JPH11310269A - シーリング包装およびシーリング用包装フィルムの製造方法 - Google Patents

シーリング包装およびシーリング用包装フィルムの製造方法

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JPH11310269A
JPH11310269A JP11692998A JP11692998A JPH11310269A JP H11310269 A JPH11310269 A JP H11310269A JP 11692998 A JP11692998 A JP 11692998A JP 11692998 A JP11692998 A JP 11692998A JP H11310269 A JPH11310269 A JP H11310269A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 縦方向のミシン目のみならず横方向のミシン
目も容易に切断することができ、開封にあたってシーリ
ング包装が横方向のミシン目から逸れた方向に破れるお
それのないシーリング包装を提供する。 【解決手段】 第1破断線41と、第1破断線41によ
って形成される予開封部43と、予開封部43の第1破
断線41と交叉する部位を開封始点40として開封方向
に延びる第2破断線42とを有し、第1破断線41に沿
って予開封部43を開封した後、開封始点40から第2
破断線42に沿って開封する開封手段を備えたシーリン
グ包装において、前記開封手段は、予開封部43に設け
られ、予開封部43を開封するための第1タブ51と、
第2破断線42の開封始点側に予開封部43と干渉しな
いように設けられた第2タブ52とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シーリング包装お
よびシーリング用包装フィルムの製造方法に関し、更に
詳しくは、容器の蓋等を開ける際にシーリング包装の開
封をしやすくするためのシーリング包装およびこのシー
リング包装に用いられる包装フィルムを低廉なコストで
製造することのできるシーリング用包装フィルムの製造
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】実公昭48─26297号公報には、包
装容器等の表面封冠とラベルを備え、たシーリングラベ
ルを被覆せしめるものであって、シーリングラベル材料
の熱収縮性フィルムの重合接着部の両側にシーリングラ
ベル材料の上端縁部から延びたミシン目を入れ、そのミ
シン目の上端縁部を引っ張ることによりシーリングラベ
ル材料を破断して開封するシーリングラベルを開示して
いる。特開平9─207922号公報には、包装体付き
容器が開示されている。この包装体は、必要最小限の開
封を確実かつ容易に行うために開封箇所の上端縁部に引
っ張り引張タブを設け、この引っ張り引張タブをの両側
から下方に向けて二重ミシン目を設けている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記実公昭48─26
297号公報に記載のシーリングラベルおよび特開平9
─207922号公報の包装体付き容器は、いずれも縦
方向のミシン目によって予開封部が形成され、開封の際
には縦方向のミシン目を切断してまず前記予開封部を開
封し、次いで横方向のミシン目を切断してシーリング包
装を開封するという2段階の工程が必須である。前者の
シーリングラベルにおいては、シーリングラベル材料の
上端縁を引っ張ることが困難であり、特に小さい部分に
大きな力を加えなければならず、子どもや老人が開封す
ることは困難であるという問題があった。後者の包装体
付き容器では、縦方向のミシン目を破断して予開封部を
開封するための引張タブを設けているが、横方向のミシ
ン目を切断してシーリング包装を開封するために包装体
の上端縁を引っ張ることが困難であるという問題が依然
として残存している。
【0004】また、上記した理由により横方向のミシン
目を切断するために加えた力が分散してしまって開封の
ための引張力が縦方向のミシン目と横方向のミシン目と
の交点(開封始点)に有効に集中せず、その結果として
横方向のミシン目の切断時にシーリングラベル材料また
は包装体が横方向のミシン目から逸れた方向に破れてし
まって、非常に見栄えの悪いものとなることがある。本
発明は、上記した従来のシーリング包装の問題点に鑑み
てなされたものであり、縦方向のミシン目のみならず横
方向のミシン目も容易に切断することができ、開封にあ
たってシーリング包装が横方向のミシン目から逸れた方
向に破れるおそれのないシーリング包装を提供するこ
と、および、前記した目的を達成するシーリング包装を
低廉な価格で提供することのできるシーリング用包装フ
