JPH11309839A - ドーム仕様印刷版におけるスキージおよびその印刷版ならびにそのクリームはんだの印刷方法 - Google Patents

ドーム仕様印刷版におけるスキージおよびその印刷版ならびにそのクリームはんだの印刷方法

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JPH11309839A
JPH11309839A JP11741998A JP11741998A JPH11309839A JP H11309839 A JPH11309839 A JP H11309839A JP 11741998 A JP11741998 A JP 11741998A JP 11741998 A JP11741998 A JP 11741998A JP H11309839 A JPH11309839 A JP H11309839A
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dome
squeegee
printing plate
cream solder
printing
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JP11741998A
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Yasuhide Senkawa
康秀 千川
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PFU Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プリント回路板にクリームはんだをスクリー
ン印刷する際に、ドーム仕様印刷版を使用した印刷に関
し、表面実装部品の実装位置に制限がなくなるととも
に、ドーム部以外の範囲にクリームはんだを好適に印刷
することを実現するドーム仕様印刷版におけるスキージ
およびその印刷版ならびにそのクリームはんだの印刷方
法を提供する。 【解決手段】 ドーム印刷版を通してプリント回路板の
フットプリントにクリームはんだを供給する屈曲性と弾
性とを持つ材料で形成したドーム仕様印刷版におけるス
キージにおいて、ドーム仕様印刷版に形成されたドーム
部の幅方向に対応する箇所の近傍に切れ目部を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プリント回路板
にクリームはんだをスクリーン印刷する際に、ドーム仕
様印刷版を使用した印刷に関し、クリームはんだを好適
に印刷することを実現するドーム仕様印刷版におけるス
キージおよびその印刷版ならびにそのクリームはんだの
印刷方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】通常、表面実装部品を自動マウンタでプ
リント回路板に実装する場合、プリント回路板に形成し
たフットプリントにクリームはんだを印刷によって供給
する必要がある。一方、ベアチップ部品をプリント回路
板に実装する場合、表面実装部品を実装する前に行うの
が通常である。
【0003】その主な理由は、先に表面実装部品を実装
してしまうと、プリント回路板にそりなどが発生して、
プリント回路板の実装面の平坦性が失われ、ベアチップ
部品の実装が困難になる。また、リフローを先に行うた
めに、ベアチップ部品のチップ電極と接続されるフット
プリントがフラックスなどによって汚染され、接続不良
の原因となるからである。
【0004】ところで、ベアチップ部品の実装後にクリ
ームはんだを印刷する場合、ベアチップ部品がプリント
回路板の実装面に対して突出しているため、通常の平坦
な印刷版を使用することができない。そのため、ベアチ
ップ部品が実装された箇所をドーム状(凸型)に逃げ
た、いわゆるドーム印刷版を使用することになる。
【0005】しかし、このドーム印刷版を使用したクリ
ームはんだの印刷は、ドーム印刷版が部分的な凸部を形
成しているために、ドーム印刷版の凸部とスキージとが
干渉することで、通常の平坦な印刷版で印刷する場合に
はない種々の問題が発生する。以下、図面を用いて説明
する。
【0006】図13は従来技術の図を示すものである。
同図において、プリント回路板110にはベアチップ部
品120が実装されている。ベアチップ部品120は、
接着剤122によってプリント回路板110に固着さ
れ、チップ電極121とフットプリント111aとが電
気的に接続されている。また、ドーム印刷版113は、
ベアチップ部品120が実装された箇所に対応してドー
ム部114を形成するとともに、表面実装部品の電極と
接続するためにプリント回路板110に配置されたフッ
トプリント111にクリームはんだを供給するために印
刷孔115が形成されている。
【0007】図14は従来技術の図を示すものである。
同図(a)において、前述の図13で示したドーム印刷
版113を使用してプリント回路板110にクリームは
んだを供給する場合、スキージ101を一定方向に移動
させてクリームはんだ112を供給する。この時に使用
されるスキージは、同図(b)に示すように、ドーム印
刷版113に形成されたドーム部114と接触する箇所
に凹部131を形成してドーム部114との干渉を避け
ている。
【0008】この場合、スキージ101の移動方向に対
する前記の凹部131の幅方向において、クリームはん
だ112をプリント回路板110に供給することができ
なくなる。すなわち、同図(c)に示すように、ベアチ
