JP3291902B2 - サーボ制御装置 - Google Patents
サーボ制御装置Info
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- JP3291902B2 JP3291902B2 JP08245794A JP8245794A JP3291902B2 JP 3291902 B2 JP3291902 B2 JP 3291902B2 JP 08245794 A JP08245794 A JP 08245794A JP 8245794 A JP8245794 A JP 8245794A JP 3291902 B2 JP3291902 B2 JP 3291902B2
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Description
業用ロボット等を制御するサーボ制御装置に関する。
て出力される各種の制御信号に生じるオフセットは、通
常作動開始の立ち上がり時に作業者が、オフセット調整
器のつまみを操作することにより解消していた。
ロボットの振動の影響を受けたり、人為的な作業のため
オフセット量が正確に調整されない虞れがある。特に、
産業用ロボットの運転途中で長時間停止した場合は、再
びオフセットが生じることがある。さらに、温度等の作
業環境要因等の変化や、電子制御素子等の経時的劣化に
基づいてオフセットが生じるとともに変動する。このた
め、作動開始の立ち上がり時の調整のみでは、駆動指令
信号のオフセットを完全に解消することができない。ま
た、常時人為的にオフセット調整を行うことは、作業効
率上不可能であって現実的ではない等の問題点がある。
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、
オフセットを自動的に補正してサーボ駆動系に対する制
御精度を高めることができるサーボ制御装置を提供する
ことを目的とする。
の請求項1に記載の本発明のサーボ制御装置は、図1に
示すように、産業用ロボットにおける軸の駆動源として
用いられる交流サーボモータ2を制御対象とし、交流サ
ーボモータ2に対する目標位置と該交流サーボモータ2
の現在位置とを入力して、電流指令値として表されるト
ルク指令値を演算する演算処理手段201と、前記トル
ク指令値を前記交流サーボモータ2に対する駆動指令信
号に変換する変換処理手段202と、該変換処理手段2
02から出力された駆動指令信号のオフセットを検出し
て、該オフセットを更新するオフセット更新手段203
と、更新された前記オフセットに基づいて前記トルク指
令値を補正する補正手段204とから構成され、前記オ
フセット更新手段203は、所定の周期で、かつ前記ト
ルク指令値によりモータ速度およびモータ電流が共に0
であることを判定したときに、前記オフセットの検出及
び更新を行うことを特徴とする。
御装置は、オフセット更新手段203が所定の周期でか
つトルク指令値によりモータ速度およびモータ電流が共
に0であることを判定したときに、該サーボモータ2に
対して出力される駆動指令信号のオフセットを検出して
逐次更新し、更新された該オフセットに基づいて、補正
手段204が前記トルク指令値を補正する。従って、ト
ルク指令値によりモータ速度およびモータ電流が共に0
になる毎にオフセットが自動的に解消されるとともに、
停止時間が長くなっても所定の周期でオフセットが更新
され、常にオフセットが解消された状態で運転を再開で
きる。このため、この交流サーボモータ2を駆動源とす
る産業用ロボットのサーボ制御装置として用いることに
より、高精度で制御できる効果がある。
る。図2は、本発明のサーボ制御装置1による8極の交
流サーボモータ(以下単にモータという)2に対する制
御の概要を示したブロック図である。中央演算処理装置
(以下CPUという)3は、モータ2の目標位置と現在
位置とを入力し、1msの演算周期で位置制御処理及び
速度制御処理を所定の処理プログラムに従い、モータ2
に対する制御信号であるトルク指令値を演算する。目標
位置は32ms毎に作成される位置指令信号パターン
を、1ms単位で分割して入力される。また、エンコー
ダ4で検出されたモータ2の回転角が取り込まれ、現在
位置(θ)としてCPU3に入力される。モータ2のト
ルクが電流に比例するため、CPU3で演算処理された
トルク指令値は電流指令値として表される。
れたトルク指令値に対して、サイン変換処理を行う。そ
して、サイン変換を行うとともにそれぞれ(2π/3)
の位相差を設けて、U相、V相及びW相の駆動指令信号
を生成する。各相の駆動指令信号は、ゲートアレイ5に
入力され、各相毎に電流制御処理が行われる。電流制御
処理後、各相の駆動指令信号はパワー素子6によりスイ
ッチングされモータ2に通電される。
相の電流信号は、それぞれオペアンプ8と可変抵抗VR
1からなるオフセット検出調整器9とオペアンプ10と
可変抵抗VR2からなるオフセット検出調整器11に入
力され、前記駆動指令信号のオフセットが検出される。
検出されたオフセットは、アナログ/デジタル変換(以
下A/D変換という)器12でデジタル量に変換され、
32msの周期でかつCPU3が演算するトルク指令値
により、モータ速度及びモータ電流が共に0のとき、保
存バッファに入力されて更新処理される。そして、1m
sの演算周期で演算処理されたトルク指令値に対して、
保存バッファから更新されたオフセット量を付加して補