ィルムの製造方法を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のシーリング包装
は上記の問題に鑑みてなされたもので、請求項1に記載
の発明は、第1破断線と、この第1破断線によって形成
される予開封部と、この予開封部の前記第1破断線と交
叉する部位を開封始点として開封方向に延びる第2破断
線とを有し、前記第1破断線を破断して前記予開封部を
開封した後、前記開封始点から前記第2破断線を破断し
開封する開封手段を備えたシーリング包装において、前
記開封手段は、前記予開封部に設けられ、前記予開封部
を開封するための第1引張タブと、前記第2破断線の開
封始点側に前記予開封部と干渉しないように設けられた
第2引張タブとを有することを特徴とするシーリング包
装である。
【0006】この構成により、第1破断線に沿った予開
封部の開封は第1引張タブを引っ張ることにより行うこ
とができる。第2破断線に沿ったシーリング包装の開封
は、第2引張タブを引っ張ることにより容易に行うこと
ができる。すなわち、第2引張タブを持ち上げて引っ張
ることによる力が有効に開封始点に集中するので、破断
は確実に第2破断線に沿って生じ、引張力の分散による
第2破断線から逸れた方向にシーリング包装が破れてし
まうということがない。請求項2に記載の発明は、前記
第2引張タブは前記第1引張タブに並んで設けられたこ
とを特徴とする請求項1に記載のシーリング包装であ
る。このように構成することにより、第2引張タブをよ
り開封始点に近い位置に配置することができ、より有効
に第2引張タブの引張力を前記開封始点に集中させるこ
とができる。
【0007】請求項3に記載の発明は、前記第2破断線
は開封始点と開封終点で前記第1破断線と交叉し、前記
第2破断線の開封終点側に前記予開封部と干渉しないよ
うに第3引張タブを設けたことを特徴とする請求項1ま
たは請求項2に記載のシーリング包装である。このよう
に構成することにより、例えば円筒状のシーリング包装
の全周にわたって第2破断線が形成されている場合にお
いて、開封始点または開封終点側に設けられたいづれか
一方の引張タブを引っ張ることにより、容易に第2破断
線に沿ってシーリング包装を開封することができる。特
に、第3引張タブを用いて開封を行った場合は、前記開
封終点は開封始点となり、前記開封始点は開封終点とな
るが、利き腕が逆の人、例えば左利きの人であっても、
簡単かつ確実にシーリング包装の開封をすることができ
る。
【0008】請求項4に記載の発明は、前記第3引張タ
ブは前記第1引張タブに並んで設けられたことを特徴と
する請求項3に記載のシーリング包装である。このよう
に構成することにより、第3引張タブもより開封終点
(逆方向に開封する場合に開封始点となる)に近い位置
に配置することができ、より有効に第3引張タブの引張
力を前記開封終点に集中させることができる。請求項5
に記載の発明は、前記第2破断線は少なくとも二箇所以
上で前記第1破断線と交叉して複数の開封始点を形成
し、各開封始点ごとに引張タブを設けたことを特徴とす
る請求項1に記載のシーリング包装である。このように
構成することにより、前記開封始点が複数存在する場合
においても、各開封始点に対応して設けられた引張タブ
を引っ張ることにより、開封のための引張力が容易かつ
効率良く前記開封始点に集中し、確実な開封を実現する
ことができる。
【0009】請求項6に記載の発明は、前記第1破断線
または前記第2破断線の開封方向に沿って各前記引張タ
ブの引張方向を明示する引張方向明示手段を設けたこと
を特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載
のシーリング包装である。このように構成することによ
り、より確実に第2破断線に沿ってシーリング包装を開
封することができる。請求項7に記載の発明は、包装フ
ィルムで容器を包装してなり、予開封部を形成する第1
破断線と、前記予開封部で前記第1破断線と交叉する部
位を開封始点として開封方向に延び、開封終点で再び前
記第1破断線と交叉する第2破断線とを有し、前記第1
破断線を破断して前記予開封部を開封した後、前記開封
始点から前記第2破断線を破断して開封する開封手段を
備えたシーリング包装における前記包装フィルムの製造
方法において、前記予開封部の開封始点側に凸部を形成
する工程と、前記予開封部および前記凸部を通過して前
記第2破断線と交叉する方向に延びる基準線に沿って前
記包装フィルムを重ね折りする工程と、重ね折りされた
前記包装フィルムの前記凸部に前記第1破断線まで達す
る第3破断線を形成して、前記予開封部を開封するため
の第1引張タブの両側に前記シーリング包装を開封する
ための第2引張タブおよび第3引張タブを同時に形成す
る工程とを有することを特徴とするシーリング用包装フ
ィルムの製造方法である。
【0010】この方法により、予開封部を開封するため
の第1引張タブと、シーリング包装の開封を行うための
