検出した原点位置の検出信号と、後で述べるカウント比較器37の一致出力を基準信号発生部36に入力し、メインスケールに刻設されている基準位置Zの点を検出するための原点基準パルス信号を前記A相、または、B相の出力パルスに同期して得るようにしている。
【0019】
なお、本実施例ではメインスケールとインデックススケールに設けられた格子の間隔Pが40ミクロンである場合を想定し、上記アブソリュート内挿回路6に入力されたA相信号あるいはB相信号の一周期において、40個のパルスを計数するようにしており、分解能を1ミクロンとした光学式スケールとすることができるようにしている。
【0020】
アブソリュート内挿回路6は、入力されたA相信号,B相信号のレベルに応じた位相偏移を搬送波に与える位相変調回路21と、この位相変調回路21の位相偏移された出力信号の基本波を抽出するローパスフィルタ(LPF)22と、ローパスフィルタ22の出力信号を二値化するコンパレータ23と、二値化された搬送波のエッジで計数がスタートされコンパレータ23の出力信号のエッジにより計数がストップするカウンタ25と、カウンタ25で計数されるクロック及び搬送波を作成するためのクロックを発生するクロック発生器24と、クロック発生器24のクロックを分周する分周器26と、この分周器26の出力より搬送波を発生する搬送波発生器27とから構成されており、分解能を向上するために格子ピッチP内を分割する機能を有する回路である。
【0021】
位相変調器21は、例えば特開昭62−132104号公報に記載されている構成とされており、その詳細な構成は図2に示すように、入力されたA相信号はバッファとして動作するオペアンプOP1を介して抵抗ネットワークRTに供給されると共に、オペアンプOP2により反転されて抵抗ネットワークRTに供給される。
また、B相信号はバッファとして動作するオペアンプOP3を介して抵抗ネットワークRTに供給されると共に、オペアンプOP4により反転されて抵抗ネットワークRTに供給される。
【0022】
すなわち、A相信号,反転A相信号,B相信号,反転B相信号を抵抗ネットワークRTにより混合加算し、位相が反対で同電圧の8分割された混合信号を作成し、マルチプレクサAMの8つの入力端子(0)〜(7)にそれぞれ供給している。このマルチプレクサAMの入力端子C1,C2,C3には図3(c)に示す選択信号A,B,Cが入力され、この選択信号A,B,CによりマルチプレクサAMの入力端子(0)〜(7)が順次選択されて、出力端子toから図3(a)に示す階段状の出力信号Sが出力される。
このマルチプレクサAMから出力される信号Sの周波数は、図3に図示するように選択信号Cの周期と同一であり、結局のところ、選択信号Cを搬送波としてその位相をA相信号(B相信号)のレベルにより平衡変調した出力信号SがマルチプレクサAMから出力されるようになる。すなわち、A相信号(B相信号)のレベルに応じて位相偏移された搬送波が出力されるのである。
【0023】
このように平衡変調された搬送波はLPF22に印加されて、図3(b)に示すように滑らかな正弦波状とされる。
この信号は搬送波周波数の角速度をω、格子間隔をp、移動量をxとしたときに
S=K・Cos(ωt−2π・x/p)
によって示される信号となり、スケールの相対的な移動量、すなわち測長値xとピッチpの比x/pが位相の変化として示される信号となる。
【0024】
コンパレータ23によってこの信号Sの零レベルの点がエッジとされる二値信号に変換される。このコンパレータ23より出力される二値信号の位相と、アブソリュート内挿回路6に入力されるA相信号及びB相信号のレベルとの関係を図4に示す。
この図の左側に示す正弦波状に変化している信号がA相信号及びB相信号であり、右側に示すパルス波形は位相偏移を受けたコンパレータ23よりの搬送波の二値信号であり、その破線位置が位相変調回路21に供給される搬送波の零位相の位置である。
【0025】
そして、この図のイに示すように、A相信号が正の最大レベルでB相信号が零レベルの場合は90゜位相偏移された二値信号とされ、A相信号が零レベルでB相信号が正の最大レベルの同図ロの場合は180゜位相偏移された二値信号とされ、A相信号が負の最大レベルでB相信号が零レベルの同図ハの場合は270゜位相偏移された二値信号とされ、A相信号が零レベルでB相信号が負の最大レベルの同図ニの場合は360゜位相偏移されて、位相偏移されていない元の状態に戻った二値信号とされる。
【0026】