ップ部品120を実装したプリント回路板110におい
て、スキージ101の移動方向に対してベアチップ部品
120を実装した前方と後方とにクリームはんだを印刷
することができない領域が発生する。従って、このクリ
ームはんだ印刷不可領域には表面実装用のフットプリン
トを配置することが困難となる。
【0009】図15は従来技術の図を示すものである。
同図(a)において、スキージ141は、先端部を剣形
状にした、いわゆる剣スキージを使用するものである。
スキージ141は、ドーム印刷版113に形成されたド
ーム部114を乗り上げるようにして一定方向に移動さ
せてプリント回路板110にクリームはんだ112を供
給するものである。
【0010】この場合、クリームはんだの印刷圧力や、
印刷スピード、スキージ141の硬度などの調整が難し
くなる。このため、設定がずれた場合、同図(b)に示
すように、スキージの移動方向と直交する方向、すなわ
ちスキージ141の幅方向において、クリームはんだ量
が過多となったり、ドーム部114に接近した箇所では
クリームはんだがスキージされず、クリームはんだが残
留したりする。従って、ベアチップ部品120の近傍に
おいて、スキージ141の移動方向と直交する方向には
表面実装用のフットプリントを配置することが困難とな
る。また、同図(c)に示すように、印刷圧力が大きい
場合やスキージの硬度が小さい場合は、スキージ141
の先端部が印刷孔115に食い込み、クリームはんだ量
が不足したりする。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】前記のごとく、従来の
技術では次のような問題点がある。
【0012】1)ドーム印刷版に形成されたドーム部と
の干渉を避けるように構成されたスキージでは、クリー
ムはんだ印刷不可領域が発生し、表面実装用のフットプ
リントを配置することが困難となり、表面実装部品の実
装位置に制限がでる。
【0013】2)剣スキージを使用してドーム印刷版に
形成されたドーム部を乗り上げるように構成されたスキ
ージでは、クリームはんだの印刷圧力や、印刷スピー
ド、スキージの硬度などの調整が難しくなり、クリーム
はんだ量過多、クリームはんだ量不足が発生する。
【0014】3)スキージの幅方向において、ドーム部
に接近した箇所ではクリームはんだが残留したりするの
で、表面実装用のフットプリントを配置することが困難
となり、表面実装部品の実装位置に制限がでる。
【0015】
【課題を解決するための手段】前記の問題点を解決する
ために、この発明では次のような手段を取る。
【0016】1)ドーム印刷版に形成されたドーム部の
幅方向に対応して可動部を形成したスキージを提供す
る。
【0017】上記の手段を取ることにより、スキージが
ドーム部に到達すると、スキージの可動部のみがドーム
部になぞるように浮き上がることで、ドーム部とスキー
ジとの引っ掛かりなどの干渉が解消され、良好な印刷を
行う。
【0018】2)印刷工程を分割する。すなわち、複数
の印刷版でドーム仕様印刷版を構成する。
【0019】上記の手段を取ることにより、スキージの
移動方向に対してクリームはんだを良好に供給できる範
囲のみを印刷対象範囲とする。これにより、複数の印刷
版で良好な印刷を行う。
【0020】
【発明の実施の形態】この発明は、次に示したような実
施の形態をとる。
【0021】本発明のドーム仕様印刷版におけるスキー
ジは、図1(a)に示すように、ドーム印刷版を通して
プリント回路板のフットプリントにクリームはんだを供
給する屈曲性と弾性とを持つ材料で形成したドーム仕様
印刷版におけるスキージにおいて、図1(b)に示すよ
うに、ドーム印刷版13に形成されたドーム部14の幅
方向に対応する箇所の近傍に切れ目部2を形成する。
【0022】上記実施の形態では、ゴム材料などで形成
されたスキージは、ドーム印刷版に形成されたドーム部
に到達するとドーム部のみをなぞるようにして避けるこ
とが可能となるので、ドーム部以外の範囲にクリームは
んだを良好に供給する。
【0023】さらに、図1(c)および図1(d)に示
すように、前記ドーム仕様印刷版におけるスキージは、
切れ目部2に挟まれた箇所に薄肉部3を形成する。
【0024】上記実施の形態では、薄肉部の形成を適時
に設けることで、スキージに適当なしなりを得ることが
できるとともに、印刷時の印刷圧力を大きく設定するこ
とが可能となり、良好な印刷を可能とする。
【0025】さらに、本発明のドーム仕様印刷版におけ
るスキージは、ドーム印刷版を通してプリント回路板の
フットプリントにクリームはんだを供給するドーム仕様
印刷版におけるスキージにおいて、ドーム印刷版のドー
ム部に対応する箇所にスキージを可動自在にする可動手
段を備える。
【0026】上記実施の形態では、スキージはドーム部
に当たるとドーム部を避けていくので、良好な印刷が可
能となる。
【0027】さらに、図3に示すように、前記可動手段
は、ドーム印刷版13のドーム部14と接触する際にス
キージ1がドーム部14と干渉する部分を回動自在にす
る。
【0028】上記実施の形態では、スキージはドーム部
に当たると回動動作によって自動的にドーム部のみを避
けることになる。
【0029】さらに、図4に示すように、前記可動手段
は、ドーム印刷版のドーム部と接触する際にスキージ1
がドーム部14と干渉する部分を上下方向に移動自在に
する。
【0030】上記実施の形態では、スキージはドーム部
に接触するとドーム部の形状に倣って上方向への移動動
