JPH0536853Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0536853Y2
JPH0536853Y2 JP13874487U JP13874487U JPH0536853Y2 JP H0536853 Y2 JPH0536853 Y2 JP H0536853Y2 JP 13874487 U JP13874487 U JP 13874487U JP 13874487 U JP13874487 U JP 13874487U JP H0536853 Y2 JPH0536853 Y2 JP H0536853Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cut
plate
line
piece
carton
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP13874487U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6447669U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP13874487U priority Critical patent/JPH0536853Y2/ja
Publication of JPS6447669U publication Critical patent/JPS6447669U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0536853Y2 publication Critical patent/JPH0536853Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cartons (AREA)
  • Packages (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、カートンを開封するのにシール部
分を剥がして開封したものを再シールして原状に
回復させることは困難にした反面、これを破断開
封するのは容易にしたカートンに関するものであ
る。
従来の技術及び本考案が解決しようとする問
題点 従来から包装食品がその流通過程において、何
人かの手によつて開封されその内容物に何らかの
作為的改変が施され再びシールされたものが、異
常品と認識されずに市場に流通してしまうという
おそれがあつたので、これが防止策の開発が当業
者の重要な課題となつていた。これについて従来
は、包装を厳重にし、2重3重の包装をするとい
う方向が主流であり、たとえば、カートンを密封
の上、更にセロフアンやシユリンク包装材にて被
包するなどによつていた。しかし、単にカートン
を密封するだけでは、これを開封後再度シールさ
れた場合、一旦開封されたことが外見上容易には
判別しがたいのが通例であり、目的達成を期しが
たい。しかし一方、更に被包を重ねるというの
は、当然なことながら、余分の包装作業と包装材
料とを要し、その手間・場所・費用等の点で大き
な不利を招くこととなつている上、需要者にとつ
てみてもその開封がよりわずらわしくなるという
不便さがあつた。
本考案は、かかる何人かによる不本意な開封・
再シールを効果的・合理化な手段をもつて防止可
能とすると共に需要者にとつてみては開封容易と
する目的を達したものである。
問題点を解決するための手段及びその実施例 本案で使用する6面体形状を呈する包装用カー
トンとは、ごく普通に使用されているものであつ
て、通常は上下に設けられている蓋板のいずれか
の開口部分から内容物を収納後、内外2枚の蓋板
をシールすることによつて容器とするものであ
る。
本案においてはかかるカートンの外蓋板に開曲
線により描かれる図形を線状に切込んだ切込で形
成する。ここで開曲線とは、曲線のどの部分にお
いても交叉点を有せず始点と終点も夫々独立して
いる曲線のことをいう。なお、直線も曲線の一態
様であるから、これを曲線の範疇に含むことと
し、切込には幅の狭い細長い打欠もこれに含むこ
ととする。切込の数・形等は任意である。
切込を設ける個所は外蓋板の端部の僅かに内側
から蓋板のシール領域に亘る又は端部に設けた切
断線又は切欠(以下、両者をあわせて切断線とい
う)の僅かに内側の部分から蓋板のシール領域に
亘る個所でよい。シール領域を超えた領域まで切
込を設けてもよいが、容器強度とが内容物保全の
目的を損ずるなどの理由から好ましくないことも
ある。
シール領域は蓋板全面としてもよいが必ずしも
その必要はない。たとえば端部からやや内面から
線状とか帯状に設けてもよい。
端部の切断線は短くても長くてもよいが、端部
にシールしない領域を広く設けるときは余り長く
ない方がよい。蓋板が全体として崩れてしまうお
それがあるからである。端部の切断線より内側に
は僅かに間隔をおいて開曲線の切込が設けられ
る。なお、端部の切断線は場合により切欠にする
こと先述の通りである。
以下に、本案の具体的な実施の1例を添付の図
面に従つて説明する。
本案カートンは通常のカートンの通り、基本的
には貼付片1、前板2、右側板3、後板4、左側
板5、内蓋板6,7及び外蓋板8,9とよりな
る。これに必要に応じて折込片10を設けたり、
外蓋板8,9のいずれかに普通よくみられる差込
片19を設けて前板2の内面に接着シールしても
よい。いうまでもないが第1図又は第5図に示さ
れたブランクは、その各板片のすべてを押し曲
げ、貼付片1を左側板5に、外蓋板8,9を内蓋
板6,7に、夫々接着すれば目的とする本案カー
トンに組立てうる。
第1〜4図においては、切込11,13もしく
は打欠14は、外蓋板8,9の端部よりわずかに
引つ込んだところから始まり、外蓋板8,9の他
端部近くまで施してある。第5〜6図において
は、外蓋板8,9端部に切断線12もしくは切欠
18を設けその延長上に少し間隔をおいた上で切
込11を設けている。これら第1〜6図では外蓋
板8,9の下にある内蓋板6,7の全面に接着剤
が塗布されていることを前提としているため、切
込11,13、打欠14等は外蓋板8,9の他端
近くまで施してあるが、もし接着剤がたとえば内
蓋板6,7の半分位の領域に帯状に塗布してあつ
たり、又は外蓋板8,9の半分位の領域に帯状に
塗布してあるとすれば、当然にシール領域は狭く
なるから、切込11,13、打欠14等もそれに
応じた長さにおいて施してよい。
なお、打欠14及び切欠18はいずれもその部
分のカートンを切断して取除いたものであり、打
欠14の始点・終点及び切欠18の先端は鋭角に
とがらせる方が目的にとして有利である。
折曲線21の中央部分を基底として、前板2内
にはミシン目状切線15によつて押込片17を、
そして、内蓋板6,7には破断線20により内蓋
板6,7の端面に向けて拡がるように切込片16
を、夫々刻設する。なお、破断線20はミシン目
状切線15の延長上にあるようにする。
作用及び効果 本案は上述の通りであるので、これに内容物を
収納しシールしたものを原状回復可能に開封しよ
うとすれば、それはシール部分を無理に剥がすよ
りない。ところがシール部には切込や切断線を設
けているので、シール部の接着強度によつても幾
分異つてはくるが、シール部を剥がそうとすると
大抵は外蓋板が数片にちぎれてしまう。つまり、
外蓋板の端部と切込の始点間が破断してしまうの
である。そこでこれを再シールしても原状には回
復できず、つれてカートンの異常が発見されると
いうことになり、事故を未然に防止できることに
なる。そして、このように原状回復が困難なもの
になればなる程、かかる作為的改変を試みようと
する者も自ずと減少することも期待できる。
なお、再シールを目的としない通常の開封をす
るには、押込片17に指をさし込み蓋板を持ち上
げれば破断線20に沿つて容器は簡単に開被され
ることとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図……本案1例のカートン用ブランク、第
2図……第1図のものの完成品の見取図、第3図
……他の例の完成品の見取図、第4図……第1
図、第3図とは別の例の完成品の見取図、第5図
……第1図、第3図、第4図とは別の例のカート
ン用ブランク、第6図……第1図、第3図、第4
図、第5図とは別の例の完成品の見取図。 1……貼付片、2……前板、3……右側板、4
……後板、5……左側板、6……内蓋板、7……
内蓋板、8……外蓋板、9……外蓋板、10……
折込片、11……切込、12……切断線、13…
…切込、14……打欠、15……ミシン目状切
線、16……切込片、17……押込片、18……
切欠、19……差込片、20……破断戦、21…
…折曲線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 蓋板を重ね合わせシールして成形される6面体
    形状の包装用カートンにおいて、外蓋板には開曲
    線により描かれる図形を線状又は点綴線状の切込
    によつて形成すると共に、内蓋板と胴板間の折曲
    線中央部分から胴板上に刻設されたミシン目状切
    線により押込片を及び押込片のミシン目状切線の
    延長として内蓋板の端面に向け拡がる破断線によ
    りなる切込片を夫々形成してなる開封性を改善し
    た容器の構造。
JP13874487U 1987-09-10 1987-09-10 Expired - Lifetime JPH0536853Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13874487U JPH0536853Y2 (ja) 1987-09-10 1987-09-10