このように、位相変調回路21,LPF22,コンパレータ23は構成されているため、格子ピッチP内を分割した内挿データを得ることができる。例えば、搬送波の零位相位置からコンパレータ23の出力が立ち上がるまでクロックを計数することにより格子ピッチP内を分割した内挿データとすることができる。そこで、搬送波発生回路27よりの搬送波のエッジによりカウンタ25の計数をスタートさせ、コンパレータ23の二値出力の立ち上がりエッジによりカウンタ25の計数をストップさせると、カウンタ25より格子ピッチP内を分割した内挿アブソリュート値を検出できるようになる。
この場合の計数パルスを図5に示す。ただし、この図においてクロック発生器から発生されるクロックは搬送波発生器27より発生される搬送波の40倍の周波数とされている(分周器26は1/40に分周している)。
【0027】
図5(a)はクロック発生器24から発生されるクロックを示しており、同図(b)は図4ニの点から1/4ピッチ移動したイの位置となっている場合であり、10個のクロックをカウンタ25は計数する。また同図(c)は図4のロに示す場合であり、1/2ピッチ移動して20個のクロックをカウンタ25は計数する。さらに、同図(d)は図4のハに示す場合であり、3/4ピッチ変位して30個のクロックをカウンタ25が計数する場合を示す。
また同図(e)は図4のニに示す場合であり、位相偏移は360゜とされているため、カウンタ25が計数するクロックはない。
【0028】
このように、カウンタ25が計数するクロックの周波数が搬送波周波数の40倍とされていると、カウンタ25は格子ピッチPを40分割した量だけ移動する毎に1パルスを計数することになるため、分解能を40倍にすることができる。したがって、格子ピッチが40ミクロンの場合は1ミクロンの分解能とすることができる。すなわち、内挿されるパルス数は「0〜39」とされていることになる。
【0029】
次に、a/b相信号発生回路8と原点信号を作る回路の概要をブロック図として図6に示す。
図6に示すようにアブソリュート内挿回路6のコンパレータ23の出力信号の周期を測定する周期測定カウンタ31と、この周期測定カウンタ31よりの計数値から所定の設定値を減算する減算器32と、減算器32よりの減算値がプリセットされその計数値がゼロになるまで、AB相パルス発生器34から発生されるフィードバックパルスFBを計数するアップダウンカウンタ33と、アップダウンカウンタ33よりのイコール信号EQとディレクション信号DIRを受けて、イコール信号EQが消失するまでフィードバックパルスFBを1パルスづつ発生すると共に、このフィードバックパルスFBとディレクション信号DIRとによりA相パルス信号とB相パルス信号とを発生して、NC装置等へ供給するAB相パルス発生器34と、周期測定カウンタ31が計数するクロックを発生する基準クロック発生器35より構成されている。
【0030】
36は原点パルス信号Spを形成する基準信号発生部を示しており、後で述べるように原点信号のほぼ中央点を示す原点パルス信号Pz{図6(b)}を形成すると共に、他方の入力には図6(a)のカウント比較器37の一致出力Prが入力されている。
カウント比較器37には図1のカウンタ25の計数値がプレセットされ、前記フイードバックパルスFBによってその値が変化する内部カウンタ38から計数値が入力される。
そして、基準信号発生部36によって原点基準パルスPzとカウント比較器37の一致出力Prの論理積を取ることにより、カウント比較器37から出力される一致出力Prの中から原点基準パルス信号Zsを抽出するようにしている。
【0031】
周期カウンタ31はアブソリュート内挿回路6内の位相変調回路21により位相変調された搬送波の周期を測定するカウンタであり、メインスケールとインデックススケールとが相対的に静止している場合は、位相変調搬送波の周期は変化されず図9(a)に示すように、基準クロックを40クロック計数する。ただし、この時は、アブソリュート内挿回路6における内挿パルス数が「40」とされて、分解能が40倍に向上されている場合である。すなわち、基準クロックとアブソリュート内挿回路6内のクロック発生器24よりのクロックとは同周波数のクロックとなるため、通常はアブソリュート内挿回路6内のクロック発生器24より発生されるクロックを基準クロックとして兼用して周期測定カウンタ31は計数している。
【0032】
また、メインスケールとインデックススケールとが相対的に左方向に1μm移動した場合は、その瞬間に例えば、図9(b)に示すように位相変調搬送波の周期は短くなり、周期測定カウンタ31の計数クロック数は39パルスとなり、逆に相対的に右方向に1μm移動した場合は、例えば、図9(c)に示すように位相変調搬送波の周期は長くなり、周期測定カウンタ31の計数クロック数は41パルスとなる。
このように、周期測定カウンタ31はメインスケールとインデックススケールの相対的な動きが生じたときに、その格子内の動きに応じて分解能が40倍の時は40を中心としてその計数値が位相変調波の周期毎に変化する。