作によって自動的にドーム部のみを避けることになる。
特に、ドーム部の立ち上がり角度が鈍角の場合に有効で
あり、かつ、クリームはんだがドーム印刷版の版上へ残
留することを防止する。
【0031】またさらに、前記可動手段は、ドーム印刷
版のドーム部と接触する際にスキージ1がドーム部14
と干渉する部分を回動自在にするとともに上下方向に移
動自在にすることも有効な手段である。
【0032】上記実施の形態では、スキージはドーム部
に当たると回動動作によってドーム部の一部を避けると
ともに、その後、ドーム部の形状に倣って上方向への移
動動作によって自動的にドーム部のみを避けることにな
る。特に、ドーム部の立ち上がり角度が鋭角な場合やド
ーム部の高さ寸法が大きい場合に有効である。
【0033】さらに、図5に示すように、前記可動手段
は、所定の負荷が加わったときに可動し、所定の負荷が
解放されると元に戻るような負荷機構を備える。
【0034】上記実施の形態では、印刷時の印刷圧力を
大きく設定することが可能となり、より一層、印刷性が
向上する。また、ドーム部を通過した際にスキージが元
の位置に素早く戻るので、ドーム部近傍でのクリームは
んだの印刷残留が少なくなる。特に、上下方向に移動自
在とする機構を持つスキージに対して有効である。
【0035】さらに、前記ドーム仕様印刷版におけるス
キージは、硬質の金属で形成する。
【0036】上記実施の形態では、スキージをステンレ
スなどの硬度の高い材料で形成することで、ドーム部以
外の箇所はドーム印刷版の表面と確実に接触し、クリー
ムはんだ残留、クリームはんだ過多、あるいは、えぐれ
によるクリームはんだ不足がなくなる。
【0037】さらに、図6に示すように、前記可動手段
は、可動部を硬質の金属で形成し、先端部を屈曲性と弾
性とを持つ材料で形成する。
【0038】上記実施の形態では、ドーム部近傍でのク
リームはんだ残留が一層抑制される。特にドーム形状が
丸型の場合に有効である。
【0039】さらに、図7に示すように、前記切れ目部
2または可動手段は、スキージ1の可動範囲を覆う薄膜
部材30を形成する。
【0040】上記実施の形態では、薄膜部材によってス
キージの可動部の隙間をなくすることにより、クリーム
はんだの残留を防止する。なお、薄膜部材は薄いゴム材
料などで形成する。
【0041】さらに、図8に示すように、前記切れ目部
2または可動手段は、スキージの幅方向に複数個数形成
する。
【0042】上記実施の形態では、複数個数形成した切
れ目部または可動手段をドーム部と接触する箇所のみを
可動させることにより、様々なドーム仕様印刷版に適用
可能なスキージを提供することで、スキージの汎用性を
高める。
【0043】また、本発明のドーム仕様印刷版は、プリ
ント回路板の特定のフットプリントにクリームはんだを
供給することを禁止する密閉部を形成した第1の印刷版
と、前記のプリント回路板の特定のフットプリントにク
リームはんだを供給する印刷孔を設けた第2の印刷版と
を形成し、第1の印刷版と第2の印刷版とを含む複数の
印刷版でドーム仕様印刷版を構成する。
【0044】上記実施の形態では、複数の印刷版でドー
ム仕様印刷版を構成することで、スキージの移動方向に
対してクリームはんだを良好に供給できる範囲のみを印
刷対象範囲とする。これにより、複数の印刷版で良好な
印刷を行う。
【0045】さらに、図9に示すように、前記第1の印
刷版51は、所定のフットプリントにクリームはんだを
供給する印刷孔52と、クリームはんだの印刷方向に対
して直交する方向に前記密閉部53とを形成する。
【0046】上記実施の形態では、スキージの移動方向
に対してクリームはんだを良好に供給できる範囲のみを
印刷対象範囲とする。
【0047】さらに、図10に示すように、前記第2の
印刷版61は、ドーム部54を含め前記密閉部53と同
一の投影面積を持つ短冊状に形成し、前記密閉部53に
相当する範囲内に形成された前記特定のフットプリント
にクリームはんだを供給する印刷孔62を形成する。
【0048】上記実施の形態では、第1の印刷版による
印刷対象範囲外である密閉部に相当する範囲を印刷対象
範囲とする。
【0049】またさらに、図12に示すように、前記第
2の印刷版71は、前記第1の印刷版51と同一の投影
面積を持ち、ドーム部および第1の印刷版51に設けた
所定のフットプリントにクリームはんだを供給する印刷
孔52に対応する箇所を凸型に形成し、前記密閉部53
に相当する範囲内に形成された前記特定のフットプリン
トにクリームはんだを供給する印刷孔72を形成する。
【0050】上記実施の形態では、第1の印刷版による
印刷対象範囲外を印刷対象範囲とする。また、複数の印
刷版において、印刷版の大きさを同一とすることで、印
刷設備を共有しやすくする。
【0051】また、本発明のドーム仕様印刷版における
クリームはんだの印刷方法は、ドーム印刷版を通してプ
リント回路板のフットプリントにクリームはんだを供給
するドーム仕様印刷版におけるクリームはんだの印刷方
法において、スキージの移動方向に対してドーム印刷版
に形成されたドーム部と干渉する箇所に可動部を形成し
たスキージを使用し、前記スキージを一方向より移動さ
せてプリント回路板のフットプリントにクリームはんだ
を供給する。
【0052】上記実施の形態では、スキージに形成した
可動部によってドーム印刷版に形成されたドーム部に到
達するとドーム部を良好に避けることが可能となるの
で、ドーム部以外の範囲にクリームはんだを良好に供給
する。
