JP2006170946A - ロータリテーブル制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】電源遮断時に回転位置の変動が発生しても、バックアップ電源なしで回転位置を正しく検出できるロータリテーブル制御装置を実現する。
【解決手段】インクリメンタルエンコーダ13のC相パルスbで、C相パルスb入力時のモータ12の回転位置データをラッチする。C相パルス入力点の理想回転位置データを演算し、この理想回転位置データから回転位置データを差し引くことによって誤差分εfを計算する。以後、誤差分εfで回転位置データを補正する。
【選択図】図1
【解決手段】インクリメンタルエンコーダ13のC相パルスbで、C相パルスb入力時のモータ12の回転位置データをラッチする。C相パルス入力点の理想回転位置データを演算し、この理想回転位置データから回転位置データを差し引くことによって誤差分εfを計算する。以後、誤差分εfで回転位置データを補正する。
【選択図】図1
Description
本発明は、ロータリテーブルを位置決め制御する制御装置に関し、特に、インクリメンタルエンコーダによってロータリテーブルの絶対位置を検出するロータリテーブル制御装置に関する。
従来、ロータリテーブル制御装置において、ロータリテーブルを駆動するモータの回転軸に、モータの回転角に応じたパルス(インクリメンタルパルス)および一回転に1パルス(C相パルス)を発生するモータエンコーダ(パルス発生器)を連結し、インクリメンタルパルスおよびC相パルスをカウントし、絶対位置を検出するアブソリュート位置検出装置を備えたロータリテーブル制御装置が開示されている(例えば特許文献1参照)。
図6は、従来技術と、後述する本発明に共通の一般的なロータリテーブル制御装置の構成を示ブロック図である。
図において、1はロータリテーブル制御装置の機構部で、ロータリテーブル11、サーボモータ12、サーボモータ12の回転軸に直結されたモータエンコーダ13、ウォームホイール14、ウォームネジ15、及びロータリテーブル停止時にテーブルクランプするブレーキ16から構成されている。サーボモータ12は、サーボモータ12の回転軸に固着されたウォームネジ15とロータリテーブル11に固着されたウォームホイール14を介して、回転力をロータリテーブル11に伝達する。
ブレーキ16は、モータ停止時や電源切り時にロータリテーブルをクランプし、ロータリテーブルが外力によって回転させられることを防ぐ。
また、2はロータリテーブルの回転位置を指令するコントローラ、3はコントローラ1の指令を受けて回転位置を制御すると共にサーボモータに必要な電力を供給するモータ制御手段、4はサーボモータの回転位置を検出する位置検出手段である。
図7は、特許文献1におけるロータリテーブルに適用された従来のアブソリュート位置検出装置のブロック図である。
図において、50は位置検出手段で、インクリメンタルパルスをカウントする1回転内カウンタ51、およびC相パルスをカウントする多回転カウンタ52を備えている。
また、60はコントローラ(NC装置)で、ロータリテーブルのアブソリュート位置を演算する演算装置61と、通常の処理の間にデータの読み書きを行う記憶装置62と、電源がoffになってもデータを保持するバックアップメモリ63を有している。
図6は、従来技術と、後述する本発明に共通の一般的なロータリテーブル制御装置の構成を示ブロック図である。
図において、1はロータリテーブル制御装置の機構部で、ロータリテーブル11、サーボモータ12、サーボモータ12の回転軸に直結されたモータエンコーダ13、ウォームホイール14、ウォームネジ15、及びロータリテーブル停止時にテーブルクランプするブレーキ16から構成されている。サーボモータ12は、サーボモータ12の回転軸に固着されたウォームネジ15とロータリテーブル11に固着されたウォームホイール14を介して、回転力をロータリテーブル11に伝達する。
ブレーキ16は、モータ停止時や電源切り時にロータリテーブルをクランプし、ロータリテーブルが外力によって回転させられることを防ぐ。
また、2はロータリテーブルの回転位置を指令するコントローラ、3はコントローラ1の指令を受けて回転位置を制御すると共にサーボモータに必要な電力を供給するモータ制御手段、4はサーボモータの回転位置を検出する位置検出手段である。
