JP5550213B2 - 光学式アブソリュートエンコーダ - Google Patents
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Description
特に、リニアスケールでの原点復帰動作時間が少なく、高速動作が可能で高分解能な光学式アブソリュートエンコーダを提供することである。
(1)測定用の符号パターンが同一ピッチで形成された測定用トラックと原点検出用トラック(3)を有するスケール(1)と、
このスケール(1)から符号に対応した信号を得る光ピックアップ部とを有し、
この光ピックアップ部から得られた位相が異なる2つの信号によりアブソリュートデータを作成し、
前記スケール(1)の原点検出用トラック(3)には、同一ピッチで形成された複数の原点マーク(4a,4b,4c)と、この原点マーク(4a,4b,4c)間に形成された原点位置確認マーク(5a,5b,5c)とを有し、
前記原点マーク(4a,4b,4c)と原点位置確認マーク(5a,5b,5c)の距離が何れの位置でも異なっていて、
前記原点マーク(4a,4b,4c)間ピッチを2d(d:任意の実数)としたとき、
原点マーク(4a,4b,4c)と原点位置確認マーク(5a,5b,5c)の距離は、
d+rn(r:任意の実数、n:正の整数)
で表され、全てのrが最小の数の整数倍であり、
基準位置に相当する原点マーク(4a,4b,4c)とこれに隣接する原点位置確認マーク(5a,5b,5c)との距離を基準値とし、
前記基準位置以外の原点マーク(4a,4b,4c)が検出される時に得られる位置データとこれに隣接する原点位置確認マークの位置データの差とから前記基準位置以外の原点マークと隣接する原点位置確認マークとの距離を算出してDistanceデータとし、
前記基準値とDistanceデータとの差および前記基準位置以外の原点マーク(4a,4b,4c)が検出される時に得られる位置データとから現在の位置データを補正するオフセットデータを算出し、
前記測定用トラックの符号パターンから得られる信号を計数して現在位置を示す計数データに前記オフセットデータを加算し、
得られた加算後のデータを基準位置からの現在位置を示す数値データとするの光学式アブソリュートエンコーダ。
(2)前記スケール(1)から得られるモアレ縞状のパターンを光電変換し、これから得られるA相、B相の位相差2信号を計数するリニアスケールである上記(1)の光学式アブソリュートエンコーダ。
(3)前記A相、B相の位相差2信号を逐次計数するカウンタを有し、
前記原点マークと原点位置確認マーク検出時にそれぞれ前記カウンタの値をラッチし、これらのラッチデータから原点マークと原点位置確認マークの間の距離に相当する計数値を算出し、
さらにこの計数値から基準位置に対する補正値を算出し、
得られた補正値で前記カウンタの値を補正して現在位置データとする上記(2)の光学式アブソリュートエンコーダ。
(4)前記光ピックアップ部からの信号を電流/電圧変換する電流/電圧変換アンプと、電圧変換された信号を二値出力とするコンパレータと、コンパレータからのA,B相信号を逐次カウントする位置データバックアップカウンタと、バックアップ動作時に発光ダイオードを発光させるバックアップドライブ回路と、
前記A相、B相の位相差2信号から内挿データを作成する内挿部と、
内挿部から得られた内挿データを位置データバックアップカウンタに内挿し、位置データを作成する演算部とを少なくとも有し、
前記内挿部と演算部以外をバックアップする上記(2)または(3)の光学式アブソリュートエンコーダ。
(5)ロータリーエンコーダである上記(1)の光学式アブソリュートエンコーダ。
B相レベル:L(COUNT Aが偶数) OFFSET A1:0
B相レベル:H(COUNT Aが奇数) OFFSET A1:−1
この例では、COUNT Aが偶数であるためOFFSET A1:0となる(6)。
OFFSET B=(Distance−ref)/2×2000−COUNTA L1
ここで
Distance=原点位置確認マーク5a,5b,5cまでの距離d+r2
Distance=(COUNTA L2+OFFSET A2)
−(COUNTA L1+OFFSET A1)=1004 (9)
ref=基準位置における原点位置確認マーク5a,5b,5cまで距離d+r1
2000=2つの原点マーク4a,4b,4c間の距離2d相当分の計数値
であり
OFFSET B=(1004−1002)/2×2000−100
OFFSET B=1900
となる(10)。
CUNTC=CUNT A+OFFSET B
CUNT C=1105+1900=3005
こうして位置データのCUNT Cには、基準位置からの距離を示す数値がセットされ、それ以降の計数作業では、ゼロ点、つまり基準位置から計数された数値データを得ることができる。