第2および第3引張タブが同時に形成されるので、シー
リング包装の加工コストを低廉なものとすることができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態のシーリング包
装を施した容器を図面に基づいて詳細に説明する。容器
1は、容器本体10とこの容器本体10の上部に螺合さ
れた蓋基部12とから構成される。図示はしないが、容
器本体10の上端には例えば振り出し穴が設けれてい
て、容器本体10から蓋基部12を取り外すことによっ
て前記振り出し穴が露出し、容器本体10内に充填され
た食品や医薬品、化粧品等の充填物を振り出すことがで
きるようになっている。また、蓋基部12の周囲には、
容器本体10に対して蓋基部10を回転させやすくする
ための垂直突起条32が形成されている。
【0012】上記した構成の容器本体10に充填物を充
填し、容器本体10に蓋基部12を螺合した後、容器本
体10等に筒状で商品名等を印刷した包装フィルムであ
る熱収縮性フィルムSを被せ、加熱して図示するように
容器本体10に巻き付け、シーリング包装を施す。熱収
縮性フィルムSの厚みは0.25mm以下であることが望
ましく、その材質としてはポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、ポリエチレンテレ
フタレート等がある。熱収縮性フィルムSには、容器本
体10と蓋基部12との境界線よりも下方に、第2破断
線である横方向ミシン目42が蓋基部12の全周にわた
って形成されている。また、蓋基部12の円周上の適宜
の部位には、一つの開封始点40で横方向ミシン目42
と交叉する第1破断線である縦方向ミシン目41が形成
されている。縦方向ミシン目41は、図示するように、
開封始点40から斜状に熱収縮性フィルムSの周縁部方
向に延びる2条のミシン目41a,41bから形成さ
れ、正面視してV字状をなしている。このV字状の部分
が予開封部43である。この実施形態では、横方向ミシ
ン目42が蓋基部12の全周にわたって形成され、か
つ、縦方向ミシン目41と横方向ミシン目42が一点で
交叉しているため、開封始点40は同時に開封終点であ
る。
【0013】また、予開封部43を開封する際の始点と
なる部分、つまり、熱収縮性フィルムSの周縁部とミシ
ン目41a,41bが交叉する部分には、前記周縁部か
ら突出させて第1引張タブ51が形成されている。そし
て、この第1引張タブ51の両側に並んで第2引張タブ
52および第3引張タブ53が形成されている。第1引
張タブ51と第2引張タブ52および第1引張タブ51
と第3引張タブ53とは、それぞれミシン目41a,4
1bまで達する切り欠き部51a,51bによって完全
に分離され、予開封部43を開封する際に第1引張タブ
51および予開封部43と第2引張タブ52および第3
引張タブ53とが干渉しないようになっている。なお、
予開封部43を開封する際に第1引張タブ51を引っ張
ることにより、第1引張タブ51と第2引張タブ52お
よび第3引張タブ53とを完全に分離することができる
ものであれば、各引張タブ51,52,53は当初から
上記した切り欠き部51a,51b等によって完全に分
離されている必要はなく、ミシン目やハーフカット線等
を介して連続しているものであってもよい。また、切り
欠き部51a,51bも必ずしもミシン目41a,41
bまで達している必要はない。
【0014】矢印60A,60B,60Cは、熱収縮性
フィルムSの表面の目立つ位置に印刷された、それぞれ
第1引張タブ51,第2引張タブ52,第3引張タブ5
3の引張方向を示す引張方向明示手段である。この矢印
60A,60B、60Cは、各引張タブ51,52,5
3の近傍に設けるとよい。また、引張方向を明示するも
のであれば矢印に限らず文字、あるいはこれらの組合せ
であってもよい。上記の実施形態では、第1および第2
破断線はミシン目であるとして説明したが、熱収縮性フ
ィルムSの表面側から裏面側まで完全に貫通する穴から
なるミシン目に限らず一部を薄肉状にして切れやすくし
たハーフカット線であってもよい、また,ミシン目に限
らず連続溝であってもよい。さらに、熱収縮性フィルム
Sが基材層とレーザ吸収層を有し、レーザによって上記
レーザ吸収層を破壊して破断線を形成するものとしても
よい。
【0015】また、上記の実施形態では第2引張タブ5
2および第3引張タブ53は第1引張タブ51に隣接し
て設けるものとして説明したが、第2引張タブ52また
は第3引張タブ53を引っ張ることによる引張力を有効
に開封始点40に集中させることができるのであれば、
第1引張タブ51からある程度離間した位置に第2引張
タブ52または第3引張タブ53を設けるものとしても
よい。さらに、上記の実施形態では開封始点40が一つ
のみの場合について説明したが、シーリング包装を複数
