JP2002001914A - スクリーン印刷機用スキージ - Google Patents

スクリーン印刷機用スキージ

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JP2002001914A
JP2002001914A JP2001191996A JP2001191996A JP2002001914A JP 2002001914 A JP2002001914 A JP 2002001914A JP 2001191996 A JP2001191996 A JP 2001191996A JP 2001191996 A JP2001191996 A JP 2001191996A JP 2002001914 A JP2002001914 A JP 2002001914A
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JP
Japan
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squeegee
screen
printing
printing machine
screen printing
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Application number
JP2001191996A
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Inventor
Okie Tani
興衛 谷
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Tani Denkikogyo Co Ltd
Original Assignee
Tani Denkikogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スクリーン印刷の高精度・高密度化、なかんず
くプリント回路基板に対するチップ状電子部品の実装の
高精度・高密度化の実現を図る。 【解決手段】炭素鋼帯ないし合金鋼帯から製出した肉厚
の薄いスキージであって、印刷時にスクリーン1の上面
と接触する該スキージの先端部3を丸く形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術】本発明は、被印刷物に対し所定の
パターン開孔を有するスクリーンを介して粘性印刷材料
を印刷するスクリーン印刷機に使用するスキージに関す
る。
【0002】
【従来の技術】スクリーン印刷機においては、スキージ
はスクリーンの上面と接触した状態で直線的に摺動せし
められ、その摺動によって粘性印刷材料を該スクリーン
のパターン開孔に強制導入して被印刷物に転写するため
の機械要素としての不可欠のものであるが、従来公知の
スキージの形状としては図3〜5に示すように三つのタ
イプに大別することができる。すなわち、その第1のも
のとは、図3に示されている“剣形スキージ”と呼称さ
れているもので、その第2のものは、図4にしめされて
いる“平形スキージ”と呼称されているものであり、ま
た、その第3のものは、図5に示されている“角形スキ
ージ”と呼称されているものである。そして、これらの
従来例としては、ゴム質弾性体で形成された柔軟なもの
が従来より広く一般に使用されてきた。ゴム質弾性体で
“剣形”に形成されたものの従来例としては、例えば特
公平1−19275号公報に記載されているものを挙げ
ることができる。
【0003】スキージはそのホルダー、すなわち保持具
に取り付けて使用するものであることはいうまでもない
が、使用に当たっては、一般に、上記剣形スキージはそ
の先端部である剣先をスクリーン上面にほぼ直角に接触
させて使用し、上記角形スキージはその先端部である隅
角部をスクリーン上面にほぼ直角に接触させて使用し、
また、上記平形スキージはその先端部の隅角部をスクリ
ーン上面に接触させて使用するためにホルダーに斜めに
取り付けて使用する。
【0004】従来公知の上記の如き柔軟性のあるスキー
ジについては、それが粘性度の比較的低い印刷材料、例
えば、粘性度が0.2〜2.0×106 cP(センチ
ポイズ)程度の印刷インク、接着剤等をスクリーン印刷
する場合であって、しかも高精度ないし高密度の印刷を
特に必要としないような場合には、特に問題とすべき点
はないと云ってよい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし乍ら、粘性度の
高い印刷材料、例えば、鉛、錫等の合金粉末と高粘度液
状フラックスとを練り合わせてクリーム状にした半田ペ
ーストや高粘度接着剤のように粘性度が≧700,00
0cPもある印刷材料をスクリーン印刷する場合であっ
て、しかも高精度ないし高密度の印刷を必要とするよう
な場合には、そのスクリーン印刷に前記した従来公知の
スキージの如き柔軟なスキージを使用すると、次に述べ
るような各種の不都合な事態を惹起する。
【0006】すなわち、例えば、プリント回路基板上に
チップ状電子部品を実装する際に、その実装作業に先行
して行う半田ペーストの該基板に対するスクリーン印刷
の場合についてみると、先ず第一に、半田ペーストの粘
性が極めて高い一方、スキージが柔軟であるため、スク
リーン印刷中における該スキージの撓曲変形の度合いが
必然的に大きくなり、例えば図6Aに示すように、スク
リーン1のパターン開孔1Aが大きくなればなるほど、
該スキージNの先端の開孔1A内への変形突出度合いが
大きくなり、それに応じて、図6Bに示すように、プリ
ント回路基板Pに印刷された半田ペーストの印刷膜4上
面の凹みが大きくなる傾向がみられ、また、第2に、柔
軟なスキージNのスクリーン1に対する印圧、すなわ
ち、その先端部がスクリーン1の表面と接触して摺動す
る際の摺接圧力は、比較的弱いため、高い粘性を有する
半田ペーストのスクリーン1の開孔1A内への強制導入
は、開孔1Aが小さくなればなるほどより困難となる傾
向が見られるし、さらにまた、第3に、ゴム質弾性体に
あっては、剛性を欠くため、それを用いて肉厚が薄くて
しかも機械的強度の強いスキージを作ることは困難であ
る。
【0007】半田ペーストのスクリーン印刷に使用され
るスクリーンは、一般にステンレス鋼板で作られ、その
厚みを可能な限り薄くすると共に、それに穿設されるパ
ターン開孔をも小さくし、かつ互いに隣接する孔同志間
の間隔を挾くすることによって、微小な印刷パターンに
よる高精度・高密度のスクリーン印刷が可能となるわけ
であるが、それを真に可能ならしめるためには、それら
の諸条件のほかに、スキージそれ自体を改善することが