図7は、特許文献1におけるロータリテーブルに適用された従来のアブソリュート位置検出装置のブロック図である。
図において、50は位置検出手段で、インクリメンタルパルスをカウントする1回転内カウンタ51、およびC相パルスをカウントする多回転カウンタ52を備えている。
また、60はコントローラ(NC装置)で、ロータリテーブルのアブソリュート位置を演算する演算装置61と、通常の処理の間にデータの読み書きを行う記憶装置62と、電源がoffになってもデータを保持するバックアップメモリ63を有している。
次に、アブソリュート位置の検出動作について説明する。
先ず、ロータリテーブル装置の起動時に、前回停止したときのロータリテーブルの回転位置情報をバックアップメモリ63から読み出す。以後、位置指令が与えられサーボモータ12が起動すると、ロータリテーブルが回る間、1回転内カウンタ52は、インクリメンタルパルスaをカウントし、多回転カウンタ52は、C相パルスbをカウントする。演算装置61は、両カウンタの値と、起動時に読み込まれたバックアップメモリ63のデータからアブソリュート位置を演算する。もし、停止時に外力によってテーブルが動いたとしてもモータエンコーダ13及び位置検出手段50はバックアップ電源が供給され、外力による回転位置の変動を検出する。
このように従来のロータリテーブル制御装置は、バックアップ電源をもつアブソリュート位置検出装置を用いて回転位置を検出していた。
特開2004−279188号公報
先ず、ロータリテーブル装置の起動時に、前回停止したときのロータリテーブルの回転位置情報をバックアップメモリ63から読み出す。以後、位置指令が与えられサーボモータ12が起動すると、ロータリテーブルが回る間、1回転内カウンタ52は、インクリメンタルパルスaをカウントし、多回転カウンタ52は、C相パルスbをカウントする。演算装置61は、両カウンタの値と、起動時に読み込まれたバックアップメモリ63のデータからアブソリュート位置を演算する。もし、停止時に外力によってテーブルが動いたとしてもモータエンコーダ13及び位置検出手段50はバックアップ電源が供給され、外力による回転位置の変動を検出する。
このように従来のロータリテーブル制御装置は、バックアップ電源をもつアブソリュート位置検出装置を用いて回転位置を検出していた。
従来のアブソリュート位置検出装置を備えたロータリテーブル制御装置は、絶対位置を保存する有効な手段であるが、インクリメンタル位置検出装置と比較して、バックアップ電源を供給する必要があるなど保守性の問題や、コストアップとなる問題があげられる。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、絶対位置座標を検出でき、保守性の良いローコストのロータリテーブル制御装置を提供することを目的とする。
本発明は、このような問題点に鑑みてなされたものであり、絶対位置座標を検出でき、保守性の良いローコストのロータリテーブル制御装置を提供することを目的とする。
上記問題を解決するため、本発明は、次のように構成したものである。
請求項1に記載の発明は、ロータリテーブルの回転位置を指令するコントローラと、ロータリテーブルを駆動するモータと、前記コントローラの指令を受けて前記モータを制御するモータ制御手段と、前記モータの回転角に対応したインクリメンタルパルスおよび前記モータ1回転に対して1パルスのC相パルスを発生するエンコーダと、前記インクリメンタルパルスおよび前記C相パルスから前記サーボモータの回転位置を検出する位置検出手段とを備えたロータリテーブル制御装置において、前記位置検出手段は、前記インクリメンタルパルスおよび前記C相パルスをカウントし回転位置データを生成するカウンタと、前記C相パルスで前記回転位置データをラッチするラッチと、前記C相パルス検出点の理想回転位置データを生成する理想位置演算部と、前記ラッチされた回転位置データと前記理想回転位置データの差から位置検出誤差を演算する誤差演算部と、この位置検出誤差で前記回転位置データを補正する補正演算部と、を備えたことを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明は、前期位置検出手段は、前記モータの回転速度を検出する速度検出部を備え、前記検出された回転速度を基に、前記回転位置データのラッチ遅れを補正することを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明は、前期位置検出手段は、前記モータの回転速度を検出する速度検出部を備え、回転速度が所定の速度以下のときの前記C相パルスで、前記回転位置データをラッチすることを特徴としている。