【0033】
このようにして、周期測定カウンタ31により測定された位相変調搬送波の周期のデータは減算器32に供給され、設定値である「40」が減算される。したがって、静止しているときは図9(a)のように「0」が減算器32から出力され、アップダウンカウンタ33に「0」がプリセットされる。また、左に移動しているときは、例えば同図(b)のように「−1以下」が減算器32から出力され、アップダウンカウンタ33に例えば「−1以下」がプリセットされる。
さらに、右側に動いているときは(c)のように「1以上」が減算器32から出力され、アップダウンカウンタ33に例えば「1以上」がプリセットされる。
【0034】
次に、図10を参照しながらアップダウンカウンタ33とAB相パルス発生器34の動作を説明するが、この図には一例としてスケールの移動によってある位置から(+)または(−)3/40ピッチ動いた場合を示し、アップダウンカウンタ33に「3」あるいは「−3」がプリセットされた場合を示している。
まず、図10(a)に示すように、スケールが移動して「3」がアップダウンカウンタ33にプリセットされると、このカウンタ33からは計数値が「0」でない時に「L」レベルとなるイコール信号EQと、移動方向を示す「H」レベルのディレクション信号DIRが同図(b),(c)に示すように出力される。そして、AB相パルス発生器34は、この信号EQと信号DIRとをうけて、同図(d)に示すようにフィードバックパルスFBを1パルス(A1)発生してアップダウンカウンタ33に供給する。
【0035】
この時、信号DIRが「H」レベルのため、フィードバックパルスFBによりアップダウンカウンタ33はダウン計数され、その計数値は「2」となるが、信号EQの「L」レベル状態は維持されるため、さらにフィードバックパルスFBが1パルス(A2)発生され、このフィードバックパルスFBによりアップダウンカウンタ33はさらにダウン計数され、その計数値は「1」となる。しかしながら、信号EQの「L」レベル状態は維持されるため、さらにフィードバックパルスFBが1パルス(A3)発生され、このフィードバックパルスFBによりアップダウンカウンタ33はダウン計数されて、その計数値は「0」となり、イコール信号EQのレベルが「H」となる。したがって、AB相パルス発生器34から出力されるフィードバックパルスFBは停止される。
【0036】
一方、AB相パルス発生器34において、図10(e),(f)に示すように、A1のフィードバックパルスFBの立ち下がりエッジにおいて、A相パルス信号が「H」レベルに反転され、A2のフィードバックパルスFBの立ち下がりエッジにおいて、B相パルス信号が「H」レベルに反転され、さらに、A3のフィードバックパルスFBの立ち下がりエッジにおいて、A相パルス信号が「L」レベルに反転される。
アップダウンカウンタ33の計数値が「0」の時、移動方向が逆転するとディレクション信号DIRが図10(c)に示すように「L」レベルに反転し、移動量として例えば「−3」が、図10(a)に示すように、アップダウンカウンタ33にプリセットされたとする。すると、このカウンタ33からは計数値が「0」でない時に「L」レベルとなるイコール信号EQと、移動方向を示す「L」レベルのディレクション信号DIRが同図(b),(c)に示すように出力される。そして、AB相パルス発生器34は、この信号EQと信号DIRとをうけて、同図(d)に示すようにフィードバックパルスFBを1パルス(B1)発生してアップダウンカウンタ33に供給する。
【0037】
この時、信号DIRが「L」レベルのため、フィードバックパルスFBによりアップダウンカウンタ33はアップ計数して、その計数値は「−2」となるが、信号EQの「L」レベル状態は維持されるため、さらにフィードバックパルスFBが1パルス(B2)発生され、このフィードバックパルスFBによりアップダウンカウンタ33はさらにアップ計数され、その計数値は「−1」となる。しかしながら、信号EQの「L」レベル状態は維持されるためさらにフィードバックパルスFBが1パルス(B3)発生され、このフィードバックパルスFBによりアップダウンカウンタ33はアップ計数して、その計数値は「0」となり、イコール信号EQのレベルが「H」となる。したがって、AB相パルス発生器34から出力されるフィードバックパルスFBは停止される。
【0038】