必要不可欠である。
【0008】本発明は、かような要請に基づいてなされ
たものであって、スクリーン印刷の高精度・高密度化、
なかんずくプリント回路基板に対するチップ状電子部品
の実装の高精度・高密度化の実現に資することのできる
新規なスクリーン印刷機用スキージを提供することをそ
の主たる目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るスクリーン印刷機用スキージは、炭素
鋼帯から製出した肉厚の薄いスキージであって、印刷時
にスクリーンの上面と接触する該スキージの先端部を丸
く形成したことを特徴とするものである。
【0010】また、本発明に係るスクリーン印刷機用ス
キージは、合金鋼帯から製出した肉厚の薄いスキージで
あって、印刷時にスクリーンの上面と接触する該スキー
ジの先端部を丸く形成したことを特徴とするものであ
る。
【0011】さらに、本発明に係るスクリーン印刷機用
スキージは、スキージ先端部の断面形状をほぼ半円弧状
としたことを特徴とするものである。
【0012】また、本発明に係るスクリーン印刷機用ス
キージは、スキージの厚みが0.5mm以下であること
を特徴とするものである。
【0013】
【実施例】以下、本発明につき、その実施例を示した添
付図面を参照して詳述する。
【0014】図において、1はパターン開孔1Aを有す
るメタルスクリーン、Pは被印刷物であるプリント回路
基板、2はスキージ、3は該スキージの先端部である。
スキージ2は、薄板ばね材料として使用される大なる剛
性と弾性とを併有する炭素鋼帯ないし合金鋼帯から製出
した薄い帯状鋼体で形成されていて、スクリーン1の上
面と接触する先端部3は、該スクリーン上面と接触して
摺動する際の摩擦を最小限ならしめるため、ほぼ断面半
円弧状に丸く形成されている。スキージ2の厚みは、
0.5mm以下であることが望ましく、前記の如き弾性
と剛性の大なる炭素鋼帯又は合金鋼帯から製出したもの
を使用する場合には、0.1〜0.05mm程度の厚み
とすることができ、その程度の極めて薄い厚みのもので
も、印刷作業中、スキージとして、優れた実用性を発揮
するものであることが実験によって実証されている。
【0015】図7A及び図Bは、本発明に係るスキージ
2のスクリーン1に対する接面状態及び印刷の仕上がり
状態をそれぞれ図解したものである。該スキージは、前
述したように、大なる弾性と剛性とを併有し、柔軟な前
記従来公知のスキージにおけるような大なる変形を起こ
さないため、その先端のスクリーン1の孔1A内への変
形による突出はおこらないので、孔1Aの大小に拘わら
ず、常に均一かつ良好な印刷を実現することが可能とな
【0016】
【発明の効果】本発明は、叙上の如く構成されているの
で、以下に記載されるような効果を奏する。
【0017】すなわち、本発明に係るスクリーン印刷機
用スキージは、炭素鋼帯ないし合金鋼帯から製出した肉
厚の薄いスキージであって、印刷時にスクリーンの上面
と接触する該スキージの先端部を丸く形成したものであ
るから、両者間の接触面積が極めて小さくなることに加
えて、適正な印圧が得やすく、しかも該スキージが摺動
する際の摩擦が極めて小さくなるので、スキージないし
スクリーンを傷める危険を少なくすると共に、スキージ
のスクリーンに対する接面精度を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてのスキージの斜視図。
【図2】上記スキージの一部拡大断面図。
【図3】従来例の断面図。
【図4】他の従来例の断面図。
【図5】他の従来例の断面図。
【図6A】公知の柔軟なスキージのスクリーンに対する
接面状態を示す一部縦断正面図。
【6B】図6Aに示すスキージによる印刷の仕上がり状
態を示す縦断正面図。
【図7A】本発明に係るスキージのスクリーンに対する
接面状態を示す一部縦断正面図。
【図7B】図7Aに示したすスキージによる印刷の仕上
がり状態を示す縦断正面図。
【符号の説明】
1 スクリーン P プリント基板 2 スキージ 3′ スキージ先端部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炭素鋼帯から製出した肉厚の薄いスキー
    ジであって、印刷時にスクリーンの上面と接触する該ス
    キージの先端部を丸く形成したことを特徴とするスクリ
    ーン印刷機用スキージ。
  2. 【請求項2】 合金鋼帯から製出した肉厚の薄いスキー
    ジであって、印刷時にスクリーンの上面と接触する該ス
    キージの先端部を丸く形成したことを特徴とするスクリ
    ーン印刷機用スキージ。
  3. 【請求項3】 スキージ先端部の断面形状をほぼ半円弧
    状としたことを特徴とする請求項1又は2に記載のスク
    リーン印刷機用スキージ。
  4. 【請求項4】 スキージの厚みが0.5mm以下である
    ことを特徴とする請求項1、2又は3に記載のスクリー
    ン印刷機用スキージ。
JP2001191996A 1993-05-19 2001-05-21 スクリーン印刷機用スキージ Pending JP2002001914A (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001191996A JP2002001914A (ja) 1993-05-19 2001-05-21 スクリーン印刷機用スキージ

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JP15306493 1993-05-19
JP5-153064 1993-05-19
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011187178A (ja) * 2010-03-04 2011-09-22 Jx Nippon Mining & Metals Corp リチウムイオン電池用正極及びその製造方法
US9883841B2 (en) 2011-11-15 2018-02-06 Solutions For Tomorrow Ab Apparatus, systems and methods for producing X-ray images

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011187178A (ja) * 2010-03-04 2011-09-22 Jx Nippon Mining & Metals Corp リチウムイオン電池用正極及びその製造方法
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