請求項1に記載の発明は、ロータリテーブルの回転位置を指令するコントローラと、ロータリテーブルを駆動するモータと、前記コントローラの指令を受けて前記モータを制御するモータ制御手段と、前記モータの回転角に対応したインクリメンタルパルスおよび前記モータ1回転に対して1パルスのC相パルスを発生するエンコーダと、前記インクリメンタルパルスおよび前記C相パルスから前記サーボモータの回転位置を検出する位置検出手段とを備えたロータリテーブル制御装置において、前記位置検出手段は、前記インクリメンタルパルスおよび前記C相パルスをカウントし回転位置データを生成するカウンタと、前記C相パルスで前記回転位置データをラッチするラッチと、前記C相パルス検出点の理想回転位置データを生成する理想位置演算部と、前記ラッチされた回転位置データと前記理想回転位置データの差から位置検出誤差を演算する誤差演算部と、この位置検出誤差で前記回転位置データを補正する補正演算部と、を備えたことを特徴としている。
また、請求項2に記載の発明は、前期位置検出手段は、前記モータの回転速度を検出する速度検出部を備え、前記検出された回転速度を基に、前記回転位置データのラッチ遅れを補正することを特徴としている。
また、請求項3に記載の発明は、前期位置検出手段は、前記モータの回転速度を検出する速度検出部を備え、回転速度が所定の速度以下のときの前記C相パルスで、前記回転位置データをラッチすることを特徴としている。
請求項1記載の発明によると、電源投入後の動作において、C相パルス検出時の理想回転位置データから位置検出誤差を演算し、回転位置データを補正しているので、従来インクリメンタル位置検出装置を備えたロータリテーブル制御装置で必要となっていた電源投入時に毎回行っていた原点設定処理が不要となり、作業効率が向上する。
また、主電源遮断時の位置ずれを検出する必要が無いので、アブソリュート位置検出装置を備えたロータリテーブル制御装置で必要となっていたバックアップ電源を必要とせずコストダウンできる。
請求項2記載の発明によると、モータの回転速度を検出し、検出された回転速度を基に、想定される回転位置データのラッチ遅れを補正すれば、精度の高い回転位置データが得られる。
請求項3記載の発明によると、モータの回転速度を検出し、回転速度が所定の速度以下のときの回転位置データをラッチし、位置誤差を補正すれば、ラッチ遅れの影響の小さい精度の高い回転位置データが得られる。
また、主電源遮断時の位置ずれを検出する必要が無いので、アブソリュート位置検出装置を備えたロータリテーブル制御装置で必要となっていたバックアップ電源を必要とせずコストダウンできる。
請求項2記載の発明によると、モータの回転速度を検出し、検出された回転速度を基に、想定される回転位置データのラッチ遅れを補正すれば、精度の高い回転位置データが得られる。
請求項3記載の発明によると、モータの回転速度を検出し、回転速度が所定の速度以下のときの回転位置データをラッチし、位置誤差を補正すれば、ラッチ遅れの影響の小さい精度の高い回転位置データが得られる。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。
図1は、本発明の位置検出手段の構成示すブロック図である。
図において、4は位置検出手段、41はモータエンコーダ13のインクリメンタルパルスaおよびC相パルスbをカウントするカウンタ、42は座標補正演算装置である。また、421はC相パルスのカウントデータdから理想位置データを算出する理想位置演算部、422はC相パルスで回転位置データcをラッチするラッチ、423は理想位置データと回転位置データとの差を演算する誤差演算部、424は回転位置データcの誤差を補正する補正演算部である。
本発明が従来技術と異なる点は、位置検出手段4に、検出誤差補正機能を備えた座標補正演算装置42を備えた点と、モータエンコーダ13およびカウンタ41はバックアップ電源を持たず、インクリメンタルエンコーダとなっている点である。