【0053】また、本発明のドーム仕様印刷版における
クリームはんだの印刷方法は、ドーム印刷版を通してプ
リント回路板のフットプリントにクリームはんだを供給
するドーム仕様印刷版におけるクリームはんだの印刷方
法において、プリント回路板の特定のフットプリントに
クリームはんだを供給することを禁止する密閉部53を
形成した第1の印刷版51を使用しスキージを一方向か
ら移動させてプリント回路板のフットプリントにクリー
ムはんだを供給する第1の印刷工程と、前記プリント回
路板の特定のフットプリントにクリームはんだを供給す
る印刷孔62,72を設けた第2の印刷版61,71を
使用しスキージを一方向から移動させてプリント回路板
のフットプリントにクリームはんだを供給する第2の印
刷工程とを備える。
【0054】上記実施の形態では、複数の印刷版を用
い、スキージの移動方向に対してクリームはんだを良好
に供給できる範囲のみを印刷対象範囲とするように印刷
工程を複数回に分けることで、良好な印刷を行う。
【0055】
【実施例】この発明による代表的な実施例を図1ないし
図12によって説明する。なお、以下において、同じ箇
所は同一の符号を付して有り、詳細な説明を省略するこ
とがある。
【0056】図1は本発明の実施例の図を示す。
【0057】同図(a)において、スキージ1は、先端
部を剣形状にし、屈曲性と弾性とを持つゴム材料などで
形成され、ドーム部14を形成したドーム印刷版13を
通してプリント回路板10の図示しないフットプリント
にクリームはんだ12を供給する。前記スキージ1は、
同図(b)に示すように、スキージ1の移動方向に対し
て直交する方向、すなわちスキージの幅方向に対して切
れ目部2を2箇所に形成する。切れ目部2の間隔は、図
2に示すようにドーム印刷版13に形成されたドーム部
14の幅方向寸法に対して同等もしくは若干大きめの幅
方向寸法を持つように設定する。
【0058】これにより、図1(a)に示すように、ス
キージ1は、ドーム部14に到達するとドーム部14の
みをなぞるようにして避けることが可能となり、ドーム
部14以外の範囲にクリームはんだ12を供給すること
になる。
【0059】また、図1(c)に示すように、切れ目部
2に挟まれた箇所、すなわちドーム部14を避ける箇所
において、スキージ1の厚み寸法を小さくした薄肉部3
を形成することもできる。薄肉部3は、図1(d)に示
すように、部分的に凹部4を設けることで薄肉部3を形
成してもよい。薄肉部3は、屈曲性と弾性とを持つゴム
材料などで形成されるスキージ1に好適なしなりを得る
ためのものであり、スキージ1の硬度やスキージ1の厚
み寸法、あるいはドーム部14の形状やドーム部14の
高さ寸法などによって適時に設定することが望ましい。
【0060】図2は本発明の実施例の図を示す。同図は
本発明のスキージを使用し、スキージを一方向より移動
させてプリント回路板のフットプリントにクリームはん
だを供給する形態を示している。
【0061】同図(a)および同図(b)において、プ
リント回路板10にはベアチップ部品20が実装されて
いる。ベアチップ部品20は、接着剤22によってプリ
ント回路板10に固着され、チップ電極21とフットプ
リント11aとが電気的に接続されている。また、ドー
ム印刷版13は、ベアチップ部品20が実装された箇所
に対応してドーム部14を形成するとともに、表面実装
部品の電極と接続するためにプリント回路板10に配置
されたフットプリント11にクリームはんだを供給する
ために印刷孔15が形成されている。
【0062】なお、ドーム部14は同図(c)に示すよ
うに台形形状に形成されることも多く、また、図6に示
すように丸形形状に形成されることも多い。この場合、
切れ目部2の間隔は、ドーム部14の底辺の幅方向寸法
に対して同等もしくは若干大きめの幅方向寸法を持つよ
うに設定することになる。
【0063】スキージ1は、ドーム部14のみを避ける
ことが可能となり、ドーム部14以外の範囲にクリーム
はんだ12を良好に供給することになる。すなわち、ス
キージ1の移動方向と直交する方向(スキージ1の幅方
向)において、クリームはんだ量が過多となったり、ド
ーム部14に接近した箇所でクリームはんだがスキージ
されず、クリームはんだが残留したりすることを防止す
ることができる。従って、表面実装用のフットプリント
11をドーム部14の近傍に配置することができるとと
もに、表面実装部品の実装位置に制限がなくなる。
【0064】次に、ドーム印刷版のドーム部に対応する
箇所にスキージを可動自在にする可動手段を備えるスキ
ージについて説明する。
【0065】図3は本発明の実施例の図を示す。
【0066】同図(a)および同図(b)に示すよう
に、スキージ1は、スキージ本体7と、スキージ可動部
8とで構成される。スキージ本体部7およびスキージ可
動部8のスキージ先端部9は剣形状に形成する。スキー
ジ可動部8は、スキージ1の移動方向に対して直交する
方向、すなわちスキージの幅方向に、図2に示すように
ドーム印刷版13に形成されたドーム部14の幅方向寸
法に対して同等もしくは若干大きめの幅方向寸法を持つ
ように設定する。
【0067】また、スキージ可動部8は支点部5を持
ち、スキージ本体7に対して所定方向に回転自在に取付
けられている。さらに、バネ部材などからなる付圧要素
6を備え、スキージ可動部8がドーム部14に当たると
回動動作によってドーム部14のみを避けた後、ドーム
部14を通過した際にスキージ可動部8が元の位置に戻
るようにしている。なお、同図(c)はスキージ可動部