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13874487U JPH0536853Y2 (ja) 1987-09-10 1987-09-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6447669U JPS6447669U (ja) 1989-03-23
JPH0536853Y2 true JPH0536853Y2 (ja) 1993-09-17

Family

ID=31401367

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13874487U Expired - Lifetime JPH0536853Y2 (ja) 1987-09-10 1987-09-10

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0536853Y2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4515101B2 (ja) * 2004-01-20 2010-07-28 大日本印刷株式会社 シールエンドカートン
JP2005313955A (ja) * 2004-04-30 2005-11-10 Asahi Printing Co Ltd 包装用箱
JP4641200B2 (ja) * 2005-03-01 2011-03-02 大日本印刷株式会社 容量可変紙箱
JP5167836B2 (ja) * 2008-01-29 2013-03-21 大日本印刷株式会社 易解体カートン
JP5288327B2 (ja) * 2008-08-28 2013-09-11 大日本印刷株式会社 紙カートン
JP5388800B2 (ja) * 2009-10-30 2014-01-15 東罐興業株式会社 紙製のトレー状容器
JP5571965B2 (ja) * 2010-01-26 2014-08-13 マルト印刷工業株式会社 紙器及び紙器ブランク
US8746540B2 (en) * 2010-10-22 2014-06-10 Mcneil Ab Child resistant box for objects
JP2015077980A (ja) * 2013-10-15 2015-04-23 凸版印刷株式会社 カートン

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6447669U (ja) 1989-03-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5307988A (en) Soft pack for paper tissues
EP0944539B1 (en) Packaging for smoking articles
US4932534A (en) Package for a plurality of cigarette packs or the like
US3580466A (en) Sanitary package
US5511658A (en) Soft pack for cigarettes
JPH06511452A (ja) 特に衛生タオル及び類似物用の筒形フィルムの袋状包装
US2315116A (en) Quick opening package
JPS601230B2 (ja) 柔軟な包装体
JPH0343375A (ja) 硬質または半硬質食品の棒状体用包装容器
JPH0536853Y2 (ja)
US2835435A (en) Packaging means
JPH0699971A (ja) 紙ハンカチの収容パック、そのためのブランクおよび前記パックの製造方法
US3261538A (en) Contour patty wrapper
JPH0648440A (ja) 包装容器用開封装置
US5181607A (en) Divisible package for a plurality of cigarette packs
US2792167A (en) Container and separable information tag
GB2121384A (en) Packing container
JPS6035439Y2 (ja) 包装済み巻煙草
JPS6236772Y2 (ja)
US4982846A (en) Sift-proof carton and blank therefor
ITBO20060482A1 (it) Confezione per un prodotto pastoso e procedimento per la realizzazione di una confezione.
US4083487A (en) Safety package of toothpick holder
JPH0437058Y2 (ja)
JPS5812724Y2 (ja) 紙製容器
JPS644688Y2 (ja)