図において、4は位置検出手段、41はモータエンコーダ13のインクリメンタルパルスaおよびC相パルスbをカウントするカウンタ、42は座標補正演算装置である。また、421はC相パルスのカウントデータdから理想位置データを算出する理想位置演算部、422はC相パルスで回転位置データcをラッチするラッチ、423は理想位置データと回転位置データとの差を演算する誤差演算部、424は回転位置データcの誤差を補正する補正演算部である。
本発明が従来技術と異なる点は、位置検出手段4に、検出誤差補正機能を備えた座標補正演算装置42を備えた点と、モータエンコーダ13およびカウンタ41はバックアップ電源を持たず、インクリメンタルエンコーダとなっている点である。
次に、本発明の全体の動作について図2及び図6に基づいて説明する。
図2は、本発明の動作を示すフローチャートである。
図において、初期状態(停止時)は外部ブレーキ装置16によりテーブルクランプされる(ステップ11)。コントローラ2から位置決め開始指令が出力されると(ステップ12)、テーブルアンクランプされ(ステップ13)、モータ制御手段3はモータ12に電力を供給し、位置決め運転を開始する(ステップ14)。位置検出手段4で、座標補正演算処理(ステップ15)を含んだ位置補正が行われ、目標位置に到達したら(ステップ16)、外部ブレーキ装置16により再びテーブルクランプされる。
図2は、本発明の動作を示すフローチャートである。
図において、初期状態(停止時)は外部ブレーキ装置16によりテーブルクランプされる(ステップ11)。コントローラ2から位置決め開始指令が出力されると(ステップ12)、テーブルアンクランプされ(ステップ13)、モータ制御手段3はモータ12に電力を供給し、位置決め運転を開始する(ステップ14)。位置検出手段4で、座標補正演算処理(ステップ15)を含んだ位置補正が行われ、目標位置に到達したら(ステップ16)、外部ブレーキ装置16により再びテーブルクランプされる。
次に、位置検出手段の動作について図1および図3に基づいて説明する。
図3は、座標補正演算装置の動作を示すフローチャートである。
図において、モータ1回転する度に発生するC相パルスbがモータエンコーダ13からラッチ422入力されると(ステップ21)、ラッチ422はC相パルス入力時のモータの回転位置データcをラッチする(ステップ22)。
なお、ステップ22における回転位置データは、本来のC相入力時の理想位置データPrに誤差分εfが加わったものになる。また、誤差分εfは、電源切り時に外部ブレーキ装置によりテーブルクランプされているロータリテーブルが、何らかの外力によって微小に動いた場合に発生する。
よって、誤差演算部423は、C相入力時の理想位置演算部421で演算された理想位置データPrからラッチされた回転位置データを差し引くことによって誤差分εfを計算し(ステップ23)、補正演算部424は、誤差分εfを座標補正に加える(ステップ24)ことによって補正された位置データを出力する。
図3は、座標補正演算装置の動作を示すフローチャートである。
図において、モータ1回転する度に発生するC相パルスbがモータエンコーダ13からラッチ422入力されると(ステップ21)、ラッチ422はC相パルス入力時のモータの回転位置データcをラッチする(ステップ22)。
なお、ステップ22における回転位置データは、本来のC相入力時の理想位置データPrに誤差分εfが加わったものになる。また、誤差分εfは、電源切り時に外部ブレーキ装置によりテーブルクランプされているロータリテーブルが、何らかの外力によって微小に動いた場合に発生する。
よって、誤差演算部423は、C相入力時の理想位置演算部421で演算された理想位置データPrからラッチされた回転位置データを差し引くことによって誤差分εfを計算し(ステップ23)、補正演算部424は、誤差分εfを座標補正に加える(ステップ24)ことによって補正された位置データを出力する。
ここで、理想位置データPrの演算方法について説明する。
図4は、モータエンコーダのパルスとロータリテーブルの回転角との関係を示すグラフである。