8がドーム部14に当たった状態を示し、同図(d)は
スキージ可動部8がドーム部14を乗り上げている状態
をそれぞれ示している。
【0068】図4は本発明の実施例の図を示す。
【0069】同図(a)および同図(b)に示すよう
に、スキージ1は、スキージ本体27と、スキージ可動
部28とで構成される。スキージ本体部27およびスキ
ージ可動部28のスキージ先端部29は剣形状に形成す
る。スキージ可動部28は、スキージ1の移動方向に対
して直交する方向、すなわちスキージの幅方向に、図2
に示すようにドーム印刷版13に形成されたドーム部1
4の幅方向寸法に対して同等もしくは若干大きめの幅方
向寸法を持つように設定する。
【0070】また、スキージ可動部28はスキージ本体
7に対して上下方向に移動自在に取付けられている。さ
らに、バネ部材などからなる付圧要素26を備え、スキ
ージ可動部28がドーム部14に接触すると、ドーム部
14の形状に倣って上方向へと移動してドーム部14の
みを避けることになる。その後、ドーム部14を通過し
た際にスキージ可動部28が元の位置に戻るようにして
いる。なお、同図(c)はスキージ可動部28がドーム
部14に接触し始めた状態を示し、同図(d)はスキー
ジ可動部28がドーム部14を乗り上げている状態をそ
れぞれ示している。この例では、特に、ドーム部14の
立ち上がり角度が鈍角の場合に有効であり、かつ、クリ
ームはんだがドーム印刷版13の版上へ残留することを
防止することができる。
【0071】図3および図4に示したスキージ1は、前
述の図2で示したようにドーム部14のみを避けること
が可能となり、ドーム部14以外の範囲にクリームはん
だ12を良好に供給することになる。
【0072】さて、前述の図3および図4に示したスキ
ージ可動部8,28を組み合わせることもできる。すな
わち、上下方向に移動自在なスキージ可動部28の先端
部に回動自在なスキージ可動部8を形成するものであ
る。この場合は、スキージ1はドーム部14に当たると
回動動作によってドーム部14の一部を避けるととも
に、その後、ドーム部14の形状に倣って上方向への移
動動作によってドーム部のみを避けることになる。特
に、ドーム部の立ち上がり角度が鋭角な場合やドーム部
の高さ寸法が大きい場合に有効な手段となる。また、図
4に示した上下方向に移動自在なスキージ可動部28の
先端部に前述の図1で示した切れ目部2を形成しても上
記と同等の作用を得ることができる。
【0073】図5は本発明の実施例の図を示す。
【0074】前述の図3および図4に示した付圧要素
6,26において、図5に示すようなヒステリシスカー
ブを描く、例えばソレノイドや空気バネなどのバネ部材
からなる負荷機構にするものである。すなわち、前述の
スキージ可動部8,28は、所定の負荷が加わった時に
可動し、所定の負荷が解放されると元に戻るようにす
る。これにより、スキージの印刷時の印刷圧力を大きく
設定することが可能となり、より一層印刷性が向上す
る。また、ドーム部を通過した際にスキージが元の位置
に素早く戻るので、ドーム部近傍でのクリームはんだの
印刷残留が少なくなる。特に、上下方向に移動自在とす
る機構を持つスキージに対して有効である。
【0075】さらに、前述の図3および図4に示したス
キージ1において、スキージ本体7,27およびスキー
ジ可動部8,28をステンレスなどの硬度の高い材料で
形成することが好ましい。これにより、ドーム部以外の
箇所はドーム印刷版の表面と確実に接触し、クリームは
んだ残留、クリームはんだ過多、あるいは、えぐれによ
るクリームはんだ不足がなくなる。
【0076】図6は本発明の実施例の図を示す。
【0077】前述の図3および図4に示したスキージ1
において、スキージ可動部8,28をステンレスなどの
硬度の高い材料で形成するが、スキージ先端部9,29
を屈曲性と弾性とを持つゴム材料などで形成し、スキー
ジ先端部9,29をスキージ可動部8,28に固着する
ことが好ましい。これにより、ドーム部14の近傍での
クリームはんだ残留が一層抑制される。この例では、特
にドーム形状を丸型に形成したドーム部14を持つドー
ム印刷版13の場合に有効である。
【0078】図7は本発明の実施例の図を示す。
【0079】同図(a)に示すように、前述の図1に示
したスキージ1において、薄いゴム材料などからなる薄
膜部材30をスキージ先端部9がドーム部を避けるため
に所定の可動範囲を移動できるようにして切れ目部2に
形成する。
【0080】また、同図(b)および同図(d)に示す
ように、前述の図3に示したスキージ1において、薄い
ゴム材料などからなる薄膜部材30をスキージ可動部8
のスキージ先端部9がドーム部に当たり、回動動作によ
ってドーム部を避けるために所定の可動範囲を移動でき
るようにしてスキージ可動部8の端面とスキージ本体7
の端面との隙間に形成する。
【0081】また、同図(c)および同図(e)に示す
ように、前述の図4に示したスキージ1において、薄い
ゴム材料などからなる薄膜部材30をスキージ可動部2
8のスキージ先端部29がドーム部に当たり、ドーム部
の形状に倣って上方向へ移動してドーム部を避けるため
に所定の可動範囲を移動できるようにしてスキージ可動
部28の端面とスキージ本体27の端面との隙間に形成
する。
【0082】図7に示した構成では、薄膜部材30によ
ってスキージ1の可動部の隙間をなくし、クリームはん
だの残留を防止する。
【0083】図8は本発明の実施例の図を示す。
【0084】同図(a)において、前述の図1に示した