一方、AB相パルス発生器34において、図10(e),(f)に示すように、B1のフィードバックパルスFBの立ち下がりエッジによりA相パルス信号が「H」レベルに反転し、B2のフィードバックパルスFBの立ち下がりエッジによりB相パルス信号が「L」レベルに反転し、さらに、B3のフィードバックパルスFBの立ち下がりエッジによりA相パルス信号が「L」レベルに反転する。このようにして発生されたA相パルス信号とB相パルス信号はNC装置へ供給され、NC装置は供給されたA相信号とB相信号とのエッジを検出することにより、移動量を検出すると共に、A/B相パルス信号の位相関係より移動方向を検出する。
【0039】
ところで、本発明の場合はa/b相信号発生器8に、基準信号発生部36とカウント比較器37と、内部カウンタ38を設けている。そして、この基準信号発生部36にはカウント比較器37の一致パルス出力Prと原点Zの検出信号Pzが入力され、この検出信号Pzから形成されたウインドウパルスPwと一致パルスPrの論理積から原点基準パルス信号Zsを生成するようにしている。
カウント比較器37には前記内部カウンタ38の計数値が入力され、この計数値が設定値Qと一致するときに一致出力パルスPrを出力する。
内部カウンタ38はカウンタ25から出力されている内挿アブソリュート値の初期値が、例えば電源オン時にプリセットされ、この計数値がスケールが移動したときに出力されるフイードバックパルスFBによって変化し、1ピッチ移動する毎に0〜39を計数するようになされている。
【0040】
基準信号発生部36は図7に示されているようにサンプリング回路41と、上記A相、B相位置検出信号のコンパレータ4の出力からサンプリングパルスをPsを発生するサンプリングパルス発生回路42と、サンプリング回路41の出力がHレベルとなった回数をカウントするカウンタ43を備えている。
44はカウンタ43のカウント値に基づいて、原点位置を指定するウインドウパルスPwの位置データを演算すると共に、その演算値に基づいたウインドウパルスPwを発生するウインドウ演算/発生回路で、この回路から出力されたウインドウパルスPwによって上記した一致パルスPrを選択するゲート回路45が設けられている。
【0041】
以下、上記の基準信号発生部36の動作を図8の波形図を参照して説明する。
図8に示すように原点位置検出信号Szを波形整形した原点パルス信号Pzがサンプリング回路41に供給されると、A相、B相信号の例えばゼロクロス点をサンプリングパルスSpとするサンプリングパルス発生回路42の出力により、原点パルス信号PzのHレベルの期間がカウンタ43により計数される。
そしてこの計数値が例えば「12」の場合は、図8に示されているようにそのカウント値の中央部に相当するカウント値4〜8が演算され、その演算値に基づいてウインドウパルスPwが形成される。
そしてこのウインドウパルスPwと、上記した一致パルスPrの論理積がゲート回路45において演算され、原点基準パルス信号Zsが得られる。
【0042】
この原点基準パルス信号Zsは上記一致パルスPrと完全に同期しているので、結果的に、スケールのピッチ間を位相分割したアブソリュート値に基づいたA相パルス信号とB相パルス信号に同期しており、原点位置検出信号の波形に多少のノイズ成分が加わっているときや、その検出波形の幅が広くなっている時でも、常に正確な原点基準パルス信号を得ることができる。
また、この原点位置を示すためのウインドウパルスPwは、測長装置の電源がオンとなっている時の初期値に基づいて更新され、そのデータを不揮発性のメモリ46に記憶しておくようにしているので、スケールを機械等に設置した後に、このメモリから読み出されたデータに基づいて原点基準パルスを検出するウインドウ位置を簡単に設定することができる。
すなわち、スケールを設置した後に、一度最適な原点を検出するためのウインドウ位置データが記憶されると、以後はサンプリング操作や演算操作を省略することができるようになる。
【0043】
以上のように、カウンタ25が示す最初のピッチ間の特定の位置(初期値)からスケールが移動すると、この点から図10のa/b相信号が生じると共に、このa/b相信号と同期して内部カウンタ38のカウント値が変化するように動作する。
この内部カウンタ38が特定の1ピッチ内の設定値Qとなるときにカウント比較器37から一致パルスPrが出力されるので、一致パルスPrは各刻線ピッチ間を分割した特定の位置から得られることになり、この一致パルスPrを原点位置検出信号Szが検出される基準の位置で抽出すると、ピッチ間を内挿したアブソリュート値と同期して原点Zの位置を示す原点基準パルスZsを得ることができる。
【0044】
この原点基準パルスZsは格子内を分割して出力している上記A相出力信号又はB相出力信号と完全に同期して出力されるので、スケールがどの方向からどのような速度で原点Zに近づいても、常に一定の位置を示す信号となり、非常に精度の高い基準位置を設定することができる。