図において、aはモータエンコーダからのインクリメンタルパルス、bはC相パルスである。Poはロータリテーブル基準位置から、最初のC相パルスが発生するまでのインクリメンタルパルス数で、PnはC相パルス間で発生するインクリメンタルパルス数である。また、Nmはロータリテーブルのある回転角θにおける、基準位置からのC相パルス数で、PsはNmからのインクリメンタルパルス数である。
Nm番目のC相パルスが入力した点での理想位置データPr(Nm)は、
Pr(Nm)=(Po+Pn×Nm)
で計算できる。
図4は、モータエンコーダのパルスとロータリテーブルの回転角との関係を示すグラフである。
図において、aはモータエンコーダからのインクリメンタルパルス、bはC相パルスである。Poはロータリテーブル基準位置から、最初のC相パルスが発生するまでのインクリメンタルパルス数で、PnはC相パルス間で発生するインクリメンタルパルス数である。また、Nmはロータリテーブルのある回転角θにおける、基準位置からのC相パルス数で、PsはNmからのインクリメンタルパルス数である。
Nm番目のC相パルスが入力した点での理想位置データPr(Nm)は、
Pr(Nm)=(Po+Pn×Nm)
で計算できる。
図5は、本発明の第2実施例を示す位置検出装置のブロック図である。
図において425は速度検出部、426はラッチ誤差演算部である。
実施例1において、C相パルス入力時のモータの回転位置とラッチされた回転位置データ間にラッチ時間遅れがあると、ラッチ遅れ誤差εrが発生する。本実施例では、ラッチ遅れ誤差εrを演算し、回転位置データの補正をする。
本発明が第1実施例と異なる点は、座標補正演算装置42に速度検出部425とラッチ誤差演算部426を備えた点である。
図において425は速度検出部、426はラッチ誤差演算部である。
実施例1において、C相パルス入力時のモータの回転位置とラッチされた回転位置データ間にラッチ時間遅れがあると、ラッチ遅れ誤差εrが発生する。本実施例では、ラッチ遅れ誤差εrを演算し、回転位置データの補正をする。
本発明が第1実施例と異なる点は、座標補正演算装置42に速度検出部425とラッチ誤差演算部426を備えた点である。
次に本発明の動作について説明する。
まず、速度検出部425は、モータエンコーダ13からのインクリメンタルパルスaを基にサーボモータ12の速度を検出し、ラッチ誤差演算部426に入力する。ラッチ誤差演算部426は、ラッチ時の回転速度Frとラッチ時間遅れtrの積からラッチ遅れ誤差εrを演算し、補正演算部424に入力する。
ラッチ遅れ誤差εrは、
εr=Fr×Pn×tr
で計算できる。
補正演算部424は、ラッチ遅れ誤差εrを考慮して回転位置データcを補正する。
また、ある速度以下まで減速されたことを検出し、補正動作を行えば、低速時のラッチ遅れ誤差εrは小さいので、ラッチ時間遅れの影響の小さい回転位置データが得られる。
まず、速度検出部425は、モータエンコーダ13からのインクリメンタルパルスaを基にサーボモータ12の速度を検出し、ラッチ誤差演算部426に入力する。ラッチ誤差演算部426は、ラッチ時の回転速度Frとラッチ時間遅れtrの積からラッチ遅れ誤差εrを演算し、補正演算部424に入力する。
ラッチ遅れ誤差εrは、
εr=Fr×Pn×tr
で計算できる。
補正演算部424は、ラッチ遅れ誤差εrを考慮して回転位置データcを補正する。
また、ある速度以下まで減速されたことを検出し、補正動作を行えば、低速時のラッチ遅れ誤差εrは小さいので、ラッチ時間遅れの影響の小さい回転位置データが得られる。
このように、本実施例では、ラッチ時間遅れがある場合、ラッチ遅れ誤差を考慮して補正すれば、回転速度の影響を受けない精度の高い回転位置データが得られる。
なお、速度の検出は、一定時間間隔におけるパルス数をカウントする方法、モータエンコーダからのパルス間の時間を計測する方法があるが、公知であるのでその説明は省略する。
なお、速度の検出は、一定時間間隔におけるパルス数をカウントする方法、モータエンコーダからのパルス間の時間を計測する方法があるが、公知であるのでその説明は省略する。
座標補正演算装置を適用することによって、位置座標の補正を行うことができるので、ロータリテーブルと同様に、停止時に外部ブレーキによりクランプされ電源遮断時は、基本的にモータが固定されるような、昇降(上下)軸の用途にも適用できる。
1 ロータリテーブル機構部
11 ロータリテーブル
12 サーボモータ
13 モータエンコーダ