切れ目部2を形成したスキージ1において、所定の間隔
を持つ切れ目部2をスキージ1の幅方向に複数個数形成
する。また、同図(b)において、前述の図3に示した
所定の幅寸法を持つスキージ可動部8をスキージ1の幅
方向に複数個数形成する。またさらに、同図(c)にお
いて、前述の図4に示した所定の幅寸法を持つスキージ
可動部28をスキージ1の幅方向に複数個数形成する。
これにより、様々なドーム部を形成したドーム印刷版に
適用可能なスキージ1を提供する。
【0085】次に、ドーム仕様印刷版について説明す
る。
【0086】複数の印刷版でドーム仕様印刷版を構成す
るもので、スキージの移動方向に対してクリームはんだ
を良好に供給できる範囲のみを印刷対象範囲とするもの
である。すなわち、プリント回路板の特定のフットプリ
ントにクリームはんだを供給することを禁止する密閉部
を形成した第1の印刷版と、前記の密閉部にクリームは
んだを供給する印刷孔を設けた第2の印刷版とでドーム
仕様印刷版を構成する。
【0087】要するに、複数の印刷版を用い、スキージ
の移動方向に対してクリームはんだを良好に供給できる
範囲のみを印刷対象範囲とするように印刷工程を複数回
に分割することで、良好な印刷を行うものである。
【0088】図9は本発明の実施例の図を示す。同図は
前記の密閉部を形成した第1の印刷版を示すものであ
る。
【0089】同図において、前述の図15で示したよう
に剣スキージを使用してドーム印刷版に形成されたドー
ム部54を乗り上げるように構成されたスキージ55を
使用する場合について説明する。第1の印刷版51は、
所定のフットプリントにクリームはんだを供給する印刷
孔52を形成する印刷孔領域52aと、ドーム部54を
含みクリームはんだの印刷方向に対して直交する方向に
クリームはんだを供給することを禁止する密閉部53と
を形成する。なお、印刷孔52は、スキージの移動方向
に対してクリームはんだを良好に供給できる範囲のみに
形成する。
【0090】密閉部53は、同図(a)に示すように印
刷方向に対して直交する方向にドーム部54と同一寸法
に短冊状に形成してもよいし、同図(b)に示すように
印刷方向に対して直交する方向にドーム部54より大き
めの寸法を持つ短冊状に形成してもよい。
【0091】図10は本発明の実施例の図を示す。同図
は第2の印刷版を示すものである。
【0092】同図において、第2の印刷版61は、ドー
ム部54を含め前述の密閉部53と同一の投影面積を持
つ短冊状に形成し、密閉部53に相当する範囲内に形成
されたフットプリントにクリームはんだを供給する印刷
孔62を形成する。
【0093】図11は本発明の実施例の図を示す。
【0094】同図は図10に示した第2の印刷版を使用
し、第1の印刷版51によって印刷されたクリームはん
だ印刷済み領域64以外を印刷対象範囲とするものであ
る。なお、第2の印刷版61におけるクリームはんだの
印刷方向は、同図(a)に示すように、第1の印刷版5
1におけるクリームはんだの印刷方向に対して直交する
方向でもよいし、同図(b)に示すように、第1の印刷
版51におけるクリームはんだの印刷方向に対して同一
方向でもよい。
【0095】図12は本発明の実施例の図を示す。同図
(a)は第2の印刷版を示すものであり、同図(b)は
同図(a)に示した第2の印刷版を使用し、第1の印刷
版によって印刷された後に印刷する形態をそれぞれ示し
ている。
【0096】同図(a)において、第2の印刷版71
は、前述の図9で示した第1の印刷版51と同一の投影
面積を持ち、さらに、第1の印刷版51に形成した印刷
孔領域52aと、ドーム部54とを含む箇所を凸型にし
てドーム部74を形成する。また、前記密閉部53に相
当する範囲内に形成された前記特定のフットプリントに
クリームはんだを供給する印刷孔72を形成する。
【0097】同図(b)において、前記第2の印刷版7
1に形成したドーム部74は、第1の印刷版によって印
刷されたクリームはんだ印刷済み領域64(図11参
照)およびドーム部を含むものである。従って、第2の
印刷版71は、このドーム部74以外を印刷対象範囲と
するものである。この例では、複数の印刷版において、
印刷版の大きさを同一とすることで印刷設備を共有しや
すくする。
【0098】なお、第2の印刷版71におけるクリーム
はんだの印刷方向は、同図(b)に示すように、第1の
印刷版51におけるクリームはんだの印刷方向に対して
直交する方向でもよいし、第1の印刷版51におけるク
リームはんだの印刷方向に対して同一方向でもよい。
【0099】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、次
に示すような効果が期待できる。
【0100】屈曲性と弾性とを持つ材料で形成したドー
ム仕様印刷版におけるスキージにおいて、ドーム部の幅
方向に対応する箇所に切れ目部を形成することにより、
ドーム部のみをなぞるようにして避けることが可能とな
るので、ドーム部以外の範囲にクリームはんだを良好に
供給することができる。このため、表面実装部品の実装
位置は制限がなくなる。
【0101】さらに、上記スキージにおいて、切れ目部
に挟まれた箇所に薄肉部を形成することにより、スキー
ジに所望のしなりを得ることができるとともに、印刷時
の印刷圧力を大きく設定することが可能となり、良好な
印刷を可能とすることができる。
【0102】また、ドーム仕様印刷版におけるスキージ
において、ドーム部に対応する箇所に可動手段を備える
ことにより、ドーム部のみを避けていくので、表面実装