なお、原点位置が必要とされる測長装置として光学的なリニヤスケールについて述べたが、ロータリエンコーダや磁気的にスケールのメモリを読み出す測長装置に対しても、原点位置検出波形の精度が悪いときは、本発明の原点検出装置を適応することができる。
【0045】
【発明の効果】
本発明は以上のように原点の位置信号を格子間を分割した位置を示す信号に同期して確定するようにしているので、メインスケールが原点を通過するときの速度や、移動方向に関係なく常に精度の高い原点信号を出力することができるという効果がある。
【0046】
特に本発明は、原点位置検出波形がスケールの設置条件やモアレの検出手段によって、広い幅で検出されるような場合でも、基準となる原点パルス信号の抽出点を誤ることがないので、スケールの原点検出機構を安価に構成することができ、コストダウンを図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光学式リニヤスケールの原点検出装置のブロック図である。
【図2】位相変調回路の回路図である。
【図3】位相変調回路のタイミング図である。
【図4】アブソリュート内挿回路のタイミング図である。
【図5】内挿パルスのタイミング図である。
【図6】a/b相信号発生回路と原点信号の抽出を行うブロック図である。
【図7】 原点信号のパルス幅から、ウインドウパルスを生成し、ピッチ間を分割した測長信号と同期した原点信号を形成する原点信号を発生するブロック図である。
【図8】図7の信号処理を説明するための波形図である。
【図9】周期測定カウンタのタイミング図である。
【図10】AB相パルス発生器の動作タイミング図である。
【図11】光学式スケールの原理図である。
【図12】モアレ縞を示す図である。
【図13】モアレ縞の移動を示す図である。
【図14】光電変換素子を設置する位置を示す図である。
【図15】A相信号とB相信号との波形図である。
【図16】光学式スケールの斜視図である。
【図17】光学式スケールの断面図である。
【図18】原点位置を検出する格子と、その検出波形を示す説明図である。
【符号の説明】
1,11 発光ダイオード
2,12 フォトダイオード
3,13 光電変換アンプ
4,23 コンパレータ
5 位置データバックアップカウンタ
6 アブソリュート内挿回路
8 a/b相信号発生部
9 処理回路(表示部)
21 位相変調回路
22 LPF
24 クロック発生器
25 カウンタ
26 分周器
31 周期測定カウンタ
32 減算器
33 アップダウンカウンタ
34 AB相パルス発生器
36 基準信号発生部
37 カウンタ比較器
38 内部カウンタ
41 サンプリング回路
42 サンプリングパルス発生回路
43 カウンタ
44 ウインドウ演算/発生回路
45 ゲート回路
101 メインスケール
103 インデックススケール
104 コの字形ホルダ
105 光源
109 原点位置
110,111,112,113 光電変換素子

Claims (3)

  1. 少なくとも原点位置を示す第1の刻線と、長さ方向に等間隔で目盛られている第2の刻線が設けられているメインスケールと、
    前記メインスケールに対して、移動可能に配置され前記第1及び第2の刻線に交差する刻線が設けられているインデックススケールと、
    前記両スケール間の刻線によって相対的に単位長移動する毎に1周期変化する正弦波状の信号と、上記原点位置の範囲を示す原点位置検出信号を発生する信号検出手段と、
    上記正弦波状の信号の位相を所定の数で分割した時点の内挿パルス信号を発生して、上記単位長内を内挿する内挿データを出力するアブソリュート内挿手段と、
    前記原点位置検出信号を原点パルス信号に成形し、当該原点パルス信号の幅のほぼ中間に位置するウインドウパルスを発生するパルス発生手段とを設け、
    前記ウインドウパルスと前記内挿パルス信号の論理積を原点基準パルスとして抽出する原点信号発生手段を備えていることを特徴とする測長装置の原点信号発生装置。
  2. 上記信号検出手段は光電変換素子によって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の原点信号発生装置。
  3. 上記内挿パルス信号は前記メインスケールの刻線間を分割したアブソリュート値を示す計数パルスとして出力され、スケール移動時に発生するa/b相パルス信号を形成するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の原点信号発生装置。
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