14 ウォームホイール
15 ウォームネジ
16 ブレーキ
2 コントローラ
3 モータ制御手段
4 位置検出手段
41 カウンタ
42 座標補正演算装置
421 理想位置算出部
422 ラッチ
423 誤差演算部
424 補正演算部
425 速度検出部
426 ラッチ誤差演算部
11 ロータリテーブル
12 サーボモータ
13 モータエンコーダ
14 ウォームホイール
15 ウォームネジ
16 ブレーキ
2 コントローラ
3 モータ制御手段
4 位置検出手段
41 カウンタ
42 座標補正演算装置
421 理想位置算出部
422 ラッチ
423 誤差演算部
424 補正演算部
425 速度検出部
426 ラッチ誤差演算部
Claims (3)
- ロータリテーブルの回転位置を指令するコントローラと、ロータリテーブルを駆動するモータと、前記コントローラの指令を受けて前記モータを制御するモータ制御手段と、前記モータの回転角に対応したインクリメンタルパルスおよび前記モータ1回転に対して1パルスのC相パルスを発生するエンコーダと、前記インクリメンタルパルスおよび前記C相パルスから前記サーボモータの回転位置を検出する位置検出手段とを備えたロータリテーブル制御装置において、
前記位置検出手段は、前記インクリメンタルパルスおよび前記C相パルスをカウントし回転位置データを生成するカウンタと、
前記C相パルスで前記回転位置データをラッチするラッチと、
前記C相パルス検出点の理想回転位置データを生成する理想位置演算部と、
前記ラッチされた回転位置データと前記理想回転位置データの差から位置検出誤差を演算する誤差演算部と、
この位置検出誤差で前記回転位置データを補正する補正演算部と、
を備えたことを特徴とするロータリテーブル制御装置。 - 前期位置検出手段は、前記モータの回転速度を検出する速度検出部を備え、前記検出された回転速度を基に、前記回転位置データのラッチ遅れを補正することを特徴とする請求項1記載のロータリテーブル制御装置。
- 前期位置検出手段は、前記モータの回転速度を検出する速度検出部を備え、回転速度が所定の速度以下のときの前記C相パルスで、前記回転位置データをラッチすることを特徴とする請求項1記載のロータリテーブル制御装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004367613A JP2006170946A (ja) | 2004-12-20 | 2004-12-20 | ロータリテーブル制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
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---|---|
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Country | Link |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009069031A (ja) * | 2007-09-14 | 2009-04-02 | Canon Inc | 変位検出方法及びモータ制御装置 |
JP2009210389A (ja) * | 2008-03-04 | 2009-09-17 | Samutaku Kk | 光学式アブソリュートエンコーダ |
JP2013040955A (ja) * | 2012-10-11 | 2013-02-28 | Canon Inc | 変位検出装置、制御装置、工作機械装置、照射装置および変位検出方法 |
JP2020139911A (ja) * | 2019-03-01 | 2020-09-03 | 株式会社安川電機 | エンコーダ、サーボモータ、サーボシステム |
CN112928813A (zh) * | 2019-12-06 | 2021-06-08 | 东元电机股份有限公司 | 应用于增量型编码器的外接供电装置及其供电方法 |
-
2004
- 2004-12-20 JP JP2004367613A patent/JP2006170946A/ja active Pending
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