部品の実装位置に制限がなくなるとともに、良好に印刷
をすることができる。
【0103】さらに、前記可動手段は、ドーム印刷版の
ドーム部と接触する際にスキージがドーム部と干渉する
部分を回動自在にすることにより、スキージはドーム部
に当たると回動動作によって自動的にドーム部のみを避
けることができる。
【0104】さらに、前記可動手段は、ドーム印刷版の
ドーム部と接触する際にスキージがドーム部と干渉する
部分を上下方向に移動自在にすることにより、スキージ
はドーム部に接触するとドーム部の形状に倣って上方向
への移動動作によって自動的にドーム部のみを避けるこ
とができる。特に、ドーム部の立ち上がり角度が鈍角の
場合に有効であり、かつ、クリームはんだのドーム印刷
版の版上への残留を少なくすることができる。
【0105】さらに、前記可動手段は、ドーム印刷版の
ドーム部と接触する際にスキージがドーム部と干渉する
部分を回動自在にするとともに上下方向に移動自在にす
ることにより、スキージはドーム部に当たると回動動作
によってドーム部の一部を避けるとともに、その後、ド
ーム部の形状に倣って上方向への移動動作によって自動
的にドーム部のみを避けることになる。特に、ドーム部
の立ち上がり角度が鋭角な場合やドーム部の高さ寸法が
大きい場合に効果が大きい。
【0106】さらに、前記可動手段は、所定の負荷が加
わったときに可動し、所定の負荷が解放されると元に戻
るような負荷機構を備えることにより、印刷時の印刷圧
力を大きく設定することが可能となり、より一層、印刷
性が向上する。また、ドーム部を通過した際にスキージ
が元の位置に素早く戻るので、ドーム部近傍でのクリー
ムはんだの印刷残留が少なくなる。特に、上下方向に移
動自在とする機構を持つスキージに対して効果が大き
い。
【0107】さらに、前記ドーム仕様印刷版におけるス
キージは、硬質の金属で形成することにより、ドーム部
以外の箇所はドーム印刷版の表面と確実に接触し、クリ
ームはんだ残留、クリームはんだ過多、あるいは、えぐ
れによるクリームはんだ不足をなくすることができる。
【0108】さら、前記可動手段は、可動部を硬質の金
属で形成し、先端部を屈曲性と弾性とを持つ材料で形成
することにより、ドーム部近傍でのクリームはんだ残留
を一層抑制することができる。特にドーム形状が丸型の
場合に効果が大きい。
【0109】また、さらに前記切れ目部または可動手段
は、スキージの可動範囲を覆う薄膜部材を形成すること
により、スキージの可動部の隙間をなくすることができ
るので、クリームはんだの残留を防止することができ
る。
【0110】またさらに、前記切れ目部または可動手段
は、スキージの幅方向に複数個数形成することにより、
様々なドーム仕様印刷版に適用可能なスキージを提供す
ることができる。したがって、スキージの汎用性を高め
ることができる。
【0111】また、プリント回路板の特定のフットプリ
ントにクリームはんだを供給することを禁止する密閉部
を形成した第1の印刷版と、前記のプリント回路板の特
定のフットプリントにクリームはんだを供給する印刷孔
を設けた第2の印刷版とを形成し、複数の印刷版でドー
ム仕様印刷版を構成し、印刷工程を複数回に分割するこ
とにより、スキージの移動方向に対してクリームはんだ
を良好に供給できる範囲のみを印刷対象範囲とすること
ができるので、表面実装部品の実装位置に制限がなくな
るとともに、良好な印刷を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の図である。
【図2】本発明の実施例の図である。
【図3】本発明の実施例の図である。
【図4】本発明の実施例の図である。
【図5】本発明の実施例の図である。
【図6】本発明の実施例の図である。
【図7】本発明の実施例の図である。
【図8】本発明の実施例の図である。
【図9】本発明の実施例の図である。
【図10】本発明の実施例の図である。
【図11】本発明の実施例の図である。
【図12】本発明の実施例の図である。
【図13】従来技術の図である。
【図14】従来技術の図である。
【図15】従来技術の図である。
【符号の説明】
1:スキージ 2:切れ目部 3:薄肉部 5:支点部 6,26:付圧要素 7,27:スキージ本体 8,28:スキージ可動部 9,29:スキージ先端部 30:薄膜部材 51:第1の印刷版 53:密閉部 61,71:第2の印刷版 62,72:印刷孔

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ドーム印刷版を通してプリント回路板のフ
    ットプリントにクリームはんだを供給する屈曲性と弾性
    とを持つ材料で形成したドーム仕様印刷版におけるスキ
    ージにおいて、 ドーム印刷版に形成されたドーム部の幅方向に対応する
    箇所の近傍に切れ目部(2)を形成する、 ことを特徴とするドーム仕様印刷版におけるスキージ。
  2. 【請求項2】前記ドーム仕様印刷版におけるスキージ
    は、 切れ目部(2)に挟まれた箇所に薄肉部(3)を形成す
    る、 ことを特徴とする請求項1記載のドーム仕様印刷版にお
    けるスキージ。
  3. 【請求項3】ドーム印刷版を通してプリント回路板のフ
    ットプリントにクリームはんだを供給するドーム仕様印
    刷版におけるスキージにおいて、 ドーム印刷版のドーム部に対応する箇所にスキージを可
    動自在にする可動手段を備える、 ことを特徴とするドーム仕様印刷版におけるスキージ。