に分割して開封する場合のように開封始点が複数存在す
る場合には、各開封始点に応じて複数の引張タブを設け
ることもできる。この場合も前記引張タブは、予開封部
と干渉しないように、つまり、予開封部の開封に伴って
他の引張タブに余分な引張力が加わることのないように
設けられなければならない。
【0016】なお、前記の実施形態では食品や医薬品、
化粧品等を充填した容器を例に挙げて説明したが、この
発明はハードカバーを有する本やCDケース、フロッピ
ケース、カセットテープケース、ファンデーションのコ
ンパクトケース、割り箸、おまけ付き菓子等のための熱
収縮性フィルム包装にも適用が可能である。次に、上記
構成の本発明のシーリング包装の開封の仕方について説
明する。まず、第1引張タブ51を持ち上げ、矢印60
Aで示された容器1の前方側に引っ張る。これにより、
ミシン目41a,41bに沿って予開封部43が開封さ
れる。予開封部43を熱収縮性フィルムSから完全に除
去した後に、第2引張タブ52を持ち上げて矢印60B
で示された方向に引っ張る。これにより、第2引張タブ
52を引っ張ることによって生じる力は効率よく開封始
点40に集中し、横方向ミシン目42は開封方向に沿っ
て反時計周りに確実に破断される。
【0017】開封者が左利きの場合等には、第3引張タ
ブ53を持ち上げて矢印60Cで示された方向に引っ張
ればよい。横方向ミシン目42は開封方向に沿って時計
周りに確実に破断される。次に、図2に従ってこの発明
の包装フィルムの製造方法を説明する。図2は本発明の
実施形態のシーリング用包装フィルムの製造方法の説明
図で、図2(a)は図1で示した容器に被せる前の熱収
縮性フィルムの平面図、図2(b)は図2(a)の熱収
縮性フィルムを基準線で重ね折りした状態を示す平面図
である。図2(a)で示すように、熱収縮性フィルムS
の上端周縁には、上端周縁における予開封部43の幅
(上端周縁におけるミシン目41a,41bの幅に等し
い)よりも広い幅で台形状の凸部50が形成されてい
る。この凸部50は、ロール状のフィルムから所定形状
の熱収縮性フィルムSを連続打ち抜きする公知の手段に
よって容易に形成することができる。
【0018】この実施形態における熱収縮性フィルムS
の基準線は図1および図2中C─C線である。基準線C
─Cは、凸部50および予開封部43の中央,縦方向ミ
シン目41と横方向ミシン目42が交叉する開封始点4
0を通って横方向ミシン目42と直交する方向に延びて
いる。まず、図2(b)で示すように、熱収縮性フィル
ムSを基準線C─Cに沿って重ね折りする。これによ
り、熱収縮性フィルムSの上端に形成された凸部50も
重ね合わされた状態となる。この状態で、ミシン目41
aとミシン目41bおよび横方向ミシン目42を形成す
る。ミシン目41aとミシン目41bの形成と同時に、
またはミシン目41aとミシン目41bの形成と前後し
て、凸部50に切り込み50a,50bを形成する。こ
の場合、切り込み50a,50bは凸部50の上端縁か
らミシン目41a,41bまで達するように形成する。
これにより、凸部50は切り込み50a,50bを境に
3つに分断される。
【0019】このように形成された熱収縮性フィルムS
を容器1に被せ、加熱してシーリング包装を施すと、凸
部50の3つに分断された前記各部分は各々第1引張タ
ブ51,第2引張タブ52,第3引張タブ53となり、
切り込み50a,50bが入れられた部分は各々切り欠
き部51a,51b(図1参照)となる。この方法によ
れば、一度のカッティング作業で3つの引張タブ51,
52,53を同時に形成することができるうえ、前記カ
ッティング作業を縦方向ミシン目41および横方向ミシ
ン目42の形成と同時または熱収縮性フィルムSの打ち
抜きと同時に行うことにより、引張タブ51,52,5
3を形成するための特別の工程が不要となり、シーリン
グ包装のコストを低廉なものとすることができる。な
お、上記の実施形態では切り込み50a,50bはミシ
ン目41a,41bに達するまで形成するものとして説
明したが、切り込み50a,50bを入れることによっ
て形成される引張タブ51,52,53のうち、いずれ
かの引張タブ51,52,53を引っ張ることによって
容易に各引張タブ51,52,53を分断することがで
きるのであれば、切り込み50a,50bは必ずしもミ
シン目41a,41bまで達するように形成する必要は
なく、ミシン目41a,41bの近傍まで達していれば
十分である。
【0020】
【発明の効果】本発明のシーリング包装は上記のように
構成されているので、縦方向の破断線のみならず横方向
の破断線も容易に開封することができ、開封にあたって
包装フィルムが横方向の破断線から逸れた方向に破れる
おそれのないシーリング包装を得ることができる。従っ
て、開封後にシーリング包装の見栄えも損なうことがな
い。また、本発明のシーリング用包装フィルムの製造方