正する。オフセット検出調整器9,11は、可変抵抗V
R1,VR2を操作することにより手動でオフセットを
解消できる。
新処理の概要を示したフローチャートである。このオフ
セット更新処理は32msの周期で行われる。先ず、ス
テップ301でモータ速度が0であるか否かを判定す
る。続いてステップ302でモータ電流が0であるか否
かを判定する。モータ速度及びモータ電流が共に0であ
るモータ2の停止状態と判定されれば、ステップ303
へ進んで、電流センサ7の検出値をオフセット検出調整
器9,11を介して、A/D変換器12へ入力するとと
もに、デジタル量に変換したオフセット量を保存バッフ
ァに入れて更新する。
の演算処理の概要を示したフローチャートである。この
演算処理は1msの周期で行われる。先ず、ステップ4
01で目標位置及び現在位置を入力して位置制御を行
う。続いてステップ402でモータ2に対する制御信号
であるトルク指令値(電流指令値)を演算する速度制御
を行う。続いてステップ403では、保存バッファから
更新されたオフセット量を読み込み、演算したトルク指
令値に付加して補正する。上記構成のサーボ制御装置1
は、振動等の影響が少ないモータ2の停止状態のときに
オフセットが検出されるから、オフセット更新処理を正
確に行うことができる。
図である。この産業用ロボット30は、各6軸X1〜X6
の駆動源として上記したモータ2を用いるとともに、上
記実施例で説明したサーボ制御装置1を搭載している。
従って、オフセットが自動的に解消される駆動指令信号
により、制御できるから高精度の制御が可能となる利点
を有する。
制御の概要を示したブロック図である。
を示したフローチャートである。
要を示したフローチャートである。
更新手段 102,204、ステップ403 補正手段 201 演算処理手段 202 変換処理手段
Claims (1)
- 【請求項1】 産業用ロボットにおける軸の駆動源とし
て用いられる交流サーボモータに対する目標位置と該交
流サーボモータの現在位置とを入力して、電流指令値と
して表されるトルク指令値を演算する演算処理手段と、 前記トルク指令値を前記交流サーボモータに対する駆動
指令信号に変換する変換処理手段と、 該変換処理手段から出力された駆動指令信号の オフセッ
トを検出して、該オフセットを更新するオフセット更新
手段と、 更新された前記オフセットに基づいて前記トルク指令値
を補正する補正手段とを備え、 前記オフセット更新手段は、所定の周期で、かつ前記ト
ルク指令値によりモータ速度およびモータ電流が共に0
であることを判定したときに、前記オフセットの検出及
び更新を行う ことを特徴とするサーボ制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08245794A JP3291902B2 (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | サーボ制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08245794A JP3291902B2 (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | サーボ制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07271445A JPH07271445A (ja) | 1995-10-20 |
JP3291902B2 true JP3291902B2 (ja) | 2002-06-17 |
Family
ID=13775047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08245794A Expired - Lifetime JP3291902B2 (ja) | 1994-03-28 | 1994-03-28 | サーボ制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3291902B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102006041266A1 (de) * | 2006-09-02 | 2008-03-13 | Deutsches Zentrum für Luft- und Raumfahrt e.V. | Verfahren und Schaltung zur Messung des einem stromgesteuerten Verbraucher zugeführten oder des von einer stromgesteuerten Quelle abgeführten Stromes |
KR101284344B1 (ko) * | 2011-12-09 | 2013-07-08 | 현대자동차주식회사 | 구동모터를 구비한 차량의 전류센서 재설정 방법 |
-
1994
- 1994-03-28 JP JP08245794A patent/JP3291902B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH07271445A (ja) | 1995-10-20 |
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