  4. 【請求項4】前記可動手段は、 ドーム印刷版のドーム部と接触する際にスキージがドー
    ム部と干渉する部分を回動自在にする、 ことを特徴とする請求項3記載のドーム仕様印刷版にお
    けるスキージ。
  5. 【請求項5】前記可動手段は、 ドーム印刷版のドーム部と接触する際にスキージがドー
    ム部と干渉する部分を上下方向に移動自在にする、 ことを特徴とする請求項3記載のドーム仕様印刷版にお
    けるスキージ。
  6. 【請求項6】前記可動手段は、 ドーム印刷版のドーム部と接触する際にスキージがドー
    ム部と干渉する部分を回動自在にするとともに上下方向
    に移動自在にする、 ことを特徴とする請求項3ないし請求項5のいずれか1
    項記載のドーム仕様印刷版におけるスキージ。
  7. 【請求項7】前記可動手段は、 所定の負荷が加わったときに可動し、所定の負荷が解放
    されると元に戻るような負荷機構を備える、 ことを特徴とする請求項3ないし請求項6のいずれか1
    項記載のドーム仕様印刷版におけるスキージ。
  8. 【請求項8】前記ドーム仕様印刷版におけるスキージ
    は、 硬質の金属で形成する、 ことを特徴とする請求項3ないし請求項7のいずれか1
    項記載のドーム仕様印刷版におけるスキージ。
  9. 【請求項9】前記可動手段は、 可動部を硬質の金属で形成し、先端部を屈曲性と弾性と
    を持つ材料で形成する、 ことを特徴とする請求項3ないし請求項7のいずれか1
    項記載のドーム仕様印刷版におけるスキージ。
  10. 【請求項10】前記切れ目部(2)または可動手段は、 スキージの可動範囲を覆う薄膜部材(30)を形成す
    る、 ことを特徴とする請求項1,3,4,5,6,7,8,
    または9記載のドーム仕様印刷版におけるスキージ。
  11. 【請求項11】前記切れ目部(2)または可動手段は、 スキージの幅方向に複数個数形成する、 ことを特徴とする請求項1,3,4,5,6,7,8,
    9または10記載のドーム仕様印刷版におけるスキー
    ジ。
  12. 【請求項12】ドーム仕様印刷版において、 プリント回路板の特定のフットプリントにクリームはん
    だを供給することを禁止する密閉部(53)を形成した
    第1の印刷版(51)と、 前記のプリント回路板の特定のフットプリントにクリー
    ムはんだを供給する印刷孔(62,72)を設けた第2
    の印刷版(61,71)とを形成し、 第1の印刷版(51)と第2の印刷版(61,71)と
    を含む複数の印刷版でドーム仕様印刷版を構成する、 ことを特徴とするドーム仕様印刷版。
  13. 【請求項13】前記第1の印刷版(51)は、 所定のフットプリントにクリームはんだを供給する印刷
    孔(52)と、 クリームはんだの印刷方向に対して直交する方向に前記
    密閉部(53)とを形成する、 ことを特徴とする請求項12記載のドーム仕様印刷版。
  14. 【請求項14】前記第2の印刷版(61)は、 ドーム部54を含め前記密閉部(53)と同一の投影面
    積を持つ短冊状に形成し、 前記密閉部(53)に相当する範囲内に形成された前記
    特定のフットプリントにクリームはんだを供給する印刷
    孔(62)を形成する、 ことを特徴とする請求項12記載のドーム仕様印刷版。
  15. 【請求項15】前記第2の印刷版(71)は、 前記第1の印刷版(51)と同一の投影面積を持ち、ド
    ーム部および第1の印刷版(51)に設けた所定のフッ
    トプリントにクリームはんだを供給する印刷孔(52)
    に対応する箇所を凸型に形成し、 前記密閉部(53)に相当する範囲内に形成された前記
    特定のフットプリントにクリームはんだを供給する印刷
    孔(72)を形成する、 ことを特徴とする請求項12記載のドーム仕様印刷版。
  16. 【請求項16】ドーム印刷版を通してプリント回路板の
    フットプリントにクリームはんだを供給するドーム仕様
    印刷版におけるクリームはんだの印刷方法において、 スキージの移動方向に対してドーム印刷版に形成された
    ドーム部と干渉する箇所に可動部を形成したスキージを
    使用し、 前記スキージを一方向より移動させてプリント回路板の
    フットプリントにクリームはんだを供給する、 ことを特徴とするドーム仕様印刷版におけるクリームは
    んだの印刷方法。
  17. 【請求項17】ドーム印刷版を通してプリント回路板の
    フットプリントにクリームはんだを供給するドーム仕様
    印刷版におけるクリームはんだの印刷方法において、 プリント回路板の特定のフットプリントにクリームはん
    だを供給することを禁止する密閉部(53)を形成した
    第1の印刷版(51)を使用しスキージを一方向から移
    動させてプリント回路板のフットプリントにクリームは
    んだを供給する第1の印刷工程と、 前記プリント回路板の特定のフットプリントにクリーム
    はんだを供給する印刷孔(62,72)を設けた第2の
    印刷版(61,71)を使用しスキージを一方向から移
    動させてプリント回路板のフットプリントにクリームは
    んだを供給する第2の印刷工程とを備える、 ことを特徴とするドーム仕様印刷版におけるクリームは
    んだの印刷方法。
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