法によれば、上記効果を実現するシーリング包装を容易
な方法および低廉な価格で提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態のシーリング包装を施した容
器の斜視図である。
【図2】本発明のシーリング用包装フィルムの製造方法
の一実施形態にかかり、(a)は図1で示した容器に被
せる前の熱収縮性フィルムの平面図、(b)は図2
(a)の熱収縮性フィルムを基準線で重ね折りした状態
を示す平面図である。
【符号の説明】
1 容器 10 容器本体 12 蓋基部 40 開封始点 41 縦方向ミシン目(第1破断線) 41a,41b ミシン目 42 横方向ミシン目(第2破断線) 43 予開封部 50 凸部 50a,50b 切り込み(第3破断線) 51 第1引張タブ 51a,51b 切り欠き部 52 第2引張タブ 53 第3引張タブ 60A,60B,60C 矢印(引張方向明示手段)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1破断線と、この第1破断線によって
    形成される予開封部と、この予開封部の前記第1破断線
    と交叉する部位を開封始点として開封方向に延びる第2
    破断線とを有し、前記第1破断線を破断して前記予開封
    部を開封した後、前記開封始点から前記第2破断線を破
    断して開封する開封手段を備えたシーリング包装におい
    て、 前記開封手段は、 前記予開封部に設けられ、前記予開封部を開封するため
    の第1引張タブと、 前記第2破断線の開封始点側に前記予開封部と干渉しな
    いように設けられた第2引張タブと、 を有することを特徴とするシーリング包装。
  2. 【請求項2】 前記第2引張タブは前記第1引張タブに
    並んで設けられていることを特徴とする請求項1に記載
    のシーリング包装。
  3. 【請求項3】 前記第2破断線は開封始点と開封終点で
    前記第1破断線と交叉し、前記第2破断線の開封終点側
    に前記予開封部と干渉しないように第3引張タブを設け
    たこと、 を特徴とする請求項1または請求項2に記載のシーリン
    グ包装。
  4. 【請求項4】 前記第3引張タブは前記第1引張タブに
    並んで設けられていることを特徴とする請求項3に記載
    のシーリング包装。
  5. 【請求項5】 前記第2破断線は少なくとも二箇所以上
    で前記第1破断線と交叉して複数の開封始点を形成し、
    各開封始点ごとに引張タブを設けたこと、 を特徴とする請求項1に記載のシーリング包装。
  6. 【請求項6】 前記第1破断線または前記第2破断線の
    開封方向に沿って各前記引張タブの引張方向を明示する
    引張方向明示手段を設けたこと、 を特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに記載
    のシーリング包装。
  7. 【請求項7】 包装フィルムで容器を包装してなり、予
    開封部を形成する第1破断線と、前記予開封部で前記第
    1破断線と交叉する部位を開封始点として開封方向に延
    び、開封終点で再び前記第1破断線と交叉する第2破断
    線とを有し、前記第1破断線を破断して前記予開封部を
    開封した後、前記開封始点から前記第2破断線を破断し
    て開封する開封手段を備えたシーリング包装における前
    記包装フィルムの製造方法において、 前記予開封部の開封始点側に凸部を形成する工程と、 前記予開封部および前記凸部を通過して前記第2破断線
    と交叉する方向に延びる基準線に沿って前記包装フィル
    ムを重ね折りする工程と、 重ね折りされた前記包装フィルムの前記凸部の端縁から
    前記第1破断線またはその近傍まで達する第3破断線を
    形成して、前記予開封部を開封するための第1引張タブ
    と、前記シーリング包装を開封するための第2引張タブ
    および第3引張タブを同時に形成する工程と、 を有することを特徴とするシーリング用包装フィルムの
    製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013039944A (ja) * 2011-08-16 2013-02-28 Dainippon Printing Co Ltd シュリンクフィルム、シュリンクフィルム付き包装容器、およびその製造方法
JP2015016902A (ja) * 2013-07-12 2015-01-29 株式会社フジシール ラベル付き容器
JP2015189480A (ja) * 2014-03-27 2015-11-02 株式会社フジシール 包装体及びそれに使用される熱収縮性フィルム

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