2 符号パターン
3 原点検出用トラック
4a,4b,4c 原点マーク
5a,5b,5c と原点位置確認マーク
11 発光ダイオード
12 フォトダイオード
13 電流/電圧変換アンプ
14 アンプ
15 コンパレータ
16 位置データバックアップカウンタ
17 バックアップ電源
18 バックアップドライブ回路
19 LEDドライブ回路
20 演算部
21 カウントメモリ演算部
22 内挿分割部
23 位置データ作成部
24 データ出力部
30 内挿部
31 変調回路
32 ローパスフィルター
33 コンパレータ
41 アンプ
42 コンパレータ
Claims (5)
- 測定用の符号パターンが同一ピッチで形成された測定用トラックと原点検出用トラック(3)を有するスケール(1)と、
このスケール(1)から符号に対応した信号を得る光ピックアップ部とを有し、
この光ピックアップ部から得られた位相が異なる2つの信号によりアブソリュートデータを作成し、
前記スケール(1)の原点検出用トラック(3)には、同一ピッチで形成された複数の原点マーク(4a,4b,4c)と、この原点マーク(4a,4b,4c)間に形成された原点位置確認マーク(5a,5b,5c)とを有し、
前記原点マーク(4a,4b,4c)と原点位置確認マーク(5a,5b,5c)の距離が何れの位置でも異なっていて、
前記原点マーク(4a,4b,4c)間ピッチを2d(d:任意の実数)としたとき、
原点マーク(4a,4b,4c)と原点位置確認マーク(5a,5b,5c)の距離は、
d+rn(r:任意の実数、n:正の整数)
で表され、全てのrが最小の数の整数倍であり、
基準位置に相当する原点マーク(4a,4b,4c)とこれに隣接する原点位置確認マーク(5a,5b,5c)との距離を基準値とし、
前記基準位置以外の原点マーク(4a,4b,4c)が検出される時に得られる位置データとこれに隣接する原点位置確認マークの位置データの差とから前記基準位置以外の原点マークと隣接する原点位置確認マークとの距離を算出してDistanceデータとし、
前記基準値とDistanceデータとの差および前記基準位置以外の原点マーク(4a,4b,4c)が検出される時に得られる位置データとから現在の位置データを補正するオフセットデータを算出し、
前記測定用トラックの符号パターンから得られる信号を計数して現在位置を示す計数データに前記オフセットデータを加算し、
得られた加算後のデータを基準位置からの現在位置を示す数値データとする光学式アブソリュートエンコーダ。 - 前記スケール(1)から得られるモアレ縞状のパターンを光電変換し、これから得られるA相、B相の位相差2信号を計数するリニアスケールである請求項1の光学式アブソリュートエンコーダ。
- 前記A相、B相の位相差2信号を逐次計数するカウンタを有し、
前記原点マークと原点位置確認マーク検出時にそれぞれ前記カウンタの値をラッチし、これらのラッチデータから原点マークと原点位置確認マークの間の距離に相当する計数値を算出し、
さらにこの計数値から基準位置に対する補正値を算出し、
得られた補正値で前記カウンタの値を補正して現在位置データとする請求項2の光学式アブソリュートエンコーダ。 - 前記光ピックアップ部からの信号を電流/電圧変換する電流/電圧変換アンプと、電圧変換された信号を二値出力とするコンパレータと、コンパレータからのA,B相信号を逐次カウントする位置データバックアップカウンタと、バックアップ動作時に発光ダイオードを発光させるバックアップドライブ回路と、
前記A相、B相の位相差2信号から内挿データを作成する内挿部と、
内挿部から得られた内挿データを位置データバックアップカウンタに内挿し、位置データを作成する演算部とを少なくとも有し、
前記内挿部と演算部以外をバックアップする請求項2または3の光学式アブソリュートエンコーダ。 - ロータリーエンコーダである請求項1の光学式アブソリュートエンコーダ。
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JP2008053112A JP5550213B2 (ja) | 2008-03-04 | 2008-03-04 | 光学式アブソリュートエンコーダ |
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JP2008053112A JP5550213B2 (ja) | 2008-03-04 | 2008-03-04 | 光学式アブソリュートエンコーダ |
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Family Applications (1)
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